JPH05321823A - ギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置 - Google Patents
ギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置Info
- Publication number
- JPH05321823A JPH05321823A JP4148762A JP14876292A JPH05321823A JP H05321823 A JPH05321823 A JP H05321823A JP 4148762 A JP4148762 A JP 4148762A JP 14876292 A JP14876292 A JP 14876292A JP H05321823 A JPH05321823 A JP H05321823A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- plunger
- main shaft
- cylinder
- planetary gear
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型、コンパクト化が容易であり、且つ、プ
ランジャの駆動機構の構成が簡単で且つ十分な強度を有
し、高効率のラジアルプランジャ装置を得る。 【構成】 ケーシング10a,10bに相対回転自在に
支持されたメインシャフト11上にサンギヤ12a,1
2bを同軸に固設し、このサンギヤ12a,12bと噛
合するプラネタリギヤ19をケーシングにより相対回転
自在に支持し、トラニオン部27a,27bを有するシ
リンダ25をトラニオン軸を中心として揺動自在にケー
シングにより支持している。さらに、シリンダ25のシ
リンダ孔26内に摺動自在にプランジャ20のプランジ
ャ部21を挿入し、この状態でプランジャ部21から延
びたロッド部22の先端を、プラネタリギヤ19の回転
軸から偏心した位置にプラネタリギヤと一体に形成され
たクランクピン16に枢支してギヤ駆動クランク式ラジ
アルプランジャ装置が構成されている。
ランジャの駆動機構の構成が簡単で且つ十分な強度を有
し、高効率のラジアルプランジャ装置を得る。 【構成】 ケーシング10a,10bに相対回転自在に
支持されたメインシャフト11上にサンギヤ12a,1
2bを同軸に固設し、このサンギヤ12a,12bと噛
合するプラネタリギヤ19をケーシングにより相対回転
自在に支持し、トラニオン部27a,27bを有するシ
リンダ25をトラニオン軸を中心として揺動自在にケー
シングにより支持している。さらに、シリンダ25のシ
リンダ孔26内に摺動自在にプランジャ20のプランジ
ャ部21を挿入し、この状態でプランジャ部21から延
びたロッド部22の先端を、プラネタリギヤ19の回転
軸から偏心した位置にプラネタリギヤと一体に形成され
たクランクピン16に枢支してギヤ駆動クランク式ラジ
アルプランジャ装置が構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダおよびプランジ
ャがメインシャフトの周りに半径方向(ラジアル方向)
に延びて配設されてなるポンプ、モータ、コンプレッサ
等のようなラジアルプランジャ装置に関する。
ャがメインシャフトの周りに半径方向(ラジアル方向)
に延びて配設されてなるポンプ、モータ、コンプレッサ
等のようなラジアルプランジャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなラジアルプランジャ装置は従
来から広く用いられている。例えば、特開平3−374
65号公報、特開平3−103646号公報等に開示の
ものがある。このような従来のラジアルプランジャ装置
は、ケーシングに対して回転自在に取り付けられたメイ
ンシャフトから半径方向放射状に複数のシリンダを配設
し、各シリンダ内に内径側からに摺動自在に挿入された
プランジャの内端をメインシャフトと一体のクランクピ
ン(もしくは偏心カム)に連結もしくは当接させて構成
されている。
来から広く用いられている。例えば、特開平3−374
65号公報、特開平3−103646号公報等に開示の
ものがある。このような従来のラジアルプランジャ装置
は、ケーシングに対して回転自在に取り付けられたメイ
ンシャフトから半径方向放射状に複数のシリンダを配設
し、各シリンダ内に内径側からに摺動自在に挿入された
プランジャの内端をメインシャフトと一体のクランクピ
ン(もしくは偏心カム)に連結もしくは当接させて構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
のラジアルプランジャ装置の場合には、プランジャおよ
びシリンダはメインシャフト(クランクピン)から半径
方向放射状に延びて配設する必要があり、複数のシリン
ダ(およびブランジャ)を配設するには、隣合うシリン
ダ同士が干渉しないように、各シリンダを半径方向外側
に配設する必要がある。このため、装置の径方向寸法が
大きくなり、装置が大型化するという問題がある。さら
に、従来のラジアルプランジャ装置の場合には、全ての
プランジャの内端がメインシャフト(クランクピン)に
集中するため、その部分の構成が複雑化しやすく、ま
た、メインシャフトを回転自在に支持するベアリングの
負荷が大きくなり、駆動効率が低下するという問題があ
る。
のラジアルプランジャ装置の場合には、プランジャおよ
びシリンダはメインシャフト(クランクピン)から半径
方向放射状に延びて配設する必要があり、複数のシリン
ダ(およびブランジャ)を配設するには、隣合うシリン
ダ同士が干渉しないように、各シリンダを半径方向外側
に配設する必要がある。このため、装置の径方向寸法が
大きくなり、装置が大型化するという問題がある。さら
に、従来のラジアルプランジャ装置の場合には、全ての
プランジャの内端がメインシャフト(クランクピン)に
集中するため、その部分の構成が複雑化しやすく、ま
た、メインシャフトを回転自在に支持するベアリングの
負荷が大きくなり、駆動効率が低下するという問題があ
る。
【0004】本発明はこのような問題に鑑み、小型、コ
ンパクト化が容易であり、且つ、プランジャの駆動機構
の構成が簡単で且つメインシャフトを支持するベアリン
グの負荷が小さく、駆動効率の良いラジアルプランジャ
装置を提供することを目的とする。
ンパクト化が容易であり、且つ、プランジャの駆動機構
の構成が簡単で且つメインシャフトを支持するベアリン
グの負荷が小さく、駆動効率の良いラジアルプランジャ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明においては、ケーシングに相対回
転自在に支持されたメインシャフト上にサンギヤを同軸
に固設し、シリンダをケーシングにより支持し、このシ
リンダのシリンダ孔内に摺動自在にプランジャを挿入し
ている。一方、ケーシングに相対回転自在に支持された
プラネタリギヤをサンギヤと噛合させ、且つこのプラネ
タリギヤの回転軸から偏心した位置にプラネタリギヤと
一体にクランクピンを形成している。そして、プランジ
ャとクランクピンとをロッドにより連結してギヤ駆動ク
ランク式ラジアルプランジャ装置を構成している。
的達成のため、本発明においては、ケーシングに相対回
転自在に支持されたメインシャフト上にサンギヤを同軸
に固設し、シリンダをケーシングにより支持し、このシ
リンダのシリンダ孔内に摺動自在にプランジャを挿入し
ている。一方、ケーシングに相対回転自在に支持された
プラネタリギヤをサンギヤと噛合させ、且つこのプラネ
タリギヤの回転軸から偏心した位置にプラネタリギヤと
一体にクランクピンを形成している。そして、プランジ
ャとクランクピンとをロッドにより連結してギヤ駆動ク
ランク式ラジアルプランジャ装置を構成している。
【0006】このような構成のギヤ駆動クランク式ラジ
アルプランジャ装置の場合には、各プランジャはロッド
を介して対応するプラネタリギヤと一体に形成された各
クランクピンに連結されるので、シリンダおよびプラン
ジャを、メインシャフト中心から放射状に延びる線に対
して傾けて配設することができる。このため、装置の外
径寸法が抑えられ、装置が小型、コンパクトになる。ま
た、この装置の場合には、メインシャフト上のサンギヤ
により各プラネタリギヤが駆動され、各プラネタリギヤ
のクランクピンから各プランジャが駆動されるので、機
械伝達効率が高い。このとき、各クランクピンはそれぞ
れ対応するプランジャのみを駆動するので、クランクピ
ン荷重は小さく、動力伝達機構の強度上の問題が生じる
ことが少ない。
アルプランジャ装置の場合には、各プランジャはロッド
を介して対応するプラネタリギヤと一体に形成された各
クランクピンに連結されるので、シリンダおよびプラン
ジャを、メインシャフト中心から放射状に延びる線に対
して傾けて配設することができる。このため、装置の外
径寸法が抑えられ、装置が小型、コンパクトになる。ま
た、この装置の場合には、メインシャフト上のサンギヤ
により各プラネタリギヤが駆動され、各プラネタリギヤ
のクランクピンから各プランジャが駆動されるので、機
械伝達効率が高い。このとき、各クランクピンはそれぞ
れ対応するプランジャのみを駆動するので、クランクピ
ン荷重は小さく、動力伝達機構の強度上の問題が生じる
ことが少ない。
【0007】この装置において、プランジャとクランク
ピンとを連結するロッドは、プランジャと一体に形成し
たり、ロッドと揺動自在に連結したりすることができ
る。ロッドをプランジャと一体に形成する場合には、シ
リンダをケーシングに揺動自在に取り付ける。また、プ
ランジャとロッドとを揺動自在に連結する場合には、シ
リンダはケーシングに固定される。
ピンとを連結するロッドは、プランジャと一体に形成し
たり、ロッドと揺動自在に連結したりすることができ
る。ロッドをプランジャと一体に形成する場合には、シ
リンダをケーシングに揺動自在に取り付ける。また、プ
ランジャとロッドとを揺動自在に連結する場合には、シ
リンダはケーシングに固定される。
【0008】なお、この場合において、シリンダおよび
プランジャをメインシャフトを中心として放射状に等間
隔で複数個配設するとともに、プラネタリギヤも各プラ
ンジャに対応して複数個配設し、各プラネタリギヤには
それぞれ対応するプランジャのロッド部の先端が枢支さ
れるクランクピンを設けてギヤ駆動クランク式ラジアル
プランジャ装置を構成するのが好ましい。
プランジャをメインシャフトを中心として放射状に等間
隔で複数個配設するとともに、プラネタリギヤも各プラ
ンジャに対応して複数個配設し、各プラネタリギヤには
それぞれ対応するプランジャのロッド部の先端が枢支さ
れるクランクピンを設けてギヤ駆動クランク式ラジアル
プランジャ装置を構成するのが好ましい。
【0009】このように構成した場合には、サンギヤを
メインシャフト上に軸方向に離れて形成された第1およ
び第2サンギヤから構成し、複数のプラネタリギヤにお
ける隣合うギヤの一方を第1サンギヤと噛合させ他方を
第2サンギヤと噛合させるように、円周上交互に配設す
るのがなお好ましい。このようにすれば、隣合うプラネ
タリギヤ同士の干渉のおそれがない。ここで、第1およ
び前記第2サンギヤの軸方向間隔はシリンダの外径寸法
より大きくするのが好ましい。これにより、プラネタリ
ギヤとシリンダとの干渉のおそれもなくなり、シリンダ
を一層高密度に配設することができ、装置をさらに小
型、コンパクト化できる。
メインシャフト上に軸方向に離れて形成された第1およ
び第2サンギヤから構成し、複数のプラネタリギヤにお
ける隣合うギヤの一方を第1サンギヤと噛合させ他方を
第2サンギヤと噛合させるように、円周上交互に配設す
るのがなお好ましい。このようにすれば、隣合うプラネ
タリギヤ同士の干渉のおそれがない。ここで、第1およ
び前記第2サンギヤの軸方向間隔はシリンダの外径寸法
より大きくするのが好ましい。これにより、プラネタリ
ギヤとシリンダとの干渉のおそれもなくなり、シリンダ
を一層高密度に配設することができ、装置をさらに小
型、コンパクト化できる。
【0010】さらに、本発明のギヤ駆動クランク式ラジ
アルプランジャ装置においては、サンギヤの歯数をプラ
ネタリギヤの歯数より大きくしても良く、このようにす
れば、プラネタリギヤを増速して脈動率を低減したり、
プランジャおよびシリンダを小型化したりすることがで
きる。なお、サンギヤおよびプラネタリギヤの歯数を全
て等しくしても良く、このようにすれば、各プランジャ
の往復ストロークはメインシャフトの回転と同期するた
め、メインシャフトに分配弁駆動機構の配設が可能とな
り、この部分の構造を単純化できる。
アルプランジャ装置においては、サンギヤの歯数をプラ
ネタリギヤの歯数より大きくしても良く、このようにす
れば、プラネタリギヤを増速して脈動率を低減したり、
プランジャおよびシリンダを小型化したりすることがで
きる。なお、サンギヤおよびプラネタリギヤの歯数を全
て等しくしても良く、このようにすれば、各プランジャ
の往復ストロークはメインシャフトの回転と同期するた
め、メインシャフトに分配弁駆動機構の配設が可能とな
り、この部分の構造を単純化できる。
【0011】なお、シリンダ、プランジャおよびプラネ
タリギヤをそれぞれ偶数個配設する場合には、メインシ
ャフトの中心軸に対して対称位置にある各一対のプラン
ジャのシリンダに対するストローク位相が同位相となる
ように取付位置を設定するのが好ましい。このようにす
れば、対称位置にある一対のプランジャに作用する力は
方向が正反対で大きさが同じ力となり、これらの力が相
殺され、メインシャフトを支持するベアリング荷重も小
さくなり、駆動効率が良くなる。また、メインシャフト
に作用する荷重のアンバランスが小さくなり、振動が抑
えられる。
タリギヤをそれぞれ偶数個配設する場合には、メインシ
ャフトの中心軸に対して対称位置にある各一対のプラン
ジャのシリンダに対するストローク位相が同位相となる
ように取付位置を設定するのが好ましい。このようにす
れば、対称位置にある一対のプランジャに作用する力は
方向が正反対で大きさが同じ力となり、これらの力が相
殺され、メインシャフトを支持するベアリング荷重も小
さくなり、駆動効率が良くなる。また、メインシャフト
に作用する荷重のアンバランスが小さくなり、振動が抑
えられる。
【0012】さらに、プランジャがシリンダに対する往
復ストロークのうちの高負荷側ストロークにあるときに
おけるロッドの軸心線が、メインシャフトの中心軸とプ
ラネタリギヤ回転軸とを結ぶ平面と、この回転軸よりメ
インシャフト中心軸側によった位置において交差するよ
うに取付位置を設定するのが望ましい。このようにすれ
ば、プランジャからクランクピンに作用する荷重とサン
ギヤからプラネタリギヤに作用する荷重の方向とが逆方
向に近くなり、これら荷重が互いに干渉しあってクラン
ク軸受に作用する荷重が小さくなり、伝達効率が良くな
る。
復ストロークのうちの高負荷側ストロークにあるときに
おけるロッドの軸心線が、メインシャフトの中心軸とプ
ラネタリギヤ回転軸とを結ぶ平面と、この回転軸よりメ
インシャフト中心軸側によった位置において交差するよ
うに取付位置を設定するのが望ましい。このようにすれ
ば、プランジャからクランクピンに作用する荷重とサン
ギヤからプラネタリギヤに作用する荷重の方向とが逆方
向に近くなり、これら荷重が互いに干渉しあってクラン
ク軸受に作用する荷重が小さくなり、伝達効率が良くな
る。
【0013】以上の構成のプランジャ装置において、メ
インシャフトをケーシングから左右に突出させ、メイン
シャフトをケーシングの左右両側から駆動することがで
きるようにするのが好ましい。このようにすれば、装置
の配設位置の自由度が高くなる。
インシャフトをケーシングから左右に突出させ、メイン
シャフトをケーシングの左右両側から駆動することがで
きるようにするのが好ましい。このようにすれば、装置
の配設位置の自由度が高くなる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置の第1実施例を図1および図2
に示している。なお、図2においては、各ギヤは歯底円
とピッチ円のみを用いて示している。なお、図1は原則
的には図2の矢印I-Iに沿った断面を表すが、ケーシン
グ10a,10bの形状も示すため一部この矢印とは異
なる断面を示す箇所もある。
例について説明する。本発明に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置の第1実施例を図1および図2
に示している。なお、図2においては、各ギヤは歯底円
とピッチ円のみを用いて示している。なお、図1は原則
的には図2の矢印I-Iに沿った断面を表すが、ケーシン
グ10a,10bの形状も示すため一部この矢印とは異
なる断面を示す箇所もある。
【0015】この装置は、メインシャフト11を回転駆
動することによりポンプもしくはコンプレッサとして用
いることができる装置である。この装置においては流入
および流出路にワンウェイバルブを用いているので、こ
の装置はポンプもしくはコンプレッサとして用いられる
だけであるが、このバルブ構成を変更することにより、
作動流体の供給によりメインシャフト11を駆動させる
モータとして用いるようにすることも可能である。
動することによりポンプもしくはコンプレッサとして用
いることができる装置である。この装置においては流入
および流出路にワンウェイバルブを用いているので、こ
の装置はポンプもしくはコンプレッサとして用いられる
だけであるが、このバルブ構成を変更することにより、
作動流体の供給によりメインシャフト11を駆動させる
モータとして用いるようにすることも可能である。
【0016】このラジアルプランジャ装置は、2分割構
成のケーシング10a,10bを有する。ケーシング1
0aの外側面には入口油路31が形成されたカバー10
cが取り付けられ、ケーシング10bの外側面には出口
油路35が形成されたリング状部材10dが取り付けら
れている。ケーシング10a,10bの中央部にベアリ
ング13a,13bを介して回転自在にメインシャフト
11が配設されている。メインシャフト11の一端がケ
ーシング10bから外方に突出し、スプラインが形成さ
れた入力端部11aが形成されている。よって、この装
置の場合には、入力端部11aに駆動部材をスプライン
結合しメインシャフト11を駆動する。メインシャフト
11には軸方向に所定間隔をおいて、同歯数の第1およ
び第2サンギヤ12a,12bが一体に形成されてい
る。
成のケーシング10a,10bを有する。ケーシング1
0aの外側面には入口油路31が形成されたカバー10
cが取り付けられ、ケーシング10bの外側面には出口
油路35が形成されたリング状部材10dが取り付けら
れている。ケーシング10a,10bの中央部にベアリ
ング13a,13bを介して回転自在にメインシャフト
11が配設されている。メインシャフト11の一端がケ
ーシング10bから外方に突出し、スプラインが形成さ
れた入力端部11aが形成されている。よって、この装
置の場合には、入力端部11aに駆動部材をスプライン
結合しメインシャフト11を駆動する。メインシャフト
11には軸方向に所定間隔をおいて、同歯数の第1およ
び第2サンギヤ12a,12bが一体に形成されてい
る。
【0017】このメインシャフト11を放射状に囲むよ
うにして、等間隔で合計6個のクランク部材15が配設
されている。これらクランク部材15は、それぞれ、プ
ラネタリギヤ19とクランクピン16とを一体に有する
ギヤ部材17と、クランクピン16を圧入させてギヤ部
材17と一体結合されたクランク支持部材18とから構
成される。なお、本例では、クランクピン16とギヤ部
材17とが一体成形されているが、クランクピンを別体
に成形し、これをギヤ部材に圧入して一体に結合するよ
うに構成しても良い。
うにして、等間隔で合計6個のクランク部材15が配設
されている。これらクランク部材15は、それぞれ、プ
ラネタリギヤ19とクランクピン16とを一体に有する
ギヤ部材17と、クランクピン16を圧入させてギヤ部
材17と一体結合されたクランク支持部材18とから構
成される。なお、本例では、クランクピン16とギヤ部
材17とが一体成形されているが、クランクピンを別体
に成形し、これをギヤ部材に圧入して一体に結合するよ
うに構成しても良い。
【0018】ギヤ部材17およびクランク支持部材18
にはそれぞれ外方に突出する回転支持軸17a,18a
が形成されており、これら回転支持軸17a,18aが
ベアリング14a,14bを介してケーシング10a,
10bにより回転自在に支持されている。よって、クラ
ンク部材15は、回転支持軸17a,18aの回転軸を
中心に回転自在である。この回転支持軸17a,18a
の回転軸とプラネタリギヤ19の回転軸とは一致してお
り、プラネタリギヤ19も回転支持軸17a,18aを
中心として回転自在となっている。一方、クランクピン
16はプラネタリギヤ19の回転軸から偏心しており、
このため、クランク部材15の回転に対してクランクピ
ン16は、この回転支持軸17a,18a軸を中心に公
転する。
にはそれぞれ外方に突出する回転支持軸17a,18a
が形成されており、これら回転支持軸17a,18aが
ベアリング14a,14bを介してケーシング10a,
10bにより回転自在に支持されている。よって、クラ
ンク部材15は、回転支持軸17a,18aの回転軸を
中心に回転自在である。この回転支持軸17a,18a
の回転軸とプラネタリギヤ19の回転軸とは一致してお
り、プラネタリギヤ19も回転支持軸17a,18aを
中心として回転自在となっている。一方、クランクピン
16はプラネタリギヤ19の回転軸から偏心しており、
このため、クランク部材15の回転に対してクランクピ
ン16は、この回転支持軸17a,18a軸を中心に公
転する。
【0019】各プラネタリギヤ19は、第1および第2
サンギヤ12a,12bのいずれか一方と噛合する。こ
の場合に、隣合うプラネタリギヤ19は同一サンギヤと
は噛合せず、一方が第1サンギヤ12aと噛合し、他方
が第2サンギヤ12bと噛合し、この結果、プラネタリ
ギヤ19は円周上交互に第1および第2サンギヤ12
a,12bと噛合する。これにより、隣合うプラネタリ
ギヤ19は、軸方向にずれて位置し、隣合うプラネタリ
ギヤ19同士の干渉のおそれがなくなる。その結果、隣
合うプラネタリギヤ19同士を近づけて配設することが
でき、装置の小型化、コンパクト化を図ることが容易と
なる。このため、配設されるプラネタリギヤ19は原則
として偶数個である。
サンギヤ12a,12bのいずれか一方と噛合する。こ
の場合に、隣合うプラネタリギヤ19は同一サンギヤと
は噛合せず、一方が第1サンギヤ12aと噛合し、他方
が第2サンギヤ12bと噛合し、この結果、プラネタリ
ギヤ19は円周上交互に第1および第2サンギヤ12
a,12bと噛合する。これにより、隣合うプラネタリ
ギヤ19は、軸方向にずれて位置し、隣合うプラネタリ
ギヤ19同士の干渉のおそれがなくなる。その結果、隣
合うプラネタリギヤ19同士を近づけて配設することが
でき、装置の小型化、コンパクト化を図ることが容易と
なる。このため、配設されるプラネタリギヤ19は原則
として偶数個である。
【0020】一方、クランク部材15より外径側におい
て、メインシャフト11を放射状に囲むようにして、等
間隔で合計6個のシリンダ25が配設されている。これ
らシリンダ25は、それぞれ、左右トラニオン部27
a,27bにおいてトラニオン部27a,27bの中心
軸(トラニオン軸)を中心として揺動自在に、ケーシン
グ10a,10bに取り付けられている。各シリンダ2
5に形成されたシリンダ孔26内にはプランジャ・ロッ
ド結合体20のプランジャ部21が内径側から摺動自在
に挿入されている。このプランジャ部21に一体に繋が
ったロッド部22は内径方向に向かって斜めに延び、そ
の先端部22aはベアリング16aを介してクランクピ
ン16に枢支されている。
て、メインシャフト11を放射状に囲むようにして、等
間隔で合計6個のシリンダ25が配設されている。これ
らシリンダ25は、それぞれ、左右トラニオン部27
a,27bにおいてトラニオン部27a,27bの中心
軸(トラニオン軸)を中心として揺動自在に、ケーシン
グ10a,10bに取り付けられている。各シリンダ2
5に形成されたシリンダ孔26内にはプランジャ・ロッ
ド結合体20のプランジャ部21が内径側から摺動自在
に挿入されている。このプランジャ部21に一体に繋が
ったロッド部22は内径方向に向かって斜めに延び、そ
の先端部22aはベアリング16aを介してクランクピ
ン16に枢支されている。
【0021】なお、本例ではプランジャ部21とロッド
部22とを一体に形成してブランジャ20を構成してい
るが、これをプランジャ部材とロッド部材とに分けた別
体に形成し、両者を揺動自在に連結することもできる。
この場合には、各シリンダ25はケーシング10a,1
0bに固定される。
部22とを一体に形成してブランジャ20を構成してい
るが、これをプランジャ部材とロッド部材とに分けた別
体に形成し、両者を揺動自在に連結することもできる。
この場合には、各シリンダ25はケーシング10a,1
0bに固定される。
【0022】シリンダ25の左右トラニオン部27a,
27bにはそれぞれ、シリンダ孔26内に連通する油路
28a,28bが形成されている。油路28aはケーシ
ング10a内に形成された油路33および第1チェック
バルブ32を介して入口油路31と連通する。また、油
路28bは、第2チェックバルブ36を介して出口油路
35と連通する。
27bにはそれぞれ、シリンダ孔26内に連通する油路
28a,28bが形成されている。油路28aはケーシ
ング10a内に形成された油路33および第1チェック
バルブ32を介して入口油路31と連通する。また、油
路28bは、第2チェックバルブ36を介して出口油路
35と連通する。
【0023】以上の構成のラジアルプランジャ油圧ポン
プの作動を説明する。このポンプは入力端部11aから
メインシャフト11を回転駆動して駆動される。メイン
シャフト11の回転は第1および第2サンギヤ12a,
12bからこれと噛合するプラネタリギヤ19を介して
クランク部材15に伝達され、クランク部材15が回転
される。このため、クランクピン16は回転支持軸17
a,18aの回転軸を中心とし、この回転軸からの偏心
量を半径とした軌跡を描いて公転する。クランクピン1
6に連結されたプランジャ・ロッド結合体20のロッド
端部22もクランクピン16と一緒に公転運動を行い、
プランジャ部21はシリンダ孔26内を往復動される。
プの作動を説明する。このポンプは入力端部11aから
メインシャフト11を回転駆動して駆動される。メイン
シャフト11の回転は第1および第2サンギヤ12a,
12bからこれと噛合するプラネタリギヤ19を介して
クランク部材15に伝達され、クランク部材15が回転
される。このため、クランクピン16は回転支持軸17
a,18aの回転軸を中心とし、この回転軸からの偏心
量を半径とした軌跡を描いて公転する。クランクピン1
6に連結されたプランジャ・ロッド結合体20のロッド
端部22もクランクピン16と一緒に公転運動を行い、
プランジャ部21はシリンダ孔26内を往復動される。
【0024】この往復動において、プランジャ・ロッド
結合体20が上死点から下死点まで移動するストローク
の間は、プランジャ部21により囲まれたシリンダ孔2
6の空間内に作動油を吸い込む作用がなされる。このた
め、第1チェックバルブ32が開放され、入口油路31
から油路28aを介してシリンダ孔26内に作動油が吸
い込まれる。次いで、プランジャ・ロッド結合体20が
下死点から上死点まで移動するストロークの間は、シリ
ンダ孔26内に吸い込まれた作動油を排出する作用がな
される。このため、第2チェックバルブ36が開放さ
れ、シリンダ孔26内の作動油が出口油路35に吐出さ
れる。以下、この作用が繰り返されて、入口油路31か
ら出口油路35へ作動油が送られ、ポンプ作用がなされ
る。
結合体20が上死点から下死点まで移動するストローク
の間は、プランジャ部21により囲まれたシリンダ孔2
6の空間内に作動油を吸い込む作用がなされる。このた
め、第1チェックバルブ32が開放され、入口油路31
から油路28aを介してシリンダ孔26内に作動油が吸
い込まれる。次いで、プランジャ・ロッド結合体20が
下死点から上死点まで移動するストロークの間は、シリ
ンダ孔26内に吸い込まれた作動油を排出する作用がな
される。このため、第2チェックバルブ36が開放さ
れ、シリンダ孔26内の作動油が出口油路35に吐出さ
れる。以下、この作用が繰り返されて、入口油路31か
ら出口油路35へ作動油が送られ、ポンプ作用がなされ
る。
【0025】以上の構成の装置の場合には、各プランジ
ャ・ロッド結合体20はそれぞれクランク部材15のク
ランクピン16に連結されるため、各プランジャ・ロッ
ド結合体20およびシリンダ25を、メインシャフト1
1を中心とする半径方向(放射方向)に対して斜めに傾
けて配設することができる。このため、装置の外径寸法
を小さくすることが可能で、装置を小型、コンパクト化
するのが容易である。また、メインシャフト11の回転
をサンギヤ12a,12bおよびプラネタリギヤ19を
介してクランクピンの公転運動に変換し、プランジャ・
ロッド結合体20を往復運動させるので、動力伝達効率
が高い。この場合に、各クランクピン16は、対応する
1つのプランジャ・ロッド結合体20に動力を伝達すれ
ば良いので、各クランクピン16に作用する荷重は小さ
く、強度上有利である。
ャ・ロッド結合体20はそれぞれクランク部材15のク
ランクピン16に連結されるため、各プランジャ・ロッ
ド結合体20およびシリンダ25を、メインシャフト1
1を中心とする半径方向(放射方向)に対して斜めに傾
けて配設することができる。このため、装置の外径寸法
を小さくすることが可能で、装置を小型、コンパクト化
するのが容易である。また、メインシャフト11の回転
をサンギヤ12a,12bおよびプラネタリギヤ19を
介してクランクピンの公転運動に変換し、プランジャ・
ロッド結合体20を往復運動させるので、動力伝達効率
が高い。この場合に、各クランクピン16は、対応する
1つのプランジャ・ロッド結合体20に動力を伝達すれ
ば良いので、各クランクピン16に作用する荷重は小さ
く、強度上有利である。
【0026】なお、この例においては、サンギヤ12
a,12bおよびプラネタリギヤ19の歯数は等しく設
定されている。このようにした場合には、メインシャフ
ト11の回転と同一回転でプラネタリギヤ19が回転
し、各プランジャ・ロッド結合体20はメインシャフト
11の回転に同期して往復動される。このため、サンギ
ヤ12a,12bおよびプラネタリギヤ19の歯数を等
しく設定した場合には、本例の第1および第2チェック
バルブ32,36に代えて、前述の特開平3−3746
5号公報および同3−103646号公報の装置にも用
いられている分配弁機構をメインシャフト11により直
接駆動することができ、その構造を単純化することが可
能となる。
a,12bおよびプラネタリギヤ19の歯数は等しく設
定されている。このようにした場合には、メインシャフ
ト11の回転と同一回転でプラネタリギヤ19が回転
し、各プランジャ・ロッド結合体20はメインシャフト
11の回転に同期して往復動される。このため、サンギ
ヤ12a,12bおよびプラネタリギヤ19の歯数を等
しく設定した場合には、本例の第1および第2チェック
バルブ32,36に代えて、前述の特開平3−3746
5号公報および同3−103646号公報の装置にも用
いられている分配弁機構をメインシャフト11により直
接駆動することができ、その構造を単純化することが可
能となる。
【0027】但し、本例のように第1および第2チェッ
クバルブ32,26を用いる場合には、ギヤの歯数設定
に制限はなく、例えば、サンギヤ12a,12bの歯数
をプラネタリギヤ19の歯数より大きくして、クランク
部材15を増速することも可能である。このようにすれ
ば、メインシャフト11の1回転当りのプランジャ・ロ
ッド結合体20の作動回数を増すことができるので、装
置の吐出容量を変化させずにシリンダを小さくして装置
の小型化を図ることができるとともに、脈動率を低減さ
せることもできる。このような構成を採用した本発明に
係るラジアルプランジャ装置の第2実施例について、図
3および図4を参照して説明する。図4においても、各
ギヤは歯底円とピッチ円のみを用いて示している。
クバルブ32,26を用いる場合には、ギヤの歯数設定
に制限はなく、例えば、サンギヤ12a,12bの歯数
をプラネタリギヤ19の歯数より大きくして、クランク
部材15を増速することも可能である。このようにすれ
ば、メインシャフト11の1回転当りのプランジャ・ロ
ッド結合体20の作動回数を増すことができるので、装
置の吐出容量を変化させずにシリンダを小さくして装置
の小型化を図ることができるとともに、脈動率を低減さ
せることもできる。このような構成を採用した本発明に
係るラジアルプランジャ装置の第2実施例について、図
3および図4を参照して説明する。図4においても、各
ギヤは歯底円とピッチ円のみを用いて示している。
【0028】このラジアルプランジャ装置は、2分割構
成のケーシング110a,110bを有し、ケーシング
110aの外側面には入口油路131が形成されたカバ
ー110cが取り付けられ、ケーシング110bの外側
面には出口油路135が形成されたカバー110dが取
り付けられている。ケーシング110a,110bの中
央部にベアリング113a,113bを介して回転自在
にメインシャフト111が配設されている。メインシャ
フト111の左右両端がケーシングから外方に突出し、
それぞれスプラインが形成された左右入力端部111
a,111bが形成されている。よってこの装置の場合
には、左右いずれからでもメインシャフト111を駆動
することができる。メインシャフト111には軸方向に
所定間隔Wをおいて、同歯数の第1および第2サンギヤ
112a,112bが一体に形成されている。
成のケーシング110a,110bを有し、ケーシング
110aの外側面には入口油路131が形成されたカバ
ー110cが取り付けられ、ケーシング110bの外側
面には出口油路135が形成されたカバー110dが取
り付けられている。ケーシング110a,110bの中
央部にベアリング113a,113bを介して回転自在
にメインシャフト111が配設されている。メインシャ
フト111の左右両端がケーシングから外方に突出し、
それぞれスプラインが形成された左右入力端部111
a,111bが形成されている。よってこの装置の場合
には、左右いずれからでもメインシャフト111を駆動
することができる。メインシャフト111には軸方向に
所定間隔Wをおいて、同歯数の第1および第2サンギヤ
112a,112bが一体に形成されている。
【0029】このメインシャフト111を放射状に囲む
ようにして、等間隔で合計8個のクランク部材115が
配設されている。これらクランク部材115は、それぞ
れ、プラネタリギヤ119とクランクピン116とを一
体に有するギヤ部材117と、クランクピン116を圧
入させてギヤ部材117と一体結合されたクランク支持
部材118とから構成される。
ようにして、等間隔で合計8個のクランク部材115が
配設されている。これらクランク部材115は、それぞ
れ、プラネタリギヤ119とクランクピン116とを一
体に有するギヤ部材117と、クランクピン116を圧
入させてギヤ部材117と一体結合されたクランク支持
部材118とから構成される。
【0030】ギヤ部材117およびクランク支持部材1
18にはそれぞれ外方に突出する回転支持軸117a,
118aが形成されており、これら回転支持軸117
a,118aがベアリング114a,114bを介して
ケーシング110a,110bにより回転自在に支持さ
れている。よって、クランク部材115およびプラネタ
リギヤ119は回転支持軸117a,118aを中心と
して回転自在となっている。クランクピン116はプラ
ネタリギヤ119の回転軸から偏心しており、このた
め、プラネタリギヤ119の回転に対してクランクピン
116はこの回転軸を中心に公転する。
18にはそれぞれ外方に突出する回転支持軸117a,
118aが形成されており、これら回転支持軸117
a,118aがベアリング114a,114bを介して
ケーシング110a,110bにより回転自在に支持さ
れている。よって、クランク部材115およびプラネタ
リギヤ119は回転支持軸117a,118aを中心と
して回転自在となっている。クランクピン116はプラ
ネタリギヤ119の回転軸から偏心しており、このた
め、プラネタリギヤ119の回転に対してクランクピン
116はこの回転軸を中心に公転する。
【0031】各プラネタリギヤ119は、第1および第
2サンギヤ112a,112bのいずれか一方と噛合す
る。この場合も第1実施例と同様に、隣合うプラネタリ
ギヤ119は同一サンギヤとは噛合せず、第1および第
2サンギヤ112a,112bと交互に噛合する。これ
により、隣合うプラネタリギヤ119同士の干渉のおそ
れがなくなり、隣合うプラネタリギヤ119同士を近づ
けて配設することができる。このため、配設されるプラ
ネタリギヤ119は原則として偶数個である。また、プ
ラネタリギヤ119の歯数は全て同一である。但し、本
例の装置では、プラネタリギヤ119の歯数はサンギヤ
112a,112bの歯数より少なく、メインシャフト
111の回転に対してプラネタリギヤ119は増速回転
される。
2サンギヤ112a,112bのいずれか一方と噛合す
る。この場合も第1実施例と同様に、隣合うプラネタリ
ギヤ119は同一サンギヤとは噛合せず、第1および第
2サンギヤ112a,112bと交互に噛合する。これ
により、隣合うプラネタリギヤ119同士の干渉のおそ
れがなくなり、隣合うプラネタリギヤ119同士を近づ
けて配設することができる。このため、配設されるプラ
ネタリギヤ119は原則として偶数個である。また、プ
ラネタリギヤ119の歯数は全て同一である。但し、本
例の装置では、プラネタリギヤ119の歯数はサンギヤ
112a,112bの歯数より少なく、メインシャフト
111の回転に対してプラネタリギヤ119は増速回転
される。
【0032】一方、クランク部材115より外径側にお
いて、メインシャフト111を放射状に囲むようにし
て、等間隔で合計8個のシリンダ125が配設されてい
る。これらシリンダ125は、それぞれ、左右トラニオ
ン部127a,127bにおいてトラニオン部127
a,127bの中心軸(トラニオン軸)を中心として揺
動自在に、ケーシング110a,110bに取り付けら
れている。各シリンダ125に形成されたシリンダ孔1
26内にはプランジャ・ロッド結合体120のプランジ
ャ部121が内径側から摺動自在に挿入されている。こ
のプランジャ部121に一体に繋がったロッド部122
は内径方向に向かって斜めに延び、その先端部122a
はベアリング116aを介してクランクピン116に枢
支されている。
いて、メインシャフト111を放射状に囲むようにし
て、等間隔で合計8個のシリンダ125が配設されてい
る。これらシリンダ125は、それぞれ、左右トラニオ
ン部127a,127bにおいてトラニオン部127
a,127bの中心軸(トラニオン軸)を中心として揺
動自在に、ケーシング110a,110bに取り付けら
れている。各シリンダ125に形成されたシリンダ孔1
26内にはプランジャ・ロッド結合体120のプランジ
ャ部121が内径側から摺動自在に挿入されている。こ
のプランジャ部121に一体に繋がったロッド部122
は内径方向に向かって斜めに延び、その先端部122a
はベアリング116aを介してクランクピン116に枢
支されている。
【0033】シリンダ125の左右トラニオン部127
a,127bにはそれぞれ、シリンダ孔126内に連通
する油路128a,128bが形成されている。油路1
28aはケーシング110a内に形成された油路133
および第1チェックバルブ132を介して入口油路13
1と連通する。また、油路128bは、ケーシング11
0b内に形成された油路134および第2チェックバル
ブ136を介して出口油路135と連通する。
a,127bにはそれぞれ、シリンダ孔126内に連通
する油路128a,128bが形成されている。油路1
28aはケーシング110a内に形成された油路133
および第1チェックバルブ132を介して入口油路13
1と連通する。また、油路128bは、ケーシング11
0b内に形成された油路134および第2チェックバル
ブ136を介して出口油路135と連通する。
【0034】なお、本例の場合には、第1および第2サ
ンギヤ112a,112bの軸方向間隔Wはシリンダ1
25の外径(トラニオン部127a,127bを除く外
径)より大きく設定されている。同時に、プラネタリギ
ヤ119とクランク支持部材118との軸方向間隔も、
シリンダ125の外径より大きく設定されている。この
ため、プラネタリギヤ119およびクランク支持部材1
18とシリンダ125との干渉のおそれがなく、クラン
ク部材115およびシリンダ125を互いに近づけて配
設することができる。これにより、第1実施例の場合よ
り一層の小型化、コンパクト化を図ることができる。例
えば、第1実施例の場合には、6個のシリンダ25を配
設できるだけであったが、第2実施例の場合には、8個
のシリンダ125を配設できる。
ンギヤ112a,112bの軸方向間隔Wはシリンダ1
25の外径(トラニオン部127a,127bを除く外
径)より大きく設定されている。同時に、プラネタリギ
ヤ119とクランク支持部材118との軸方向間隔も、
シリンダ125の外径より大きく設定されている。この
ため、プラネタリギヤ119およびクランク支持部材1
18とシリンダ125との干渉のおそれがなく、クラン
ク部材115およびシリンダ125を互いに近づけて配
設することができる。これにより、第1実施例の場合よ
り一層の小型化、コンパクト化を図ることができる。例
えば、第1実施例の場合には、6個のシリンダ25を配
設できるだけであったが、第2実施例の場合には、8個
のシリンダ125を配設できる。
【0035】以上のように構成された第2実施例に係る
ラジアルプランジャ油圧ポンプの作動は第1実施例と同
様であるのでその説明は省略する。但し、本例の装置は
左右入力端部111a,111bのいずれからもメイン
シャフト111の駆動が可能であり、装置の配設の自由
度が高い。
ラジアルプランジャ油圧ポンプの作動は第1実施例と同
様であるのでその説明は省略する。但し、本例の装置は
左右入力端部111a,111bのいずれからもメイン
シャフト111の駆動が可能であり、装置の配設の自由
度が高い。
【0036】なお、本例の装置では、図4に示すよう
に、各プランジャ・ロッド結合体120のシリンダ12
5に対する往復ストローク位相は、順番に連続的になさ
れるように設定されている。具体的には、図4の状態の
時に、最も上側(12時の位置)にあるプランジャ・ロ
ッド結合体120は上死点に位置し、時計方向に向かっ
て順次位置する各プランジャ・ロッド結合体120の位
相は順次下死点に近づき、最も下側(6時の位置)にあ
るプランジャ・ロッド結合体120は下死点に位置す
る。さらに、この位置から時計方向に向かって位置する
各プランジャ・ロッド結合体120は順次上死点に近づ
く位相となる。このように構成した場合には、前述の公
報に開示のような分配弁機構を設けるのが容易である。
に、各プランジャ・ロッド結合体120のシリンダ12
5に対する往復ストローク位相は、順番に連続的になさ
れるように設定されている。具体的には、図4の状態の
時に、最も上側(12時の位置)にあるプランジャ・ロ
ッド結合体120は上死点に位置し、時計方向に向かっ
て順次位置する各プランジャ・ロッド結合体120の位
相は順次下死点に近づき、最も下側(6時の位置)にあ
るプランジャ・ロッド結合体120は下死点に位置す
る。さらに、この位置から時計方向に向かって位置する
各プランジャ・ロッド結合体120は順次上死点に近づ
く位相となる。このように構成した場合には、前述の公
報に開示のような分配弁機構を設けるのが容易である。
【0037】しかしながら、本例のように第1および第
2チェックバルブを用いる場合には、このように順番に
ストローク位相を変化させるような設定を行う必要はな
く、例えば、図5に示すようなストローク位相となるよ
うな設定を行うこともできる。図5の装置の場合には、
メインシャフト111の中心軸に対して対称位置にある
各一対のプランジャ・ロッド結合体120のストローク
位相が同位相となるように設定されている。具体的に
は、A1およびA2、B1およびB2、C1およびC2
並びにD1およびD2で示す各一対のプランジャ・ロッ
ド結合体120同士がメインシャフト111の中心軸に
対して対称位置にあり、それぞれ同位相となるように設
定されている。例えば、A1およびA2で示す一対のプ
ランジャ・ロッド結合体120は、図示の状態で、とも
に上死点に位置するストローク位相となる。
2チェックバルブを用いる場合には、このように順番に
ストローク位相を変化させるような設定を行う必要はな
く、例えば、図5に示すようなストローク位相となるよ
うな設定を行うこともできる。図5の装置の場合には、
メインシャフト111の中心軸に対して対称位置にある
各一対のプランジャ・ロッド結合体120のストローク
位相が同位相となるように設定されている。具体的に
は、A1およびA2、B1およびB2、C1およびC2
並びにD1およびD2で示す各一対のプランジャ・ロッ
ド結合体120同士がメインシャフト111の中心軸に
対して対称位置にあり、それぞれ同位相となるように設
定されている。例えば、A1およびA2で示す一対のプ
ランジャ・ロッド結合体120は、図示の状態で、とも
に上死点に位置するストローク位相となる。
【0038】このようにストローク位相を設定すると、
互いに点対称となる位置にある一対のプランジャ・ロッ
ド結合体120の反力は、大きさが等しく、方向が反対
の力となるため、メインシャフト111には偶力のみが
作用し、メインシャフト111を支持するベアリング1
13a,113bの荷重が小さくなる。特に、本例のよ
うに、プランジャ・ロッド結合体120の数が4の倍数
である場合には、点対称位置にある一対のプランジャ・
ロッド結合体120が連結されるプラネタリギヤ119
はともに第1および第2サンギヤ112a,112bの
いずれか一方と噛合する。このため、両反力の作用点は
軸方向の偶力も零となり、ベアリング荷重は非常に小さ
くなる。
互いに点対称となる位置にある一対のプランジャ・ロッ
ド結合体120の反力は、大きさが等しく、方向が反対
の力となるため、メインシャフト111には偶力のみが
作用し、メインシャフト111を支持するベアリング1
13a,113bの荷重が小さくなる。特に、本例のよ
うに、プランジャ・ロッド結合体120の数が4の倍数
である場合には、点対称位置にある一対のプランジャ・
ロッド結合体120が連結されるプラネタリギヤ119
はともに第1および第2サンギヤ112a,112bの
いずれか一方と噛合する。このため、両反力の作用点は
軸方向の偶力も零となり、ベアリング荷重は非常に小さ
くなる。
【0039】本発明の装置においては、プランジャが高
負荷側ストロークにあるときにおけるロッドの軸心線
が、メインシャフトの中心軸とプラネタリギヤの回転軸
(クランクピンの公転中心軸)とを結ぶ平面と、この回
転軸よりメインシャフト中心軸側(メインシャフトに近
づく側)において交差するように構成するのが望まし
い。これについて、図6を用いて説明する。
負荷側ストロークにあるときにおけるロッドの軸心線
が、メインシャフトの中心軸とプラネタリギヤの回転軸
(クランクピンの公転中心軸)とを結ぶ平面と、この回
転軸よりメインシャフト中心軸側(メインシャフトに近
づく側)において交差するように構成するのが望まし
い。これについて、図6を用いて説明する。
【0040】なお、高負荷側ストロークとは、プランジ
ャの往復ストロークの内、シリンダ内部の流体圧力が高
圧となりプランジャに作用する力が大きくなるストロー
クを言う。本装置をポンプ、コンプレッサとして使用す
る場合には、内部流体を圧縮するストローク、すなわ
ち、プランジャが下死点から上死点まで移動するストロ
ークが高負荷側ストロークであり、本装置をモータとし
て使用する場合には、高圧流体によりプランジャを押し
出すストローク、すなわち、プランジャが上死点から下
死点まで移動するストロークが高負荷側ストロークであ
る。
ャの往復ストロークの内、シリンダ内部の流体圧力が高
圧となりプランジャに作用する力が大きくなるストロー
クを言う。本装置をポンプ、コンプレッサとして使用す
る場合には、内部流体を圧縮するストローク、すなわ
ち、プランジャが下死点から上死点まで移動するストロ
ークが高負荷側ストロークであり、本装置をモータとし
て使用する場合には、高圧流体によりプランジャを押し
出すストローク、すなわち、プランジャが上死点から下
死点まで移動するストロークが高負荷側ストロークであ
る。
【0041】図6(A)では第1実施例の装置を例にし
て示しており、メインシャフト11を駆動してプランジ
ャ・ロッド結合体20がシリンダ25内の油を圧縮して
吐出するストローク(高負荷側ストローク)にある状態
を示している。この図から分かるように、プランジャ・
ロッド結合体20の軸心線Qが、メインシャフト11の
中心軸O1とプラネタリギヤ19の回転軸O2とを結ぶ
平面Pと交差する点Rは、プラネタリギヤ19の回転軸
O2よりメインシャフト11の中心軸O1側である。
て示しており、メインシャフト11を駆動してプランジ
ャ・ロッド結合体20がシリンダ25内の油を圧縮して
吐出するストローク(高負荷側ストローク)にある状態
を示している。この図から分かるように、プランジャ・
ロッド結合体20の軸心線Qが、メインシャフト11の
中心軸O1とプラネタリギヤ19の回転軸O2とを結ぶ
平面Pと交差する点Rは、プラネタリギヤ19の回転軸
O2よりメインシャフト11の中心軸O1側である。
【0042】このように各位置を設定すると、メインシ
ャフト11の駆動によりサンギヤ12aからプラネタリ
ギヤ19を介してクランク部材15が受ける駆動力F1
と、プランジャ・ロッド結合体20からクランクピン1
6を介してクランク部材15が受ける反力F2とは、図
6(B)に示すようになる。この図から分かるように、
駆動力F1と反力F2とは方向が反対方向に近く、互い
に減殺しあうため、その合力F3は小さくなる。このた
め、軸受14a,14bに作用する力が小さくなる。
ャフト11の駆動によりサンギヤ12aからプラネタリ
ギヤ19を介してクランク部材15が受ける駆動力F1
と、プランジャ・ロッド結合体20からクランクピン1
6を介してクランク部材15が受ける反力F2とは、図
6(B)に示すようになる。この図から分かるように、
駆動力F1と反力F2とは方向が反対方向に近く、互い
に減殺しあうため、その合力F3は小さくなる。このた
め、軸受14a,14bに作用する力が小さくなる。
【0043】なお、本発明の装置において、図7に示す
ように、プランジャ・ロッド結合体20の軸心線Qがメ
インシャフト11の中心軸O1とプラネタリギヤ19の
回転軸O2とを結ぶ平面Pと交差する点Rを、プラネタ
リギヤ19の回転軸O2よりメインシャフト11の中心
軸O1から離れる側に設定することも可能である。この
場合には、メインシャフト11を図6とは逆方向(矢印
G方向)に駆動する必要がある。このため、クランク部
材15に作用する駆動力F1とプランジャ・ロッド結合
体20からの反力F2とは、図7(B)に示すような関
係になる。この図から分かるように、駆動力F1と反力
F2とはほぼ同一方向となるため、その合力F3は大き
くなり、軸受14a,14bに作用する力が大きくな
る。
ように、プランジャ・ロッド結合体20の軸心線Qがメ
インシャフト11の中心軸O1とプラネタリギヤ19の
回転軸O2とを結ぶ平面Pと交差する点Rを、プラネタ
リギヤ19の回転軸O2よりメインシャフト11の中心
軸O1から離れる側に設定することも可能である。この
場合には、メインシャフト11を図6とは逆方向(矢印
G方向)に駆動する必要がある。このため、クランク部
材15に作用する駆動力F1とプランジャ・ロッド結合
体20からの反力F2とは、図7(B)に示すような関
係になる。この図から分かるように、駆動力F1と反力
F2とはほぼ同一方向となるため、その合力F3は大き
くなり、軸受14a,14bに作用する力が大きくな
る。
【0044】このように、軸受14a,14bに作用す
る荷重を小さくするには、プランジャおよびシリンダの
配設方向に対してメインシャフトの駆動方向は図6の関
係を満足するように設定するのが望ましい。ここで、装
置を第2実施例(図3)に示すように構成し、左右いず
れからも入力を行うことができるようにすれば、駆動軸
に対して装置を左右逆に配設して、メインシャフトの回
転方向を反対にすることができる。このため、第2実施
例の装置の場合には、駆動軸の回転方向に合わせて図6
の関係を満足させるような設定を自由に行うことができ
る。
る荷重を小さくするには、プランジャおよびシリンダの
配設方向に対してメインシャフトの駆動方向は図6の関
係を満足するように設定するのが望ましい。ここで、装
置を第2実施例(図3)に示すように構成し、左右いず
れからも入力を行うことができるようにすれば、駆動軸
に対して装置を左右逆に配設して、メインシャフトの回
転方向を反対にすることができる。このため、第2実施
例の装置の場合には、駆動軸の回転方向に合わせて図6
の関係を満足させるような設定を自由に行うことができ
る。
【0045】以上説明した実施例においては、各シリン
ダをそのトラニオン軸を中心として揺動自在にケーシン
グに取り付けている。このため、各プランジャのプラン
ジャ部とロッド部は一体に構成されている。しかしなが
ら、各プランジャのプランジャ部とロッド部とを揺動自
在に連結し、各シリンダをケーシングに固定しても良
い。
ダをそのトラニオン軸を中心として揺動自在にケーシン
グに取り付けている。このため、各プランジャのプラン
ジャ部とロッド部は一体に構成されている。しかしなが
ら、各プランジャのプランジャ部とロッド部とを揺動自
在に連結し、各シリンダをケーシングに固定しても良
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各プランジャは対応するプラネタリギヤと一体に形成さ
れた各クランクピンに連結されるので、シリンダおよび
プランジャを、メインシャフト中心から放射状に延びる
線に対して傾けて配設することができる。このため、装
置の外径寸法を小さく抑えて、装置を小型、コンパクト
にすることができる。また、この装置の場合には、メイ
ンシャフト上のサンギヤにより各プラネタリギヤが駆動
され、各プラネタリギヤのクランクピンから各プランジ
ャが駆動されるので、機械伝達効率が高めることかでき
る。このとき、各クランクピンはそれぞれ対応するプラ
ンジャのみを駆動するので、クランクピン荷重は小さ
く、動力伝達機構の強度上の問題が生じるのを防止でき
る。
各プランジャは対応するプラネタリギヤと一体に形成さ
れた各クランクピンに連結されるので、シリンダおよび
プランジャを、メインシャフト中心から放射状に延びる
線に対して傾けて配設することができる。このため、装
置の外径寸法を小さく抑えて、装置を小型、コンパクト
にすることができる。また、この装置の場合には、メイ
ンシャフト上のサンギヤにより各プラネタリギヤが駆動
され、各プラネタリギヤのクランクピンから各プランジ
ャが駆動されるので、機械伝達効率が高めることかでき
る。このとき、各クランクピンはそれぞれ対応するプラ
ンジャのみを駆動するので、クランクピン荷重は小さ
く、動力伝達機構の強度上の問題が生じるのを防止でき
る。
【0047】なお、この場合において、シリンダおよび
プランジャをメインシャフトを中心として放射状に等間
隔で複数個配設するとともに、プラネタリギヤも各プラ
ンジャに対応して複数個配設し、各プラネタリギヤには
それぞれ対応するプランジャのロッド部の先端が枢支さ
れるクランクピンを設けてギヤ駆動クランク式ラジアル
プランジャ装置を構成するのが好ましい。このように構
成した場合には、サンギヤをメインシャフト上に軸方向
に離れて形成された第1および第2サンギヤから構成
し、複数のプラネタリギヤのうちの隣合うギヤの一方が
第1サンギヤと噛合し他方が第2サンギヤと噛合するよ
うに構成するのがなお好ましい。このようにすれば、隣
合うプラネタリギヤ同士の干渉のおそれがなくなり、装
置のコンパクト化が図りやすい。ここで、第1および第
2サンギヤの軸方向間隔はシリンダの外径寸法より大き
くするのが好ましい。これにより、プラネタリギヤとシ
リンダとの干渉のおそれもなくなり、シリンダを高密度
に配設することができ、装置をさらに小型、コンパクト
化できる。
プランジャをメインシャフトを中心として放射状に等間
隔で複数個配設するとともに、プラネタリギヤも各プラ
ンジャに対応して複数個配設し、各プラネタリギヤには
それぞれ対応するプランジャのロッド部の先端が枢支さ
れるクランクピンを設けてギヤ駆動クランク式ラジアル
プランジャ装置を構成するのが好ましい。このように構
成した場合には、サンギヤをメインシャフト上に軸方向
に離れて形成された第1および第2サンギヤから構成
し、複数のプラネタリギヤのうちの隣合うギヤの一方が
第1サンギヤと噛合し他方が第2サンギヤと噛合するよ
うに構成するのがなお好ましい。このようにすれば、隣
合うプラネタリギヤ同士の干渉のおそれがなくなり、装
置のコンパクト化が図りやすい。ここで、第1および第
2サンギヤの軸方向間隔はシリンダの外径寸法より大き
くするのが好ましい。これにより、プラネタリギヤとシ
リンダとの干渉のおそれもなくなり、シリンダを高密度
に配設することができ、装置をさらに小型、コンパクト
化できる。
【0048】さらに、本発明のギヤ駆動クランク式ラジ
アルプランジャ装置においては、サンギヤの歯数をプラ
ネタリギヤの歯数より大きくしても良く、このようにす
れば、プラネタリギヤを増速して脈動率を低減したり、
プランジャおよびシリンダを小型化したりすることがで
きる。サンギヤおよびプラネタリギヤの歯数を全て等し
くしても良く、この場合には、各プランジャの往復スト
ロークはメインシャフトの回転と同期するため、分配弁
の駆動を簡単に行うことかできる。
アルプランジャ装置においては、サンギヤの歯数をプラ
ネタリギヤの歯数より大きくしても良く、このようにす
れば、プラネタリギヤを増速して脈動率を低減したり、
プランジャおよびシリンダを小型化したりすることがで
きる。サンギヤおよびプラネタリギヤの歯数を全て等し
くしても良く、この場合には、各プランジャの往復スト
ロークはメインシャフトの回転と同期するため、分配弁
の駆動を簡単に行うことかできる。
【0049】なお、シリンダ、プランジャおよびプラネ
タリギヤをそれぞれ偶数個配設する場合には、メインシ
ャフトの中心軸に対して対称位置にある各一対のプラン
ジャのシリンダに対するストローク位相が同位相となる
ように取付位置を設定するのが好ましい。このようにす
れば、対称位置にある一対のプランジャに作用する力は
方向が正反対で大きさが同じ力となり、これらの力が相
殺され、メインシャフトを支持するベアリング荷重を小
さくすることができる。また、メインシャフトに作用す
る荷重のアンバランスが小さくなり、振動を抑えること
ができる。
タリギヤをそれぞれ偶数個配設する場合には、メインシ
ャフトの中心軸に対して対称位置にある各一対のプラン
ジャのシリンダに対するストローク位相が同位相となる
ように取付位置を設定するのが好ましい。このようにす
れば、対称位置にある一対のプランジャに作用する力は
方向が正反対で大きさが同じ力となり、これらの力が相
殺され、メインシャフトを支持するベアリング荷重を小
さくすることができる。また、メインシャフトに作用す
る荷重のアンバランスが小さくなり、振動を抑えること
ができる。
【0050】さらに、プランジャがシリンダに対する往
復ストロークのうちの高負荷側ストロークにあるときに
おけるプランジャの軸心線が、メインシャフトの中心軸
とプラネタリギヤ回転軸とを結ぶ平面と、この回転軸よ
りメインシャフト中心軸側によった位置において交差す
るように取付位置を設定するのが望ましい。このように
すれば、プランジャからクランクピンに作用する荷重と
プラネタリギヤに作用する荷重の方向とが逆方向に近く
なり、これら荷重が互いに相殺しあってクランク軸受に
作用する荷重を小さくすることができる。
復ストロークのうちの高負荷側ストロークにあるときに
おけるプランジャの軸心線が、メインシャフトの中心軸
とプラネタリギヤ回転軸とを結ぶ平面と、この回転軸よ
りメインシャフト中心軸側によった位置において交差す
るように取付位置を設定するのが望ましい。このように
すれば、プランジャからクランクピンに作用する荷重と
プラネタリギヤに作用する荷重の方向とが逆方向に近く
なり、これら荷重が互いに相殺しあってクランク軸受に
作用する荷重を小さくすることができる。
【0051】以上の構成のプランジャ装置において、メ
インシャフトをケーシングから左右に突出させ、メイン
シャフトをケーシングの左右両側から駆動することがで
きるようにするのが好ましい。このようにすれば、装置
の配設位置の自由度が高くなる。
インシャフトをケーシングから左右に突出させ、メイン
シャフトをケーシングの左右両側から駆動することがで
きるようにするのが好ましい。このようにすれば、装置
の配設位置の自由度が高くなる。
【図1】本発明の第1実施例に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置を示す正面断面図である。
ラジアルプランジャ装置を示す正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置を示す側面概略断面図である。
ラジアルプランジャ装置を示す側面概略断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置を示す正面断面図である。
ラジアルプランジャ装置を示す正面断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置を示す側面概略断面図である。
ラジアルプランジャ装置を示す側面概略断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るギヤ駆動クランク式
ラジアルプランジャ装置において、対称位置にある各プ
ランジャのストローク位相が同じようにした場合の例を
示す側面概略断面図である。
ラジアルプランジャ装置において、対称位置にある各プ
ランジャのストローク位相が同じようにした場合の例を
示す側面概略断面図である。
【図6】本発明の装置においてクランク部材に作用する
力の関係を示す概略図およびベクトル線図である。
力の関係を示す概略図およびベクトル線図である。
【図7】本発明の装置においてクランク部材に作用する
力の関係を示す概略図およびベクトル線図である。
力の関係を示す概略図およびベクトル線図である。
11,111 メインシャフト 12a,12b,112a,112b サンギヤ 15,115 クランク部材 16,116 クランクピン 19,119 プラネタリギヤ 25,125 シリンダ
Claims (10)
- 【請求項1】 ケーシングと、 このケーシングに相対回転自在に支持されたメインシャ
フトと、 このメインシャフト上に同軸に固設されたサンギヤと、 前記ケーシングに支持されたシリンダと、 このシリンダのシリンダ孔内に摺動自在に挿入されたプ
ランジャと、 前記ケーシングに相対回転自在に支持されるとともに前
記サンギヤと噛合するプラネタリギヤと、 このプラネタリギヤの回転軸から偏心した位置に前記プ
ラネタリギヤと一体に形成されたクランクピンと前記プ
ランジャおよび前記クランクピンを連結するロッドとを
有することを特徴とするギヤ駆動クランク式ラジアルプ
ランジャ装置。 - 【請求項2】 前記シリンダが前記ケーシングに揺動自
在に支持され、前記ロッドと前記プランジャとが一体に
形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤ
駆動クランク式ラジアルプランジャ装置。 - 【請求項3】 前記シリンダが前記ケーシングに固定支
持され、前記ロッドと前記プランジャとが揺動自在に連
結されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤ駆
動クランク式ラジアルプランジャ装置。 - 【請求項4】 前記シリンダおよび前記プランジャが前
記プラネタリギヤとともに前記メインシャフトを中心と
して放射状に等間隔で複数個配設されていることを特徴
とする請求項1に記載のギヤ駆動クランク式ラジアルプ
ランジャ装置。 - 【請求項5】 前記サンギヤが前記メインシャフト上に
軸方向に離れて形成された第1および第2サンギヤから
構成され、 前記複数のプラネタリギヤにおける隣合うギヤの一方は
前記第1サンギヤと噛合し他方は前記第2サンギヤと噛
合するように円周上交互に配設されていることを特徴と
する請求項4に記載のギヤ駆動クランク式ラジアルプラ
ンジャ装置。 - 【請求項6】 前記第1および前記第2サンギヤの軸方
向間隔が前記シリンダの外径寸法より大きいことを特徴
とする請求項5に記載のギヤ駆動クランク式ラジアルプ
ランジャ装置。 - 【請求項7】 前記サンギヤの歯数が前記プラネタリギ
ヤの歯数より大きいことを特徴とする請求項1から6の
いずれかに記載のギヤ駆動クランク式ラジアルプランジ
ャ装置。 - 【請求項8】 前記サンギヤの歯数が前記プラネタリギ
ヤの歯数と等しいことを特徴とする請求項1から6のい
ずれかに記載のギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ
装置。 - 【請求項9】 前記シリンダ、前記プランジャおよび前
記プラネタリギヤがそれぞれ偶数個配設されており、前
記メインシャフトの中心軸に対して対称位置にある各一
対の前記プランジャの前記シリンダに対するストローク
位相が同位相となるように取付位置が設定されているこ
とを特徴とする請求項4に記載のギヤ駆動クランク式ラ
ジアルプランジャ装置。 - 【請求項10】 前記プランジャが前記シリンダに対す
る往復ストロークのうちの高負荷側ストロークにあると
きにおける前記ロッドの軸心線が、前記メインシャフト
の中心軸と前記プラネタリギヤの回転軸とを結ぶ平面
と、前記プラネタリギヤの回転軸より前記メインシャフ
ト中心軸側において交差するように取付位置が設定され
ていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記
載のギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148762A JPH05321823A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148762A JPH05321823A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321823A true JPH05321823A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15460081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4148762A Pending JPH05321823A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ギヤ駆動クランク式ラジアルプランジャ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05321823A (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4148762A patent/JPH05321823A/ja active Pending
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