JPH05239177A - ポリウレタン樹脂 - Google Patents

ポリウレタン樹脂

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JPH05239177A
JPH05239177A JP4310016A JP31001692A JPH05239177A JP H05239177 A JPH05239177 A JP H05239177A JP 4310016 A JP4310016 A JP 4310016A JP 31001692 A JP31001692 A JP 31001692A JP H05239177 A JPH05239177 A JP H05239177A
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polyurethane resin
thf
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copolyether
polyurethane
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憲昭 岡部
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英行 石井
Haruo Watanabe
治生 渡辺
Shuichi Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規なポリウレタン樹脂を提供することを目的
とする。 【構成】テトラヒドロフランと3−アルキルテトラヒド
ロフランとのモル比85/15ないし20/80の混合
比でこれらを共重合させて得られた分子量500〜50
00のコポリエ−テルポリオ−ル、ポリイソシアネ−ト
化合物、及びイソシアネ−ト基と反応する鎖延長剤とを
反応させて得たポリウレタン樹脂である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリウレタン樹
脂に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂のソフトセグメント成
分としてポリエ−テルがよく用いられる。中でもテトラ
ヒドロフラン(以下THFと称す)の重合体であるポリ
テトラメチレンエ−テルグリコ−ルを用いたポリウレタ
ン樹脂は弾性特性、低温特性、耐加水分解性などの点に
おいて優れるため特に注目されている。
【0003】しかし、ポリテトラメチレンエ−テルグリ
コ−ルはポリウレタンに有用な分子量500〜4000
のもので融点が20〜40℃の範囲にあり、常温或はそ
れ以下の温度では結晶化が起こり、ハンドリング、作業
性は勿論、常温で硬化を必要とする塗料、コ−ティン
グ、シ−リング等の分野において大きな問題となってい
る。従来、これらの分野では結晶化を防ぐため適当な有
機溶剤を添加する方法が採られているが、公害防止、合
理性の観点から最近は非溶剤系のものが指向され、ポリ
テトラメチレンエ−テルグリコ−ルの特性を所望しつ
つ、その結晶性の改善が強く望まれている。
【0004】ポリテトラメチレンエ−テルグリコ−ルの
欠点を改良するためTHF/プロピレンオキシドコポリ
エ−テルポリオ−ルが知られる[Journal of
Polymer Science, 58, 857
−863 (1962)]。しかしこのポリオ−ルはプ
ロピレンオキシドとの共重合物であるためポリプロピレ
ンオキシドポリオ−ル同様、末端が2級水酸基であり、
イソシアネ−ト基との反応性が低く、またポリウレタン
の物性にも難点をもち、結晶性は低く、常温で液状を保
つものの満足できるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、改良され
た特性を有するポリウレタン樹脂について種々検討した
結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は優れた
抗張力、低温物性、抗伸張性等の物性を有する新規なポ
リウレタン樹脂を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、テトラ
ヒドロフランと3−アルキルテトラヒドロフランとのモ
ル比85/15ないし20/80の混合比でこれらを共
重合させて得られた分子量500〜5000のコポリエ
−テルポリオ−ル、ポリイソシアネ−ト化合物、及びイ
ソシアネ−ト基と反応する鎖延長剤とから得られるポリ
ウレタン樹脂である。
【0007】すなわち、本発明においてはTHFと3−
アルキルTHFとをモル比85/15ないし20/80
の混合比で強酸触媒下に共重合反応して得られた分子量
500〜5000のコポリエ−テルポリオ−ルは、常温
で液状を保ち、かつ、ポリイソシアネ−トとの反応性に
富み、該ポリオ−ルとポリイソシアネ−トと鎖延長剤と
を反応させて得たポリウレタン樹脂は、ゴム弾性に優れ
た特性を有する。
【0008】本発明において使用する3−アルキル置換
テトラヒドロフランは一般式:
【0009】
【化1】
【0010】(式中R1、R2は一方が水素、もう一方が
1〜C4アルキル基)で表される構造式を有し、その代
表例として3−メチルTHFをあげることができ、これ
は米国特許第3,859,369号にCopelinに
より記載された1,4−ブテンジオ−ルのヒドロホルミ
ル化と水素添加により、またイタコン酸の還元などによ
り合成される。THFと3−メチルTHFとが共重合反
応することは知られている。
【0011】本発明のジオ−ル成分としてのコポリエ−
テルポリオ−ルとはTHFと3−メチルTHFとのモル
混合比を85/15ないし20/80にとり、THFを
開環しうる強酸、例えばクロロスルホン酸、フロロスル
ホン酸、過塩素酸などにより通常0℃〜50℃の温度で
共重合して得られ、分子量は500〜5000である。
そして、その融点は、10℃付近以下にあり、常温では
完全に液体状態を保持する。上記のモル混合比範囲にお
いてTHF/3−メチルTHF比を小さくとると融点は
降下する傾向を示し、従って融点は自由に変えられ、使
用温度、使用目的にあった融点をもつコポリエ−テルを
得ることができる。モル混合比20/80以下では実質
的に融点をもたないコポリエ−テルとなるが、そのガラ
ス転移点が急に上昇するために、ポリウレタン樹脂の低
温特性に好ましくない。一方モル混合比85/15以上
では融点の上昇により結晶性が増し、目的に合わない。
結晶性、ポリウレタン樹脂物性とのバランスから好まし
いコポリエ−テルポリオ−ルを得るTHF/3−メチル
THFモル混合比は80/20ないし30/70であ
る。
【0012】また該ポリオ−ルの分子量としては、ゲル
パ−ミュレション法によって測定した値で、500〜5
000を有する。しかして、分子量500以下の場合に
はポリウレタン樹脂にしたとき硬くなり、ゴム弾性率及
び抗張力が低下し、また、分子量5000以上となると
伸びが大きくなり過ぎ、樹脂としての特性が損なわれ
る。
【0013】上記のコポリエ−テルポリオ−ルは常温で
無色透明な液体である外、末端は一級水酸基であるため
イソシアネ−ト基との反応性に富み、ポリプロピレンオ
キシドポリオ−ルやTHF/プロピレンオキシドコポリ
エ−テルポリオ−ルの反応性の約3ないし4倍である。
従ってポリウレタン樹脂の分野でも常温硬化プロセス、
更に反応射出成型(RIM)プロセスなどに好適であ
る。
【0014】一方、ポリイソシアネ−ト化合物とは、分
子内にイソシアネ−ト基を2個以上有するもので、例え
ばトリレンジイソシアネ−ト(TDI)、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネ−ト(MDI)、ヘキサメ
チレンジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−
ト、イソホロンジイソシアネ−ト、ナフチレンジイソシ
アネ−ト、水添ジフェニルメタンジイソシアネ−ト等一
般的にポリウレタン樹脂の合成に用いられるポリイソシ
アネ−ト化合物があげられ、これらは単独または二種以
上混合して用いられる。
【0015】イソシアネ−ト基と反応する鎖延長剤とし
ては、ポリウレタン樹脂の合成において鎖延長剤として
用いられる化合物であって、2個以上の水酸基、アミノ
基をもつ化合物で、エチレングリコ−ル、プロピレング
リコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,6−ヘキサン
ジオ−ル、キシリレングリコ−ル、グリセリン、トリメ
チロ−ルプロパン、エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタ
ン、メチレン・ビス(2−クロロアニリン)等があげら
れる。他にヒドラジン化合物、水等もあげることができ
る。ジアミン、ヒドラジン、水を用いて得られる樹脂は
ポリウレタン−ウレアである。 本発明のポリウレタン
樹脂は、例えば、コポリエ−テルポリオ−ル化合物とポ
リイシシアネ−ト化合物とを反応させてイソシアネ−ト
基含有の前駆体(プレポリマ−)を合成し、その後、鎖
延長剤を反応させることにより、即ち二段法によっても
得られるし、またコポリエ−テルポリオ−ル、ポリイソ
シアネ−ト、鎖延長剤を同時に反応させるワンショット
法など通常のポリウレタン樹脂の製法で得られる。
【0016】上記の合成において反応温度はプロセス、
用途等によって変わってくるが、一般的には50〜20
0℃の範囲で行われるが、本発明の場合、コポリエ−テ
ルポリオ−ルの融点が低いために50℃以下の温度でも
反応が可能である。一方、各成分の組成比は目的とする
ポリウレタン樹脂によって変わるが、プレポリマ−はイ
ソシアネ−ト基を含有する必要があり、コポリエ−テル
ポリオ−ル化合物の水酸基1当量に対しポリイソシアネ
−ト化合物のイソシアネ−ト基が1以上、好ましくは
1,2以上で、3.5以下である。最終反応物の配合比
はいずれの方法でもイソシアネ−ト基1当量に対しコポ
リエ−テルポリオ−ルと鎖延長化合物の全活性水素原子
当量が0.9〜1.1にとられる。
【0017】上記の反応において必要に応じ、触媒、安
定剤等を添加することができる。触媒としては例えばト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ジブチル錫ジラウ
レ−ト、オクチル酸第一錫等があり、安定剤としては例
えばアイオノ−ル(BHT)、ジステアリルチオジプロ
ピオネ−ト、ジ・ベ−タナフチルフェニレンジアミン、
トリ(ジノニルフェニル)フォスファイト等があげられ
る。
【0018】本発明のポリウレタン樹脂は、常温液状の
ポリプロピレンオキシドポリオ−ル、THF/プロピレ
ンオキシドコポリエ−テルポリオ−ルから得られるポリ
ウレタン樹脂の物性よりかなり優れ、ポリテトラメチレ
ンエ−テルポリオ−ルより得られるポリウレタン樹脂の
物性と殆んど変わらない優れた弾性体である。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例によって更に詳しく説明
する。実施例中コポリエ−テルポリオ−ルの水酸基価
(OH価 mg KOH/g)はピリジン−無水酢酸法
で求めこれより数平均分子量を求めた。3−メチルTH
Fユニット、THFユニットの組成分析、末端水酸基解
析は13C−NMR(日本電子製FX−60)、融点(T
m)およびガラス転移点(Tg)はDSC(理学電機製
DSC−8230)によった。ポリウレタン物性はJI
S−K6301に順じて測定した。
【0020】実施例1 脱水されたTHF288.4g(4モル)、3−メチル
THF8601g(1モル)[モル混合比80/20]
を撹拌機、温度計、N2シ−ル装置を備えた1l四ツ口
セパラブルフラスコに仕込み、温度10℃で70%過塩
素酸10.5g、無水酢酸95gを添加、8時間重合反
応を行った。反応終了液を20%水酸化ナトリウム水溶
液500gで中和し、以下一般的方法に順じ、モノマ−
回収、加水分解、精製操作を行い、常温で無色透明な液
体であるコポリエ−テルグリコ−ル275g(収率7
3.4%)を得た。このものは水酸基価103.9、数
平均分子量1080、NMR解析の結果、末端は一級水
酸基のみであり、THFユニットと3−メチルTHFユ
ニットとのモル組成比は86/14のコポリエ−テルグ
リコ−ルであった。DSC解析の結果、Tm=1℃、T
g=−85℃であった。更に撹拌機、温度計、N2シ−
ル−減圧装置を備えた500cc四ツ口セパラバルフラ
スコに上記コポリエ−テルグリコ−ル100gをとり、
100℃で1時間真空乾燥を行い、これを充分脱水した
ジメチルアセトアミド100gに溶解混合し、蒸留精製
した4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(MD
I)を用い、公知の方法[J.poly. sci.
chem. Eds., 13,1657(’75)]
にて30℃における反応速度定数K1(kg/eg・s
ec)を求めたところ、K1=4.3×10 ̄3が得ら
れ、同時に測定したTHF/プロピレンオキシドコポリ
エ−テルグリコ−ル(分子量980、K=1.2×10
3)、ポリプロピレンオキシドグリコ−ル(分子量1
000、K1=0.9×10 ̄3)に比べ約4倍であっ
た。次に同様な500ccセパラブルフラスコに上記コ
ポリエ−テルグリコ−ル200gをとり、100℃で1
時間真空乾燥を行い、MDI106gを添加、60℃で
5時間反応させてプレポリマ−(NCO=6.50%)
を得た。この150gを別に用意した混合器にとり、脱
気後1,4−ブタンジオ−ル10gを添加、数分間に充
分混合後、予熱した20cm×30cm×0.2cmガ
ラスモ−ルドに注ぎ、110℃のオ−ブン中で16時間
キュアリングを行い、ポリウレタンシ−トを得た。これ
を20℃の恒温室にて1時間放置し、物性測定に供し
た。プレポリマ−、ポリウレタン樹脂の物性を表1に示
した。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2〜4および比較例1、2 THFと3−メチルTHFとのモル混合比を50/50
(実施例2)、30/70(実施例3)、90/10
(比較例1)、10/90(比較例2)、80/20
(分子量2000、実施例4)に設定し、過塩素酸/無
水酢酸の量を目的分子量に合うように変化させる以外は
実施例1と同様にして得たコポリエ−テルグリコ−ル、
ポリウレタン樹脂の物性を表1に示した。
【0023】比較例3、4 市販のポリテトラメチレンエ−テルグリコ−ル(PT
G、分子量1020)、公知の方法で得たTHF/プロ
ピレンオキシド(30重量%)コポリエ−テルグリコ−
ル(PPTG、分子量980)、および実施例1と同様
にして得たポリウレタンの物性を表1に示した。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のポリウレタ
ン樹脂は、ポリオ−ル成分としてテトラヒドロフランと
3−アルキルテトラヒドロフランとのコポリエ−テルポ
リオ−ルを使用することにより表1に示したような優れ
たポリウレタン樹脂を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 治生 神奈川県横浜市鶴見区大黒町7番43号 保 土谷化学工業株式会社中央研究所鶴見分室 内 (72)発明者 竹内 修一 神奈川県横浜市鶴見区大黒町7番43号 保 土谷化学工業株式会社中央研究所鶴見分室 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラヒドロフランと3−アルキルテト
    ラヒドロフランとのモル比85/15ないし20/80
    の混合比でこれらを共重合させて得られた分子量500
    〜5000のコポリエ−テルポリオ−ル、ポリイソシア
    ネ−ト化合物、及びイソシアネ−ト基と反応する鎖延長
    剤とを反応させて得たポリウレタン樹脂。
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