JPH05218063A - 相補形ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

相補形ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法

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JPH05218063A
JPH05218063A JP4219154A JP21915492A JPH05218063A JP H05218063 A JPH05218063 A JP H05218063A JP 4219154 A JP4219154 A JP 4219154A JP 21915492 A JP21915492 A JP 21915492A JP H05218063 A JPH05218063 A JP H05218063A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相補形NPN及びPNPヘテロ接合バイポー
ラトランジスタを単一基層上に製造するための選択的分
子ビームエピタキシー方法の提供。 【構成】 NPN若しくはPNPプロフィールのいづれ
かを分子ビームエピタキシープロセスによって基層上に
付与し、付与されたプロフィール上に窒化けい素を付与
し、基層上の所定エリアにおいてプロフィール及び窒化
けい素層をエッチングによって除去し、基層に所定の温
度まで熱を加えて残りの窒化けい素層を強化し、前に付
与されなかったPNP若しくはNPNプロフィールを残
りの窒化けい素層及び選択的にエッチングされた基層エ
リアの上に付与し、残りの窒化けい素層及び残りの窒化
けい素層上に付与されたプロフィールをエッチングによ
って除去して隣接するNPN及びPNPプロフィールを
基層上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本発明は、一般に、単一基層上の相補形
NPN及びPNPバイポーラトランジスタの製造方法、
より詳しくは、単一基層上に相補形NPN及びPNPヘ
テロ接合バイポーラトランジスタを製造するための選択
的分子ビームエピタキシー方法に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】所望のNPN若しくはPNP半導
体デバイスを製造するため、従来技術では異なる方法が
知られている。NPN及びPNPバイポーラトランジス
タそれら両方を含む回路を製造する場合、別々の基層上
にそれらのトランジスタを形成する必要があると考える
ことがある。しかしながら、相補形NPN・PNPバイ
ポーラトランジスタを同一基層上に成長させることによ
り、多くの分野で多大な利点がもたらされることが知ら
れている。このような相補形デバイスは、これに限定さ
れるものではないが、共に公知技術であるプッシュ・プ
ル電力増幅器及び能動負荷を組み入んだ回路に適用でき
る。別々のNPN及びPNPトランジスタと比較した場
合の相補形NPN/PNPバイポーラトランジスタの利
点が、P.R.Gray及びR.G.Meyer等によ
る「Analysis and Design of
Analog Integrated Circuit
s」(John Wiley & Sons, New
York, 1977)に更に詳しく記述されてい
る。シリコンから形成された半導体デバイスに対して、
拡散やイオン注入のような現存の製造技術を用いて同一
基層上の有用な回路にバイポーラNPN・PNPトラン
ジスタを製造することが可能である。
【0003】今日のようにパイポーラトンラジスタに周
波数とスピードが要求されることを考えれば、非常に有
用なものとされるデバイスは、ヘテロ接合型パイポーラ
(HBT)トランジスタ、即ち、GaAs/AlGaA
s(ガリウム ひ化物/アルミニウム・ガリウム ひ化
物)若しくはInGaAs/InAlAs/InP(イ
ンジウム ガリウム ひ化物/インジウム アルミニウ
ム ひ化物/インジウム リン化物)で一般的に構成さ
れた異なる物質の少なくとも1つのPN接合を含むバイ
ポーラトランジスタである。相補形シリコンNPN・P
NPバイポーラトランジスタに適用できる製造技術は一
般に、GaAs/AlGaAsやInGaAs/InA
lAs/InP HBTsのような型には適していな
い。
【0004】分子ビームエピタキシーは、正確なドーピ
ングと厚いコンストレイト(constraints) を必要とする
半導体デバイスを製造する場合に一般的に使用される。
それがシリコンホモ接合であっても、GaAs/AlG
aAs若しくはInGaAs/InAlAs/InPヘ
テロ接合トランジスタデバイスであっても、同一基層上
に分子ビームエピタキシーを用いてNPN・PNPトラ
ンジスタを製造ししかも質の高いデバイスを作り出すこ
とは、今まで不可能と考えられてきた。従来試みた1つ
の方法は、ある基層上にNPN若しくはPNPプロフィ
ール(profile)のいづれかを製造し、その後、その形成
されたプロフィールを窒化けい素層で覆うというもので
ある。窒化けい素は適当な方法により、相対するNPN
若しくはPNPプロフィールを成長させる基層領域から
除去される。この手続きによれば、既に成長させたNP
N若しくはPNPプロフィールに対して他のプロフィー
ルの成長処理の間に損失を与えてしまうため、全く完全
なものを製造することはできない。それ故、このような
手続きは最終デバイスの応答特性を劣化させる。
【0005】相補形HBTを開発するために金属有機気
相エピタキシー(metal organic vapor phase epitaxy)
(MOVPE)を用いる方法が最近ある文献で報告され
た。David B. Slater、Jr.等による
「Monolithic Integration o
f Complementary HBT’s ByS
elected MOVPE」、IEEE Elect
ron Device、Letters、Vol.1
1、No.4、1990年4月を参照。この手続きで
は、先ず、PNP若しくはNPNプロフィールをMOV
PEプロセスを用いて設けた後、窒化けい素のマスクが
そのプロフィール上に付与される。窒化けい素のマスク
を選択的にエッチングして取り除き、そうして残りのN
PN構造を設けることができる。この手続きによっても
ある程度の成功は得られるが、こうして得られた相補形
HBTデバイスの性能は低い。また、MOVPEプロセ
スのパラメータ制御は分子ビームエピタキシーによって
達成し得るパラメータ制御と同じではない。
【0006】ここで必要となるものは、共通基層上の相
補形NPN・PNP HBTデバイスを成長させること
ができる分子ビームエピタキシー手続きである。従っ
て、本発明の目的はそのような方法を提供することにあ
る。
【0007】
【発明の概要】分子ビームエピタキシーによって共通基
層上に相補形NPN及びPNPヘテロ接合バイポーラト
ランジスタを製造する方法が開示されている。このエピ
タキシャル成長手続きにおいては、NPN若しくはPN
Pプロフィールが最初に適切な基層上に付与される。そ
の後、窒化けい素層が蒸着プロセスによってこのプロフ
ィールの上部に付与され、この窒化けい素はマスキング
物質として機能する。次に、レジスト層が窒化けい素マ
スキング物質上に付与される。パターン化されたマスキ
ング物質層をレジスト層に関連する形態として所望のパ
ターンを形成する。このレジスト層は従来と同様の方法
でマスキング物質を通じて照射され且つエッチングさ
れ、相対するHBT構造が製造される基層上のエリアを
溶解し、除去する。開口エリアにおいて基層が再びエッ
チングされ、適切なエピタキシャル成長を行なうために
清浄された表面を露出する。次に、基層を加熱すること
によって窒化けい素マスキング物質が強化(densified)
され、真空中でプロフィール層を成長させる。NPN若
しくはPNP相補形デバイスプロフィールが分子ビーム
エピタキシーによって付与され、露出された基層上に質
の高い結晶性プロフィール層を、窒化けい素マスキング
フィルム上に多結晶質物質を形成する。その後、成長さ
せたプロフィール層の上部にレジストが付与され、適当
なマスクがレジスト層に関連して形成される。多結晶質
層がエッチングによって除去され、この結果、2つの隣
接する相補形NPN及びPNP構造が同一の基層上に形
成される。
【0008】HBTトランジスタ回路自身を開発するに
は、上で形成された構造を適当なチャンバに位置づけて
更に処理を施す。以下の製造段階においては、所望のエ
ミッタ及びベースメサ(mesa) が適当なオーム接触と共
に開発される。本発明のより好ましい実施例によれば、
Pオーム接触はNオーム接触でなされるのと同様な方法
で、NPN及びPNPプロフィール上で同時に開発され
る。残りの層も付与され、こうして多くの所望の特性を
有する有用なソリッドステート回路を形成する。
【0009】本発明の他の目的、利点、及び特徴は、以
下の記述及び請求項を添付図面とともに参照することに
よって明かとなるであろう。
【0010】
【実施例】より好ましい実施例である以下の記述は単な
る例であり、本発明若しくはその適用若しくはその使用
を限定する趣旨ではない。図1は、共通基層上に相補形
NPN・PNP型プロフィールを製造する方法が示す。
図1において、参照番号10は、本発明のより好ましい
実施例の1つに従って種々の開発段階を通じて形成され
ている製造中の構造を示す。構造10は図1の(A)〜
(F)に示した種々の製造段階の各々において、適当な
真空チャンバ(図示せず)に配置されるであろうことに
注意していただきたい。また、これらのプロフィールは
分子ビームエピタキシーによって付与され、またその手
続きは当業者によく知られたものであるということにも
注意していただきたい。
【0011】図1の(A)を参照すると、半絶縁(semi
-insulating)GaAs基層12が示されている。基層1
2上には、PNPプロフィール14が分子ビームエピタ
キシーによって所望の厚さまで成長されている。図1に
おいて、プロフィール14(その下のプロフィール12
も同様)は単一層として示されているが、図2を参照し
つつ以下に記述している通り、実際には正確に成長させ
た一連のフィルムを含むことが理解されよう。また、G
aAs基層12は例として用いられており、InPのよ
うな他の適当な基層を用いて等しく置換できる。更にま
た、PNPプロフィール14を最初に成長させる。なぜ
なら、PNPプロフィールは最終デバイスのNPNプロ
フィールに比べてより大きなエリアで用いられ、このよ
うにNPNプロフィールの前にPNPプロフィールを下
の配置した場合には、より質の高いデバイスを作るのに
より適しているからである。それ故、NPNプロフィー
ルを初めに付与することは、本発明の範囲内となること
が理解されよう。
【0012】図1の(B)は、基層12と向き合ったP
NPプロフィール14上に、プラズマ強化型(enhanced)
気相成長法のようなプロセスによって付与された窒化け
い素層16を示す。窒化けい素層16は、PNP HB
Tが製造されるエリアに成長させるPNP層をシールド
するためにブロッキング層として用いられるものであ
る。PNPプロフィール14上に窒化けい素層16を付
与する他の方法も、本発明の範囲にあることに注意すべ
きであろう。
【0013】次に、レジスト層18が、窒化けい素層1
6上によく知られたプロセスによって付与される。マス
ク20が層18の上に形成され、基層12上のPNPプ
ロフィールエリアの所望パターンを確立するために用い
られる。図1の(B)では、マスク20はレジスト層1
8上部でいくらかの適当な距離をおいて示されている
が、このマスク20をレジスト層18上を含む他のレベ
ルに位置付けることも知られている。レジスト層18の
いくつかのエリアを照射によって露光するため、マスク
20に形成された穴を通じてレジスト層18が照射によ
って露光され、所望のPNPエリアを窒化けい素層16
の上に確立する。その後、レジスト層18が適当な溶剤
によって現像(develop) され、この現像により、照射に
よって露光されたエリアは溶解され、露光されなかった
レジストエリアは溶解されない。次に、エッチング剤溶
液が窒化けい素層16に付与され、レジスト層18の溶
解領域と一致するエリアの窒化けい素が除去され、PN
Pプロフィール層が下方で露出される。図1の(B)
は、レジスト層18をエッチングして、マスク20のパ
ターンによって表された窒化けい素層16を露出し且つ
除去した後の構造10を示す。
【0014】図1の(C)には、PNPプロフィール層
14上のパターン化された窒化けい素層16が示されて
おり、NPNプロフィールが成長される基層12のエリ
アを清浄する。特に、プロフィール層14とそれに対応
する窒化けい素層16は、上述のように、相補形NPN
プロフィール層が付与されるエリアで適当な溶剤によっ
てエッチングされる。残りのレジスト層18も、適当な
溶剤によって溶解される。その後、GaAs基層12が
露出エリアでエッチングされ、清浄した表面に対して適
当なエピタキシャル成長を利用できるようにする。更
に、残りの窒化けい素マスク層16が、真空内で構造1
0全体をほぼ350°Cまで熱を加えることによって強
化(densify)される。これにより、清浄され、ガス抜き
された稠密な窒化けい素層16が、構造10を分子ビー
ムエピタキシャル成長チャンバに再導入する前に提供さ
れることになる。
【0015】図1の(D)には、PNPプロフィール1
4上部の残りの窒化けい素層16上で分子ビームエピタ
キシーによってNPNプロフィール層22を成長させた
ものと、清浄されエッチングされた基層12の一部が示
されている。この手続きによれば、質の高い結晶質のエ
ピタキシャルフィルム層が基層12の清浄エリア上に形
成され、多結晶質物質が窒化けい素層16上に形成され
る。NPNプロフィール層22が第2のレジスト層24
で覆われ、適当なマスク26が所望のNPNパターンに
従って図1の(E)に示すように位置付けられる。照射
段階が実行されると、PNPプロフィールに関連して上
で述べたようにレジスト層24が溶解される。図1の
(E)は、レジスト層24がマスク26を通じて照射さ
れ、その照射位置において適当な溶液によってエッチン
グされた後の構造10を示している。次に、NPNプロ
フィール22の多結晶質部分が適当な溶液によってエッ
チングされ、残りのレジスト層24と同様に、2つの隣
接領域、PNPプロフィール14及びNPNプロフィー
ル22が図1の(F)のように形成される。
【0016】図2は、図1の(F)に示したものと同様
にして分子ビームエピタキシーによって成長させたPN
Pプロフィール14及びNPNプロフィール22の異な
る層を示す。この図において、NPN及びPNPプロフ
ィールは図1の(E)のそれらとは逆になっており、従
ってPNPプロフィール14は右側にNPNプロフィー
ル22は左側にある。ヘテロ接合NPN及びPNPプロ
フィール自体は既知であるため、それらの動作について
ここで述べる必要なないであろう。しかしながら特にP
NPプロフィール14は、ほぼ6000オングストロー
ムの厚みを有し且つベリリウム添加物(dopant) 原子で
ほぼ6×1018atom/cm-3にドープされているよ
うな第1のP型GaAs接触層32を含む。GaAs接
触層32の上部に、ほぼ7000オングストロームの厚
みを有し且つベリリウム添加物原子でほぼ7×1015
tom/cm-3に軽くドープされているP型GaAsコ
レクタ層が形成される。GaAsコレクタ層34の上部
には、ほぼ1400オングストロームの厚みを有し且つ
シリコン添加物原子でほぼ6×1018atom/cm-3
にドープされているN型GaAsベース層36が形成さ
れる。ベース層36の上部には、ほぼ1800オングス
トロームの厚みを有し且つベリリウム添加物原子で5×
1017atom/cm-3にドープされているP型AlG
aAsエミッタ層40が形成される。エミッタ層40の
上部には、ほぼ75オングストロームの厚みを有し且つ
ベリリウム添加物原子で1×1019atom/cm-3
ドープされているP型GaAs接触層42が形成され
る。領域38及び44は層40のエリアを表す。このエ
リアでドーピングが移行され、隣接する層36及び44
のドーピングのそれぞれと接触する。領域38及び44
はそれぞれほぼ300オングストロームの厚みを有する
ため、層40の残りの領域はほぼ1200オングストロ
ームである。
【0017】次にNPN領域22に注目する。このNP
N領域では、まず初めにN型GaAs接触層46を領域
14に隣接する基層12の上に成長させる。接触層46
はほぼ6000オングストロームの厚みを有し、シリコ
ン原子でほぼ6×1018atom/cm-3にドープされ
ている。接触層46の上部には、ほぼ7000オングス
トロームの厚みを有し且つシリコン原子でほぼ7×10
15atom/cm-3に軽くドープされているN型GaA
sコレクタ層48が形成される。コレクタ層48の上部
には、ほぼ1400オングストロームの厚みを有し且つ
ベリリウム原子でほぼ1×1019atom/cm-3に重
くドープされているP型GaAsベース層50を成長さ
せる。ベース層50の上部には、ほぼ1800オングス
トロームの厚みを有し且つシリコン原子でほぼ5×10
17atom/cm-3にドープされているN型AlGaA
sエミッタ層54を成長させる。上部層は、ほぼ750
オングストロームの厚みを有し且つシリコン原子でほぼ
6×1018atom/cm -3にドープされているN型接
触層58である。領域52及び56は層54のエリアを
表す。このエリアでドーピングが移行され、隣接する層
50及び58のドーピングのそれぞれと接触する。領域
52及び56はそれぞれほぼ300オングストロームの
厚みを有するため、層54の残りの領域はほぼ1200
オングストロームである。図2に示されたNPN及びP
NPプロフィールが図1に記述したプロセスによって一
旦現像されると、これら2つのプロフィールを最終的な
所望の部品とする必要がある。本発明の実施例では上述
のように、NPN及びPNPプロフィールがヘテロ接合
バイポーラトランジスタとされるであろう。
【0018】図3には、NPN及びPNP型ヘテロ接合
バイポーラトランジスタの両方を同時に組み込んだ回路
を図2に示されたプロフィールから開発するためのプロ
セスが、流れ図で示されている。図2に示された構造1
0を所望の形態を持つヘテロ接合バイポーラトランジス
タの相補形アレイ(支持デバイスと同様に)とする第1
の段階として、ボックス64によって示された段階が含
まれ、構造10を適当な機械に整列し、ボックス66及
び68の段階によって示されたように、PNP及びNP
N HBT両方のエミッタメサ及びベースメサをエッチ
ングする。エミッタメサ及びベースメサをエッチングす
る段階には、従来技術で知られているように、レジスト
及び適当な形態とされたマスクを使用するプロセスが含
まれる。
【0019】ボックス70によって示された次の段階
は、相補形ヘテロ接合バイポーラトランジスタを形成す
るための重要な段階の1つであり、この段階によってそ
れらのトランジスタを共通のプロセスで同時に開発する
ことが可能となる。更に言えば、ボックス70はP型オ
ーム蒸着(ohmic evaporation) 段階である。この段階
で、NPN及びPNPプロフィールの両方に関して、単
一段階の適当な蒸着プロセスによりオーム接触層がP型
物質の上に形成される。この段階ではレジスト層及びマ
スクが使用されて所望の蒸着を形成する。NPNトラン
ジスタでPオーム接触を得るのはP型ベースであり、P
NPトランジスタでPオーム接触を得るのはエミッタ及
びコレクタである。より好ましい実施例において、Pオ
ーム接触は、開発中のNPN及びPNPプロフィール上
の所望の位置に当業者によく知られた電子ビーム蒸着プ
ロセスによって形成されるゴールドベリリウム合成物(g
old-beryllium composite)である。
【0020】ボックス72は、開発中のNPN及びPN
Pプロフィール上部に絶縁層を形成することにより、あ
る抵抗及びコンデンサ素子に対して絶縁を与え、更にま
た開発中の構造に対して保護層を与える第1の窒化けい
素の付与プロセスを表している。ボックス74は、第1
の窒化けい素付与段階後のP型オームアニールプロセス
を表している。この段階では、ウエハを適当なチャンバ
で熱を加え、そうして所望のオーム接触が提供されるよ
う冷却することが可能である。
【0021】ボックス76は、NPN及びPNP型プロ
フィールの両方のN型物質上にオーム接触を開発するた
めのN型オーム蒸着段階を表している。NPN型プロフ
ィールでNオーム接触を得るのはエミッタ及びコレクタ
であり、PNPプロフィールでNオーム接触を得るのは
ベースである。このプロセスはゴールドゲルマニウム合
成物(gold-germanium composite) の電子ビーム蒸着に
よるものである。付与されたゴールドゲルマニウム接触
に熱を加え且つ選択的に冷却し、ボックス78の段階に
よって示されているように接触層のアニーリングを提供
する。
【0022】次に、ボックス80の段階によって示され
ているように、インプラントアイソレーションプロセス
(implant isolation process) が実行され、NPN及び
PNPプロフィールの所定のトランジスタエリアが確定
される。インプラントアイソレーションプロセス80で
は一般に、選択的なエネルギーレベルでホウ素をイプラ
ントしてプロフィールのGaAsにダメージを与えるこ
とにより、ある所定のトランジスタエリアを分離する。
このインプラントアイソレーションはトランジスタのサ
イズを減少させ、容量は減少しトランジスタのスピード
は増加する。
【0023】ボックス82の段階によって示された適当
な蒸着方法により、第2の窒化けい素層が付与される。
この窒化けい素は、その下に存在する層を絶縁するため
のパシベイション層(passivation layer)である。付与
された第2の窒化けい素層に選択的な穴を開口するため
にエッチングプロセスが実行され、ボックス86の段階
によって示されるように後に付与される薄膜レジスト層
と接触をなす。薄膜レジスト層は適当なレジストとスパ
ッタ処理によって形成され、それらが使用される適用に
基づいて開発されたトランジスタ回路と所望の抵抗を持
つ接触をなす。接触層は次に、ボックス88の相互接続
段階によって示された気相成長プロセス(vapor deposi
tion process) によりボックス86の段階によって形成
された穴に付与される。これは、レジスト層とトランジ
スタの所望の接触との間に接触を提供する。
【0024】次に、ボックス90の段階によって示され
るように、第3の窒化けい素絶縁層が段階88の接触層
の上部に付与され、ボックス88の段階で下に設置され
た薄膜レジストが2つの絶縁層の間、即ち、一方はボッ
クス82の段階の窒化けい素付与層により、もう一方は
ボックス90の段階のシリコン付与層により、挟まれ、
そうして所望の回路を形成する。第3の窒化けい素もま
た、下に横たわる回路を保護するためのパシベイション
層である。
【0025】次に、当業者によく知られたマスキング及
びエッチングプロセスで、ボックス92によって示され
た第3の窒化けい素絶縁層を通じて穴が開口され、これ
によりボックス94の段階によって示された回路上部に
形成された上部金属接触層と適当な接触をなす。上述の
段階が図1で開発されたPNP及びNPNプロフィール
上で一旦なされると、実行可能な相補形ヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタ結合回路が特定の適用に関して開発
される。
【0026】上述のプロセスにより、DCとマイクロ波
性能の両方に関して非常に良好な性能を備えた相補形ヘ
テロ接合バイポーラトランジスタが作り出される。図4
は、上述のプロセスによって開発されたほぼ30μm2
のエミッタエリアを有する一般的なヘテロ接合バイポー
ラトランジスタデバイスに関しての、共通電流−電圧
(I−V)エミッタ特性を示す。更に言えば、図4の
(A)のI−V曲線はNPN型ヘテロ接合バイポーラト
ランジスタのものであり、図4の(B)のI−V曲線は
PNP型ヘテロ接合バイポーラトランジスタのものであ
る。明かなように、これらのデバイスの両方で、良好な
バルク(bulk) 及び接触抵抗を持つ良好なDC特性を示
す。NPN曲線は10μAベース電流で開始する25μ
A段階サイズを有する。PNP曲線は−10μAベース
電流で始まり、75μA段階サイズを有する。更に、こ
の例に関する共通エミッタゲインは一般に、NPN H
BTに対しては50〜60、PNP HBTに対しては
6〜10である。
【0027】図5は、S−パラメータ(散乱パラメータ
(scattering parameter) )測定を1〜26GHzから
のゲインに対する周波数のグラフで示している。更に言
えば、最大安定ゲイン(MSG)及び最大利用可能ゲイ
ン(MAG)が、相補形HBTデバイスに関する周波数
の関数として示されている。この周波数応答は、30μ
2 エミッタエリアを備えた相補形NPN及びPNPデ
バイスに関するものである。DC及びマイクロ波の両方
で、別々のウエハ上に従来の分子ビームエピタキシーを
用いて製造されたデバイスから得られるものに匹敵する
近似した結果が得られた。このように、これらのデバイ
スを製造するために必要とされる付加的な成長及びプロ
セス段階は、デバイス性能に悪影響を及ぼすものでなか
った。
【0028】以上の記載は、本発明の実施例を単に例と
して開示したものである。この応用として、高電子移動
度トランジスタ(high electron mobility toransistor
s) (HEMT)及びHBT、レーザ及びHBT等を同
一のウエハ上に含むものがある。当業者であれば、以上
の記載、添付図面及び請求の範囲から、請求の範囲に定
義された本発明の意図する範囲から逸脱することなく、
容易に変形や変更を行い得ることに気付くであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一の基層上に相補形NPN・PNPプロフィ
ールを製造する段階を示す図。
【図2】図1のNPN及びPNPプロフィールの異なる
層のドーピングコンセントレイションを示す図。
【図3】図2のプロフィールからHBTトランジスタ回
路を開発するために必要な処理段階を流れ図で示した
図。
【図4】本発明のプロセスによって開発されたNPN・
PNP HBT相補形トランジスタのI−V特性を示す
図。
【図5】PNP及びNPNトランジスタのゲイン曲線に
対する周波数のSパラメータを示す図。
【符号の説明】
12 基層 14 PNPプロフィール 16 窒化けい素層 18 レジスト層 20 マスク 22 NPNプロフィール層
フロントページの続き (72)発明者 アーロン ケンジ オオキ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90502 トーランス ケンウッド 22114 (72)発明者 ドナルド ケイ ウメモト アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90266 マンハッタン ビーチ ノース ペック 615 (72)発明者 ジェームズ ラッセル ヴェレビア ジュ ニア アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92677 ラグナ ニジェール テラシナ 29752

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子ビームエピタキシープロセスによっ
    て同一基層上に相補形PNP及びNPNプロフィールを
    製造する方法において、前記方法が、 NPN若しくはPNPプロフィールのいづれか一方を分
    子ビームエピタキシープロセスによって基層上に付与す
    る段階と、 前記基層に相対して付与されたNPN若しくはPNPプ
    ロフィール上に窒化けい素を付与する段階と、 前記基層上の所定エリアにおいて前記NPN若しくはP
    NPプロフィール及び前記窒化けい素層をエッチングに
    よって除去する段階と、 前記基層に所定の温度まで熱を加えて残りの窒化けい素
    層を強化する段階と、NPN若しくはPNPのいづれか
    一方を付与する前記段階で付与されなかった相対するP
    NP若しくはNPNプロフィールを残りの窒化けい素層
    及び選択的にエッチングされた基層エリアの上に分子ビ
    ームエピタキシープロセスによって付与する段階と、 前記残りの窒化けい素層及び前記残りの窒化けい素層上
    に付与された相対するNPN若しくはPNPプロフィー
    ルをエッチングによって除去し、隣接するNPN及びP
    NPプロフィールを前記基層上に形成する段階と、を備
    えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において更に、選択
    的にエッチングされる窒化けい素層の前に前記窒化けい
    素層の上にレジストを付与し、マスキング層を照射する
    ことによって前記レジストを所望の形状パターンに選択
    的に現像して、所望のNPN若しくはPNPプロフィー
    ルパターンを形成する段階を備える方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において更に、前記
    残りの窒化けい素層をエッチングする前に相対して付与
    されたNPN若しくはPNPプロフィール上にレジスト
    層を付与し、マスキング層を照射することによって前記
    レジストを所望の形状パターンに選択的に現像して、所
    望のNPN若しくはPNPプロフィールパターンを形成
    する段階を備える方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、NPNプ
    ロフィール及びPNPプロフィールを前記分子ビームエ
    ピタキシーによって付与する段階が、ヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタプロフィールの付与を含む方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、前記基層
    の加熱段階が前記基層を真空チャンバにおいてほぼ35
    0°Cまで熱を加えることを含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、最初に付
    与された前記NPN若しくはPNPプロフィール及び窒
    化けい素層をエッチングによって除去する前記段階が、
    所定エリアで前記基層をエッチングして、前記相対する
    NPN若しくはPNPプロフィールを付与する前記段階
    のために清浄された表面を準備する段階を含む方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の方法において、NPN若
    しくはPNPプロフィールを付与する段階が、GaAs
    /AlGaAsヘテロ接合プロフィールの付与を含む方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の方法において、NPN若
    しくはPNPプロフィールを付与する前記段階が、In
    GaAs/InAlAs/InPヘテロ接合プロフィー
    ルの付与を含む方法。
  9. 【請求項9】 所望形状のトランジスタデバイスを備え
    る回路を共通基層上に製造する方法において、前記方法
    は、 前記基層上に隣接するNPN及びPNPプロフィールを
    製造する段階であって、前記NPN及びPNPプロフィ
    ールの各々が少なくともエミッタ領域、ベース領域、及
    びコレクタ領域を含むような段階と、 エミッタメサ及びベースメサをNPN及びPNPプロフ
    ィール各々の上に開発する段階と、 前記NPNプロフィールの前記ベース領域及び前記PN
    Pプロフィールの前記エミッタ及びコレクタ領域の上に
    Pオーム接触を同時に蒸着する段階と、 前記Pオーム接触をアニールする段階と、 前記NPNプロフィールの前記エミッタ及びコレクタ領
    域及び前記PNPプロフィールのベース領域の上にNオ
    ーム接触を同時に蒸着する段階と、 前記Nオーム接触をアニールする段階と、を備えること
    を特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、トラン
    ジスタデバイスの所望形状を作り出す前記方法が、ヘテ
    ロ接合バイポーラトランジスタデバイスの所望形状を作
    り出す方法である方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法において、NPN
    及びPNPプロフィールを製造する前記段階が、前記N
    PN及びPNPプロフィールを分子ビームエピタキシー
    によって製造する段階を含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の方法において、前記P
    オーム接触及びNオーム接触を蒸着する段階が、分子ビ
    ームエピタキシーによってゴールドベリリウム接触を蒸
    着することを含む方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の方法において更に、P
    オーム接触を蒸着する段階の後であるが、Pオーム接触
    をアニールする段階の前に、窒化けい素の絶縁層を付与
    する段階を備える方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の方法において更に、複
    数の窒化けい素層、薄膜レジスト層及び、関連する複数
    の接触層を含むサブシーケンス層を付与し、トランジス
    タデバイス及び関連する電気素子に所望の形態を与えて
    前記回路を形成する方法。
  15. 【請求項15】 所望形状のトランジスタデバイスを共
    通基層上に含む回路を製造する方法において、前記方法
    は、 少なくともエミッタ領域、ベース領域、及びコレクタ領
    域を含むPNPプロフィールを分子ビームエピタキシー
    によって前記基層上に付与する段階と、 前記基層に相対するPNPプロフィール上に窒化けい素
    層を付与する段階と、 前記基層の所定エリアにおいて前記PNPプロフィール
    及び窒化けい素層をエッチングにより除去する段階と、 残りの窒化けい素層を強化するために前記基層に所定温
    度まで熱を加える段階と、 前記残りの窒化けい素層及び選択的にエッチングされた
    前記基層エリア上にNPNプロフィールを分子ビームエ
    ピタキシーによって付与する段階であって、前記NPN
    プロフィールが少なくともエミッタ領域、ベース領域及
    び、コレクタ領域を含む段階と、 前記残りの窒化けい素層及び前記窒化けい素層上に付与
    された前記NPNプロフィールをエッチングにより除去
    して前記基層上に隣接するNPN及びPNPプロフィー
    ルを形成する段階と、を備えることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において更に、
    前記窒化けい素層の上にレジストを付与し、前記基層に
    関して形成されたマスキング層を照射することによって
    前記レジストを所望の形状パターンに選択的に現像し
    て、所望のPNPプロフィールパターンを形成する段階
    を備える方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の方法において更に、
    前記NPNプロフィール上にレジスト層を付与し、前記
    基層に関して形成されたマスキング層を照射することに
    よって前記レジストを所望の形状パターンに選択的に現
    像して、所望のNPNプロフィールパターンを形成する
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の方法において、NP
    Nプロフィール及びPNPプロフィールを分子ビームエ
    ピタキシーによって付与する段階が、ヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタプロフィールの付与を含む方法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の方法において、前記
    基層の加熱段階が、前記基層を真空チャンバ内でほぼ3
    50°Cまで熱を加えることを含む方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の方法において、PN
    Pプロフィール及び窒化けい素層をエッチングによって
    除去する前記段階が、所定エリアで前記基層をエッチン
    グして前記NPNプロフィールを付与する前記段階のた
    めに清浄された表面を準備する方法。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の方法において更に、
    NPN及びPNPプロフィール各々の上にエミッタメサ
    及びベースメサを開発する段階を備える方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法において更に、
    NPNプロフィールのベース領域及びPNPプロフィー
    ルのエミッタ及びコレクタ領域上にPオーム接触を同時
    に蒸着し、このPオーム接触をアニールし、NPNプロ
    フィールのエミッタ及びコレクタ領域及びPNPプロフ
    ィールのベース領域上にNオーム接触を同時に蒸着し、
    このNオーム接触をアニールする段階を備える方法。
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