JPH052378B2 - - Google Patents
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- JPH052378B2 JPH052378B2 JP59094689A JP9468984A JPH052378B2 JP H052378 B2 JPH052378 B2 JP H052378B2 JP 59094689 A JP59094689 A JP 59094689A JP 9468984 A JP9468984 A JP 9468984A JP H052378 B2 JPH052378 B2 JP H052378B2
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- Japan
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- nickel
- crystalline aluminosilicate
- aluminosilicate
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はニツケル含有結晶質アルミノシリケー
トの製造方法に関し、詳しくはニツケルを含有
し、そのニツケルの少なくとも一部がイオン結合
以外の結合よりなる新規な結晶構造の結晶質アル
ミノシリケートを製造する方法に関する。 (従来の技術) 一般に、結晶質アルミノシリケートは各種の化
学反応の触媒として有用であり、その改質も種々
の方法が試みられている。例えば、特開昭52−
156798号公報にはPH1.5〜5.5で金属イオン交換し
て熱安定性、水蒸気安定性を改良する方法が開示
されている。また特開昭58−2214号公報にはPH
2.0以下の鉄塩水溶液で処理して特異な構造と性
能を与える改質方法が開示されている。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは新たな構造ならびに性能を有し、
触媒活性の著しく高い結晶質アルミノシリケート
を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、前述
の特開昭58−2214号公報に記載されているPH2.0
以下の鉄塩水溶液の代わりにPH1.5未満のニツケ
ル塩水溶液で処理することにより、鉄含有の結晶
質アルミノシリケートに比べて触媒活性、特にト
ルエン等の芳香族化合物の不均化反応の活性の著
しく向上したニツケル含有の結晶質アルミノシリ
ケートが得られることを見出した。本発明はかか
る知見に基いて完成したものである。 すなわち本発明は、SiO2/Al2O3が4.6(モル比)
以上であり、かつNa2O含量が2.4重量%以下の結
晶質アルミノシリケートを、PH1.5未満のニツケ
ル塩水溶液と接触させることを特徴とするニツケ
ル含有結晶質アルミノシリケートの製造方法を提
供するものである。 本発明の方法の原料である結晶質アルミノシリ
ケートとしては、SiO2/Al2O3のモル比、即ちア
ルミナに対するシリカの比率(モル比)が4.6以
上であり、かつNa2O含量が2.4重量%以下、好ま
しくは1重量%以下のものであればよく、各種の
ものがあるが、例えばホージヤサイト、モルデナ
イトなどの天然ゼオライトあるいはX型、Y型、
L型などの合成ゼオライトをあげることができ
る。これらのものはいずれも使用することができ
るが、特に空洞有効径の大きいものが好ましい。 なお、原料である結晶質アルミノシリケートと
して、アルミナに対するシリカの比率が4.6未満
のもの、あるいはNa2O含量が2.4重量%を越える
ものを用いると、PH1.5未満の強酸性下で処理し
た場合に、シリケート骨格がくずれるおそれがあ
り、好ましくない。 次に本発明の方法に用いるニツケル塩水溶液と
しては、様々な塩や錯塩が用いられるが、一般的
には塩化ニツケル、硝酸ニツケル、硫酸ニツケル
などの水溶液が用いられる。 本発明の方法においては、上述の結晶質アルミ
ノシリケートを、ニツケル塩水溶液と接触させる
にあたつて、系のPHを1.5未満に調節することが
必要である。そのため用いるニツケル塩の種類に
よつては酸を添加することを要するが、このよう
な酸としては塩酸、硝酸、硫酸などを用いればよ
い。しかし、弗化水素酸のように、結晶質アルミ
ノシリケートの構造を破壊するようなものは好ま
しくない。 PHが1.5未満に調整されたニツケル塩水溶液と
結晶質アルミノシリケートを接触させると、アル
ミノシリケートの結晶を構成しているアルミニウ
ムが溶出するが、ニツケル塩水溶液のPHが1.5以
上のものではアルミニウムを十分に溶出させるこ
とができず、目的とする結晶質アルミノシリケー
トを製造することができない。 本発明の方法では、結晶質アルミノシリケート
をPH1.5未満のニツケル塩水溶液と接触させる際
の条件等については、特に制限はなく適宜定めれ
ばよいが、通常は0〜100℃の温度にて、0.5〜10
時間程度接触させる。接触させる方法は、結晶質
アルミノシリケートを単にニツケル塩水溶液に浸
漬するだけでもよいが、撹拌等を行なえばより短
時間で目的を達成できる。またかかる接触は一回
のみでもよいが、複数回繰り返すと、ニツケル含
有量の高いアルミノシリケートが得られる。さら
に接触に際して、超音波を使用すると効果的であ
る。なお、本発明の方法では原料である結晶質ア
ルミノシリケートをニツケル塩水溶液で接触処理
するに先立つて水蒸気処理しておくことも有効で
ある。この場合の処理は540〜810℃の水蒸気の存
在下で行なうことが好ましい。ここで水蒸気処理
は流通系で行なつてもよく、密閉容器中に結晶質
アルミノシリケートを保持して加熱し、このアル
ミノシリケートの保有する水によりセルフスチー
ミングを行なつてもよい。 本発明の方法に従つて結晶質アルミノシリケー
トをニツケル塩水溶液で接触処理した後、得られ
たアルミノシリケートを常法に従つて十分に洗浄
し、さらに必要に応じて乾燥した後に焼成(300
〜800℃)すれば目的とするニツケル含有結晶質
アルミノシリケートが製造できる。 このようにして得られた結晶質アルミノシリケ
ートは、内部にニツケルを含有しているが、その
ニツケルの少なくとも一部分がイオン結合以外の
形態でアルミノシリケートに結合しているもので
あつて、従来のニツケル含有アルミノシリケート
とはその結晶構造および触媒作用等において著し
く異なるものである。 本発明の方法によつて製造される結晶質アルミ
ノシリケートは、上記の如き形態でニツケルを含
有するものであるが、その他の組成ならびに結晶
構造等については製造の際の各種条件により微妙
に異なるものであつて一定ではない。しかし、好
ましいものとしては、 組成式 pNa2O・qAl2O3・rNiO・SiO2 〔式中、p≦0.032、q<1/4.6、0<r≦10を
示す。〕 で表わされるとともに、第1表に示されるような
X線回折パターンを有するものである。
トの製造方法に関し、詳しくはニツケルを含有
し、そのニツケルの少なくとも一部がイオン結合
以外の結合よりなる新規な結晶構造の結晶質アル
ミノシリケートを製造する方法に関する。 (従来の技術) 一般に、結晶質アルミノシリケートは各種の化
学反応の触媒として有用であり、その改質も種々
の方法が試みられている。例えば、特開昭52−
156798号公報にはPH1.5〜5.5で金属イオン交換し
て熱安定性、水蒸気安定性を改良する方法が開示
されている。また特開昭58−2214号公報にはPH
2.0以下の鉄塩水溶液で処理して特異な構造と性
能を与える改質方法が開示されている。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは新たな構造ならびに性能を有し、
触媒活性の著しく高い結晶質アルミノシリケート
を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、前述
の特開昭58−2214号公報に記載されているPH2.0
以下の鉄塩水溶液の代わりにPH1.5未満のニツケ
ル塩水溶液で処理することにより、鉄含有の結晶
質アルミノシリケートに比べて触媒活性、特にト
ルエン等の芳香族化合物の不均化反応の活性の著
しく向上したニツケル含有の結晶質アルミノシリ
ケートが得られることを見出した。本発明はかか
る知見に基いて完成したものである。 すなわち本発明は、SiO2/Al2O3が4.6(モル比)
以上であり、かつNa2O含量が2.4重量%以下の結
晶質アルミノシリケートを、PH1.5未満のニツケ
ル塩水溶液と接触させることを特徴とするニツケ
ル含有結晶質アルミノシリケートの製造方法を提
供するものである。 本発明の方法の原料である結晶質アルミノシリ
ケートとしては、SiO2/Al2O3のモル比、即ちア
ルミナに対するシリカの比率(モル比)が4.6以
上であり、かつNa2O含量が2.4重量%以下、好ま
しくは1重量%以下のものであればよく、各種の
ものがあるが、例えばホージヤサイト、モルデナ
イトなどの天然ゼオライトあるいはX型、Y型、
L型などの合成ゼオライトをあげることができ
る。これらのものはいずれも使用することができ
るが、特に空洞有効径の大きいものが好ましい。 なお、原料である結晶質アルミノシリケートと
して、アルミナに対するシリカの比率が4.6未満
のもの、あるいはNa2O含量が2.4重量%を越える
ものを用いると、PH1.5未満の強酸性下で処理し
た場合に、シリケート骨格がくずれるおそれがあ
り、好ましくない。 次に本発明の方法に用いるニツケル塩水溶液と
しては、様々な塩や錯塩が用いられるが、一般的
には塩化ニツケル、硝酸ニツケル、硫酸ニツケル
などの水溶液が用いられる。 本発明の方法においては、上述の結晶質アルミ
ノシリケートを、ニツケル塩水溶液と接触させる
にあたつて、系のPHを1.5未満に調節することが
必要である。そのため用いるニツケル塩の種類に
よつては酸を添加することを要するが、このよう
な酸としては塩酸、硝酸、硫酸などを用いればよ
い。しかし、弗化水素酸のように、結晶質アルミ
ノシリケートの構造を破壊するようなものは好ま
しくない。 PHが1.5未満に調整されたニツケル塩水溶液と
結晶質アルミノシリケートを接触させると、アル
ミノシリケートの結晶を構成しているアルミニウ
ムが溶出するが、ニツケル塩水溶液のPHが1.5以
上のものではアルミニウムを十分に溶出させるこ
とができず、目的とする結晶質アルミノシリケー
トを製造することができない。 本発明の方法では、結晶質アルミノシリケート
をPH1.5未満のニツケル塩水溶液と接触させる際
の条件等については、特に制限はなく適宜定めれ
ばよいが、通常は0〜100℃の温度にて、0.5〜10
時間程度接触させる。接触させる方法は、結晶質
アルミノシリケートを単にニツケル塩水溶液に浸
漬するだけでもよいが、撹拌等を行なえばより短
時間で目的を達成できる。またかかる接触は一回
のみでもよいが、複数回繰り返すと、ニツケル含
有量の高いアルミノシリケートが得られる。さら
に接触に際して、超音波を使用すると効果的であ
る。なお、本発明の方法では原料である結晶質ア
ルミノシリケートをニツケル塩水溶液で接触処理
するに先立つて水蒸気処理しておくことも有効で
ある。この場合の処理は540〜810℃の水蒸気の存
在下で行なうことが好ましい。ここで水蒸気処理
は流通系で行なつてもよく、密閉容器中に結晶質
アルミノシリケートを保持して加熱し、このアル
ミノシリケートの保有する水によりセルフスチー
ミングを行なつてもよい。 本発明の方法に従つて結晶質アルミノシリケー
トをニツケル塩水溶液で接触処理した後、得られ
たアルミノシリケートを常法に従つて十分に洗浄
し、さらに必要に応じて乾燥した後に焼成(300
〜800℃)すれば目的とするニツケル含有結晶質
アルミノシリケートが製造できる。 このようにして得られた結晶質アルミノシリケ
ートは、内部にニツケルを含有しているが、その
ニツケルの少なくとも一部分がイオン結合以外の
形態でアルミノシリケートに結合しているもので
あつて、従来のニツケル含有アルミノシリケート
とはその結晶構造および触媒作用等において著し
く異なるものである。 本発明の方法によつて製造される結晶質アルミ
ノシリケートは、上記の如き形態でニツケルを含
有するものであるが、その他の組成ならびに結晶
構造等については製造の際の各種条件により微妙
に異なるものであつて一定ではない。しかし、好
ましいものとしては、 組成式 pNa2O・qAl2O3・rNiO・SiO2 〔式中、p≦0.032、q<1/4.6、0<r≦10を
示す。〕 で表わされるとともに、第1表に示されるような
X線回折パターンを有するものである。
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明の方法により製造したニツケルを含有す
る結晶質アルミノシリケートは、以上のような構
成および組成を有するので、そのままの形態で触
媒として用いることもでき、また触媒の担体とし
て用いることもできる。例えば上記結晶質アルミ
ノシリケートを触媒として、これにトルエンを通
すと不均化反応が起こり、しかも、反応に伴なう
触媒上への炭素の析出が著しく少ないという特徴
を示す。特に、このニツケル含有の結晶質アルミ
ノシリケートは、特開昭58−2214号公報に記載さ
れている鉄含有の結晶質アルミノシリケートに比
べて導入する金属量が少なくても高い触媒活性を
示すとともに、不均化反応の反応率が高いという
長所がある。 なお、この反応を硫化状態下で行なうとさらに
効果的である。またこの結晶質アルミノシリケー
トとアルミナから調製した担体に、ニツケルおよ
びタングステンを担持した触媒は、留出油、石油
残渣油等の水素化分解に対して、活性が高く、反
応による触媒上への炭素の析出が少ないという長
所を有する。 叙上の如く、本発明の方法により得られる結晶
質アルミノシリケートは、各種の有機化合物の転
化反応例えば、接触分解反応、不均化反応、アル
キル化反応、異性化反応、水和反応、脱水反応、
重合反応、脱金属反応、脱硫反応、脱窒素反応、
改質反応等の触媒、または触媒担体として有用で
あり、それらの反応に際して、炭素析出量が著し
く少なく、それ故、長期に亘つて高活性を維持す
ることができる。また、この結晶質アルミノシリ
ケートは、従来のアルミノシリケートに比べ、熱
安定性が高く、高温度の雰囲気中でも結晶性がく
ずれないという長所を有している。ちなみに、通
常のアルミノシリケートにニツケルやタングステ
ンを含浸させても、またニツケルイオンの交換率
を高くしても、上述の効果を得ることはできな
い。 さらに、本発明の方法による結晶質アルミノシ
リケートは、触媒や触媒担体としてだけでなく、
吸着剤としても有用であり、従来の吸着剤にはな
い特異な吸着性を発揮する。 (実施例) 次に、本発明を実施例によつてさらに詳しく説
明する。 実施例 1 SiO2/Al2O3=5.2(モル比)、Na2O0.5wt%の
NH4Y型ゼオライト(結晶質アルミノシリケー
ト)80gおよび濃度1.0モル/の硝酸ニツケル
水溶液800mlに13.4規定の硝酸を加えてPHを0.3に
調整した溶液を1容の三つ口フラスコに入れ、
100℃で2時間撹拌して接触処理した。次いで濾
過し、温水で洗浄した後、90℃で乾燥し、続いて
450℃で焼成してニツケル含有結晶質アルミノシ
リケートを得た。操作条件ならびに生成したニツ
ケル含有結晶質アルミノシリケート(生成ゼオラ
イト)の性状を第2表に、また生成ゼオライトの
X線回折パターンを第3表に示す。 比較例 1 実施例1において硝酸を加えず濃度0.035モ
ル/の硝酸ニツケル水溶液400mlを用いたこと
および接触処理を20℃で30分間行なつたこと以外
は実施例1と同様の操作を行なつた。結果を第2
表および第3表に示す。 比較例 2 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライトを圧縮
成形した後、粉砕し、32メツシユ〜65メツシユに
粒度を調整し、この粒子12gに濃度0.62モル/
の硝酸ニツケル水溶液6.8mlを真空下で含浸した。
次いで90℃で乾燥した後450℃にて焼成してニツ
ケル含有結晶質アルミノシリケートを得た。結果
を第2表および第3表に示す。 比較例 3 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライト80gお
よび濃硝酸でPHを0.7に調整した硝酸溶液800mlを
1容の三つ口フラスコに入れ、50℃で2時間撹
拌して接触処理した。次いで濾過し、温水で洗浄
した後、90℃で乾燥して脱アルミ結晶質アルミノ
シリケートを得た。このものを圧縮成形した後、
粉砕して32メツシユ〜65メツシユに粒度を調整し
た。さらにこのもの11gに濃度0.61モル/の硝
酸ニツケル水溶液6.7mlを真空下で含浸せしめた。
続いて90℃で乾燥、450℃で焼成してニツケル含
有結晶質アルミノシリケートを得た。結果を第2
表および第3表に示す。 比較例 4 SiO2/Al2O3=5.3(モル比)、Na2O0.4wt%の
NH4Y型ゼオライト100gおよび濃度0.25モル/
の硝酸第二鉄水溶液800ml(PH1.3)を、1容
の三つ口フラスコに入れ、50℃で2時間撹拌し、
その後吸引濾過し、さらに50℃の水10で十分に
洗浄した後、50℃にて4時間乾燥し、続いて500
℃にて3時間焼成して鉄を含有する結晶質アルミ
ノシリケートを得た。結果を第2表および第3表
に示す。 比較例 5 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライトを450
℃にて3時間焼成した。結果を第2表および第3
表に示す。
る結晶質アルミノシリケートは、以上のような構
成および組成を有するので、そのままの形態で触
媒として用いることもでき、また触媒の担体とし
て用いることもできる。例えば上記結晶質アルミ
ノシリケートを触媒として、これにトルエンを通
すと不均化反応が起こり、しかも、反応に伴なう
触媒上への炭素の析出が著しく少ないという特徴
を示す。特に、このニツケル含有の結晶質アルミ
ノシリケートは、特開昭58−2214号公報に記載さ
れている鉄含有の結晶質アルミノシリケートに比
べて導入する金属量が少なくても高い触媒活性を
示すとともに、不均化反応の反応率が高いという
長所がある。 なお、この反応を硫化状態下で行なうとさらに
効果的である。またこの結晶質アルミノシリケー
トとアルミナから調製した担体に、ニツケルおよ
びタングステンを担持した触媒は、留出油、石油
残渣油等の水素化分解に対して、活性が高く、反
応による触媒上への炭素の析出が少ないという長
所を有する。 叙上の如く、本発明の方法により得られる結晶
質アルミノシリケートは、各種の有機化合物の転
化反応例えば、接触分解反応、不均化反応、アル
キル化反応、異性化反応、水和反応、脱水反応、
重合反応、脱金属反応、脱硫反応、脱窒素反応、
改質反応等の触媒、または触媒担体として有用で
あり、それらの反応に際して、炭素析出量が著し
く少なく、それ故、長期に亘つて高活性を維持す
ることができる。また、この結晶質アルミノシリ
ケートは、従来のアルミノシリケートに比べ、熱
安定性が高く、高温度の雰囲気中でも結晶性がく
ずれないという長所を有している。ちなみに、通
常のアルミノシリケートにニツケルやタングステ
ンを含浸させても、またニツケルイオンの交換率
を高くしても、上述の効果を得ることはできな
い。 さらに、本発明の方法による結晶質アルミノシ
リケートは、触媒や触媒担体としてだけでなく、
吸着剤としても有用であり、従来の吸着剤にはな
い特異な吸着性を発揮する。 (実施例) 次に、本発明を実施例によつてさらに詳しく説
明する。 実施例 1 SiO2/Al2O3=5.2(モル比)、Na2O0.5wt%の
NH4Y型ゼオライト(結晶質アルミノシリケー
ト)80gおよび濃度1.0モル/の硝酸ニツケル
水溶液800mlに13.4規定の硝酸を加えてPHを0.3に
調整した溶液を1容の三つ口フラスコに入れ、
100℃で2時間撹拌して接触処理した。次いで濾
過し、温水で洗浄した後、90℃で乾燥し、続いて
450℃で焼成してニツケル含有結晶質アルミノシ
リケートを得た。操作条件ならびに生成したニツ
ケル含有結晶質アルミノシリケート(生成ゼオラ
イト)の性状を第2表に、また生成ゼオライトの
X線回折パターンを第3表に示す。 比較例 1 実施例1において硝酸を加えず濃度0.035モ
ル/の硝酸ニツケル水溶液400mlを用いたこと
および接触処理を20℃で30分間行なつたこと以外
は実施例1と同様の操作を行なつた。結果を第2
表および第3表に示す。 比較例 2 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライトを圧縮
成形した後、粉砕し、32メツシユ〜65メツシユに
粒度を調整し、この粒子12gに濃度0.62モル/
の硝酸ニツケル水溶液6.8mlを真空下で含浸した。
次いで90℃で乾燥した後450℃にて焼成してニツ
ケル含有結晶質アルミノシリケートを得た。結果
を第2表および第3表に示す。 比較例 3 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライト80gお
よび濃硝酸でPHを0.7に調整した硝酸溶液800mlを
1容の三つ口フラスコに入れ、50℃で2時間撹
拌して接触処理した。次いで濾過し、温水で洗浄
した後、90℃で乾燥して脱アルミ結晶質アルミノ
シリケートを得た。このものを圧縮成形した後、
粉砕して32メツシユ〜65メツシユに粒度を調整し
た。さらにこのもの11gに濃度0.61モル/の硝
酸ニツケル水溶液6.7mlを真空下で含浸せしめた。
続いて90℃で乾燥、450℃で焼成してニツケル含
有結晶質アルミノシリケートを得た。結果を第2
表および第3表に示す。 比較例 4 SiO2/Al2O3=5.3(モル比)、Na2O0.4wt%の
NH4Y型ゼオライト100gおよび濃度0.25モル/
の硝酸第二鉄水溶液800ml(PH1.3)を、1容
の三つ口フラスコに入れ、50℃で2時間撹拌し、
その後吸引濾過し、さらに50℃の水10で十分に
洗浄した後、50℃にて4時間乾燥し、続いて500
℃にて3時間焼成して鉄を含有する結晶質アルミ
ノシリケートを得た。結果を第2表および第3表
に示す。 比較例 5 実施例1で使用したNH4Y型ゼオライトを450
℃にて3時間焼成した。結果を第2表および第3
表に示す。
【表】
【表】
応用例1および参考例1〜4
実施例あるいは比較例で得られた結晶質アルミ
ノシリケートを600Kg/cm2Gの圧力で成形後、32
〜65メツシユに粒度調整し、これを触媒として内
径6mmのステンレス製リアクターに5ml充填し、
このリアクターにて水素および硫化水素加圧下で
下記の条件でトルエンの不均化反応を行なつた。
結果を第4表に示す。 反応温度350℃、圧力60Kg/cm2G、液時空間速
度(LHSV)4hr-1、水素および硫化水素
(0.2vol%)の供給速度210ml/分
ノシリケートを600Kg/cm2Gの圧力で成形後、32
〜65メツシユに粒度調整し、これを触媒として内
径6mmのステンレス製リアクターに5ml充填し、
このリアクターにて水素および硫化水素加圧下で
下記の条件でトルエンの不均化反応を行なつた。
結果を第4表に示す。 反応温度350℃、圧力60Kg/cm2G、液時空間速
度(LHSV)4hr-1、水素および硫化水素
(0.2vol%)の供給速度210ml/分
【表】
応用例1と参考例4を比べると、応用例1では
ニツケル含量(NiO換算)が3.2wt%と、参考例
4の鉄含量(Fe2O3換算)8wt%より金属含量の
少ない触媒を用いているにもかかわらず、トルエ
ン転化率(即ち触媒活性)はほぼ等しい。しか
も、応用例1では不均化率が高く、水素化率や炭
素質物質生成率が小さい。このことは、主反応た
る不均化反応が効率よく進行し、水素化反応等の
副反応が抑制されることを意味している。
ニツケル含量(NiO換算)が3.2wt%と、参考例
4の鉄含量(Fe2O3換算)8wt%より金属含量の
少ない触媒を用いているにもかかわらず、トルエ
ン転化率(即ち触媒活性)はほぼ等しい。しか
も、応用例1では不均化率が高く、水素化率や炭
素質物質生成率が小さい。このことは、主反応た
る不均化反応が効率よく進行し、水素化反応等の
副反応が抑制されることを意味している。
Claims (1)
- 1 SiO2/Al2O3が4.6(モル比)以上であり、か
つNa2O含量が2.4重量%以下の結晶質アルミノシ
リケートを、PH1.5未満のニツケル塩水溶液と接
触させることを特徴とするニツケル含有結晶質ア
ルミノシリケートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59094689A JPS60238150A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ニツケル含有結晶質アルミノシリケ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59094689A JPS60238150A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ニツケル含有結晶質アルミノシリケ−トの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60238150A JPS60238150A (ja) | 1985-11-27 |
| JPH052378B2 true JPH052378B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=14117159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59094689A Granted JPS60238150A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ニツケル含有結晶質アルミノシリケ−トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60238150A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN107376983B (zh) * | 2016-05-17 | 2023-05-05 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种固体酸烷基化催化剂的制备方法及由该方法制备的烷基化催化剂 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS5730550A (en) * | 1980-07-31 | 1982-02-18 | Shokubai Kasei Kogyo Kk | Catalyst composition for hydrogenolysis |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP59094689A patent/JPS60238150A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60238150A (ja) | 1985-11-27 |
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