JPH05235841A - 移動体通信の時間分割通信方法 - Google Patents
移動体通信の時間分割通信方法Info
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- JPH05235841A JPH05235841A JP4070310A JP7031092A JPH05235841A JP H05235841 A JPH05235841 A JP H05235841A JP 4070310 A JP4070310 A JP 4070310A JP 7031092 A JP7031092 A JP 7031092A JP H05235841 A JPH05235841 A JP H05235841A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フレーム構成のタイム・スロットに時間圧縮
した電話信号をのせた移動体通信における周波数の有効
利用とトラヒックの輻輳対策を提供すること。 【構成】 各無線基地局30と、複数のゾーンを横切っ
て移動し、無線基地局と交信するためにフレーム構成の
タイム・スロットに時間的に圧縮した区切られた信号を
のせた無線チャネルを用いた各移動無線機100との間
の通信を交換するための関門交換機20とを用いて、各
通信の信号を0.2kHz低い方へ周波数シフトし低域
と高域に分離し、1つの通信の低域と、高域の信号を低
域化処理した信号とをそれぞれ時間片信号とし、タイム
・スロットにより、送受信するようにした。 【効果】 その結果、送信電力の低減と占有帯域幅の減
少を図ることができる。
した電話信号をのせた移動体通信における周波数の有効
利用とトラヒックの輻輳対策を提供すること。 【構成】 各無線基地局30と、複数のゾーンを横切っ
て移動し、無線基地局と交信するためにフレーム構成の
タイム・スロットに時間的に圧縮した区切られた信号を
のせた無線チャネルを用いた各移動無線機100との間
の通信を交換するための関門交換機20とを用いて、各
通信の信号を0.2kHz低い方へ周波数シフトし低域
と高域に分離し、1つの通信の低域と、高域の信号を低
域化処理した信号とをそれぞれ時間片信号とし、タイム
・スロットにより、送受信するようにした。 【効果】 その結果、送信電力の低減と占有帯域幅の減
少を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話などの帯域特性を有
する信号を使用する移動体通信における無線通信チャネ
ルの時間分割通信方法において、送信信号の有する周波
数成分を低域にシフトすることにより、信号の有する多
重負荷利得を増大させ、送信レベルの低減を図るととも
に、無線搬送波間隔を狭小化することにより無線周波数
の有効利用の向上を可能ならしめる方法に関する。さら
に具体的には、ある無線チャネルが与えられ、これを用
いてサービス・エリア内の多数の移動無線機のうちの1
つが、対向する無線基地局と無線回線を設定して通信し
ている最中に、他の移動無線機が同一無線チャネルを用
いて他の無線基地局と通信を開始したとき、周波数の有
効利用上あるいは電波伝搬特性上の理由で、それぞれ通
信中の移動無線機と、無線基地局との間の通信に悪影響
を及ぼすことを未然に除去すると同時に、送信出力の逓
減と無線搬送波間隔を狭小化することによる周波数の有
効利用性を向上する方法と、それを用いた経済的なシス
テムを提供せんとするものである。
する信号を使用する移動体通信における無線通信チャネ
ルの時間分割通信方法において、送信信号の有する周波
数成分を低域にシフトすることにより、信号の有する多
重負荷利得を増大させ、送信レベルの低減を図るととも
に、無線搬送波間隔を狭小化することにより無線周波数
の有効利用の向上を可能ならしめる方法に関する。さら
に具体的には、ある無線チャネルが与えられ、これを用
いてサービス・エリア内の多数の移動無線機のうちの1
つが、対向する無線基地局と無線回線を設定して通信し
ている最中に、他の移動無線機が同一無線チャネルを用
いて他の無線基地局と通信を開始したとき、周波数の有
効利用上あるいは電波伝搬特性上の理由で、それぞれ通
信中の移動無線機と、無線基地局との間の通信に悪影響
を及ぼすことを未然に除去すると同時に、送信出力の逓
減と無線搬送波間隔を狭小化することによる周波数の有
効利用性を向上する方法と、それを用いた経済的なシス
テムを提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】小ゾーン方式を適用した音声を用いる移
動体通信において、時分割時間圧縮多重信号を採用した
方式は、下記の文献に記載されている。
動体通信において、時分割時間圧縮多重信号を採用した
方式は、下記の文献に記載されている。
【0003】文献1.伊藤 “携帯電話の方式検討−時
分割時間圧縮FM変調方式の提案−”信学会技報 RC
S89−11 平成元年7月
分割時間圧縮FM変調方式の提案−”信学会技報 RC
S89−11 平成元年7月
【0004】文献2.伊藤 “携帯電話の方式検討−時
分割時間圧縮FM変調方式の理論検討” 信学会技報
RCS89−39 平成元年10月
分割時間圧縮FM変調方式の理論検討” 信学会技報
RCS89−39 平成元年10月
【0005】文献3.伊藤 “携帯電話の方式検討−時
分割時間圧縮多重FM方式の多重波伝搬特性の検討−”
信学会技報 RCS89−47 平成2年1月
分割時間圧縮多重FM方式の多重波伝搬特性の検討−”
信学会技報 RCS89−47 平成2年1月
【0006】文献4.伊藤 “時分割時間圧縮多重電話
信号の有する多重負荷利得の解明とFM移動通信への応
用”信学会技報 RCS89−65 平成2年3月
信号の有する多重負荷利得の解明とFM移動通信への応
用”信学会技報 RCS89−65 平成2年3月
【0007】すなわち、文献1においては、送信信号
(ベースバンド信号)をあらかじめ定めた時間間隔単位
に区切って記憶回路に記憶し、これを読み出す時には記
憶回路に記憶する速度よりもn倍の高速により所定のタ
イム・スロットで読み出し、このタイム・スロットによ
って収容された信号で搬送波を角度変調または振幅変調
して、時間的に断続して送受信するために移動無線機お
よび無線基地局に内蔵されている、それぞれ対向して交
信する受信ミクサを有する無線受信回路と、送信ミクサ
を有する無線送信回路と、無線受信回路の受信ミクサに
印加するシンセサイザと無線送信回路の送信ミクサに印
加するシンセサイザとに対しスイッチ回路を設け、それ
ぞれ印加するシンセサイザの出力を断続させ、この断続
状態を送受信ともに同期し、かつ対向して通信する無線
基地局にも上記と同様の断続送受信を移動無線機のそれ
と同期させる方法を用い、かつ受信側では前記所定のタ
イム・スロットに収容されている信号のみを取り出すた
めに、無線受信回路を開閉して受信し、復調して得た信
号を記憶回路に記憶し、これを読み出す時にはこの記憶
回路に記憶する速度のn分の1の低速度で読み出すこと
により、送信されてきた原信号であるベースバンド信号
の再生を可能とするシステムを構築したシステム例が報
告されている。
(ベースバンド信号)をあらかじめ定めた時間間隔単位
に区切って記憶回路に記憶し、これを読み出す時には記
憶回路に記憶する速度よりもn倍の高速により所定のタ
イム・スロットで読み出し、このタイム・スロットによ
って収容された信号で搬送波を角度変調または振幅変調
して、時間的に断続して送受信するために移動無線機お
よび無線基地局に内蔵されている、それぞれ対向して交
信する受信ミクサを有する無線受信回路と、送信ミクサ
を有する無線送信回路と、無線受信回路の受信ミクサに
印加するシンセサイザと無線送信回路の送信ミクサに印
加するシンセサイザとに対しスイッチ回路を設け、それ
ぞれ印加するシンセサイザの出力を断続させ、この断続
状態を送受信ともに同期し、かつ対向して通信する無線
基地局にも上記と同様の断続送受信を移動無線機のそれ
と同期させる方法を用い、かつ受信側では前記所定のタ
イム・スロットに収容されている信号のみを取り出すた
めに、無線受信回路を開閉して受信し、復調して得た信
号を記憶回路に記憶し、これを読み出す時にはこの記憶
回路に記憶する速度のn分の1の低速度で読み出すこと
により、送信されてきた原信号であるベースバンド信号
の再生を可能とするシステムを構築したシステム例が報
告されている。
【0008】つぎに文献2には、上記のようなTCM
(時分割時間圧縮多重)−FM方式を小ゾーンに適用し
た場合に問題となる隣接チャネル干渉や、同一チャネル
干渉の検討が行われており、システム・パラメータを適
切に選定することによりシステム実現の可能性が示され
ている。
(時分割時間圧縮多重)−FM方式を小ゾーンに適用し
た場合に問題となる隣接チャネル干渉や、同一チャネル
干渉の検討が行われており、システム・パラメータを適
切に選定することによりシステム実現の可能性が示され
ている。
【0009】また文献3では、TCM信号が空間を伝送
中に受けるマルチパス・フェ−ジングの影響について検
討し、この影響を除去ないし軽減する対策として、タイ
ム・スロット間に、ガード・タイムを設定することを提
案している。
中に受けるマルチパス・フェ−ジングの影響について検
討し、この影響を除去ないし軽減する対策として、タイ
ム・スロット間に、ガード・タイムを設定することを提
案している。
【0010】さらに文献4では、従来FDM(周波数分
割多重)信号にその存在が知られていた多重負荷利得
が、時分割時間圧縮多重(TCM)方式にもFDM信号
と類似の多重負荷利得のあることを明らかにし、かつ、
その定量化やシステムの運用例を説明している。そして
この多重負荷利得をFMの変調の深さを深くすることに
用いると、送信電力を大幅に低下させることができ、移
動無線機においては大幅な省電力化が可能となる見通し
を得たことが報告されている。
割多重)信号にその存在が知られていた多重負荷利得
が、時分割時間圧縮多重(TCM)方式にもFDM信号
と類似の多重負荷利得のあることを明らかにし、かつ、
その定量化やシステムの運用例を説明している。そして
この多重負荷利得をFMの変調の深さを深くすることに
用いると、送信電力を大幅に低下させることができ、移
動無線機においては大幅な省電力化が可能となる見通し
を得たことが報告されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記の文献1ないし3
に示したシステム構築例では、TCM信号を用いた移動
体通信システムの一般的な説明がなされており、これに
よってシステムの構築は可能であるが、電話信号の有す
る周波数成分を低域にシフトする等の処理を施すことな
くTCM化した場合であり、低域にシフトすることによ
り得られるメリットの説明はなされてはいない。文献4
ではTCM信号の有する信号電力に関する多重負荷利得
の説明はされているが、フレーム構成のタイム・スロッ
トに時間的に圧縮した区切られた信号に対し、上記の処
理はなされておらず、したがって、低域にシフトする技
術およびメリットについては明らかにされておらず、未
解決の課題が残されていた。
に示したシステム構築例では、TCM信号を用いた移動
体通信システムの一般的な説明がなされており、これに
よってシステムの構築は可能であるが、電話信号の有す
る周波数成分を低域にシフトする等の処理を施すことな
くTCM化した場合であり、低域にシフトすることによ
り得られるメリットの説明はなされてはいない。文献4
ではTCM信号の有する信号電力に関する多重負荷利得
の説明はされているが、フレーム構成のタイム・スロッ
トに時間的に圧縮した区切られた信号に対し、上記の処
理はなされておらず、したがって、低域にシフトする技
術およびメリットについては明らかにされておらず、未
解決の課題が残されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】TCM(時分割時間圧縮
多重)信号を用いた移動体通信システムでは、送信信号
(電話信号)の有する周波数成分を低域にシフトする等
の処理を施した後、TCM化のための信号処理を行うこ
とにした。その結果、信号の有する多重負荷利得を増大
させ、送信レベルの低減を図ることが可能となった。
多重)信号を用いた移動体通信システムでは、送信信号
(電話信号)の有する周波数成分を低域にシフトする等
の処理を施した後、TCM化のための信号処理を行うこ
とにした。その結果、信号の有する多重負荷利得を増大
させ、送信レベルの低減を図ることが可能となった。
【0013】また、時間的に圧縮した区切られた信号の
有する周波数成分も周波数シフターを用いて低域にシフ
トすることになり、これを用いて角度変調した変調波の
有する周波数の占有帯域幅が減少し、無線搬送波間隔を
狭小化することが可能となり、無線周波数の有効利用性
が向上した。
有する周波数成分も周波数シフターを用いて低域にシフ
トすることになり、これを用いて角度変調した変調波の
有する周波数の占有帯域幅が減少し、無線搬送波間隔を
狭小化することが可能となり、無線周波数の有効利用性
が向上した。
【0014】さらに、送信すべき信号(電話信号)の全
部を送信せず、電話信号の特性に注目して一部の情報の
みを送信しても雑音の混入を無視できる程度に抑圧する
ことが可能である。この方法と上述の方法とを組み合わ
すことにより、信号の有する多重負荷利得をさらに増大
させ、同時に周波数の有効利用を向上させることを可能
とした。
部を送信せず、電話信号の特性に注目して一部の情報の
みを送信しても雑音の混入を無視できる程度に抑圧する
ことが可能である。この方法と上述の方法とを組み合わ
すことにより、信号の有する多重負荷利得をさらに増大
させ、同時に周波数の有効利用を向上させることを可能
とした。
【0015】
【作用】TCM信号を用いた通信では、送信信号とし
て、多数の電話信号をそれぞれ一定の時間間隔で切断し
(これを時間片信号と称する)、これをたとえば、10
多重の場合は時間的に10倍に圧縮し、フレーム構成の
中に準備された10個のタイム・スロットのそれぞれに
与えられたタイム・スロット番号の位置に配置される。
そして通常の場合は、これら圧縮信号を送信用角度変調
器へ加えて、搬送波を変調し、これを適当なレベルまで
増幅した後、アンテナへ加えて送信している。これをつ
ぎのように改める。すなわち、送信信号である多数の電
話信号をそれぞれ、その有する周波数成分を低域にシフ
トする処理を施した後、一定の時間間隔で切断する。そ
の後の処理は通常の方法と変わりはない。
て、多数の電話信号をそれぞれ一定の時間間隔で切断し
(これを時間片信号と称する)、これをたとえば、10
多重の場合は時間的に10倍に圧縮し、フレーム構成の
中に準備された10個のタイム・スロットのそれぞれに
与えられたタイム・スロット番号の位置に配置される。
そして通常の場合は、これら圧縮信号を送信用角度変調
器へ加えて、搬送波を変調し、これを適当なレベルまで
増幅した後、アンテナへ加えて送信している。これをつ
ぎのように改める。すなわち、送信信号である多数の電
話信号をそれぞれ、その有する周波数成分を低域にシフ
トする処理を施した後、一定の時間間隔で切断する。そ
の後の処理は通常の方法と変わりはない。
【0016】この結果、つぎの作用効果が得られた。 1) 文献4に示されている多重負荷利得は、電話信号
に含まれている周波数の最高周波数が減少したので従来
より増大する。
に含まれている周波数の最高周波数が減少したので従来
より増大する。
【0017】2) 時間的に圧縮した区切られた信号の
有する周波数成分も低域にシフトすることになり、これ
を用いて角度変調した変調波の有する周波数の占有帯域
幅が減少し、無線搬送波間隔を狭小化することが可能と
なり、無線周波数の有効利用性が向上した。また、TC
M信号として、送信すべき信号(電話信号)の全部を送
信せず、電話信号の特性に注目して一部の情報のみを送
信しても、雑音の混入を無視できる程度に抑圧すること
が可能である。たとえば、10多重の場合は時間的に1
0倍に圧縮し、これら圧縮信号のすべてを順序よく送信
することになるが、もしこれを、たとえば、タイム・ス
ロットに加えられている信号の全周波数成分を送信せず
に、一部削除し、たとえば、信号の周波数成分のうち最
初に下半分、つぎに上半分というように交互に送信する
ようにし、さらに上半分を送信するに先立ち、これを周
波数変換により、最初に送信した下半分と同一の低い周
波数に変換した後、送信することにした。この結果、つ
ぎの作用効果が得られた。
有する周波数成分も低域にシフトすることになり、これ
を用いて角度変調した変調波の有する周波数の占有帯域
幅が減少し、無線搬送波間隔を狭小化することが可能と
なり、無線周波数の有効利用性が向上した。また、TC
M信号として、送信すべき信号(電話信号)の全部を送
信せず、電話信号の特性に注目して一部の情報のみを送
信しても、雑音の混入を無視できる程度に抑圧すること
が可能である。たとえば、10多重の場合は時間的に1
0倍に圧縮し、これら圧縮信号のすべてを順序よく送信
することになるが、もしこれを、たとえば、タイム・ス
ロットに加えられている信号の全周波数成分を送信せず
に、一部削除し、たとえば、信号の周波数成分のうち最
初に下半分、つぎに上半分というように交互に送信する
ようにし、さらに上半分を送信するに先立ち、これを周
波数変換により、最初に送信した下半分と同一の低い周
波数に変換した後、送信することにした。この結果、つ
ぎの作用効果が得られた。
【0018】3) 文献4に示されている多重負荷利得
は、信号に含まれている電力が半減したことにより従来
より3dB増加する。
は、信号に含まれている電力が半減したことにより従来
より3dB増加する。
【0019】4) 信号に含まれている最高周波数が1
/2になったことにより、従来より2倍の多重負荷利得
を有するFDM信号の有する多重負荷利得に等しくな
る、という利点を得ることが可能となった。以上の結果
をもとに、つぎの方策により周波数の有効利用度を向上
させることが可能になる。
/2になったことにより、従来より2倍の多重負荷利得
を有するFDM信号の有する多重負荷利得に等しくな
る、という利点を得ることが可能となった。以上の結果
をもとに、つぎの方策により周波数の有効利用度を向上
させることが可能になる。
【0020】5) 信号に含まれている最高周波数が1
/2になったのであるから、搬送波周波数間隔を従来よ
り約1/2に低減可能となる。
/2になったのであるから、搬送波周波数間隔を従来よ
り約1/2に低減可能となる。
【0021】以上の利点のうち、多重負荷利得の増加、
および周波数の有効利用度を向上せしめることに関して
は、後で詳述する。ただし信号の品質に関しては、送信
すべき信号を一部削除して送信するのであるから、当然
受信信号の品質は劣化する可能性がある。しかしなが
ら、時間片信号を作成する場合、時間長の如何によって
は、その劣化量を可能な限り少なくすることができる。
本願発明者等の実験結果では送信すべき信号の周波数成
分の1/3、すなわち、時間的に並べられたタイム・ス
ロット信号の周波数成分を上、中および下と3等分し、
これらを順に送信しても信号の品質劣化は実用上許容さ
れる限度以内であることが明らかとなった。
および周波数の有効利用度を向上せしめることに関して
は、後で詳述する。ただし信号の品質に関しては、送信
すべき信号を一部削除して送信するのであるから、当然
受信信号の品質は劣化する可能性がある。しかしなが
ら、時間片信号を作成する場合、時間長の如何によって
は、その劣化量を可能な限り少なくすることができる。
本願発明者等の実験結果では送信すべき信号の周波数成
分の1/3、すなわち、時間的に並べられたタイム・ス
ロット信号の周波数成分を上、中および下と3等分し、
これらを順に送信しても信号の品質劣化は実用上許容さ
れる限度以内であることが明らかとなった。
【0022】
【実施例】図1,図2および図3は、本発明のTCM信
号を用いた通信の基本動作例を説明するためのシステム
構成を示している。
号を用いた通信の基本動作例を説明するためのシステム
構成を示している。
【0023】図1において、10は一般の電話網であ
り、20は電話網10と無線システムとを交換接続する
ための関門交換機である。30は無線基地局であり、関
門交換機20とのインタフェイス,信号の速度変換を行
う回路,タイム・スロットの割当てや選択をする回路、
制御部などがあり、無線回線の設定や解除を行うほか、
移動無線機100(100−1〜100−n)と無線信
号の授受を行う無線送受信回路を有している。
り、20は電話網10と無線システムとを交換接続する
ための関門交換機である。30は無線基地局であり、関
門交換機20とのインタフェイス,信号の速度変換を行
う回路,タイム・スロットの割当てや選択をする回路、
制御部などがあり、無線回線の設定や解除を行うほか、
移動無線機100(100−1〜100−n)と無線信
号の授受を行う無線送受信回路を有している。
【0024】ここで、関門交換機20と無線基地局30
との間には、通話チャネルCH1〜CHnの各通話信号
と制御用の信号を含む通信信号22−1〜22−nを伝
送する伝送線がある。
との間には、通話チャネルCH1〜CHnの各通話信号
と制御用の信号を含む通信信号22−1〜22−nを伝
送する伝送線がある。
【0025】図2には無線基地局30との間で交信をす
る移動無線機100の回路構成が示されている。アンテ
ナ部に受けた制御信号や通話信号などの受信信号は、受
信ミクサ136と受信部137を含む無線受信回路13
5に入り、その出力である通信信号は、速度復元回路1
38と、制御部140とクロック再生器141に入力さ
れる。クロツク再生器141では、受信した信号の中か
らクロックを再生してそれを速度復元回路138と制御
部140とタイミング発生器142に印加している。
る移動無線機100の回路構成が示されている。アンテ
ナ部に受けた制御信号や通話信号などの受信信号は、受
信ミクサ136と受信部137を含む無線受信回路13
5に入り、その出力である通信信号は、速度復元回路1
38と、制御部140とクロック再生器141に入力さ
れる。クロツク再生器141では、受信した信号の中か
らクロックを再生してそれを速度復元回路138と制御
部140とタイミング発生器142に印加している。
【0026】速度復元回路138では、受信信号中の圧
縮されて区切られた通信信号の速度(アナログ信号の場
合はピッチ)を復元して、連続した信号として電話機部
101および制御部140に入力している。
縮されて区切られた通信信号の速度(アナログ信号の場
合はピッチ)を復元して、連続した信号として電話機部
101および制御部140に入力している。
【0027】電話機部101から出力される通信信号
は、速度変換回路131で通信信号を所定の時間間隔で
区切って、その速度(アナログ信号の場合はピッチ)を
高速に(圧縮)して、送信ミクサ133と送信部134
とを含む無線送信回路132に印加される。
は、速度変換回路131で通信信号を所定の時間間隔で
区切って、その速度(アナログ信号の場合はピッチ)を
高速に(圧縮)して、送信ミクサ133と送信部134
とを含む無線送信回路132に印加される。
【0028】送信部134に含まれた変調器の出力は送
信ミクサ133において所定の無線周波数に変換され、
アンテナ部から送出されて、無線基地局30によって受
信される。移動無線機100より使用を許可されたタイ
ム・スロットを用いて、無線基地局30宛に無線信号を
送出するには、図2に示すタイミング発生器142から
のタイミング情報が、制御部140を介して得られてい
ることが必要である。
信ミクサ133において所定の無線周波数に変換され、
アンテナ部から送出されて、無線基地局30によって受
信される。移動無線機100より使用を許可されたタイ
ム・スロットを用いて、無線基地局30宛に無線信号を
送出するには、図2に示すタイミング発生器142から
のタイミング情報が、制御部140を介して得られてい
ることが必要である。
【0029】このタイミング発生器142では、クロッ
ク再生器141からのクロックと制御部140からの制
御信号により、送受信断続制御器123,速度変換回路
131や速度復元回路138に必要なタイミングを供給
している。
ク再生器141からのクロックと制御部140からの制
御信号により、送受信断続制御器123,速度変換回路
131や速度復元回路138に必要なタイミングを供給
している。
【0030】移動無線機100には、さらにシンセサイ
ザ121−1および121−2と、切替スイッチ122
−1,122−2と、切替スイッチ122−1,122
−2をそれぞれ切替えるための信号を発生する送受信断
続制御器123およびタイミング発生器142が含まれ
ており、シンセサイザ121−1,121−2と送受信
断続制御器123とタイミング発生器142とは制御部
140によって制御されている。各シンセサイザ121
−1,121−2には、基準水晶発振器120から基準
周波数が供給されている。
ザ121−1および121−2と、切替スイッチ122
−1,122−2と、切替スイッチ122−1,122
−2をそれぞれ切替えるための信号を発生する送受信断
続制御器123およびタイミング発生器142が含まれ
ており、シンセサイザ121−1,121−2と送受信
断続制御器123とタイミング発生器142とは制御部
140によって制御されている。各シンセサイザ121
−1,121−2には、基準水晶発振器120から基準
周波数が供給されている。
【0031】図3には無線基地局30が示されている。
関門交換機20との間のnチャネルの通信信号22−1
〜22−nは、伝送路でインタフェイスをなす信号処理
部31に接続される。そこで関門交換機20から送られ
てきた通信信号22−1〜22−nは、無線基地局30
の信号処理部31へ入力される。信号処理部31では伝
送損失を補償するための増幅器が具備されているほか、
いわゆる2線−4線変換がなされる。すなわち入力信号
と出力信号の混合分離が行われ、関門交換機20からの
入力信号は、信号速度変換回路群51へ送られる。また
信号速度復元回路群38からの出力信号は、信号処理部
31で入力信号と同一の伝送路を用いて関門交換機20
へ送信される。上記のうち関門交換機20からの入力信
号は、多くの信号速度変換回路51−1〜51−nを含
む信号速度変換回路群51へ入力され、所定の時間間隔
で区切って速度(ピッチ)変換を受ける。また無線基地
局30より関門交換機20へ伝送される信号は、無線受
信回路35の出力が、信号選択回路群39を介して、信
号速度復元回路群38へ入力され、速度(ピッチ)変換
されて信号処理部31へ入力される。
関門交換機20との間のnチャネルの通信信号22−1
〜22−nは、伝送路でインタフェイスをなす信号処理
部31に接続される。そこで関門交換機20から送られ
てきた通信信号22−1〜22−nは、無線基地局30
の信号処理部31へ入力される。信号処理部31では伝
送損失を補償するための増幅器が具備されているほか、
いわゆる2線−4線変換がなされる。すなわち入力信号
と出力信号の混合分離が行われ、関門交換機20からの
入力信号は、信号速度変換回路群51へ送られる。また
信号速度復元回路群38からの出力信号は、信号処理部
31で入力信号と同一の伝送路を用いて関門交換機20
へ送信される。上記のうち関門交換機20からの入力信
号は、多くの信号速度変換回路51−1〜51−nを含
む信号速度変換回路群51へ入力され、所定の時間間隔
で区切って速度(ピッチ)変換を受ける。また無線基地
局30より関門交換機20へ伝送される信号は、無線受
信回路35の出力が、信号選択回路群39を介して、信
号速度復元回路群38へ入力され、速度(ピッチ)変換
されて信号処理部31へ入力される。
【0032】さて、無線受信回路35の制御または通話
信号の出力は、タイム・スロット別に信号を選択する信
号選択回路39−1〜39−nを含む信号選択回路群3
9へ入力され、ここで各通話チャネルCH1〜CHnに
対応して通話信号が分離される。この出力は各チャネル
毎に設けられた信号速度復元回路38−1〜38−nを
含む信号速度復元回路群38で、信号速度(ピッチ)の
復元を受けた後、信号処理部31へ入力され、4線−2
線変換を受けた後、この出力は関門交換機20へ通信信
号22−1〜22−nとして送出される。
信号の出力は、タイム・スロット別に信号を選択する信
号選択回路39−1〜39−nを含む信号選択回路群3
9へ入力され、ここで各通話チャネルCH1〜CHnに
対応して通話信号が分離される。この出力は各チャネル
毎に設けられた信号速度復元回路38−1〜38−nを
含む信号速度復元回路群38で、信号速度(ピッチ)の
復元を受けた後、信号処理部31へ入力され、4線−2
線変換を受けた後、この出力は関門交換機20へ通信信
号22−1〜22−nとして送出される。
【0033】つぎに信号速度変換回路群51(図3)の
機能を説明する。一定の時間長に区切った音声信号や制
御信号等の入力信号を記憶回路で記憶させ、これを読み
出す時に速度を変えて、記憶する場合のたとえば15倍
の速度で読み出すことにより、信号の時間長を圧縮する
ことが可能となる。信号速度変換回路群51の原理は、
テープ・レコーダにより録音した音声を高速で再生する
場合と同じであり、実際には、たとえば、CCD(Char
ge Coupled Device ),BBD(Bucket Brigade Devic
e )が使用可能であり、テレビジョン受信機や会話の時
間軸を圧縮あるいは伸長するテープ・レコーダに用いら
れているメモリを用いることができる(参考文献:小坂
他 “会話の時間軸を圧縮/伸長するテープ・レコー
ダ ”日経エレクトロニクス 1976年7月26日
92〜133頁)。
機能を説明する。一定の時間長に区切った音声信号や制
御信号等の入力信号を記憶回路で記憶させ、これを読み
出す時に速度を変えて、記憶する場合のたとえば15倍
の速度で読み出すことにより、信号の時間長を圧縮する
ことが可能となる。信号速度変換回路群51の原理は、
テープ・レコーダにより録音した音声を高速で再生する
場合と同じであり、実際には、たとえば、CCD(Char
ge Coupled Device ),BBD(Bucket Brigade Devic
e )が使用可能であり、テレビジョン受信機や会話の時
間軸を圧縮あるいは伸長するテープ・レコーダに用いら
れているメモリを用いることができる(参考文献:小坂
他 “会話の時間軸を圧縮/伸長するテープ・レコー
ダ ”日経エレクトロニクス 1976年7月26日
92〜133頁)。
【0034】信号速度変換回路群51で例示したCCD
やBBDを用いた回路は、上記文献に記載されているご
とく、そのまま信号速度復元回路群38にも使用可能
で、この場合には、クロック発生器41からのクロック
と制御部40からの制御信号によりタイミングを発生す
るタイミング発生器42からのタイミング信号を受け
て、書き込み速度よりも読み出し速度を低速にすること
により実現できる。
やBBDを用いた回路は、上記文献に記載されているご
とく、そのまま信号速度復元回路群38にも使用可能
で、この場合には、クロック発生器41からのクロック
と制御部40からの制御信号によりタイミングを発生す
るタイミング発生器42からのタイミング信号を受け
て、書き込み速度よりも読み出し速度を低速にすること
により実現できる。
【0035】関門交換機20から信号処理部31を経由
して出力された制御または音声信号は信号速度変換回路
群51に入力され、速度(ピッチ)変換の処理が行われ
たのちに、タイム・スロット別に信号を割り当てる信号
割当回路52に印加される。
して出力された制御または音声信号は信号速度変換回路
群51に入力され、速度(ピッチ)変換の処理が行われ
たのちに、タイム・スロット別に信号を割り当てる信号
割当回路52に印加される。
【0036】この信号割当回路52はバッファ・メモリ
回路であり、信号速度変換回路群51から出力された1
区切り分の高速信号をメモリし、制御部40の指示によ
り与えられるタイミング発生回路42からのタイミング
情報で、バッファ・メモリ内の信号を読み出し、無線送
信回路32へ送出する。この結果、通信信号をチャネル
対応でみた場合には、時系列的にオーバラップなく直列
に並べられており、後述する制御信号または通話信号が
全実装される場合には、あたかも連続信号波のようにな
る。
回路であり、信号速度変換回路群51から出力された1
区切り分の高速信号をメモリし、制御部40の指示によ
り与えられるタイミング発生回路42からのタイミング
情報で、バッファ・メモリ内の信号を読み出し、無線送
信回路32へ送出する。この結果、通信信号をチャネル
対応でみた場合には、時系列的にオーバラップなく直列
に並べられており、後述する制御信号または通話信号が
全実装される場合には、あたかも連続信号波のようにな
る。
【0037】以上のような信号が無線送信回路32へ送
られることになる。この圧縮した信号の様子を図4に示
し説明する。
られることになる。この圧縮した信号の様子を図4に示
し説明する。
【0038】信号速度変換回路群51の出力信号は信号
割当回路52に入力され、あらかじめ定められた順序
で、タイム・スロットが与えられる。図4(a)のSD
1,SD2,…,SDnは、速度変換された通信信号
が、それぞれタイム・スロット別に割当てられているこ
とを示している。ここで1つのタイム・スロットの中は
図示のごとく同期信号と通話信号または(および)制御
信号が収容されている。通話信号が実装されていない場
合は、同期信号だけで通話信号の部分は空スロット信号
が加えられ、またはシステムによっては搬送波を含め全
く信号が送出されないものもある。このようにして、図
4の(a)に示すように、無線送信回路32において
は、タイム・スロットSD1〜SDnで1フレームをな
す信号が変調回路に加えられることになる。送信される
べく時系列化された多重信号は、無線送信回路32にお
いて、角度変調されたのちに、アンテナ部より空間へ送
出される。
割当回路52に入力され、あらかじめ定められた順序
で、タイム・スロットが与えられる。図4(a)のSD
1,SD2,…,SDnは、速度変換された通信信号
が、それぞれタイム・スロット別に割当てられているこ
とを示している。ここで1つのタイム・スロットの中は
図示のごとく同期信号と通話信号または(および)制御
信号が収容されている。通話信号が実装されていない場
合は、同期信号だけで通話信号の部分は空スロット信号
が加えられ、またはシステムによっては搬送波を含め全
く信号が送出されないものもある。このようにして、図
4の(a)に示すように、無線送信回路32において
は、タイム・スロットSD1〜SDnで1フレームをな
す信号が変調回路に加えられることになる。送信される
べく時系列化された多重信号は、無線送信回路32にお
いて、角度変調されたのちに、アンテナ部より空間へ送
出される。
【0039】電話の発着呼において通話に先行して無線
基地局30と移動無線機100との間で行われる制御信
号の伝送については、電話信号の帯域内または帯域外の
いずれを使用する場合も可能である。図5はこれらの周
波数関係を示す。すなわち、同図(a)においては、帯
域外信号の一例が示されており、図のごとく、低周波側
(250Hz)や高周波側(3850Hz)を使用する
ことができる。この信号は、たとえば通話中に制御信号
を送りたい場合に使用される。図5の(b)において
は、帯域内信号の例を示しており、発着呼時において使
用される。
基地局30と移動無線機100との間で行われる制御信
号の伝送については、電話信号の帯域内または帯域外の
いずれを使用する場合も可能である。図5はこれらの周
波数関係を示す。すなわち、同図(a)においては、帯
域外信号の一例が示されており、図のごとく、低周波側
(250Hz)や高周波側(3850Hz)を使用する
ことができる。この信号は、たとえば通話中に制御信号
を送りたい場合に使用される。図5の(b)において
は、帯域内信号の例を示しており、発着呼時において使
用される。
【0040】なお、電話信号の有する周波数成分を低域
にシフトする場合は、図5(a)に示す制御信号を電話
信号の低域で使用することが困難になるので、図5
(b)に示す帯域内信号の形態か、あるいは、同一タイ
ム・スロット内で使用するときは、電話信号と制御信号
とを時間的にずらして使用する。
にシフトする場合は、図5(a)に示す制御信号を電話
信号の低域で使用することが困難になるので、図5
(b)に示す帯域内信号の形態か、あるいは、同一タイ
ム・スロット内で使用するときは、電話信号と制御信号
とを時間的にずらして使用する。
【0041】上記の例はいづれもトーン信号の場合であ
ったが、トーン信号数を増したり、トーンに変調を加え
副搬送波信号とすることで、多種類の信号を高速で伝送
することが可能となる。
ったが、トーン信号数を増したり、トーンに変調を加え
副搬送波信号とすることで、多種類の信号を高速で伝送
することが可能となる。
【0042】以上はアナログ信号の場合であったが、制
御信号としてディジタル・データ信号を用いた場合に
は、音声信号もディジタル符号化して、両者を時分割多
重化して伝送することも可能であり、この場合の回路構
成を図6に示す。図6は、音声信号をディジタル符号化
回路91でディジタル化し、それとデータ信号とを多重
変換回路92で多重変換し、無線送信回路32に含まれ
た変調回路に印加する場合の一例である。ただし、ディ
ジタル・データ信号については、後述するアナログ信号
多重負荷利得は通常存在しないから、システム設計には
この点の留意が必要である。そして対向する受信機で受
信し復調回路において図6で示したのと逆の操作を行え
ば、音声信号と制御信号とを別々に取り出すことが可能
である。
御信号としてディジタル・データ信号を用いた場合に
は、音声信号もディジタル符号化して、両者を時分割多
重化して伝送することも可能であり、この場合の回路構
成を図6に示す。図6は、音声信号をディジタル符号化
回路91でディジタル化し、それとデータ信号とを多重
変換回路92で多重変換し、無線送信回路32に含まれ
た変調回路に印加する場合の一例である。ただし、ディ
ジタル・データ信号については、後述するアナログ信号
多重負荷利得は通常存在しないから、システム設計には
この点の留意が必要である。そして対向する受信機で受
信し復調回路において図6で示したのと逆の操作を行え
ば、音声信号と制御信号とを別々に取り出すことが可能
である。
【0043】一方、移動無線機100から送られてきた
信号は、無線基地局30のアンテナ部で受信され、無線
受信回路35へ入力される。図4の(b)は、この上り
の入力信号を模式的に示したものである。すなわち、タ
イム・スロットSU1,SU2,…,SUnは、移動無
線機100−1,100−2,…,100−nからの無
線基地局30宛の送信信号を示す。また各タイム・スロ
ットSU1,SU2,…,SUnの内容を詳細に示す
と、図4の(b)の左下方に示す通り、通話信号または
(および)制御信号より成り立っている。ただし、移動
無線機100と無線基地局30との間の距離の小さい場
合や信号速度によっては、同期信号を省略することが可
能である。さらに、上記の上り無線信号の無線搬送波の
タイム・スロット内での波形を模式的に示すと、図7
(c)のごとくなる。同様に各移動無線機100への無
線基地局30からの送信波形は図7(d)に示すように
なる。
信号は、無線基地局30のアンテナ部で受信され、無線
受信回路35へ入力される。図4の(b)は、この上り
の入力信号を模式的に示したものである。すなわち、タ
イム・スロットSU1,SU2,…,SUnは、移動無
線機100−1,100−2,…,100−nからの無
線基地局30宛の送信信号を示す。また各タイム・スロ
ットSU1,SU2,…,SUnの内容を詳細に示す
と、図4の(b)の左下方に示す通り、通話信号または
(および)制御信号より成り立っている。ただし、移動
無線機100と無線基地局30との間の距離の小さい場
合や信号速度によっては、同期信号を省略することが可
能である。さらに、上記の上り無線信号の無線搬送波の
タイム・スロット内での波形を模式的に示すと、図7
(c)のごとくなる。同様に各移動無線機100への無
線基地局30からの送信波形は図7(d)に示すように
なる。
【0044】さて、無線基地局30へ到来した入力信号
のうち制御信号については、無線受信回路35から直ち
に制御部40へ加えられる。ただし、速度変換率の大き
さによっては、通話信号と同様の処理を行った後に信号
速度復元回路群38の出力から制御部40へ加えること
も可能である。また通話信号については、信号選択回路
39へ印加される。信号選択回路群39には、制御部4
0からの制御信号の指示により、所定のタイミングを発
生するタイミング発生回路42からのタイミング信号が
印加され、各タイム・スロットSU1〜SUnごとに同
期信号,通話信号または制御信号が分離出力される。
のうち制御信号については、無線受信回路35から直ち
に制御部40へ加えられる。ただし、速度変換率の大き
さによっては、通話信号と同様の処理を行った後に信号
速度復元回路群38の出力から制御部40へ加えること
も可能である。また通話信号については、信号選択回路
39へ印加される。信号選択回路群39には、制御部4
0からの制御信号の指示により、所定のタイミングを発
生するタイミング発生回路42からのタイミング信号が
印加され、各タイム・スロットSU1〜SUnごとに同
期信号,通話信号または制御信号が分離出力される。
【0045】これらの各信号は、信号速度復元回路38
へ入力される。この回路は送信側の移動無線機100に
おける速度変換回路131(図2)の逆変換を行う機能
を有しており、これによって原信号が忠実に再生され関
門交換機20宛に送信されることになる。
へ入力される。この回路は送信側の移動無線機100に
おける速度変換回路131(図2)の逆変換を行う機能
を有しており、これによって原信号が忠実に再生され関
門交換機20宛に送信されることになる。
【0046】以下、本発明における信号空間を伝送され
る場合の態様を所要伝送帯域や、これと隣接した無線チ
ャネルとの関係を用いて説明する。
る場合の態様を所要伝送帯域や、これと隣接した無線チ
ャネルとの関係を用いて説明する。
【0047】図3に示すように、制御部40からの制御
信号は信号割当回路52の出力と並行して無線送信回路
32へ加えられる。ただし、速度変換率の大きさによっ
ては通話信号と同様の処理を行った後、信号割当回路5
2の出力から無線送信回路32へ加えることも可能であ
る。
信号は信号割当回路52の出力と並行して無線送信回路
32へ加えられる。ただし、速度変換率の大きさによっ
ては通話信号と同様の処理を行った後、信号割当回路5
2の出力から無線送信回路32へ加えることも可能であ
る。
【0048】つぎに移動無線機100においても、図2
に示すごとく無線基地局30の機能のうち通話路を1チ
ャネルとした場合に必要とされる回路構成となってい
る。
に示すごとく無線基地局30の機能のうち通話路を1チ
ャネルとした場合に必要とされる回路構成となってい
る。
【0049】原信号たとえば音声信号(0.3kHz〜
3.0kHz)が、信号速度変換回路群51(図3)を
通った場合の出力側の周波数分布を示すと図8に示すご
とくになる。すなわち前述のように音声信号が15倍に
変換されるならば、信号の周波数分布は図8のごとく、
4.5kHz〜45kHzに拡大されていることにな
る。ここでは信号の周波数分布が拡大されているが、波
形の形態は単に周波数軸を引き延ばされた相似変換を受
けるだけであり、波形そのものは変化がないことに留意
する必要がある。これは多重負荷利得の値を求める時に
必要となる。
3.0kHz)が、信号速度変換回路群51(図3)を
通った場合の出力側の周波数分布を示すと図8に示すご
とくになる。すなわち前述のように音声信号が15倍に
変換されるならば、信号の周波数分布は図8のごとく、
4.5kHz〜45kHzに拡大されていることにな
る。ここでは信号の周波数分布が拡大されているが、波
形の形態は単に周波数軸を引き延ばされた相似変換を受
けるだけであり、波形そのものは変化がないことに留意
する必要がある。これは多重負荷利得の値を求める時に
必要となる。
【0050】さて、図8においては、制御信号は音声信
号の下側周波数帯域を用いて同時伝送されている場合を
示している。この信号のうち制御信号(0.2〜4.0
kHz)および通話信号CH1(4.5〜45kHzで
SD1として表わされている)がタイム・スロット、た
とえばSD1に収容されているとする。他のタイム・ス
ロットSD2〜SDnに収容されている音声信号も同様
である。
号の下側周波数帯域を用いて同時伝送されている場合を
示している。この信号のうち制御信号(0.2〜4.0
kHz)および通話信号CH1(4.5〜45kHzで
SD1として表わされている)がタイム・スロット、た
とえばSD1に収容されているとする。他のタイム・ス
ロットSD2〜SDnに収容されている音声信号も同様
である。
【0051】すなわち、タイム・スロットSDi(i=
2,3,…,n)には制御信号(0.2〜4.0kH
z)と通信信号CHi(4.5〜45kHz)が収容さ
れている。ただし、各タイム・スロット内の信号は時系
列的に並べられており、一度に複数のタイム・スロット
内の信号が同時に無線送信回路32に加えられることは
ない。
2,3,…,n)には制御信号(0.2〜4.0kH
z)と通信信号CHi(4.5〜45kHz)が収容さ
れている。ただし、各タイム・スロット内の信号は時系
列的に並べられており、一度に複数のタイム・スロット
内の信号が同時に無線送信回路32に加えられることは
ない。
【0052】また、上記の制御信号はフレームの最初に
制御信号のためのタイム・スロットが設けられた場合に
は実装されないし、下側周波数帯域を他の信号に使用す
る際には、通信信号の周波数帯の近傍(4.1〜4,4
kHzまたは46〜46.5kHz)に設けられる場合
がある。
制御信号のためのタイム・スロットが設けられた場合に
は実装されないし、下側周波数帯域を他の信号に使用す
る際には、通信信号の周波数帯の近傍(4.1〜4,4
kHzまたは46〜46.5kHz)に設けられる場合
がある。
【0053】これらの通話信号が制御信号とともに無線
送信回路32に含まれた角度変調部に加えられると、所
要の伝送帯域として、すくなくとも fC ±45kHz を必要とする。ただし、fC は無線搬送波周波数であ
る。ここでシステムに与えられた無線チャネルが複数個
ある場合には、これらの周波数間隔の制限から信号速度
変換回路群51による信号の高速化はある値に限定され
ることになる。複数個の無線チャネルの周波数間隔をf
rep とし、上述の音声信号の高速化による最高信号速度
をfH とすると両者の間には、つぎの不等式が成立する
必要がある。 frep>2fH 一方、ディジタル信号では、音声は通常64kb/s程
度の速度でディジタル化されているから、アナログ信号
の場合を説明した図8の横軸の目盛りを1桁程度引き上
げて読む必要があるが、上式の関係はこの場合にも成立
する。
送信回路32に含まれた角度変調部に加えられると、所
要の伝送帯域として、すくなくとも fC ±45kHz を必要とする。ただし、fC は無線搬送波周波数であ
る。ここでシステムに与えられた無線チャネルが複数個
ある場合には、これらの周波数間隔の制限から信号速度
変換回路群51による信号の高速化はある値に限定され
ることになる。複数個の無線チャネルの周波数間隔をf
rep とし、上述の音声信号の高速化による最高信号速度
をfH とすると両者の間には、つぎの不等式が成立する
必要がある。 frep>2fH 一方、ディジタル信号では、音声は通常64kb/s程
度の速度でディジタル化されているから、アナログ信号
の場合を説明した図8の横軸の目盛りを1桁程度引き上
げて読む必要があるが、上式の関係はこの場合にも成立
する。
【0054】また、移動無線機100より無線基地局3
0へ入来した制御信号は、無線受信回路35へ入力され
るが、その出力の一部は制御部40へ入力され、他は信
号選択回路39を介して信号速度復元回路群38へ送ら
れる。そして後者の制御信号は送信時と全く逆の速度変
換(低速信号への変換)を受けた後、一般の電話網10
に使用されているのと同様の信号速度となり、信号処理
部31を介して関門交換機20へ送られる。
0へ入来した制御信号は、無線受信回路35へ入力され
るが、その出力の一部は制御部40へ入力され、他は信
号選択回路39を介して信号速度復元回路群38へ送ら
れる。そして後者の制御信号は送信時と全く逆の速度変
換(低速信号への変換)を受けた後、一般の電話網10
に使用されているのと同様の信号速度となり、信号処理
部31を介して関門交換機20へ送られる。
【0055】つぎに、本発明によるシステムの基本動作
における発着呼動作について音声信号の場合を例にとっ
て説明する。
における発着呼動作について音声信号の場合を例にとっ
て説明する。
【0056】(1)移動無線機100からの発呼 図9および図10に示すフローチャートを用いて説明す
る。
る。
【0057】移動無線機100の電源をオンした状態に
すると、図2の無線受信回路135では、下り(無線基
地局30→移動無線機100)無線チャネル(チャネル
CH1とする)に含まれている制御信号の補捉を開始す
る。もし、システムに複数の無線チャネルが与えられて
いる場合には、 i) 最大の受信入力電界を示す無線チャネル ii) 無線チャネルに含まれている制御信号により指示
される無線チャネル iii) 無線チャネル内のタイム・スロットのうち空タイ
ム・スロットのあるチャネル など、それぞれシステムに定められている手順にしたが
い無線チャネル(以下チャネルCH1とする)の受信状
態にはいる。これは図4(a)に示されているタイム・
スロットSDn内の同期信号を捕捉することにより可能
である。制御部140では、シンセサイザ121−1に
無線チャネルCH1の受信を可能とする局発周波数を発
生させるように制御信号を送出し、また、スイッチ12
2−1もシンセサイザ121−1側に倒し固定した状態
にある。
すると、図2の無線受信回路135では、下り(無線基
地局30→移動無線機100)無線チャネル(チャネル
CH1とする)に含まれている制御信号の補捉を開始す
る。もし、システムに複数の無線チャネルが与えられて
いる場合には、 i) 最大の受信入力電界を示す無線チャネル ii) 無線チャネルに含まれている制御信号により指示
される無線チャネル iii) 無線チャネル内のタイム・スロットのうち空タイ
ム・スロットのあるチャネル など、それぞれシステムに定められている手順にしたが
い無線チャネル(以下チャネルCH1とする)の受信状
態にはいる。これは図4(a)に示されているタイム・
スロットSDn内の同期信号を捕捉することにより可能
である。制御部140では、シンセサイザ121−1に
無線チャネルCH1の受信を可能とする局発周波数を発
生させるように制御信号を送出し、また、スイッチ12
2−1もシンセサイザ121−1側に倒し固定した状態
にある。
【0058】そこで、電話機部101の受話器をオフ・
フック(発呼開始)すると(S201、図9)、図2の
シンセサイザ121−2は、無線チャネルCH1の送信
を可能とする局発周波数を発生させるような制御信号を
制御部140から受ける。またスイッチ122−2もシ
ンセサイザ121−2側に倒し、固定した状態になる。
つぎに無線チャネルCH1を用い電話機部101から出
力された発呼用制御信号を送出する。この制御信号は、
図5に示される周波数帯により、これを、たとえばタイ
ム・スロットSUnを用いて送信される。
フック(発呼開始)すると(S201、図9)、図2の
シンセサイザ121−2は、無線チャネルCH1の送信
を可能とする局発周波数を発生させるような制御信号を
制御部140から受ける。またスイッチ122−2もシ
ンセサイザ121−2側に倒し、固定した状態になる。
つぎに無線チャネルCH1を用い電話機部101から出
力された発呼用制御信号を送出する。この制御信号は、
図5に示される周波数帯により、これを、たとえばタイ
ム・スロットSUnを用いて送信される。
【0059】この制御信号の送出はタイム・スロットS
Unだけに限定され、バースト的に送られ他の時間帯に
は信号は送出されないから、他の通信に悪影響を及ぼす
ことはない。ただし、制御信号の速度が比較的低速であ
ったり、あるいは信号の情報量が大きく、1つのタイム
・スロット内に収容不可能な場合には、1フレーム後ま
たは、さらに次のフレームの同一タイム・スロットを使
用して送信される。
Unだけに限定され、バースト的に送られ他の時間帯に
は信号は送出されないから、他の通信に悪影響を及ぼす
ことはない。ただし、制御信号の速度が比較的低速であ
ったり、あるいは信号の情報量が大きく、1つのタイム
・スロット内に収容不可能な場合には、1フレーム後ま
たは、さらに次のフレームの同一タイム・スロットを使
用して送信される。
【0060】タイム・スロットSUnを捕捉するには、
具体的にはつぎの方法を用いる。無線基地局30から送
信されている制御信号には、図4(a)に示す通り、同
期信号とそれに続く制御信号が含まれており移動無線機
100はこれを受信することにより、フレーム同期が可
能になる。さらにこの制御信号には、現在使用中のタイ
ム・スロット、未使用のタイム・スロット(空タイム・
スロット表示)などの制御情報が含まれている。システ
ムによっては、タイム・スロットSDi(i=1,2,
…,n)が他の通信によって使用されているときには、
同期信号と通話信号しか含まれていない場合もあるが、
このような場合でも未使用のタイム・スロットには通常
同期信号と制御信号が含まれており、この制御信号を受
信することにより、移動無線機100がどのタイム・ス
ロットを使用して発呼信号を送出すべきかを知ることが
できる。
具体的にはつぎの方法を用いる。無線基地局30から送
信されている制御信号には、図4(a)に示す通り、同
期信号とそれに続く制御信号が含まれており移動無線機
100はこれを受信することにより、フレーム同期が可
能になる。さらにこの制御信号には、現在使用中のタイ
ム・スロット、未使用のタイム・スロット(空タイム・
スロット表示)などの制御情報が含まれている。システ
ムによっては、タイム・スロットSDi(i=1,2,
…,n)が他の通信によって使用されているときには、
同期信号と通話信号しか含まれていない場合もあるが、
このような場合でも未使用のタイム・スロットには通常
同期信号と制御信号が含まれており、この制御信号を受
信することにより、移動無線機100がどのタイム・ス
ロットを使用して発呼信号を送出すべきかを知ることが
できる。
【0061】なお、すべてのタイム・スロットが使用中
の場合には、この無線チャネルでの発呼は不可能であ
り、別の無線チャネルを掃引して探索する必要がある。
の場合には、この無線チャネルでの発呼は不可能であ
り、別の無線チャネルを掃引して探索する必要がある。
【0062】また別のシステムでは、どのタイム・スロ
ット内にも空スロット表示がなされていない場合があ
り、このときは、それに続く音声多重信号SD1,SD
2,…,SDnの有無を次々に検索し、空タイム・スロ
ットを確認する必要がある。
ット内にも空スロット表示がなされていない場合があ
り、このときは、それに続く音声多重信号SD1,SD
2,…,SDnの有無を次々に検索し、空タイム・スロ
ットを確認する必要がある。
【0063】さて本論にもどり無線基地局30から、以
上のいずれかの方法により送られてきた制御情報を受信
した移動無線機100では、自己がどのタイム・スロッ
トで発呼用制御信号を送出すべきか、その送信タイミン
グを含めて判断することができる。
上のいずれかの方法により送られてきた制御情報を受信
した移動無線機100では、自己がどのタイム・スロッ
トで発呼用制御信号を送出すべきか、その送信タイミン
グを含めて判断することができる。
【0064】そこで上り信号用のタイム・スロットSU
nが空スロットと仮定すると、この空タイム・スロット
を使用することにし、発呼用制御信号を送出して無線基
地局30からの応答信号から必要なタイミングを取り出
して、バースト状の制御信号を送出することができる。
nが空スロットと仮定すると、この空タイム・スロット
を使用することにし、発呼用制御信号を送出して無線基
地局30からの応答信号から必要なタイミングを取り出
して、バースト状の制御信号を送出することができる。
【0065】もし、他の移動無線機から同一時刻に発呼
があれば、呼の衝突のため発呼信号は良好に無線基地局
30へ伝送されず、再び最初から動作を開始する必要が
生ずるが、この確率はシステムとしてみた場合には、十
分に小さい値におさえられている。もし呼の衝突をさら
に低下させるには、つぎの方法がとられる。それは移動
無線機100が発呼可能な空タイム・スロットをみつけ
たとして、そのタイム・スロットを全部使用するのでは
なく、ある移動無線機には前半部、ある移動無線機には
後半部のみを使用させる方法である。すなわち発呼信号
として、タイム・スロットの使用部分を何種類かに分
け、これを用いて多数の移動無線機を群別し、その各群
に、それぞれその1つのタイム・スロット内の時間帯を
与える方法である。別の方法は、制御信号の有する周波
数を多種類作成し、この周波数を、多数の移動無線機を
群別してその各群に与える方法である。この方法によれ
ば、周波数の異なる制御信号が同一のタイム・スロット
を用いて同時に送信されても無線基地局30で干渉を生
ずることはない。以上の2つの方法を別々に用いてもよ
いし、併用すれば効果は相乗的に上昇する。
があれば、呼の衝突のため発呼信号は良好に無線基地局
30へ伝送されず、再び最初から動作を開始する必要が
生ずるが、この確率はシステムとしてみた場合には、十
分に小さい値におさえられている。もし呼の衝突をさら
に低下させるには、つぎの方法がとられる。それは移動
無線機100が発呼可能な空タイム・スロットをみつけ
たとして、そのタイム・スロットを全部使用するのでは
なく、ある移動無線機には前半部、ある移動無線機には
後半部のみを使用させる方法である。すなわち発呼信号
として、タイム・スロットの使用部分を何種類かに分
け、これを用いて多数の移動無線機を群別し、その各群
に、それぞれその1つのタイム・スロット内の時間帯を
与える方法である。別の方法は、制御信号の有する周波
数を多種類作成し、この周波数を、多数の移動無線機を
群別してその各群に与える方法である。この方法によれ
ば、周波数の異なる制御信号が同一のタイム・スロット
を用いて同時に送信されても無線基地局30で干渉を生
ずることはない。以上の2つの方法を別々に用いてもよ
いし、併用すれば効果は相乗的に上昇する。
【0066】さて移動無線機100からの発呼用制御信
号が良好に無線基地局30で受信され移動無線機100
のID(識別番号)を検出したとすると(S202)、
制御部40では、現在空いているタイム・スロットを検
索する。移動無線機100に与えるタイム・スロットは
SUnでもよいが、念のために検索を実行する。それは
移動無線機100のほかに、他の移動無線機からの同時
発呼に対応するためや、サービス種類やサービス区分に
適したタイム・スロットを与えるためでもある。
号が良好に無線基地局30で受信され移動無線機100
のID(識別番号)を検出したとすると(S202)、
制御部40では、現在空いているタイム・スロットを検
索する。移動無線機100に与えるタイム・スロットは
SUnでもよいが、念のために検索を実行する。それは
移動無線機100のほかに、他の移動無線機からの同時
発呼に対応するためや、サービス種類やサービス区分に
適したタイム・スロットを与えるためでもある。
【0067】この結果、たとえばタイム・スロットSD
1が空いているとすると、移動無線機100対し前記無
線チャネルCH1のタイム・スロットSDnを用い下り
制御信号によりタイム・スロット上り(移動無線機10
0→無線基地局30)SU1,およびこれに対応する下
り(無線基地局30→移動無線機100)SD1を使用
するように指示する(S203)。これに応じて移動無
線機100では、指示されたタイム・スロットSD1で
受信可能な状態へ移行するとともに下りのタイム・スロ
ットSD1に対応する上り無線チャネル用のタイム・ス
ロットであるSU1(図4(b)参照)を選択する。こ
のとき移動無線機100の制御部140においては、送
受信断続制御器123を動作させ、スイッチ122−1
および122−2を動作開始させる(S204)。それ
と同時にスロット切替完了報告を上りタイム・スロット
SU1を用いて無線基地局30に送出し(S205)、
ダイヤル・トーンが送られてくるのを待つ(S20
6)。
1が空いているとすると、移動無線機100対し前記無
線チャネルCH1のタイム・スロットSDnを用い下り
制御信号によりタイム・スロット上り(移動無線機10
0→無線基地局30)SU1,およびこれに対応する下
り(無線基地局30→移動無線機100)SD1を使用
するように指示する(S203)。これに応じて移動無
線機100では、指示されたタイム・スロットSD1で
受信可能な状態へ移行するとともに下りのタイム・スロ
ットSD1に対応する上り無線チャネル用のタイム・ス
ロットであるSU1(図4(b)参照)を選択する。こ
のとき移動無線機100の制御部140においては、送
受信断続制御器123を動作させ、スイッチ122−1
および122−2を動作開始させる(S204)。それ
と同時にスロット切替完了報告を上りタイム・スロット
SU1を用いて無線基地局30に送出し(S205)、
ダイヤル・トーンが送られてくるのを待つ(S20
6)。
【0068】この上り無線信号の無線搬送波のタイム・
スロットSU1の状態を模式的に示すと図7(c)のご
とくなる。無線基地局30には、タイム・スロットSU
1のほかに、他の移動無線機100からの上り信号とし
てSU3やSUnが1フレームの中に含まれて送られて
きている。スロット切替完了報告を受信した無線基地局
30では(S207)、関門交換機20宛に移動無線機
100のIDとともに発呼信号を送出する(S20
8)。これに対し関門交換機20では、移動無線機10
0のIDを検出し、関門交換機20に含まれたスイッチ
群のうちの必要なスイッチをオンにして(S209)、
ダイヤル・トーンを無線基地局30へ送出する(S21
0、図10)。
スロットSU1の状態を模式的に示すと図7(c)のご
とくなる。無線基地局30には、タイム・スロットSU
1のほかに、他の移動無線機100からの上り信号とし
てSU3やSUnが1フレームの中に含まれて送られて
きている。スロット切替完了報告を受信した無線基地局
30では(S207)、関門交換機20宛に移動無線機
100のIDとともに発呼信号を送出する(S20
8)。これに対し関門交換機20では、移動無線機10
0のIDを検出し、関門交換機20に含まれたスイッチ
群のうちの必要なスイッチをオンにして(S209)、
ダイヤル・トーンを無線基地局30へ送出する(S21
0、図10)。
【0069】このダイヤル・トーンは、無線基地局30
により移動無線機100宛に転送され(S211)、移
動無線機100では、通話路が設定されたことを確認す
る(S212)。
により移動無線機100宛に転送され(S211)、移
動無線機100では、通話路が設定されたことを確認す
る(S212)。
【0070】この状態に移行したとき移動無線機100
の電話機部101の受話器からダイヤル・トーンが聞こ
えるので、ダイヤル信号の送出を始める。このダイヤル
信号は速度変換回路131により速度変換され、送信部
134および送信ミクサ133を含む無線送信回路13
2より、上りのタイム・スロットSU1を用いて送出さ
れる(S213)。かくして、送信されたダイヤル信号
は無線基地局30の無線受信回路35で受信される。
の電話機部101の受話器からダイヤル・トーンが聞こ
えるので、ダイヤル信号の送出を始める。このダイヤル
信号は速度変換回路131により速度変換され、送信部
134および送信ミクサ133を含む無線送信回路13
2より、上りのタイム・スロットSU1を用いて送出さ
れる(S213)。かくして、送信されたダイヤル信号
は無線基地局30の無線受信回路35で受信される。
【0071】この無線基地局30では、すでに移動無線
機100からの発呼信号に応答し、使用すべきタイム・
スロットを与えるとともに、無線基地局30の信号選択
回路群39および信号割当回路群52を動作させて、上
りのタイム・スロットSU1を受信し、下りのタイム・
スロットSD1の信号を送信する状態に移行している。
したがって移動無線機100から送信されてきたダイヤ
ル信号は、信号選択回路群39の信号選択回路39−1
を通った後、信号速度復元回路群38に入力され、ここ
で原送信信号が復元され、信号処理部31を介して通話
信号22−1として関門交換機20へ転送され(S21
4)、電話網10への通話路が設定される(S21
5)。
機100からの発呼信号に応答し、使用すべきタイム・
スロットを与えるとともに、無線基地局30の信号選択
回路群39および信号割当回路群52を動作させて、上
りのタイム・スロットSU1を受信し、下りのタイム・
スロットSD1の信号を送信する状態に移行している。
したがって移動無線機100から送信されてきたダイヤ
ル信号は、信号選択回路群39の信号選択回路39−1
を通った後、信号速度復元回路群38に入力され、ここ
で原送信信号が復元され、信号処理部31を介して通話
信号22−1として関門交換機20へ転送され(S21
4)、電話網10への通話路が設定される(S21
5)。
【0072】一方、関門交換機20からの入力信号(当
初制御信号、通話が開始されれば通話信号)は、無線基
地局30において信号速度変換回路群51で速度変換を
受けた後、信号割当回路群52の信号割当回路52−1
によりタイム・スロットSD1が与えられている。そし
て無線送信回路32から下りの無線チャネルのタイム・
スロットSD1を用いて移動無線機100宛に送信され
る。
初制御信号、通話が開始されれば通話信号)は、無線基
地局30において信号速度変換回路群51で速度変換を
受けた後、信号割当回路群52の信号割当回路52−1
によりタイム・スロットSD1が与えられている。そし
て無線送信回路32から下りの無線チャネルのタイム・
スロットSD1を用いて移動無線機100宛に送信され
る。
【0073】移動無線機100では、無線チャネルCH
1のタイム・スロットSD1において受信待機中であり
無線受信回路135で受信され、その出力は速度復元回
路138に入力される。この回路において送信側の原信
号が復元され、電話機部101の受話器に入力される。
かくして、移動無線機100と一般の電話網10の内の
一般電話との間で通話が開始されることになる(S21
6)。
1のタイム・スロットSD1において受信待機中であり
無線受信回路135で受信され、その出力は速度復元回
路138に入力される。この回路において送信側の原信
号が復元され、電話機部101の受話器に入力される。
かくして、移動無線機100と一般の電話網10の内の
一般電話との間で通話が開始されることになる(S21
6)。
【0074】終話は移動無線機100の電話機部101
の受話器をオン・フックすることにより(S217)、
終話信号と制御部140からのオン・フック信号とが、
速度変換回路131を介して無線送信回路132より無
線基地局30宛に送出されるとともに(S218)、制
御部140では送受信断続制御器123の動作を停止さ
せ、かつ、スイッチ122−1および122−2をそれ
ぞれシンセサイザ121−1および121−2の出力端
に固定する。
の受話器をオン・フックすることにより(S217)、
終話信号と制御部140からのオン・フック信号とが、
速度変換回路131を介して無線送信回路132より無
線基地局30宛に送出されるとともに(S218)、制
御部140では送受信断続制御器123の動作を停止さ
せ、かつ、スイッチ122−1および122−2をそれ
ぞれシンセサイザ121−1および121−2の出力端
に固定する。
【0075】一方、無線基地局30の制御部40では、
移動無線機100からの終話信号を受信すると関門交換
機20宛に終話信号を転送し(S219)、スイッチ群
(図示せず)のスイッチをオフして通話を終了する(S
220)。同時に無線基地局30内の信号選択回路群3
9および信号割当回路群52を開放する。
移動無線機100からの終話信号を受信すると関門交換
機20宛に終話信号を転送し(S219)、スイッチ群
(図示せず)のスイッチをオフして通話を終了する(S
220)。同時に無線基地局30内の信号選択回路群3
9および信号割当回路群52を開放する。
【0076】以上の説明では、無線基地局30と移動無
線機100との間の制御信号のやりとりは信号変換回路
群51,信号速度復元回路群38等を通さないとして説
明したが、これは説明の便宜上であって、音声信号と同
様に信号速度変換回路群51、信号速度復元回路群38
や信号処理部31を通しても何ら支障なく通信が実施可
能である。
線機100との間の制御信号のやりとりは信号変換回路
群51,信号速度復元回路群38等を通さないとして説
明したが、これは説明の便宜上であって、音声信号と同
様に信号速度変換回路群51、信号速度復元回路群38
や信号処理部31を通しても何ら支障なく通信が実施可
能である。
【0077】(2)移動無線機100への着呼 移動無線機100は電源オンした状態で待機中とする。
この場合移動無線機100からの発呼の項で説明したご
とく、システムで定められている手順にしたがった無線
チャネルCH1の下り制御信号を受信待機状態にある。
この場合移動無線機100からの発呼の項で説明したご
とく、システムで定められている手順にしたがった無線
チャネルCH1の下り制御信号を受信待機状態にある。
【0078】一般の電話網10より関門交換機20を経
由して移動無線機100への着呼信号が無線基地局30
へ到来したとする。これらの制御信号は通信信号22と
して音声信号と同様に、信号速度変換回路群51を通
り、信号割当回路群52を介して制御部40(図3)へ
伝えられる。すると制御部40では移動無線機100宛
の無線チャネルCH1の下りタイム・スロットのうちの
空スロット、たとえばSD1を使用して移動無線機10
0のID信号+着呼信号表示信号+タイム・スロット使
用信号(移動無線機100からの送信には、たとえばS
D1に対応するSU1を使用)を送出する。この信号を
受信した移動無線機100では、無線受信回路135の
受信部137より制御部140へ伝送される。制御部1
40では、この信号が自己の移動無線機100への着呼
信号であることを確認するので、電話機部101より呼
出音を鳴動させると同時に、指示されたタイム・スロッ
トSD1,SU1で待機するように送受信断続制御器1
23を動作させるとともに、スイッチ122−1,12
2−2のオン、オフを開始させる。かくて通話が可能な
状態に移行したことになる。
由して移動無線機100への着呼信号が無線基地局30
へ到来したとする。これらの制御信号は通信信号22と
して音声信号と同様に、信号速度変換回路群51を通
り、信号割当回路群52を介して制御部40(図3)へ
伝えられる。すると制御部40では移動無線機100宛
の無線チャネルCH1の下りタイム・スロットのうちの
空スロット、たとえばSD1を使用して移動無線機10
0のID信号+着呼信号表示信号+タイム・スロット使
用信号(移動無線機100からの送信には、たとえばS
D1に対応するSU1を使用)を送出する。この信号を
受信した移動無線機100では、無線受信回路135の
受信部137より制御部140へ伝送される。制御部1
40では、この信号が自己の移動無線機100への着呼
信号であることを確認するので、電話機部101より呼
出音を鳴動させると同時に、指示されたタイム・スロッ
トSD1,SU1で待機するように送受信断続制御器1
23を動作させるとともに、スイッチ122−1,12
2−2のオン、オフを開始させる。かくて通話が可能な
状態に移行したことになる。
【0079】なお、本システムを用いて良好な状態で信
号伝送が実行され、かつシステム内の他の無線チャネル
へ悪影響を与えることのないことは、文献2によって理
論的に説明されており、また電話信号における多重負荷
利得の理論的証明、および、その応用も文献4により説
明されているので省略し、以下本発明に適用するTCM
システムの多重負荷利得の増加および周波数有効利用度
の向上策について説明する。
号伝送が実行され、かつシステム内の他の無線チャネル
へ悪影響を与えることのないことは、文献2によって理
論的に説明されており、また電話信号における多重負荷
利得の理論的証明、および、その応用も文献4により説
明されているので省略し、以下本発明に適用するTCM
システムの多重負荷利得の増加および周波数有効利用度
の向上策について説明する。
【0080】(3)多重負荷利得が増加することの理論
的説明 電話信号をTCM化して得られる多重負荷利得は、文献
4に示されている式を使用して表現すると、下式で与え
られた多重度n′を有する多重負荷利得に等しくなる。 n′=n×(2fh T)-1/2 (1) ただし、nはTCM信号の多重度、fh はTCM信号を
構成する各電話信号の最高周波数、TはTCM信号の1
フレームの時間である。
的説明 電話信号をTCM化して得られる多重負荷利得は、文献
4に示されている式を使用して表現すると、下式で与え
られた多重度n′を有する多重負荷利得に等しくなる。 n′=n×(2fh T)-1/2 (1) ただし、nはTCM信号の多重度、fh はTCM信号を
構成する各電話信号の最高周波数、TはTCM信号の1
フレームの時間である。
【0081】上記式(1)から明らかなように、fh を
小にすればn′は一般に大きくなり、したがって、TC
M信号の有する多重負荷利得が増大することとなる。た
とえば、電話信号の有する周波数帯域を0.3〜3.0
kHzとし、この周波数帯域を0.2kHz低域にシフ
トする。この結果、電話信号の有する最高周波数は3.
0kHzから2.8kHzへ低くなる。そのため、n′
は7%増大する。すると、多重負荷利得の増加は多重数
に関係するから、一該にはいえないが、n′=100辺
りでは0.3dB程度増加する。この値は多重負荷利得
の増加としては大きな値ではないが、以下に説明する無
線搬送波間隔の狭小化効果とを含めるとシステム的には
満足な値と考えられる。
小にすればn′は一般に大きくなり、したがって、TC
M信号の有する多重負荷利得が増大することとなる。た
とえば、電話信号の有する周波数帯域を0.3〜3.0
kHzとし、この周波数帯域を0.2kHz低域にシフ
トする。この結果、電話信号の有する最高周波数は3.
0kHzから2.8kHzへ低くなる。そのため、n′
は7%増大する。すると、多重負荷利得の増加は多重数
に関係するから、一該にはいえないが、n′=100辺
りでは0.3dB程度増加する。この値は多重負荷利得
の増加としては大きな値ではないが、以下に説明する無
線搬送波間隔の狭小化効果とを含めるとシステム的には
満足な値と考えられる。
【0082】なお、電話信号の有する周波数帯域を0.
2kHz低域にシフトする回路は公知であり容易に実現
可能である。
2kHz低域にシフトする回路は公知であり容易に実現
可能である。
【0083】また、タイム・スロットに加えられている
信号の全周波数成分を送信せずに、一部削除し、たとえ
ば信号の周波数成分の内、最初に下半分、次に上半分と
いうように交互に送信することにし、さらに上半分を送
信するに先立ち、これを周波数変換により最初に送信し
た下半分と同一の低い周波数に変換した後、送信するこ
とにすると、式(1)から明らかなようにfh は1/2
になっているから、その他のパラメータの値を一定にし
た場合n′は2倍になっている。
信号の全周波数成分を送信せずに、一部削除し、たとえ
ば信号の周波数成分の内、最初に下半分、次に上半分と
いうように交互に送信することにし、さらに上半分を送
信するに先立ち、これを周波数変換により最初に送信し
た下半分と同一の低い周波数に変換した後、送信するこ
とにすると、式(1)から明らかなようにfh は1/2
になっているから、その他のパラメータの値を一定にし
た場合n′は2倍になっている。
【0084】さらに、上記の電話信号の有する周波数帯
域を低域へシフトすることと、送信信号の一部削除とを
併用すると、さらに大きな多重負荷利得の増加を得るこ
とが可能なことを説明する。一例として、まず、送信信
号(電話信号)の有する周波数成分を0.2kHz低域
にシフトする処理を行う。次に、信号の周波数成分の内
最初に下半分、次に上半分というように交互に送信する
ことにし、さらに上半分を送信するに先立ち、これを周
波数変換により、最初に送信した下半分と同一の低い周
波数に変換した後、時間圧縮等の処理を施した後、角度
変調器に加える。
域を低域へシフトすることと、送信信号の一部削除とを
併用すると、さらに大きな多重負荷利得の増加を得るこ
とが可能なことを説明する。一例として、まず、送信信
号(電話信号)の有する周波数成分を0.2kHz低域
にシフトする処理を行う。次に、信号の周波数成分の内
最初に下半分、次に上半分というように交互に送信する
ことにし、さらに上半分を送信するに先立ち、これを周
波数変換により、最初に送信した下半分と同一の低い周
波数に変換した後、時間圧縮等の処理を施した後、角度
変調器に加える。
【0085】電話信号の有する最高周波数は3kHzか
ら2.8kHzにシフトし、さらに1/2に低減される
から、1.4kHzとなる。この結果、TCM信号の有
する多重負荷利得には2種類あり、その1つは式(1)
に次の数字を代入して得られる。
ら2.8kHzにシフトし、さらに1/2に低減される
から、1.4kHzとなる。この結果、TCM信号の有
する多重負荷利得には2種類あり、その1つは式(1)
に次の数字を代入して得られる。
【0086】 n″=100/(2×1.4×1000×0.001)=35.7 より、文献4を参考にして多重負荷利得は23dBとな
る。他の一つは、送信信号を1/2だけしか送らないこ
とであり、電力の低減による多重負荷利得の増加が3d
Bある。それゆえ、両者の合計として26dBとなる。
る。他の一つは、送信信号を1/2だけしか送らないこ
とであり、電力の低減による多重負荷利得の増加が3d
Bある。それゆえ、両者の合計として26dBとなる。
【0087】一方、上記の方策を何も行わない場合は、 n′=100/(2×3.0×1000×0.001)=16.6 より、文献4を参考にして多重負荷利得は18dBとな
る。したがって、多重負荷利得の増加は8dBとなる。
これは送信電力に換算すると、1/6に低減してよいこ
とを示している。
る。したがって、多重負荷利得の増加は8dBとなる。
これは送信電力に換算すると、1/6に低減してよいこ
とを示している。
【0088】ただし、上記は試算の一例であり、TCM
信号の多重度n=100、フレーム長を0.001ms
ecとして算出した。
信号の多重度n=100、フレーム長を0.001ms
ecとして算出した。
【0089】(4)無線搬送波間隔が狭小可能なことの
理論的説明 すでに(3)で説明した例を用いて、どの程度に無線搬
送波間隔の狭小化が可能かを説明する。電話信号の有す
る最高周波数が3.0kHzから2.8kHzへと低い
方へシフトされたのであれば、時間的に圧縮した区切ら
れた信号の有する周波数成分も低域にシフトすることに
なり、これを用いて角度変調した変調波の有する周波数
の占有帯域幅が減少する。どれぐらい減少するかを調べ
ると、7%を得る。したがって、無線搬送波間隔は7%
従来より狭小化することが可能となる。これは周波数の
有効利用上無視できない値である。
理論的説明 すでに(3)で説明した例を用いて、どの程度に無線搬
送波間隔の狭小化が可能かを説明する。電話信号の有す
る最高周波数が3.0kHzから2.8kHzへと低い
方へシフトされたのであれば、時間的に圧縮した区切ら
れた信号の有する周波数成分も低域にシフトすることに
なり、これを用いて角度変調した変調波の有する周波数
の占有帯域幅が減少する。どれぐらい減少するかを調べ
ると、7%を得る。したがって、無線搬送波間隔は7%
従来より狭小化することが可能となる。これは周波数の
有効利用上無視できない値である。
【0090】つぎに、送信信号の一部を削除することに
よる周波数の有効利用であるが、TCM信号に含まれて
いる信号の最高周波数が1/2になっているのであるか
ら、無線搬送波間隔を従来より1/2に狭小化可能とな
る。
よる周波数の有効利用であるが、TCM信号に含まれて
いる信号の最高周波数が1/2になっているのであるか
ら、無線搬送波間隔を従来より1/2に狭小化可能とな
る。
【0091】さらに、上記の電話信号の有する周波数帯
域を低域へシフトすることと、送信信号の一部削除とを
併用すると、さらに大きな周波数有効利用度の向上を得
ることが可能となる。たとえば、上述の例では周波数有
効利用度は約2.2倍の向上を得ることとなる。
域を低域へシフトすることと、送信信号の一部削除とを
併用すると、さらに大きな周波数有効利用度の向上を得
ることが可能となる。たとえば、上述の例では周波数有
効利用度は約2.2倍の向上を得ることとなる。
【0092】(5)周波数有効利用度等を向上させるた
めの具体的システム構成例 図11,図12および図13は本発明の具体的実施例を
説明するためのシステムおよびタイム・スロットの構成
例を、また、図14ないし図16には図13のタイム・
スロットを用いて時間片信号を作成する作成法の模式図
を示している。図11は図2、図12は図3、図13は
図4にそれぞれ対応するので、図2、図3および図4で
説明したところは省略し、新しく付加された機能を中心
に説明する。
めの具体的システム構成例 図11,図12および図13は本発明の具体的実施例を
説明するためのシステムおよびタイム・スロットの構成
例を、また、図14ないし図16には図13のタイム・
スロットを用いて時間片信号を作成する作成法の模式図
を示している。図11は図2、図12は図3、図13は
図4にそれぞれ対応するので、図2、図3および図4で
説明したところは省略し、新しく付加された機能を中心
に説明する。
【0093】図11において図2と異っているのは受信
信号選択器171と送信信号選択器172が挿入されて
いる点である。
信号選択器171と送信信号選択器172が挿入されて
いる点である。
【0094】図12において図3と異なっているのは受
信信号選択回路71−1,71−2,…,71−nを含
む受信信号選択回路群71と送信信号選択回路72−
1,72−2,…,72−nを含む送信信号選択回路群
72が挿入されている点である。
信信号選択回路71−1,71−2,…,71−nを含
む受信信号選択回路群71と送信信号選択回路72−
1,72−2,…,72−nを含む送信信号選択回路群
72が挿入されている点である。
【0095】図11および図12の移動無線機100B
および無線基地局30Bに含まれた受信信号選択器17
1,送信信号選択器172と受信信号選択回路群71,
送信信号選択回路群72とが図13に示すタイム・スロ
ットを用いて送受する場合の信号処理の様子について説
明する。
および無線基地局30Bに含まれた受信信号選択器17
1,送信信号選択器172と受信信号選択回路群71,
送信信号選択回路群72とが図13に示すタイム・スロ
ットを用いて送受する場合の信号処理の様子について説
明する。
【0096】図14は図13に示した各タイム・スロッ
トSDまたはSUを作成する様子(そのうちSD1a,
SD1bを用いた場合)を示しており、ある電話信号
(周波数成分0.3〜3.0kHz)の時間片信号の作
成法の模式図である。横軸に時間、縦軸に信号の有する
周波数成分(ただし、斜線の部分は帯域制限後に削除)
を示す。
トSDまたはSUを作成する様子(そのうちSD1a,
SD1bを用いた場合)を示しており、ある電話信号
(周波数成分0.3〜3.0kHz)の時間片信号の作
成法の模式図である。横軸に時間、縦軸に信号の有する
周波数成分(ただし、斜線の部分は帯域制限後に削除)
を示す。
【0097】電話機部101からの出力である電話信号
はまず、送信信号選択器172に含まれた周波数シフタ
ーに入力される(図11)。ここで電話信号はその周波
数成分が低域にシフトされる。以下の例ではシフトされ
る量を、0.3〜3.0kHzから、0.1〜2.8k
Hzへそれぞれ0.2kHzとする。このようにシフト
された電話信号から前述のように時間片信号が作成され
る。ただし、作成された時間片信号からTCM化のため
の時間圧縮をする前に信号の全周波数成分を2分し、た
とえば、信号の周波数成分の内最初に下半分(0.1〜
1.45kHz)、次に上半分(1.45〜2.8kH
z)というように交互に選択する。図14のフレーム番
号1−aのタイム・スロットSD1aでは、低域周波数
成分L1(斜線部のH1は送信しない)を、フレーム番
号1L−bのタイム・スロットSD1bでは高域周波数
成分H1(斜線部のL1は送信しない)を、フレーム番
号2−aのタイム・スロットSD1aでは再び低域周波
数成分L1を、フレーム番号2−bのタイム・スロット
SD1bでは再び高域周波数成分H1を、以下フレーム
ごとに低域周波数成分、高域周波数成分の送信を繰り返
すことになる。
はまず、送信信号選択器172に含まれた周波数シフタ
ーに入力される(図11)。ここで電話信号はその周波
数成分が低域にシフトされる。以下の例ではシフトされ
る量を、0.3〜3.0kHzから、0.1〜2.8k
Hzへそれぞれ0.2kHzとする。このようにシフト
された電話信号から前述のように時間片信号が作成され
る。ただし、作成された時間片信号からTCM化のため
の時間圧縮をする前に信号の全周波数成分を2分し、た
とえば、信号の周波数成分の内最初に下半分(0.1〜
1.45kHz)、次に上半分(1.45〜2.8kH
z)というように交互に選択する。図14のフレーム番
号1−aのタイム・スロットSD1aでは、低域周波数
成分L1(斜線部のH1は送信しない)を、フレーム番
号1L−bのタイム・スロットSD1bでは高域周波数
成分H1(斜線部のL1は送信しない)を、フレーム番
号2−aのタイム・スロットSD1aでは再び低域周波
数成分L1を、フレーム番号2−bのタイム・スロット
SD1bでは再び高域周波数成分H1を、以下フレーム
ごとに低域周波数成分、高域周波数成分の送信を繰り返
すことになる。
【0098】以上述べた信号処理により得られた信号を
このまま送信したのでは送信電力低減による多重負荷利
得は3dB増加しても、電話信号の最高周波数には変化
がないから、搬送周波数の間隔は従来のままであり、ま
た、式(1)から明らかなように、多重度の増加はな
い。
このまま送信したのでは送信電力低減による多重負荷利
得は3dB増加しても、電話信号の最高周波数には変化
がないから、搬送周波数の間隔は従来のままであり、ま
た、式(1)から明らかなように、多重度の増加はな
い。
【0099】そこで、高域周波数成分H1に対しては信
号圧縮を行うのに先立ち、これを周波数変換器(図示は
省略)により、下半分と同一の低い周波数に変換した
後、信号圧縮(従来と同一の圧縮率)し送信することに
する。すなわち、図15(a)のフレーム番号1−aの
タイム・スロットSD1aでは低域周波数成分L1を、
フレーム番号1−bのタイム・スロットSD1bでは高
域周波数成分(フレーム番号1−aの斜線で示したH
1)を低域化した低域周波数成分Lh1を、フレーム番
号2−aのタイム・スロットSD1aでは再び低域周波
数成分L1を、フレーム番号2−bでは再び高域周波数
成分(フレーム番号2−aの斜線で示したH1)を低域
化した低域周波数成分Lh1を送信し、以下フレームご
とに低域周波数成分、高域周波数成分を低域化した低域
周波数成分Lh1の送信を繰り返すことになる。
号圧縮を行うのに先立ち、これを周波数変換器(図示は
省略)により、下半分と同一の低い周波数に変換した
後、信号圧縮(従来と同一の圧縮率)し送信することに
する。すなわち、図15(a)のフレーム番号1−aの
タイム・スロットSD1aでは低域周波数成分L1を、
フレーム番号1−bのタイム・スロットSD1bでは高
域周波数成分(フレーム番号1−aの斜線で示したH
1)を低域化した低域周波数成分Lh1を、フレーム番
号2−aのタイム・スロットSD1aでは再び低域周波
数成分L1を、フレーム番号2−bでは再び高域周波数
成分(フレーム番号2−aの斜線で示したH1)を低域
化した低域周波数成分Lh1を送信し、以下フレームご
とに低域周波数成分、高域周波数成分を低域化した低域
周波数成分Lh1の送信を繰り返すことになる。
【0100】以上の信号処理により、式(1)から明ら
かなように、fh は1/2.14になっているほか、多
重度nが2倍、送信信号電力が従来の1/2になってい
る。したがって前述のように多重負荷利得の増加は8d
Bとなる。さらに、搬送周波数の間隔を従来の約1/2
に縮小させることが可能となり、周波数の有効利用度が
向上されることになった。
かなように、fh は1/2.14になっているほか、多
重度nが2倍、送信信号電力が従来の1/2になってい
る。したがって前述のように多重負荷利得の増加は8d
Bとなる。さらに、搬送周波数の間隔を従来の約1/2
に縮小させることが可能となり、周波数の有効利用度が
向上されることになった。
【0101】以上の説明では電話信号の有する周波数成
分を各時間片信号(したがって、時間圧縮後のタイム・
スロット信号としても)で半分しか送らない場合であっ
たが、周波数有効利用度をさらに向上させることも可能
で、たとえば、電話信号の有する周波数成分を各時間片
信号で1/3だけ送信するようにすれば、周波数有効利
用度は3倍になる。また、送信する周波数成分を元の信
号の2/5、2/3等種々に変更しても実施可能であ
る。
分を各時間片信号(したがって、時間圧縮後のタイム・
スロット信号としても)で半分しか送らない場合であっ
たが、周波数有効利用度をさらに向上させることも可能
で、たとえば、電話信号の有する周波数成分を各時間片
信号で1/3だけ送信するようにすれば、周波数有効利
用度は3倍になる。また、送信する周波数成分を元の信
号の2/5、2/3等種々に変更しても実施可能であ
る。
【0102】逆に、周波数有効利用度をあまり上げる必
要のない場合は、システムで使用する電話チャネルの周
波数成分の内、半分は時間片信号をすべて送信し、残り
半分を時間片信号を用いて1/2だけ送信するとか、1
フレーム毎に時間片信号をすべて送信し、次のフレーム
では時間片信号を1/2だけ送信するようにデュ−ティ
を70%としても良い。そして、デュ−ティの大きい回
線を高品質電話回線、低い回線を低品質電話回線と区別
して使用料金に差別を設けてもよい。
要のない場合は、システムで使用する電話チャネルの周
波数成分の内、半分は時間片信号をすべて送信し、残り
半分を時間片信号を用いて1/2だけ送信するとか、1
フレーム毎に時間片信号をすべて送信し、次のフレーム
では時間片信号を1/2だけ送信するようにデュ−ティ
を70%としても良い。そして、デュ−ティの大きい回
線を高品質電話回線、低い回線を低品質電話回線と区別
して使用料金に差別を設けてもよい。
【0103】以上の送信側における時間片信号の作成に
より、受信側で変調波を復調した後における通話品質に
及ぼす悪影響および、この悪影響を可能な限り軽減する
方策について説明する。例としては、タイム・スロット
SD1a,SD1b(この内には電話信号(L1,H
1)が含まれているものとする)を使用し、送信側から
図14のフォーマットで信号を送信している場合の通信
品質を説明する。
より、受信側で変調波を復調した後における通話品質に
及ぼす悪影響および、この悪影響を可能な限り軽減する
方策について説明する。例としては、タイム・スロット
SD1a,SD1b(この内には電話信号(L1,H
1)が含まれているものとする)を使用し、送信側から
図14のフォーマットで信号を送信している場合の通信
品質を説明する。
【0104】図15(b)は移動無線機100Bが無線
基地局30Bからの信号を受信した場合の受信信号選択
器171への入力信号(電話の時間片信号L1,Lh
1)を示す。
基地局30Bからの信号を受信した場合の受信信号選択
器171への入力信号(電話の時間片信号L1,Lh
1)を示す。
【0105】受信信号選択器171では、これらの信号
のうち、低域化された成分の時間片信号Lh1に対し
て、まず、周波数変換を行い、電話信号のうち、時間片
信号Lh1に含まれた低域化されている高周波成分
(0.1〜1.45kHz)の復元にとりかかる。すな
わち、図15(b)に示されている低域化された成分の
時間片信号Lh1に対して、周波数変換器(図示は省
略)により低域化されている信号を元の周波数成分
(1.45〜2.8kHz)に変換する。その結果、図
16(a)に示すような時間片信号L1(タイム・スロ
ットSD1a)と、H1(タイム・スロットSD1b)
がそれぞれフレーム番号1−a,2−a,…,および1
−b,2−b,…において得られる。図示のように復調
された通話信号には周波数成分はデューティ50%しか
送られてこないことを示している。すなわち、図13
(a)に示すフレーム番号1−a,2−a,3−a,…
のスロット番号SD1aには有用な信号として、周波数
成分は0.1〜1.45kHzしか含まれておらず1.
45〜2.8kHzには雑音のみが含まれている。一
方、フレーム番号1−b,2−b,3−b,…のスロッ
ト番号SD1bには有用な信号として、周波数成分は
1.45〜2.8kHzしか含まれておらず、0.1〜
1.45kHzには雑音のみが含まれている。このまま
では通話品質に及ぼす悪影響が大きく使用困難となる。
これに対し、図16(b)はこの悪影響を軽減する方策
(信号整形回路(図面省略)の具備)の1例を示す。図
においてフレーム番号1−b,2−b,3−b,…等に
相当するタイム・スロット番号SD1bの信号としてそ
の1つ前の信号であるフレーム番号1−a,2−a,3
−a,…のタイム・スロット番号SD1aの信号をダミ
ー信号L1dとして複製し加えたものである。また、フ
レーム番号1−a,2−a,3−a,…等に相当するス
ロット番号SD1aの信号としてその1つ前の信号であ
るフレーム番号1−b,2−b,3−b,…等に相当す
るスロット番号SD1bの信号をダミー信号H1dとし
て複製し加えたものである。このような対策により通話
品質に及ぼす悪影響がかなり軽減されることになる。
のうち、低域化された成分の時間片信号Lh1に対し
て、まず、周波数変換を行い、電話信号のうち、時間片
信号Lh1に含まれた低域化されている高周波成分
(0.1〜1.45kHz)の復元にとりかかる。すな
わち、図15(b)に示されている低域化された成分の
時間片信号Lh1に対して、周波数変換器(図示は省
略)により低域化されている信号を元の周波数成分
(1.45〜2.8kHz)に変換する。その結果、図
16(a)に示すような時間片信号L1(タイム・スロ
ットSD1a)と、H1(タイム・スロットSD1b)
がそれぞれフレーム番号1−a,2−a,…,および1
−b,2−b,…において得られる。図示のように復調
された通話信号には周波数成分はデューティ50%しか
送られてこないことを示している。すなわち、図13
(a)に示すフレーム番号1−a,2−a,3−a,…
のスロット番号SD1aには有用な信号として、周波数
成分は0.1〜1.45kHzしか含まれておらず1.
45〜2.8kHzには雑音のみが含まれている。一
方、フレーム番号1−b,2−b,3−b,…のスロッ
ト番号SD1bには有用な信号として、周波数成分は
1.45〜2.8kHzしか含まれておらず、0.1〜
1.45kHzには雑音のみが含まれている。このまま
では通話品質に及ぼす悪影響が大きく使用困難となる。
これに対し、図16(b)はこの悪影響を軽減する方策
(信号整形回路(図面省略)の具備)の1例を示す。図
においてフレーム番号1−b,2−b,3−b,…等に
相当するタイム・スロット番号SD1bの信号としてそ
の1つ前の信号であるフレーム番号1−a,2−a,3
−a,…のタイム・スロット番号SD1aの信号をダミ
ー信号L1dとして複製し加えたものである。また、フ
レーム番号1−a,2−a,3−a,…等に相当するス
ロット番号SD1aの信号としてその1つ前の信号であ
るフレーム番号1−b,2−b,3−b,…等に相当す
るスロット番号SD1bの信号をダミー信号H1dとし
て複製し加えたものである。このような対策により通話
品質に及ぼす悪影響がかなり軽減されることになる。
【0106】では、TCM信号の時間片信号として、ど
のような時間長がよいかを説明する。明らかに時間長は
短い方(例えば10m secより1m sec)が良いことが
分かる。しかし余り短いと信号処理上の能率が悪くなる
から、一定の限界(1m sec程度)がある。
のような時間長がよいかを説明する。明らかに時間長は
短い方(例えば10m secより1m sec)が良いことが
分かる。しかし余り短いと信号処理上の能率が悪くなる
から、一定の限界(1m sec程度)がある。
【0107】さて、上記の回路により復元された電話信
号は、その周波数成分が低減へシフトされており正確に
原信号ではない。原信号を復元するには受信信号選択器
171に含まれた周波数シフターを通す必要がある。す
なわち、周波数シフターにより、0.1〜2.8kHz
の電話信号は0.2kHzそれぞれ高域へシフトされ、
送信信号本来の周波数である0.3〜3.0kHzの成
分を有する電話信号が再生される。
号は、その周波数成分が低減へシフトされており正確に
原信号ではない。原信号を復元するには受信信号選択器
171に含まれた周波数シフターを通す必要がある。す
なわち、周波数シフターにより、0.1〜2.8kHz
の電話信号は0.2kHzそれぞれ高域へシフトされ、
送信信号本来の周波数である0.3〜3.0kHzの成
分を有する電話信号が再生される。
【0108】以上の対策により通話品質に及ぼす悪影響
が余り大きくならないで、かつ周波数有効利用度を大き
くすることが可能となる。
が余り大きくならないで、かつ周波数有効利用度を大き
くすることが可能となる。
【0109】図14ないし図16で説明した時間片信号
の作成(送信側)は、送信信号選択器172(図11)
および送信信号選択回路群72(図12)で行われ、時
間片信号を受けた受信側では、元信号の復元が受信信号
選択器171(図11)および受信信号選択回路群71
(図12)で行われる。
の作成(送信側)は、送信信号選択器172(図11)
および送信信号選択回路群72(図12)で行われ、時
間片信号を受けた受信側では、元信号の復元が受信信号
選択器171(図11)および受信信号選択回路群71
(図12)で行われる。
【0110】図17には周波数有効利用度向上のために
用いられる、送信信号選択器172および受信信号選択
器171の一実施例の具体的な回路構成図が示されてい
る。
用いられる、送信信号選択器172および受信信号選択
器171の一実施例の具体的な回路構成図が示されてい
る。
【0111】図17(a)に示した送信信号選択器17
2には、周波数シフターFS21,スイッチSW21,
SW22,低域通過濾波器LP21,高域通過濾波器H
P21および周波数変換器FC21が含まれている。こ
こでは無線基地局30Bに対して移動無線機100Bか
らタイム・スロットSU1a,SU1bにより、フレー
ム毎に電話信号の有する周波数成分を0.2kHzだけ
低い方へシフトした信号の低域もしくは高域のみの半分
の周波数成分を送信するべく時間片信号を作成してい
る。
2には、周波数シフターFS21,スイッチSW21,
SW22,低域通過濾波器LP21,高域通過濾波器H
P21および周波数変換器FC21が含まれている。こ
こでは無線基地局30Bに対して移動無線機100Bか
らタイム・スロットSU1a,SU1bにより、フレー
ム毎に電話信号の有する周波数成分を0.2kHzだけ
低い方へシフトした信号の低域もしくは高域のみの半分
の周波数成分を送信するべく時間片信号を作成してい
る。
【0112】電話機部101からの送信信号は、周波数
シフターFS21により低い方へ0.2kHzだけシフ
トされると、つぎに制御部140からの制御信号により
切替動作をするスイッチSW21を介して、低域通過濾
波器LP21または高域通過濾波器HP21に印加され
る。高域通過濾波器HP21の出力は周波数変換器FC
21で低域へ周波数変換される。低域通過濾波器LP2
1および周波数変換器FC21の出力は、制御部140
からの制御信号により切替動作をするスイッチSW22
を介してとり出され、速度変換回路131へ印加され
る。
シフターFS21により低い方へ0.2kHzだけシフ
トされると、つぎに制御部140からの制御信号により
切替動作をするスイッチSW21を介して、低域通過濾
波器LP21または高域通過濾波器HP21に印加され
る。高域通過濾波器HP21の出力は周波数変換器FC
21で低域へ周波数変換される。低域通過濾波器LP2
1および周波数変換器FC21の出力は、制御部140
からの制御信号により切替動作をするスイッチSW22
を介してとり出され、速度変換回路131へ印加され
る。
【0113】移動無線機100Bから無線基地局30B
へ送る信号は、図13(b)の1−aフレームのタイム
・スロットSU1a(図16(b)のSD1aに対応)
を用いて、電話機部101からの低い方へ周波数シフト
(0.2kHz)後の送信信号を低域(0.1〜1.4
5kHz)のみに限定するため、スイッチSW21,S
W22は端子a側に接続して時間片信号L1を得てい
る。その結果、電話機部101からは有用な低域の信号
(0.1〜1.45kHz)のみが速度変換回路131
へ送られることになる。そして無線送信回路132を経
てアンテナより無線基地局30B宛のフレーム番号1−
aのタイム・スロットSU1aが送信される。
へ送る信号は、図13(b)の1−aフレームのタイム
・スロットSU1a(図16(b)のSD1aに対応)
を用いて、電話機部101からの低い方へ周波数シフト
(0.2kHz)後の送信信号を低域(0.1〜1.4
5kHz)のみに限定するため、スイッチSW21,S
W22は端子a側に接続して時間片信号L1を得てい
る。その結果、電話機部101からは有用な低域の信号
(0.1〜1.45kHz)のみが速度変換回路131
へ送られることになる。そして無線送信回路132を経
てアンテナより無線基地局30B宛のフレーム番号1−
aのタイム・スロットSU1aが送信される。
【0114】次の1−bフレームにおいては、移動無線
機100Bから無線基地局30Bへ送る信号は、図13
(b)の1−bフレームのタイム・スロットSU1b
(図16(b)のSD1bに対応)を用いて、電話機部
101から周波数シフターFS21による低い方への周
波数シフト(0.2kHz)後の送信信号を高域の周波
数成分(1.45〜2.8kHz)のみに限定して、こ
れを周波数変換器FC21により低域の信号の周波数範
囲(0.1〜1.45kHz)へ周波数成分を変換し、
スイッチSW21,SW22は端子b側に接続して、時
間片信号Lh1を得ている。
機100Bから無線基地局30Bへ送る信号は、図13
(b)の1−bフレームのタイム・スロットSU1b
(図16(b)のSD1bに対応)を用いて、電話機部
101から周波数シフターFS21による低い方への周
波数シフト(0.2kHz)後の送信信号を高域の周波
数成分(1.45〜2.8kHz)のみに限定して、こ
れを周波数変換器FC21により低域の信号の周波数範
囲(0.1〜1.45kHz)へ周波数成分を変換し、
スイッチSW21,SW22は端子b側に接続して、時
間片信号Lh1を得ている。
【0115】その次のフレームでは、再び移動無線機1
00Bから無線基地局30Bへ送る信号は、図13
(b)の2−aフレームのタイム・スロットSU1a
(図16(b)のSD1aに対応)を用いて、1−aフ
レームのときと同様にして電話機部101からは、周波
数シフターFS21を介して有用な低域の信号(0.1
〜1.45kHz)のみが時間片信号L1として送られ
ることになる。
00Bから無線基地局30Bへ送る信号は、図13
(b)の2−aフレームのタイム・スロットSU1a
(図16(b)のSD1aに対応)を用いて、1−aフ
レームのときと同様にして電話機部101からは、周波
数シフターFS21を介して有用な低域の信号(0.1
〜1.45kHz)のみが時間片信号L1として送られ
ることになる。
【0116】つぎの2−bフレームでは、1−bフレー
ムのときと同様にして、図13(b)の2−bフレーム
のタイム・スロットSU1b(図16(b)のSD1b
に対応)を用いて電話機部101からは周波数シフター
FS21を通過した有用な高域の信号(1.45〜2.
8kHz)のみが周波数変換器FC21により低域の信
号の周波数範囲(0.1〜1.45kHz)へ周波数成
分を変換し、時間片信号Lh1として送られることにな
る。
ムのときと同様にして、図13(b)の2−bフレーム
のタイム・スロットSU1b(図16(b)のSD1b
に対応)を用いて電話機部101からは周波数シフター
FS21を通過した有用な高域の信号(1.45〜2.
8kHz)のみが周波数変換器FC21により低域の信
号の周波数範囲(0.1〜1.45kHz)へ周波数成
分を変換し、時間片信号Lh1として送られることにな
る。
【0117】図17(b)には、周波数の有効利用度向
上のための受信信号選択器171が示され、スイッチS
W11,SW12,低域通過濾波器LP11,高域通過
濾波器HP11,周波数変換器FC11および周波数シ
フターFS11が含まれている。ここでは無線基地局3
0Bから移動無線機100B宛の信号が処理される。た
とえば、移動無線機100Bに割当てられたタイム・ス
ロットSD1a,SD1b(図13)を用いて、送られ
てくる電話信号の低域成分の時間片信号L1と高域成分
の低域周波数範囲へ周波数成分を変換された時間片信号
Lh1とを取り出している。
上のための受信信号選択器171が示され、スイッチS
W11,SW12,低域通過濾波器LP11,高域通過
濾波器HP11,周波数変換器FC11および周波数シ
フターFS11が含まれている。ここでは無線基地局3
0Bから移動無線機100B宛の信号が処理される。た
とえば、移動無線機100Bに割当てられたタイム・ス
ロットSD1a,SD1b(図13)を用いて、送られ
てくる電話信号の低域成分の時間片信号L1と高域成分
の低域周波数範囲へ周波数成分を変換された時間片信号
Lh1とを取り出している。
【0118】移動無線機100Bが1−aフレームのタ
イム・スロットSD1a(図13)を受信すると、図1
7(b)において、制御部140からの制御信号により
受信信号選択器171のスイッチSW11,SW12は
端子a側に接続された状態となり、速度復元回路138
からの入力信号のうち、その低域の周波数成分(0.1
〜1.45kHz)、すなわち、時間片信号L1の信号
(図15(a))のみが低域通過濾波器LP11および
周波数シフターFS11を通過して電話機部101へ送
られる。ここで高域の周波数成分(1.45〜2.8k
Hz、図15(a)の斜線部のH1)は、好ましくない
雑音であるから、これは低域通過濾波器LP11により
抑圧される。
イム・スロットSD1a(図13)を受信すると、図1
7(b)において、制御部140からの制御信号により
受信信号選択器171のスイッチSW11,SW12は
端子a側に接続された状態となり、速度復元回路138
からの入力信号のうち、その低域の周波数成分(0.1
〜1.45kHz)、すなわち、時間片信号L1の信号
(図15(a))のみが低域通過濾波器LP11および
周波数シフターFS11を通過して電話機部101へ送
られる。ここで高域の周波数成分(1.45〜2.8k
Hz、図15(a)の斜線部のH1)は、好ましくない
雑音であるから、これは低域通過濾波器LP11により
抑圧される。
【0119】次に1−bフレームのタイム・スロットS
D1b(図13)を移動無線機100Bが受信すると、
そのタイム・スロットSD1bには、図15(a)に示
すように、移動無線機100B宛の低域化処理のなされ
た高域の時間片信号Lh1が含まれるから、図17
(b)において、制御部140からの制御信号により、
スイッチSW11,SW12を端子b側へ接続し、周波
数変換器FC11によりもとの高域周波数成分(1.4
5〜2.8kHz)にもどし、高域通過濾波器HP11
により、高域の時間片信号Lh1に含まれた信号(1.
45〜2.8kHzのみを通過させ、雑音成分となる低
域の信号は抑圧する。この信号は周波数シフターFS1
1により信号成分が1.45〜2.8kHzから1.6
5〜3.0kHzへシフトされ原電話信号の有する信号
周波数となる。
D1b(図13)を移動無線機100Bが受信すると、
そのタイム・スロットSD1bには、図15(a)に示
すように、移動無線機100B宛の低域化処理のなされ
た高域の時間片信号Lh1が含まれるから、図17
(b)において、制御部140からの制御信号により、
スイッチSW11,SW12を端子b側へ接続し、周波
数変換器FC11によりもとの高域周波数成分(1.4
5〜2.8kHz)にもどし、高域通過濾波器HP11
により、高域の時間片信号Lh1に含まれた信号(1.
45〜2.8kHzのみを通過させ、雑音成分となる低
域の信号は抑圧する。この信号は周波数シフターFS1
1により信号成分が1.45〜2.8kHzから1.6
5〜3.0kHzへシフトされ原電話信号の有する信号
周波数となる。
【0120】次の2−aフレームにより無線基地局30
Bから移動無線機100B宛にタイム・スロットSD1
aが送られてくると(図13)、制御部140からの制
御信号によりスイッチSW11,SW12は端子a側へ
接続されて、1−aフレームの場合と同様の動作をし
て、低域の周波数成分(L1)のみを雑音なく取り出し
て周波数シフターFS11を通過させた後に電話機部1
01へ送る。
Bから移動無線機100B宛にタイム・スロットSD1
aが送られてくると(図13)、制御部140からの制
御信号によりスイッチSW11,SW12は端子a側へ
接続されて、1−aフレームの場合と同様の動作をし
て、低域の周波数成分(L1)のみを雑音なく取り出し
て周波数シフターFS11を通過させた後に電話機部1
01へ送る。
【0121】さらに次の2−bフレームにより無線基地
局30Bから移動無線機100B宛にタイム・スロット
SD1bが送られてくると(図13)、1−bフレーム
の場合と同様にして、時間片信号Lh1(図15
(a))に含まれた低域化処理のなされた高域の信号
(1.45〜2.8kHz)のみを雑音なく取り出して
周波数シフターFS11を通過させた後に電話機部10
1へ送る。
局30Bから移動無線機100B宛にタイム・スロット
SD1bが送られてくると(図13)、1−bフレーム
の場合と同様にして、時間片信号Lh1(図15
(a))に含まれた低域化処理のなされた高域の信号
(1.45〜2.8kHz)のみを雑音なく取り出して
周波数シフターFS11を通過させた後に電話機部10
1へ送る。
【0122】以上は移動無線機100Bの受信信号選択
器171および、送信信号選択器172が1個の電話信
号に対して行う動作の説明であった。
器171および、送信信号選択器172が1個の電話信
号に対して行う動作の説明であった。
【0123】移動無線機100Bと対向して通信する無
線基地局30Bに関しては、移動無線機100Bで説明
した送信信号選択器172,受信信号選択器171と同
様の動作を行う回路である送信信号選択回路72−1〜
72−nを含んだ送信信号選択回路群72および受信信
号選択回路71−1〜71−nを含んだ受信信号選択回
路群71を具備させることにより本発明の動作を実行さ
せることができる。
線基地局30Bに関しては、移動無線機100Bで説明
した送信信号選択器172,受信信号選択器171と同
様の動作を行う回路である送信信号選択回路72−1〜
72−nを含んだ送信信号選択回路群72および受信信
号選択回路71−1〜71−nを含んだ受信信号選択回
路群71を具備させることにより本発明の動作を実行さ
せることができる。
【0124】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、電話信
号の有する周波数成分を低域へシフトする処理を施した
後、TCM化することにより、TCM信号の有する多重
負荷利得が増加し、これを角度変調の変調偏移の増大に
(振幅変調の変調率の増大に)使用するとS/Nが改善
できるが、これを送信電力の低減にも使用可能であり、
省電力化が可能となるほか、これを用いて角度変調する
と変調波の有する周波数帯域の占有帯域幅が減少するの
で、無線搬送波間隔の狭小化が可能となり、周波数の有
効利用上にも効果的な影響を与えるので、本発明の効果
は極めて大きい。
号の有する周波数成分を低域へシフトする処理を施した
後、TCM化することにより、TCM信号の有する多重
負荷利得が増加し、これを角度変調の変調偏移の増大に
(振幅変調の変調率の増大に)使用するとS/Nが改善
できるが、これを送信電力の低減にも使用可能であり、
省電力化が可能となるほか、これを用いて角度変調する
と変調波の有する周波数帯域の占有帯域幅が減少するの
で、無線搬送波間隔の狭小化が可能となり、周波数の有
効利用上にも効果的な影響を与えるので、本発明の効果
は極めて大きい。
【図1】本発明のシステムの概念を示す概念構成図であ
る。
る。
【図2】本発明のシステムに使用される移動無線機の基
本動作を説明するための回路構成図である。
本動作を説明するための回路構成図である。
【図3】本発明のシステムに使用される無線基地局の基
本動作を説明するための回路構成図である。
本動作を説明するための回路構成図である。
【図4】本発明のシステムに使用される基本動作を説明
するためのタイム・スロット構造図である。
するためのタイム・スロット構造図である。
【図5】通話信号および制御信号のスペクトルを示すス
ペクトル図である。
ペクトル図である。
【図6】音声信号とデータ信号を多重化する回路構成図
である。
である。
【図7】タイム・スロットの無線信号波形を示す波形図
である。
である。
【図8】通話信号および制御信号のスペクトルを示すス
ペクトル図である。
ペクトル図である。
【図9】本発明によるシステムの基本動作の流れを示す
フロー・チャートである。
フロー・チャートである。
【図10】図9とともに本発明によるシステムの基本動
作の流れを示すフロー・チャートである。
作の流れを示すフロー・チャートである。
【図11】本発明のシステムに使用される移動無線機の
具体的実施例の回路構成図である。
具体的実施例の回路構成図である。
【図12】本発明のシステムに使用される無線基地局の
具体的実施例の回路構成図である。
具体的実施例の回路構成図である。
【図13】本発明のシステムに使用されるタイム・スロ
ットの具体的実施例を説明するためのタイム・スロット
構造図である。
ットの具体的実施例を説明するためのタイム・スロット
構造図である。
【図14】図13に示したタイム・スロットの実施例の
内容を示したタイム・スロット内容図である。
内容を示したタイム・スロット内容図である。
【図15】図13に示したタイム・スロットの他の実施
例の内容を示したタイム・スロット内容図である。
例の内容を示したタイム・スロット内容図である。
【図16】図13に示したタイム・スロットのさらに他
の実施例の内容を示したタイム・スロット内容図であ
る。
の実施例の内容を示したタイム・スロット内容図であ
る。
【図17】図14ないし図16に示したタイム・スロッ
トを作成し、復元するための送信信号選択器および受信
信号選択器の一実施例の回路図である。
トを作成し、復元するための送信信号選択器および受信
信号選択器の一実施例の回路図である。
10 電話網 20 関門交換機 22−1〜22−2n 通信信号 30 無線基地局 31 信号処理部 32 無線送信回路 35 無線受信回路 38 信号速度復元回路群 38−1〜38−n 信号速度復元回路 39 信号選択回路群 39−1〜39−n 信号選択回路群 40 制御部 41 クロツク発生器 42 タイミング発生回路 51 信号速度変換回路群 51−1〜51−n 信号速度変換回路 52 信号割当回路群 52−1〜52−n 信号割当回路 71 受信信号選択回路群 71−1〜71−n 受信信号選択回路 72 送信信号選択回路群 72−1〜72−n 送信信号選択回路 91 ディジタル符号化回路 92 多重変換回路 100,100−1〜100−n 移動無線機 101 電話機部 120 基準水晶発振器 121−1,121−2 シンセサイザ 122−1,122−2 スイッチ 123 送受信断続制御器 131 速度変換回路 132 無線送信回路 133 送信ミクサ 134 送信部 135 無線受信回路 136 受信ミクサ 137 受信部 138 速度復元回路 141 クロック再生器 171 受信信号選択器 172 送信信号選択器 FC11,FC21 周波数変換器 FS11,FS21 周波数シフター H1,L1 時間片信号 HP1,HP2 高域通過濾波器 LP1,LP2 低域通過濾波器 SW11〜SW13,SW21〜SW23 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のゾーンをそれぞれカバーしてサー
ビス・エリアを構成する各無線基地手段(30)と、前
記複数のゾーンを横切って移動し、前記無線基地手段と
交信するためにフレーム構成のタイム・スロットに時間
的に圧縮した区切られた信号をのせた無線チャネルを用
いた各移動無線手段(100)との間の通信を交換する
ための関門交換手段(20)とを用いる移動体通信の時
間分割通信方法において、 前記通信のうちの1つである第1の通信の信号の周波数
帯域を低い周波数へシフトし、低域信号と高域信号とに
2分割して前記低域信号を低域時間片信号(L1)と
し、前記広域信号を周波数変換して前記低域信号の周波
数範囲に同じ周波数範囲にして低域化高域時間片信号
(Lh1)を作成し、 前記タイム・スロットに交互に前記低域時間片信号と前
記低域化高域時間片信号をのせるようにした移動体通信
の時間分割通信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4070310A JPH05235841A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動体通信の時間分割通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4070310A JPH05235841A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動体通信の時間分割通信方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05235841A true JPH05235841A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13427761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4070310A Pending JPH05235841A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動体通信の時間分割通信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05235841A (ja) |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP4070310A patent/JPH05235841A/ja active Pending
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