JPH0524527A - 車両のスリツプ制御装置 - Google Patents
車両のスリツプ制御装置Info
- Publication number
- JPH0524527A JPH0524527A JP18364891A JP18364891A JPH0524527A JP H0524527 A JPH0524527 A JP H0524527A JP 18364891 A JP18364891 A JP 18364891A JP 18364891 A JP18364891 A JP 18364891A JP H0524527 A JPH0524527 A JP H0524527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- chamber
- control
- hydraulic pressure
- slip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】気圧式倍力装置をブレ−キ液圧発生のための駆
動源として用いるものにおいて、ブレ−キ制御を開始当
初から良好に行なえるようにする。 【構成】ブレ−キペダル12とマスタシリンダ8との間
に気圧式倍力装置11が介在され、ブレ−キペダルが踏
込まれていないときでも、気圧倍力装置を作動させてマ
スタシリンダにブレ−キ液圧を発生させるため、気圧倍
力装置への負圧供給経路37に、負圧供給態様と大気供
給態様とを切換える副弁装置38が接続されている。ブ
レ−キ制御によって先ず副弁装置を切換作動させること
により気圧倍力装置を作動させて、マスタシリンダにブ
レ−キ液圧を発生させる。倍力装置の作動遅れを見込ん
で、倍力装置の作動開始から所定の遅延期間経過後に、
ブレ−キ制御すなわち液圧調整弁15L、15Rを制御
することによる駆動輪のスリップ制御が開始される。
動源として用いるものにおいて、ブレ−キ制御を開始当
初から良好に行なえるようにする。 【構成】ブレ−キペダル12とマスタシリンダ8との間
に気圧式倍力装置11が介在され、ブレ−キペダルが踏
込まれていないときでも、気圧倍力装置を作動させてマ
スタシリンダにブレ−キ液圧を発生させるため、気圧倍
力装置への負圧供給経路37に、負圧供給態様と大気供
給態様とを切換える副弁装置38が接続されている。ブ
レ−キ制御によって先ず副弁装置を切換作動させること
により気圧倍力装置を作動させて、マスタシリンダにブ
レ−キ液圧を発生させる。倍力装置の作動遅れを見込ん
で、倍力装置の作動開始から所定の遅延期間経過後に、
ブレ−キ制御すなわち液圧調整弁15L、15Rを制御
することによる駆動輪のスリップ制御が開始される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動輪の路面に対する
スリップが過大になるのを防止する車両のスリップ制御
装置に関するものである。
スリップが過大になるのを防止する車両のスリップ制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】車両の加速時等に駆動輪の路面に対するス
リップが過大になるのを防止して、加速性や車両安定性
を満足させるようにしたスリップ制御装置(トラクショ
ン制御装置)が種々提案されている。
リップが過大になるのを防止して、加速性や車両安定性
を満足させるようにしたスリップ制御装置(トラクショ
ン制御装置)が種々提案されている。
【0003】上記スリップ制御は、駆動輪への付与トル
クを低減することにより行なわれ、このため駆動輪へブ
レ−キ力を与えるブレ−キ制御や、エンジンの発生トル
ク(出力)を低下させるエンジン制御が行なわれる。こ
のブレ−キ制御およびエンジン制御の場合共に、駆動輪
の路面に対する実際のスリップ値が所定の目標値となる
ようにフィ−ドバック制御されるのが一般的である。
クを低減することにより行なわれ、このため駆動輪へブ
レ−キ力を与えるブレ−キ制御や、エンジンの発生トル
ク(出力)を低下させるエンジン制御が行なわれる。こ
のブレ−キ制御およびエンジン制御の場合共に、駆動輪
の路面に対する実際のスリップ値が所定の目標値となる
ようにフィ−ドバック制御されるのが一般的である。
【0004】スリップ制御を、ブレ−キ制御とエンジン
制御との両方で行なうものとして、特開昭63−166
649号公報には、駆動輪のスリップ値が小さいときは
エンジン制御のみを行ない、駆動輪のスリップ値が大き
くなったときに、エンジン制御とブレ−キ制御との両方
の制御を行なうものが開示されている。また、スリップ
制御をブレ−キ制御によって行なう場合に、特公平3−
5344号公報には、ブレ−キ制御用のブレ−キ液圧発
生のために、ブレ−キペダルとマスタシリンダとの間に
介在された気圧式倍力装置をスリップ制御時に作動させ
るものが開示されている。
制御との両方で行なうものとして、特開昭63−166
649号公報には、駆動輪のスリップ値が小さいときは
エンジン制御のみを行ない、駆動輪のスリップ値が大き
くなったときに、エンジン制御とブレ−キ制御との両方
の制御を行なうものが開示されている。また、スリップ
制御をブレ−キ制御によって行なう場合に、特公平3−
5344号公報には、ブレ−キ制御用のブレ−キ液圧発
生のために、ブレ−キペダルとマスタシリンダとの間に
介在された気圧式倍力装置をスリップ制御時に作動させ
るものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スリップ制御のための
ブレ−キ制御を行なう場合に、気圧式倍力装置を利用し
てマスタシリンダにブレ−キ液圧を発生させる場合、ブ
レ−キ制御の初期時の制御がうまく行なわれない、とい
うことが判明した。このような原因を追求したところ、
気圧式倍力装置の作動開始からマスタシリンダでのブレ
−キ液圧発生までにかなりの応答遅れがあるためである
ということが判明した。
ブレ−キ制御を行なう場合に、気圧式倍力装置を利用し
てマスタシリンダにブレ−キ液圧を発生させる場合、ブ
レ−キ制御の初期時の制御がうまく行なわれない、とい
うことが判明した。このような原因を追求したところ、
気圧式倍力装置の作動開始からマスタシリンダでのブレ
−キ液圧発生までにかなりの応答遅れがあるためである
ということが判明した。
【0006】したがって、本発明の目的は、気圧式倍力
装置の倍力作用を利用してスリップ制御用のブレ−キ液
圧を発生させるものを前提として、ブレ−キ制御を開始
当初から良好に行なえるようにした車両のスリップ制御
装置を提供することを目的とする。
装置の倍力作用を利用してスリップ制御用のブレ−キ液
圧を発生させるものを前提として、ブレ−キ制御を開始
当初から良好に行なえるようにした車両のスリップ制御
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明にあっ
ては、次のような構成としてある。すなわち、駆動輪用
ブレ−キへのブレ−キ液圧発生源となるマスタシリンダ
と、可動隔壁により画成された第1室と第2室、および
ブレ−キ操作部材が操作されたときに該第1室と第2室
との間に気圧差を生じさせるように気体圧力の供給態様
を切換える主弁装置を有し、該第1室と第2室との間の
気圧差を受けて駆動される上記可動隔壁の駆動力を前記
マスタシリンダに伝達する気圧式倍力装置と、前記ブレ
−キ操作部材が操作されていない状態において、前記第
1室と第2室との間に気圧差を生じさせるように気体圧
力の供給態様を切換える副弁装置と、前記マスタシリン
ダから駆動輪用ブレ−キへ供給されるブレ−キ液圧を調
整する液圧調整手段と、駆動輪の路面に対するスリップ
値を検出するスリップ検出手段と、前記副弁装置を作動
させることにより前記倍力装置が作動された状態下で、
前記スリップ検出手段で検出されるスリップ値が所定の
目標値となるように前記液圧調整手段を制御するブレ−
キ制御手段と、を備え、前記ブレ−キ制御手段による前
記液圧調整手段の制御開始が、前記副弁装置の作動開始
から所定の遅延期間を経過した後に行なわれるように設
定されている、ような構成としてある。
ては、次のような構成としてある。すなわち、駆動輪用
ブレ−キへのブレ−キ液圧発生源となるマスタシリンダ
と、可動隔壁により画成された第1室と第2室、および
ブレ−キ操作部材が操作されたときに該第1室と第2室
との間に気圧差を生じさせるように気体圧力の供給態様
を切換える主弁装置を有し、該第1室と第2室との間の
気圧差を受けて駆動される上記可動隔壁の駆動力を前記
マスタシリンダに伝達する気圧式倍力装置と、前記ブレ
−キ操作部材が操作されていない状態において、前記第
1室と第2室との間に気圧差を生じさせるように気体圧
力の供給態様を切換える副弁装置と、前記マスタシリン
ダから駆動輪用ブレ−キへ供給されるブレ−キ液圧を調
整する液圧調整手段と、駆動輪の路面に対するスリップ
値を検出するスリップ検出手段と、前記副弁装置を作動
させることにより前記倍力装置が作動された状態下で、
前記スリップ検出手段で検出されるスリップ値が所定の
目標値となるように前記液圧調整手段を制御するブレ−
キ制御手段と、を備え、前記ブレ−キ制御手段による前
記液圧調整手段の制御開始が、前記副弁装置の作動開始
から所定の遅延期間を経過した後に行なわれるように設
定されている、ような構成としてある。
【0008】
【発明の効果】本発明にあっては、倍力装置の作動後遅
延して、すなわちマスタシリンダで発生されているブレ
−キ液圧が倍力装置の作動開始に対応した状態で安定し
たときにブレ−キ制御が行なわれるので、当該ブレ−キ
制御を開始当初から良好に行なうことができる。
延して、すなわちマスタシリンダで発生されているブレ
−キ液圧が倍力装置の作動開始に対応した状態で安定し
たときにブレ−キ制御が行なわれるので、当該ブレ−キ
制御を開始当初から良好に行なうことができる。
【0009】倍力装置の作動開始時期としては、ブレ−
キ制御によるスリップ制御が極端に遅くならないような
時点であれば適宜設定し得るが、例えば駆動輪のスリッ
プ値を当該作動開始時期設定用の開始しきい値として選
択することができる。
キ制御によるスリップ制御が極端に遅くならないような
時点であれば適宜設定し得るが、例えば駆動輪のスリッ
プ値を当該作動開始時期設定用の開始しきい値として選
択することができる。
【0010】また、エンジンの発生トルク制御を行なう
エンジン制御によってスリップ制御を行なうと共に、当
該エンジン制御をブレ−キ制御よりも早い時期に開始さ
せるようにして、倍力装置の作動開始をこのエンジン制
御開始時期と同時期として設定することができる。
エンジン制御によってスリップ制御を行なうと共に、当
該エンジン制御をブレ−キ制御よりも早い時期に開始さ
せるようにして、倍力装置の作動開始をこのエンジン制
御開始時期と同時期として設定することができる。
【0011】遅延期間としては、例えばタイマによる設
定時間とすることもできるが、ブレ−キ制御によって燃
費悪化となる駆動輪からのトルク吸収を極力避けるため
に、上記エンジン制御によるスリップ制御を行なうとき
は、駆動輪が減速を示し始めてからとして設定すること
ができる。この場合、ブレ−キ制御の利点である左右駆
動輪を個々独立して制御し得るということを勘案して、
ブレ−キ制御の開始を、左右駆動輪のスリップ値の差が
所定値以上のときというように限定することもできる。
定時間とすることもできるが、ブレ−キ制御によって燃
費悪化となる駆動輪からのトルク吸収を極力避けるため
に、上記エンジン制御によるスリップ制御を行なうとき
は、駆動輪が減速を示し始めてからとして設定すること
ができる。この場合、ブレ−キ制御の利点である左右駆
動輪を個々独立して制御し得るということを勘案して、
ブレ−キ制御の開始を、左右駆動輪のスリップ値の差が
所定値以上のときというように限定することもできる。
【0012】液圧調整手段としては、マスタシリンダか
ら駆動輪用ブレ−キの間のブレ−キ液圧経路に介在され
た液圧調整弁とするのが、ブレ−キ液圧を微妙に制御す
る上で好ましいものとなる。
ら駆動輪用ブレ−キの間のブレ−キ液圧経路に介在され
た液圧調整弁とするのが、ブレ−キ液圧を微妙に制御す
る上で好ましいものとなる。
【0013】以下本発明の実施例を添付した図面に基づ
いて説明する。図1において、1FLは左前輪、1FR
は右前輪、1RLは左後輪、1RRは右後輪である。車
体前部にはエンジン2が横置きに塔載され、該エンジン
2での発生トルクは、クラッチ3、変速機4、差動ギア
5に伝達された後、左ドライブシャフト6Lを介して左
前輪1FLに、また右ドライブシャフト6Rを介して右
前輪1FRに伝達される。このように、車両は、前輪1
FL、1FRが駆動輪とされ、後輪1RL、1RRが従
動輪とされた前輪駆動車とされている。
いて説明する。図1において、1FLは左前輪、1FR
は右前輪、1RLは左後輪、1RRは右後輪である。車
体前部にはエンジン2が横置きに塔載され、該エンジン
2での発生トルクは、クラッチ3、変速機4、差動ギア
5に伝達された後、左ドライブシャフト6Lを介して左
前輪1FLに、また右ドライブシャフト6Rを介して右
前輪1FRに伝達される。このように、車両は、前輪1
FL、1FRが駆動輪とされ、後輪1RL、1RRが従
動輪とされた前輪駆動車とされている。
【0014】各車輪に装備されたブレ−キ7FR〜7R
Rは、油圧式とされたディスクブレ−キとされている。
また、ブレ−キ液圧発生源としてのマスタシリンダ8
は、2つの吐出口8a、8bを有するタンデム型とされ
ている。このマスタシリンダ8の一方の吐出口8aから
伸びるブレ−キ配管13は、途中で2本に分岐されて、
分岐配管13Fが左前輪用ブレ−キ7FL(のキャリパ
内に装備されたホイ−ルシリンダ)に接続され、分岐配
管13Rが右後輪用ブレ−キ7RRに接続されている。
マスタシリンダ8の他方の吐出口8bから伸びる分岐配
管14も2本に分岐されて、分岐配管14Fが右前輪用
ブレ−キ7FRに接続され、分岐配管14Rが左後輪用
ブレ−キ7RLに接続されている。
Rは、油圧式とされたディスクブレ−キとされている。
また、ブレ−キ液圧発生源としてのマスタシリンダ8
は、2つの吐出口8a、8bを有するタンデム型とされ
ている。このマスタシリンダ8の一方の吐出口8aから
伸びるブレ−キ配管13は、途中で2本に分岐されて、
分岐配管13Fが左前輪用ブレ−キ7FL(のキャリパ
内に装備されたホイ−ルシリンダ)に接続され、分岐配
管13Rが右後輪用ブレ−キ7RRに接続されている。
マスタシリンダ8の他方の吐出口8bから伸びる分岐配
管14も2本に分岐されて、分岐配管14Fが右前輪用
ブレ−キ7FRに接続され、分岐配管14Rが左後輪用
ブレ−キ7RLに接続されている。
【0015】前輪用すなわち駆動輪用の分岐配管13
F、14Fには、電磁式の液圧調整弁15Lあるいは1
5Rが接続され、後輪用の分岐配管13R、14Rに
は、電磁式の開閉弁16Lあるいは16Rが接続されて
いる。液圧調整弁15L、15Rは、ブレ−キ7FL、
7FRへのマスタシリンダ8からのブレ−キ液圧供給
と、該ブレ−キ7FL、7FRのブレ−キ液圧を配管2
1L、21Rを介してリザ−バタンク22L、22Rへ
解放する態様とを切換える。リザ−バタンク21Lのブ
レ−キ液は、ポンプ23Lによって、逆止弁24Lが接
続された配管25Lを介して配管13に戻され、同様
に、リザ−バタンク22Rのブレ−キ液は、ポンプ23
Rによって、逆止弁24Rが接続された配管25Rを介
して配管14に戻される。
F、14Fには、電磁式の液圧調整弁15Lあるいは1
5Rが接続され、後輪用の分岐配管13R、14Rに
は、電磁式の開閉弁16Lあるいは16Rが接続されて
いる。液圧調整弁15L、15Rは、ブレ−キ7FL、
7FRへのマスタシリンダ8からのブレ−キ液圧供給
と、該ブレ−キ7FL、7FRのブレ−キ液圧を配管2
1L、21Rを介してリザ−バタンク22L、22Rへ
解放する態様とを切換える。リザ−バタンク21Lのブ
レ−キ液は、ポンプ23Lによって、逆止弁24Lが接
続された配管25Lを介して配管13に戻され、同様
に、リザ−バタンク22Rのブレ−キ液は、ポンプ23
Rによって、逆止弁24Rが接続された配管25Rを介
して配管14に戻される。
【0016】ブレ−キペダル12に対する踏込み力は、
倍力装置すなわちブレ−キブ−スタ11を介してマスタ
シリンダ8に伝達される。このブ−スタ11は、基本的
には既知の真空倍力装置と同じであるが、スリップ制御
の際には後述するように、ブレ−キペダルの踏込み操作
が行なわれていなくても倍力作用を行なうように構成さ
れている。
倍力装置すなわちブレ−キブ−スタ11を介してマスタ
シリンダ8に伝達される。このブ−スタ11は、基本的
には既知の真空倍力装置と同じであるが、スリップ制御
の際には後述するように、ブレ−キペダルの踏込み操作
が行なわれていなくても倍力作用を行なうように構成さ
れている。
【0017】ブ−スタ11は、車体およびマスタシリン
ダ8に固定されたケ−ス31を有し、該ケ−ス31内
が、ダイヤフラム32とこれに固定されたバルブボディ
33とによって、第1室34と第2室35とに画成され
ている。第1室34には常に負圧(例えばエンジン2の
吸気負圧)が供給されており、ブレ−キペダルが踏込み
操作されていないときは第2室35が第1室34と連通
されて、ブ−スタ11の作動が停止された状態とされ
る。そして、ブレ−キペダル12を踏込み操作すると、
第2室35に大気圧が供給され、これによりダイヤフラ
ム32がバルブボディ33と共に前方へ変位して倍力機
能が行なわれる。
ダ8に固定されたケ−ス31を有し、該ケ−ス31内
が、ダイヤフラム32とこれに固定されたバルブボディ
33とによって、第1室34と第2室35とに画成され
ている。第1室34には常に負圧(例えばエンジン2の
吸気負圧)が供給されており、ブレ−キペダルが踏込み
操作されていないときは第2室35が第1室34と連通
されて、ブ−スタ11の作動が停止された状態とされ
る。そして、ブレ−キペダル12を踏込み操作すると、
第2室35に大気圧が供給され、これによりダイヤフラ
ム32がバルブボディ33と共に前方へ変位して倍力機
能が行なわれる。
【0018】第2室35に対する負圧供給と大気圧供給
との切換えは、基本的には、バルブボディ33内に装備
された弁装置によってなされる。このバルブボディ33
部分を図2に基づいて説明する。
との切換えは、基本的には、バルブボディ33内に装備
された弁装置によってなされる。このバルブボディ33
部分を図2に基づいて説明する。
【0019】先ず、バルブボディ33は、ダイヤフラム
32に固定されるパワ−ピストン41を有し、このパワ
−ピストン41に形成された凹部41a内には、リアク
ションディスク42と出力軸43の基端部とが嵌合され
ている。この出力軸43は、マスタシリンダ8の入力軸
となるものである。また、ブレ−キペダル12に連結さ
れた入力軸44の先端部には、バルブボディ33内にお
いて、バルブプランジャ45が取付けられている。この
バルブプランジャ45の後方には、真空弁46が配設さ
れている。
32に固定されるパワ−ピストン41を有し、このパワ
−ピストン41に形成された凹部41a内には、リアク
ションディスク42と出力軸43の基端部とが嵌合され
ている。この出力軸43は、マスタシリンダ8の入力軸
となるものである。また、ブレ−キペダル12に連結さ
れた入力軸44の先端部には、バルブボディ33内にお
いて、バルブプランジャ45が取付けられている。この
バルブプランジャ45の後方には、真空弁46が配設さ
れている。
【0020】パワ−ピストン41には圧力導入通路50
が形成されており、該圧力導入通路50は常時、前記バ
ルブプランジャ45の周囲に形成される空間Xに連通さ
れている。この空間Xは、常に第2室35と連通されて
いる。そして、圧力導入通路50の空間X側への開口端
部に、前記真空弁46が離着座される弁座47が形成さ
れている。また、真空弁46は、バルブプランジャ45
の後端に形成された弁座45aに対しても離着座され
る。
が形成されており、該圧力導入通路50は常時、前記バ
ルブプランジャ45の周囲に形成される空間Xに連通さ
れている。この空間Xは、常に第2室35と連通されて
いる。そして、圧力導入通路50の空間X側への開口端
部に、前記真空弁46が離着座される弁座47が形成さ
れている。また、真空弁46は、バルブプランジャ45
の後端に形成された弁座45aに対しても離着座され
る。
【0021】以上のような構成において、いま、圧力導
入通路50に負圧が導入されている場合を想定する。こ
の状態で、ブレ−キペダル12が踏込み操作されていな
いときは、図2の状態で、スプリング48、49の付勢
力によって真空弁46が弁座45aに着座するも、弁座
47とは離間されている。したがって、圧力導入通路5
0からの負圧は、空間Xを介して第2室35に導入さ
れ、倍力作用は行なわれない。
入通路50に負圧が導入されている場合を想定する。こ
の状態で、ブレ−キペダル12が踏込み操作されていな
いときは、図2の状態で、スプリング48、49の付勢
力によって真空弁46が弁座45aに着座するも、弁座
47とは離間されている。したがって、圧力導入通路5
0からの負圧は、空間Xを介して第2室35に導入さ
れ、倍力作用は行なわれない。
【0022】ブレ−キペダル12を踏込み操作すると、
入力軸44したがってバルブプランジャ45が前方動
(図中左方動)される。この前方動の際、真空弁46
は、先ず弁座47に着座して空間Xと圧力導入通路50
との連通を遮断し、その後真空弁46に対して弁座45
aが離間される。この真空弁46と弁座45aとが離間
することにより、バルブボディ33の後方からの大気圧
が空間Xに導入されて、第2室35が大気圧となる。こ
れにより、ダイヤフラム32がバルブボディ33と共に
前方へ変位し、この結果出力軸43が前方動して倍力作
用が行なわれる。マスタシリンダ8からのブレ−キ反力
は、リアクションディスク42を介して、バルブプラン
ジャ45したがってブレ−キペダル12に伝達される。
ブレ−キペダル12の踏込み操作力が解放されると、リ
タ−ンスプリング36(図1参照)により図2の状態へ
復帰して、次の倍力作用に備えることになる。以上説明
した部分は、既知の真空倍力装置と同じであるが、部材
45、(45a)46、47が本発明における主弁装置
を構成することになる。
入力軸44したがってバルブプランジャ45が前方動
(図中左方動)される。この前方動の際、真空弁46
は、先ず弁座47に着座して空間Xと圧力導入通路50
との連通を遮断し、その後真空弁46に対して弁座45
aが離間される。この真空弁46と弁座45aとが離間
することにより、バルブボディ33の後方からの大気圧
が空間Xに導入されて、第2室35が大気圧となる。こ
れにより、ダイヤフラム32がバルブボディ33と共に
前方へ変位し、この結果出力軸43が前方動して倍力作
用が行なわれる。マスタシリンダ8からのブレ−キ反力
は、リアクションディスク42を介して、バルブプラン
ジャ45したがってブレ−キペダル12に伝達される。
ブレ−キペダル12の踏込み操作力が解放されると、リ
タ−ンスプリング36(図1参照)により図2の状態へ
復帰して、次の倍力作用に備えることになる。以上説明
した部分は、既知の真空倍力装置と同じであるが、部材
45、(45a)46、47が本発明における主弁装置
を構成することになる。
【0023】本実施例では、スリップ制御のために、圧
力導入通路50に対して、第1室34の負圧を導入させ
る状態と大気圧を導入させる状態とに切換えるようにし
ている。すなわち、第1室34と圧力導入通路50とが
配管37を介して接続され、該配管37に3方電磁切換
弁38(図1参照)が接続されている。この切換弁38
は、消磁時に圧力導入通路50を第1室34に連通さ
せ、励磁時に圧力導入通路50に大気圧を導入させる。
この切換弁38が励磁されて圧力導入通路50に大気圧
が導入されると、前記空間Xしたがって第2室35は、
ブレ−キペダル12の踏込み操作が行なわれていなくて
も大気圧となり、この結果倍力作用を行なってマスタシ
リンダ8にブレ−キ液圧を発生させることになる。上記
切換弁38が、本発明での副弁装置を構成することにな
る。
力導入通路50に対して、第1室34の負圧を導入させ
る状態と大気圧を導入させる状態とに切換えるようにし
ている。すなわち、第1室34と圧力導入通路50とが
配管37を介して接続され、該配管37に3方電磁切換
弁38(図1参照)が接続されている。この切換弁38
は、消磁時に圧力導入通路50を第1室34に連通さ
せ、励磁時に圧力導入通路50に大気圧を導入させる。
この切換弁38が励磁されて圧力導入通路50に大気圧
が導入されると、前記空間Xしたがって第2室35は、
ブレ−キペダル12の踏込み操作が行なわれていなくて
も大気圧となり、この結果倍力作用を行なってマスタシ
リンダ8にブレ−キ液圧を発生させることになる。上記
切換弁38が、本発明での副弁装置を構成することにな
る。
【0024】図3は、制御系を簡略的に示すものであ
り、同図中Uは、マイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットである、この制御ユニットUには、
センサあるいはスイッチS1〜S7からの信号が入力さ
れる。センサS1〜S4は、各車輪1FL〜1RRの回
転速度を検出するものである。スイッチS5はアクセル
ペダル10が全閉となったときにオンとされるアクセル
スイッチである。スイッチS6、S7はそれぞれブレ−
キペダル12が踏込み操作されたときに作動されるもの
で、例えば一方のスイッチは常開型とされ、他方は常閉
型とされる。また、制御ユニットUからは、図3に示す
各機器類に出力されるが、符号9は、エンジン2の発生
トルクを調整するトルク調整手段である。なお、トルク
調整手段9は、例えば吸入空気量調整することにより、
あるいは燃料カット気筒数と点火時期調整との組み合わ
せにより、発生トルク調整を行なうものである。
り、同図中Uは、マイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットである、この制御ユニットUには、
センサあるいはスイッチS1〜S7からの信号が入力さ
れる。センサS1〜S4は、各車輪1FL〜1RRの回
転速度を検出するものである。スイッチS5はアクセル
ペダル10が全閉となったときにオンとされるアクセル
スイッチである。スイッチS6、S7はそれぞれブレ−
キペダル12が踏込み操作されたときに作動されるもの
で、例えば一方のスイッチは常開型とされ、他方は常閉
型とされる。また、制御ユニットUからは、図3に示す
各機器類に出力されるが、符号9は、エンジン2の発生
トルクを調整するトルク調整手段である。なお、トルク
調整手段9は、例えば吸入空気量調整することにより、
あるいは燃料カット気筒数と点火時期調整との組み合わ
せにより、発生トルク調整を行なうものである。
【0025】次に、スリップ制御の概要について、図4
をも参照しつつ説明する。なお、図4では、左駆動輪1
FLにはスリップが生じてなくて、右駆動輪1FRに大
きなスリップが生じた場合を例に示してある。
をも参照しつつ説明する。なお、図4では、左駆動輪1
FLにはスリップが生じてなくて、右駆動輪1FRに大
きなスリップが生じた場合を例に示してある。
【0026】エンジン制御
先ず、エンジン制御の開始は、左右前輪1FL、1FR
の各スリップ値のうち、大きい方のスリップ値が所定の
開始しきい値以上となった時点で開始される(図4のt
1時点)。エンジン制御は、実際のスリップ値がエンジ
ン用目標値(第1目標値)STEとなるように、トルク
調整手段9をフィ−ドバック制御することにより行なわ
れる。エンジン制御の中止は、アクセルが全閉になった
とき、あるいは実際のスリップ値が制御継続用しきい値
SC(第1目標値よりも小)となった時間が所定時間以
上継続したとき(図4のt6〜t7)に行なわれる。
の各スリップ値のうち、大きい方のスリップ値が所定の
開始しきい値以上となった時点で開始される(図4のt
1時点)。エンジン制御は、実際のスリップ値がエンジ
ン用目標値(第1目標値)STEとなるように、トルク
調整手段9をフィ−ドバック制御することにより行なわ
れる。エンジン制御の中止は、アクセルが全閉になった
とき、あるいは実際のスリップ値が制御継続用しきい値
SC(第1目標値よりも小)となった時間が所定時間以
上継続したとき(図4のt6〜t7)に行なわれる。
【0027】ブレ−キ制御
ブレ−キ制御の開始は、次の条件の全てを満足したとき
とされる。第1の開始条件は、エンジン制御中であるこ
とである。第2の開始条件は、左右駆動輪1FL、1F
Rの実際のスリップ値の差が所定値以上となったことで
ある(図4のt2)。第3の開始条件は、車速が所定の
第1車速V1以下であることである。第4の開始条件
は、後述する所定の遅延時間を経過したことである。
とされる。第1の開始条件は、エンジン制御中であるこ
とである。第2の開始条件は、左右駆動輪1FL、1F
Rの実際のスリップ値の差が所定値以上となったことで
ある(図4のt2)。第3の開始条件は、車速が所定の
第1車速V1以下であることである。第4の開始条件
は、後述する所定の遅延時間を経過したことである。
【0028】このブレ−キ制御の開始に先立ち、応答遅
れを見込んで、エンジン制御の開始と同時に切換弁38
が励磁されて、ブ−スタ11が倍力作用状態とされると
共に、液圧調整弁15L、15Rはリリ−フ位置に、ま
た開閉弁16L、16Rは閉とされる。そして、切換弁
38を励磁した後、実際のスリップ値が所定の減速度を
示すようになると(所定の減速度を示すまでの時間が前
記遅延時間とされ、図4ではt2〜t3の間)、ブレ−
キ制御が開始される。
れを見込んで、エンジン制御の開始と同時に切換弁38
が励磁されて、ブ−スタ11が倍力作用状態とされると
共に、液圧調整弁15L、15Rはリリ−フ位置に、ま
た開閉弁16L、16Rは閉とされる。そして、切換弁
38を励磁した後、実際のスリップ値が所定の減速度を
示すようになると(所定の減速度を示すまでの時間が前
記遅延時間とされ、図4ではt2〜t3の間)、ブレ−
キ制御が開始される。
【0029】ブレ−キ制御は、左右駆動輪1FL、1F
Rについて個々独立して、それぞれ実際のスリップ値が
ブレ−キ用目標値(第2目標値)STB(>STE)と
なるように、液圧調整弁15L、15Rをフィ−ドバッ
ク制御することにより行なわれる(デュ−ティ制御)。
Rについて個々独立して、それぞれ実際のスリップ値が
ブレ−キ用目標値(第2目標値)STB(>STE)と
なるように、液圧調整弁15L、15Rをフィ−ドバッ
ク制御することにより行なわれる(デュ−ティ制御)。
【0030】ブレ−キ制御の中止は、次のいずれか1つ
の条件を満足したときに行なわれる。第1の中止条件
は、エンジン制御が中止されたときである。第2の中止
条件は、車速が所定の第2車速V2(V2>V1)以上
の高車速となったときである。第3の中止条件は、左右
の液圧調整弁15L、15Rに対する制御信号が、いず
れも減圧を示しかつ所定時間(実施例では500mse
c)継続したときである(図4のt4〜t5)。
の条件を満足したときに行なわれる。第1の中止条件
は、エンジン制御が中止されたときである。第2の中止
条件は、車速が所定の第2車速V2(V2>V1)以上
の高車速となったときである。第3の中止条件は、左右
の液圧調整弁15L、15Rに対する制御信号が、いず
れも減圧を示しかつ所定時間(実施例では500mse
c)継続したときである(図4のt4〜t5)。
【0031】第4の中止条件は、左右のブレ−キ7F
L、7FRのブレ−キ液圧が共に零となったときであ
る。第5の中止条件は、ブレ−キペダル12が踏込み操
作されたことが、スイッチS6、S7のいずれか一方で
検出されたときである(スイッチS6、S7によりブレ
−キペダル12が踏込み操作されていることが検出され
たときは、ブレ−キ制御の開始が禁止される)。
L、7FRのブレ−キ液圧が共に零となったときであ
る。第5の中止条件は、ブレ−キペダル12が踏込み操
作されたことが、スイッチS6、S7のいずれか一方で
検出されたときである(スイッチS6、S7によりブレ
−キペダル12が踏込み操作されていることが検出され
たときは、ブレ−キ制御の開始が禁止される)。
【0032】ブレ−キ制御中止の際は、エンジン制御が
行なわれている限り切換弁38は作動されており、液圧
調整弁15L、15Rはリリ−フ位置にあり、開閉弁1
6L、16Rは閉状態とされる(ブレ−キ制御開始まで
の待機状態と同じ状態)。そして、エンジン制御が中止
された時点あるいはブレ−キペダル12が踏込み操作さ
れた時点で、切換弁38が消磁される。
行なわれている限り切換弁38は作動されており、液圧
調整弁15L、15Rはリリ−フ位置にあり、開閉弁1
6L、16Rは閉状態とされる(ブレ−キ制御開始まで
の待機状態と同じ状態)。そして、エンジン制御が中止
された時点あるいはブレ−キペダル12が踏込み操作さ
れた時点で、切換弁38が消磁される。
【0033】次に、第5図以下のフロ−チャ−トを参照
しつつ本発明の制御例について説明するが、以下の説明
でPはステップを示す。図5は、全体の流れを示すもの
で、先ずP1において各センサ等からの信号が入力され
た後、P2において、左右駆動輪1FL、1FRの各回
転速度WSRLとWSRRとを平均することにより、車
速VSが算出される。
しつつ本発明の制御例について説明するが、以下の説明
でPはステップを示す。図5は、全体の流れを示すもの
で、先ずP1において各センサ等からの信号が入力され
た後、P2において、左右駆動輪1FL、1FRの各回
転速度WSRLとWSRRとを平均することにより、車
速VSが算出される。
【0034】P3では、既知のようにして、エンジン制
御用の第1目標値STEと、ブレ−キ制御用の第2目標
値STBが決定される(STB>STE)。P4では、
左駆動輪1FLのスリップ値SFLが、その回転速度W
SFLから車速VSを差し引くことにより算出され、同
様に、右駆動輪1FRのスリップ値SFRが、その回転
速度WSFRから車速VSを差し引くことにより算出さ
れる。
御用の第1目標値STEと、ブレ−キ制御用の第2目標
値STBが決定される(STB>STE)。P4では、
左駆動輪1FLのスリップ値SFLが、その回転速度W
SFLから車速VSを差し引くことにより算出され、同
様に、右駆動輪1FRのスリップ値SFRが、その回転
速度WSFRから車速VSを差し引くことにより算出さ
れる。
【0035】P5〜P7の処理では、左右駆動輪のスリ
ップ値SFL、SFRのうち、いずれか大きい方のスリ
ップ値が、エンジン制御用のスリップ値SAとして設定
される。P8では、現在スリップフラグが1であるか否
かが判別されるが、このスリップフラグは、1のときが
スリップ制御中(少なくともエンジン制御中)であるこ
とを意味する。P8の判別でNOのときは、P9におい
て後述するエンジン制御の開始判定がなされた後、P1
0において後述する終了判定がなされる。
ップ値SFL、SFRのうち、いずれか大きい方のスリ
ップ値が、エンジン制御用のスリップ値SAとして設定
される。P8では、現在スリップフラグが1であるか否
かが判別されるが、このスリップフラグは、1のときが
スリップ制御中(少なくともエンジン制御中)であるこ
とを意味する。P8の判別でNOのときは、P9におい
て後述するエンジン制御の開始判定がなされた後、P1
0において後述する終了判定がなされる。
【0036】P8の判別でYESのときは、P11にお
いて、エンジン制御が行なわれた後、P12において、
ブレ−キフラグが1であるか否かが判別される、このブ
レ−キフラグは、1のときがブレ−キ制御中であること
を意味する。P12の判別でNOのときは、P13にお
いて後述するブレ−キ開始判定が行なわれた後、P10
へ移行する。また、P12の判別でYESのときは、P
14においてブレ−キ制御が行なわれた後、P10へ移
行する。
いて、エンジン制御が行なわれた後、P12において、
ブレ−キフラグが1であるか否かが判別される、このブ
レ−キフラグは、1のときがブレ−キ制御中であること
を意味する。P12の判別でNOのときは、P13にお
いて後述するブレ−キ開始判定が行なわれた後、P10
へ移行する。また、P12の判別でYESのときは、P
14においてブレ−キ制御が行なわれた後、P10へ移
行する。
【0037】図6は、図5のP9の内容を示す。先ず、
P21において、エンジン用の実際のスリップ値SA
が、所定の開始しきい値を示す所定値以上であるか否か
が判別される。P21の判別でNOのときは、スリップ
制御が不用なときであるので、そのままP1へリタ−ン
される。P21の判別でYESのときは、P22におい
て、スリップフラグが1にセットされ、P23において
エンジン制御が開始され、P24においてブレ−キ制御
開始の準備がなされる。このP24での準備は、具体的
には、切換弁38を励磁してマスタシリンダ8にブレ−
キ液圧を発生させておくことと、液圧調整弁15L、1
5Rをリリ−フ位置とすることと、開閉弁16L、16
Rを閉とすることである。
P21において、エンジン用の実際のスリップ値SA
が、所定の開始しきい値を示す所定値以上であるか否か
が判別される。P21の判別でNOのときは、スリップ
制御が不用なときであるので、そのままP1へリタ−ン
される。P21の判別でYESのときは、P22におい
て、スリップフラグが1にセットされ、P23において
エンジン制御が開始され、P24においてブレ−キ制御
開始の準備がなされる。このP24での準備は、具体的
には、切換弁38を励磁してマスタシリンダ8にブレ−
キ液圧を発生させておくことと、液圧調整弁15L、1
5Rをリリ−フ位置とすることと、開閉弁16L、16
Rを閉とすることである。
【0038】図7は、図5のP13の内容を示す。先
ず、P31において、車速VSが第1車速V1以下であ
るか否かが判別される。このP31の判別でYESのと
きは、P32において、左右駆動輪1FLと1FRとの
各回転速度差DNLが算出された後、P33において、
この差DNLが所定値以上であるか否かが判別される。
このP33の判別でYESのときは、P34において、
上記差が生じてから所定の遅延時間が経過したか否かが
判別される(図4のt2〜t3)。このP34の判別で
YESのときは、P35においてブレ−キフラグが1に
セットされた後、P36において、液圧調整弁15L、
15Rを制御することによるブレ−キ制御が開始され
る。名P31、P33、P34のいずれかの判別でNO
のときは、そのままま終了する。
ず、P31において、車速VSが第1車速V1以下であ
るか否かが判別される。このP31の判別でYESのと
きは、P32において、左右駆動輪1FLと1FRとの
各回転速度差DNLが算出された後、P33において、
この差DNLが所定値以上であるか否かが判別される。
このP33の判別でYESのときは、P34において、
上記差が生じてから所定の遅延時間が経過したか否かが
判別される(図4のt2〜t3)。このP34の判別で
YESのときは、P35においてブレ−キフラグが1に
セットされた後、P36において、液圧調整弁15L、
15Rを制御することによるブレ−キ制御が開始され
る。名P31、P33、P34のいずれかの判別でNO
のときは、そのままま終了する。
【0039】図8は、図5のP10の内容を示す。先
ず、P41において、アクセルが全閉であるか否かが判
別される。このP41の判別でYESのときは、P42
において、スリップ制御すなわちエンジン制御およびブ
レ−キ制御を共に中止した後、P43において各フラグ
が0にリセットされる。
ず、P41において、アクセルが全閉であるか否かが判
別される。このP41の判別でYESのときは、P42
において、スリップ制御すなわちエンジン制御およびブ
レ−キ制御を共に中止した後、P43において各フラグ
が0にリセットされる。
【0040】P41の判別でNOのときは、P45にお
いて、エンジン制御用の実際のスリップ値SAが終了し
きい値SC以下であるか否かが判別される。このP45
の判別でYESのときは、P46において、SAが終了
しきい値SC以下である状態が1000msec継続し
ているか否かが判別される。このP46の判別でYES
のときは、P42に移行して、スリップ制御が中止され
る。
いて、エンジン制御用の実際のスリップ値SAが終了し
きい値SC以下であるか否かが判別される。このP45
の判別でYESのときは、P46において、SAが終了
しきい値SC以下である状態が1000msec継続し
ているか否かが判別される。このP46の判別でYES
のときは、P42に移行して、スリップ制御が中止され
る。
【0041】P45あるいはP46の判別でNOのとき
は、P47において、車速VSが、第2車速V2以上で
あるか否かが判別される、このP47の判別でYESの
ときは、P48において、再スリップ発生防止のために
ブレ−キ液圧を徐々に低下させつつブレ−キ制御を中止
させた後、P49においてブレ−キフラグが0にリセッ
トされる。なお、ブレ−キ制御の徐々なる中止は、液圧
調整弁15L、15Rへの所定時間毎の減圧信号を当該
所定時間毎に低減させることにより行なわれるが、1回
当りの減圧度合が大きくなり過ぎないように制限が加え
られる。
は、P47において、車速VSが、第2車速V2以上で
あるか否かが判別される、このP47の判別でYESの
ときは、P48において、再スリップ発生防止のために
ブレ−キ液圧を徐々に低下させつつブレ−キ制御を中止
させた後、P49においてブレ−キフラグが0にリセッ
トされる。なお、ブレ−キ制御の徐々なる中止は、液圧
調整弁15L、15Rへの所定時間毎の減圧信号を当該
所定時間毎に低減させることにより行なわれるが、1回
当りの減圧度合が大きくなり過ぎないように制限が加え
られる。
【0042】P47の判別でNOのときは、P50にお
いて、左右駆動輪用ブレ−キ7FL、7FRのブレ−キ
液圧が共に0になったか否かが判別される。このP50
の判別でYESのときは、P51においてブレ−キ制御
を中止した後、P49に移行する。なお、ブレ−キ液圧
の推定は、既に提案されている種々の手法により間接的
に知り得るが、直接ブレ−キ液圧を検出するセンサを利
用することもできる。
いて、左右駆動輪用ブレ−キ7FL、7FRのブレ−キ
液圧が共に0になったか否かが判別される。このP50
の判別でYESのときは、P51においてブレ−キ制御
を中止した後、P49に移行する。なお、ブレ−キ液圧
の推定は、既に提案されている種々の手法により間接的
に知り得るが、直接ブレ−キ液圧を検出するセンサを利
用することもできる。
【0043】P50の判別でNOのときは、P52にお
いて、液圧調整弁15L、15Rへの制御信号が、共に
減圧を示すものであるか否かが判別される、このP52
の判別でYESのときは、上記減圧信号が共に0である
状態が500msec継続したか否かが判別される。こ
のP53の判別でYESのときは、P51においてブレ
−キ制御が中止される。P52あるいはP53の判別で
NOのときは、そのまま終了される(エンジン制御およ
びブレ−キ制御の継続)。
いて、液圧調整弁15L、15Rへの制御信号が、共に
減圧を示すものであるか否かが判別される、このP52
の判別でYESのときは、上記減圧信号が共に0である
状態が500msec継続したか否かが判別される。こ
のP53の判別でYESのときは、P51においてブレ
−キ制御が中止される。P52あるいはP53の判別で
NOのときは、そのまま終了される(エンジン制御およ
びブレ−キ制御の継続)。
【0044】ここで、ブレ−キスイッチS6あるいはS
7のいずれか一方で、ブレ−キペダル12が踏込み操作
されたことが検出されると、前記フロ−チャ−トに対す
る割込み処理によって、ブレ−キ制御が強制的に中止さ
れる。
7のいずれか一方で、ブレ−キペダル12が踏込み操作
されたことが検出されると、前記フロ−チャ−トに対す
る割込み処理によって、ブレ−キ制御が強制的に中止さ
れる。
【0045】なお、ブレ−キペダル12が踏込まれたと
きに、車輪がロックするのを防止するアンチロックブレ
−キ装置が付設されることも多いが、この場合、前述の
スリップ制御が正常に行なわれなくなるフェイル時には
アンチロックブレ−キ制御をそのまま行なわせる一方、
アンチロックブレ−キ制御が正常に行なわれなくなるフ
ェイル時には、図3に示すように、当該アンチロックブ
レ−キ制御用の制御ユニットUAから制御ユニットUに
フェイル信号を出力して、制御ユニットUによるスリッ
プ制御を禁止するのが好ましい。
きに、車輪がロックするのを防止するアンチロックブレ
−キ装置が付設されることも多いが、この場合、前述の
スリップ制御が正常に行なわれなくなるフェイル時には
アンチロックブレ−キ制御をそのまま行なわせる一方、
アンチロックブレ−キ制御が正常に行なわれなくなるフ
ェイル時には、図3に示すように、当該アンチロックブ
レ−キ制御用の制御ユニットUAから制御ユニットUに
フェイル信号を出力して、制御ユニットUによるスリッ
プ制御を禁止するのが好ましい。
【0046】以上実施例について説明したが、スリップ
値の算出は、駆動輪と従動輪との差ではなく、比とし
て、例えば駆動輪速/従動輪速として、あるいは(駆動
輪速−従動輪速)/従動輪速として示すこともできる。
また、ブレ−キ液圧中心すなわち液圧調整手段として
は、別途液圧調整弁15L、15Rを用いることなく、
切換弁38を当該液圧調整弁として兼用させるようにし
てもよい(例えば切換弁38をデュ−ティ制御すること
による第1室34と第2室35との気圧差調整)。さら
に、第1室34と第2室35との気圧差発生のために
は、負圧と大気圧との関係とするものに限らず、例えば
負圧と圧縮空気、大気圧と圧縮空気との関係により気圧
差を生じさせるものであってもよい。
値の算出は、駆動輪と従動輪との差ではなく、比とし
て、例えば駆動輪速/従動輪速として、あるいは(駆動
輪速−従動輪速)/従動輪速として示すこともできる。
また、ブレ−キ液圧中心すなわち液圧調整手段として
は、別途液圧調整弁15L、15Rを用いることなく、
切換弁38を当該液圧調整弁として兼用させるようにし
てもよい(例えば切換弁38をデュ−ティ制御すること
による第1室34と第2室35との気圧差調整)。さら
に、第1室34と第2室35との気圧差発生のために
は、負圧と大気圧との関係とするものに限らず、例えば
負圧と圧縮空気、大気圧と圧縮空気との関係により気圧
差を生じさせるものであってもよい。
【図1】図1は本発明が適用された車両の一例を示す全
体系統図。
体系統図。
【図2】図2はブレ−キブ−スタの要部を示す断面図。
【図3】図3は制御ユニットに対する入力上記出力関係
を示す図。
を示す図。
【図4】図4は本発明の制御例を図式的に示すタイムチ
ャ−ト。
ャ−ト。
【図5】図5は本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】図6は本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】図7は本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図8】図8は本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
1FL、1FR 前輪(駆動輪)
1RL、1RR 後輪(従動輪)
2 エンジン
7FL〜7RR ブレ−キ
8 マスタシリンダ
9 トルク調整手段
11 ブレ−キブ−スタ(倍力装置)
12 ブレ−キペダル
15L、15R 液圧調整弁
16L、16R 開閉弁
34 第1室
35 第2室
32、41 可動隔壁
37、50 主装置への負圧供給経路
38 切換弁(副弁装置)
45、46、47 主弁装置
U 制御ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 坂本 裕昭
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ
株式会社内
(72)発明者 谷田 晴紀
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ
株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】駆動輪用ブレ−キへのブレ−キ液圧発生源
となるマスタシリンダと、 可動隔壁により画成された第1室と第2室、およびブレ
−キ操作部材が操作されたときに該第1室と第2室との
間に気圧差を生じさせるように気体圧力の供給態様を切
換える主弁装置を有し、該第1室と第2室との間の気圧
差を受けて駆動される上記可動隔壁の駆動力を前記マス
タシリンダに伝達する気圧式倍力装置と、 前記ブレ−キ操作部材が操作されていない状態におい
て、前記第1室と第2室との間に気圧差を生じさせるよ
うに気体圧力の供給態様を切換える副弁装置と、 前記マスタシリンダから駆動輪用ブレ−キへ供給される
ブレ−キ液圧を調整する液圧調整手段と、 駆動輪の路面に対するスリップ値を検出するスリップ検
出手段と、 前記副弁装置を作動させることにより前記倍力装置が作
動された状態下で、前記スリップ検出手段で検出される
スリップ値が所定の目標値となるように前記液圧調整手
段を制御するブレ−キ制御手段と、を備え、前記ブレ−
キ制御手段による前記液圧調整手段の制御開始が、前記
副弁装置の作動開始から所定の遅延期間を経過した後に
行なわれるように設定されている、ことを特徴とする車
両のスリップ制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記液圧調整手段が、前記マスタシリンダから駆動輪用
ブレ−キへ至るブレ−キ液圧経路に接続された液圧調整
弁とされ、 前記遅延中は、前記液圧調整弁が、駆動輪用ブレ−キの
ブレ−キ液圧を解放する減圧状態に保持されるもの。 - 【請求項3】請求項1において、 前記スリップ検出手段で検出されるスリップ値が所定の
エンジン用目標値となるようにエンジンの発生トルクを
制御するエンジン制御手段をさらに備え、 前記副弁装置の作動開始時期が、前記エンジン制御手段
の制御開始時期に設定されているもの。 - 【請求項4】請求項3において、 前記遅延期間が、前記エンジン制御手段による制御の開
始から駆動輪が減速を示し始めるまでの間として設定さ
れているもの。 - 【請求項5】請求項1において、 前記第1室には常時負圧が導入されており、 前記主弁装置が、前記第2室を前記第1室と大気とのい
ずれか一方に選択的に連通させる切換弁として構成され
ているもの。 - 【請求項6】請求項5において、 前記副弁装置が、前記主弁装置への負圧供給経路に対す
る負圧供給態様と大気供給態様とを切換える切換弁とし
て構成されているもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18364891A JPH0524527A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車両のスリツプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18364891A JPH0524527A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車両のスリツプ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0524527A true JPH0524527A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16139478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18364891A Pending JPH0524527A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車両のスリツプ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0524527A (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP18364891A patent/JPH0524527A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3989956B2 (ja) | 電子制御可能なブレーキ操作装置 | |
| JPH01127446A (ja) | トラクション制御装置 | |
| JPH05221303A (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JPH05221302A (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JP3248937B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| US4796957A (en) | Vehicular drive control system | |
| JP3112324B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JPH0524527A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
| US20020041124A1 (en) | Vehicle motion control system | |
| JPH05655A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
| JP2948361B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JPH05124493A (ja) | 車両の停止ブレーキ装置 | |
| JPH05116612A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
| JP3076438B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JP3250831B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JPH0214959A (ja) | 固着防止装置 | |
| JPH05657A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
| JP2992966B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JPH058666A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
| JPH054572A (ja) | 車両のブレーキ液圧推定装置 | |
| JP3207455B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JP3101777B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JP3112321B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
| JP3221906B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
| JP3101778B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 |