JPH0523082A - 魚釣用リールの糸長計測装置 - Google Patents

魚釣用リールの糸長計測装置

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JPH0523082A
JPH0523082A JP17541191A JP17541191A JPH0523082A JP H0523082 A JPH0523082 A JP H0523082A JP 17541191 A JP17541191 A JP 17541191A JP 17541191 A JP17541191 A JP 17541191A JP H0523082 A JPH0523082 A JP H0523082A
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泰 橋本
Kyoichi Kaneko
京市 金子
Kazuya Nanbu
一弥 南部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、魚釣用リールの糸長計測装置に関
し、糸種に関係なく種々のサイズのリールに適用でき、
而も、小型,軽量で組立てやメンテナンス性に優れた魚
釣用リールの糸長計測装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 アップ/ダウンカウンタと糸巻径計測手段,
演算手段及び表示器を夫々電子制御機構収容体に収容
し、且つこの電子制御機構収容体をリール本体に着脱可
能に取り付けると共に、上記スプールに対向するこの電
子制御機構収容体のスプール対向面に、上記糸巻径計測
手段の送信手段と受信手段を一体的に装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣用リールの糸長計
測装置、更に、詳しくはスプールの回転数から釣糸の繰
出量及び巻取量を高精度に計測できる糸長計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の魚釣用リールにあっては、スプー
ルからの釣糸の繰出し長さ/巻取り長さを計測して魚の
いる棚に正確に仕掛けを降ろし、又、投釣では仕掛けの
飛距離を測って仕掛けを投入したポイントを確認できる
ようになっている。
【0003】そして、釣糸の繰出量、巻取量を計測する
方法としては、従来、例えば特開昭60−244247
号公報に示されるように、リール本体に組み込んだマイ
クロコンピュータに糸の太さをパラメータとする糸巻量
及びスプール糸巻径の関係式や糸の全長等のデータをキ
ーボードから入力しておき、糸長計測に際してスプール
の回転をセンサで検出し、このセンサからのパルス信号
をカウンタにより計数してその計数値を演算周期毎にマ
イクロコンピュータに取り込むと共に、使用する糸径に
応じた糸長計算式を選定してこの計算式に基づき糸長を
演算し、その演算結果を表示器に出力することにより繰
出し或いは巻取りの糸長を表示器にデジタル表示して釣
人の便に供するようにしていた。
【0004】然し、上述の如き従来の魚釣用リールに於
ける糸長計測装置では、使用する糸が変わる度に糸の太
さデータやスプールに巻いた糸の全長データを、その都
度キーボードを操作して入力しなければならず、その入
力操作が煩雑になると共に、糸長計算式が2次式又は3
次式となるため、演算能力の低いマイクロコンピュータ
では糸長演算に時間がかかり、投釣のように糸の繰出速
度が速い場合には、糸の繰出速度に糸長演算スピードが
追いつかず、時々刻々に変化する糸長を瞬時に表示でき
ない。又、糸長計算式を簡単にすると、正確な糸長計測
が不能となる問題があった。
【0005】そこで、本出願人は、斯かる問題を解決し
た魚釣用リールの糸長計測装置を開発し、これを特願昭
63−137764号に於て、魚釣用リールの糸長計測
装置として開示した。
【0006】この出願に係る魚釣用リールの糸長計測装
置は、リール本体と、このリール本体に回転可能に支持
された釣糸が巻回されたスプールと、このスプールの回
転を検出するセンサと、このセンサから出力されるパル
ス信号をアップ及びダウンカウントするアップ/ダウン
カウンタと、上記スプールの糸巻径の表面にスポット光
を照射する発光手段と、糸巻径の表面から反射される反
射光の位置をポジションセンサで検出して糸巻径に比例
した電気信号に変換する糸巻径検出手段と、この糸巻径
検出手段からの糸巻径データと上記アップ/ダウンカウ
ンタの計数値とを基に糸長を演算する手段と、この演算
手段で演算された糸長を表示する表示器とから構成され
ている。
【0007】そして、この魚釣用リールの糸長計測装置
では、発光手段がスプールの糸巻径表面を照射すると、
そのスポット反射光の位置が糸巻径検出手段のポジショ
ンセンサで検出されて糸巻径に比例した信号に変換でき
るから、この糸巻径信号とアップ/ダウンカウンタで計
数された糸繰出又は巻取時の回転数に相当する回転数を
基にして糸長を演算手段で計算すれば、繰出糸長及び巻
取糸長を迅速且つ高い精度で求めることができ、而も、
糸長計測時に於ける糸の太さや糸の全長等のパラメータ
は不要になり、リールの操作性が良くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、斯かる糸長
計測装置では、スプールの糸巻径の表面にスポット光を
照射しているため、LED,半導体レーザ素子等の発光
体より出力された光ビームをレンズ等の光学系により糸
巻面上に集束させる必要があり、又、反射光を別の光学
系によりポジションセンサに集束させる必要があるとい
う問題があった。
【0009】即ち、上述のような光学系を使用する場合
には、光学系があるためセンサ部を小型化することが非
常に困難であった。又、一つの光学系により測定できる
糸巻径の範囲が限定されるため、リールのサイズに応じ
て光学系を変更せざるを得なかった。
【0010】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、糸種に関係なく種々のサイズのリールに適用でき、
而も、小型,軽量で組立てやメンテナンス性に優れた魚
釣用リールの糸長計測装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明は、リール本体と、このリール本体に回転可
能に支持され釣糸が巻回されたスプールと、このスプー
ルの回転を検出するセンサと、このセンサから出力され
るパルス信号をアップ及びダウンカウントするアップ/
ダウンカウンタと、上記スプールの糸巻径の表面に超音
波ビームを発射する送信手段及び糸巻径の表面から反射
された反射波を受信する受信手段、並びに送信手段から
発射された超音波ビームが受信手段に受信されるまでの
時間を測定する計時手段及びこの計時手段で測定された
時間を糸巻径に比例した電気信号に変換する糸巻径検出
手段とからなる糸巻径計測手段と、この糸巻径計測手段
からの糸巻径データと上記アップ/ダウンカウンタの計
数値とを基に糸長を演算する演算手段と、この演算手段
で演算された糸長を表示する表示器とを備え、上記アッ
プ/ダウンカウンタと糸巻径計測手段,演算手段及び表
示器を夫々電子制御機構収容体に収容し、且つこの電子
制御機構収容体をリール本体に着脱可能に取り付けると
共に、上記スプールに対向するこの電子制御機構収容体
のスプール対向面に、上記糸巻径計測手段の送信手段と
受信手段を一体的に装着したものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、送信手段により超音波ビーム
がスプールの糸巻径表面に発射され、その反射波が受信
用超音波センサにより受信手段で受信され、計時手段に
より、送信手段から発射された超音波ビームが受信手段
に受信されるまでの時間が測定される。
【0013】そして、糸巻径検出手段により、計時手段
で測定された時間が糸巻径に比例した電気信号に変換さ
れ、この糸巻径信号とアップ/ダウンカウンタで計数さ
れた糸繰出又は巻取時の回転数に相当する回転数を基に
して糸長が演算手段により計算される。
【0014】又、本発明によれば、送信手段,受信手段
を一体に組み付けた電子制御機構収容体が、例えばメン
テナンス時にリール本体から容易に取り外されることと
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図11は本発明の第一実施例に係る
魚釣用リールを示し、図中、1はリール本体3に回転可
能に支持されたスプール、5は手動ハンドルで、この手
動ハンドル5やスプール1内に配置されたスプール駆動
モータ(図示せず)による回転力が、リール本体3内に
装着した減速歯車機構7でスプール1に伝達されて、釣
糸9の繰出しや巻取りが行われるようになっている。
【0016】又、11は魚釣用リールの制御機構を収容
する電子制御機構収容体で、その表面部には糸長を表示
するデジタル表示器13が配設されている。そして、こ
の電子制御機構収容体11は、リール右側枠15とリー
ル左側枠17の間に着脱自在に取り付けられている。
【0017】即ち、図1に示すように、リール本体3に
はスプール軸19の一端を軸支するリール右側枠15
と、減速歯車機構7を覆うリール左側枠17がリール本
体3のフレーム21に取り付けられており、図2及び図
3に示すように、リール左側枠17側のフレーム21に
は、上記電子制御機構収容体11をリール本体3の前方
上部にセットするための載置部23が、スプール1の釣
糸捲着面1aに対向して設けられている。
【0018】そして、リール左側枠17側のフレーム2
1には、電子制御機構収容体11の一側部に設けた係合
爪25が係合可能な係合孔27が設けられている。又、
電子制御機構収容体11の他側部側には、リール右側枠
15にネジ止めされる固定片29が設けられており、図
示しないがフレーム21にネジ止めされたリール右側枠
15のネジを外してこれをフレーム21から矢印A方向
へ取り外すと、上記係合孔27に係合した係合爪25が
抜けて電子制御機構収容体11がリール右側枠15と一
体にフレーム21から取り外せるようになっている。
【0019】又、図2に於て、31,33は後述する糸
巻径検出装置35を構成する送信用超音波センサと受信
用超音波センサで、両超音波センサ31,33は、夫
々、電子制御機構収容体11の底部にスプール軸19に
沿って設けた2つのセンサ取付孔37内に収容されて、
電子制御機構収容体11と一体に組み付けられている。
そして、両超音波センサ31,33の外周には、図2乃
至図4に示すように発泡材とシリコン,防振ゴムからな
る吸振材39が巻回されて、相互干渉による短絡を防止
した構造となっている。
【0020】又、上記各送信用超音波センサ31及び受
信用超音波センサ33は、例えば図5の如く円柱状の外
形を有する防水構造となっており、図6に示すように、
圧電セラミックス41にリード線43を介して端子45
を接続して構成されている。その他、図6中、47は音
響整合層、49は金属ケース、51はベース、53はシ
ール材である。
【0021】而して、上記送信用超音波センサ31は、
図7に示すように、スプール1の糸巻径の表面に超音波
ビーム55を発射する送信手段として機能し、又、受信
用超音波センサ33は糸巻径の表面から反射された反射
波57を受信する受信手段として機能するもので、送信
用超音波センサ31から発射した超音波ビーム55の反
射波57を受信用超音波センサ33で良好に受信できる
ように、両超音波センサ31,33は、スプール1の糸
巻径の表面と略V字状に配置されている。そして、図2
に示すように、上記載置部23には、超音波ビーム55
と反射波57を通過させるための切欠き59が形成され
ている。
【0022】図7は上記電子制御機構収容体11内に収
容された魚釣用リールの制御機構の詳細を示し、図中、
61は糸長演算,糸長表示及びデータの書込制御を行う
マイクロコンピュータで、このマイクロコンピュータ6
1は、プログラムメモリ, データメモリ, タイマ及び入
出力装置を制御管理して与えられたジョブを処理すべく
必要な演算,転送処理を実行するCPU(中央処理装
置) 63と、糸長演算処理プログラム及び糸長計算式を
格納するROM65及びCPU63での演算結果等のデ
ータを記憶するRAM67と、入力インターフェース6
9及び出力インターフェース71とを備え、これらはバ
ス73を介してCPU63に接続されている。 75は
上記スプール1の回転及びその方向を検出するセンサ
で、一対のリードスイッチ75a,75bと、これに対
向してスプール1の内側周縁に固着した複数のマグネッ
ト75cとから構成されている。
【0023】そして、リードスイッチ75a,75bが
マグネット75cによりいずれか先にON/OFFされ
ることで得られるスプール1の正転、逆転判定信号を、
入力インターフェース69を通してCPU63に取り込
むことで、内蔵のアップ/ダウンカウンタ77をアップ
カウント又はダウンカウント状態にセットするようにな
っている。
【0024】又、リードスイッチ75a,75bのON
/OFFにより得られるスプール1の回転パルスを入力
インターフェース69を通してアップ/ダウンカウンタ
77に入力することにより、該カウンタをアップカウン
ト又はダウンカウントさせるようになっている。
【0025】更に、入力インターフェース69には、糸
巻径検出装置35が送信回路79,受信回路81を介し
て接続されている。又、上記出力インターフェース71
には、デコーダ83を介して糸長表示用のデジタル表示
器13が接続されている。
【0026】既述したように、糸巻径検出装置35は、
スプール1の糸巻径の表面に超音波ビーム55を発射す
る送信用超音波センサ31と、この送信用超音波センサ
31と別個に配置され糸巻径の表面から反射された反射
波57を受信する受信用超音波センサ33とから構成さ
れている。
【0027】図7は、又、糸巻検出装置35の制御手段
の詳細をも示すもので、この制御手段は、スプール1の
糸巻径の表面に送信用超音波センサ31から超音波ビー
ム55を発射するための送信回路79と、糸巻径の表面
Pから反射された超音波ビーム55の反射波57を受信
用超音波センサ33により受信する受信回路81とを備
え、送信用超音波センサ31から発射された超音波ビー
ム55が受信用超音波センサ33に受信されるまでの時
間差を、マイクロコンピュータ61に内蔵されているタ
イマ84で測定するように構成されている。
【0028】そして、この時間差ΔtとROM65にメ
モリされた糸巻面までの距離d=(音速331〔m/s
ec〕×2/1×Δtなる式よりdが算出される。図8
は、上記送信回路79及び受信回路81の一例を示すも
ので、ドリガ端子85に測定を指示する信号がCPU6
3から入ると、トランジスタ87がONして、パルス・
トランス89から高圧のパルス信号がCPU63の波数
だけ送信用超音波センサ31に印加される。
【0029】超音波ビーム55は糸巻径の表面Pで反射
されて反射波57となり、受信用超音波センサ33に入
り、受信波電圧を誘起する。受信波電圧は受信回路81
に入り、複数段の増巾回路を通り、検波トランス91を
経て、デテクタ端子93よりマイクロコンピュータ61
の入力インターフェース69に出力される。
【0030】一方、上記タイマ84はCPU63の測定
を指示する信号でスタートし、デテクタ端子93の信号
で測定を終る。そして、この時間差ΔtはRAM67に
メモリされ、距離dの計算に使われる。
【0031】図9は時間差測定の一例を示す。送信用超
音波センサ31に、例えばスプール1/4回転毎に一回
宛30μs の時間、送信の電圧波形95を印加し、送信
用超音波センサ31からスプール1の糸巻径の表面Pに
超音波ビーム55を発射する。
【0032】糸巻径の表面Pで反射した反射波57は受
信用超音波センサ33に入り、電圧が誘起される。この
電圧は受信回路81で増巾されて、受信パルス57とし
て出力される。
【0033】送信パルスの立上りより受信パルスの立上
りまでの時間差150μs が時間差Δtとして、RAM
67にメモリされる。即ち、図7に示したように、送信
用超音波センサ31及び受信用超音波センサ33から糸
巻径の表面Pまでの距離dは、音速をvとすると、 d=Δt×(v/2) で求められるため、時間Δtを測定することにより距離
dを求めることが可能になる。
【0034】図10はリールが釣糸9を繰出し/巻取り
操作をした場合に、図8のデテクター端子93に現れる
センサ出力電圧とセンサ面から糸巻径の表面Pまでの距
離dとの関係を実測してプロットしたものである。
【0035】距離dとセンサ出力電圧は一次式の関係に
なる。そして、上記CPU63により、糸巻径Dが求め
られ、後述するようにして糸長が算出される。
【0036】尚、糸巻径Dは、図7に示すように、送信
用超音波センサ31及び受信用超音波センサ33とスプ
ール1のスプール軸19との間の距離をcとすると、 D=(c−d)×2 で容易に求めることができる。
【0037】次に、上記のように構成された本実施例の
糸長計測動作を図11に示す処理手順に従って説明す
る。図11のプログラムがスタートすると、まず、ステ
ップS1に於て、釣糸9の繰出しか否かを判定する。
【0038】ここで、釣糸9の繰出しであると判定され
た場合は、釣糸9の繰出しに従ってスプール1が正転方
向に回転されるため、センサ75からは正転方向の信号
が入力インターフェース69を通してCPU63に取り
込まれ、これによりアップ/ダウンカウンタ77をアッ
プ方向に設定すると共に、スプール1の回転に伴ってセ
ンサ75から出力されるスプール1回転毎のパルス信号
は、入力インターフェース69を通してアップ/ダウン
カウンタ77に取り込まれ、順次アップカウントされる
(ステップS2)。
【0039】次のステップS3では、マイクロコンピュ
ータ61の演算周期毎にアップ/ダウンカウンタ77の
計数内容NをCPU63に取り込み、更に糸巻径検出手
段35ら出力される糸巻径Dに対応する電圧を、A−D
変換器によりデジタル変換したデータを取り込み、次の
ステップS4でL=π・D・Nの計算を実行し、その演
算結果を出力インターフェース71及びデコーダ83を
通してデジタル表示器13に出力し、釣糸9の繰出糸長
Lをデジタル表示する(ステップS5)。
【0040】一方、ステップS1に於て、釣糸9の巻取
りであると判定された場合は、釣糸9の巻取りに伴って
スプール1が逆転方向に回転されるため、センサ75か
らは逆転方向の信号が入力インターフェース69を通し
てCPU63に取り込まれ、これによりアップ/ダウン
カウンタ77をダウン方向に設定すると同時に、スプー
ル1の逆回転に伴いセンサ75から出力されるパルス信
号はアップ/ダウンカウンタ77に取り込まれ、そのダ
ウンカウント動作により繰出時に計数した内容から減算
する(ステップS6)。
【0041】そして、次のステップS7では、マイクロ
コンピュータ61の演算周期毎にアップ/ダウンカウン
タ77の計数内容NaをCPU63に取り込み、La=
π・D・Naの計算を実行することにより巻取糸長、即
ち、繰り出された糸長から巻取糸長を差し引いた糸長L
aを演算し、これをデジタル表示器13に出力して糸長
Laをデジタル表示することとなる(ステップS8)。
【0042】このように、本実施例に係る魚釣用リール
の糸長計測装置は、距離の測定に超音波センサ31,3
3を使用したためレンズ等の光学系が不要となり、因っ
て、センサ部を小型化することが非常に容易となる。
【0043】又、本実施例は、送信用超音波センサ31
と受信用超音波センサ33とを別個に配置し、而も、両
超音波センサ31,33の外周に吸振材39を巻回した
ことも相俟って、送信用超音波センサ31に高圧のパル
ス信号を印加して超音波ビーム55を発射した時にも、
この送信用超音波センサ31の残響が受信用超音波セン
サ33に影響することがないため、スプール1の糸巻径
表面と超音波センサ31,33との間の距離が短い時に
も、そして、糸種に関係なく距離の測定を高精度で行う
ことが可能となり、リールの小型化を図ることができる
と共に、小型のリールにも容易に適用することが可能に
なる。
【0044】加えて、本実施例にあっては、超音波セン
サ31,33を電子制御機構収容体11の底部に設けた
2つのセンサ取付孔37内に収容して電子制御機構収容
体11と一体に組み付け、而も、この電子制御機構収容
体11がリール本体3のフレーム21から容易に脱着す
ることができるので、本実施例によれば、組立,分解性
がよく、製造,メンテナンス性にも優れた利点を有す
る。
【0045】図12は本発明の第二実施例を示し、上記
第一実施例では、電子制御機構収容体11をリール本体
3の前方上部にセットしたが、この第二実施例のよう
に、超音波センサ31,33を一体に取り付けた電子制
御機構収容体97をスプール軸19の上部に配置しても
よい。尚、発明部分を除く構成については上記第一実施
例と同様の構成とされているため、ここではそれらにつ
いての説明は省略し、専ら発明部分について説明する。
そして、第一実施例と同一のものは同一符号を以って表
示する。
【0046】即ち、図12中、99は電子制御機構収容
体97を載置するためにフレーム21に設けられた載置
部で、この載置部99はスプール1の釣糸捲着面1aに
対向してリール本体3の略中央上部に設けられている。
そして、この載置部99上に電子制御機構収容体97が
取り付けられるが、電子制御機構収容体97は、上記電
子制御機構収容体11と同一の構造によってリール右側
枠15と一体にフレーム21から取り外し可能となって
いる。
【0047】又、電子制御機構収容体97の底部には、
2つのセンサ取付孔101がスプール軸19に沿ってス
プール19の上部に設けられており、このセンサ取付孔
101内に、超音波センサ31,33が電子制御機構収
容体97と一体に組み付けられている。そして、両超音
波センサ31,33の外周には、上記第一実施例と同
様、吸振材39が巻回されている。又、図12に示すよ
うに、上記載置部99には、超音波ビーム55と反射波
57を通過させるための通過孔103が、各超音波セン
サ31,33に対向して形成されている。
【0048】本実施例に係る魚釣用リールはこのように
構成されているから、斯かる魚釣用リールによっても、
上記第一実施例と同様、所期の目的を達成することが可
能である。
【0049】図13は本発明の第三実施例を示し、本実
施例に於ても、発明部分を除く構成については上記第一
実施例と同様の構成とされているため、ここではそれら
についての説明は省略して、専ら発明部分について説明
する。そして、第一実施例と同一のものは同一符号を以
って表示する。
【0050】上記第一実施例では、電子制御機構収容体
11をリール右側枠15と一体にフレーム21から脱着
可能としたが、本実施例は、電子制御機構収容体105
の一側部に、フレーム21の上部にネジ止めによって固
定する固定片107を設け、この固定片107をフレー
ム21にネジ止めすることにより、電子制御機構収容体
105をフレーム21から着脱可能としたものである。
尚、電子制御機構収容体105の底部には、電子制御機
構収容体11と同じ2つのセンサ取付孔109がスプー
ル軸19に沿って設けられており、このセンサ取付孔1
09内に、超音波センサ31,33が一体に組み付けら
れている。
【0051】又、本実施例では、吸振材39を超音波セ
ンサ31,33の外周に巻回させず、図13及び図14
に示すように、超音波センサ31,33間に吸振材39
の装着孔111を設け、当該装着孔111内に吸振材3
9を充填したものである。
【0052】而して、斯かる魚釣用リールによっても、
上記各実施例と同様、所期の目的を達成することが可能
となる。図15及び図16は本発明の第四実施例を示
し、図中、113はリール本体後部の支柱で、当該支柱
113のスプール1側には、図16に示すように、2つ
の超音波センサ31,33を一体に組み込む電子制御機
構収容体115のセンサ取付部115aが挿着された凹
部117がスプール軸19に沿って設けられ、又、セン
サ取付部115aの挿入側端部には、凹部117に開口
して支柱113側に設けられた係合孔119と係合する
係止爪121が、センサ取付部115aの挿入方向に設
けられている。
【0053】電子制御機構収容体115は、リール左側
枠17を支柱113から外した状態で上記凹部117内
にセンサ取付部115aを図15の右側から挿着し、そ
して、その先端の係止爪121を係合孔119に係合し
てこれらをネジ止めすることにより、支柱113に電子
制御機構収容体115が固定されるようになっている。
【0054】又、センサ取付部115aには、外周に吸
振材39が巻回された2つの超音波センサ31,33を
収容するセンサ取付孔123がスプール1に対向して設
けられており、第一実施例と同様、送信用超音波センサ
31から発射した超音波ビーム55の反射波57を受信
用超音波センサ33で良好に受信できるように、両超音
波センサ31,33はスプール1の糸巻径の表面と略V
字状に配置されてセンサ取付孔123内に組み付けられ
ている。
【0055】本実施例はこのように構成されているか
ら、本実施例によっても、距離の測定に超音波センサ3
1,33を使用したためレンズ等の光学系が不要とな
り、センサ部を小型化することが容易となると共に、糸
種に関係なく距離の測定を高精度で行うことが可能であ
る。
【0056】加えて、本実施例では、リール左側枠17
をフレーム21から取り外してセンサ取付部115aと
支柱113とのネジ止めを外せば、電子制御機構収容体
115が矢印B方向へ容易に取り外すことができるた
め、本実施例によっても組立,分解性がよく製造,メン
テナンス性に優れた利点を有する。
【0057】尚、吸振材39の取付構造は上記各実施例
のものに限定されるものではなく、例えば図13に示す
構造に代えて、図17の如く吸振材39を電子制御機構
収容体105の底部からスプール1側へ突出させてもよ
いし、又、図18の如く吸振材39を用いずに超音波セ
ンサ31,33間の電子制御機構収容体105の底部に
突起125を一体に設けて、超音波センサ31,33間
の水滴による短絡を防止してもよい。そして、図19に
示すように、上記突起125と同様な突起127を水を
はじく撥水性のあるシリコン等の物質で成形し、これを
超音波センサ31,33間に取り付けてもよい。
【0058】又、超音波センサ31,33の送,発信部
にゴミ等が付着した場合のメンテナンス(除去)を容易
にするため、図20に示すように、フィルム状の防水膜
129で超音波センサ31,33の送,発信部を覆って
もよい。
【0059】加えて、上記各実施例は送信用超音波セン
サ31と受信用超音波センサ33という2つの超音波セ
ンサ31,33を用いたもので本発明を説明したが、図
21に示すように、送信,受信を1個の超音波センサ1
31で行う糸巻径計測手段にも適用できるものであり、
例えば図13の電子制御機構収容体105の底部にこの
超音波センサ131を一体に収容するセンサ取付孔13
3をスプール1に対向して設け、このセンサ取付孔13
3内に超音波センサ131を収容することにより、上記
各実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。
【0060】更に又、上記各実施例では、スプール1の
一側に直接固着したマグネット75cに一対のリードス
イッチ75a,75bを対向配置して、スプール1の回
転数及びその回転方向を検出するセンサ75を構成した
が、公知の噛合伝達機構を介してスプール1と連動回転
する回転体の回転を検知するようにセンサを構成しても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る魚釣用
リールの糸長計測装置によれば、糸種に関係なく距離の
測定を高精度で行うことが可能で小型のリールにも容易
に適用することができると共に、超音波ビームの送信手
段と受信手段を電子制御機構収容体と一体に組み付け、
而も、この電子制御機構収容体をリール本体から容易に
脱着することができるようにしたので、組立,分解性が
よく、製造,メンテナンス性にも優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に於ける魚釣用リールの平
面図である。
【図2】超音波センサの取付構造を示す電子制御機構収
容体の断面図である。
【図3】電子制御機構収容体の取付位置を示す魚釣用リ
ールの側面図である。
【図4】超音波センサの取付構造を示す電子制御機構収
容体の底面図である。
【図5】超音波センサの全体斜視図である。
【図6】超音波センサの内部構造を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に於ける糸長計測装置の全体
構成図である。
【図8】本実施例に於ける糸巻径検出装置の送受信回路
図である。
【図9】本実施例に於ける超音波ビームの発信と受信と
の関係を示す説明図である。
【図10】距離と時間差との関係を示すグラフである。
【図11】本実施例に於ける糸長計測表示の手順を示す
フローチャートである。
【図12】本発明の第二実施例に於ける魚釣用リールの
側面図である。
【図13】本発明の第三実施例に於ける超音波センサの
取付構造を示す電子制御機構収容体の底面図である。
【図14】超音波センサの取付構造を示す電子制御機構
収容体の底面図である。
【図15】本発明の第四実施例に於ける魚釣用リールの
平面図である。
【図16】図15に示す魚釣用リールの側面図である。
【図17】吸振材の取付構造を示す電子制御機構収容体
の部分断面図である。
【図18】超音波センサの短絡防止構造を示す電子制御
機構収容体の部分断面図である。
【図19】超音波センサの短絡防止構造を示す電子制御
機構収容体の部分断面図である。
【図20】超音波センサに防水膜を取り付けた電子制御
機構収容体の部分断面図である。
【図21】1個の超音波センサを一体に組み付けた電子
制御機構収容体の一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
1 スプール 3 リール本体 9 釣糸 11,97,105,115 電子制御機構収容体 21 フレーム 31 送信用超音波センサ 33 受信用超音波センサ 55 超音波ビーム 57 反射波 61 マイクロコンピュータ 75 センサ 79 送信回路 81 受信回路
フロントページの続き (72)発明者 南部 一弥 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リール本体と、 このリール本体に回転可能に支持され釣糸が巻回された
    スプールと、 このスプールの回転を検出するセンサと、 このセンサから出力されるパルス信号をアップ及びダウ
    ンカウントするアップ/ダウンカウンタと、 上記スプールの糸巻径の表面に超音波ビームを発射する
    送信手段及び糸巻径の表面から反射された反射波を受信
    する受信手段、並びに送信手段から発射された超音波ビ
    ームが受信手段に受信されるまでの時間を測定する計時
    手段及びこの計時手段で測定された時間を糸巻径に比例
    した電気信号に変換する糸巻径検出手段とからなる糸巻
    径計測手段と、 この糸巻径計測手段からの糸巻径データと上記アップ/
    ダウンカウンタの計数値とを基に糸長を演算する演算手
    段と、 この演算手段で演算された糸長を表示する表示器とを備
    え、 上記アップ/ダウンカウンタと糸巻径計測手段,演算手
    段及び表示器を夫々電子制御機構収容体に収容し、且つ
    この電子制御機構収容体をリール本体に着脱可能に取り
    付けると共に、 上記スプールに対向するこの電子制御機構収容体のスプ
    ール対向面に、上記糸巻径計測手段の送信手段と受信手
    段を一体的に装着した、 ことを特徴とする魚釣用リールの糸長計測装置。
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US6561033B2 (en) 2000-06-26 2003-05-13 Daiwa Seiko, Inc. Line length measuring device for fishing reel

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