JPH06219956A - 免疫賦活剤 - Google Patents
免疫賦活剤Info
- Publication number
- JPH06219956A JPH06219956A JP5028616A JP2861693A JPH06219956A JP H06219956 A JPH06219956 A JP H06219956A JP 5028616 A JP5028616 A JP 5028616A JP 2861693 A JP2861693 A JP 2861693A JP H06219956 A JPH06219956 A JP H06219956A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- immunostimulant
- active ingredient
- added
- sugar
- protein content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイトカイン誘導能を示す新規な免疫賦活剤
の提供。 【構成】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエン
スの培養上清液より得ることができ、サイトカイン誘導
能を示し、下記の理化学的性質を有する物質を有効成分
として含有する免疫賦活剤。 a) 外観:白〜淡黄色粉末 b) 元素分析:C35.5〜39.3%; H 5.3〜 6.0%;
N11.3〜12.6%; O21.2〜26.8% c) 有機物物の分子量:30,000〜100,000 d) 赤外部吸収スペクトル:以下にあげる各範囲に明ら
かなピークが見られる。3300〜3500, 1650〜1660, 1538
〜1540, 1227〜1229, 1064〜1065cm-1 e) 糖分含有量:70〜 150μg/mg f) 蛋白含有量:70〜 230μg/mg g) 糖分/蛋白含量比: 0.9〜1.2(重量比)
の提供。 【構成】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエン
スの培養上清液より得ることができ、サイトカイン誘導
能を示し、下記の理化学的性質を有する物質を有効成分
として含有する免疫賦活剤。 a) 外観:白〜淡黄色粉末 b) 元素分析:C35.5〜39.3%; H 5.3〜 6.0%;
N11.3〜12.6%; O21.2〜26.8% c) 有機物物の分子量:30,000〜100,000 d) 赤外部吸収スペクトル:以下にあげる各範囲に明ら
かなピークが見られる。3300〜3500, 1650〜1660, 1538
〜1540, 1227〜1229, 1064〜1065cm-1 e) 糖分含有量:70〜 150μg/mg f) 蛋白含有量:70〜 230μg/mg g) 糖分/蛋白含量比: 0.9〜1.2(重量比)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な免疫賦活剤、特に
抗腫瘍剤、免疫不全症治療剤等としての効用が期待され
る免疫賦活剤に関する。
抗腫瘍剤、免疫不全症治療剤等としての効用が期待され
る免疫賦活剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の抗腫瘍性抗生物質が微
生物より生産されていることが知られている。その内の
いくつかのものは、制癌剤として実用化されている。特
に、放線菌由来の制癌剤として、マイトマイシンC、ブ
レオマイシン、アドリアマイシン、ネオカルチノスタチ
ン等が知られており、治療に応用されている。しかしな
がら多くの抗腫瘍性抗生物質が、骨髄抑制、胃腸障害、
心機能障害や脱毛といった副作用を伴い、癌の患者にと
って大きな負担となっている。又、多くの癌患者におい
て免疫能が低下し、癌の進行の促進が見られたり、各種
細菌に対する抵抗性が減弱し、重篤な感染症にかかりや
すくなる。このような背景から、近年、臨床サイドから
癌の治療法として、クオリティー・オブ・ライフという
概念が検討されるようになり、制癌剤の領域について
も、より副作用の少ない、かつ癌患者の免疫能を亢進し
て癌の治療を試みることが盛んになってきている。
生物より生産されていることが知られている。その内の
いくつかのものは、制癌剤として実用化されている。特
に、放線菌由来の制癌剤として、マイトマイシンC、ブ
レオマイシン、アドリアマイシン、ネオカルチノスタチ
ン等が知られており、治療に応用されている。しかしな
がら多くの抗腫瘍性抗生物質が、骨髄抑制、胃腸障害、
心機能障害や脱毛といった副作用を伴い、癌の患者にと
って大きな負担となっている。又、多くの癌患者におい
て免疫能が低下し、癌の進行の促進が見られたり、各種
細菌に対する抵抗性が減弱し、重篤な感染症にかかりや
すくなる。このような背景から、近年、臨床サイドから
癌の治療法として、クオリティー・オブ・ライフという
概念が検討されるようになり、制癌剤の領域について
も、より副作用の少ない、かつ癌患者の免疫能を亢進し
て癌の治療を試みることが盛んになってきている。
【0003】放線菌の1種であるストレプトバーチシリ
ウム・ハチジョウエンス(Streptoverticillium hachij
oense )〔ストレプトマイセス・ハチジョウエンシス
(Streptomyces hachijoensis)と同義〕由来の有効成分
として、膣トリコモナス症に有効なポリエン系抗生物質
トリコマイシンの存在が知られている。また、本発明者
の一人である添田はストレプトバーチシリウム・ハチジ
ョウエンスH−2609株(IFO 12782)(ATCC 19769)か
ら分子量1200の抗腫瘍物質を得ている( 特公昭49-42560
号公報、防衛衛生 第14巻、第1号、第1頁、1967、特
公昭52-50278号公報) 。また、津国らは同じ菌を用いて
分子量 1.5万〜 3.5万の蛋白質を主体とした抗腫瘍性物
質を得ている( 特公昭56-9517 号公報)。また、河野は
同じ菌を用いて分子量2万から6万の蛋白質を主体とし
た抗腫瘍剤を得た(特開平2-53729号公報)。また、イ
ンターロイキン、腫瘍壊死因子等のサイトカインを誘起
する物質は癌、免疫不全症、感染性疾患等の治療に有用
である(特公平4-69610 号公報、特公平4-5005号公報、
特開平2-258723号公報、特開昭62-19533号公報等) 。
ウム・ハチジョウエンス(Streptoverticillium hachij
oense )〔ストレプトマイセス・ハチジョウエンシス
(Streptomyces hachijoensis)と同義〕由来の有効成分
として、膣トリコモナス症に有効なポリエン系抗生物質
トリコマイシンの存在が知られている。また、本発明者
の一人である添田はストレプトバーチシリウム・ハチジ
ョウエンスH−2609株(IFO 12782)(ATCC 19769)か
ら分子量1200の抗腫瘍物質を得ている( 特公昭49-42560
号公報、防衛衛生 第14巻、第1号、第1頁、1967、特
公昭52-50278号公報) 。また、津国らは同じ菌を用いて
分子量 1.5万〜 3.5万の蛋白質を主体とした抗腫瘍性物
質を得ている( 特公昭56-9517 号公報)。また、河野は
同じ菌を用いて分子量2万から6万の蛋白質を主体とし
た抗腫瘍剤を得た(特開平2-53729号公報)。また、イ
ンターロイキン、腫瘍壊死因子等のサイトカインを誘起
する物質は癌、免疫不全症、感染性疾患等の治療に有用
である(特公平4-69610 号公報、特公平4-5005号公報、
特開平2-258723号公報、特開昭62-19533号公報等) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】癌化学療法の分野にお
いては、多様な癌の種類、症状に対応して多様な抗腫瘍
剤が要求されている。本発明は抗腫瘍剤や免疫不全症治
療剤としての効用が期待される免疫賦活剤を提供するこ
とを目的とする。
いては、多様な癌の種類、症状に対応して多様な抗腫瘍
剤が要求されている。本発明は抗腫瘍剤や免疫不全症治
療剤としての効用が期待される免疫賦活剤を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はストレプトバー
チシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得るこ
とができ、サイトカイン誘導能を示し、下記の理化学的
性質を有する物質を有効成分として含有する免疫賦活剤
に関する。 a) 外観:白〜淡黄色粉末 b) 元素分析:C35.5〜39.3%; H5.3 〜 6.0%;
N11.3〜12.6%; O21.2〜26.8% c) 有機物の分子量:30,000〜100,000 d) 赤外部吸収スペクトル:以下にあげる各範囲に明ら
かなピークが見られる。3300〜3500,1650〜1660, 1538
〜1540, 1227〜1229, 1064〜1065cm-1 e) 糖分含有量:70〜 150μg/mg f) 蛋白含有量:70〜 230μg/mg g) 糖分/蛋白含量比:0.9 〜1.2(重量比) 上記において元素分析で測定されたC、H、N、O以外
の成分は無機物であり、無機部分はNa、リン酸イオン、
灰分、水等より構成されると考えられる。また、上記で
元素分析は熱伝導度検出法(Heraeus社 CHN-0-Rapid使
用) 、分子量はゲル濾過法、赤外部吸収スペクトルはKB
r 錠剤法、糖分含有量はフェノール硫酸法、蛋白含有量
はバイオラッド社プロテインアッセイキッドを用いて行
った(実施例1においても同様)。
チシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液より得るこ
とができ、サイトカイン誘導能を示し、下記の理化学的
性質を有する物質を有効成分として含有する免疫賦活剤
に関する。 a) 外観:白〜淡黄色粉末 b) 元素分析:C35.5〜39.3%; H5.3 〜 6.0%;
N11.3〜12.6%; O21.2〜26.8% c) 有機物の分子量:30,000〜100,000 d) 赤外部吸収スペクトル:以下にあげる各範囲に明ら
かなピークが見られる。3300〜3500,1650〜1660, 1538
〜1540, 1227〜1229, 1064〜1065cm-1 e) 糖分含有量:70〜 150μg/mg f) 蛋白含有量:70〜 230μg/mg g) 糖分/蛋白含量比:0.9 〜1.2(重量比) 上記において元素分析で測定されたC、H、N、O以外
の成分は無機物であり、無機部分はNa、リン酸イオン、
灰分、水等より構成されると考えられる。また、上記で
元素分析は熱伝導度検出法(Heraeus社 CHN-0-Rapid使
用) 、分子量はゲル濾過法、赤外部吸収スペクトルはKB
r 錠剤法、糖分含有量はフェノール硫酸法、蛋白含有量
はバイオラッド社プロテインアッセイキッドを用いて行
った(実施例1においても同様)。
【0006】本発明の免疫賦活剤の有効成分は、ストレ
プトバーチシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液よ
り得ることができる。ストレプトバーチシリウム・ハチ
ジョウエンスの菌学的性状は、「抗トリコモナス・抗ガ
ン作用を有する新抗生物質、トリコマイシンについて」
(細谷ら、ジャーナル・オブ・アンチバイオティクス第
10巻、第564 頁、1952年)において、ストレプトバーチ
シリウム・ハチジョウエンスのH−2609株について
述べられており、また「スタディーズ オンザ アンチ
バイオティクス サブスタンス プロデューシング ス
トレインズH2075、H−2609アンドH−303
0」(ザ ジャーナル オブ アンチバイオティクス
シリーズA、第7巻、第1号、第10頁、1954年)におい
て、ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンスのH
−2609株及びH−2075株について述べられてい
る。また、H−2609株は IFO 12782号(ATCC 19769)
として寄託されている。本発明においてはH−2609
株、H−2075株、H−3030株を具体的菌株とし
て用いることができるが、それらに限らず、ストレプト
バーチシリウム・ハチジョウエンスに属し、上記有効成
分を生産する能力を有する限り、他の野性株も使用で
き、さらにはこれらの微生物の常法による変異処理(例
えば紫外線照射、変異剤処理、遺伝子工学的処理)によ
って得られる変異株も使用可能である。
プトバーチシリウム・ハチジョウエンスの培養上清液よ
り得ることができる。ストレプトバーチシリウム・ハチ
ジョウエンスの菌学的性状は、「抗トリコモナス・抗ガ
ン作用を有する新抗生物質、トリコマイシンについて」
(細谷ら、ジャーナル・オブ・アンチバイオティクス第
10巻、第564 頁、1952年)において、ストレプトバーチ
シリウム・ハチジョウエンスのH−2609株について
述べられており、また「スタディーズ オンザ アンチ
バイオティクス サブスタンス プロデューシング ス
トレインズH2075、H−2609アンドH−303
0」(ザ ジャーナル オブ アンチバイオティクス
シリーズA、第7巻、第1号、第10頁、1954年)におい
て、ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンスのH
−2609株及びH−2075株について述べられてい
る。また、H−2609株は IFO 12782号(ATCC 19769)
として寄託されている。本発明においてはH−2609
株、H−2075株、H−3030株を具体的菌株とし
て用いることができるが、それらに限らず、ストレプト
バーチシリウム・ハチジョウエンスに属し、上記有効成
分を生産する能力を有する限り、他の野性株も使用で
き、さらにはこれらの微生物の常法による変異処理(例
えば紫外線照射、変異剤処理、遺伝子工学的処理)によ
って得られる変異株も使用可能である。
【0007】この放射菌ストレプトバーチシリウム・ハ
チジョウエンスの培養は、以下に示すような方法によっ
て行うことができる。栄養源としては、従来放射線菌の
培養に利用されている公知のものが使用できる。例え
ば、炭素源としてグルコース、糖蜜、澱粉、デキストリ
ン、スクロース、水飴、動植物油等を使用しうる。また
窒素源として大豆粉、小麦胚芽、コーンスティープリカ
ー、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸アンモニウ
ム、硝酸ナトリウム、尿素等を使用しうる。その他必要
に応じて、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸およびその他のイ
オンを生成することができる無機塩類を添加すること
は、有効である。また菌の発育を助け、有効成分の生産
を促進するような有機及び無機物を適当に添加すること
ができる。培養方法としては、好気的条件での培養法が
適しており、培養に適当な温度は27〜30℃であるが、多
くの場合28℃付近で培養する。また、培養に適当なpH域
は7.0 〜9.0 である。上記条件下に通常3〜7日培養を
行うことにより活性の高い培養液を得ることができる。
チジョウエンスの培養は、以下に示すような方法によっ
て行うことができる。栄養源としては、従来放射線菌の
培養に利用されている公知のものが使用できる。例え
ば、炭素源としてグルコース、糖蜜、澱粉、デキストリ
ン、スクロース、水飴、動植物油等を使用しうる。また
窒素源として大豆粉、小麦胚芽、コーンスティープリカ
ー、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸アンモニウ
ム、硝酸ナトリウム、尿素等を使用しうる。その他必要
に応じて、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸およびその他のイ
オンを生成することができる無機塩類を添加すること
は、有効である。また菌の発育を助け、有効成分の生産
を促進するような有機及び無機物を適当に添加すること
ができる。培養方法としては、好気的条件での培養法が
適しており、培養に適当な温度は27〜30℃であるが、多
くの場合28℃付近で培養する。また、培養に適当なpH域
は7.0 〜9.0 である。上記条件下に通常3〜7日培養を
行うことにより活性の高い培養液を得ることができる。
【0008】培養液からの有効成分の分離は以下のごと
く行われる。まず、培養液から菌体を除去し、菌体除去
液に塩化亜鉛等の電解質無機塩を加えて塩析し、生ずる
沈澱を採取し、これに第二燐酸ナトリウム等の燐酸アル
カリの水溶液を加えて抽出を行い、この抽出液にメタノ
ール等の親水性有機溶媒を加えて沈澱する画分を採取
し、これを水に溶解し不溶物を除去して溶液を得る。こ
のものはそのまま次の工程に使用できるが、必要に応じ
凍結乾燥等によって乾燥物として次の工程に供してもよ
い。この溶液または凍結乾燥物取得までの工程は特公昭
49-42560号にも記載されているが、より具体的には例え
ば以下の如く行われる。すなわち、培養液から菌体を除
去し、その上清に50%(w/v) の塩化亜鉛、硫酸アンモニ
ウム等の電解質無機塩の水溶液を最終濃度約2.5 %にな
るように加えて塩析し、生ずる沈澱を採取し、これに10
%(w/v) の第二燐酸ナトリウム等の燐酸ナトリウムの水
溶液を上清に対して約55%(w/v) 加えて抽出を行い、こ
の抽出液に親水性有機溶媒であるメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコール
や、アセトン、イソブチルケトン等のケトン系溶媒等を
加えて、沈澱する画分を採取する。採取した沈澱物を蒸
留水に溶解後、適当な濾過材を用いて濾過して不溶物を
除去し、濾液を必要に応じ濃縮、透析、凍結乾燥する
(一次分離物)。この一次分離物は免疫賦活活性成分と
殺細胞活性成分の両方を含んでいる。
く行われる。まず、培養液から菌体を除去し、菌体除去
液に塩化亜鉛等の電解質無機塩を加えて塩析し、生ずる
沈澱を採取し、これに第二燐酸ナトリウム等の燐酸アル
カリの水溶液を加えて抽出を行い、この抽出液にメタノ
ール等の親水性有機溶媒を加えて沈澱する画分を採取
し、これを水に溶解し不溶物を除去して溶液を得る。こ
のものはそのまま次の工程に使用できるが、必要に応じ
凍結乾燥等によって乾燥物として次の工程に供してもよ
い。この溶液または凍結乾燥物取得までの工程は特公昭
49-42560号にも記載されているが、より具体的には例え
ば以下の如く行われる。すなわち、培養液から菌体を除
去し、その上清に50%(w/v) の塩化亜鉛、硫酸アンモニ
ウム等の電解質無機塩の水溶液を最終濃度約2.5 %にな
るように加えて塩析し、生ずる沈澱を採取し、これに10
%(w/v) の第二燐酸ナトリウム等の燐酸ナトリウムの水
溶液を上清に対して約55%(w/v) 加えて抽出を行い、こ
の抽出液に親水性有機溶媒であるメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコール
や、アセトン、イソブチルケトン等のケトン系溶媒等を
加えて、沈澱する画分を採取する。採取した沈澱物を蒸
留水に溶解後、適当な濾過材を用いて濾過して不溶物を
除去し、濾液を必要に応じ濃縮、透析、凍結乾燥する
(一次分離物)。この一次分離物は免疫賦活活性成分と
殺細胞活性成分の両方を含んでいる。
【0009】次にこの一次分離物をゲル透過クロマトグ
ラフィー(gel permeation chromatography)(GPC) に付
して分子量3万〜10万の区分を得る。このゲル透過クロ
マトグラフィーは例えばカラムとしてG3000PW (東ソー
(株)製)を用い、溶出剤として20mM燐酸緩衝液(pH7.
2) +0.2MNaClを用いて行うことができる。溶出液を濃
縮し、必要に応じ透析、凍結乾燥して本発明の免疫賦活
剤の有効成分を得る。上記で濃縮は例えば排除分子量3
万の膜を用いる限外濾過によって行うことができる。本
発明の免疫賦活剤の有効成分は上記の如くして得ること
ができ、前記した物性を有する。なお、有効成分は透
析、限外濾過等による無機物の除去の程度によって、通
常、無機物を例えば10%以下含有する。したがって、
無機物を完全に除去した場合、前記物性値は多少異なる
ものとなり得るが、そのような有効成分を用いる場合も
当然本発明の免疫賦活剤の範囲に入るものである。本有
効成分は殺細胞活性を有さず、サイトカイン誘導能を有
する。サイトカイン誘導能として具体的には腫瘍壊死因
子(TNF)のひとつとしてのTNF-αの誘導能及びインター
ロイキン(IL)のひとつとしてのIL-1の誘導能を有する。
なお、本有効成分は一次分離物と比べて、殺細胞成分を
実質上含有しないこと、及びTNF-α誘導能及びIL-1誘導
能がはるかに高められていることにおいて際立った相異
を示す。
ラフィー(gel permeation chromatography)(GPC) に付
して分子量3万〜10万の区分を得る。このゲル透過クロ
マトグラフィーは例えばカラムとしてG3000PW (東ソー
(株)製)を用い、溶出剤として20mM燐酸緩衝液(pH7.
2) +0.2MNaClを用いて行うことができる。溶出液を濃
縮し、必要に応じ透析、凍結乾燥して本発明の免疫賦活
剤の有効成分を得る。上記で濃縮は例えば排除分子量3
万の膜を用いる限外濾過によって行うことができる。本
発明の免疫賦活剤の有効成分は上記の如くして得ること
ができ、前記した物性を有する。なお、有効成分は透
析、限外濾過等による無機物の除去の程度によって、通
常、無機物を例えば10%以下含有する。したがって、
無機物を完全に除去した場合、前記物性値は多少異なる
ものとなり得るが、そのような有効成分を用いる場合も
当然本発明の免疫賦活剤の範囲に入るものである。本有
効成分は殺細胞活性を有さず、サイトカイン誘導能を有
する。サイトカイン誘導能として具体的には腫瘍壊死因
子(TNF)のひとつとしてのTNF-αの誘導能及びインター
ロイキン(IL)のひとつとしてのIL-1の誘導能を有する。
なお、本有効成分は一次分離物と比べて、殺細胞成分を
実質上含有しないこと、及びTNF-α誘導能及びIL-1誘導
能がはるかに高められていることにおいて際立った相異
を示す。
【0010】癌の免疫療法は担癌宿主の癌に対する抵抗
性を高めることによって癌を治癒させる方法であり、特
に免疫担当細胞の賦活化がその根幹にある。本有効成分
は免疫担当細胞であるマクロファージや脾細胞を活性化
し、腫瘍細胞を障害することから癌の免疫療法剤として
大いに期待できる。又、免疫療法剤は化学療法剤と異な
り血液障害、消化器障害、肺障害、心毒性、神経系障
害、皮膚障害、二次発癌といった副作用や毒性等が現れ
にくく、長期投与する場合も白血球減少その他の造血障
害、肝腎機能障害等をもたらさず、安心して使えるとい
う利点がある。
性を高めることによって癌を治癒させる方法であり、特
に免疫担当細胞の賦活化がその根幹にある。本有効成分
は免疫担当細胞であるマクロファージや脾細胞を活性化
し、腫瘍細胞を障害することから癌の免疫療法剤として
大いに期待できる。又、免疫療法剤は化学療法剤と異な
り血液障害、消化器障害、肺障害、心毒性、神経系障
害、皮膚障害、二次発癌といった副作用や毒性等が現れ
にくく、長期投与する場合も白血球減少その他の造血障
害、肝腎機能障害等をもたらさず、安心して使えるとい
う利点がある。
【0011】本有効成分の治療への適用については、動
物実験の結果から、注射剤として使用することが好まし
く、特に皮下注射により生体内の網内系を刺激して免疫
系を亢進させるようにするのがよい。また、製剤方法を
選択することにより経口、坐薬等の剤形にして使用する
こともできる。注射剤としては皮下の他、筋肉内、静脈
内注射剤のいずれでもよく、懸濁液、溶液もしくは使用
時溶解させる粉末等の剤形が用いられる。また、注射剤
には局部麻酔剤を含ませる必要はない。注射剤としての
製剤形態は、通常減菌水水溶液を包含する。上記形態の
製剤はまた緩衝剤pH調節剤(リン酸水素ナトリウム、ク
エン酸等)、等張化剤(塩化ナトリウム、グルコース
等)、保存剤(パラオキシ安息香酸メチル、p-ヒドロキ
シ安息香酸プロピル等)等の水以外の他の製薬補助剤を
含有することができる。該製剤は細菌保持フィルターを
通す濾過、組成物への殺菌剤の混入、組成物の照射や加
熱によって滅菌することができる。該製剤はまたは殺菌
固体組成物として製造し、用時滅菌水素等に溶解して使
用することもできる。本発明の有効成分の投与量は患者
の症状に応じて適宜選択されるが、一般に成人において
1〜100mg/kgを1日1〜数回に分け投与するのが好まし
く、投与方法としては皮下、筋肉内、静脈内もしくは患
部への注射によってなされるのが好ましい。
物実験の結果から、注射剤として使用することが好まし
く、特に皮下注射により生体内の網内系を刺激して免疫
系を亢進させるようにするのがよい。また、製剤方法を
選択することにより経口、坐薬等の剤形にして使用する
こともできる。注射剤としては皮下の他、筋肉内、静脈
内注射剤のいずれでもよく、懸濁液、溶液もしくは使用
時溶解させる粉末等の剤形が用いられる。また、注射剤
には局部麻酔剤を含ませる必要はない。注射剤としての
製剤形態は、通常減菌水水溶液を包含する。上記形態の
製剤はまた緩衝剤pH調節剤(リン酸水素ナトリウム、ク
エン酸等)、等張化剤(塩化ナトリウム、グルコース
等)、保存剤(パラオキシ安息香酸メチル、p-ヒドロキ
シ安息香酸プロピル等)等の水以外の他の製薬補助剤を
含有することができる。該製剤は細菌保持フィルターを
通す濾過、組成物への殺菌剤の混入、組成物の照射や加
熱によって滅菌することができる。該製剤はまたは殺菌
固体組成物として製造し、用時滅菌水素等に溶解して使
用することもできる。本発明の有効成分の投与量は患者
の症状に応じて適宜選択されるが、一般に成人において
1〜100mg/kgを1日1〜数回に分け投与するのが好まし
く、投与方法としては皮下、筋肉内、静脈内もしくは患
部への注射によってなされるのが好ましい。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 1) 請求項1の有効成分の製造 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンスH−2609
株の保存菌株2.0ml をスピッツコルベン中の下記組成の
サブロー培地寒天培地50mlに流し込み、28℃で8日間静
置培養した。出現したコロニー(スピッツコルベン2本
分)を 500ml容坂口フラスコ6本中の下記組成の液体培
地各100ml に白金耳で接種し、28℃、150rpmで3日間振
盪培養した。培養物全量(約600ml)を30L発酵槽中の上
記と同一組成の液体培地16Lに加え、28℃、245rpm、通
気量16L/min で3日間通気攪拌培養した。 サブロー寒天培地及び調製 グルコース30g 、ペプトン10g 及び寒天20g を純水1000
mlに溶解。pH無調整。 液体培地及び調製 (1)ポリペプトン5g、プロテオースペプトン(Difco)10
g、グルコース5g、塩化ナトリウム7.5g及び肉エキス3g
を純水1000mlに溶解。 (2)バレイショデンプン20g を純水200ml に溶解。 (1)液を80℃に加熱し、(2) 液を3回に分け、攪拌しな
がら添加、溶解させる。
る。 実施例1 1) 請求項1の有効成分の製造 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウエンスH−2609
株の保存菌株2.0ml をスピッツコルベン中の下記組成の
サブロー培地寒天培地50mlに流し込み、28℃で8日間静
置培養した。出現したコロニー(スピッツコルベン2本
分)を 500ml容坂口フラスコ6本中の下記組成の液体培
地各100ml に白金耳で接種し、28℃、150rpmで3日間振
盪培養した。培養物全量(約600ml)を30L発酵槽中の上
記と同一組成の液体培地16Lに加え、28℃、245rpm、通
気量16L/min で3日間通気攪拌培養した。 サブロー寒天培地及び調製 グルコース30g 、ペプトン10g 及び寒天20g を純水1000
mlに溶解。pH無調整。 液体培地及び調製 (1)ポリペプトン5g、プロテオースペプトン(Difco)10
g、グルコース5g、塩化ナトリウム7.5g及び肉エキス3g
を純水1000mlに溶解。 (2)バレイショデンプン20g を純水200ml に溶解。 (1)液を80℃に加熱し、(2) 液を3回に分け、攪拌しな
がら添加、溶解させる。
【0013】培養終了後、培養物を遠心除菌し、上清液
を吸引濾過した。濾液(12L)に50%ZnCl2 0.6 L
を加え、1分間攪拌し、ついで9分間静置後上記と同様
に吸引濾過した。沈澱を10%Na2HPO4 6.6 Lに溶解し、
1時間攪拌し、4℃で一夜静置後上記と同様に吸引濾過
した。濾液 6.6Lにメタノール(4℃)26.4Lを添加
し、5分攪拌後上記と同様に吸引濾過した。得られた沈
澱を水7.92Lに溶解し、上記と同様に吸引濾過した。濾
液 7.9Lを凍結乾燥して一次分離物226.7 g を得た。
を吸引濾過した。濾液(12L)に50%ZnCl2 0.6 L
を加え、1分間攪拌し、ついで9分間静置後上記と同様
に吸引濾過した。沈澱を10%Na2HPO4 6.6 Lに溶解し、
1時間攪拌し、4℃で一夜静置後上記と同様に吸引濾過
した。濾液 6.6Lにメタノール(4℃)26.4Lを添加
し、5分攪拌後上記と同様に吸引濾過した。得られた沈
澱を水7.92Lに溶解し、上記と同様に吸引濾過した。濾
液 7.9Lを凍結乾燥して一次分離物226.7 g を得た。
【0014】一次分離物92g を22mM燐酸緩衝液(pH7.2)
920ml に溶解し、同緩衝液を用いて充填したG3000PW
φ21.5×60cmカラムに注ぎ、0.2 MNaCl を含有する20mM
燐酸緩衝液(pH7.2)を2.5ml/min の通塔速度で通塔する
ことによりゲル透過クロマトグラフィーを行った。最初
の550ml の溶出液の後の2800mlの溶出液を排除分子量3
万の膜を用いる限外濾過(圧力10Kg/cm2) に40分付し
た。内液を凍結乾燥し、凍結乾燥物を水に溶解し、水に
対して透析し、内液を凍結乾燥して凍結乾燥物(本発明
の免疫賦活剤の有効成分、以下「本発明品」という)10
0mg を得た。この物質の外観は白〜淡黄色粉末で物性値
は下記の通りである。なお物性値に関し、元素分析で測
定されたC、H、N、O以外の成分は無機物であり、無
機部分はNa、リン酸イオン、灰分、水等より構成される
と考えられる。 元素分析:C39.3; H6.0 ; N11.3; O21.2 有機物の分子量:30,000〜100,000 赤外部吸収スペクトル:図1 紫外部吸収スペクトル(水溶液中で測定):図2 糖分含有量:79μg/mg 蛋白含有量:71μg/mg 糖分/蛋白含有量比:1.11
920ml に溶解し、同緩衝液を用いて充填したG3000PW
φ21.5×60cmカラムに注ぎ、0.2 MNaCl を含有する20mM
燐酸緩衝液(pH7.2)を2.5ml/min の通塔速度で通塔する
ことによりゲル透過クロマトグラフィーを行った。最初
の550ml の溶出液の後の2800mlの溶出液を排除分子量3
万の膜を用いる限外濾過(圧力10Kg/cm2) に40分付し
た。内液を凍結乾燥し、凍結乾燥物を水に溶解し、水に
対して透析し、内液を凍結乾燥して凍結乾燥物(本発明
の免疫賦活剤の有効成分、以下「本発明品」という)10
0mg を得た。この物質の外観は白〜淡黄色粉末で物性値
は下記の通りである。なお物性値に関し、元素分析で測
定されたC、H、N、O以外の成分は無機物であり、無
機部分はNa、リン酸イオン、灰分、水等より構成される
と考えられる。 元素分析:C39.3; H6.0 ; N11.3; O21.2 有機物の分子量:30,000〜100,000 赤外部吸収スペクトル:図1 紫外部吸収スペクトル(水溶液中で測定):図2 糖分含有量:79μg/mg 蛋白含有量:71μg/mg 糖分/蛋白含有量比:1.11
【0015】2) TFN−α誘導能の測定 (誘導方法)7週令の雄性Balb/cマウスにミネラルオイ
ル0.5ml を腹腔内投与した。6日後、冷ハンクス液10ml
で腹腔滲出細胞(PEC)を洗い出し、トリス塩化アン
モニウム溶液5ml を加えて遠心分離により赤血球を除去
した。上清に10%胎児ウシ血清(FBS)含有DMEM
培地(以下単にFBS含有DMEM培地という)10mlを
加えて遠心分離してマクロファージを沈澱させた。沈澱
にFBS含有DMEM培地10mlを加えて遠心分離するこ
とによりマクロファージを洗浄する操作を2回繰り返し
てマクロファージを採取した。これをFBS含有DME
M培地に4.0 ×106/mlになるように懸濁し、96ウェルマ
イクロプレートに 100μl あて分注し、37℃で1〜2時
間静置培養した。培養液をピペッティングにて除去する
ことにより非付着細胞を除去し、FBS含有DMEM培
地を加えて 200μl/ ウェルとした。ついで種々濃度の
上記1)で得た本発明品水溶液各22μl を各別にウェル
に加え室温で40時間培養した。培養液を4℃、220 ×g
で10分遠心分離して上清を得た。
ル0.5ml を腹腔内投与した。6日後、冷ハンクス液10ml
で腹腔滲出細胞(PEC)を洗い出し、トリス塩化アン
モニウム溶液5ml を加えて遠心分離により赤血球を除去
した。上清に10%胎児ウシ血清(FBS)含有DMEM
培地(以下単にFBS含有DMEM培地という)10mlを
加えて遠心分離してマクロファージを沈澱させた。沈澱
にFBS含有DMEM培地10mlを加えて遠心分離するこ
とによりマクロファージを洗浄する操作を2回繰り返し
てマクロファージを採取した。これをFBS含有DME
M培地に4.0 ×106/mlになるように懸濁し、96ウェルマ
イクロプレートに 100μl あて分注し、37℃で1〜2時
間静置培養した。培養液をピペッティングにて除去する
ことにより非付着細胞を除去し、FBS含有DMEM培
地を加えて 200μl/ ウェルとした。ついで種々濃度の
上記1)で得た本発明品水溶液各22μl を各別にウェル
に加え室温で40時間培養した。培養液を4℃、220 ×g
で10分遠心分離して上清を得た。
【0016】(測定方法)(ゼンザイム社TNF−α/
ELISA法による) 抗マウスTNFモノクローナル抗体を固定化した96ウェ
ルマイクロプレートに各上清 100μl を各別に加え、室
温で 120分インキュベートした。液体をピペッティング
除去後、ロバ抗マウスTNFポリクローナル抗体の水溶
液 100μl を各ウェルに加え、室温で90分インキュベー
トした。液体をピペッティング除去後、ペルオキシダー
ゼ結合ヤギ抗ロバIg抗体の水溶液 100μl を各ウェルに
加え、室温で60分インキュベートした。液体をピペッテ
ィング除去後、オルトフェニレンジアミン水溶液 100μ
l を加えて4〜6分反応させ、ついで2N硫酸 100μl
を加えて反応を停止させ、490nm で光学密度(吸光度)
を測定した。その結果、本発明品のTNF−α誘導量は
誘導時濃度 7.5μg/mlで3200pg/ml であった。なお、本
発明品に代えて同様に試験した結果、一次分離物では0.
5mg/mlで1600pg/ml であり、これより本発明品では比活
性が大幅に向上していることが明らかである。
ELISA法による) 抗マウスTNFモノクローナル抗体を固定化した96ウェ
ルマイクロプレートに各上清 100μl を各別に加え、室
温で 120分インキュベートした。液体をピペッティング
除去後、ロバ抗マウスTNFポリクローナル抗体の水溶
液 100μl を各ウェルに加え、室温で90分インキュベー
トした。液体をピペッティング除去後、ペルオキシダー
ゼ結合ヤギ抗ロバIg抗体の水溶液 100μl を各ウェルに
加え、室温で60分インキュベートした。液体をピペッテ
ィング除去後、オルトフェニレンジアミン水溶液 100μ
l を加えて4〜6分反応させ、ついで2N硫酸 100μl
を加えて反応を停止させ、490nm で光学密度(吸光度)
を測定した。その結果、本発明品のTNF−α誘導量は
誘導時濃度 7.5μg/mlで3200pg/ml であった。なお、本
発明品に代えて同様に試験した結果、一次分離物では0.
5mg/mlで1600pg/ml であり、これより本発明品では比活
性が大幅に向上していることが明らかである。
【0017】3) IL−1α誘導能の測定 (誘導方法)懸濁液を96ウェルマイクロプレートに 100
μl あて分注したことを除き、TFN−α誘導能の測定
における誘導方法と同一の操作を行って上清を得た。 (測定方法)(ゼンザイム社IL−1α/ELISA法
による) 抗マウスIL−1モノクローナル抗体を固定化した96ウ
ェルマイクロプレートに各上清 100μl を各別に加え、
37℃で40分インキュベートした。液体をピペッティング
除去後、ビオチンを結合した抗マウスIL−1ポリクロ
ーナル抗体の水溶液 100μl を各ウェルに加え、37℃で
40分インキュベートした。液体をピペッティング除去
後、ペルオキシダーゼ結合アビジンの水溶液 100μl を
各ウェルに加え、37℃で25分インキュベートした。液体
をピペッティング除去後、過酸化水素水溶液とテトラメ
チルベンジジン水溶液との混合物を 100μl 添加し、4
〜5分後IM硫酸 100μl を加えて反応を停止させた。
ついで450nm で光学密度(吸光度)を測定した。その結
果、本発明品のIL−1α誘導量は誘導時濃度60μg/ml
で250pg/mlであった。なお、本発明品に代えて同様に試
験した結果、一次分離物では2mg/mlで350pg/mlであり、
これより本発明品では比活性が大幅に向上していること
が明らかである。
μl あて分注したことを除き、TFN−α誘導能の測定
における誘導方法と同一の操作を行って上清を得た。 (測定方法)(ゼンザイム社IL−1α/ELISA法
による) 抗マウスIL−1モノクローナル抗体を固定化した96ウ
ェルマイクロプレートに各上清 100μl を各別に加え、
37℃で40分インキュベートした。液体をピペッティング
除去後、ビオチンを結合した抗マウスIL−1ポリクロ
ーナル抗体の水溶液 100μl を各ウェルに加え、37℃で
40分インキュベートした。液体をピペッティング除去
後、ペルオキシダーゼ結合アビジンの水溶液 100μl を
各ウェルに加え、37℃で25分インキュベートした。液体
をピペッティング除去後、過酸化水素水溶液とテトラメ
チルベンジジン水溶液との混合物を 100μl 添加し、4
〜5分後IM硫酸 100μl を加えて反応を停止させた。
ついで450nm で光学密度(吸光度)を測定した。その結
果、本発明品のIL−1α誘導量は誘導時濃度60μg/ml
で250pg/mlであった。なお、本発明品に代えて同様に試
験した結果、一次分離物では2mg/mlで350pg/mlであり、
これより本発明品では比活性が大幅に向上していること
が明らかである。
【0018】
【発明の効果】本発明の免疫賦活剤の活性成分はマクロ
ファージ等の細胞のTFN−α、IL−1等のサイトカ
インの産生を誘導する作用を有し、免疫賦活剤及び免疫
賦活抗腫瘍剤、免疫不全症治療剤等としての効用が期待
される。
ファージ等の細胞のTFN−α、IL−1等のサイトカ
インの産生を誘導する作用を有し、免疫賦活剤及び免疫
賦活抗腫瘍剤、免疫不全症治療剤等としての効用が期待
される。
【図1】実施例1で得られた、本発明の免疫賦活剤の有
効成分の赤外部吸収スペクトル(KBr 錠剤法)を示す。
効成分の赤外部吸収スペクトル(KBr 錠剤法)を示す。
【図2】実施例1で得られた、本発明の免疫賦活剤の有
効成分の紫外部吸収スペクトル(水溶液中で測定)を示
す。
効成分の紫外部吸収スペクトル(水溶液中で測定)を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01) (72)発明者 川島 浩 福岡県北九州市戸畑区境川1丁目7−4− 202 (72)発明者 岡本 茂 福岡県北九州市小倉北区中井2丁目4−6 −405 (72)発明者 関谷 広勝 福岡県北九州市小倉北区中井4丁目10−3
Claims (1)
- 【請求項1】 ストレプトバーチシリウム・ハチジョウ
エンスの培養上清液より得ることができ、サイトカイン
誘導能を示し、下記の理化学的性質を有する物質を有効
成分として含有する免疫賦活剤。 a) 外観:白〜淡黄色粉末 b) 元素分析:C35.5〜39.3%; H5.3 〜 6.0%;
N11.3〜12.6%; O21.2〜26.8% c) 有機物の分子量:30,000〜100,000 d) 赤外部吸収スペクトル:以下にあげる各範囲に明ら
かなピークが見られる。3300〜3500,1650〜1660, 1538
〜1540, 1227〜1229, 1064〜1065cm-1 e) 糖分含有量:70〜 150μg/mg f) 蛋白含有量:70〜 230μg/mg g) 糖分/蛋白含量比:0.9 〜1.2(重量比)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028616A JPH06219956A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 免疫賦活剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028616A JPH06219956A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 免疫賦活剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06219956A true JPH06219956A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12253491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5028616A Withdrawn JPH06219956A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 免疫賦活剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06219956A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005298372A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Asahi Breweries Ltd | 免疫賦活剤 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5028616A patent/JPH06219956A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005298372A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Asahi Breweries Ltd | 免疫賦活剤 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20050271613A1 (en) | Beta-1, 3-1, 6-D-glucan and its use | |
| US4229440A (en) | Pharmaceutical composition containing the polysaccharide KGF-C as active ingredient | |
| EP0459367B1 (en) | Method for preparing an antitumor dextran | |
| US4687764A (en) | Hypotriglyceridemically active polysaccharides | |
| JP3995733B2 (ja) | 免疫賦活組成物 | |
| JPH06219956A (ja) | 免疫賦活剤 | |
| EP0382121B1 (en) | Biologically active RON substance synthetase and its use for producing biologically active RON substance | |
| JPS58318B2 (ja) | 制癌性物質の製造方法 | |
| JPH0770209A (ja) | 多糖物質nps、その製造法および用途 | |
| RU2025127C1 (ru) | Экзополимер | |
| CN101711775B (zh) | 一种用于预防和治疗肿瘤的益生菌发酵巴西菇的发酵组合物 | |
| US4833129A (en) | Hypocholesterolemically and/or hypotriglyceridemically active RNA fractions | |
| KR890002256B1 (ko) | 항암 물질 tf-2 제조 방법 | |
| CA1276897C (en) | Hypocholesterolemically active rna fractions | |
| EP0196858A2 (en) | Liver function-improving agent and blood pressure-lowering agent | |
| US4547462A (en) | Process for preparing substance having carcinostatic and immunostimulating activity | |
| JPH06219955A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
| JPH0335791A (ja) | 生理活性多糖ronの製造法 | |
| JPH05229953A (ja) | 新抗悪性腫瘍剤及び免疫賦活剤 | |
| KR100497751B1 (ko) | 수용성 다당을 생산하는 애그로박테리움 신균주, 수용성다당 및 이를 제조하는 방법 | |
| JPH06293650A (ja) | サイトカイン誘導剤 | |
| JPS6129716B2 (ja) | ||
| JPH05186501A (ja) | 多糖物質nps、その製造法および用途 | |
| JPS596890A (ja) | 抗腫瘍性物質5117およびその製造法 | |
| JPS627918B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |