JPH05230742A - 綿含有編物及びその製造法 - Google Patents

綿含有編物及びその製造法

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JPH05230742A
JPH05230742A JP6926392A JP6926392A JPH05230742A JP H05230742 A JPH05230742 A JP H05230742A JP 6926392 A JP6926392 A JP 6926392A JP 6926392 A JP6926392 A JP 6926392A JP H05230742 A JPH05230742 A JP H05230742A
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JP
Japan
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cotton
cellulose
knitted fabric
iii
yarn
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Pending
Application number
JP6926392A
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English (en)
Inventor
Isao Iwata
功 岩田
Shunzo Abe
俊三 安倍
Shinji Matsubara
真二 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均染性で染着濃度が高く光沢に優れ、かつ
風合がソフトで張り感のあり、高強力と防縮性を有する
綿含有編物を提供する。 【構成】 セルロースI、セルロースII及びセルロー
ス III型の結晶構造を有し、それぞれの含有量がセルロ
ース III>セルロースI>セルロースIIの順であり、か
つセルロースIII が結晶中の40%以上を占める綿繊維
を含有する綿糸によって構成された綿編物及びその製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】均染性およびソフトで弾発性の風
合に優れ、かつ強力と防縮性に優れた綿含有編物および
その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】綿繊維は吸水性に優れ、染色性も良く、
古くから衣料に使用されてきたが、天然繊維であるた
め、その繊維構造は種や成育された地域の気候などの影
響を受けて様々に変化する。そのため、綿糸に染色差が
生じることがある。綿糸の染色性を改良する方法とし
て、従来より綿のスライバーや糸をマーセライズ加工す
ることが行なわれていが、糸状又はスライバー状で、苛
性ソーダーによるマーセライズ加工した糸を用いて編地
にしたものは糸の応力が残っており洗濯収縮特性が低下
したり斜行したり製品における寸法安定性の悪いものが
発生する。又、糸に内在する糸状又はスライバー状でマ
ーセライズ加工された時のイレギュラーが染色ムラや染
段を発生させるなどの欠点を有している。このため編地
で苛性ソーダーによるマーセライズ加工を行う事で改善
する方法が行われて来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題)しかし、
編地でマーセライズ加工するこの方法では糸が剛直化
し、風合いが本来の綿の持味をやや損なう欠点が有り防
シワ性は、良くなるが充分ではない。又、均一な染色性
においても、染段などの欠点を生ずる場合も有る。編地
としての光沢については糸のマーセライズによる光沢は
必ずしも良い効果を与えない。編地にした事により応力
が解除される時、繊維集合体としての糸が乱れて収縮性
が低下して光沢のていか発生することがあること、編地
でのマーセライズ加工では繊維収縮率が大きいため、予
め大口径の編機で目標仕上巾より巾広の編地を用意する
必要があること等の欠点がある。 【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達したのである。即ち、本発明は、(I)セルロース
I、(II)セルロースII及び(III )セルロース III型
の結晶構造を有し、それぞれの含有量がIII >I>IIの
順であり、かつIII /(I+II+III )が0.4以上を
満足する結晶構造の綿繊維を含む綿含有糸によって構成
された綿含有編物およびマーセライズ加工綿繊維を含有
する綿含有糸を用いて構成された編物を連続的または断
続的に液体アンモニア処理することを特徴とする綿含有
編物の製造法である。
【0005】天然の綿繊維中に存在する結晶構造はセル
ロースIであり、通常のマーセライズ加工により、セル
ロースIIが生成され、セルロースIは半数以上がセルロ
ースIII に変化させられる。この変化の過程で繊維内部
の微細構造が変化して染料が吸着されやすい空隙(ポ
ア)が増大する。しかしながら、この変化はマーセライ
ズ加工の条件によっても微妙に変化し、またその繊維自
身がその生育過程で形成して保有していた微細構造をも
大きく変化させるものではない。したがって、マーセラ
イズ加工のみでは充分に染色差を解消することはできな
い。本発明は、セルロース結晶構造をより大きな変化
で、かつ安定なセルロースIII にまで変化させることに
より、原料の繊維が保有する染色性の差を解消するのみ
ならず、安定した染色性を付与するものである。綿繊維
中の全結晶構造中のセルロースIII の含有率は40%以
上である。
【0006】綿繊維内部にセルロースIII を形成させる
方法としては、綿繊維を糸またはスライバー状で苛性ソ
ーダ濃度10〜30%(望ましくは15〜20%)、処
理温度0〜90℃(望ましくは10〜25℃)、処理時
間15秒〜5分間(望ましくは1〜3分間)浸漬処理し
た後、洗浄することによりマーセライズ加工して、セル
ロースIIを形成させ、このマーセライズ加工した綿繊維
を含有する綿糸を用いて編物を作り、該編物を液体アン
モニアに浸漬させた後、アンモニアを除去する方法が挙
げられる。
【0007】液体アンモニアは、浸透力が強く、瞬時に
して繊維内部にまで浸透させることができるため、繊維
内部にまで均一に微細構造を変化させることができる。
液体アンモニアの処理条件としては、マーセライズ加工
した糸またはスライバーを液体アンモニアに浸漬後、5
〜90秒、望ましくは5〜20秒以内にアンモニアを除
去する。
【0008】本発明の液体アンモニア処理により、マー
セライズ加工された綿繊維中のセルロースIIは大部分が
セルロースIII に変化し、結晶構造の割合はセルロース
III>>セルロースI>セルロースIIの順になる。セル
ロースIの結晶中の分率は0.35以下が好ましい。
【0009】セルロースIII を形成させる薬剤は液体ア
ンモニアが好ましいが、メチルアミン、エチルアミン等
の低級アルキルアミンの使用も可能である。結晶以外の
非晶部分の割合は、通常15〜40%である。本発明の
綿繊維は、バリウム活性価(AATCC89−1958
T)を測定すると、おおむね150〜180の値であ
り、通常のマーセライズ加工綿繊維に比較してかなり高
い値である。また、本発明の方法によれば、綿編物の強
力を著しく向上させることができるという予想外の効果
の他に、風合いのソフト化、弾発性の付与、高い防縮性
等の効果をも発揮させることができる。
【0010】本発明でいう綿含有編物とは、100%綿
糸以外に綿を主体として含有する綿糸から得られる編
物、綿糸以外に他の天然繊維、半合成繊維、合成繊維等
を本発明の効果が損なわれない範囲で混用(混紡、交
撚、交編)された編物をも含む。
【0011】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 ・ 結晶構造の分析法 綿編物を構成する綿単繊維を解き出し、平行な繊維束と
して試料を常法に従ってX線回析法により測定した。セ
ルロースI型とセルロースII型及びセルロースI型とセ
ルロース III型混合結晶中のセルロースI型の含量の求
め方はRanby,B.G: :Acta.Chem.Scand.,6(1952)p.116 お
よび林ら、北海道大学研究報告,p.83(1974 ) に記載の
方法によった。
【0012】・ 染色性の評価方法:綿編物を反応性染
料(モノクロルトノアジン型)2% owf、炭酸ソーダ2
0g/l、芒硝50g/lの染浴で液流染色機を使い、
100℃で吸尽染色を行ない、染色編地の均一性、色濃
度について視覚判定した ○:良好 △:やや不良 ・ 樹脂加工方法:染色した編地をグリオキザール系樹
脂5%、金属触媒1.5%、シリコンソフナー2.0
%、ポリエチレングリコール2.0%を含有させた加工
液を60%ピックアップになるように付与した後、12
0℃×2分間の中間乾燥と150℃×3分間のベーキン
グを実施した。 ・ 光沢:視覚判定により評価した ○:良好 △:やや不良 ・ 風合(KES法):KESのFB−1(カトーテッ
ク社製)を使用して、剪断剛性(G)、剪断ヒステリシ
ス(2HG)を求めた。 ・ 風合(触感法):編地を触感によって、ソフトさと
張り感について評価した。 ・ 防縮性:JIS L 1042 F2タンブル法に
よって編地のタテ方法の収縮率(%)を測定した。
【0013】実施例1 苛性ソーダ30°Be′(23.5%)によって糸状で
マーセル化された60番双糸の綿糸を用いて、口径30
インチ、ゲージ28G/m2 /cmの編機を用いて編立
てた編物を液体アンモニアを絞り率90%で連続的に含
浸せしめた後、15秒で乾燥処理して本発明の綿編物
(A)を得た。この綿編物中の綿繊維糸をX線回析法に
より分析した結果は、セルロースIII 46%、セルロー
スI21%、セルロースII5%、非晶部分28%であっ
た。
【0014】また比較例として苛性ソーダ30°Be′
でマーセル化した綿編物(B)を得た。この綿編物中の
綿繊維のX線回析法による分析結果は、セルロースII4
1%、セルロースI32%、非晶部分27%であった。
また比較のために液体アンモニア処理した綿糸を用いて
編物とし、次いでこの編地を苛性ソーダでマーセライズ
加工した編物(C)及び液体アンモニア処理した綿糸の
編物を再度液体アンモニア処理をした綿編物(D)を得
た。これらの編物について破裂強力を測定した結果を表
1に示した。本発明の編物が非常に高い強力を有するこ
とがわかる。
【0015】
【表1】
【0016】実施例2 実施例1で得られた綿編物A、B、C及びDについて、
常法の染色、樹脂加工を行なって評価した。その結果を
表2に示した。
【0017】
【表2】 本発明の綿編物は、均染性の向上、濃染効果に加えて、
優れた光沢、風合のソフト化、張り感の向上及び高い防
縮性が認められる。
【0018】
【発明の効果】糸状やスライバー状でマーセライズ加工
した綿糸を液体アンモニアで処理して結晶構造中のセル
ロースIII の含有量を特定量まで高めることにより、繊
維間の染色差が縮小して染ムラ段の発生する程の顕著な
染色差はなくなる。この糸を使用して作られた編物は高
強力でかつ弾発性に豊み、シワになりにくく、ドレープ
性も一層良くなるとともにソフトな風合いとなる。又、
防縮性が高く、優れた光沢と濃染性の綿含有編物が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)セルロースI、(II)セルロース
    II及び(III )セルロース III型の結晶構造を有し、そ
    れぞれの含有量がIII >I>IIの順であり、かつIII /
    (I+II+III )が0.4以上を満足する結晶構造の綿
    繊維を含む綿含有糸によって構成された綿含有編物。
  2. 【請求項2】 マーセライズ加工綿繊維を含有する綿含
    有糸を用いて構成された編物を連続的または断続的に液
    体アンモニア処理することを特徴とする綿含有編物の製
    造法。
JP6926392A 1992-02-17 1992-02-17 綿含有編物及びその製造法 Pending JPH05230742A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980032132A (ko) * 1996-05-23 1998-07-25 모치즈키아키히로 셀룰로스계 섬유함유 구조물의 방축가공방법
JP2010275653A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 編物及びその製造方法
CN102505305A (zh) * 2011-10-31 2012-06-20 苏州创宇织造有限公司 一种竹纤维丝光面料
CN105734963A (zh) * 2016-04-27 2016-07-06 广东溢达纺织有限公司 具有丝绸般光泽、手感和凉感的含棉针织面料及其制法

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