JPH05229953A - 新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤 - Google Patents
新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤Info
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- JPH05229953A JPH05229953A JP10242292A JP10242292A JPH05229953A JP H05229953 A JPH05229953 A JP H05229953A JP 10242292 A JP10242292 A JP 10242292A JP 10242292 A JP10242292 A JP 10242292A JP H05229953 A JPH05229953 A JP H05229953A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規な抗腫瘍剤及び免疫賦活剤の提供。
【構成】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエン
スの培養上清液より得られ、抗腫瘍活性または免疫賦活
作用を示し、下記の理化学的性質を有する物質またはそ
の少なくとも部分的な脱塩処理物を有効成分とする新抗
悪性腫瘍剤または免疫賦活剤。 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸等に難溶、メタノール
等に不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブルー
色素法に陽性 e)元素分析値:C 0.3〜0.8 % H 0.7〜1.6 % N 0.01 〜0.5 % O 3.5〜7.5 % S 240〜560ppm Na 12.0 〜35.0% PO4 56.5 〜84.6% f)分子量 :約 660k 〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 254〜259nm h)灰分なしの分子量:約 660〜300 i)糖分含有量:1.5 〜2.4 μg/mg j)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg
スの培養上清液より得られ、抗腫瘍活性または免疫賦活
作用を示し、下記の理化学的性質を有する物質またはそ
の少なくとも部分的な脱塩処理物を有効成分とする新抗
悪性腫瘍剤または免疫賦活剤。 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸等に難溶、メタノール
等に不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブルー
色素法に陽性 e)元素分析値:C 0.3〜0.8 % H 0.7〜1.6 % N 0.01 〜0.5 % O 3.5〜7.5 % S 240〜560ppm Na 12.0 〜35.0% PO4 56.5 〜84.6% f)分子量 :約 660k 〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 254〜259nm h)灰分なしの分子量:約 660〜300 i)糖分含有量:1.5 〜2.4 μg/mg j)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な抗悪性腫瘍剤及び
免疫賦活剤に関するものである。
免疫賦活剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の抗腫瘍性抗生物質が微
生物より生産されていることが知られている。その内の
いくつかのものは、制癌剤として実用化されている。特
に、放線菌由来の制癌剤として、マイトマイシンC、ブ
レオマイシン、アドリアマイシン、ネオカルチノスタチ
ン等が知られており、治療に応用されている。しかしな
がら多くの抗腫瘍性抗生物質が、骨髄抑制、胃腸障害、
心機能障害や脱毛といった副作用を伴い、癌の患者にと
って大きな負担となっている。又、多くの癌患者におい
て免疫能が低下し、癌の進行の促進が見られたり、各種
細菌に対する抵抗性が減弱し、重篤な感染症にかかりや
すくなる。このような背景から、近年、臨床サイドから
癌の治療法として、クオリティー・オブ・ライフという
概念が検討されるようになり、制癌剤の領域について
も、より副作用の少ない、かつ癌患者の免疫能を亢進し
て癌の治療を試みることが盛んになってきている。
生物より生産されていることが知られている。その内の
いくつかのものは、制癌剤として実用化されている。特
に、放線菌由来の制癌剤として、マイトマイシンC、ブ
レオマイシン、アドリアマイシン、ネオカルチノスタチ
ン等が知られており、治療に応用されている。しかしな
がら多くの抗腫瘍性抗生物質が、骨髄抑制、胃腸障害、
心機能障害や脱毛といった副作用を伴い、癌の患者にと
って大きな負担となっている。又、多くの癌患者におい
て免疫能が低下し、癌の進行の促進が見られたり、各種
細菌に対する抵抗性が減弱し、重篤な感染症にかかりや
すくなる。このような背景から、近年、臨床サイドから
癌の治療法として、クオリティー・オブ・ライフという
概念が検討されるようになり、制癌剤の領域について
も、より副作用の少ない、かつ癌患者の免疫能を亢進し
て癌の治療を試みることが盛んになってきている。
【0003】放線菌の1種であるストレプトバーチシリ
ウム・ハチジョウエンス(Streptoverticillium hachijo
ense) 由来の有効成分として、膣トリコモナス症に有効
なポリエン系抗生物質トリコマイシンの存在が知られて
いる。また、本発明者の一人である添田はストレプトバ
ーチシリウム・ハチジョウエンスH−2609株(IFO 1278
2) から分子量1200の抗腫瘍物質を得ている( 特公昭49-
42560号公報、防衛衛生 第14巻、第1号、第1頁、196
7) 。また、河野は同じ菌を用いて分子量2万から6万
の蛋白質を主体とした抗腫瘍剤を報告している(特開平
2-53729 号) 。
ウム・ハチジョウエンス(Streptoverticillium hachijo
ense) 由来の有効成分として、膣トリコモナス症に有効
なポリエン系抗生物質トリコマイシンの存在が知られて
いる。また、本発明者の一人である添田はストレプトバ
ーチシリウム・ハチジョウエンスH−2609株(IFO 1278
2) から分子量1200の抗腫瘍物質を得ている( 特公昭49-
42560号公報、防衛衛生 第14巻、第1号、第1頁、196
7) 。また、河野は同じ菌を用いて分子量2万から6万
の蛋白質を主体とした抗腫瘍剤を報告している(特開平
2-53729 号) 。
【0004】癌化学療法の分野においては、多様な癌の
種類、症状に対応して多様な抗腫瘍剤が要求されてい
る。
種類、症状に対応して多様な抗腫瘍剤が要求されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規な抗腫瘍
剤及び免疫賦活剤を提供することを目的とするものであ
る。
剤及び免疫賦活剤を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストレプトバ
ーチシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得ら
れ、抗腫瘍活性を示し、下記の理化学的性質 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 e)元素分析値:C 0.3 〜 0.8% H 0.7 〜1.6 % N 0.01〜0.5 % O 3.5 〜 7.5% S 240 〜 560ppm Na 12.0 〜35.0% PO4 56.5 〜84.6% f)分子量 :約660k〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 254〜259nm(水
溶液) h)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 i)糖分含有量:1.5 〜2.4 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) j)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) を有する物質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤及び免疫
賦活剤並びにこの物質を透析して脱塩処理して得られた
物質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤に
関する。
ーチシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得ら
れ、抗腫瘍活性を示し、下記の理化学的性質 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 e)元素分析値:C 0.3 〜 0.8% H 0.7 〜1.6 % N 0.01〜0.5 % O 3.5 〜 7.5% S 240 〜 560ppm Na 12.0 〜35.0% PO4 56.5 〜84.6% f)分子量 :約660k〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 254〜259nm(水
溶液) h)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 i)糖分含有量:1.5 〜2.4 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) j)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) を有する物質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤及び免疫
賦活剤並びにこの物質を透析して脱塩処理して得られた
物質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤に
関する。
【0007】本発明の有効成分は、ストレプトバーチシ
リウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得ることが
できる。ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンス
の菌学的性状は、「抗トリコモナス・抗ガン作用を有す
る新抗生物質、トリコマイシンについて」(細谷ら、ジ
ャーナル・オブ・アンチバイオティクス第10巻、第564
頁、1952年) において、ストレプトバーチシリウム・ハ
チジョウエンスのH−2609株について述べられており、
また「スタディーズ オン ザ アンチバイオティクス
サブスタンス プロデューシング ストレインズH20
75, H−2609アンドH−3030」( ザ ジャーナル オブ
アンチバイオティクス シリーズA、第7巻、第1
号、第10頁、1954年) において、ストレプトバーチシリ
ウム・ハチジョウエンスのH−2609株及びH−2075株に
ついて述べられている。また、H−2609株はIFO 12782
号として寄託されている。本発明においてはH−2609
株、H−2075株、H−3030株を具体的菌株として用いる
ことができるが、それらに限らず、ストレプトバーチシ
リウム・ハチジョウエンスに属し、上記有効成分中の活
性本体である有機物成分を生産する能力を有する限り、
他の野性株、またはこれらの野性株の常法による変異処
理( 例えば紫外線照射、変異剤処理、遺伝子工学的処
理) によって得られる変異株も使用可能である。
リウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得ることが
できる。ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンス
の菌学的性状は、「抗トリコモナス・抗ガン作用を有す
る新抗生物質、トリコマイシンについて」(細谷ら、ジ
ャーナル・オブ・アンチバイオティクス第10巻、第564
頁、1952年) において、ストレプトバーチシリウム・ハ
チジョウエンスのH−2609株について述べられており、
また「スタディーズ オン ザ アンチバイオティクス
サブスタンス プロデューシング ストレインズH20
75, H−2609アンドH−3030」( ザ ジャーナル オブ
アンチバイオティクス シリーズA、第7巻、第1
号、第10頁、1954年) において、ストレプトバーチシリ
ウム・ハチジョウエンスのH−2609株及びH−2075株に
ついて述べられている。また、H−2609株はIFO 12782
号として寄託されている。本発明においてはH−2609
株、H−2075株、H−3030株を具体的菌株として用いる
ことができるが、それらに限らず、ストレプトバーチシ
リウム・ハチジョウエンスに属し、上記有効成分中の活
性本体である有機物成分を生産する能力を有する限り、
他の野性株、またはこれらの野性株の常法による変異処
理( 例えば紫外線照射、変異剤処理、遺伝子工学的処
理) によって得られる変異株も使用可能である。
【0008】この放線菌ストレプトバーチシリウム・ハ
チジョウエンスの培養は、以下に示すような方法によっ
て行うことができるが、そこに示したような条件、特に
本発明の実施例に示したような条件を守らないと薬効に
ばらつきを生じ満足する結果が得られないことがある。
栄養源としては、従来放線菌の培養に利用されている公
知のものが使用できる。例えば、炭素源としてグルコー
ス、糖蜜、澱粉、デキストリン、スクロース、水飴、動
植物油等を使用しうる。また窒素源として大豆粉、小麦
胚芽、コーンスティープリカー、肉エキス、ペプトン、
酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を
使用しうる。その他必要に応じて、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐
酸、硫酸およびその他のイオンを生成することができる
無機塩類を添加することは、有効である。また菌の発育
を助け、有効成分の生産を促進するような有機及び無機
物を適当に添加することができる。
チジョウエンスの培養は、以下に示すような方法によっ
て行うことができるが、そこに示したような条件、特に
本発明の実施例に示したような条件を守らないと薬効に
ばらつきを生じ満足する結果が得られないことがある。
栄養源としては、従来放線菌の培養に利用されている公
知のものが使用できる。例えば、炭素源としてグルコー
ス、糖蜜、澱粉、デキストリン、スクロース、水飴、動
植物油等を使用しうる。また窒素源として大豆粉、小麦
胚芽、コーンスティープリカー、肉エキス、ペプトン、
酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を
使用しうる。その他必要に応じて、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐
酸、硫酸およびその他のイオンを生成することができる
無機塩類を添加することは、有効である。また菌の発育
を助け、有効成分の生産を促進するような有機及び無機
物を適当に添加することができる。
【0009】培養法としては、好気的条件での培養法が
適しており、培養に適当な温度は27〜30℃であるが、多
くの場合28℃付近で培養する。また、培養に適当な pH
域は7.0 〜9.0 である。上記条件下に通常3〜7日培養
を行うことにより活性の高い培養液を得ることができ
る。
適しており、培養に適当な温度は27〜30℃であるが、多
くの場合28℃付近で培養する。また、培養に適当な pH
域は7.0 〜9.0 である。上記条件下に通常3〜7日培養
を行うことにより活性の高い培養液を得ることができ
る。
【0010】培養液からの有効成分の分離は、大まかに
は細谷らの病原菌の産生する外毒素の精製法(実験医
学、第28巻、第429 頁、1944年) に準じて、例えば以下
に示すような方法により行うことができるが、これもそ
こに示したような条件、特に実施例に示したような条件
を守らないと所定の組成・物性の成分が得られなかった
り、薬効にばらつきを生じ、満足する結果が得られない
ことがある。本分離・精製においては、培養液から菌体
を除去し、その上清に50%(w/v) の塩化亜鉛、硫酸アン
モニウム等の電解質無機塩の水溶液を最終濃度約 2.5%
になるように加えて塩析し、生ずる沈澱を採取し、これ
に10%(w/v) の第二燐酸ナトリウム等の燐酸ナトリウム
の水溶液を上清に対して約55%(w/v) 加えて抽出を行
い、この抽出液に親水性有機溶媒であるメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ールや、アセトン、イソブチルケトン等のケトン系溶媒
等を加えて、沈澱する画分を採取する。採取した沈澱物
を蒸留水に溶解後、適当な濾過膜を用いて濾過滅菌し、
濾液を凍結乾燥することによって、抗腫瘍性有効成分が
得られる。
は細谷らの病原菌の産生する外毒素の精製法(実験医
学、第28巻、第429 頁、1944年) に準じて、例えば以下
に示すような方法により行うことができるが、これもそ
こに示したような条件、特に実施例に示したような条件
を守らないと所定の組成・物性の成分が得られなかった
り、薬効にばらつきを生じ、満足する結果が得られない
ことがある。本分離・精製においては、培養液から菌体
を除去し、その上清に50%(w/v) の塩化亜鉛、硫酸アン
モニウム等の電解質無機塩の水溶液を最終濃度約 2.5%
になるように加えて塩析し、生ずる沈澱を採取し、これ
に10%(w/v) の第二燐酸ナトリウム等の燐酸ナトリウム
の水溶液を上清に対して約55%(w/v) 加えて抽出を行
い、この抽出液に親水性有機溶媒であるメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ールや、アセトン、イソブチルケトン等のケトン系溶媒
等を加えて、沈澱する画分を採取する。採取した沈澱物
を蒸留水に溶解後、適当な濾過膜を用いて濾過滅菌し、
濾液を凍結乾燥することによって、抗腫瘍性有効成分が
得られる。
【0011】請求項1記載の有効成分は上記の方法によ
り得ることができるものであり、多量成分の無機塩と少
量成分の有機物とからなっている。無機塩は実質的に第
二燐酸ソーダであり、これは有機物を安定化すると共
に、バッファーとしての作用、有機物の溶解安定作用、
毒素を溶解する作用などを有し、有機物とあいまって新
抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤として作用を高めるものと
推定される。
り得ることができるものであり、多量成分の無機塩と少
量成分の有機物とからなっている。無機塩は実質的に第
二燐酸ソーダであり、これは有機物を安定化すると共
に、バッファーとしての作用、有機物の溶解安定作用、
毒素を溶解する作用などを有し、有機物とあいまって新
抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤として作用を高めるものと
推定される。
【0012】そして、請求項1記載の有効成分となる物
質は次のような物性を有している他、図示するようなI
R、UVを示す。 (1) 外観性状 :白〜淡黄色粉末 (2) 溶解性 :水に易溶。酢酸、ピリジンに難溶。メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 (4) 呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 (5) 元素分析 :熱伝導度検出方法による炭素、水素、
窒素の含有量はそれぞれ、C:0.3 〜0.8 %、H:0.7
〜1.6 %、N:0.01〜0.5 %、示差屈折計を用いるか熱
伝導度検出方法による酸素含有量はO:3.5 〜7.5 %、
ボンベ燃焼−イオンクロマトグラフ法による硫黄含有量
はS:240 〜560ppm、ナトリウム含有量は原子吸光法に
よりナトリウムイオンとして、12.0〜35.0%、リン酸含
有 て56.5〜84.6%を示した。カールフィッシャー法で水分
を測定した結果、4.4 〜6.7 %の値を示した。 (6) 分子量分布:ゲル濾過法で測定した分子量分布は約
600k〜300 であった。 (7) 紫外部吸収スペクトル:水溶液中で測定したスペク
トルは、図1に示す通り、254 〜259nm に極大吸収を持
つ。 (8) 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠で測定した
スペクトルは図2 に示す通りである。 (9) 融点 :220 ℃で収縮し、230 ℃付近から徐々
に着色化し、明確な融点を示さない。 (10)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 (11)糖分含有量 :1.5 〜2.4 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) (12)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算)
質は次のような物性を有している他、図示するようなI
R、UVを示す。 (1) 外観性状 :白〜淡黄色粉末 (2) 溶解性 :水に易溶。酢酸、ピリジンに難溶。メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 (4) 呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 (5) 元素分析 :熱伝導度検出方法による炭素、水素、
窒素の含有量はそれぞれ、C:0.3 〜0.8 %、H:0.7
〜1.6 %、N:0.01〜0.5 %、示差屈折計を用いるか熱
伝導度検出方法による酸素含有量はO:3.5 〜7.5 %、
ボンベ燃焼−イオンクロマトグラフ法による硫黄含有量
はS:240 〜560ppm、ナトリウム含有量は原子吸光法に
よりナトリウムイオンとして、12.0〜35.0%、リン酸含
有 て56.5〜84.6%を示した。カールフィッシャー法で水分
を測定した結果、4.4 〜6.7 %の値を示した。 (6) 分子量分布:ゲル濾過法で測定した分子量分布は約
600k〜300 であった。 (7) 紫外部吸収スペクトル:水溶液中で測定したスペク
トルは、図1に示す通り、254 〜259nm に極大吸収を持
つ。 (8) 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠で測定した
スペクトルは図2 に示す通りである。 (9) 融点 :220 ℃で収縮し、230 ℃付近から徐々
に着色化し、明確な融点を示さない。 (10)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 (11)糖分含有量 :1.5 〜2.4 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) (12)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算)
【0013】上記結果から、請求項1の有効成分は第二
リン酸ナトリウムを主とする灰分と、タンパク質、糖等
の複合体または混合物よりなる有機物とから成るものと
推定される。
リン酸ナトリウムを主とする灰分と、タンパク質、糖等
の複合体または混合物よりなる有機物とから成るものと
推定される。
【0014】請求項2記載の有効成分は、上記有効成分
となる物質を透析して脱塩処理して得られた物質であ
り、無機塩が減少した物質である。ここで、無機塩は0
であっても、多少残存していて差し支えない。なぜな
ら、この無機塩は、上記のとおり副作用を示すものでは
なく、薬としての効果を高めるものであるからである。
なお、透析の際、第二リン酸塩に近い分子量の有機物が
多少除去されても差し支えない。
となる物質を透析して脱塩処理して得られた物質であ
り、無機塩が減少した物質である。ここで、無機塩は0
であっても、多少残存していて差し支えない。なぜな
ら、この無機塩は、上記のとおり副作用を示すものでは
なく、薬としての効果を高めるものであるからである。
なお、透析の際、第二リン酸塩に近い分子量の有機物が
多少除去されても差し支えない。
【0015】請求項3記載の有効成分は、請求項1記載
の物質の透析による脱塩を特定度合い行ったものであ
り、下記のような物性を有する他、図示するようなUV
(図3)、IR(図4)、分子量分布(図5、6)等電
点電気泳動(図7、8)を示す。この物質は、透析によ
り脱塩処理することにより得られるものであるので有機
物が請求項1記載の物質より濃縮されている。したがっ
て、投与量は少量であっても同様の薬効を示す。(1) 外
観性状 :白〜淡黄色粉末 (2) 溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 (4) 呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 (5) 元素分析 :熱伝導度検出方法による炭素、水素、
窒素の含有率はそれぞれ、C:39.3〜39.6%、H:6.0
〜6.1 %、N:10.1〜10.4%、O:31.5〜32.5%、ボン
ベ燃焼−イオンクロマトグラフ法による硫黄含有は、
S:5500〜6400ppm 、ナトリウム量は原子吸光法により
ナトリウムイオンとして2.3 〜2.7 %、リン酸はリン酸
イオンとして3.0 〜3.1 %、を示した。 (6) 分子量分布:ゲル濾過法で測定した分子量分布は約
600k〜300 であった。 (7) 紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 257〜258nm(水
溶液) 。図3 (8) 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠で測定した
スペクトルを図4に示す。 (9) 灰分なしの分子量 :約660k〜1200 (10)糖分含有量 :76〜104 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) (11)蛋白の含有量 :71〜101 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) (12)糖は酸性側に著しく偏在し(酸性糖が多い)、蛋白
質は特定のpH領域に偏在しない( 図7、8の等電点電気
泳動データから結論される)。
の物質の透析による脱塩を特定度合い行ったものであ
り、下記のような物性を有する他、図示するようなUV
(図3)、IR(図4)、分子量分布(図5、6)等電
点電気泳動(図7、8)を示す。この物質は、透析によ
り脱塩処理することにより得られるものであるので有機
物が請求項1記載の物質より濃縮されている。したがっ
て、投与量は少量であっても同様の薬効を示す。(1) 外
観性状 :白〜淡黄色粉末 (2) 溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 (4) 呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 (5) 元素分析 :熱伝導度検出方法による炭素、水素、
窒素の含有率はそれぞれ、C:39.3〜39.6%、H:6.0
〜6.1 %、N:10.1〜10.4%、O:31.5〜32.5%、ボン
ベ燃焼−イオンクロマトグラフ法による硫黄含有は、
S:5500〜6400ppm 、ナトリウム量は原子吸光法により
ナトリウムイオンとして2.3 〜2.7 %、リン酸はリン酸
イオンとして3.0 〜3.1 %、を示した。 (6) 分子量分布:ゲル濾過法で測定した分子量分布は約
600k〜300 であった。 (7) 紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 257〜258nm(水
溶液) 。図3 (8) 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠で測定した
スペクトルを図4に示す。 (9) 灰分なしの分子量 :約660k〜1200 (10)糖分含有量 :76〜104 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) (11)蛋白の含有量 :71〜101 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) (12)糖は酸性側に著しく偏在し(酸性糖が多い)、蛋白
質は特定のpH領域に偏在しない( 図7、8の等電点電気
泳動データから結論される)。
【0016】なお、図5のゲル濾過クロマトグラフィー
(蛋白質の分子量分布)の条件はカラム:G5,000PW +
G3,000SW ×L、流速:1ml/min、緩衝液:20mMリン酸
緩衝液(pH7.0) +0.15M NaClであり、図6のゲル濾過ク
ロマトグラフィー(糖の分子量分布)の条件も同一であ
った。
(蛋白質の分子量分布)の条件はカラム:G5,000PW +
G3,000SW ×L、流速:1ml/min、緩衝液:20mMリン酸
緩衝液(pH7.0) +0.15M NaClであり、図6のゲル濾過ク
ロマトグラフィー(糖の分子量分布)の条件も同一であ
った。
【0017】請求項4記載の物質は請求項3記載の物質
を更に透析して、完全に無機塩を除去したものであり、
有機物が完全に濃縮されたものである。それ故、投与量
はさらに少なくて済むが、保存安定性等に注意を要する
場合がある。
を更に透析して、完全に無機塩を除去したものであり、
有機物が完全に濃縮されたものである。それ故、投与量
はさらに少なくて済むが、保存安定性等に注意を要する
場合がある。
【0018】癌の免疫療法は担癌宿主の癌に対する抵抗
性を高めることによって癌を治癒させる方法であり、特
に免疫担当細胞の賦活化がその根幹にある。本有効成分
は免疫担当細胞であるマクロファージや脾細胞を活性化
し、腫瘍細胞を障害することから癌の免疫療法剤として
大いに期待できる。又、免疫療法剤は化学療法剤と異な
り血液障害、消化器障害、肺障害、心毒性、神経系障
害、皮膚障害、二次発癌といった副作用や毒性等が現れ
にくく、長期投与する場合も白血球減少その他の造血障
害、肝腎機能障害等をもたらさず、安心して使えるとい
う利点がある。
性を高めることによって癌を治癒させる方法であり、特
に免疫担当細胞の賦活化がその根幹にある。本有効成分
は免疫担当細胞であるマクロファージや脾細胞を活性化
し、腫瘍細胞を障害することから癌の免疫療法剤として
大いに期待できる。又、免疫療法剤は化学療法剤と異な
り血液障害、消化器障害、肺障害、心毒性、神経系障
害、皮膚障害、二次発癌といった副作用や毒性等が現れ
にくく、長期投与する場合も白血球減少その他の造血障
害、肝腎機能障害等をもたらさず、安心して使えるとい
う利点がある。
【0019】本有効成分の治療への適用については、動
物実験の結果から、注射剤として使用することが好まし
く、特に皮下注射により生体内の網内系を刺激して免疫
系を亢進させるようにするのがよい。また、製剤方法を
選択することにより経口、坐薬等の剤形にして使用する
こともできる。注射剤としては皮下の他、筋肉内、静脈
内注射剤のいずれでもよく、懸濁液、溶液もしくは使用
時溶解させる粉末等の剤形が用いられる。また、注射剤
には局部麻酔剤を含ませる必要はない。
物実験の結果から、注射剤として使用することが好まし
く、特に皮下注射により生体内の網内系を刺激して免疫
系を亢進させるようにするのがよい。また、製剤方法を
選択することにより経口、坐薬等の剤形にして使用する
こともできる。注射剤としては皮下の他、筋肉内、静脈
内注射剤のいずれでもよく、懸濁液、溶液もしくは使用
時溶解させる粉末等の剤形が用いられる。また、注射剤
には局部麻酔剤を含ませる必要はない。
【0020】本発明の有効成分の投与量は患者の症状に
応じて適宜選択されるが、一般に成人において1〜 100
mg/kg を1日1〜数回に分け投与するのが好ましく、投
与方法としては経口又は皮下、筋肉内、静脈内もしくは
患部への注射によってなされるのが好ましい。
応じて適宜選択されるが、一般に成人において1〜 100
mg/kg を1日1〜数回に分け投与するのが好ましく、投
与方法としては経口又は皮下、筋肉内、静脈内もしくは
患部への注射によってなされるのが好ましい。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 1) 請求項1の物質の製造 生産培地として、グルコース0.5 %、バレイショ澱粉2.
0 %、ポリペプトン0.5 %、プロテオース・ペプトン1.
0 %、肉エキス0.3 %、塩化ナトリウム0.75%の組成
(%はw/v)からなる培地を用いた。殺菌前のpHはpH7.2
に調整して使用した。調製した培地は500ml 容坂口フラ
スコ60本に100ml ずつ分注後、120 ℃、20分の高圧蒸気
滅菌器を用いて滅菌した。この培地に放線菌保存用寒天
培地にて継代培養したストレプトバーチシリウム・ハチ
ジョウエンス(Streptoverticillium hachijoense)H26
09株を、白金耳でかき取り接種し、28℃で3日間振盪培
養し、前培養とした。前培養した菌液を同培地に10ml接
種し、28℃で5日間振盪培養し、本培養を行った。
る。 実施例1 1) 請求項1の物質の製造 生産培地として、グルコース0.5 %、バレイショ澱粉2.
0 %、ポリペプトン0.5 %、プロテオース・ペプトン1.
0 %、肉エキス0.3 %、塩化ナトリウム0.75%の組成
(%はw/v)からなる培地を用いた。殺菌前のpHはpH7.2
に調整して使用した。調製した培地は500ml 容坂口フラ
スコ60本に100ml ずつ分注後、120 ℃、20分の高圧蒸気
滅菌器を用いて滅菌した。この培地に放線菌保存用寒天
培地にて継代培養したストレプトバーチシリウム・ハチ
ジョウエンス(Streptoverticillium hachijoense)H26
09株を、白金耳でかき取り接種し、28℃で3日間振盪培
養し、前培養とした。前培養した菌液を同培地に10ml接
種し、28℃で5日間振盪培養し、本培養を行った。
【0022】培養終了後、培養液約6Lを除菌した後、培
養上清液に50%(w/v) 塩化亜鉛液を1/20量加え、3000回
転・5 分遠心分離して得られる沈澱物に、10%(w/v) 第
二リン酸ナトリウム溶液を培養上清液量の55%(w/v) に
なるように添加し、完全に懸濁して室温で1時間、4℃
で数時間から一夜静置の後、デカンテーションにより上
清を得た。上清液に4倍量の冷メタノールを加え、直ち
に、3000回転・5分間の遠心を行う。得られた沈澱物に
純水を加え、加温溶解し、グラスファイバーフィルター
で濾過し、凍結乾燥を行い、目的物を得た。この様にし
て得られた目的物は、蛋白及び糖の合計含有量1.9 μg/
mgであり、元素分析値はC:0.5 %、H:1.2 %、N:
0.1 %、O:6.0 %、Na+ : 31.0%、PO4 - : 66.6
%、S: を持ち、分子量は300 から660kを示した。またこの時の
収量は約60g であった。
養上清液に50%(w/v) 塩化亜鉛液を1/20量加え、3000回
転・5 分遠心分離して得られる沈澱物に、10%(w/v) 第
二リン酸ナトリウム溶液を培養上清液量の55%(w/v) に
なるように添加し、完全に懸濁して室温で1時間、4℃
で数時間から一夜静置の後、デカンテーションにより上
清を得た。上清液に4倍量の冷メタノールを加え、直ち
に、3000回転・5分間の遠心を行う。得られた沈澱物に
純水を加え、加温溶解し、グラスファイバーフィルター
で濾過し、凍結乾燥を行い、目的物を得た。この様にし
て得られた目的物は、蛋白及び糖の合計含有量1.9 μg/
mgであり、元素分析値はC:0.5 %、H:1.2 %、N:
0.1 %、O:6.0 %、Na+ : 31.0%、PO4 - : 66.6
%、S: を持ち、分子量は300 から660kを示した。またこの時の
収量は約60g であった。
【0023】2) インビボ抗腫瘍活性 SPF・ddy 系マウス( 雄、4週令)にエールリッヒ及び
ザルコーマ180 腹水型腫瘍細胞をマウス1匹当たり5X10
3 個腹腔内に接種した。細胞移植後数時間以内に抗腫瘍
性成分(上記 1) で得られた目的物) を腹腔内投与し、
45日間観察を行いその時のマウス生存率を求めた。表1
にはエールリッヒ腹水腫瘍に対する抗腫瘍効果を、また
表2にはザルコーマ180 腹水腫瘍に対する効果を示し
た。
ザルコーマ180 腹水型腫瘍細胞をマウス1匹当たり5X10
3 個腹腔内に接種した。細胞移植後数時間以内に抗腫瘍
性成分(上記 1) で得られた目的物) を腹腔内投与し、
45日間観察を行いその時のマウス生存率を求めた。表1
にはエールリッヒ腹水腫瘍に対する抗腫瘍効果を、また
表2にはザルコーマ180 腹水腫瘍に対する効果を示し
た。
【0024】
【表 1】
【0025】
【表 2】
【0026】3) インビトロ抗腫瘍活性 マウスの腹腔より採取したマクロファージと腫瘍細胞株
BALB/3T12-3 を4:1 の割合で混合し、抗腫瘍有効成分
(上記 1) で得られた目的物)の共存下で3日間培養
し、ギムザ染色によりマクロファージ活性化作用を調べ
た。一方、脾細胞活性化作用はBalb/cマウスの脾臓を取
り出し、機械的に単細胞とした後、抗腫瘍有効成分と37
℃、24時間、炭酸ガスインキュベーターで接種させる。
その後この脾細胞に蛍光ラベル化された腫瘍細胞YAC-1
を加え、4時間培養後、残存腫瘍細胞数を蛍光法で測定
した。結果を表3に示す。
BALB/3T12-3 を4:1 の割合で混合し、抗腫瘍有効成分
(上記 1) で得られた目的物)の共存下で3日間培養
し、ギムザ染色によりマクロファージ活性化作用を調べ
た。一方、脾細胞活性化作用はBalb/cマウスの脾臓を取
り出し、機械的に単細胞とした後、抗腫瘍有効成分と37
℃、24時間、炭酸ガスインキュベーターで接種させる。
その後この脾細胞に蛍光ラベル化された腫瘍細胞YAC-1
を加え、4時間培養後、残存腫瘍細胞数を蛍光法で測定
した。結果を表3に示す。
【0027】
【表 3】 インビトロで、抗腫瘍活性成分は、マウス腹腔マクロフ
ァージ及び脾細胞を活性化して、腫瘍細胞を障害する作
用があり、間接的な抗腫瘍活性を認めた。
ァージ及び脾細胞を活性化して、腫瘍細胞を障害する作
用があり、間接的な抗腫瘍活性を認めた。
【0028】実施例2 1) 請求項1の物質の製造 実施例1の1)をそれぞれ別個に繰り返して請求項1の
物質(ロット2,3,4)を得た。これらのロットの元
素分析値は表4の通りであった。
物質(ロット2,3,4)を得た。これらのロットの元
素分析値は表4の通りであった。
【0029】
【表 4】 (分析方法) C,H,N,O 熱伝導度検出法による Na 原子吸光法による 水分 カールフィッシャー法による
【0030】実施例3 1) 請求項3の物質の製造 実施例1で得られた試料60g について、以下の方法で濃
縮脱塩を行い、請求項3 の試料を得た。実施例1におい
てグラスファイバーフィルターで濾過後の試料3L を限
外濾過膜( ポアサイズ: 分子量3000) を用いて10倍に濃
縮、脱塩し、ついで凍結乾燥した。凍結乾燥物を凍結乾
燥前の1/10容の水にとかし、セロファンチューブを用い
て5時間透析を行い、ついで再度、凍結乾燥を行い目的
物を得た。この様にして得られた目的物は蛋白及び糖の
合計含有量約 200μg/mgであり、元素分析値は を持ち、分子量は1200から660kを示した。またこの時の
収量は 600mgであった。
縮脱塩を行い、請求項3 の試料を得た。実施例1におい
てグラスファイバーフィルターで濾過後の試料3L を限
外濾過膜( ポアサイズ: 分子量3000) を用いて10倍に濃
縮、脱塩し、ついで凍結乾燥した。凍結乾燥物を凍結乾
燥前の1/10容の水にとかし、セロファンチューブを用い
て5時間透析を行い、ついで再度、凍結乾燥を行い目的
物を得た。この様にして得られた目的物は蛋白及び糖の
合計含有量約 200μg/mgであり、元素分析値は を持ち、分子量は1200から660kを示した。またこの時の
収量は 600mgであった。
【0031】2) インビボ抗腫瘍活性 SPF・ddy 系マウス( 雄、4週令)にエールリッヒ腹水
型腫瘍細胞をマウス1匹当たり5X103 個腹腔内に接種し
た。細胞移植後数時間以内に抗腫瘍性成分(上記 1) で
得られた目的物) を腹腔内に投与し、45日間観察を行
い、その時のマウス生存率を求めた。結果を表5に示
す。
型腫瘍細胞をマウス1匹当たり5X103 個腹腔内に接種し
た。細胞移植後数時間以内に抗腫瘍性成分(上記 1) で
得られた目的物) を腹腔内に投与し、45日間観察を行
い、その時のマウス生存率を求めた。結果を表5に示
す。
【0032】
【表 5】
【0033】3) インビトロ抗腫瘍活性 上記 1) で得られた目的物を用いる他、実施例1の 3)
と同様に操作した。結果を表6に示す。
と同様に操作した。結果を表6に示す。
【0034】
【表 6】 インビトロで、抗腫瘍活性成分は、マウス腹腔マクロフ
ァージ及び脾細胞を活性化して、腫瘍細胞を障害する作
用があり、間接的な腫瘍活性を認めた。
ァージ及び脾細胞を活性化して、腫瘍細胞を障害する作
用があり、間接的な腫瘍活性を認めた。
【0035】
【発明の効果】本発明の新規抗腫瘍性成分は、インビト
ロでマウス腹腔マクロファージや脾細胞を活性化し、間
接的に抗腫瘍作用を有するほか、インビボでマウスのエ
ールリッヒ腹水腫瘍やザルコーマ180 腹水腫瘍に対して
抗腫瘍活性を示し、新規な抗癌剤としての有用性が期待
される。
ロでマウス腹腔マクロファージや脾細胞を活性化し、間
接的に抗腫瘍作用を有するほか、インビボでマウスのエ
ールリッヒ腹水腫瘍やザルコーマ180 腹水腫瘍に対して
抗腫瘍活性を示し、新規な抗癌剤としての有用性が期待
される。
【図1】実施例1の有効成分の水溶液中での紫外部吸収
スペクトルを示す。
スペクトルを示す。
【図2】実施例1の有効成分の臭化カリウム錠中での赤
外部吸収スペクトルを示す。
外部吸収スペクトルを示す。
【図3】実施例3の有効成分の水溶液中での紫外部吸収
スペクトルを示す。
スペクトルを示す。
【図4】実施例3の有効成分の臭化カリウム錠中での赤
外部吸収スペクトルを示す。
外部吸収スペクトルを示す。
【図5】実施例3の有効成分のゲル濾過クロマトグラフ
ィーによる蛋白質の分子量分布を示す。
ィーによる蛋白質の分子量分布を示す。
【図6】実施例3の有効成分のゲル濾過クロマトグラフ
ィーによる糖の分子量分布を示す。
ィーによる糖の分子量分布を示す。
【図7】実施例3の有効成分の液体等電点電気泳動法に
よる蛋白質の等電点分布を示す。
よる蛋白質の等電点分布を示す。
【図8】実施例3の有効成分の液体等電点電気泳動法に
よる糖の等電点分布を示す。
よる糖の等電点分布を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 1/06 C12R 1:01) (72)発明者 川島 浩 福岡県北九州市戸畑区境川1−7−4− 202 (72)発明者 大山 博之 福岡県北九州市小倉北区中井5−17−29
Claims (5)
- 【請求項1】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウ
エンスの培養上清液より得られ、抗腫瘍活性を示し、下
記の理化学的性質を有する物質を有効成分とする新抗悪
性腫瘍剤。 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 e)元素分析値:C 0.3〜0.8 % H 0.7〜1.6 % N 0.01 〜0.5 % O 3.5〜7.5 % S 240〜560ppm Na 12.0 〜35.0% PO4 56.5 〜84.6% f)分子量 :約660k〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 254〜259nm(水
溶液) h)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 i)糖分含有量:1.5 〜2.4 μg/mg( フェノール硫酸
法、グルコース換算) j)蛋白の含有量:0.9 〜2.0 μg/mg( クマジーブリリ
アントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) - 【請求項2】 請求項1記載の物質を透析して脱塩処理
して得られた物質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤。 - 【請求項3】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウ
エンスの培養上清液より得られ、抗腫瘍活性を示し、下
記の理化学的性質を有する物質を有効成分とする新抗悪
性腫瘍剤。 a)外観 :白〜淡黄色粉末 b)溶解性 :水に易溶、酢酸、ピリジンに難溶、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトンに不溶 d)呈色反応 :ニンヒドリン反応、カルバゾール硫酸
法、フェノール硫酸法及びクマジーブリリアントブル−
色素法に陽性 e)元素分析値:C 39.3 〜39.6% H 6.0 〜6.1 % N 10.1 〜10.4% O 31.5 〜32.5% S 5500 〜6400ppm Na 2.3 〜2.7 % PO4 3.0 〜3.1 % f)分子量 :約660k〜300 g)紫外部吸収スペクトル:λmax(ε)= 257〜258nm(水
溶液) h)灰分なしの分子量 :約660k〜1200 i)糖分含有量:76〜104 μg/mg( フェノール硫酸法、
グルコース換算) j)蛋白の含有量:71〜101 μg/mg( クマジーブリリア
ントブル−色素法、牛血清アルブミン換算) - 【請求項4】 請求項3記載の物質を透析してPO4 の
無機塩が実質的になくなるまで脱塩処理して得られた物
質を有効成分とする新抗悪性腫瘍剤。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
求項4記載の物質を有効成分とする免疫賦活剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10242292A JPH05229953A (ja) | 1991-03-30 | 1992-03-30 | 新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-93137 | 1991-03-30 | ||
| JP9313791 | 1991-03-30 | ||
| JP10242292A JPH05229953A (ja) | 1991-03-30 | 1992-03-30 | 新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229953A true JPH05229953A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=26434563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10242292A Withdrawn JPH05229953A (ja) | 1991-03-30 | 1992-03-30 | 新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05229953A (ja) |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10242292A patent/JPH05229953A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |