JPH0523938B2 - - Google Patents
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- JPH0523938B2 JPH0523938B2 JP59072624A JP7262484A JPH0523938B2 JP H0523938 B2 JPH0523938 B2 JP H0523938B2 JP 59072624 A JP59072624 A JP 59072624A JP 7262484 A JP7262484 A JP 7262484A JP H0523938 B2 JPH0523938 B2 JP H0523938B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/02—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
- B29C55/10—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial
- B29C55/12—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial biaxial
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、手やデイスペンサーで容易に切断す
ることができる二軸延伸された粘着テープ用ポリ
オレフイン・フイルムに関するものである。 〔従来の技術〕 従来、手やデイスペンサーで切断することので
きるポリオレフインフイルムとして、結晶性低分
子量ポリオレフインフイルムで、かつ該フイルム
の幅方向のシヤルピー衝撃強さを規制した二軸延
伸ポリオレフインフイルム(たとえば特開昭58−
136418号公報など)が提案されている。 〔発明が解消しようとする問題点〕 しかし、上記のフイルムには次の欠点があつ
た。すなわち、極限粘度1.0前後の低分子量ポリ
オレフインは非常に低粘度であり、かつ結晶性が
速いために、従来の極限粘度1.8〜2.2程度では特
に問題とならなかつたポリマ重合触媒残査物や易
滑剤、アンチブロツキング剤、結晶核剤などがフ
イルム中で不均一な分散を起こし異物となつた
り、この異物を核として延伸フイルムにボイドを
生成したりして外観の悪いフイルムとなる。しか
も手やデイスペンサーで切断したときに、異物や
ボイドのために切断面に凹凸が形成されたり、切
り口が多方向にランダムに伝播したりする欠点を
有していた。また粘着テープなどのコーチング用
原反に使用した場合、表面凹凸による外観不良、
塗布ムラ等の欠点をも有していた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記欠点すなわち、外観の不良、フ
イルムの切断時に、切断面の凹凸やランダム伝
播、コーチング剤の塗布ムラなどを解消せしめ、
手やデイスペンサーで容易に切断することがで
き、しかも実用強さをも兼ねそなえた二軸延伸さ
れた粘着テープ用ポリオレフインフイルムを提供
せんとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するため、次の構
成、すなわち、極限粘度0.5〜1.5の結晶性低分子
量ポリオレフインフイルムであつて、かつ該フイ
ルムは (1) 灰分が100ppm未満 (2) 幅方向のシヤルピー衝撃強さが0.5〜5.0
(Kg・cm/cm) である二軸延伸されたポリオレフインフイルムで
ある。 本発明のフイルムの極限粘度は0.5〜1.5、好ま
しくは0.8〜1.2、さらに好ましくは0.9〜1.05の範
囲にあることが必要である。この範囲より低い極
限粘度では、フイルムが脆くなり実用強さが不足
するのみならず、製膜性が著しく劣るようにな
る。逆に、この範囲より高い極限粘度では手やデ
イスペンサーで容易に切断できなくなるためであ
る。また、本発明フイルムは灰分が100ppm未満、
好ましくは40ppm未満でなくてはならない。灰子
が100ppm以上になると、異物が著しく多くなり、
しかも異物を核としたボイドによる外観の不良と
なつたり、フイルム切断時に切断面が凹凸になつ
たり、ランダムに伝播切断したり、また表面凹凸
によるコーチング剤の塗布ムラなどが発生するた
めである。さらに本発明フイルムの幅方向のシヤ
ルピー衝撃強さは、0.5〜5.0、好ましくは1.5〜
3.0(Kg・cm/cm)の範囲になければならない。こ
の範囲より低い値になると、フイルムが脆くなり
すぎ、実用強度が不足するためであり、また逆に
この範囲より高い値になると、手やデイスペンサ
ーで切断できなくなるためである。 なお、本発明のフイルムは、二軸延伸されたフ
イルムである。 本発明のフイルムに用いる結晶性低分子量ポリ
オレフインとは、プロピレン、エチレン、ブテン
−1,4−メチルペンテン−1などの単独重合
体、あるいは上記モノマーと炭素数2〜10の他の
オレフインとの共重合体(ただし、共重合率は30
重量%以下)などで代表される結晶性のもので、
本発明フイルムの場合、特にプロピレン系の共重
合体、なかでもプロピレン・エチレンランダム共
重合体(エチレン含量1〜5重量%)が好まし
い。もちろん、ポリスチレンやポリメチルメタク
リレート系の非晶性ポリオレフインは、耐熱性・
耐薬品性および実用強度の点で不充分であり、本
発明フイルムの原料としては好ましくない。 本発明のフイルムに用いる結晶性低分子量ポリ
オレフインは、灰分を低減させるために、重合終
了時ポリマーをアルコール類(特にエタノール、
イソプロパノールなど)で洗浄することにより、
灰分を100ppm未満とすることができる。また洗
浄回数を増すことにより更に灰分を低減できる
が、達成できる下限値としては、およそ30ppm程
度である。 また本発明のフイルムには、必要に応じて酸化
防止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、結晶核剤な
どを本発明の効果をそこなわない範囲で添加され
ていてもよい。また本発明のフイルムの場合、低
分子量ポリマーを使うため、結晶化速度が非常に
速く、大きな球晶が生長し透明性が悪化するが、
低分子量ポリマとの相容性がよく均一分散性に優
れた結晶核剤を添加することにより球晶サイズを
小さく微分散化させるため透明性が大幅に改良さ
れるという著しい効果がある。 次に本発明フイルムの製造方法の一例を述べる
が、必ずしもこれに限定されるものではない。ア
ルコール(エタノール)で充分に洗浄した結晶性
低分子量ポリオレフインを押出機に供給して口金
から溶融押出をする。このとき、低分子量のため
溶融粘度が通常のポリオレフインに比べて低いた
めに可能な限り低温度で溶融させ、高メツシユの
フイルターを用いて粗大な異物を除去する。 次にこの溶融体を移動する70〜130℃に保たれ
た冷却支持体(キヤストドラム)上に接地させ、
その接地点に通常よりも弱い風速のエアーナイフ
で密着させ、フイルム温度を70℃以上に保つたま
まキヤストドラムから剥離させる。かくして得ら
れたキヤストフイルムの極限粘度は0.5〜1.5の範
囲にある。次に、該キヤストフイルム温度を60℃
以上に保つたまま公知の同時二軸延伸法あるいは
逐次二軸延伸法により、延伸倍率を長手方向4.5
〜10倍、幅方向6〜15倍として延伸する。この時
の長手方向の延伸温度TMDは、結晶性低分子量ポ
リオレフインの融点Tnより10〜30℃低い温度範
囲が好ましく、得られた長手延伸フイルムの複屈
折としては0.01以下になるようにし、また幅方向
の延伸温度TTDは、Tnより10〜50℃低い温度範囲
が好ましい。次いで該二軸延伸フイルムをTn以
下の温度で熱処理をし、必要に応じてフイルムの
片面または両面にコロナ放電処理などの公知の表
面活性化処理を行なつてぬれ張力を35〜
50dyne/cmとする。 かくして得られた二軸延伸フイルムの厚さは、
8〜90μm、好ましくは15〜50μmの範囲にある
のがよい。また、該フイルムの幅方向のシヤルピ
ー衝撃強さCHTDは0.5〜5.0(Kg・cm/cm)の範囲
にあるフイルムとすることができる。また該フイ
ルムの灰分は100ppm未満とすることができる。 ここで延伸温度をTMD>TTDとすることにより
二軸延伸フイルムの幅方向の複屈折を0.013以上
とすることができ、長手方向には切断できず主と
して幅方向に切断しやすいフイルムにすることが
でき、また逆に延伸温度をTMD≦TTDとすること
により複屈折を0.013未満とすることによりフイ
ルム面内の任意の方向に切断が可能なフイルムと
することができる。すなわち幅方向の複屈折の程
度により、切断方向を自由にコントロールするこ
とができる。また本発明フイルムの場合、原料に
高結晶性で、しかも低分子量のポリマーを使用し
ているために、高温で強度な熱処理をしなくても
熱寸法安定性に優れたフイルムとなりうる。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明は極限粘度0.5〜1.5
の結晶性低分子量ポリオレフインフイルムであつ
て、かつ該フイルムは、 (1) 灰分が100ppm未満 (2) 幅方向のシヤルピー衝撃強さが0.5〜5.0
(Kg・cm/cm) である粘着テープ用二軸延伸ポリオレフインフイ
ルムという構成をとることにより、次のような優
れた効果を生じるものである。すなわち、 (1) 幅方向のみ、あるいは、フイルム面内の任意
の方向にも手で切断することができ、しかも、
実用強さをも兼ねそなえている。 (2) 切断面が凹凸になつたり、切り口がランダム
に伝播することなく、美しく切断することがで
きる。 (3) 外観がきれいで、表面凹凸が少ない。 (4) 耐溶剤性や耐熱性にすぐれている。 (5) 熱収縮率が小さく、また吸湿性もないので寸
法安定性に優れている。 (6) 加熱時、あるいは外力が加わつても、フイル
ムはカールしない。 (7) 粘着テープ用の基材として本フイルムを用い
ると、デイスペンサーによる切断性が良好であ
り、粘着剤塗布による塗布ムラや表面凹凸がな
い。 (8) さらに粘着テープ用の基材や、ラミネート用
の基材として使つた場合、厚さ方向の外力に対
しても強く、劈開などを起こすことはない。 次に本発明における各特性値の測定法を以下に
まとめておく。 (1) 極限粘度 ポリマー0.1gを135℃のテトラリン100mlに
完全溶解させ、この溶液を粘度計で135℃の恒
温槽中で測定して比粘度Sより次式に従つて極
限粘度を求める。 極限粘度=S/0.1×(1+0.22S) (2) 融点 走査型熱量計(DSC−型:Perkin Elmer
社製)にポリマー5mgをセツトし、窒素雰囲気
下で加熱し、昇温速度20℃/分で290℃まで昇
温する。この温度に60秒間保持したのち、該サ
ンプルを取り出し、ただちに液体窒素中に投入
して急冷する。このサンプルを再び測定セルに
セツトし、昇温速度20℃/分で昇温してゆき、
結晶の融解に伴なう吸熱ピークのピーク部の温
度を該ポリマーの融点とする。 (3) シヤルピー衝撃強さ Charpy衝撃試験機によつて求められる値で
試験片を切断するに要したエネルギーE(Kg・
cm)をサンプル幅(cm)で割つた値で示す。E
の算出法は次式による。 E=WR(Cosβ−Cosα) Wはハンマー重量(Kg)、Rはハンマーの回
転の中心軸から重心までの距離(cm)、αはハ
ンマーの持上角、βは試験片切断後のハンマー
の振上角である。 幅方向(長手方向)のシヤルピー衝撃強さと
は、長手方向(幅方向)に長くサンプリング
し、その長軸の上下をテストクランプに取り付
け、長軸と直角方向、すなわち幅方向(長手方
向)にハンマーで該フイルムを切断したエネル
ギー値Eを、該フイルム・サンプルの幅で割つ
た値をいう。 (4) 灰分 試料(フイルム)100gを正確に秤量し、磁
性ルツボに入れ、ガス炎で加熱灰化する。これ
を850℃±25℃の電気炉中で2時間加熱し、デ
シケータ中で30分冷却したのち正確に秤量し、
次式により算出する。 灰分(ppm)=灰分の量(g)/試料(g)×106 (5) 異物(Fish eye)数 フイルム中の異物を光学顕微鏡(普通透過
光)で観察し、フイルム10cm2中の100μm以上
の異物数をもつて示した。 (6) 白化 フイルムを長手方向(幅方向)に5%伸ばし
た時のヘイズ値が、伸ばす前後で3%以下の増
大のとき、白化はないと判定する。 (7) カール 幅10mm、長さ150mmのサンプルを120℃の熱風
オーブン中にフリー荷重で15分間ぶらさげ、そ
のサンプルが、全くカールせず平面性を保つて
いるものをカールなしとした。 (8) 劈開 フイルムにセロテープ(積水化学製No.1150、
幅24mm)を、テープ圧着ロール機(東洋精機製
JIS−C2107)を用いて線圧1Kg/cmで貼り付
け、貼り付部が24×200mm角になるように50個
以上のサンプルを用意し、これを手で1.5m/
秒の高速でサンプルとセロテープとを180°剥離
し、フイルムの表層部の劈開の有無で判断し
た。 (9) 複屈折 Na−D線を透過光として、コンペンセータ
を用い、リターデージヨンを求め、それをフイ
ルム厚さで除した値を用いた。 次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明
する。 実施例 1 結晶性低分子量ポリオレフイン原料として、エ
チレン2.2重量%のエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(極限粘度1.05、メルトインデツクス
81g/10分間、融点153℃)をメタノール50%水
溶液で2回くり返し充分に洗浄した。酸化防止剤
として、2,6−ジ−タ−シヤリ−ブチル−パラ
−クレゾール0.1重量%、および押出機内部滑性
剤としてステアリン酸カルシウム0.005重量%、
結晶核剤としてジベンジリデンソルビトールの誘
導体0.15重量%を含有させたものを用いた。 該原料を押出機に供給し、200℃で溶融させ、
25ミクロンカツトのポーラスメタルフイルターを
通して、フラツト・ダイから押出した。該溶融体
を75℃に保たれたドラム上に接地させ、その接地
点にエアーナイフで密着させてキヤストフイルム
を得た。該キヤストフイルムを60℃以下に冷却さ
すことなく長手方向延伸機に導入させた。長手方
向延伸装置としては、熱風オーブン式延伸機を用
い、熱風温度137℃で、長手方向に6倍延伸した。
かくして得られた一軸延伸フイルムの複屈折は
0.008であつた。 次いで該一軸延伸フイルムをテンター内に導き
延伸温度142℃、延伸倍率9倍で幅方向に延伸し、
ただちに142℃で幅方向に5%のリラツクスを許
しながら7秒間熱処理をした。かくして得られた
35μmの二軸延伸フイルムの両面にコロナ放電処
理をし、表面ぬれ張力を38dyne/cm(JIS法)に
上昇させた。 得られたフイルムの特性を表1に示した。この
フイルムの灰分は40ppmであり、異物の少ない外
観のきれいなものであつた。また手でフイルム切
断時に切断面が凹凸になつたり、ランダムに伝播
切断するようなことはなかつた。 また該フイルムの幅方向シヤルピー衝撃強さは
2.9(Kg・cm/cm)で、複屈折は0.010であり、長
手方向にも幅方向にも手で容易に切断することが
できた。 さらに該フイルムの片面にアクリル系の感圧接
着剤を、もう片面に離型剤をコートして、12mm幅
の粘着テープを作つた。この粘着テープは接着剤
の塗布ムラがなく、表面凹凸のない透明性に優れ
たものであり、デイスペンサーおよび手での切断
性にすぐれ、切断面が凹凸になつたり、ランダム
に伝播切断することもなく、また白化、白濁した
り、デイスペンサーでフイブリル化したりするよ
うなことはなかつた。もちろん該粘着テープをガ
ラスなどの被着体に接着させたのち高速で剥離し
ても、テープが切れたり、劈開を起こしたりする
ようなことはなかつた。 このように本発明フイルムは、カツト性に優
れ、異物の少ない外観のきれいなもので、しかも
実用強度も兼ね備えた優れたフイルムであり、特
に粘着テープ用の原反としても好ましいものであ
ることがわかる。 比較例 1 結晶性低分子量ポリオレフイン原料として、エ
チレン2.2重量%のエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(極限粘度1.05、メルトインデツクス
81g/10分間、融点153℃)に酸化防止剤として
2,6−ジ−タ−シヤリ−ブチル−パラ−クレゾ
ール0.05重量%、および押出機内部滑性剤として
ステアリン酸カルシウム0.2重量%、結晶核剤と
してジベンジリデンソルビトールの誘導体0.15重
量%を含有させたものを用いた。該原料を押出機
に供給し、200℃で溶融させ、150メツシユの金網
フイルターを通して、フラツト・ダイから押出し
た以外は実施例1と同様にして、厚さ35μmと二
軸延伸フイルムとし、両面にコロナ放電処理を
し、表面ぬれ張力を38dyne/cm(JIS法)とし
た。 かくして得られたフイルムの物性を表1に示し
た。このフイルムの灰分は240ppmであり、異物
が非常に多く、フイルム表面はツブツブで凹凸が
あり、外観の悪いものであつた。また手でフイル
ムを切断したとき、切断面が凹凸になつたり、し
かも切り口が多方向にランダムに伝播切断するよ
うなことがしばしば起つた。 さらに該フイルムの片面にアクリル系の感圧接
着剤をコートしたところ、塗布ムラがあり、透明
性、外観の悪いものであつた。 比較例 2 ポリオレフイン原料として、極限粘度2.2のエ
チレン・プロピレンランダム共重合体(エチレン
2.2重量%含有、メルトインデツクス1.4g/10分
間、融点153℃)を使用した以外は、比較例1と
まつたく同様にして、厚さ35μmの二軸延伸フイ
ルムとし、両面にコロナ放電処理をして、ぬれ張
力を38dyne/cm(JIS法)とした。 かくして得られたフイルムの物性を表1に示し
た。このフイルムの灰分は245ppmであつたが、
異物は少なく、また外観のきれいなものであつ
た。しかし該フイルムのシヤルピー衝撃強さは長
手方向/幅方向の値として8.0/9.3(Kg・cm/cm)
であり、長手方向にも、幅方向にも手で切断でき
ないものであつた。 実施例 2 実施例1で得られた一軸延伸フイルムを、実施
例1とは異なつた幅方向延伸温度、すなわち、
120℃で9倍幅方向に延伸し、ただちに135℃で幅
方向に5%のリラツクスを許しながら7秒間熱処
理をし、つづいて表面にコロナ放電処理をし厚さ
35μmの二軸延伸フイルムを得、そのフイルム物
性を表2に示した。 得られたフイルムの幅方向シヤルピー衝撃強さ
は、3.0(Kg・cm/cm)で、複屈折は0.022であつ
た。このフイルムは長手方向には手で切断するこ
とは出来ないが、幅方向のみには手で容易に切断
することが出来、しかも、その切断方向は幅方向
と一致しており、幅方向に一直線に切断してい
た。また該フイルムの灰分は40ppmであり、異物
の少ない外観のきれいなものであつた。このよう
なフイルムは、粘着剤をコートすることにより、
デイスペンサーや手での切断性に優れ、しかも粘
着テープとして必要な特性も兼ね備えているた
め、すぐれた粘着テープ用の原反とすることがで
きる。
ることができる二軸延伸された粘着テープ用ポリ
オレフイン・フイルムに関するものである。 〔従来の技術〕 従来、手やデイスペンサーで切断することので
きるポリオレフインフイルムとして、結晶性低分
子量ポリオレフインフイルムで、かつ該フイルム
の幅方向のシヤルピー衝撃強さを規制した二軸延
伸ポリオレフインフイルム(たとえば特開昭58−
136418号公報など)が提案されている。 〔発明が解消しようとする問題点〕 しかし、上記のフイルムには次の欠点があつ
た。すなわち、極限粘度1.0前後の低分子量ポリ
オレフインは非常に低粘度であり、かつ結晶性が
速いために、従来の極限粘度1.8〜2.2程度では特
に問題とならなかつたポリマ重合触媒残査物や易
滑剤、アンチブロツキング剤、結晶核剤などがフ
イルム中で不均一な分散を起こし異物となつた
り、この異物を核として延伸フイルムにボイドを
生成したりして外観の悪いフイルムとなる。しか
も手やデイスペンサーで切断したときに、異物や
ボイドのために切断面に凹凸が形成されたり、切
り口が多方向にランダムに伝播したりする欠点を
有していた。また粘着テープなどのコーチング用
原反に使用した場合、表面凹凸による外観不良、
塗布ムラ等の欠点をも有していた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記欠点すなわち、外観の不良、フ
イルムの切断時に、切断面の凹凸やランダム伝
播、コーチング剤の塗布ムラなどを解消せしめ、
手やデイスペンサーで容易に切断することがで
き、しかも実用強さをも兼ねそなえた二軸延伸さ
れた粘着テープ用ポリオレフインフイルムを提供
せんとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するため、次の構
成、すなわち、極限粘度0.5〜1.5の結晶性低分子
量ポリオレフインフイルムであつて、かつ該フイ
ルムは (1) 灰分が100ppm未満 (2) 幅方向のシヤルピー衝撃強さが0.5〜5.0
(Kg・cm/cm) である二軸延伸されたポリオレフインフイルムで
ある。 本発明のフイルムの極限粘度は0.5〜1.5、好ま
しくは0.8〜1.2、さらに好ましくは0.9〜1.05の範
囲にあることが必要である。この範囲より低い極
限粘度では、フイルムが脆くなり実用強さが不足
するのみならず、製膜性が著しく劣るようにな
る。逆に、この範囲より高い極限粘度では手やデ
イスペンサーで容易に切断できなくなるためであ
る。また、本発明フイルムは灰分が100ppm未満、
好ましくは40ppm未満でなくてはならない。灰子
が100ppm以上になると、異物が著しく多くなり、
しかも異物を核としたボイドによる外観の不良と
なつたり、フイルム切断時に切断面が凹凸になつ
たり、ランダムに伝播切断したり、また表面凹凸
によるコーチング剤の塗布ムラなどが発生するた
めである。さらに本発明フイルムの幅方向のシヤ
ルピー衝撃強さは、0.5〜5.0、好ましくは1.5〜
3.0(Kg・cm/cm)の範囲になければならない。こ
の範囲より低い値になると、フイルムが脆くなり
すぎ、実用強度が不足するためであり、また逆に
この範囲より高い値になると、手やデイスペンサ
ーで切断できなくなるためである。 なお、本発明のフイルムは、二軸延伸されたフ
イルムである。 本発明のフイルムに用いる結晶性低分子量ポリ
オレフインとは、プロピレン、エチレン、ブテン
−1,4−メチルペンテン−1などの単独重合
体、あるいは上記モノマーと炭素数2〜10の他の
オレフインとの共重合体(ただし、共重合率は30
重量%以下)などで代表される結晶性のもので、
本発明フイルムの場合、特にプロピレン系の共重
合体、なかでもプロピレン・エチレンランダム共
重合体(エチレン含量1〜5重量%)が好まし
い。もちろん、ポリスチレンやポリメチルメタク
リレート系の非晶性ポリオレフインは、耐熱性・
耐薬品性および実用強度の点で不充分であり、本
発明フイルムの原料としては好ましくない。 本発明のフイルムに用いる結晶性低分子量ポリ
オレフインは、灰分を低減させるために、重合終
了時ポリマーをアルコール類(特にエタノール、
イソプロパノールなど)で洗浄することにより、
灰分を100ppm未満とすることができる。また洗
浄回数を増すことにより更に灰分を低減できる
が、達成できる下限値としては、およそ30ppm程
度である。 また本発明のフイルムには、必要に応じて酸化
防止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、結晶核剤な
どを本発明の効果をそこなわない範囲で添加され
ていてもよい。また本発明のフイルムの場合、低
分子量ポリマーを使うため、結晶化速度が非常に
速く、大きな球晶が生長し透明性が悪化するが、
低分子量ポリマとの相容性がよく均一分散性に優
れた結晶核剤を添加することにより球晶サイズを
小さく微分散化させるため透明性が大幅に改良さ
れるという著しい効果がある。 次に本発明フイルムの製造方法の一例を述べる
が、必ずしもこれに限定されるものではない。ア
ルコール(エタノール)で充分に洗浄した結晶性
低分子量ポリオレフインを押出機に供給して口金
から溶融押出をする。このとき、低分子量のため
溶融粘度が通常のポリオレフインに比べて低いた
めに可能な限り低温度で溶融させ、高メツシユの
フイルターを用いて粗大な異物を除去する。 次にこの溶融体を移動する70〜130℃に保たれ
た冷却支持体(キヤストドラム)上に接地させ、
その接地点に通常よりも弱い風速のエアーナイフ
で密着させ、フイルム温度を70℃以上に保つたま
まキヤストドラムから剥離させる。かくして得ら
れたキヤストフイルムの極限粘度は0.5〜1.5の範
囲にある。次に、該キヤストフイルム温度を60℃
以上に保つたまま公知の同時二軸延伸法あるいは
逐次二軸延伸法により、延伸倍率を長手方向4.5
〜10倍、幅方向6〜15倍として延伸する。この時
の長手方向の延伸温度TMDは、結晶性低分子量ポ
リオレフインの融点Tnより10〜30℃低い温度範
囲が好ましく、得られた長手延伸フイルムの複屈
折としては0.01以下になるようにし、また幅方向
の延伸温度TTDは、Tnより10〜50℃低い温度範囲
が好ましい。次いで該二軸延伸フイルムをTn以
下の温度で熱処理をし、必要に応じてフイルムの
片面または両面にコロナ放電処理などの公知の表
面活性化処理を行なつてぬれ張力を35〜
50dyne/cmとする。 かくして得られた二軸延伸フイルムの厚さは、
8〜90μm、好ましくは15〜50μmの範囲にある
のがよい。また、該フイルムの幅方向のシヤルピ
ー衝撃強さCHTDは0.5〜5.0(Kg・cm/cm)の範囲
にあるフイルムとすることができる。また該フイ
ルムの灰分は100ppm未満とすることができる。 ここで延伸温度をTMD>TTDとすることにより
二軸延伸フイルムの幅方向の複屈折を0.013以上
とすることができ、長手方向には切断できず主と
して幅方向に切断しやすいフイルムにすることが
でき、また逆に延伸温度をTMD≦TTDとすること
により複屈折を0.013未満とすることによりフイ
ルム面内の任意の方向に切断が可能なフイルムと
することができる。すなわち幅方向の複屈折の程
度により、切断方向を自由にコントロールするこ
とができる。また本発明フイルムの場合、原料に
高結晶性で、しかも低分子量のポリマーを使用し
ているために、高温で強度な熱処理をしなくても
熱寸法安定性に優れたフイルムとなりうる。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明は極限粘度0.5〜1.5
の結晶性低分子量ポリオレフインフイルムであつ
て、かつ該フイルムは、 (1) 灰分が100ppm未満 (2) 幅方向のシヤルピー衝撃強さが0.5〜5.0
(Kg・cm/cm) である粘着テープ用二軸延伸ポリオレフインフイ
ルムという構成をとることにより、次のような優
れた効果を生じるものである。すなわち、 (1) 幅方向のみ、あるいは、フイルム面内の任意
の方向にも手で切断することができ、しかも、
実用強さをも兼ねそなえている。 (2) 切断面が凹凸になつたり、切り口がランダム
に伝播することなく、美しく切断することがで
きる。 (3) 外観がきれいで、表面凹凸が少ない。 (4) 耐溶剤性や耐熱性にすぐれている。 (5) 熱収縮率が小さく、また吸湿性もないので寸
法安定性に優れている。 (6) 加熱時、あるいは外力が加わつても、フイル
ムはカールしない。 (7) 粘着テープ用の基材として本フイルムを用い
ると、デイスペンサーによる切断性が良好であ
り、粘着剤塗布による塗布ムラや表面凹凸がな
い。 (8) さらに粘着テープ用の基材や、ラミネート用
の基材として使つた場合、厚さ方向の外力に対
しても強く、劈開などを起こすことはない。 次に本発明における各特性値の測定法を以下に
まとめておく。 (1) 極限粘度 ポリマー0.1gを135℃のテトラリン100mlに
完全溶解させ、この溶液を粘度計で135℃の恒
温槽中で測定して比粘度Sより次式に従つて極
限粘度を求める。 極限粘度=S/0.1×(1+0.22S) (2) 融点 走査型熱量計(DSC−型:Perkin Elmer
社製)にポリマー5mgをセツトし、窒素雰囲気
下で加熱し、昇温速度20℃/分で290℃まで昇
温する。この温度に60秒間保持したのち、該サ
ンプルを取り出し、ただちに液体窒素中に投入
して急冷する。このサンプルを再び測定セルに
セツトし、昇温速度20℃/分で昇温してゆき、
結晶の融解に伴なう吸熱ピークのピーク部の温
度を該ポリマーの融点とする。 (3) シヤルピー衝撃強さ Charpy衝撃試験機によつて求められる値で
試験片を切断するに要したエネルギーE(Kg・
cm)をサンプル幅(cm)で割つた値で示す。E
の算出法は次式による。 E=WR(Cosβ−Cosα) Wはハンマー重量(Kg)、Rはハンマーの回
転の中心軸から重心までの距離(cm)、αはハ
ンマーの持上角、βは試験片切断後のハンマー
の振上角である。 幅方向(長手方向)のシヤルピー衝撃強さと
は、長手方向(幅方向)に長くサンプリング
し、その長軸の上下をテストクランプに取り付
け、長軸と直角方向、すなわち幅方向(長手方
向)にハンマーで該フイルムを切断したエネル
ギー値Eを、該フイルム・サンプルの幅で割つ
た値をいう。 (4) 灰分 試料(フイルム)100gを正確に秤量し、磁
性ルツボに入れ、ガス炎で加熱灰化する。これ
を850℃±25℃の電気炉中で2時間加熱し、デ
シケータ中で30分冷却したのち正確に秤量し、
次式により算出する。 灰分(ppm)=灰分の量(g)/試料(g)×106 (5) 異物(Fish eye)数 フイルム中の異物を光学顕微鏡(普通透過
光)で観察し、フイルム10cm2中の100μm以上
の異物数をもつて示した。 (6) 白化 フイルムを長手方向(幅方向)に5%伸ばし
た時のヘイズ値が、伸ばす前後で3%以下の増
大のとき、白化はないと判定する。 (7) カール 幅10mm、長さ150mmのサンプルを120℃の熱風
オーブン中にフリー荷重で15分間ぶらさげ、そ
のサンプルが、全くカールせず平面性を保つて
いるものをカールなしとした。 (8) 劈開 フイルムにセロテープ(積水化学製No.1150、
幅24mm)を、テープ圧着ロール機(東洋精機製
JIS−C2107)を用いて線圧1Kg/cmで貼り付
け、貼り付部が24×200mm角になるように50個
以上のサンプルを用意し、これを手で1.5m/
秒の高速でサンプルとセロテープとを180°剥離
し、フイルムの表層部の劈開の有無で判断し
た。 (9) 複屈折 Na−D線を透過光として、コンペンセータ
を用い、リターデージヨンを求め、それをフイ
ルム厚さで除した値を用いた。 次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明
する。 実施例 1 結晶性低分子量ポリオレフイン原料として、エ
チレン2.2重量%のエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(極限粘度1.05、メルトインデツクス
81g/10分間、融点153℃)をメタノール50%水
溶液で2回くり返し充分に洗浄した。酸化防止剤
として、2,6−ジ−タ−シヤリ−ブチル−パラ
−クレゾール0.1重量%、および押出機内部滑性
剤としてステアリン酸カルシウム0.005重量%、
結晶核剤としてジベンジリデンソルビトールの誘
導体0.15重量%を含有させたものを用いた。 該原料を押出機に供給し、200℃で溶融させ、
25ミクロンカツトのポーラスメタルフイルターを
通して、フラツト・ダイから押出した。該溶融体
を75℃に保たれたドラム上に接地させ、その接地
点にエアーナイフで密着させてキヤストフイルム
を得た。該キヤストフイルムを60℃以下に冷却さ
すことなく長手方向延伸機に導入させた。長手方
向延伸装置としては、熱風オーブン式延伸機を用
い、熱風温度137℃で、長手方向に6倍延伸した。
かくして得られた一軸延伸フイルムの複屈折は
0.008であつた。 次いで該一軸延伸フイルムをテンター内に導き
延伸温度142℃、延伸倍率9倍で幅方向に延伸し、
ただちに142℃で幅方向に5%のリラツクスを許
しながら7秒間熱処理をした。かくして得られた
35μmの二軸延伸フイルムの両面にコロナ放電処
理をし、表面ぬれ張力を38dyne/cm(JIS法)に
上昇させた。 得られたフイルムの特性を表1に示した。この
フイルムの灰分は40ppmであり、異物の少ない外
観のきれいなものであつた。また手でフイルム切
断時に切断面が凹凸になつたり、ランダムに伝播
切断するようなことはなかつた。 また該フイルムの幅方向シヤルピー衝撃強さは
2.9(Kg・cm/cm)で、複屈折は0.010であり、長
手方向にも幅方向にも手で容易に切断することが
できた。 さらに該フイルムの片面にアクリル系の感圧接
着剤を、もう片面に離型剤をコートして、12mm幅
の粘着テープを作つた。この粘着テープは接着剤
の塗布ムラがなく、表面凹凸のない透明性に優れ
たものであり、デイスペンサーおよび手での切断
性にすぐれ、切断面が凹凸になつたり、ランダム
に伝播切断することもなく、また白化、白濁した
り、デイスペンサーでフイブリル化したりするよ
うなことはなかつた。もちろん該粘着テープをガ
ラスなどの被着体に接着させたのち高速で剥離し
ても、テープが切れたり、劈開を起こしたりする
ようなことはなかつた。 このように本発明フイルムは、カツト性に優
れ、異物の少ない外観のきれいなもので、しかも
実用強度も兼ね備えた優れたフイルムであり、特
に粘着テープ用の原反としても好ましいものであ
ることがわかる。 比較例 1 結晶性低分子量ポリオレフイン原料として、エ
チレン2.2重量%のエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(極限粘度1.05、メルトインデツクス
81g/10分間、融点153℃)に酸化防止剤として
2,6−ジ−タ−シヤリ−ブチル−パラ−クレゾ
ール0.05重量%、および押出機内部滑性剤として
ステアリン酸カルシウム0.2重量%、結晶核剤と
してジベンジリデンソルビトールの誘導体0.15重
量%を含有させたものを用いた。該原料を押出機
に供給し、200℃で溶融させ、150メツシユの金網
フイルターを通して、フラツト・ダイから押出し
た以外は実施例1と同様にして、厚さ35μmと二
軸延伸フイルムとし、両面にコロナ放電処理を
し、表面ぬれ張力を38dyne/cm(JIS法)とし
た。 かくして得られたフイルムの物性を表1に示し
た。このフイルムの灰分は240ppmであり、異物
が非常に多く、フイルム表面はツブツブで凹凸が
あり、外観の悪いものであつた。また手でフイル
ムを切断したとき、切断面が凹凸になつたり、し
かも切り口が多方向にランダムに伝播切断するよ
うなことがしばしば起つた。 さらに該フイルムの片面にアクリル系の感圧接
着剤をコートしたところ、塗布ムラがあり、透明
性、外観の悪いものであつた。 比較例 2 ポリオレフイン原料として、極限粘度2.2のエ
チレン・プロピレンランダム共重合体(エチレン
2.2重量%含有、メルトインデツクス1.4g/10分
間、融点153℃)を使用した以外は、比較例1と
まつたく同様にして、厚さ35μmの二軸延伸フイ
ルムとし、両面にコロナ放電処理をして、ぬれ張
力を38dyne/cm(JIS法)とした。 かくして得られたフイルムの物性を表1に示し
た。このフイルムの灰分は245ppmであつたが、
異物は少なく、また外観のきれいなものであつ
た。しかし該フイルムのシヤルピー衝撃強さは長
手方向/幅方向の値として8.0/9.3(Kg・cm/cm)
であり、長手方向にも、幅方向にも手で切断でき
ないものであつた。 実施例 2 実施例1で得られた一軸延伸フイルムを、実施
例1とは異なつた幅方向延伸温度、すなわち、
120℃で9倍幅方向に延伸し、ただちに135℃で幅
方向に5%のリラツクスを許しながら7秒間熱処
理をし、つづいて表面にコロナ放電処理をし厚さ
35μmの二軸延伸フイルムを得、そのフイルム物
性を表2に示した。 得られたフイルムの幅方向シヤルピー衝撃強さ
は、3.0(Kg・cm/cm)で、複屈折は0.022であつ
た。このフイルムは長手方向には手で切断するこ
とは出来ないが、幅方向のみには手で容易に切断
することが出来、しかも、その切断方向は幅方向
と一致しており、幅方向に一直線に切断してい
た。また該フイルムの灰分は40ppmであり、異物
の少ない外観のきれいなものであつた。このよう
なフイルムは、粘着剤をコートすることにより、
デイスペンサーや手での切断性に優れ、しかも粘
着テープとして必要な特性も兼ね備えているた
め、すぐれた粘着テープ用の原反とすることがで
きる。
【表】
【表】
(注) 上表中、斜線を引いた個所の分子は長手方向、
分母は幅方向の値をそれぞれ示す。
分母は幅方向の値をそれぞれ示す。
【表】
【表】
方向、分母は幅方向の値をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 極限粘度が0.5〜1.5の結晶性低分子量ポリオ
レフインフイルムであつて、かつ該フイルムは (1) 灰分が100ppm未満 (2) 幅方向のシヤルピー衝撃強さが0.5〜5.5
(Kg・cm/cm) である二軸延伸された粘着テープ用ポリオレフイ
ンフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262484A JPS60217133A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 二軸延伸された粘着テープ用ポリオレフィンフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262484A JPS60217133A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 二軸延伸された粘着テープ用ポリオレフィンフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60217133A JPS60217133A (ja) | 1985-10-30 |
| JPH0523938B2 true JPH0523938B2 (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13494726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262484A Granted JPS60217133A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 二軸延伸された粘着テープ用ポリオレフィンフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60217133A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01126387A (ja) * | 1987-07-27 | 1989-05-18 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 破断容易な掩蔽テープ |
| JPH07676B2 (ja) * | 1988-06-23 | 1995-01-11 | 東レ株式会社 | 粘着テープ用ポリプロピレンフィルム |
| BRPI0406071A (pt) * | 2004-12-29 | 2006-10-10 | Brasileira De Filmes Flexiveis | filme de polipropileno biorientado compreendendo orientação de rasgo, processo de preparação do dito filme e artigo compreendendo o mesmo |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58118840A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-15 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 電気特性の改良された延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂 |
| JPS58136418A (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-13 | Toray Ind Inc | 二軸延伸されたポリオレフインフイルム |
| JPS58181616A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-24 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 二軸延伸ポリプロピレンフイルム状組成形物 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP7262484A patent/JPS60217133A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60217133A (ja) | 1985-10-30 |
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