JPH05220802A - 射出成形機における射出速度検出方法 - Google Patents
射出成形機における射出速度検出方法Info
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- JPH05220802A JPH05220802A JP5747792A JP5747792A JPH05220802A JP H05220802 A JPH05220802 A JP H05220802A JP 5747792 A JP5747792 A JP 5747792A JP 5747792 A JP5747792 A JP 5747792A JP H05220802 A JPH05220802 A JP H05220802A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形器における射出スクリュの移動速度
を高精度に且つ安価に行なうことのできる方法を実現す
ること。 【構成】 射出スクリュに対して装着された射出スクリ
ュ位置検出用のロータリエンコーダを利用し、該ロータ
リエンコーダの出力信号におけるパルス間の基準クロッ
ク数をカウントし、かかるカウント値から、射出部材の
移動速度を算出するようにした。
を高精度に且つ安価に行なうことのできる方法を実現す
ること。 【構成】 射出スクリュに対して装着された射出スクリ
ュ位置検出用のロータリエンコーダを利用し、該ロータ
リエンコーダの出力信号におけるパルス間の基準クロッ
ク数をカウントし、かかるカウント値から、射出部材の
移動速度を算出するようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、射出成形機における射出プラン
ジャまたは射出スクリュ(以下、射出部材と総称する)
の移動速度を、簡単な構造をもって容易に、且つ高精度
に測定することのできる射出成形機における射出速度検
出方法に関するものである。
ジャまたは射出スクリュ(以下、射出部材と総称する)
の移動速度を、簡単な構造をもって容易に、且つ高精度
に測定することのできる射出成形機における射出速度検
出方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】射出成形機では、金型の成形キャビティ内
に溶融樹脂を射出充填する射出行程が、成形品の品質等
に大きな影響を及ぼす。そのために、射出成形機におい
ては、射出行程における射出速度をトレンド波形表示等
にて確認したり、それを適当な設定値に制御するため、
或いは成形品の良否判定の為の監視やポンプの性能確認
(射出速度から吐出量を換算する)等のため、射出速度
を高精度に検出する必要がある。
に溶融樹脂を射出充填する射出行程が、成形品の品質等
に大きな影響を及ぼす。そのために、射出成形機におい
ては、射出行程における射出速度をトレンド波形表示等
にて確認したり、それを適当な設定値に制御するため、
或いは成形品の良否判定の為の監視やポンプの性能確認
(射出速度から吐出量を換算する)等のため、射出速度
を高精度に検出する必要がある。
【0003】そこで、従来の射出成形機では、例えば、
射出部材に対してポテンショメータを取り付け、アナロ
グ微分回路やA/D変換器度と組み合わせることによ
り、射出部材の移動速度を測定するようになっている。
射出部材に対してポテンショメータを取り付け、アナロ
グ微分回路やA/D変換器度と組み合わせることによ
り、射出部材の移動速度を測定するようになっている。
【0004】しかしながら、これらの装置による測定で
は、充分な測定精度が得られ難く、しかも測定に時間が
かかり、また装置が複雑で高価となるという問題があっ
た。
は、充分な測定精度が得られ難く、しかも測定に時間が
かかり、また装置が複雑で高価となるという問題があっ
た。
【0005】一方、射出成形機にあっては、通常、射出
部材の位置を検出するためのロータリエンコーダ等を備
えていることから、かかるロータリエンコーダの出力信
号におけるパルス数を、一定時間カウントすることによ
り、一定時間内における射出部材の移動量から、該射出
部材の移動速度を測定するようにしたものも、用いられ
ている。
部材の位置を検出するためのロータリエンコーダ等を備
えていることから、かかるロータリエンコーダの出力信
号におけるパルス数を、一定時間カウントすることによ
り、一定時間内における射出部材の移動量から、該射出
部材の移動速度を測定するようにしたものも、用いられ
ている。
【0006】ところが、かくの如き手法においては、ロ
ータリエンコーダの出力信号における1パルスを最小単
位として、射出部材の移動距離を測定するものであり、
1パルスに対応する射出部材の移動距離よりも小さな範
囲では測定不能となることから、ロータリエンコーダの
出力信号におけるパルス間隔の大きさによって、測定精
度が決定されることとなるが、ロータリエンコーダは光
学機器であり、そのパルス間隔を余り小さくすることが
できないために、充分な測定精度を得ることが難しかっ
たのである。
ータリエンコーダの出力信号における1パルスを最小単
位として、射出部材の移動距離を測定するものであり、
1パルスに対応する射出部材の移動距離よりも小さな範
囲では測定不能となることから、ロータリエンコーダの
出力信号におけるパルス間隔の大きさによって、測定精
度が決定されることとなるが、ロータリエンコーダは光
学機器であり、そのパルス間隔を余り小さくすることが
できないために、充分な測定精度を得ることが難しかっ
たのである。
【0007】また、かかる手法にあっては、一定時間内
における射出部材の移動量を、ロータリエンコーダの出
力信号におけるパルス数でカウントして測定することに
より、射出部材の移動速度を求めるものであることか
ら、その測定のためには、ロータリエンコーダの出力信
号に数パルス〜数十パルスが含まれるだけの射出部材の
移動量が必要とされることとなり、それ故、射出部材の
移動速度を連続して測定することができないという不具
合も有していたのである。
における射出部材の移動量を、ロータリエンコーダの出
力信号におけるパルス数でカウントして測定することに
より、射出部材の移動速度を求めるものであることか
ら、その測定のためには、ロータリエンコーダの出力信
号に数パルス〜数十パルスが含まれるだけの射出部材の
移動量が必要とされることとなり、それ故、射出部材の
移動速度を連続して測定することができないという不具
合も有していたのである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、射出成形機における射出部材の移動速度
を、簡単な構造をもって容易に、且つ高精度に測定する
ことのできる方法を提供することにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、射出成形機における射出部材の移動速度
を、簡単な構造をもって容易に、且つ高精度に測定する
ことのできる方法を提供することにある。
【0009】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、加熱筒内に挿入されて、該
加熱筒内の溶融樹脂を先端ノズル部から所定の成形キャ
ビティ内に射出充填せしめる射出部材の位置を、エンコ
ーダにより検出するようにした射出成形機において、前
記エンコーダの出力信号におけるパルス間の基準クロッ
ク数をカウントし、かかるカウント値から、前記射出部
材の移動速度を算出するようにした射出成形機における
射出速度検出方法にある。
発明の特徴とするところは、加熱筒内に挿入されて、該
加熱筒内の溶融樹脂を先端ノズル部から所定の成形キャ
ビティ内に射出充填せしめる射出部材の位置を、エンコ
ーダにより検出するようにした射出成形機において、前
記エンコーダの出力信号におけるパルス間の基準クロッ
ク数をカウントし、かかるカウント値から、前記射出部
材の移動速度を算出するようにした射出成形機における
射出速度検出方法にある。
【0010】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0011】先ず、図1には、本発明が適用されるイン
ラインスクリュ式射出成形機の概略構成図が示されてい
る。そこにおいて、10は、加熱筒12内に挿入配置さ
れた射出スクリュである。この射出スクリュ10には、
加熱筒12より突出した後端部側に対して、図示しない
油圧モータ等が接続されて、軸心回りに回転駆動せしめ
られるようになっている。また、かかる射出スクリュ1
0の後端部には、ベアリングボックス14を介して、図
示しない油圧シリンダ等が接続されており、かかる油圧
シリンダ等により、射出スクリュ10が軸方向に駆動せ
しめられるようになっている。
ラインスクリュ式射出成形機の概略構成図が示されてい
る。そこにおいて、10は、加熱筒12内に挿入配置さ
れた射出スクリュである。この射出スクリュ10には、
加熱筒12より突出した後端部側に対して、図示しない
油圧モータ等が接続されて、軸心回りに回転駆動せしめ
られるようになっている。また、かかる射出スクリュ1
0の後端部には、ベアリングボックス14を介して、図
示しない油圧シリンダ等が接続されており、かかる油圧
シリンダ等により、射出スクリュ10が軸方向に駆動せ
しめられるようになっている。
【0012】そして、良く知られているように、材料供
給口16から供給される樹脂材料が、加熱筒12内にお
いて、射出スクリュ10の回転作動により、可塑化およ
び計量されて前方に導入、貯留され、その後、該射出ス
クリュ10の前進移動により、かかる樹脂材料が、先端
ノズル部18を通じて、図示しない成形キャビティ内に
射出充填せしめられることとなるのである。
給口16から供給される樹脂材料が、加熱筒12内にお
いて、射出スクリュ10の回転作動により、可塑化およ
び計量されて前方に導入、貯留され、その後、該射出ス
クリュ10の前進移動により、かかる樹脂材料が、先端
ノズル部18を通じて、図示しない成形キャビティ内に
射出充填せしめられることとなるのである。
【0013】さらに、上記射出スクリュ10には、ロー
タリエンコーダ24を用いて構成されたスクリュ位置検
出手段20が設けられている。かかるスクリュ位置検出
手段20は、従来から公知のものであり、ベアリングボ
ックス14に対して固定されて、射出スクリュ10の軸
方向に延び出し、該射出スクリュ10と一体的に移動せ
しめられるラック22と、ロータリエンコーダ24の回
転軸に取り付けられたピニオン26とからなるラック・
ピニオン機構を含んで構成されている。そして、このロ
ータリエンコーダ24の出力信号が、図示しない移動位
置検出回路に入力されて処理されることにより、射出ス
クリュ10の移動位置が検出され得るようになっている
のである。
タリエンコーダ24を用いて構成されたスクリュ位置検
出手段20が設けられている。かかるスクリュ位置検出
手段20は、従来から公知のものであり、ベアリングボ
ックス14に対して固定されて、射出スクリュ10の軸
方向に延び出し、該射出スクリュ10と一体的に移動せ
しめられるラック22と、ロータリエンコーダ24の回
転軸に取り付けられたピニオン26とからなるラック・
ピニオン機構を含んで構成されている。そして、このロ
ータリエンコーダ24の出力信号が、図示しない移動位
置検出回路に入力されて処理されることにより、射出ス
クリュ10の移動位置が検出され得るようになっている
のである。
【0014】また、そこにおいて、かかるロータリエン
コーダ24の出力信号は、射出スクリュ10の移動位置
検出回路とは別途、図2にブロック図が示されている如
き、射出スクリュ10の移動速度検出回路に対して入力
せしめられる。
コーダ24の出力信号は、射出スクリュ10の移動位置
検出回路とは別途、図2にブロック図が示されている如
き、射出スクリュ10の移動速度検出回路に対して入力
せしめられる。
【0015】すなわち、かかる移動速度検出回路におい
ては、ロータリエンコーダ24が、波形整形部28を経
て、パルス変換部30に接続されている。それによっ
て、先ず、ロータリエンコーダ24の出力のうち、回転
量に対応した2相出力:A,B相(所謂、ゼロ信号発生
用のZ相出力を除いた出力)が、波形整形部28におい
てパルス信号:Pとされ、その後、このパルス信号:P
が、パルス変換部30において、図3に示されている如
く、その隣接する二つのパルス間隔をパルス長:Tとす
るパルス波形のゲート信号:GAに変換されるようにな
っている。
ては、ロータリエンコーダ24が、波形整形部28を経
て、パルス変換部30に接続されている。それによっ
て、先ず、ロータリエンコーダ24の出力のうち、回転
量に対応した2相出力:A,B相(所謂、ゼロ信号発生
用のZ相出力を除いた出力)が、波形整形部28におい
てパルス信号:Pとされ、その後、このパルス信号:P
が、パルス変換部30において、図3に示されている如
く、その隣接する二つのパルス間隔をパルス長:Tとす
るパルス波形のゲート信号:GAに変換されるようにな
っている。
【0016】さらに、パルス変換部30は、カウンタ3
2に接続されている。また、カウンタ32には、基準ク
ロック発生部33が接続されており、基準クロックが入
力されるようになっている。
2に接続されている。また、カウンタ32には、基準ク
ロック発生部33が接続されており、基準クロックが入
力されるようになっている。
【0017】それによって、前記パルス変換部30か
ら、ゲート信号:GAが、カウンタ32に入力され、こ
のカウンタ32において、基準クロック発生部33から
入力されるクロック数に合わせてカウントされることに
より、かかるゲート信号:GAが、カウント値であるD
ATAに変換されるようになっている。
ら、ゲート信号:GAが、カウンタ32に入力され、こ
のカウンタ32において、基準クロック発生部33から
入力されるクロック数に合わせてカウントされることに
より、かかるゲート信号:GAが、カウント値であるD
ATAに変換されるようになっている。
【0018】そして、上記パルス変換部30およびカウ
ンタ32は、それぞれ、CPU34のバスラインに接続
されており、それらパルス変換部30およびカウンタ3
2の作動が制御されると共に、CPU34,ROM3
6,RAM38から成る演算処理部において、カウンタ
32にて得られるDATAより、射出スクリュ10の移
動速度が算出され得るようになっているのである。
ンタ32は、それぞれ、CPU34のバスラインに接続
されており、それらパルス変換部30およびカウンタ3
2の作動が制御されると共に、CPU34,ROM3
6,RAM38から成る演算処理部において、カウンタ
32にて得られるDATAより、射出スクリュ10の移
動速度が算出され得るようになっているのである。
【0019】より具体的には、かかる射出スクリュ10
の移動速度の算出のフロー図が、図4に示されている。
の移動速度の算出のフロー図が、図4に示されている。
【0020】すなわち、射出スクリュ10の移動速度を
算出するに際しては、先ず、ステップS1において、カ
ウンタ32に対して、リセット信号:RSTが入力され
て、カウント値がリセットされる。
算出するに際しては、先ず、ステップS1において、カ
ウンタ32に対して、リセット信号:RSTが入力され
て、カウント値がリセットされる。
【0021】続くステップS2において、パルス変換部
30に対して、カウント信号:CNTが入力されて、該
パルス変換部30の動作が開始せしめられる。即ち、波
形整形部28からのパルス信号:Pの入力により、カウ
ンタ32に対してゲート信号:GAが出力される。ま
た、カウンタ32においては、かかるゲート信号:GA
の入力中、基準クロックがカウントせしめられる。そし
て、パルス変換部30に対して、波形整形部28から、
次のパルス信号:Pが入力されると、カウンタ32に対
するゲート信号:GAの出力が切られると共に、CPU
34のバスラインに対してイント信号:INTが出力さ
れる。
30に対して、カウント信号:CNTが入力されて、該
パルス変換部30の動作が開始せしめられる。即ち、波
形整形部28からのパルス信号:Pの入力により、カウ
ンタ32に対してゲート信号:GAが出力される。ま
た、カウンタ32においては、かかるゲート信号:GA
の入力中、基準クロックがカウントせしめられる。そし
て、パルス変換部30に対して、波形整形部28から、
次のパルス信号:Pが入力されると、カウンタ32に対
するゲート信号:GAの出力が切られると共に、CPU
34のバスラインに対してイント信号:INTが出力さ
れる。
【0022】続くステップS3において、計数(カウン
ト)が完了してINTが出力されたか否かの判断が為さ
れる。そして、このステップにおいて計数が完了したと
判断されると、引き続いてステップS4が実行され、カ
ウンタ32からカウント値(DATA)が読み込まれ
て、RAM38に記憶される。
ト)が完了してINTが出力されたか否かの判断が為さ
れる。そして、このステップにおいて計数が完了したと
判断されると、引き続いてステップS4が実行され、カ
ウンタ32からカウント値(DATA)が読み込まれ
て、RAM38に記憶される。
【0023】そうして、続くステップS5において、か
かるDATAから、後述する算式に従い、射出スクリュ
10の移動速度が算出される。そして、その後、ステッ
プS6において、カウント信号:CNTの入力が切ら
れ、パルス変換部30の作動が停止せしめられて、終了
する。
かるDATAから、後述する算式に従い、射出スクリュ
10の移動速度が算出される。そして、その後、ステッ
プS6において、カウント信号:CNTの入力が切ら
れ、パルス変換部30の作動が停止せしめられて、終了
する。
【0024】なお、実際には、上記ステップS1〜S6
を繰り返して行なうことにより、射出スクリュ10の移
動速度が、連続的に測定されることとなる。
を繰り返して行なうことにより、射出スクリュ10の移
動速度が、連続的に測定されることとなる。
【0025】すなわち、上述の如くして得られたカウン
ト値(DATA)は、ロータリエンコーダ24の出力信
号におけるパルス間隔の時間値を表すものであり、それ
故、かかるカウント値から、下記(1)式により、射出
スクリュ10の移動速度を算出することができるのであ
る。
ト値(DATA)は、ロータリエンコーダ24の出力信
号におけるパルス間隔の時間値を表すものであり、それ
故、かかるカウント値から、下記(1)式により、射出
スクリュ10の移動速度を算出することができるのであ
る。
【0026】 V = ( ΔCLK ÷ N ) × ΔL ・・・(1) 但し、 V:射出スクリュ10の移動速度(mm/se
c) ΔCLK:基準クロック周波数(Hz)又は(パルス/se
c) N:基準クロックのカウント値 ΔL:ロータリエンコーダ24の出力信号における1パ
ルスに相当する射出スクリュ10の移動距離(mm)
c) ΔCLK:基準クロック周波数(Hz)又は(パルス/se
c) N:基準クロックのカウント値 ΔL:ロータリエンコーダ24の出力信号における1パ
ルスに相当する射出スクリュ10の移動距離(mm)
【0027】従って、このような手法によれば、基準ク
ロックのカウント値を最小単位として、ロータリエンコ
ーダ24の出力信号における1パルスに相当する距離:
ΔLだけ、射出スクリュ10が移動するに要した時間
を、基準クロックのカウント値として検出することによ
り、射出スクリュの移動速度を測定することができるの
であり、それ故、前述した従来のロータリエンコーダを
用いた手法の如く、ロータリエンコーダの出力信号にお
ける1パルスを最小単位として、一定時間内における射
出スクリュの移動距離を測定する場合に比して、その測
定精度が、飛躍的に向上され得るのである。
ロックのカウント値を最小単位として、ロータリエンコ
ーダ24の出力信号における1パルスに相当する距離:
ΔLだけ、射出スクリュ10が移動するに要した時間
を、基準クロックのカウント値として検出することによ
り、射出スクリュの移動速度を測定することができるの
であり、それ故、前述した従来のロータリエンコーダを
用いた手法の如く、ロータリエンコーダの出力信号にお
ける1パルスを最小単位として、一定時間内における射
出スクリュの移動距離を測定する場合に比して、その測
定精度が、飛躍的に向上され得るのである。
【0028】かかる測定精度の向上効果を、より具体的
に示すため、以下に、本実施例手法によって測定した場
合と、従来方法によって測定した場合とにおける、それ
ぞれの測定誤差(1カウント値に対応する誤差)を求め
た結果を示す。
に示すため、以下に、本実施例手法によって測定した場
合と、従来方法によって測定した場合とにおける、それ
ぞれの測定誤差(1カウント値に対応する誤差)を求め
た結果を示す。
【0029】なお、使用するロータリエンコーダの性能
や射出条件は、下記の通り、統一するものとする。 ・ロータリエンコーダ:2000P/R(80mmにて1
回転,1パルスに相当する射出スクリュの移動距離:
0.04mm) ・射出スクリュの移動速度:130(mm/sec)
や射出条件は、下記の通り、統一するものとする。 ・ロータリエンコーダ:2000P/R(80mmにて1
回転,1パルスに相当する射出スクリュの移動距離:
0.04mm) ・射出スクリュの移動速度:130(mm/sec)
【0030】また、上述の如き実施例手法において使用
する基準クロック周波数(ΔCLK)は1MHz とし、従
来の手法においてロータリエンコーダの出力信号を測定
する測定時間:Sは5msecとする(1スキャン毎に修正
するには、5msec以下とする必要があるため)。
する基準クロック周波数(ΔCLK)は1MHz とし、従
来の手法においてロータリエンコーダの出力信号を測定
する測定時間:Sは5msecとする(1スキャン毎に修正
するには、5msec以下とする必要があるため)。
【0031】先ず、本実施例手法によれば、 射出スクリュの移動速度:130mm/secのときのカウ
ント値:Nは、前記(1)式より、 N=(ΔCLK・ΔL)/V =40000/130=307.7(パルス) カウント値:N=307(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V1は、前記(1)式より、 V1=(ΔCLK・ΔL)/N =40000/307=130.3(mm/sec) カウント値:N=308(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V2は、同様に、 V2=40000/308=129.9(mm/sec) よって、1カウント値の誤差:δは、 δ=130.3−129.9=0.4(mm/sec) となる。また、かかる誤差:δは、射出スクリュの移動
速度が遅いほど、小さくなる。
ント値:Nは、前記(1)式より、 N=(ΔCLK・ΔL)/V =40000/130=307.7(パルス) カウント値:N=307(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V1は、前記(1)式より、 V1=(ΔCLK・ΔL)/N =40000/307=130.3(mm/sec) カウント値:N=308(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V2は、同様に、 V2=40000/308=129.9(mm/sec) よって、1カウント値の誤差:δは、 δ=130.3−129.9=0.4(mm/sec) となる。また、かかる誤差:δは、射出スクリュの移動
速度が遅いほど、小さくなる。
【0032】一方、従来手法によれば、射出スクリュの
移動速度:Vは、下記(2)式にて算出されることとな
る。 V = ( ΔL ・ NP ) / S ・・・(2) 但し、NP:ロータリエンコーダの出力信号におけるパ
ルスカウント値 S:ロータリエンコーダの出力信号を測定する測定時間
移動速度:Vは、下記(2)式にて算出されることとな
る。 V = ( ΔL ・ NP ) / S ・・・(2) 但し、NP:ロータリエンコーダの出力信号におけるパ
ルスカウント値 S:ロータリエンコーダの出力信号を測定する測定時間
【0033】それ故、かかる従来手法によれば、 射出スクリュの移動速度:130mm/secのときのカウ
ント値:NPは、前記(2)式より、 NP=(S・V)/ΔL =(0.005×130)/0.04=16.25(パルス) カウント値:NP=16(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V1′は、前記(2)式より、 V1′=(0.04×16)/0.005 =128.0(mm/sec) カウント値:NP=17(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V2′は、同様に、 V2′=(0.04×17)/0.005 =136.0(mm/sec) よって、1カウント値の誤差:δ′は、 δ′=136−128=8(mm/sec) となる。また、かかる誤差:δ′は、射出スクリュの移
動速度が遅いほど、大きくなる。
ント値:NPは、前記(2)式より、 NP=(S・V)/ΔL =(0.005×130)/0.04=16.25(パルス) カウント値:NP=16(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V1′は、前記(2)式より、 V1′=(0.04×16)/0.005 =128.0(mm/sec) カウント値:NP=17(パルス)のときの射出スク
リュの移動速度:V2′は、同様に、 V2′=(0.04×17)/0.005 =136.0(mm/sec) よって、1カウント値の誤差:δ′は、 δ′=136−128=8(mm/sec) となる。また、かかる誤差:δ′は、射出スクリュの移
動速度が遅いほど、大きくなる。
【0034】従って、これらδ,δ′の算出結果から
も、本実施例手法によって、飛躍的な測定精度の向上が
達成され得ることが、明らかなところである。
も、本実施例手法によって、飛躍的な測定精度の向上が
達成され得ることが、明らかなところである。
【0035】また、かくの如き手法によれば、ロータリ
エンコーダ24の出力信号における1パルス間で、射出
スクリュの移動速度を検出することができることから、
実質上、連続的な測定が可能となるのである。
エンコーダ24の出力信号における1パルス間で、射出
スクリュの移動速度を検出することができることから、
実質上、連続的な測定が可能となるのである。
【0036】しかも、かかる手法にあっては、検出装置
としてロータリエンコーダを用いるものであって、A/
D変換器等が不要であることから、迅速な測定が可能と
なるのである。
としてロータリエンコーダを用いるものであって、A/
D変換器等が不要であることから、迅速な測定が可能と
なるのである。
【0037】さらに、かかる手法においては、従来か
ら、射出スクリュ10の位置を検出するために用いられ
ているロータリエンコーダがそのまま使用され得ること
から、射出スクリュの移動速度を検出するための装置
が、極めて簡略な構造をもって、容易に且つ安価に実現
され得るという、実施上の大きな利点をも、有している
のである。
ら、射出スクリュ10の位置を検出するために用いられ
ているロータリエンコーダがそのまま使用され得ること
から、射出スクリュの移動速度を検出するための装置
が、極めて簡略な構造をもって、容易に且つ安価に実現
され得るという、実施上の大きな利点をも、有している
のである。
【0038】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0039】例えば、前記実施例では、射出スクリュの
位置検出手段としてロータリエンコーダが採用されてお
り、それを射出スクリュの移動速度検出用に用いたが、
その他、射出スクリュの位置検出手段として、ロータリ
エンコーダ以外のパルス信号を出力する他のエンコーダ
が採用されている場合には、それを射出スクリュの移動
速度検出用に用いることも可能である。
位置検出手段としてロータリエンコーダが採用されてお
り、それを射出スクリュの移動速度検出用に用いたが、
その他、射出スクリュの位置検出手段として、ロータリ
エンコーダ以外のパルス信号を出力する他のエンコーダ
が採用されている場合には、それを射出スクリュの移動
速度検出用に用いることも可能である。
【0040】また、前記実施例では、インラインスクリ
ュタイプの射出装置に対して、本発明を適用したものの
一例を示したが、本発明は、その他、プランジャタイプ
の射出装置等に対しても、同様に適用され得るものであ
る。
ュタイプの射出装置に対して、本発明を適用したものの
一例を示したが、本発明は、その他、プランジャタイプ
の射出装置等に対しても、同様に適用され得るものであ
る。
【0041】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0042】
【発明の効果】本発明手法にあっては、エンコーダの出
力信号におけるパルス間の基準クロックをカウントし、
かかるカウント値から射出部材の移動速度を算出するも
のであることから、エンコーダの出力信号におけるパル
ス間に相当する極めて短い時間内で、基準クロックのカ
ウント値に対応する極めて高い測定精度をもって、目的
とする射出部材の移動速度を検出することができるので
ある。
力信号におけるパルス間の基準クロックをカウントし、
かかるカウント値から射出部材の移動速度を算出するも
のであることから、エンコーダの出力信号におけるパル
ス間に相当する極めて短い時間内で、基準クロックのカ
ウント値に対応する極めて高い測定精度をもって、目的
とする射出部材の移動速度を検出することができるので
ある。
【0043】しかも、かかる本発明手法によれば、エン
コーダの出力信号における1パルス間で、射出部材の移
動速度を検出することができることから、実質上、連続
的な測定が可能となるのである。
コーダの出力信号における1パルス間で、射出部材の移
動速度を検出することができることから、実質上、連続
的な測定が可能となるのである。
【0044】さらに、かかる本発明手法においては、従
来から、射出部材の位置を検出するために用いられてい
るエンコーダがそのまま使用されることから、射出部材
の移動速度を検出するための装置が、簡略な構造をもっ
て、容易に且つ安価に実現され得るという、実施上の利
点をも、有しているのである。
来から、射出部材の位置を検出するために用いられてい
るエンコーダがそのまま使用されることから、射出部材
の移動速度を検出するための装置が、簡略な構造をもっ
て、容易に且つ安価に実現され得るという、実施上の利
点をも、有しているのである。
【図1】本発明が適用されるインラインスクリュ式射出
成形機を示す概略構成図である。
成形機を示す概略構成図である。
【図2】本発明に従う射出スクリュの移動速度検出回路
の一具体例を示すブロック図である。
の一具体例を示すブロック図である。
【図3】図2に示された射出スクリュの移動速度検出回
路において、波形整形部から出力されるパルス信号:P
とパルス変換部から出力されるゲート信号:GAとの関
係を示す説明図である。
路において、波形整形部から出力されるパルス信号:P
とパルス変換部から出力されるゲート信号:GAとの関
係を示す説明図である。
【図4】図2に示された射出スクリュの移動速度検出回
路において、射出スクリュの移動速度を算出する作動を
説明するためのフロー図である。
路において、射出スクリュの移動速度を算出する作動を
説明するためのフロー図である。
10 射出スクリュ 12 加熱筒 14 ベアリングボックス 20 スクリュ位置検出手段 22 ラック 24 ロータリエンコーダ 26 ピニオン
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱筒内に挿入されて、該加熱筒内の溶
融樹脂を先端ノズル部から所定の成形キャビティ内に射
出充填せしめる射出部材の位置を、エンコーダにより検
出するようにした射出成形機において、 前記エンコーダの出力信号におけるパルス間の基準クロ
ック数をカウントし、かかるカウント値から、前記射出
部材の移動速度を算出することを特徴とする射出成形機
における射出速度検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5747792A JPH05220802A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 射出成形機における射出速度検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5747792A JPH05220802A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 射出成形機における射出速度検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05220802A true JPH05220802A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13056792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5747792A Pending JPH05220802A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 射出成形機における射出速度検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05220802A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6016056A (en) * | 1997-01-14 | 2000-01-18 | Kabushiki Kaisha Meiki Seisakusho | Measurement of displacement and speed in an injection molding machine |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP5747792A patent/JPH05220802A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6016056A (en) * | 1997-01-14 | 2000-01-18 | Kabushiki Kaisha Meiki Seisakusho | Measurement of displacement and speed in an injection molding machine |
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