JPH0523836Y2 - - Google Patents
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- JPH0523836Y2 JPH0523836Y2 JP12073287U JP12073287U JPH0523836Y2 JP H0523836 Y2 JPH0523836 Y2 JP H0523836Y2 JP 12073287 U JP12073287 U JP 12073287U JP 12073287 U JP12073287 U JP 12073287U JP H0523836 Y2 JPH0523836 Y2 JP H0523836Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starter motor
- motor unit
- ring gear
- pinion
- operating arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
この考案は小型エンジン用起動装置に関し、さ
らに詳しくは、セルモータを用いた小型エンジン
のエンジン回転中における誤操作などによる再起
動操作防止機能をもつ起動装置に関する。
らに詳しくは、セルモータを用いた小型エンジン
のエンジン回転中における誤操作などによる再起
動操作防止機能をもつ起動装置に関する。
刈払機や、動力噴霧機などには動力源として小
型エンジンが用いられており、この小型エンジン
は起動時には外部動力が必要であるため、リコイ
ルスタータを備えているが、リコイルスタータに
よるエンジン起動作業ではエンジンの圧縮工程を
越えるだけの腕力でクランク軸を回転させる必要
があり、腕力の乏しい老人や、婦女子にとつて厄
介な作業の一つになつている。 このような起動作業の負担を軽減するために、
セルモータを併設して、リコイルスタータによる
起動トルクと、セルモータの起動トルクとの併用
で起動するように構成したものや、セルモータ単
独の起動トルクで起動するように構成したものが
ある。 上述のようなセルモータを用いた起動装置は、
エンジンのクランク軸に設けたリングギヤに、セ
ルモータの出力軸に取付けてあるピニオンが常時
噛合つた状態になつていることから、エンジン起
動後、クランク軸の出力トルクでピニオンを介し
て、逆にセルモータが駆動される状態になること
がないように、クランク軸とセルモータの出力軸
との間にワンウエイクラツチが設けてある。 このワンウエイクラツチは、回転トルクを伝達
する機能を有するものであるから、構造的にも複
雑であり、回転トルクを伝える上から相当の強度
が必要となり、延いては大型化されて、刈払機や
動力噴霧機に搭載する小型エンジンとしては適さ
ないものになる。 そこで、リングギヤとピニオンとを常時噛合い
形式から、起動時だけの随時噛合い形式に変更す
るために、リングギヤに対してピニオンをもつセ
ルモータユニツトを揺動してピニオンをリングギ
ヤに噛合せてエンジンを起動させ、エンジン起動
後は起動反力を利用してピニオンをリングギヤか
ら外すものを本出願人は先に提案した。
型エンジンが用いられており、この小型エンジン
は起動時には外部動力が必要であるため、リコイ
ルスタータを備えているが、リコイルスタータに
よるエンジン起動作業ではエンジンの圧縮工程を
越えるだけの腕力でクランク軸を回転させる必要
があり、腕力の乏しい老人や、婦女子にとつて厄
介な作業の一つになつている。 このような起動作業の負担を軽減するために、
セルモータを併設して、リコイルスタータによる
起動トルクと、セルモータの起動トルクとの併用
で起動するように構成したものや、セルモータ単
独の起動トルクで起動するように構成したものが
ある。 上述のようなセルモータを用いた起動装置は、
エンジンのクランク軸に設けたリングギヤに、セ
ルモータの出力軸に取付けてあるピニオンが常時
噛合つた状態になつていることから、エンジン起
動後、クランク軸の出力トルクでピニオンを介し
て、逆にセルモータが駆動される状態になること
がないように、クランク軸とセルモータの出力軸
との間にワンウエイクラツチが設けてある。 このワンウエイクラツチは、回転トルクを伝達
する機能を有するものであるから、構造的にも複
雑であり、回転トルクを伝える上から相当の強度
が必要となり、延いては大型化されて、刈払機や
動力噴霧機に搭載する小型エンジンとしては適さ
ないものになる。 そこで、リングギヤとピニオンとを常時噛合い
形式から、起動時だけの随時噛合い形式に変更す
るために、リングギヤに対してピニオンをもつセ
ルモータユニツトを揺動してピニオンをリングギ
ヤに噛合せてエンジンを起動させ、エンジン起動
後は起動反力を利用してピニオンをリングギヤか
ら外すものを本出願人は先に提案した。
ところが、エンジンが既に起動してピニオンが
リングギヤから離れているにも拘らず、起動操作
系の誤操作や、起動操作系が他の物に接触するこ
とで操作系が起動状態に不用意に切換えられて、
ピニオンがリングギヤに噛合い、その結果、セル
モータが強制的に高速回転させられてコイルの焼
損や、ピニオンの歯形の損傷を生じる問題があ
り、また、刈払機にあつては刈刃などが突然に回
転を始めて不慮の事故原因になるなどの問題があ
つた。 そこで、この考案は、エンジンが一旦起動した
後は不用意な起動操作を行うことができないよう
にして、起動装置の保護安全装置として機能させ
るようにしようとするものである。
リングギヤから離れているにも拘らず、起動操作
系の誤操作や、起動操作系が他の物に接触するこ
とで操作系が起動状態に不用意に切換えられて、
ピニオンがリングギヤに噛合い、その結果、セル
モータが強制的に高速回転させられてコイルの焼
損や、ピニオンの歯形の損傷を生じる問題があ
り、また、刈払機にあつては刈刃などが突然に回
転を始めて不慮の事故原因になるなどの問題があ
つた。 そこで、この考案は、エンジンが一旦起動した
後は不用意な起動操作を行うことができないよう
にして、起動装置の保護安全装置として機能させ
るようにしようとするものである。
上述した目的を達成するため、本考案は、クラ
ンク軸11に連結されたリングギヤ17と、該リ
ングギヤ17に噛み合うことができるピニオン2
8が設けられた出力軸27Bを有するセルモータ
ユニツト20と、該セルモータユニツト20を前
記クランク軸11の回転軸心と直交する平面内で
揺動させる操作アーム26と、前記セルモータユ
ニツト20の電源を開閉するスイツチ機構30
と、前記ピニオン28と前記リングギヤ17との
間の反曲点を越えた噛合い位置域は噛合い解除位
置に前記セルモータユニツト20を保持する位置
保持機構と、エンジン起動後のエンジン回転中に
セルモータユニツト20が前記噛合い解除位置に
保持されている状態では前記操作アーム26の前
記セルモータ27側への揺動を阻止するために弾
性力によつて突出方向に付勢されているストツパ
41を設けると共に、該ストツパ41の先端部に
カム面41Aを形成した安全機構40とを備え、
前記操作アーム26が起動操作領域外方向に回動
する際には、前記操作アーム26の先端部26S
が前記カム面41Aに当接して乗り越え、前記操
作アーム26を起動操作領域外に保持することを
特徴とする。
ンク軸11に連結されたリングギヤ17と、該リ
ングギヤ17に噛み合うことができるピニオン2
8が設けられた出力軸27Bを有するセルモータ
ユニツト20と、該セルモータユニツト20を前
記クランク軸11の回転軸心と直交する平面内で
揺動させる操作アーム26と、前記セルモータユ
ニツト20の電源を開閉するスイツチ機構30
と、前記ピニオン28と前記リングギヤ17との
間の反曲点を越えた噛合い位置域は噛合い解除位
置に前記セルモータユニツト20を保持する位置
保持機構と、エンジン起動後のエンジン回転中に
セルモータユニツト20が前記噛合い解除位置に
保持されている状態では前記操作アーム26の前
記セルモータ27側への揺動を阻止するために弾
性力によつて突出方向に付勢されているストツパ
41を設けると共に、該ストツパ41の先端部に
カム面41Aを形成した安全機構40とを備え、
前記操作アーム26が起動操作領域外方向に回動
する際には、前記操作アーム26の先端部26S
が前記カム面41Aに当接して乗り越え、前記操
作アーム26を起動操作領域外に保持することを
特徴とする。
以下、この考案の実施例を添付した図面に沿つ
て説明する。図において符号10はエンジン本体
を形成するケーシングを示し、このケーシング1
0の一部が図示されており、このケーシング10
にエンジンの出力軸であるクランク軸11がベア
リング12によつて支持され、そのクランク軸1
1の軸端にはクーリングフアン13が取付けられ
ている。このクーリングフアン13には遠心力ク
ラツチを形成するクラツチシユーの取付座14A
が設けてあり、これにクラツチシユー14が取付
けられ、その回転領域の外周に沿つてクラツチド
ラム15が配置されて、クラツチドラム15の中
心部にスプラインをもつ出力軸15Aが形成され
ると共に、これらがクラツチハウジング16中に
収容されている。 前記クーリングフアン13は送風翼13Aをも
つと共に、クーリングフアン13の最大径部の外
周にリングギヤ17をもつている。 そして、上述のケーシング10にはセルモータ
ユニツト20がクラツチハウジング16に枢軸2
1により枢着され、前記クランク軸11の回転軸
心と直交する平面内で揺動するようになつてお
り、またクラツチハウジング16にはセルモータ
ユニツト20の揺動範囲を制限する弧状の揺動制
限枠18が形成されている。 揺動制限枠18中にはセルモータユニツト20
のホルダの外周上部に突設したストツパ22が嵌
つていて、揺動制限枠18の端部18A,18B
間でセルモータユニツト20が揺動できるように
なつている。 このセルモータユニツト20はシリンダ型のホ
ルダ23をもち、その下部にフランジ24が形成
されており、このフランジ24を貫いて前記枢軸
21が、その端部に形成したねじ部21Aをクラ
ツチハウジング16にねじ込むことで揺動自在に
支持されている。 また、ホルダ23の外周部にはばね掛け23A
が突設されていて、このばね掛け23Aと、前記
クラツチハウジング16の外周部に突設してある
ばね掛け16Aとの間にトグルばね25の端部2
5A,25Bがそれぞれ掛けてあり、前記枢軸2
1と、ばね掛け16Aとの中心を結ぶ線P−P上
に反曲点を形成してある。したがつて、セルモー
タユニツト20は反曲点を越えて回動させること
で、揺動領域の両端部の位置に保持させるように
位置保持機構が形成されている。 このセルモータユニツト20の揺動支点である
枢軸21には、エンジン起動時の操作系としての
操作アーム26が枢着されていて、この操作アー
ム26は枢軸21側の他端部26Aと、クラツチ
ハウジング16との間に設けた引張ばね26Bに
より、セルモータユニツト20のホルダ23の表
面から離れる方向に習性が与えられてホルダ23
と共に揺動できるようになつており、セルモータ
ユニツト20が揺動制限部である端部18Bに相
当するところと、後述する安全機構40のステー
44が機能するストツパ16Xとの間で揺動範囲
が制限されている。操作アーム26の内側、言換
えると、ホルダ23との対向面にはホルダ23の
曲面部分に接触することができる突起26Eが形
成され、表側には指懸りとなる押座26Fが形成
され、外周面にはストツパとなる突起26Gが形
成されている。 さらに、操作アーム26の側部上端部には、ホ
ルダ23の曲面に沿つて、その上面に沿つてはい
り込む延長アーム26Xが一体的に形成されてお
り、この延長アーム26Xの先端部内周側には後
で述べるスイツチ機構を構成する導体が設けてあ
る。そして、ホルダ23にはセルモータ27が収
容されており、該セルモータ27はビス27Aに
よりホルダ23に固定され、セルモータ27の出
力軸27Bには前記リングギヤ17に噛合うこと
ができるピニオン28が固定されている。このピ
ニオン28はセルモータユニツト20の揺動領域
の一端部で前記リングギヤ17と噛合い、この噛
合い位置より他端部に向かつていく過程で噛合い
が徐々に解除され、他端部ではその噛合いが完全
に解除される位置関係を保つている。このセルモ
ータ27は外部電源である携帯電池から電力供給
を受けるもので、電源との接続端子となるピンジ
ヤツク29をもつている。また、セルモータユニ
ツト20のホルダ23の外周部には、ホルダ23
に形成したピン突起23X,23Yに対してかし
め状態でターミナル端子32,31が取付けられ
ており、これらのターミナル端子31,32は延
長アーム26Xと対向するホルダ23の表面に突
出している。これらのターミナル端子31,32
間を導通するための燐青銅片など弾性のある導体
33が、前記延長アーム26Xの内周に取付けら
れてスイツチ機構30が構成されている。この導
体33がターミナル端子31,32に同時接触す
ることができる長さをもち、ターミナル端子3
1,32を導通することで、セルモータ27の電
源回路を閉じることができるようになつている。 さらに、前記操作アーム26がエンジンの起動
後のエンジン回転中に誤つて押込まれたり、ま
た、何かに接触して不用意に押込まれることのな
いように、安全機構40が装備される。この安全
機構40は、操作アーム26が枢軸21を中心に
回動する領域に突出して操作アーム26の起動操
作方向への回動を阻止するストツパ41をもち、
このストツパ41はフランジ42に作用した押ば
ね43Aにより常時突出方向の習性が与えられて
おり、第2図に示すように、クラツチハウジング
16の側面に設けたステー44に対して固定され
たケーシング43に収容されて取付けられてい
る。このストツパ41の端部には操作アーム26
が起動操作領域外に出る方向の回動を妨げないカ
ム面41Aが形成され、他端部にはストツパ41
を引上げる指懸り41Bが形成されている。な
お、前記ステー44はクラツチハウジング16に
形成した取付部45に取付けられている。 そして、前記クラツチハウジング16内に突出
している出力軸15Aには、図示を省略してある
が刈払機の伝動軸がスプライン連結される。 次いで、以上に説明した小型エンジン用起動装
置を使用した起動作業を説明する。 先ず、セルモータユニツト20のピンジヤツク
29に対して外部電源から延出されたピンプラグ
を差込み、セルモータユニツト20を電源に接続
する。このとき、ホルダ23のピン突起23Y
は、揺動制限枠18の端部18Aよりも外側にあ
り、少なくとも一方のターミナル端子31が導体
33から離間している。 次いで、引張ばね26Bに抗して操作アーム2
6を親指等で押圧すると、突起26Eがホルダ2
3に当たり、トグルばね25の弾性に抗しセルモ
ータユニツト20を枢軸21を中心として回動さ
せる。反曲点を越えたとき、セルモータユニツト
20は、ホルダ23に突設しているストツパ22
が揺動制限枠18の端部18Aから他方の端部1
8Bに当たるまで、トグルばね25の弾撥力によ
つて移動する。 このとき、ピニオン28は、リングギヤ17に
噛合つている。そして、操作アーム26の延長ア
ーム26Xに設けられている導体33は、ターミ
ナル端子31,32の1つを越えた状態で押し込
まれている。すなわち、導体33は、第9図に示
すように一方のターミナル端子31に接触せず、
他方のターミナル端子32に接触する位置関係に
保持される。したがつて、セルモータ27は、電
源への回路が開かれたままであつて、回転しな
い。 この状態から、操作アーム26に対する指など
の押圧を解くと、引張ばね26Bにより枢軸21
を中心として揺動端部26Aが引かれているた
め、操作アーム26だけが第9図の状態から第7
図の状態のように、突起26Gがストツパ16X
に当るまで戻り、押込み前の状態に復帰する。こ
の状態で導体33が両ターミナル端子31,32
に接触してセルモータ27の電源回路を閉成し、
セルモータ27は回転する。 言換えると、セルモータユニツト20のセルモ
ータ27の出力軸27Bに固定されているピニオ
ン28は揺動領域の噛合い端部にあつて、リング
ギヤ17に噛合つているので、リングギヤ17を
介してクランク軸11を回転させ、エンジンを起
動する(第7図)。 そして、エンジンが起動すると、リングギヤ1
7の駆動反力により、セルモータユニツト20は
トグルばね25の弾性に抗して反曲点を越えて揺
動させられ、揺動制限枠18の端部18Aにスト
ツパ22が制限されるまで戻り、ピニオン28
と、リングギヤ17との噛合関係は解除される。
このとき、セルモータ27はそのホルダ23が操
作アーム26の突起26Eに当り、また、安全機
構40は操作アーム26が引張ばね26Bの張力
により復元するときに、操作アーム26の先端部
26Sがストツパ41のカム面41Aに当接して
ストツパ41を上方に押し上げて乗り越え、元の
位置に復帰する。このとき、復元しているストツ
パ41が先端部26Sに当つて、操作アーム26
の押込みを阻んでいる(第8図)。 即ち、エンジンの停止状態からこれを起動する
際には、ストツパ41を押ばね43Aに抗して指
懸り41Bを用いて引上げ、操作アーム26を押
込み、その操作アーム26の戻りにはカム面41
Aに当つて、ストツパ41を押上げて操作アーム
26が非起動操作域に脱出できる。 そして、エンジンの起動後、及びエンジン回転
中において操作アーム26を押込もうとしても、
ストツパ41が操作アーム26の回動を阻み再起
動状態に切換えられない。
て説明する。図において符号10はエンジン本体
を形成するケーシングを示し、このケーシング1
0の一部が図示されており、このケーシング10
にエンジンの出力軸であるクランク軸11がベア
リング12によつて支持され、そのクランク軸1
1の軸端にはクーリングフアン13が取付けられ
ている。このクーリングフアン13には遠心力ク
ラツチを形成するクラツチシユーの取付座14A
が設けてあり、これにクラツチシユー14が取付
けられ、その回転領域の外周に沿つてクラツチド
ラム15が配置されて、クラツチドラム15の中
心部にスプラインをもつ出力軸15Aが形成され
ると共に、これらがクラツチハウジング16中に
収容されている。 前記クーリングフアン13は送風翼13Aをも
つと共に、クーリングフアン13の最大径部の外
周にリングギヤ17をもつている。 そして、上述のケーシング10にはセルモータ
ユニツト20がクラツチハウジング16に枢軸2
1により枢着され、前記クランク軸11の回転軸
心と直交する平面内で揺動するようになつてお
り、またクラツチハウジング16にはセルモータ
ユニツト20の揺動範囲を制限する弧状の揺動制
限枠18が形成されている。 揺動制限枠18中にはセルモータユニツト20
のホルダの外周上部に突設したストツパ22が嵌
つていて、揺動制限枠18の端部18A,18B
間でセルモータユニツト20が揺動できるように
なつている。 このセルモータユニツト20はシリンダ型のホ
ルダ23をもち、その下部にフランジ24が形成
されており、このフランジ24を貫いて前記枢軸
21が、その端部に形成したねじ部21Aをクラ
ツチハウジング16にねじ込むことで揺動自在に
支持されている。 また、ホルダ23の外周部にはばね掛け23A
が突設されていて、このばね掛け23Aと、前記
クラツチハウジング16の外周部に突設してある
ばね掛け16Aとの間にトグルばね25の端部2
5A,25Bがそれぞれ掛けてあり、前記枢軸2
1と、ばね掛け16Aとの中心を結ぶ線P−P上
に反曲点を形成してある。したがつて、セルモー
タユニツト20は反曲点を越えて回動させること
で、揺動領域の両端部の位置に保持させるように
位置保持機構が形成されている。 このセルモータユニツト20の揺動支点である
枢軸21には、エンジン起動時の操作系としての
操作アーム26が枢着されていて、この操作アー
ム26は枢軸21側の他端部26Aと、クラツチ
ハウジング16との間に設けた引張ばね26Bに
より、セルモータユニツト20のホルダ23の表
面から離れる方向に習性が与えられてホルダ23
と共に揺動できるようになつており、セルモータ
ユニツト20が揺動制限部である端部18Bに相
当するところと、後述する安全機構40のステー
44が機能するストツパ16Xとの間で揺動範囲
が制限されている。操作アーム26の内側、言換
えると、ホルダ23との対向面にはホルダ23の
曲面部分に接触することができる突起26Eが形
成され、表側には指懸りとなる押座26Fが形成
され、外周面にはストツパとなる突起26Gが形
成されている。 さらに、操作アーム26の側部上端部には、ホ
ルダ23の曲面に沿つて、その上面に沿つてはい
り込む延長アーム26Xが一体的に形成されてお
り、この延長アーム26Xの先端部内周側には後
で述べるスイツチ機構を構成する導体が設けてあ
る。そして、ホルダ23にはセルモータ27が収
容されており、該セルモータ27はビス27Aに
よりホルダ23に固定され、セルモータ27の出
力軸27Bには前記リングギヤ17に噛合うこと
ができるピニオン28が固定されている。このピ
ニオン28はセルモータユニツト20の揺動領域
の一端部で前記リングギヤ17と噛合い、この噛
合い位置より他端部に向かつていく過程で噛合い
が徐々に解除され、他端部ではその噛合いが完全
に解除される位置関係を保つている。このセルモ
ータ27は外部電源である携帯電池から電力供給
を受けるもので、電源との接続端子となるピンジ
ヤツク29をもつている。また、セルモータユニ
ツト20のホルダ23の外周部には、ホルダ23
に形成したピン突起23X,23Yに対してかし
め状態でターミナル端子32,31が取付けられ
ており、これらのターミナル端子31,32は延
長アーム26Xと対向するホルダ23の表面に突
出している。これらのターミナル端子31,32
間を導通するための燐青銅片など弾性のある導体
33が、前記延長アーム26Xの内周に取付けら
れてスイツチ機構30が構成されている。この導
体33がターミナル端子31,32に同時接触す
ることができる長さをもち、ターミナル端子3
1,32を導通することで、セルモータ27の電
源回路を閉じることができるようになつている。 さらに、前記操作アーム26がエンジンの起動
後のエンジン回転中に誤つて押込まれたり、ま
た、何かに接触して不用意に押込まれることのな
いように、安全機構40が装備される。この安全
機構40は、操作アーム26が枢軸21を中心に
回動する領域に突出して操作アーム26の起動操
作方向への回動を阻止するストツパ41をもち、
このストツパ41はフランジ42に作用した押ば
ね43Aにより常時突出方向の習性が与えられて
おり、第2図に示すように、クラツチハウジング
16の側面に設けたステー44に対して固定され
たケーシング43に収容されて取付けられてい
る。このストツパ41の端部には操作アーム26
が起動操作領域外に出る方向の回動を妨げないカ
ム面41Aが形成され、他端部にはストツパ41
を引上げる指懸り41Bが形成されている。な
お、前記ステー44はクラツチハウジング16に
形成した取付部45に取付けられている。 そして、前記クラツチハウジング16内に突出
している出力軸15Aには、図示を省略してある
が刈払機の伝動軸がスプライン連結される。 次いで、以上に説明した小型エンジン用起動装
置を使用した起動作業を説明する。 先ず、セルモータユニツト20のピンジヤツク
29に対して外部電源から延出されたピンプラグ
を差込み、セルモータユニツト20を電源に接続
する。このとき、ホルダ23のピン突起23Y
は、揺動制限枠18の端部18Aよりも外側にあ
り、少なくとも一方のターミナル端子31が導体
33から離間している。 次いで、引張ばね26Bに抗して操作アーム2
6を親指等で押圧すると、突起26Eがホルダ2
3に当たり、トグルばね25の弾性に抗しセルモ
ータユニツト20を枢軸21を中心として回動さ
せる。反曲点を越えたとき、セルモータユニツト
20は、ホルダ23に突設しているストツパ22
が揺動制限枠18の端部18Aから他方の端部1
8Bに当たるまで、トグルばね25の弾撥力によ
つて移動する。 このとき、ピニオン28は、リングギヤ17に
噛合つている。そして、操作アーム26の延長ア
ーム26Xに設けられている導体33は、ターミ
ナル端子31,32の1つを越えた状態で押し込
まれている。すなわち、導体33は、第9図に示
すように一方のターミナル端子31に接触せず、
他方のターミナル端子32に接触する位置関係に
保持される。したがつて、セルモータ27は、電
源への回路が開かれたままであつて、回転しな
い。 この状態から、操作アーム26に対する指など
の押圧を解くと、引張ばね26Bにより枢軸21
を中心として揺動端部26Aが引かれているた
め、操作アーム26だけが第9図の状態から第7
図の状態のように、突起26Gがストツパ16X
に当るまで戻り、押込み前の状態に復帰する。こ
の状態で導体33が両ターミナル端子31,32
に接触してセルモータ27の電源回路を閉成し、
セルモータ27は回転する。 言換えると、セルモータユニツト20のセルモ
ータ27の出力軸27Bに固定されているピニオ
ン28は揺動領域の噛合い端部にあつて、リング
ギヤ17に噛合つているので、リングギヤ17を
介してクランク軸11を回転させ、エンジンを起
動する(第7図)。 そして、エンジンが起動すると、リングギヤ1
7の駆動反力により、セルモータユニツト20は
トグルばね25の弾性に抗して反曲点を越えて揺
動させられ、揺動制限枠18の端部18Aにスト
ツパ22が制限されるまで戻り、ピニオン28
と、リングギヤ17との噛合関係は解除される。
このとき、セルモータ27はそのホルダ23が操
作アーム26の突起26Eに当り、また、安全機
構40は操作アーム26が引張ばね26Bの張力
により復元するときに、操作アーム26の先端部
26Sがストツパ41のカム面41Aに当接して
ストツパ41を上方に押し上げて乗り越え、元の
位置に復帰する。このとき、復元しているストツ
パ41が先端部26Sに当つて、操作アーム26
の押込みを阻んでいる(第8図)。 即ち、エンジンの停止状態からこれを起動する
際には、ストツパ41を押ばね43Aに抗して指
懸り41Bを用いて引上げ、操作アーム26を押
込み、その操作アーム26の戻りにはカム面41
Aに当つて、ストツパ41を押上げて操作アーム
26が非起動操作域に脱出できる。 そして、エンジンの起動後、及びエンジン回転
中において操作アーム26を押込もうとしても、
ストツパ41が操作アーム26の回動を阻み再起
動状態に切換えられない。
以上の説明から明らかなように、この考案の小
型エンジン用起動装置は、エンジンのクランク軸
を駆動することができるリングギヤに対して、こ
れと噛合うことができるピニオンをもつセルモー
タユニツトを揺動自在に配置し、揺動領域の一端
部でピニオンとリングギヤは噛合い、他端部で噛
合いが解かれ、セルモータユニツトの揺動位置を
トグルばねなどの位置保持機構により保持するよ
うに構成すると共に、セルモータユニツトのピニ
オンがリングギヤに対して噛合いを解除され、揺
動領域外の他端部に前記セルモータユニツトの位
置が保持された状態のとき、そのセルモータユニ
ツトを噛合い方向に操作するのを阻止する安全機
構を設けて構成したから、セルモータユニツトの
ピニオンがリングギヤとの噛合いを解除され、こ
の位置に保持されている状態では、これを噛合い
状態に切換える、いわゆる起動操作系の操作を阻
み、起動には意識的にストツパを引上げるという
起動意識を伴つた予備操作が必要であつて、誤操
作、不用意な起動状態への切換えを防ぎ、ピニオ
ン、セルモータ等の起動装置の保護が可能にな
り、また、作業者に対する安全対策上も有益であ
る。
型エンジン用起動装置は、エンジンのクランク軸
を駆動することができるリングギヤに対して、こ
れと噛合うことができるピニオンをもつセルモー
タユニツトを揺動自在に配置し、揺動領域の一端
部でピニオンとリングギヤは噛合い、他端部で噛
合いが解かれ、セルモータユニツトの揺動位置を
トグルばねなどの位置保持機構により保持するよ
うに構成すると共に、セルモータユニツトのピニ
オンがリングギヤに対して噛合いを解除され、揺
動領域外の他端部に前記セルモータユニツトの位
置が保持された状態のとき、そのセルモータユニ
ツトを噛合い方向に操作するのを阻止する安全機
構を設けて構成したから、セルモータユニツトの
ピニオンがリングギヤとの噛合いを解除され、こ
の位置に保持されている状態では、これを噛合い
状態に切換える、いわゆる起動操作系の操作を阻
み、起動には意識的にストツパを引上げるという
起動意識を伴つた予備操作が必要であつて、誤操
作、不用意な起動状態への切換えを防ぎ、ピニオ
ン、セルモータ等の起動装置の保護が可能にな
り、また、作業者に対する安全対策上も有益であ
る。
添付図面はこの考案の一実施例を示し、第1図
は小型エンジン用起動装置の縦断面図、第2図は
セルモータユニツトの側面図、第3図は第1図
−線に沿う断面図、第4図は第1図−線に
沿う断面図、第5図は第1図−線に沿う断面
図、第6図は第2図−線に沿う断面図、第7
図はセルモータユニツトのピニオンがリングギヤ
と噛合い、スイツチ機構がオン状態の説明図、第
8図はピニオンが噛合い解除され、スイツチ機構
がオフ、操作アームが押込まれる前の状態の説明
図、第9図はピニオンが噛合い、操作アームが押
込まれてスイツチ機構がオフ状態の説明図であ
る。 10……ケーシング、11……クランク軸、1
2……ベアリング、13……クーリングフアン、
14……クラツチシユー、14A……取付座、1
5……クラツチドラム、15A……出力軸、16
……クラツチハウジング、17……リングギヤ、
18……揺動制限枠、18A,18B……端部、
20……セルモータユニツト、21……枢軸、2
1A……ねじ部、22……ストツパ、23……ホ
ルダ、24……フランジ、25……トグルばね、
25A,25B……端部、26……操作アーム、
26A……他端部、26B……引張ばね、26E
……突起、26F……押座、26X……延長アー
ム、27……セルモータ、27B……出力軸、2
8……ピニオン、29……ピンジヤツク、30…
…スイツチ機構、31,32……ターミナル端
子、33……導体、40……安全機構、41……
ストツパ、41A……カム面、41B……指懸
り、42……フランジ、43……ケーシング、4
4……ステー、45……取付部。
は小型エンジン用起動装置の縦断面図、第2図は
セルモータユニツトの側面図、第3図は第1図
−線に沿う断面図、第4図は第1図−線に
沿う断面図、第5図は第1図−線に沿う断面
図、第6図は第2図−線に沿う断面図、第7
図はセルモータユニツトのピニオンがリングギヤ
と噛合い、スイツチ機構がオン状態の説明図、第
8図はピニオンが噛合い解除され、スイツチ機構
がオフ、操作アームが押込まれる前の状態の説明
図、第9図はピニオンが噛合い、操作アームが押
込まれてスイツチ機構がオフ状態の説明図であ
る。 10……ケーシング、11……クランク軸、1
2……ベアリング、13……クーリングフアン、
14……クラツチシユー、14A……取付座、1
5……クラツチドラム、15A……出力軸、16
……クラツチハウジング、17……リングギヤ、
18……揺動制限枠、18A,18B……端部、
20……セルモータユニツト、21……枢軸、2
1A……ねじ部、22……ストツパ、23……ホ
ルダ、24……フランジ、25……トグルばね、
25A,25B……端部、26……操作アーム、
26A……他端部、26B……引張ばね、26E
……突起、26F……押座、26X……延長アー
ム、27……セルモータ、27B……出力軸、2
8……ピニオン、29……ピンジヤツク、30…
…スイツチ機構、31,32……ターミナル端
子、33……導体、40……安全機構、41……
ストツパ、41A……カム面、41B……指懸
り、42……フランジ、43……ケーシング、4
4……ステー、45……取付部。
Claims (1)
- クランク軸11に連結されたリングギヤ17
と、該リングギヤ17に噛み合うことができるピ
ニオン28が設けられた出力軸27Bを有するセ
ルモータユニツト20と、該セルモータユニツト
20を前記クランク軸11の回転軸心と直交する
平面内で揺動させる操作アーム26と、前記セル
モータユニツト20の電源を開閉するスイツチ機
構30と、前記ピニオン28と前記リングギヤ1
7との間の反曲点を越えた噛合い位置域は噛合い
解除位置に前記セルモータユニツト20を保持す
る位置保持機構と、エンジン起動後のエンジン回
転中にセルモータユニツト20が前記噛合い解除
位置に保持されている状態では前記操作アーム2
6の前記セルモータ27側への揺動を阻止するた
めに弾性力によつて突出方向に付勢されているス
トツパ41を設けると共に、該ストツパ41の先
端部にカム面41Aを形成した安全機構40とを
備え、前記操作アーム26が起動操作領域外方向
に回動する際には、前記操作アーム26の先端部
26Sが前記カム面41Aに当接して乗り越え、
前記操作アーム26を起動操作領域外に保持する
ことを特徴とする小型エンジン用起動装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12073287U JPH0523836Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | |
| DE19873741384 DE3741384A1 (de) | 1987-07-21 | 1987-12-07 | Startersystem fuer eine klein-brennkraftmaschine |
| US07/130,853 US4769553A (en) | 1987-07-21 | 1987-12-08 | Starting system for a small engine |
| GB8728872A GB2207193B (en) | 1987-07-21 | 1987-12-10 | Starting system for a small engine |
| FR8717580A FR2618491B1 (fr) | 1987-07-21 | 1987-12-16 | Dispositif de demarrage pour moteur thermique de faible taille |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12073287U JPH0523836Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6425471U JPS6425471U (ja) | 1989-02-13 |
| JPH0523836Y2 true JPH0523836Y2 (ja) | 1993-06-17 |
Family
ID=31367102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12073287U Expired - Lifetime JPH0523836Y2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-08-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0523836Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP12073287U patent/JPH0523836Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6425471U (ja) | 1989-02-13 |
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