JPH05228703A - 回転ガイドブッシュ装置を備えた自動旋盤 - Google Patents

回転ガイドブッシュ装置を備えた自動旋盤

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JPH05228703A
JPH05228703A JP6934492A JP6934492A JPH05228703A JP H05228703 A JPH05228703 A JP H05228703A JP 6934492 A JP6934492 A JP 6934492A JP 6934492 A JP6934492 A JP 6934492A JP H05228703 A JPH05228703 A JP H05228703A
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暁 秋元
Yoji Takeuchi
庸二 竹内
Hiroshi Shinohara
浩 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な手段で残り短くなった素材を有効に加工
可能とする。 【構成】素材10を把持して回転する主軸5と、主軸5
を回転可能に支持し軸線方向に摺動可能な主軸台3と、
主軸台3前方に配置されたガイドブッシュ支持台15
と、ガイドブッシュ支持台15に回転可能に主軸中心線
上に支持された中空の回転軸18と、回転軸18の中空
部に嵌挿されその穴径寸法が可変なガイドブッシュ19
と、ガイドブッシュ19の前方に配置された工具40と
を備えた自動盤において、主軸5に取り付けられ主軸台
3の前進によって回転軸18に係合及びガイドブッシュ
19の穴径寸法を変化させて素材10を把持可能ならし
めるガイドブッシュ連結部材9を有する。 【効果】主軸と回転ガイドブッシュ装置との間にガイド
ブッシュ連結手段を設け、主軸台が前進することにより
回転ガイドブッシュ装置と主軸とを連結し、ガイドブッ
シュ体によって素材を把持させることができるので、装
置の低廉化と駆動の確実化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ガイドブッシュ装
置を備え、棒状素材を加工する自動旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガイドブッシュ装置を備えた自動
旋盤において、主軸の前方に配置されたガイドブッシュ
装置を回転可能とし、かつ主軸と回転ガイドブッシュ装
置とを同期させて回転させるようにした自動旋盤とし
て、例えば特開昭56−119304号公報(以下、公
知例1という)、実公昭62−25281号公報(以
下、公知例2という)及び特開昭63−251101号
公報(以下、公知例3という)に示すもの等が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知例1、2は、従来
の回転ガイドブッシュ装置の駆動手段が開示されている
のみなので、主軸内のコレットチャックが素材を把持で
きる範囲の長さまでしか加工できない。このため、ガイ
ドブッシュ装置の先端からコレットチャックで把持でき
る限界の長さ以下の素材は常に残材として残り、この残
材の長さだけ無駄になる。特に高価な素材の場合には、
その経済的な損失は大きい。
【0004】このため、素材が短くなったときには回転
ガイドブッシュ装置で素材を把持して加工することが考
えられた。公知例3は、主軸内のコレットチャックで素
材が把持できなくなった時に、回転ガイドブッシュ装置
が素材を把持できるように、駆動源として油圧シリンダ
を用い、この油圧シリンダによって作動させられる開閉
レバーによって回転ガイドブッシュ装置のガイドブッシ
ュ体を開閉させている。従って、コレットチャックが素
材を把持できなくなった場合、その後はガイドブッシュ
体で素材を把持させて加工を行うことにより、残材を有
効に加工可能である。しかし、公知例3は、油圧シリン
ダ等の駆動源を必要とするので、装置が高価なものとな
り、素材の回転は回転ガイドブッシュ装置の回転手段に
よるので、回転トルクは小さく、重切削は不可能なもの
である。
【0005】本発明の目的は、簡易な手段で残材を有効
に加工可能で、充分大きな回転トルクが伝達可能な回転
ガイドブッシュ装置を備えた自動旋盤を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、素材を把持して回転する主軸と、こ
の主軸を回転可能に支持し軸線方向に摺動可能な主軸台
と、この主軸台前方に配置されたガイドブッシュ支持台
と、このガイドブッシュ支持台に回転可能に主軸中心線
上に支持された回転ガイドブッシュ装置と、この回転ガ
イドブッシュ装置の前方に配置された工具とを備えた自
動旋盤において、主軸に取り付けられ主軸台の前進によ
って回転ガイドブッシュ装置に係合して主軸の回転を回
転ガイドブッシュ装置に伝達する駆動力伝達手段及び回
転ガイドブッシュ装置のガイドブッシュ体を開閉させて
素材を把持可能ならしめる把持手段とからなるガイドブ
ッシュ連結手段を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】主軸内のコレットチャックが次の製品加工のた
めに素材を把持することができなくなると、回転ガイド
ブッシュ装置の前方の所定の位置にストッパ部材が配置
され、主軸のコレットチャックが開いて素材がストッパ
部材に当接するまで押し出され、次に主軸台が前進す
る。これにより、主軸のキャップナットの延長部によっ
てガイドブッシュ体を開閉するレバーが揺動して、素材
はガイドブッシュ体に把持され、キャップナットのクラ
ッチ部とガイドブッシュスリーブのクラッチ部が係合す
る。このようにして、ガイドブッシュ体で素材を把持さ
せることにより加工を行うことができるので、特別に駆
動源を必要とせず、また主軸台を前進及び後退させるこ
とによりガイドブッシュ体を開閉させ、付属する材料供
給装置で素材を送り出すので、装置が高価になることも
なく、駆動力はキャップナットとガイドブッシュスリー
ブとを直接接続する駆動力伝達手段で伝達するので充分
な回転トルクが伝達される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。ベッド1の上面に形成された支持案内路2には、主
軸台3が摺動可能に装架されており、主軸台3は図示し
ない送りねじ等によって支持案内路2に沿って摺動させ
られる。主軸台3には、軸受4を介して主軸5が回転可
能に支持されており、主軸5の前端部には、図示しない
チャック開閉手段により軸方向に動作するチャックスリ
ーブ6が嵌挿されている。更にチャックスリーブ6内に
は、コレットチャック7と該コレットチャック7の戻し
スプリング8が挿入されている。また主軸5の前端部に
はキャップナット9が主軸5に螺着されている。従っ
て、チャック開閉手段がチャックスリーブ6を前方へ押
し出すことで、チャックスリーブ6の内径テーパ面がコ
レットチャック7の外径テーパ面に摺合してチャックス
リーブ6の内径部を内側へ変位させて素材10を把持す
る。またチャックスリーブ6の前方への押し出し力が解
除されると、戻しスプリング8によってチャックスリー
ブ6が後方へ戻り、同時にコレットチャック7の外径テ
ーパ面が開放されて素材10の把持が解除される。
【0009】主軸台3の前方でベッド1の上面には、ガ
イドブッシュ支持台15が設けられており、ガイドブッ
シュ支持台15には、主軸5の中心軸上にガイドブッシ
ュハウジング16が固定されている。ガイドブッシュハ
ウジング16には、軸受17を介して中空のガイドブッ
シュスリーブ18が回転可能に支持されている。ガイド
ブッシュスリーブ18の中空部とその前端に形成された
テーパ穴にはガイドブッシュ19体が嵌挿され、このガ
イドブッシュ体19の後端部には調整ねじ20が螺合し
ており、通常はガイドブッシュスリーブ10の後端面と
調整ねじ20のフランジ部20aとが当接して、素材1
0とガイドブッシュ体19とが適当なスキマとなるよう
調整、締め付けされている。
【0010】前記主軸5の後端部にはタイミングプーリ
25が固定され、前記ガイドブッシュスリーブ18の中
央部にはタイミングプーリ18bが一体に形成されてい
る。一方、ベッド1内には、主軸5の軸方向と平行に配
設されたカウンタ軸26が軸受27、28を介して回転
可能に支持されている。そして、カウンタ軸26の後端
部に形成されたスプライン部26aに嵌合しかつ主軸台
3と共に軸方向に摺動可能にタイミングプーリ29が設
けられ、このタイミングプーリ29と前記タイミングプ
ーリ25にタイミングベルト30が掛け渡されている。
またカウンタ軸26の前端部にはタイミングプーリ31
が設けられ、このタイミングプーリ31と前記タイミン
グプーリ18bにタイミングベルト32が掛け渡されて
いる。カウンタ軸26には中央部にプーリ33が固定さ
れ、ベッド1に支持されたモータ34の出力軸に固定さ
れたプーリ35と前記プーリ33にはベルト36が掛け
渡されている。従って、モータ34の駆動によるカウン
タ軸26の回転に伴い、主軸5とガイドブッシュスリー
ブ18は全く同一速度で回転する。また主軸台3は主軸
5の回転中にも支持案内路2に沿って自由に摺動するこ
とができる。
【0011】以上の構成は公知例3とほぼ同じ構造とな
っている。しかし、本実施例に示すキャップナット9
は、回転ガイドブッシュ装置に向かって延長されてお
り、その先端部はクラッチ部9bとなって、ガイドブッ
シュスリーブ18のタイミングプリーリ18bの後方に
設けられたクラッチ部18cと係脱可能となっている。
ガイドブッシュスリーブ18の後端部には、その外周に
対向した2つの長溝18aが設けられており、長溝18
aにはそれぞれガイドブッシュスリーブ18に植設され
たピン21によって揺動可能に支持されたレバー22が
設けられている。レバー22は、一端が調整ねじ20の
フランジ部20aに当接しており、他端がガイドブッシ
ュスリーブ18の外周より僅かに突出するようになって
いる。またキャップナット9の延長部9aは主軸台3の
前進時(図1)にガイドブッシュスリーブ18の後端部
外周面の長溝18aを覆うように延在しており、レバー
22の突出部を押圧してガイドブッシュ体19が閉じる
ように作動させる。
【0012】次にかかる構成よりなる自動旋盤の作用に
ついて説明する。通常の加工は、図2に示すように主軸
台3が充分に後退しており、キャップナット9のクラッ
チ部9bとガイドブッシュスリーブ18のクラッチ部1
8cとが離れた状態となっている。先ず、図2の状態に
おいて、主軸台3の後方より主軸5、コレットチャック
7を挿通した素材10は、更にガイドブッシュ体19を
挿通して加工エリアに突出する。この状態で調整ねじ2
0を回転させ、ガイドブッシュ体19の内径部と素材1
0との間に適当なスキマを作り、通常の加工に際し素材
10が径方向へ撓むことを抑制し、軸方向には摺動可能
となるように調整する。次に素材10の先端を所定の位
置に停止させ(通常突切りバイトに押し当てる)、そし
て、素材10の後端を前進方向に押圧する図示しない材
料供給装置をセットし、コレットチャック7を開いて主
軸台3を加工しようとする製品の加工長さ分だけ後方に
移動させ、ここを切削加工の開始点とする。
【0013】この状態でコレットチャック7によって素
材10を把持し、主軸5を回転させるモータ34を起動
する。これにより、主軸5が回転して素材10を回転さ
せると共に回転ガイドブッシュ装置のガイドブッシュ体
19も回転し、このガイドブッシュ体19の前端部近傍
に配置された工具40の径方向運動と、主軸台3の摺動
による長手方向運動とによって素材10に所定の切削加
工を行う。この切削加工の1サイクルが突切り加工によ
って終わると、コレットチャック7が開き、主軸台3は
前記加工開始点に復帰し、再びコレットチャック7が閉
じて次の加工サイクルを開始する。
【0014】前記した加工動作を繰り返して行い、素材
10の残り長さが短くなり、主軸台3が次に加工する製
品の長さ分だけ後退すると、コレットチャック7では正
常に素材10を把持することができなくなると、素材1
0の後端を押圧する材料供給装置の検出部材の位置によ
って残り長さが短くなったことが検出され、この検出信
号により、図1に示すように、ガイドブッシュ体19に
対向して設けられたストッパ部材41がガイドブッシュ
体19から製品の長さ分より突切り代だけ長い所定の位
置に前進する。そして、突切り工具が後退すると、コレ
ットチャック7が開放した状態にあるので、素材10は
図示しない材料供給装置によって押し出されてストッパ
部材41に当接する。次にコレットチャック7も開放し
たまま主軸台3が図1のように前進し、キャップナット
9のクラッチ部9bがガイドブッシュスリーブ18のク
ラッチ部18cに係合する。この時、キャップナット9
の延長部9aの内周面によってレバー22が押圧されて
揺動し、その結果、調整ねじ20を介してガイドブッシ
ュ体19が後方に(図では右方)に引き込まれる。これ
により、ガイドブッシュ体19の前端部のテーパ外周面
がガイドブッシュスリーブ18のテーパ内周面に対して
摺合し、ガイドブッシュ体19の内径部が内側に変位し
素材10を把持する。
【0015】そこで、工具40が径方向及び長手方向に
運動して素材10に所定の切削加工を行う。このとき、
素材10は回転ガイドブッシュ装置のガイドブッシュ体
19で把持され、素材10を切削するための回転力は主
軸5のキャップナット9のクラッチ部9bからガイドブ
ッシュスリーブ10のクラッチ部18cを経てガイドブ
ッシュ体19に伝達されるので、回転ガイドブッシュ装
置を回転するタイミングベルト32は、格別な負荷を受
けることはない。この切削加工の1サイクルが突切り加
工によって終わると、主軸台3は後退し、キャップナッ
ト9のクラッチ部9bとガイドブッシュスリーブ18の
クラッチ部18cとは離れ、また延長部9aがレバー2
2の押圧を解除し、レバー22は調整ねじ20が前方
(図では左方)に摺動する方向に揺動する。これによ
り、ガイドブッシュ体19は素材10の把持を開放す
る。そして、ストッパ部材41が前記した所定位置にあ
るので、素材10は材料供給装置によって押し出されて
ストッパ部材41に当接し、再び主軸台3が前進してキ
ャップナット9のクラッチ部9bとガイドブッシュスリ
ーブ18のクラッチ部18cとが係合し、レバー22が
揺動させられてガイドブッシュ体19は素材10を把持
して次の加工サイクルを開始する。素材10をガイドブ
ッシュ体19でも正常に把持できない長さになると、素
材10を押圧する材料供給装置の検出部材の位置信号に
より、材料供給装置によって新しい素材10が挿入され
ることによって素材10が排出され、通常の加工動作に
移る。
【0016】このように、主軸5内のコレットチャック
7が次の製品加工のために素材10を把持することがで
きなくなると、主軸台3が前進し、主軸5のキャップナ
ット9の延長部9aによって素材10はガイドブッシュ
体19に把持され、駆動はキャップナット9のクラッチ
部9bとガイドブッシュスリーブ18のクラッチ部18
cを介して駆動されるので、素材10がコレットチャッ
ク7に把持できない長さになっても加工を行うことがで
きる。この場合におけるガイドブッシュ体19の開閉及
びクラッチ部9b、18cの係脱は主軸台3が前進及び
後退することにより行われ、また付属する材料供給装置
で素材を送り出すので、特別に駆動源を必要とせず、装
置が高価になることもなく、駆動力はキャップナット9
とガイドブッシュスリーブ18とを直接接続する駆動力
伝達手段で伝達するので充分な回転トルクが伝達され
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、主軸にガイドブッシュ
連結手段を設け、主軸台が前進することによりガイドブ
ッシュによって素材を把持させることができるので、装
置の低廉化が図れる。また回転ガイドブッシュ装置に充
分大きな回転トルクが伝達可能であるので、重切削が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるガイドブッシュ装置を備えた自動
旋盤の一実施例を示し、残りが短くなった素材を加工す
る場合の断面図である。
【図2】通常の加工状態の断面図である。
【符号の説明】
3 主軸台 5 主軸 9 キャップナット 9b クラッチ部 10 素材 15 ガイドブッシュ支持台 18 ガイドブッシュスリーブ 18c クラッチ部 19 ガイドブッシュ 20 調整ねじ 22 レバー 40 工具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を把持して回転する主軸と、この主
    軸を回転可能に支持し軸線方向に摺動可能な主軸台と、
    この主軸台前方に配置されたガイドブッシュ支持台と、
    このガイドブッシュ支持台に回転可能に主軸中心線上に
    支持された回転ガイドブッシュ装置と、この回転ガイド
    ブッシュ装置の前方に配置された工具とを備えた自動旋
    盤において、主軸に取り付けられ主軸台の前進によって
    回転ガイドブッシュ装置に係合して主軸の回転を回転ガ
    イドブッシュ装置に伝達する駆動力伝達手段及び回転ガ
    イドブッシュ装置のガイドブッシュ体を開閉させて素材
    を把持可能ならしめる把持手段とからなるガイドブッシ
    ュ連結手段を有することを特徴とする回転ガイドブッシ
    ュ装置を備えた自動旋盤。
JP06934492A 1992-02-20 1992-02-20 回転ガイドブッシュ装置を備えた自動旋盤 Expired - Lifetime JP3199330B2 (ja)

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