JPH05240144A - 可変ストローク・クランク機構 - Google Patents

可変ストローク・クランク機構

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JPH05240144A
JPH05240144A JP4076288A JP7628892A JPH05240144A JP H05240144 A JPH05240144 A JP H05240144A JP 4076288 A JP4076288 A JP 4076288A JP 7628892 A JP7628892 A JP 7628892A JP H05240144 A JPH05240144 A JP H05240144A
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JP
Japan
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stroke
pair
eccentric
crankshaft
shaft
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JP4076288A
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English (en)
Inventor
Fujiya Maruno
▲富▼士也 丸野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダブルクランクピン形式の装置において、1
つのストローク調整機構で両列のストロークを同一に調
整することができるようにする。 【構成】 ケーシング1a,1b,1cに対する相対回
転軸から偏心したクランクピン21,22を有するクラ
ンクシャフト20と、クランクピン上で回転自在な偏心
カラー31,41と、偏心カラーの回転位置調整を行う
ストローク調整機構とにから可変ストローク・クランク
機構が構成される。ストローク調整機構を、偏心カラー
と一体でクランクピンの軸心と同中心の内歯リングギヤ
31b,41bと、クランクシャフトに回転自在に取り
付けられ内歯リングギヤに噛合するプラネタリピニオン
26a,26bと、プラネタリピニオンと噛合するサン
ギヤ27aと、クランクピン22を貫通して配設されサ
ンギヤと連結されたストローク調整シャフト27とから
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダおよびプラン
ジャがクランクシャフトの周りに半径方向(ラジアル方
向)に延びて配設されてなるラジアルプランジャ式可変
容量流体装置に用いられる可変ストローク・クランク機
構に関し、特に、ダブルクランクピンタイプのラジアル
プランジャ式可変容量流体装置に適した可変ストローク
・クランク機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなラジアルプランジャ式可変容
量流体装置は、油圧ポンプ、モータや、コンプレッサ等
として従来から良く知られている。一例を挙げれば、特
開平3−103646号公報に開示されているプランジ
ャ式油圧ユニットがある。この装置においては、回転自
在なクランクシャフトにその回転軸心から偏心してクラ
ンクピンを設け、このクランクピンに回転自在に偏心カ
ラーを取り付け、この偏心カラー上に回転自在に取り付
けた連結リングにプランジャを連結し、このプランジャ
をケーシングに取り付けたシリンダに摺動自在に挿入し
ている。
【0003】この装置において、クランクシャフトを回
転駆動し、このクランクシャフトと一体にクランクピン
および偏心カラーを回転させることにより、連結リング
をクランクシャフトの軸心を中心に公転させてプランジ
ャをシリンダ内で往復動させるようになっている。この
場合に、偏心カラーをクランクシャフトと一体回転させ
るための機構が設けられている。なお、クランクピン上
での偏心カラーの回転位置を調整すれば、プランジャの
往復ストロークを可変調整できるので、上記機構は偏心
カラーの回転位置の調整を行うストローク調整機構とし
て用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のラジ
アルプランジャ式可変容量流体装置は、クランクシャフ
ト上に1本のクランクピンが設けられ、このクランクピ
ンの周りに放射状に1列のプランジャおよびシリンダが
配設されている。このような構成の装置において、その
吐出容量を大きくすることが要求されることが多いので
あるが、この容量を大きくするには、プランジャおよび
シリンダの径を大きくしたり、プランジャの往復ストロ
ークを大きくする必要がある。
【0005】ところが、プランジャおよびシリンダの径
を大きくするには、隣接するシリンダの干渉を防止する
必要があり、このため、プランジャおよびシリンダを径
方向外方に配設せざるを得ない。これにより、装置の径
方向寸法が大きくなり、装置が大型化するという問題が
ある。また、プランジャのストロークを大きくするにも
クランクピンの偏心量を大きくする必要があり、これに
応じてプランジャ、シリンダの位置が径方向外方に移動
し、且つシリンダの径方向長さも径方向外方に増加す
る。このため、装置が大型化する。
【0006】このようなことに鑑みれば、クランクシャ
フト上に2つのクランクピンを設け、各クランクピン毎
に放射状にプランジャおよびシリンダを配列すれば、外
径寸法を増加させることなしに、容量を増大させること
ができると考えられる。しかしながら、クランクピン上
での偏心カラーの回転位置を調整してプランジャの往復
ストロークを可変調整するストローク調整機構は、各列
毎に2組必要であり、ストローク調整機構の構造および
制御が複雑化するという問題がある。
【0007】特に、上記従来のストローク調整機構の場
合には、偏心カラーの回転位置を調整するための駆動手
段がクランクシャフト上を通ってシャフト端部に延びて
配設されている。これと同様の機構を用いてダブルクラ
ンクピン形式の装置における各列のストローク調整を行
うには、各列毎に別々にストローク調整機構を設け、駆
動手段をクランクシャフトの両端に延びて配設する必要
がある。このため、ストローク調整機構が複雑化し、且
つその作動制御も複雑化するという問題が生じやすい。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
ダブルクランクピン形式にした場合でも、1つのストロ
ーク調整機構で両列のストロークを同一に調整すること
ができ、その構造および制御を簡単とすることができる
ような構成の可変ストローク・クランク機構を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、ケーシングに対して相対回転自
在に配設されるとともにその相対回転軸から偏心したク
ランクピンを有するクランクシャフトと、クランクピン
上に回転自在に取り付けられた偏心カラーと、クランク
ピン上での偏心カラーの回転位置調整を行うストローク
調整機構とにより可変ストローク・クランク機構を構成
しており、ケーシングに対するクランクシャフトの相対
回転に応じた偏心カラーの相対回転軸を中心とする公転
運動から、ケーシングに取り付けられたアクチュエータ
に往復運動を与えるように構成している。そして、この
ストローク調整機構を、偏心カラーと一体で且つクラン
クピンの軸心と同一の中心を有する内歯リングギヤと、
クランクシャフトに回転自在に取り付けられ内歯リング
ギヤに噛合するプラネタリピニオンと、プラネタリピニ
オンと噛合するサンギヤと、クランクピンを貫通して回
転自在に配設されるとともにサンギヤと連結されたスト
ローク調整シャフトとから構成し、このストローク調整
シャフトの回転位置を調整してアクチュエータの往復運
動のストローク調整を行うようになっている。
【0010】なお、本発明の可変ストローク・クランク
機構は、特に、ダブルクランクピン形式のものに適して
おり、この場合には、ケーシングに対して相対回転自在
に配設されるとともにその相対回転軸から偏心した一対
のクランクピンを備えたダブルクランクシャフトと、こ
れらクランクピン上にそれぞれ回転自在に取り付けられ
た一対の偏心カラーと、クランクピン上での偏心カラー
の回転位置調整を行うストローク調整機構とを有し、ケ
ーシングに対するダブルクランクシャフトの相対回転に
応じた両偏心カラーの相対回転軸を中心とする公転運動
から、ケーシングに2列に並んで取り付けられたアクチ
ュエータに往復運動を与えるように構成している。な
お、ダブルクランクシャフトにおける一対のクランクピ
ンの軸心を、クランクシャフトの相対回転軸に対して互
いに対称となるように位置させるとともに、上記一対の
クランクピンをウェブ部を挟んで一体に繋げてダブルク
ランクシャフトを構成している。そして、ストローク調
整機構を、一対の偏心カラーと一体で且つクランクピン
の軸心と同一の中心を有するとともに、ウェブ部の外周
に対向して位置する一対の内歯リングギヤと、ウェブ部
に回転自在に取り付けられ内歯リングギヤにそれぞれ噛
合する一対のプラネタリピニオンと、ウェブ部内に回転
自在に配設され、両プラネタリピニオンと噛合するサン
ギヤと、上記一対のクランクピンの一方を貫通して回転
自在に配設されるとともにサンギヤと連結されたストロ
ーク調整シャフトとから構成し、このストローク調整シ
ャフトの回転を制御して上記一対の偏心カラーの回転位
置を調整し、アクチュエータの往復運動のストローク調
整を行うようにしている。
【0011】
【作用】上記の構成の可変ストローク・クランク機構に
おいては、ストローク調整機構を構成するストローク調
整シャフトがクランクピンを貫通して配設されている。
このため、ダブルクランクピン形式の機構において、両
クランクピンの中央に位置するウェブ部に両偏心カラー
の回転位置を調整する内歯リングギヤ、プラネタリピニ
オン、サンギヤ等を配設するとともに、ストローク調整
シャフトをサンギヤと連結させることかできる。このた
め、1本のストローク調整シャフトの回転を制御するだ
けで、両偏心カラーの回転位置を同時に調整することか
できる。このため、ストローク調整機構の構造が簡単で
あり、且つその作動制御が容易である。
【0012】このことから分かるように、本発明の可変
ストローク・クランク機構を用いれば、ダブルクランク
タイプのラジアルプランジャ式可変容量流体装置を簡単
に構成することかでき、これにより、装置の多シリンダ
化を図ることかでき、その容量を確保しつつ、装置の外
径寸法を抑えることかできる。
【0013】また、ダブルクランクタイプの装置の場合
には、ダブルクランクピンを構成する2つのクランクピ
ンをクランクシャフト回転中心に対して互いに対称とな
るように配設することができる。このようにすれば、プ
ランジャから各クランクピンに作用する径方向(ラジア
ル方向)の力を正反対方向に向け、これを相殺させるこ
とができる。このため、クランクシャフトに作用する曲
げ荷重およびこれを回転自在に支持するベアリングの支
持荷重を大幅に低減することができる。さらには、シャ
フトに作用する荷重のアンバランスも小さくなり、これ
により装置の振動、騒音を低減することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。なお、各図において、矢印Uおよ
び矢印Rがそれぞれ上方および右方を意味する。図1お
よび図2に本発明に係る可変ストローク・クランク機構
を有して構成されたラジアルプランジャ式可変容量流体
装置を示しており、この可変容量流体装置における可変
ストローク・クランク機構を図3に拡大して示してい
る。
【0015】この可変容量流体装置は、図示のようにボ
ルト8により結合された3分割構成のケーシング1a,
1b,1cを有し、このケーシング1a,1b,1cの
中心部にベアリング5a,5bにより回転自在に支持さ
れてメインシャフト10が配設されている。なお、右側
のケーシング1cの右側面には吐出通路51を形成する
ための蓋部材3が結合されている。
【0016】図3に詳しく示すように、メインシャフト
10は、外部駆動のため外方に突出した左メインシャフ
ト半体11と、右メインシャフト半体12と、両メイン
シャフト半体11,12の間に位置するダブルクランク
シャフト20とから一体に構成される。ダブルクランク
シャフト20は、このメインシャフト10の軸心(回転
中心)C1に対して所定距離L1だけ偏心した軸心C2を
有する左クランクピン21と、軸心C1に対して所定距
離L5だけ偏心した軸心C4を有する右クランクピン22
と、これら左右クランクピン21,22の間において両
者を一体に連結するウェブ部23とから構成される。
【0017】なお、左右クランクピン21,22は軸心
C1に対して180度離れており、両者の軸心C2,C4
は軸心C1に対して正反対の方向にそれぞれ距離L1,L
5だけ偏心している。左右クランクピン21,22はそ
れぞれ、左右メンイシャフト半体11,12に形成され
た圧入孔に圧入されてこれらが一体に結合されている。
このため、左右メインシャフト半体11,12とダブル
クランクシャフト20とは一体となって軸心C1の周り
を回転し、左右クランクピン21,22の軸心C2,C4
は軸心C1の周りを公転する。
【0018】左右クランクピン21,22にはそれぞ
れ、これに対して相対回転自在に(軸心C2,C4を中心
として回転自在に)左右偏心カラー31,41が取り付
けられている。これら偏心カラー31,41の外周面3
1a,41aは円筒状で、その中心軸C3,C5はそれぞ
れ、左右クランクピン21,22の軸心C2,C4から所
定距離L2,L6だけ偏心している。また、左右偏心カラ
ー31,41の外周面31a,41a上にはそれぞれ、
回転自在に左右連結リング33,43が取り付けられて
いる。このため、左右連結リング33,43はそれぞ
れ、外周面31a,41aの中心軸C3,C5を中心に左
右偏心カラー31,41上を回転可能となっている。
【0019】左右連結リング33,43の回りには、図
2に例示するように、それぞれ半径方向放射状に5個ず
つのシリンダ38,48が配設されている。これら各シ
リンダ38,48はそれぞれ左右一対のトラニオン38
b,48bを有し、このトラニオン38b,48bにお
いて各シリンダ38,48がケーシング1,2に揺動自
在に取り付けられている。なお、各シリンダ38,48
のトラニオン38b,48bの中心、すなわちシリンダ
38,48の揺動中心は、メインシャフト10の軸心C
1を中心として同一半径上で等間隔に位置している。
【0020】各シリンダ38,48のシリンダ孔38
a,48aは内径側に開口するとともに、各シリンダ孔
38a,48a内に内径側からそれぞれプランジャ3
6,46が摺動自在に挿入されている。各プランジャ3
6,46はそれぞれ、内方に突出するコネクティングロ
ッド36b,46bを有し、各コネクティングロッド3
6b,46bの内径側端部が連結リング33,43に中
空ピン35,45により枢支されている。
【0021】シリンダ孔38a,48aにおけるプラン
ジャ36,46により囲まれた内部空間(シリンダ室)
は右側のトラニオン38b,48bに成形された通孔内
に配設されたチェックバルブ50を通って、ケーシング
2と蓋部材3との間に形成された吐出通路51に連通す
る。チェックバルブ50はシリンダ室内の流体(例え
ば、エア)を吐出通路51の方へ流すが、これと逆方向
の流体の流れは阻止するバルブである。
【0022】一方、各プランジャ36,46の先端部に
は2個の開孔36a,46aが形成されるとともに、こ
の開孔36a,46aを外側から覆ってリードバルブ3
7,47が取り付けられている(但し、リードバルブ4
7および開孔46aは図示せず)。リードバルブ37,
47は可撓性を有する部材であり、このため、ケーシン
グ1a,1b,1cの内部空間6内の流体はこのリード
バルブ37,47を押し上げてシリンダ室内に流れる
が、これと逆の流れはリードバルブ37,47により阻
止されるようになっている。
【0023】このため、後述するように、メインシャフ
ト10の回転駆動によりプランジャ36,46をシリン
ダ孔38a,48a内で往復動させると、プランジャ3
6,46が上死点から下死点まで移動する間に、ケーシ
ング1a,1b,1cの内部空間6内の流体がリードバ
ルブ37,47を通ってシリンダ室内に流入し、プラン
ジャ36,46が下死点から上死点まで移動する間にシ
リンダ室内に流入した流体がチェックバルブ50を通っ
て吐出通路51に吐出され、可変容量流体装置として作
動がなされる。
【0024】本例の可変容量流体装置には、その吐出容
量を可変調整するためのストローク調節機構と上記作動
を確保するためのダブル機構が設けられている。これら
について以下に説明する。
【0025】ストローク調節機構は、左偏心カラー31
の右側部に一体に形成されるとともに左クランクピン2
1の軸心C2と同心に形成された第1内歯リングギヤ3
1bと、右偏心カラー41の左側部に一体に形成される
とともに右クランクピン22の軸心C4と同心に形成さ
れた第2内歯リングギヤ41bとを有する。ダブルクラ
ンクシャフト20のウェブ部23には、図4に示すよう
に、上下からギヤ挿入空間23a,23bが切削形成さ
れ、これらギヤ挿入空間23a,23b内にそれぞれピ
ン25a,25bにより支持されて第1および第2プラ
ネタリピニオン26a,26bが回転自在に配設されて
いる。なお、第1および第2プラネタリピニオン26
a,26bは、それぞれ第1および第2内歯リングギヤ
31b,41bと噛合する。
【0026】メインシャフト10には、右側端部から右
メインシャフト半体12および右クランクピン22の内
部を軸方向に延びてウェブ部23に至るシャフト挿入孔
が形成されており、この挿入孔はその先端部において上
記ギヤ挿入空間23a,23bと繋がっている。このシ
ャフト挿入孔内にストローク調整シャフト27が回転自
在に挿入されている。このシャフト27の先端(左端)
にはサンギヤ27aが一体に形成されており、このサン
ギヤ27aが図示(図3,図4)のように第1および第
2プラネタリピニオン26a,26bと噛合する。この
ため、ストローク調整シャフト27を回転させれば、第
1および第2プラネタリピニオン26a,26bを介し
て、第1および第2内歯リングギヤ31b,41bを互
いに同一方向に回転させることができる。
【0027】ストローク調整シャフト27の後端側(右
端側)外周には外歯スプライン27bが形成され、この
外歯スプライン27bと噛合する内歯スプライン28a
を有した摺動スリーブ28が取り付けられている。この
摺動スリーブ28の外周には外歯スプライン28bが形
成され、この外歯スプライン28bは右メインシャフト
半体12の内歯スプライン12aと噛合している。摺動
スリーブ28上にはベアリング29aを介してシフター
受け部材29bが取り付けられており、このシフター受
け部材29bはシフターレバー29cの先端に係止され
ている。シフターレバー29cは支軸29dを中心に回
動させることができ、このシフターレバー29cの回動
によりシフター受け部材29bを介して摺動スリーブ2
8が左右に摺動される。
【0028】ここで、互いに噛合するストローク調整シ
ャフト27の後端側外周の外歯スプライン27bおよび
摺動スリーブ28の内歯スプライン28aと、摺動スリ
ーブ28の外歯スプライン28bおよび右メインシャフ
ト半体12の内歯スプライン12aとの少なくとも一方
の組のスプラインが、ヘリカルスプラインで形成されて
いる。このため、上記のように、シフターレバー29c
の回動により摺動スリーブ28が左右に摺動されると、
メインシャフト10に対して、ストローク調整シャフト
27が相対回転される。そして、このようにストローク
調整シャフト27が回転されると、上述のように、第1
および第2内歯リングギヤ31b,41bが回転され、
これらリングギヤ31b,41bが一体に繋がった左右
偏心カラー31,41が左右クランクピン21,22上
で回転される。
【0029】この左右偏心カラー31,41の回動によ
り左右の各プランジャ36,46の往復動ストロークS
の調節がなされる。これについて、左側のプランジャ3
6を例にして、図5を用いて説明する。ここではメイン
シャフト10の軸心C1、クランクピン21の軸心C2お
よび偏心カラー31の外周面31aの中心(連結リング
33の中心)C3が矢印P方向を向いて一直線上に並ん
だ状態から、偏心カラー31が回動される場合を考え
る。なお、軸心C1に対する軸心C2の偏心量がL1で、
軸心C2に対する中心C3の偏心量がL2であり、このと
きには、軸心C1に対して中心C3は距離L3だけ偏心し
て位置する。
【0030】上記のように軸心C1,C2,C3が一直線
に並んだ状態のまま、メインシャフト10を回転させる
と、偏心カラー31の外周面31aの矢印P方向での上
下動は、中心C3の偏心距離L3の倍の値2L3となる。
このため、連結リング33も距離2L3だけ上下動し、
これに対応してプランジャ36の往復ストロークSが決
められる。なお、このように軸心C1,C2,C3が一直
線に並んだ状態のときにプランジャ36の往復ストロー
クSは最大となる。
【0031】上記状態から、偏心カラー31を、図にお
いて2点鎖線で示すように回動させた場合を考える。こ
の場合、偏心カラー31の外周面31aの中心C3を矢
印P方向に向けたままとするため、メインシャフト10
を反時計回りに45度回転させ、偏心カラー31をクラ
ンクピン21上で時計回りに90度回動させた状態で示
している。
【0032】これにより、クランクピン21は21′で
示す位置に移動し、その軸心C2はC2′の位置に移動す
る。同時に、偏心カラー31の外周面31aも31a′
で示す位置に移動し、その中心C3はC3′の位置に移動
する。この結果、メインシャフト10の軸心C1に対す
る偏心カラー31の外周面31aの中心C3′の偏心距
離はL3′(<L3)となる。このため、この状態でメイ
ンシャフト10を回転させると、偏心カラー31′の外
周面31a′の矢印P方向での上下動は、中心C3′の
偏心距離L3′の倍の値2L3′となる。このため、連結
リング33の上下動距離も2L3′と小さくなり、これ
に対応してプランジャ36の往復ストロークSも小さく
なる。
【0033】なお、以上の説明では、左偏心カラー31
の回動による左側のプランジャ36の往復動ストローク
Sの調節について説明したが、右偏心カラー41の回動
による右側のプランジャ36の往復動ストロークSの調
節についても同様である。この場合、ストローク調整シ
ャフト27の回転により左右偏心カラー31,41は互
いに反対方向に回転されるのであるが、右偏心カラー4
1は、図5に対して点対称となる動きとなるだけであ
る。このため、ストローク調整シャフト27の回転によ
り左右のプランジャ36の往復動ストローク調整を全く
同一に行うことができる。
【0034】以上のようにして、プランジャ36,46
のストローク調節を行った後、メインシャフト10の回
転に応じて偏心カラー31,41をこれと一体回転させ
たときにプランジャ36,46を往復動させるには、連
結リング33,43を自転させずにメインシャフト10
の周りを公転させる必要がある。このような連結リング
33,43の運動を得るため、本例ではダブル機構が設
けられている。
【0035】このダブル機構は左右の連結リング33,
43にそれぞれ設けられている。左連結リング33に設
けられるダブル機構60は、メインシャフト10の軸心
C1と同心でこの軸心C1を中心として回動可能にケーシ
ング1に取り付けられた第1内歯歯車61と、左クラン
クピン21の軸心C2と同心で左メインシャフト半体1
1上に回転自在に取り付けられた外歯歯車62と、左偏
心カラー31の外周面31aの軸心C3(連結リング3
3の軸心でもある)と同心で連結リング33と一体に形
成された第2内歯歯車63とからなる。第1内歯歯車6
1の歯数Z1および第2内歯歯車63の歯数Z3が等し
く、外歯歯車62の歯数Z2は両内歯歯車61,63の
歯数Z1,Z3より少ない。そして、第1内歯歯車61と
外歯歯車62が噛合し、外歯歯車62と第2内歯歯車6
3が噛合している。
【0036】なお、第1内歯歯車61は円周に沿って延
びた弧状ガイド面61bを有するとともに、この弧状ガ
イド面61bに接触して取り付けられたボルト65によ
り押さえられてケーシング1に取り付けられている。こ
のボルト65は第1内歯歯車61を緩く押さえており、
ボルト65が弧状ガイド面61bに接触しながら第1内
歯歯車61が回動可能となっている。さらに、第1内歯
歯車61の外周の一部にウオームギヤ61aが形成され
ており、このウォームギヤ61aはケーシング1に取り
付けられたウォームピニオン66と噛合している。この
ため、外部からウォームピニオン66を回転させれば、
第1内歯歯車61を、軸心C1を中心として回動させる
ことができる。
【0037】これと同一構成のダブル機構が右連結リン
グ43にも設けられており、左連結リング33と点対称
となる位置に配設されている。このため、このダブル機
構については、左ダブル機構と同一部品に同一番号を付
し、その説明は省略する。
【0038】上記ダブル機構の作動を左連結リング33
に配設されたダブル機構を例にして図6を用いて説明す
る。本例の可変容量流体装置においては、メインシャフ
ト10が回転駆動される。偏心カラー31は、ストロー
ク調節機構によりメインシャフト10に連結されている
ので、メインシャフト10の回転に応じて、クランクピ
ン21の軸心、すなわち外歯歯車62の軸心C2、およ
び偏心カラー31の外周面31aの軸心、すなわち第2
内歯歯車63の軸心C3は、メインシャフト10の軸心
C1の回りを公転する。例えば、メインシャフト10
が、図示のように、角度β1だけ回転されると、軸心C2
およびC3は軸心C1の回りを角度β1だけ公転する。
【0039】ここで、第1内歯歯車61はウォームピニ
オン66が回転されない限りケーシング1に固定された
状態にあり、外歯歯車62の軸心C2が角度β1だけ公転
すると、この外歯歯車62は角度β2だけ逆方向に回転
する。これら両歯車61,62の歯数と回転角とは反比
例するため、 β2=−Z1/Z2×β1 ・・・(1) という関係となる。
【0040】外歯歯車62が角度β2だけ回転される
と、第2内歯歯車63の回転角β3は、式(1)を用い
て、 β3=Z2/Z3×β2=−Z1/Z3×β1 ・・・(2) となる。第2内歯歯車63の第1内歯歯車61に対する
回転角(絶対回転角)β4は、軸心C2 の公転角β1と回
転角β3との和であるから、 β4=β1+β3=(Z3−Z1)/Z3 ×β1 ・・・(3) となる。ここで、式(3)から分かるように、第1内歯
歯車61および第2内歯歯車63の歯数Z1,Z3が等し
いので、第2内歯歯車63の回転角β4は零となり、こ
の第2内歯歯車63は自転しない。
【0041】以上のことから分かるように、本可変容量
流体装置において、固定したケーシング1a,1b,1
cに対して、メインシャフト10を回転駆動すれば、上
記ダブル機構は、メインシャフト10の回転に応じて、
連結リング33を自転させずに公転させる機構として作
動する。
【0042】なお、ウォームピニオン66を回転させれ
ば連結リング33の位相が変化し、プランジャ36が上
死点に位置したときの頂隙を変化させることができる。
これにより、圧縮比の調整を行うことができるのである
が、この作動は本発明とは関係しないので、その説明は
省略する。
【0043】以上説明したように、本発明に係る可変ス
トローク・クランク機構を用いれば、ダブルクランクピ
ンタイプのラジアルプランジャ式可変容量流体装置を構
成することができる。これにより、装置の多シリンダ化
を図ることができ、その容量を確保しつつ装置の外径寸
法を抑えることができる。逆に言えば、装置の外径寸法
をそのままにして容量を倍にすることも可能である。な
お、この可変容量流体装置は、エア等のコンプレッサと
して用いたり、液体ポンプ、モータとして用いたりする
ことができる。
【0044】本発明に係る可変ストローク・クランク機
構では、メインシャフト10内を貫通して配設したスト
ローク調整シャフト27と、両クランクピン21,22
の間に位置するウェブ部23に配設した一対のプラネタ
リピニオン26a,26bと、左右の偏心カラー31,
41に一体に形成した第1および第2内歯リングギヤ3
1b,41bとからストローク調整機構を構成している
ので、ストローク調整シャフト27の回転位置制御を行
えば、左右のプランジャ36,46のストロークを全く
同一に且つ同時に調整することができる。このため、ス
トローク調整機構の構成および制御が簡単である。
【0045】また、以上の例に示したように、ダブルク
ランクピンを構成する2つのクランクピンをメインシャ
フト回転中心に対して互いに対称となるように配設する
ことにより、プランジャから各クランクピンに作用する
径方向(ラジアル方向)の力を正反対方向に向け、これ
を相殺させることができる。このため、メインシャフト
10に作用する曲げ荷重およびこれを回転自在に支持す
るベアリング5a,5bの支持荷重を大幅に低減するこ
とができる。さらには、シャフトに作用する荷重のアン
バランスも小さくなり、これにより装置の振動、騒音を
低減することができる。
【0046】なお、本発明に係る可変ストローク・クラ
ンク機構は、上記例のものに限られず、種々の構成が考
えられる。これらについて、以下に説明する。まず、上
記の例では、ストローク調整機構を構成する第1および
第2プラネタリピニオン26a,26bを、左右クラン
クピン21,22の軸心C2,C4の偏心方向と同一方向
に配設している。すなわち、第1および第2プラネタリ
ピニオン26a,26bの中心、左右クランクピン2
1,22の軸心C2,C4およびメインシャフト10の軸
心C1が同一面上に位置する。
【0047】しかしながら、これら軸心の位置関係はこ
れに限られるものではない。例えば、図7および図8に
示すように、第1および第2プラネタリピニオン126
a,126bを、ウェブ部123において、左右クラン
クピンの軸心C1,C4の偏心方向と直角な方向に配設し
ても良い。すなわち、第1および第2プラネタリピニオ
ン126a,126bの中心およびメインシャフト10
の軸心C1を通る面と、左右クランクピンの軸心C1,C
4およびメインシャフト10の軸心C1を通る面とが直交
するようにしても良い。このようにすれば、内歯リング
ギヤ31b,41bとプラネタリーピニオン126a,
126bとの噛合点がそれぞれ二箇所ずつになり、強度
上有利となる。
【0048】また、上記例では、メインシャフト10を
回転するように構成しているが、メインシャフト10を
固定し、シリンダおよびプランジャをメインシャフトの
周りで回転させるような構成とすることもできる。メイ
ンシャフト10を回転させる場合には、ストローク調整
シャフト27をメインシャフト10とともに回転させる
必要があり、ストローク調整シャフト27をメインシャ
フト10の中心に配設する必要があった。ところが、メ
インシャフトを固定する場合には、ストローク調整シャ
フトはそれ自体が回転自在であればよく、メインシャフ
トの中心から偏心させて配設することができる。このよ
うにすれば、クランクピンの強度を損なうことなく、調
整シャフト27の位置、シャフト径の自由度が大きくな
る。
【0049】このため、図9に示すように、ダブルクラ
ンクシャフト220(すなわち、メインシャフト21
0)の中心C11に対して、偏心した軸心C16を有してス
トローク調整シャフト227を配設しても良い。この場
合には、ピン225aに回転自在に支持された第1プラ
ネタリピニオン226aの径を小さくし、ピン225b
に回転自在に支持された第2プラネタリピニオン226
bの径を大きくすることができる。但し、第1および第
2内歯リングギヤ231b,241bの歯数が等しけれ
ば、ストローク調整シャフト227の回転に伴う偏心カ
ラー231,241の回転角度は等しく、左右プランジ
ャのストロークを同一に調整できる。
【0050】また、図10および図11に示すように、
ダブルクランクシャフトのウェブ部323に、第1およ
び第2プラネタリピニオン326a,326bを配設す
るギヤ挿入空間323a,323bを形成するだけでな
く、両挿入空間323a,323bを繋いでギヤ挿入空
間323cを形成し、この挿入空間323c内にサンギ
ヤ328を配設するようにしても良い。このサンギヤ3
28は、ストローク調整シャフト327の先端にスプラ
イン結合されて取り付けられる。このようにすればギヤ
比設定の自由度が大きくなる。
【0051】さらに図12に示すように、上記図7およ
び図8の例と図9の例とを組み合わせた構成とすること
もできる。この例では、ダブルクランクシャフト(メイ
ンシャフト)が固定であり、その中心に対して偏心した
軸心を有してストローク調整シャフト427が配設され
ている。第1および第2プラネタリピニオン426a,
426bは、ウェブ部423において、左右クランクピ
ンの軸心の偏心方向と直角な方向に配設される。このよ
うにすれば、内歯リングギヤ31b,41bとプラネタ
リーピニオン426a,426bとの噛合点がそれぞれ
二箇所ずつになり、強度上有利であり、且つクランクピ
ンの強度を損なうことなくストローク調整シャフト42
7の位置、シャフト径の自由度が大きくなる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る可変
ストローク・クランク機構においては、ストローク調整
機構を構成するストローク調整シャフトがクランクピン
を貫通して配設されているので、ダブルクランクピン形
式の機構において、両クランクピンの中央に位置するウ
ェブ部に両偏心カラーの回転位置を調整する内歯リング
ギヤ、プラネタリピニオン、サンギヤ等を配設するとと
もに、ストローク調整シャフトをサンギヤと連結させる
ことかできる。このため、1本のストローク調整シャフ
トの回転を制御するだけで、両偏心カラーの回転位置を
同時に調整することかできる。このため、ストローク調
整機構の構造が簡単であり、且つその作動制御が容易で
ある。
【0053】このことから分かるように、本発明の可変
ストローク・クランク機構を用いれば、ダブルクランク
タイプのラジアルプランジャ式可変容量流体装置を簡単
に構成することができ、これにより、装置の多シリンダ
化を図ることかでき、その容量を確保しつつ、装置の外
径寸法を抑えることかできる。
【0054】また、ダブルクランクタイプの装置の場合
には、ダブルクランクピンを構成する2つのクランクピ
ンをメインシャフト回転中心に対して180度離して回
転対称となるように配設することができる。このように
すれば、プランジャから各クランクピンに作用する径方
向(ラジアル方向)の力を正反対方向に向け、これを相
殺させることができる。このため、メインシャフトに作
用する曲げ荷重およびこれを回転自在に支持するベアリ
ングの支持荷重を大幅に低減することができる。さらに
は、シャフトに作用する荷重のアンバランスも小さくな
り、これにより装置の振動、騒音を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変ストローク・クランク機構を
有して構成されたラジアルプランジャ式可変容量流体装
置の断面図である。
【図2】本発明に係る可変ストローク・クランク機構を
有して構成されたラジアルプランジャ式可変容量流体装
置を図1の矢印II-IIに沿って示す断面図である。
【図3】上記ラジアルプランジャ式可変容量流体装置に
おける可変ストローク・クランク機構を拡大して示す軸
方向断面図である。
【図4】上記可変ストローク・クランク機構におけるス
トローク調整機構を図3の矢印III-IIIに沿って示す断
面図である。
【図5】上記ストローク調整機構によるストローク調整
時での各回転部材の位置関係を示す概略図である。
【図6】上記ラジアルプランジャ式可変容量流体装置に
用いられるダブル機構の作動を説明する概略図である。
【図7】ストローク調整機構の異なる例を示す断面図で
ある。
【図8】このストローク調整機構を図7の矢印VIII-VII
Iに沿って示す断面図である。
【図9】ストローク調整機構の異なる例を示す断面図で
ある。
【図10】ストローク調整機構の異なる例を示す断面図
である。
【図11】このストローク調整機構を図10の矢印XI-X
Iに沿って示す断面図である。
【図12】ストローク調整機構の異なる例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1a,1b,1c ケーシング 10 メインシャフト 20 ダブルクランクシャフト 23 ウェブ部 26a,26b プラネタリピニオン 27 ストローク調整シャフト 31,41 偏心カラー 33,43 連結リング 36,46 プランジャ 38,48 シリンダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングに対して
    相対回転自在に配設されるとともにその相対回転軸から
    偏心したクランクピンを有するクランクシャフトと、前
    記クランクピン上に回転自在に取り付けられた偏心カラ
    ーと、前記クランクピン上での前記偏心カラーの回転位
    置調整を行うストローク調整機構とを有し、前記ケーシ
    ングに対する前記クランクシャフトの相対回転に応じた
    前記偏心カラーの前記相対回転軸を中心とする公転運動
    から、前記ケーシングに取り付けられたアクチュエータ
    に往復運動を与えるように構成した可変ストローク・ク
    ランク機構において、 前記ストローク調整機構を、 前記偏心カラーと一体で且つ前記クランクピンの軸心と
    同一の中心を有する内歯リングギヤと、 前記クランクシャフトに回転自在に取り付けられ前記内
    歯リングギヤに噛合するプラネタリピニオンと、 前記プラネタリピニオンと噛合するサンギヤと、 前記クランクシャフトの一部を貫通して回転自在に配設
    されるとともに前記サンギヤと連結されたストローク調
    整シャフトとから構成し、 このストローク調整シャフトの回転位置を調整して前記
    往復運動のストローク調整を行うように構成したことを
    特徴とする可変ストローク・クランク機構。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、 このケーシングに対して相対回転自在に配設されるとと
    もにその相対回転軸から偏心した一対のクランクピンを
    備えたダブルクランクシャフトと、前記クランクピン上
    にそれぞれ回転自在に取り付けられた一対の偏心カラー
    と、前記クランクピン上での前記偏心カラーの回転位置
    調整を行うストローク調整機構とを有し、前記ケーシン
    グに対する前記ダブルクランクシャフトの相対回転に応
    じた前記偏心カラーの前記相対回転軸を中心とする公転
    運動から、前記ケーシングに取り付けられたアクチュエ
    ータに往復運動を与えるように構成した可変ストローク
    ・クランク機構において、 前記ダブルクランクシャフトにおける前記一対のクラン
    クピンの軸心を、前記ダブルクランクシャフトの相対回
    転軸に対して互いに対称に位置させるとともに、前記一
    対のクランクピンをウェブ部を挟んで一体に繋げて前記
    ダブルクランクシャフトを構成しており、 前記ストローク調整機構を、 前記一対の偏心カラーと一体で且つ前記クランクピンの
    軸心と同一の中心を有するとともに、前記ウェブ部の外
    周に対向して位置する一対の内歯リングギヤと、 前記ウェブ部に回転自在に取り付けられ前記内歯リング
    ギヤにそれぞれ噛合する一対のプラネタリピニオンと、 前記ウェブ部内に回転自在に配設され、前記プラネタリ
    ピニオンと噛合するサンギヤと、 前記一対のクランクピンの一方を貫通して回転自在に配
    設されるとともに前記サンギヤと連結されたストローク
    調整シャフトとから構成し、 このストローク調整シャフトの回転を制御して前記一対
    の偏心カラーの回転位置を調整し、前記往復運動のスト
    ローク調整を行うように構成したことを特徴とする可変
    ストローク・クランク機構。
  3. 【請求項3】前記ダブルクランクシャフトが軸方向中央
    部に位置する前記ウェブ部を挟んで一体に繋がった前記
    一対のクランクピンから構成され、これら一対のクラン
    クピンの端部が左右メインシャフト半体に圧入連結され
    てメインシャフトが構成され、このメインシャフトが前
    記ケーシングに対して前記相対回転軸を中心に相対回転
    自在となっていることを特徴とする請求項2に記載の可
    変ストローク・クランク機構。
  4. 【請求項4】前記一対のプラネタリピニオンの回転軸心
    が前記ダブルクランクシャフトの相対回転軸心に対して
    互いに対称となる位置に配設され、 前記相対回転軸心、前記一対のプラネタリピニオンの回
    転軸心、前記一対のクランクピンの軸心が同一面上に位
    置することを特徴とする請求項2に記載の可変ストロー
    ク・クランク機構
  5. 【請求項5】前記一対のプラネタリピニオンの回転軸心
    が前記ダブルクランクシャフトの相対回転軸心に対して
    互いに対称となる位置に配設され、 前記一対のプラネタリピニオンの回転軸心および前記相
    対回転軸心を通る面と、前記一対のクランクピンの軸心
    および前記相対回転軸心を通る面とが直交することを特
    徴とする請求項2に記載の可変ストローク・クランク機
    構
  6. 【請求項6】前記ストローク調整シャフトおよび前記サ
    ンギヤが前記ダブルクランクシャフトの相対回転軸心と
    同心に位置して配設されていることを特徴とする請求項
    2に記載の可変ストローク・クランク機構。
  7. 【請求項7】前記ストローク調整シャフトおよび前記サ
    ンギヤが前記ダブルクランクシャフトの相対回転軸心か
    ら偏心して配設されていることを特徴とする請求項2に
    記載の可変ストローク・クランク機構。
  8. 【請求項8】前記サンギヤが、前記ストローク調整シャ
    フトの先端に一体に形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の可変ストローク・クランク機構。
  9. 【請求項9】前記サンギヤが、前記ウェブ部に形成され
    たギヤ挿入空間に配設され、前記一対のクランクピンの
    一方を貫通して回転自在に配設された前記ストローク調
    整シャフトの先端に連結されるようになっていることを
    特徴とする請求項2に記載の可変ストローク・クランク
    機構。
JP4076288A 1992-02-27 1992-02-27 可変ストローク・クランク機構 Pending JPH05240144A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076288A JPH05240144A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 可変ストローク・クランク機構
US08/024,002 US5368448A (en) 1992-02-27 1993-02-26 Variable-stroke crank mechanism

Applications Claiming Priority (1)

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JP4076288A JPH05240144A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 可変ストローク・クランク機構

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JP (1) JPH05240144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516380A (ja) * 2003-12-15 2007-06-21 ハイドロスタティック デザイン テクノロジー ピー・ティー・ワイ リミテッド 液圧モータ/ポンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516380A (ja) * 2003-12-15 2007-06-21 ハイドロスタティック デザイン テクノロジー ピー・ティー・ワイ リミテッド 液圧モータ/ポンプ
JP4813367B2 (ja) * 2003-12-15 2011-11-09 ハイドロスタティック デザイン テクノロジー ピー・ティー・ワイ リミテッド 液圧モータ/ポンプ

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