JPH05220439A - 静電植毛品 - Google Patents

静電植毛品

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JPH05220439A
JPH05220439A JP4057590A JP5759092A JPH05220439A JP H05220439 A JPH05220439 A JP H05220439A JP 4057590 A JP4057590 A JP 4057590A JP 5759092 A JP5759092 A JP 5759092A JP H05220439 A JPH05220439 A JP H05220439A
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JP
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fibers
flocked
treatment
conductive
flocking
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JP4057590A
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Ikuo Mizoguchi
郁夫 溝口
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】静電植毛品において、導電性ポリマーが天然ま
たは合成繊維と結合する導電性繊維を、静電植毛前に脱
ドープ処理し、次いで該繊維を基材の植毛すべき表面に
静電植毛し、その後植毛された該繊維をドープ処理する
ことにより作られてなる。静電植毛前の脱ドープ処理に
より、繊維の導電性が顕著に低下し、従って静電植毛の
工程で、スパーク火花が発生しなくなる。そしてその後
のドープ処理により、植毛品の繊維の導電性は、初期と
同等の水準に復帰する。 【効果】得られる植毛製品は、植毛の密集度につき濃淡
のむらなく均一なものとなり、かつ繊維のもつれ、乱
れ、絡まり等の欠陥の発生も無くなる。そして、最終製
品において所望の高い導電性を有するものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性繊維が表面上に
静電植毛された植毛製品に関する。本発明に係る静電植
毛品は、カーペット、フロッキーヤーン、ブラシロール
等を始め、衣料、靴、家具、電子機器および車両等、様
々な用途において、広範囲に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電植毛品は、一般に、
所要の径を有しかつ所定の長さに切断された短繊維(パ
イル)を、植毛室の中で、篩に通した後、植毛すべき基
材と電極板との間の空間に散布しつつ、通常数万ボルト
の高電圧を基材と電極の間に負荷することにより、基材
の表面に植毛するという方法により作られている。
【0003】例えば、特公平 3-74176号公報は、金属パ
イル(銅、アルミニウムのパイル)の静電植毛技術を開
示する。その中では、金属パイルの分散性の改良のため
に、珪酸ソーダ、コロイダルシリカ等の溶液への浸漬処
理を予め行なうことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、天然または
合成(有機)の導電性繊維を使用した静電植毛の技術に
おいては、導電性繊維の導電性が一定範囲の水準にある
ことが必要とされ、導電性繊維がその水準よりもより良
好な導電性を有するときは、静電植毛の際、繊維同士の
接近または接触によりスパーク火花が発生し、このた
め、植毛製品において表面の植毛密度に濃淡のむらが明
瞭に表われる場合があり、また植毛面に繊維同士のもつ
れ、絡まりおよび乱れが発生し易くなるという問題があ
った。
【0005】この問題を解決する方法として、導電性を
繊維の必要な部分にのみ付与して、スパークの発生を抑
える方法も考えられるが、不必要な部分をマスキング処
理する必要があり、その作業は極めて煩雑であるので、
かかる方法は直ちに採用できるものではない。
【0006】また、特公平 3-74176号公報に示す浸漬処
理を行なっても、上記の問題を何ら解決することにはな
らない。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
天然または合成の導電性繊維が、むらなく均一に、かつ
もつれ等なく安定に、植毛された静電植毛品を提供する
ことにある。
【0008】本発明の別の目的は、最終的に高い導電性
を持った静電植毛品を提供することにある。
【0009】本発明者は、鋭意研究の結果、植毛前の脱
ドープ処理、次いで静電植毛、そしてその後ドープ処理
という手順を経ることにより、好ましくはこれら処理を
特定の条件で行なうことにより、天然または合成の導電
性繊維を、植毛密度の高低むら無く均一に、かつ植毛繊
維のもつれ等無く安定に、基材表面に静電植毛すること
ができ、その結果高導電性の植毛製品が得られることを
見出し、本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性ポリマーが天然または合成繊維と結合する導電性繊
維を、静電植毛前に脱ドープ処理し、次いで該繊維を基
材の植毛すべき表面に静電植毛し、その後植毛された該
繊維をドープ処理することにより作られてなることを特
徴とする静電植毛品に関する。
【0011】以下、本発明の概要を、導電性繊維、脱ド
ープ処理、静電植毛処理及びドープ処理等に分けて説明
する。
【0012】−導電性繊維− 本発明に用いる導電性繊維は、導電性ポリマーが繊維の
表面または繊維全体と結合する天然または合成繊維で、
一定の水準の導電性、好ましくは約104 ないし約10
8 Ω/cmの導電性を有するものである。
【0013】導電性ポリマーとしては、例えばピロー
ル、アニリン、チオフェンまたはこれらの誘導体をモノ
マーとして重合して作られたポリマーまたはコポリマー
など、上記導電性を賦与するポリマーならば、いかなる
ものでもよい。
【0014】導電性ポリマーが結合する導電性繊維は、
通常、繊維を含む溶媒中において、酸化剤を触媒として
モノマーを重合し、そして生成した導電性ポリマーが溶
媒中の繊維の内部および表面に結合することにより、両
者を一体化する方法により、製造される。重合は、反応
混合液を攪拌または循環させながら行なうのがより好ま
しい。
【0015】また、使用する溶媒へのモノマーおよび酸
化剤の添加は、両者を一緒に添加する手順で、あるいは
先にモノマーを添加し、その後酸化剤を添加する手順で
行なってもよい。
【0016】導電性ポリマーを形成する能力をもつモノ
マーとしては、例えば、アニリン、およびo−クロルア
ニリン、m−クロルアニリン、p−クロルアニリン、o
−メトキシアニリン、m−メトキシアニリン、p−メト
キシアニリン、o−エトキシアニリン、m−エトキシア
ニリン、p−エトキシアニリン、o−メチルイアニリ
ン、m−メチルアニリン、p−メチルアニリン等のアニ
リン誘導体;チオフェン、および3−メチルチオフェ
ン、3−メトキシチオフェン等のチオフェン誘導体;ピ
ロール、および3,5−ジメチルピロール等の3,5−
置換ピロール、4−メチルピロール−3−カルボン酸メ
チル等の3,4−置換ピロール、N−メチルピロール等
のN−置換ピロール、3−メチルピロール、3−オクチ
ルピロール等の3−置換ピロールなどの各種の置換ピロ
ールが挙げられる。
【0017】モノマーは、基本的には、重合前では使用
溶媒に可溶である一方、重合後においては該溶媒に対し
て不溶になるものであることが求められる。しかしなが
ら、この観点からすれば、チオフェン3−スルホン酸等
は、重合体の状態でも水溶性であり、繊維への結合が不
十分となるので、好ましくないが、他のモノマーと共重
合して不溶性のコポリマーを得る方法を採用することに
より、使用し得る。
【0018】上記モノマーは、通常、重合の結果生成す
る導電性ポリマーの量が繊維当り約0.6〜約10%の
量となるのに必要な量添加される。また、上記モノマー
の重合は、好都合には、pH1〜4の状態で進行し、そ
の範囲で所望の導電性ポリマーが効率よく得られる。
【0019】また、導電性ポリマー製造に用いる溶媒に
は、水を主成分とし、そして繊維表面のぬれ性の改良の
ために、水と混和し得る性質の有機溶媒を付加的に混合
したものが使用される。有機溶媒の添加量は通常、溶媒
全体の重量に対して約0.1〜約30%の範囲である。
【0020】有機溶媒の例としては、アルコール類、例
えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、n−ブタノール、イソブ
タノール、イソアミルアルコール等;あるいは、テトラ
ヒドロフラン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、メチルイソブチルケトンな
どが挙げられる。
【0021】また、繊維表面のぬれ性を改良する目的
で、界面活性剤をさらに添加してもよい。界面活性剤の
添加量は、好ましくは、溶媒全体の重量に対して約0.
01〜約2%の範囲内の量である。
【0022】界面活性剤としては、例えば、アルキル硫
酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリキシアル
キレンスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスル
ホン酸ナトリウムなどのアニオン型界面活性剤;あるい
は、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコー
ルブロックコポリマー、ポリエチレングリコールアルキ
ルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルフェニル
エーテルなどのノニオン型界面活性剤が挙げられる。
【0023】また、触媒の酸化剤としては、上記モノマ
ーの重合を促進するいかなるものも使用することがで
き、例えば、塩化第二鉄、過塩素酸第二鉄、硫酸第二
鉄、硝酸第二鉄、過沃素酸第二鉄、クエン酸第二鉄、p
−トルエンスルホン酸第二鉄等の第二鉄塩;あるいは、
ペルオクソ二硫酸、ペルオクソ二硫酸アンモニウム、ペ
ルオクソ二硫酸カリウム、ペルオクソ二硫酸ナトリウム
等のペルオクソ二硫酸塩類;あるいは、過マンガン酸、
過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩;三酸化クロ
ム等のクロム酸類;あるいは塩素、臭素、沃素等のハロ
ゲン;過酸化水素、過酸化ベンゾイル等の過酸化物;塩
化銅等の金属塩化物などが挙げられる。
【0024】酸化剤は、上述した各化合物単独で、また
はそれらの適当な組み合せで使用されるが、その量は、
通常、モノマー重量に対して約1:1ないし約1:3の
割合である。
【0025】また、本発明に使用される天然または合成
繊維には、6−ナイロン、6,6−ナイロン等のポリア
ミド繊維、レギュラーポリエステル繊維、塩基性染料可
染型ポリエステル繊維、アクリル繊維、アラミド繊維
(芳香族ポリイミド繊維)、ビニロン繊維、再生セルロ
ース繊維、羊毛繊維、木綿繊維、麻繊維、並びにポリエ
チレン、ポリプロピレンおよびその他の複合紡糸繊維な
どが挙げられる。
【0026】これら繊維は、染色されたものでも、また
未染色のものでもよく、さらにコロナ処理等がなされた
ものであってもよい。繊維(パイル)は、所要の径を有
しかつ一定範囲の長さを有する形態で使用される。短繊
維が特に好ましい。
【0027】−脱ドープ処理− 脱ドープ処理とは、上記の酸化重合により得られた導電
性繊維について、その中に含有するドーパントを除去す
ることにより、繊維の導電性を低下せしめる処理をいう
が、有効な脱ドープ方法として、還元剤を用いて処理す
る方法と、アルカリ処理を行なう方法とがある。
【0028】前者の脱ドープ方法は、分散染料で染色さ
れたポリエステル繊維等において特に効果的であり、一
方後者の脱ドープ方法は、ナイロン等のポリアミド繊維
において有利である。
【0029】還元剤を用いる脱ドープ処理は、導電性繊
維をアルカリ性のハイドロサルファイトナトリウム、チ
オ硫酸ナトリウム等の水溶液で、室温ないし90℃にて
5〜60分間処理する方法で行なわれ、またアルカリに
よる脱ドープ処理は、導電性繊維を水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムまたはアンモニア水溶液等で処理する方
法で行なわれる。
【0030】本処理の後、脱ドープされた繊維の静電植
毛を円滑にするために、それを静電植毛の前に、珪酸ソ
ーダ、コロイダルシリカ等の珪酸質化合物で処理して、
塊状態からのほぐれを容易にしておくのが、より好まし
い。なお、珪酸質化合物は、強アルカリにのみ溶解する
ので、次のドープ処理に重大な悪影響を与えない。
【0031】−静電植毛− 本発明において、静電植毛は基本的に従来と同様の手法
により行なわれる。即ち、所要の径、長さを有する繊維
(パイル)を、植毛室の中で、篩に通しそして基材と電
極板との間の空間に散布しつつ、通常数万ボルトの高電
圧を基材と電極の間に負荷して、基材の表面に植毛する
という方法により行われる。
【0032】−ドープ処理− ドープ処理とは、静電植毛の後、ドーパントを植毛品の
導電性繊維に再び賦与することにより、繊維の導電性を
高める処理をいうが、一般的には、静電植毛品をドーピ
ング剤の溶液中に所要時間浸漬するという方法により行
われる。
【0033】適するドーピング剤としては、例えば、p
−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、モノクロ
ロベンゼンスルホン酸、ジクロロベンゼンスルホン酸、
トリクロロベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、イソプロピルナフタレンスルホン酸、ドデシルベン
ゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、ナフタレン
トリスルホン酸、スルホサリチル酸およびその他の芳香
族スルホン酸;あるいは過塩素酸、塩酸、硫酸、硝酸、
トリフルオロスルホン酸なども使用される。
【0034】これらドーピング剤は、好適には、pH1
〜5、より好ましくはpH1〜3の条件下で使用され
る。
【0035】ドーピング剤の溶液は、通常、酸濃度0.
01〜1 mol/Lのものが使用され、そしてドープ処理
は、好ましくは、温度10〜90℃のドーピング剤溶液
中に、静電植毛品を5〜240分間浸漬する方法により
行われる。
【0036】さらに、このドープ処理においては、導電
性ポリマーの製造に適用される上記の界面活性剤または
有機溶媒(アルコール類等)を適量、ドーピング剤溶液
に添加することにより、個々の植毛繊維へのドーピング
剤の進入、浸透を円滑にするのが、より好ましい。
【0037】
【作用】本発明では、導電性繊維を静電植毛の前に脱ド
ープ処理することにより、該繊維の導電性が顕著に低下
する。従って、これに続いて行われる静電植毛の工程に
おいて、かかる導電性の低減により、該繊維同士が接触
またはそれに近い状態にあっても、スパーク火花がほと
んど発生しなくなる。また、その後のドープ処理を行う
ことにより、植毛品の繊維の導電性は、初期の水準また
はそれに近い水準に復帰する。
【0038】したがって、スパークの発生防止により、
植毛製品は、植毛の密集度につき濃淡のむらなく均一な
ものとなり、また、繊維のもつれ、乱れ、絡まり等の欠
陥の発生も無くなる。
【0039】そしてまた、ドープ処理で導電性を回復す
ることで、初期は適度の導電性であっても、最終製品に
おいて導電性が極端に悪くなるというようなことが起き
ず、よって所望の高い導電性を有する植毛品が得られ
る。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って詳細に説明す
る。
【0041】実施例1 0.5mmの長さに切断された1デニールの6−ナイロン
繊維100 gを、金属錯塩染料 Kayakalan Red BL (日
本化薬株式会社製)1.1%o.w.f.で常法に従い染色し
そして充分に水洗浄した後、これを、イソプロピルアル
コール5%、ピロールモノマー0.03モルおよび塩化
第二鉄0.069モルを含有する液温12℃の水溶液3
リットル中に攪拌しながら添加し、これより4時間の間
重合反応を継続した。その後、繊維を充分に水洗すると
ともに、濾液より塩化第二鉄の検出が見られなくなった
ことを確認した。
【0042】得られた導電性繊維を水酸化ナトリウム3
g/lの溶液に、温度60〜70℃にて20分間浸漬し
て、脱ドープ処理を行った。その後、該繊維の水洗を繰
り返し充分に行い、そしてその後80〜90℃で乾燥す
ることにより、導電性を低下せしめた繊維を得た。
【0043】そして、基材のポリエステルフィルム上
に、アクリル樹脂エマルション(4000cps/25℃、ボン
コート 大日本インキ株式会社製)150g/m2を塗布
し、次いでこれを植毛室に送り、そして上記の繊維を該
ポリエステルフィルムと電極盤との間に散布しながら、
両者間に 30000Vの電圧を付加することにより、繊維を
フィルム表面に静電植毛した。この過程で、スパーク火
花の発生は全く認められなかった。
【0044】その後、植毛されたフィルムを120〜1
30℃で15分間加熱することにより、フィルム表面の
アクリル樹脂をエポキシ硬化剤により充分に硬化せし
め、そしてその後、静電植毛フィルムを60℃のp−ト
ルエンスルホン酸0.5 mol/L水溶液に180分間浸漬
することにより、ドープ処理を行なった。
【0045】而して、得られた静電植毛品は、1〜2×
104 Ω/cmという高い導電性を有し、木綿による摩擦
帯電が全く起きないものであった。
【0046】比較例 水酸化ナトリウム3 g/lの溶液への浸漬処理を除いて、
実施例1の手順、方法と同じ手順、方法により、フィル
ム状の静電植毛品を作った。
【0047】しかし、静電植毛の過程でスパーク火花が
発生し、そして得られた植毛品は、植毛の密集度につき
濃淡のむらがあり、また植毛面にもつれ、絡まり等の存
在が認められ、不良製品であった。
【0048】実施例2 1.0mmの長さに切断された1.3デニールの塩基性染
料可染型アクリル繊維(ピューロン 旭化成工業株式会
社製)100 gを、染料 Cathilon Blue(保土谷化学株
式会社製)1.0%o.w.f.で常法に従い染色し、そして
充分に水洗浄した後、これを、イソプロピルアルコール
5%、ピロールモノマー0.045モルおよび塩化第二
鉄0.105モルを含有する液温15℃の水溶液3リッ
トル中に攪拌しながら分散させ、これより4時間の間重
合反応を継続した。その後、繊維を充分に水洗するとと
もに、濾液より塩化第二鉄の検出が見られなくなったこ
とを確認した。
【0049】得られた導電性繊維を水酸化ナトリウム5
g/lの溶液に、温度60〜70℃にて20分間浸漬し
て、脱ドープ処理を行った。その後、該繊維の水洗を繰
り返し充分に行い、そしてその後80〜90℃で乾燥す
ることにより、潜在的な導電性繊維を得た。
【0050】そして、基材のポリエステルフィルム上
に、アクリル樹脂エマルション(4000cps/25℃、ボン
コート 大日本インキ株式会社製)150g/m2を塗布
し、次いでこれを植毛室に送り、そして上記の繊維を該
ポリエステルフィルムと電極盤との間に散布しながら、
両者間に 30000Vの電圧を付加することにより、繊維を
フィルム表面に静電植毛した。この過程で、スパーク火
花の発生は全く認められなかった。
【0051】その後、植毛されたフィルムを120〜1
30℃で15分間加熱することにより、フィルム表面の
アクリル樹脂をエポキシ硬化剤により充分に硬化せし
め、そしてその後、静電植毛フィルムを60℃のp−ト
ルエンスルホン酸0.5 mol/L水溶液に180分間浸漬
することにより、ドープ処理を行なった。
【0052】而して、得られた静電植毛品は、所望の高
導電性を有するものであった。
【0053】
【発明の効果】以上の記載よりわかるように、本発明に
よれば、天然または合成の導電性繊維が、植毛の密集度
につき濃淡のむらなく均一に、かつ、もつれ、絡まり等
の欠陥なく安定に、植毛された静電植毛品が提供され、
そして、最終的に高導電性の静電植毛品が作られるとい
う効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性ポリマーが天然または合成繊維と
    結合する導電性繊維を、静電植毛前に脱ドープ処理し、
    次いで該繊維を基材の植毛すべき表面に静電植毛し、そ
    の後植毛された該繊維をドープ処理することにより作ら
    れてなることを特徴とする静電植毛品。
JP4057590A 1992-02-10 1992-02-10 静電植毛品 Pending JPH05220439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139674A (ja) * 2010-12-31 2012-07-26 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 伝導性フィルムの後処理方法およびこれを用いた伝導性フィルム
CN109853097A (zh) * 2019-02-25 2019-06-07 浙江久大纺织科技有限公司 一种阻燃、抗菌、透气的植绒纱线及其制备方法

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