JPH05218767A - 可変利得増幅回路 - Google Patents
可変利得増幅回路Info
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- JPH05218767A JPH05218767A JP1343092A JP1343092A JPH05218767A JP H05218767 A JPH05218767 A JP H05218767A JP 1343092 A JP1343092 A JP 1343092A JP 1343092 A JP1343092 A JP 1343092A JP H05218767 A JPH05218767 A JP H05218767A
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- JP
- Japan
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- amplifier circuit
- variable gain
- gain amplifier
- exp
- transistors
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動利得制御回路に用いられる可変利得増幅
回路において、回路を構成するために必要となる素子が
少数でよく、かつ、消費電力が少なく、利得の変動によ
る出力の直流成分の変動が生じない可変利得増幅回路を
提供する。 【構成】 トランジスタQ1,Q2及び定電流源I1で構
成される差動増幅回路には、入力信号Vi1が入力され
る。トランジスタQ3,Q6のベースには、制御電圧Va1
が印加され、トランジスタQ4,Q5のベースには、制御
電圧Va2が印加される。トランジスタQ4,Q5のコレク
タは、トランジスタQ7,Q8の共通に接続されているエ
ミッタに更に共通に接続されている。トランジスタQ
7,Q8のベースは、共通に定電圧源V2が印加され、ト
ランジスタQ7,Q8のコレクタは、夫々負荷抵抗R1,
R2に接続されている。
回路において、回路を構成するために必要となる素子が
少数でよく、かつ、消費電力が少なく、利得の変動によ
る出力の直流成分の変動が生じない可変利得増幅回路を
提供する。 【構成】 トランジスタQ1,Q2及び定電流源I1で構
成される差動増幅回路には、入力信号Vi1が入力され
る。トランジスタQ3,Q6のベースには、制御電圧Va1
が印加され、トランジスタQ4,Q5のベースには、制御
電圧Va2が印加される。トランジスタQ4,Q5のコレク
タは、トランジスタQ7,Q8の共通に接続されているエ
ミッタに更に共通に接続されている。トランジスタQ
7,Q8のベースは、共通に定電圧源V2が印加され、ト
ランジスタQ7,Q8のコレクタは、夫々負荷抵抗R1,
R2に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変利得増幅回路に関
し、特に、自動利得制御回路に用いられる可変利得増幅
回路に関する。
し、特に、自動利得制御回路に用いられる可変利得増幅
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変利得増幅回路としては、図2
に示すような可変利得増幅回路が知られている。図2に
示すように、従来の可変利得増幅回路では、トランジス
タQ9〜Q14、負荷抵抗R3,R4及び定電流源I2で構成
される双差動形式の回路が一般的に用いられている。
に示すような可変利得増幅回路が知られている。図2に
示すように、従来の可変利得増幅回路では、トランジス
タQ9〜Q14、負荷抵抗R3,R4及び定電流源I2で構成
される双差動形式の回路が一般的に用いられている。
【0003】次に、上述の如く構成された図2に示す従
来の可変利得増幅回路の動作について説明する。入力信
号vi2は、バイアス電圧V3を重畳して、トランジスタ
Q9,Q10で構成される差動増幅回路に入力される。ト
ランジスタQ10におけるコレクタ電流i10は、下記数式
1で表わされる。
来の可変利得増幅回路の動作について説明する。入力信
号vi2は、バイアス電圧V3を重畳して、トランジスタ
Q9,Q10で構成される差動増幅回路に入力される。ト
ランジスタQ10におけるコレクタ電流i10は、下記数式
1で表わされる。
【0004】
【数1】i10=I2/(1+exp(vi2/VT)) 但し、VTは、トランジスタのサーマル電圧である。
【0005】次に、トランジスタQ14におけるコレクタ
電流i14を求める。トランジスタQ14のベース電位をV
b1,トランジスタQ13のベース電位をVb2とすると、ト
ランジスタQ14におけるコレクタ電流i14は、下記数式
2で表わされる。
電流i14を求める。トランジスタQ14のベース電位をV
b1,トランジスタQ13のベース電位をVb2とすると、ト
ランジスタQ14におけるコレクタ電流i14は、下記数式
2で表わされる。
【0006】
【数2】i14=i10/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT)) この数式2を数式1に代入すると、トランジスタQ14に
おけるコレクタ電流i14は、下記数式3で表わされる。
おけるコレクタ電流i14は、下記数式3で表わされる。
【0007】
【数3】 i14={I2/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT))}/(1+exp(vi2/VT)) また、入力信号vi2がVTに対して十分小さいときに
は、数式1は、下記数式4で近似できる。
は、数式1は、下記数式4で近似できる。
【0008】
【数4】i10=gm×vi2+I2/2 ここで、gmは、トランジスタQ9,Q10の相互コンダ
クタンスである。
クタンスである。
【0009】従って、図2に示す可変利得増幅回路の出
力電圧Voは、下記数式5で表わされる。
力電圧Voは、下記数式5で表わされる。
【0010】
【数5】 Vo=RL×i14 ={RL/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT))}×(gm×vi2+I2/2) ここで、RLは、可変利得増幅回路の出力に対する負荷
抵抗である。更に、数式5は、下記数式6で表わされ
る。
抵抗である。更に、数式5は、下記数式6で表わされ
る。
【0011】
【数6】 Vo=RL×gm×vi2/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT)) +RL×Io/2(1+exp((Vb2−Vb1)/VT)) ここで、Ioは、図2に示す可変利得増幅回路の出力電
流である。数式6において、出力電圧Voの交流成分vo
は、下記数式7で表わされる。
流である。数式6において、出力電圧Voの交流成分vo
は、下記数式7で表わされる。
【0012】
【数7】 vo=RL×gm×vi2/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT)) 従って、図2に示す可変利得増幅回路の利得Aは、下記
数式8で表わされる。
数式8で表わされる。
【0013】
【数8】 A=RL×gm/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT)) この数式8より、図2に示す可変利得増幅回路の利得A
は、(Vb2−Vb1)を変化させることによって制御できる
ことがわかる。
は、(Vb2−Vb1)を変化させることによって制御できる
ことがわかる。
【0014】また、出力電圧Voの直流成分Vo’は、下
記数式9で表わされる。
記数式9で表わされる。
【0015】
【数9】 Vo’=RL×(Io/2)/(1+exp((Vb2−Vb1)/VT))
【0016】数式9より出力電圧Voの直流成分Vo’
も、(Vb2−Vb1)の変化に伴って変化することがわか
る。図3は、上述の直流成分Vo’の変化を防ぐために
考えられた従来の可変利得増幅回路の他の例を示す回路
図である。図3に示す可変利得増幅回路は、図2で示し
た双差動形式の可変利得増幅回路に、可変利得増幅回路
の負荷を共通とした2つの差動増幅回路を付加したもの
である。
も、(Vb2−Vb1)の変化に伴って変化することがわか
る。図3は、上述の直流成分Vo’の変化を防ぐために
考えられた従来の可変利得増幅回路の他の例を示す回路
図である。図3に示す可変利得増幅回路は、図2で示し
た双差動形式の可変利得増幅回路に、可変利得増幅回路
の負荷を共通とした2つの差動増幅回路を付加したもの
である。
【0017】次に、上述の如く構成された図3に示す従
来の可変利得増幅回路の動作について説明する。入力信
号Vi3は、バイアス電圧V4を重畳して、トランジスタ
Q15,Q16及び定電流源I3で構成される差動増幅回路
に入力される。ここで、トランジスタQ16におけるコレ
クタ電流i16は、下記数式10で表わされる。
来の可変利得増幅回路の動作について説明する。入力信
号Vi3は、バイアス電圧V4を重畳して、トランジスタ
Q15,Q16及び定電流源I3で構成される差動増幅回路
に入力される。ここで、トランジスタQ16におけるコレ
クタ電流i16は、下記数式10で表わされる。
【0018】
【数10】i16=I3/(1+exp(vi3/VT)) 次に、トランジスタQ20におけるコレクタ電流i20を求
める。トランジスタQ19のベース電位をVc2,トランジ
スタQ20のベース電位をVc1とすると、コレクタ電流i
20は、下記数式11で表わされる。
める。トランジスタQ19のベース電位をVc2,トランジ
スタQ20のベース電位をVc1とすると、コレクタ電流i
20は、下記数式11で表わされる。
【0019】
【数11】i20=i16/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT)) この数式11を数式10に代入すると、トランジスタQ
20におけるコレクタ電流i20は、下記数式12で表わさ
れる。
20におけるコレクタ電流i20は、下記数式12で表わさ
れる。
【0020】
【数12】 i20={I3/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT))}/(1+exp(vi3/VT)) また、入力信号Vi3がVTに対して十分小さいときに
は、数式10は、下記数式13で近似できる。
は、数式10は、下記数式13で近似できる。
【0021】
【数13】i16=gm×vi3+I3/2 ここで、gmは、トランジスタQ15,Q16の相互コンダ
クタンスである。
クタンスである。
【0022】一方、トランジスタQ22,Q21及び定電流
源I5で構成される差動増幅回路にも、上述と同様に、
Vc1及びVc2が入力されることにより、トランジスタQ
22におけるコレクタ電流i22は、下記数式14で表わさ
れる。
源I5で構成される差動増幅回路にも、上述と同様に、
Vc1及びVc2が入力されることにより、トランジスタQ
22におけるコレクタ電流i22は、下記数式14で表わさ
れる。
【0023】
【数14】i22=I5/(1+exp((Vc1−Vc2)/VT)) トランジスタQ22,Q21で構成される差動増幅回路と本
可変利得増幅回路とは、負荷抵抗R5,R6を共通に接続
しているため、負荷抵抗R6を流れる電流i6は、トラン
ジスタQ20のコレクタ電流i20とトランジスタQ22のコ
レクタ電流i22との和になる。
可変利得増幅回路とは、負荷抵抗R5,R6を共通に接続
しているため、負荷抵抗R6を流れる電流i6は、トラン
ジスタQ20のコレクタ電流i20とトランジスタQ22のコ
レクタ電流i22との和になる。
【0024】従って、図3に示す可変利得増幅回路の出
力電圧Voは、下記数式15で表わされる。
力電圧Voは、下記数式15で表わされる。
【0025】
【数15】 Vo=(i22+i20)RL ={(gm×vi3+I3/2)/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT)) +I5/(1+exp((Vc1−Vc2)/VT))}×RL ={RL×gm×vi3/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT))} +{(I3/2)/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT)) +I5/(1+exp((Vc1−Vc2)/VT))}×RL ここで、I2/2=I5とすると、図3に示す可変利得増
幅回路の出力電圧Voは、下記数式16で表わされる。
幅回路の出力電圧Voは、下記数式16で表わされる。
【0026】
【数16】 Vo=RL×gm×vi3/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT))+(I3/2)×RL また、数式15における出力電圧Voの交流成分voは、
下記数式17で表わされる。
下記数式17で表わされる。
【0027】
【数17】 vo=RL×gm×vi3/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT)) 従って、図3に示す可変利得増幅回路の利得Aは、下記
数式18で表わされる。
数式18で表わされる。
【0028】
【数18】 A=RL×gm/(1+exp((Vc2−Vc1)/VT)) この数式18より、図3に示す可変利得増幅回路の利得
Aは、(Vc2−Vc1)を変化させることによって制御でき
ることがわかる。
Aは、(Vc2−Vc1)を変化させることによって制御でき
ることがわかる。
【0029】また、図3に示す可変利得増幅回路の出力
電圧Voの直流成分Vo’は、下記数式19で表わされ
る。
電圧Voの直流成分Vo’は、下記数式19で表わされ
る。
【数19】Vo’=RL×(I3/2) この数式19より、図3に示す可変利得増幅回路の出力
電圧Voの直流成分Vo’は、(Vc2−Vc1)が変化しても
その影響を受けず一定電圧を保つことがわかる。
電圧Voの直流成分Vo’は、(Vc2−Vc1)が変化しても
その影響を受けず一定電圧を保つことがわかる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の可変利得増幅回路では、図2に示した可変利得
増幅回路における出力の直流成分Vo’は、数式9で示
したように利得の制御電圧(Vb2−Vb1)の変化に伴って
変化してしまう。そして、例えば上述した従来の可変利
得増幅回路を自動利得制御回路として用いた場合は、そ
の可変利得増幅回路の出力の直流成分Vo’は、最大利
得時、即ち(Vc2−Vc1)<<−VTのときにおいては、
下記数式20で表わされる。
た従来の可変利得増幅回路では、図2に示した可変利得
増幅回路における出力の直流成分Vo’は、数式9で示
したように利得の制御電圧(Vb2−Vb1)の変化に伴って
変化してしまう。そして、例えば上述した従来の可変利
得増幅回路を自動利得制御回路として用いた場合は、そ
の可変利得増幅回路の出力の直流成分Vo’は、最大利
得時、即ち(Vc2−Vc1)<<−VTのときにおいては、
下記数式20で表わされる。
【0031】
【数20】Vo’≒RL×(Io/2) また、その可変利得増幅回路の出力の直流成分Vo’
は、最小利得時、即ち(Vc2−Vc1)>>VTのときにお
いては、下記数式21で表わされる。
は、最小利得時、即ち(Vc2−Vc1)>>VTのときにお
いては、下記数式21で表わされる。
【0032】
【数21】Vo’≒0
【0033】従って、上述した従来の可変利得増幅回路
の出力の直流成分Vo’は、0〜RL×(Io/2)までの
範囲において変動することを見込む必要がある。このこ
とは、次段の回路が直流電圧信号を直接的に入力しなけ
ればならない回路である場合には、その回路におけるバ
イアス電圧の設定に大きな制約を受けるという問題点と
なる。
の出力の直流成分Vo’は、0〜RL×(Io/2)までの
範囲において変動することを見込む必要がある。このこ
とは、次段の回路が直流電圧信号を直接的に入力しなけ
ればならない回路である場合には、その回路におけるバ
イアス電圧の設定に大きな制約を受けるという問題点と
なる。
【0034】この問題点を解決するために、図3に示す
ように、図2に示す可変利得増幅回路に差動増幅回路を
2組付加した回路が考えられている。しかし、この従来
の回路は、可変利得増幅回路における定電流源の電流値
と同じ電流を差動増幅回路に流す必要があるため、消費
電力が大きくなるという問題点と、回路を構成するため
の素子が多数必要となるという問題点がある。
ように、図2に示す可変利得増幅回路に差動増幅回路を
2組付加した回路が考えられている。しかし、この従来
の回路は、可変利得増幅回路における定電流源の電流値
と同じ電流を差動増幅回路に流す必要があるため、消費
電力が大きくなるという問題点と、回路を構成するため
の素子が多数必要となるという問題点がある。
【0035】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、回路を構成するために必要である素子が少
数でよく、かつ、消費電力が少なく利得の変動による出
力の直流成分の変動が生じない可変利得増幅回路を提供
することを目的とする。
のであって、回路を構成するために必要である素子が少
数でよく、かつ、消費電力が少なく利得の変動による出
力の直流成分の変動が生じない可変利得増幅回路を提供
することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可変利得増
幅回路は、対称的に接続された第1及び第2のトランジ
スタを有する第1の差動増幅回路と、この第1の差動増
幅回路における第1の出力部に接続され更に対称的に接
続された第3及び第4のトランジスタを有する第2の差
動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路における第2の
出力部に接続され更に対称的に接続された第5及び第6
のトランジスタを有する第3の差動増幅回路と、前記第
2及び第3の差動増幅回路における第1の出力部に共通
に接続されたエミッタと共通バイアスされたベースと第
1及び第2の負荷抵抗の双方に接続されたコレクタとを
夫々有する第7及び第8のトランジスタとを有し、前記
第3及び第5のトランジスタの各ベースは相互に接続さ
れて本回路における第1の利得を制御する電圧を入力
し、前記第4及び第6のトランジスタの各ベースは相互
に接続されて本回路における第2の利得を制御する電圧
を入力することを特徴とする。
幅回路は、対称的に接続された第1及び第2のトランジ
スタを有する第1の差動増幅回路と、この第1の差動増
幅回路における第1の出力部に接続され更に対称的に接
続された第3及び第4のトランジスタを有する第2の差
動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路における第2の
出力部に接続され更に対称的に接続された第5及び第6
のトランジスタを有する第3の差動増幅回路と、前記第
2及び第3の差動増幅回路における第1の出力部に共通
に接続されたエミッタと共通バイアスされたベースと第
1及び第2の負荷抵抗の双方に接続されたコレクタとを
夫々有する第7及び第8のトランジスタとを有し、前記
第3及び第5のトランジスタの各ベースは相互に接続さ
れて本回路における第1の利得を制御する電圧を入力
し、前記第4及び第6のトランジスタの各ベースは相互
に接続されて本回路における第2の利得を制御する電圧
を入力することを特徴とする。
【0037】
【作用】本発明に係る可変利得増幅回路においては、第
3,第5のトランジスタ及び第4,第6のトランジスタ
におけるベースに印加する電圧を変化させて本可変利得
増幅回路の利得を変動させても、負荷抵抗に流れる電流
の直流成分は、共通バイアスされたベースを夫々有する
第7及び第8のトランジスタの定電圧源作用等により一
定値を保つ。従って、出力電圧の直流成分は、利得を変
動させても一定値を保つことができる。更に、本発明に
係る可変利得増幅回路は、差動増幅回路等を付加せずに
出力電圧の直流成分を一定値に保つことができるため、
回路を構成する素子が少数でよく、かつ、消費電力が少
ない可変利得増幅回路とすることができる。
3,第5のトランジスタ及び第4,第6のトランジスタ
におけるベースに印加する電圧を変化させて本可変利得
増幅回路の利得を変動させても、負荷抵抗に流れる電流
の直流成分は、共通バイアスされたベースを夫々有する
第7及び第8のトランジスタの定電圧源作用等により一
定値を保つ。従って、出力電圧の直流成分は、利得を変
動させても一定値を保つことができる。更に、本発明に
係る可変利得増幅回路は、差動増幅回路等を付加せずに
出力電圧の直流成分を一定値に保つことができるため、
回路を構成する素子が少数でよく、かつ、消費電力が少
ない可変利得増幅回路とすることができる。
【0038】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0039】図1は、本発明の実施例に係る可変利得増
幅回路を示す回路図である。図1に示すように、本実施
例に係る可変利得増幅回路において、トランジスタQ
1,Q2及び定電流源I1で構成される差動増幅回路に
は、入力信号vi1がバイアス電圧V1を重畳して入力さ
れる。トランジスタQ3,Q4の共通エミッタは、トラン
ジスタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ5,Q
6の共通エミッタは、トランジスタQ2のコレクタに接続
されている。トランジスタQ3,Q6のベースは、共通に
接続されて本実施例に係る可変利得増幅回路の制御電圧
Va1が印加され、トランジスタQ4,Q5のベースは、共
通に接続されて本実施例に係る可変利得増幅回路の制御
電圧Va2が印加される。トランジスタQ3,Q6のコレク
タは、本実施例に係る可変利得増幅回路の負荷抵抗R
1,R2に夫々接続され、トランジスタQ4,Q5のコレク
タは、トランジスタQ7,Q8の共通に接続されているエ
ミッタに更に共通に接続されている。また、トランジス
タQ7,Q8のベースは、共通に定電圧源V2が印加さ
れ、トランジスタQ7,Q8のコレクタは、夫々負荷抵抗
R1,R2に接続されている。
幅回路を示す回路図である。図1に示すように、本実施
例に係る可変利得増幅回路において、トランジスタQ
1,Q2及び定電流源I1で構成される差動増幅回路に
は、入力信号vi1がバイアス電圧V1を重畳して入力さ
れる。トランジスタQ3,Q4の共通エミッタは、トラン
ジスタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ5,Q
6の共通エミッタは、トランジスタQ2のコレクタに接続
されている。トランジスタQ3,Q6のベースは、共通に
接続されて本実施例に係る可変利得増幅回路の制御電圧
Va1が印加され、トランジスタQ4,Q5のベースは、共
通に接続されて本実施例に係る可変利得増幅回路の制御
電圧Va2が印加される。トランジスタQ3,Q6のコレク
タは、本実施例に係る可変利得増幅回路の負荷抵抗R
1,R2に夫々接続され、トランジスタQ4,Q5のコレク
タは、トランジスタQ7,Q8の共通に接続されているエ
ミッタに更に共通に接続されている。また、トランジス
タQ7,Q8のベースは、共通に定電圧源V2が印加さ
れ、トランジスタQ7,Q8のコレクタは、夫々負荷抵抗
R1,R2に接続されている。
【0040】次に、上述の如く構成された本実施例に係
る可変利得増幅回路の動作について説明する。トランジ
スタQ1,Q2のコレクタ電流i1,i2は、夫々下記数式
22,数式23で表わされる。
る可変利得増幅回路の動作について説明する。トランジ
スタQ1,Q2のコレクタ電流i1,i2は、夫々下記数式
22,数式23で表わされる。
【0041】
【数22】i1=I1/(1+exp(−vi1/VT))
【0042】
【数23】i2=I1/(1+exp(vi1/VT)) ここで、VTは、トランジスタのサーマル電圧である。
次に、トランジスタQ3,Q4,Q5,Q6のコレクタ電流
i3,i4,i5,i6は、夫々下記数式24〜数式27で
表わされる。
次に、トランジスタQ3,Q4,Q5,Q6のコレクタ電流
i3,i4,i5,i6は、夫々下記数式24〜数式27で
表わされる。
【0043】
【数24】i3=i1/(1+exp((Va2−Va1)/VT))
【0044】
【数25】i4=i1/(1+exp((Va1−Va2)/VT))
【0045】
【数26】i5=i2/(1+exp((Va1−Va2)/VT))
【0046】
【数27】i6=i2/(1+exp((Va2−Va1)/VT)) 数式24〜数式27に数式22,数式23を代入する
と、コレクタ電流i3,i4,i5,i6は、夫々下記数式
28〜数式31で表わされる。
と、コレクタ電流i3,i4,i5,i6は、夫々下記数式
28〜数式31で表わされる。
【0047】
【数28】 i3={I1/(1+exp((Va2−Va1)/VT))}/(1+exp(−vi1/VT))
【0048】
【数29】 i4={I1/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}/(1+exp(−vi1/VT))
【0049】
【数30】 i5={I1/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}/(1+exp(vi1/VT))
【0050】
【数31】 i6={I1/(1+exp((Va2−Va1)/VT))}/(1+exp(vi1/VT)) また、入力信号Vi1がVTに対して十分小さいときに
は、数式22及び数式23は、夫々下記数式32,数式
33で近似できる。
は、数式22及び数式23は、夫々下記数式32,数式
33で近似できる。
【0051】
【数32】i1=−gm×vi1+I1/2
【0052】
【数33】i2=gm×vi1+I1/2 ここで、gmは、トランジスタQ1,Q2の相互コンダク
タンスである。また、トランジスタQ7,Q8のコレクタ
電流i7,i8は、下記数式34で表わされる。
タンスである。また、トランジスタQ7,Q8のコレクタ
電流i7,i8は、下記数式34で表わされる。
【0053】
【数34】 i7=i8 =(i4+i5)/2 ={{I1/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}/(1+exp(−vi1/VT)) +{I1/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}/(1+exp(vi1/VT))} /2 =(I1/2)/(1+exp((Va1−Va2)/VT))
【0054】従って、本実施例に係る可変利得増幅回路
の出力電圧Vo1,Vo2は、負荷抵抗R1,R2に流れる電
流が夫々i3+i7及びi6+i8となるため、夫々下記数
式35,数式36で表わされる。
の出力電圧Vo1,Vo2は、負荷抵抗R1,R2に流れる電
流が夫々i3+i7及びi6+i8となるため、夫々下記数
式35,数式36で表わされる。
【0055】
【数35】 Vo1={(gm×vi1+I1/2)/(1+exp((Va2−Va1)/VT)) +(I1/2)/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}×R1
【0056】
【数36】 Vo2={(−gm×vi1+I1/2)/(1+exp((Va2−Va1)/VT)) +(I1/2)/(1+exp((Va1−Va2)/VT))}×R2 数式35及び数式36を整理すると、夫々下記数式37
及び数式38で表わされる。
及び数式38で表わされる。
【0057】
【数37】 Vo1=I1×R1/2 +vi1×RL×gm/(1+exp((Va2−Va1)/VT))
【0058】
【数38】 Vo2=I1×R1/2 +(−vi1)×RL×gm)/(1+exp((Va2−Va1)/VT)) 従って、本実施例に係る可変利得増幅回路の利得Aは、
下記数式39で表わされる。
下記数式39で表わされる。
【0059】
【数39】 A=RL×gm/(1+exp((Va2−Va1)/VT)) この数式39より、本実施例に係る可変利得増幅回路の
利得Aは、制御電圧(Va2−Va1)を変化させることによ
って制御できることがわかる。
利得Aは、制御電圧(Va2−Va1)を変化させることによ
って制御できることがわかる。
【0060】以上により、本実施例に係る可変利得増幅
回路の出力電圧の直流成分は、制御電圧(Va2−Va1)が
変化してもその影響を受けず一定電圧を保つことができ
る。従って、本実施例に係る可変利得増幅回路の出力電
圧の直流成分は、利得を変動させても一定電圧を保つこ
とができる。
回路の出力電圧の直流成分は、制御電圧(Va2−Va1)が
変化してもその影響を受けず一定電圧を保つことができ
る。従って、本実施例に係る可変利得増幅回路の出力電
圧の直流成分は、利得を変動させても一定電圧を保つこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る可変利
得増幅回路によれば、利得を変動させても負荷抵抗に流
れる電流の直流成分は一定値を保つため、出力電圧の直
流成分は、利得を変動させても一定値を保つことができ
る。更に、本発明に係る可変利得増幅回路は、差動増幅
回路等を付加せずに出力電圧の直流成分を一定値に保つ
ことができるため、回路を構成する素子が少数でよく、
かつ、消費電力が少ない可変利得増幅回路とすることが
できる。従って、本発明に係る可変利得増幅回路を自動
利得制御回路に用いた場合は、次段の回路が直流電圧信
号を直接的に入力しなければならない回路であっても、
その回路におけるバイアス電圧の設定が容易にできる。
得増幅回路によれば、利得を変動させても負荷抵抗に流
れる電流の直流成分は一定値を保つため、出力電圧の直
流成分は、利得を変動させても一定値を保つことができ
る。更に、本発明に係る可変利得増幅回路は、差動増幅
回路等を付加せずに出力電圧の直流成分を一定値に保つ
ことができるため、回路を構成する素子が少数でよく、
かつ、消費電力が少ない可変利得増幅回路とすることが
できる。従って、本発明に係る可変利得増幅回路を自動
利得制御回路に用いた場合は、次段の回路が直流電圧信
号を直接的に入力しなければならない回路であっても、
その回路におけるバイアス電圧の設定が容易にできる。
【図1】本発明の実施例に係る可変利得増幅回路を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】従来の可変利得増幅回路の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図3】従来の可変利得増幅回路の他の例を示す回路図
である。
である。
I1 ;定電流源 Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6 ;トランジスタ R1,R2 ;抵抗 V1,V2, ;バイアス電圧
Claims (1)
- 【請求項1】 対称的に接続された第1及び第2のトラ
ンジスタを有する第1の差動増幅回路と、この第1の差
動増幅回路における第1の出力部に接続され更に対称的
に接続された第3及び第4のトランジスタを有する第2
の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路における第
2の出力部に接続され更に対称的に接続された第5及び
第6のトランジスタを有する第3の差動増幅回路と、前
記第2及び第3の差動増幅回路における第1の出力部に
共通に接続されたエミッタと共通バイアスされたベース
と第1及び第2の負荷抵抗の双方に接続されたコレクタ
とを夫々有する第7及び第8のトランジスタとを有し、
前記第3及び第5のトランジスタの各ベースは相互に接
続されて本回路における第1の利得を制御する電圧を入
力し、前記第4及び第6のトランジスタの各ベースは相
互に接続されて本回路における第2の利得を制御する電
圧を入力することを特徴とする可変利得増幅回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1343092A JPH05218767A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 可変利得増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1343092A JPH05218767A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 可変利得増幅回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05218767A true JPH05218767A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11832924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1343092A Pending JPH05218767A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 可変利得増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05218767A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012028859A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 利得可変差動増幅回路 |
| EP2566049A2 (en) | 2011-08-29 | 2013-03-06 | Semiconductor Components Industries, LLC | Voltage controlled variable gain amplifier circuit |
| CN111030623A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-04-17 | 武汉邮电科学研究院有限公司 | 一种校准直流失调的可调增益放大器 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58200612A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-22 | Hitachi Ltd | 利得制御装置 |
| JPS61219208A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-29 | Hitachi Ltd | 利得可変増幅器 |
| JPH02211708A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 可変利得増幅器 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP1343092A patent/JPH05218767A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58200612A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-22 | Hitachi Ltd | 利得制御装置 |
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| JPH02211708A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 可変利得増幅器 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2012028859A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 利得可変差動増幅回路 |
| US8816772B2 (en) | 2010-07-20 | 2014-08-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Differential amplifier with function of variable gain and optical receiver implemented with the same |
| EP2566049A2 (en) | 2011-08-29 | 2013-03-06 | Semiconductor Components Industries, LLC | Voltage controlled variable gain amplifier circuit |
| US8922279B2 (en) | 2011-08-29 | 2014-12-30 | Semiconductor Components Industries, Llc | Voltage controlled variable gain amplifier circuit |
| CN111030623A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-04-17 | 武汉邮电科学研究院有限公司 | 一种校准直流失调的可调增益放大器 |
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