JPH05245980A - 多層プラスチック成形品およびその製造方法 - Google Patents
多層プラスチック成形品およびその製造方法Info
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- JPH05245980A JPH05245980A JP4828292A JP4828292A JPH05245980A JP H05245980 A JPH05245980 A JP H05245980A JP 4828292 A JP4828292 A JP 4828292A JP 4828292 A JP4828292 A JP 4828292A JP H05245980 A JPH05245980 A JP H05245980A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、成形品の表面状態が良好であり、か
つ焼却時の燃焼カロリーが低く燃焼炉を傷めにくく、そ
して燃焼残渣が少ないうえに、燃焼の際の有毒ガスの発
生が少ないこと、以上を兼ね備えた多層プラスチック成
形品およびその製造方法を提供する。 【構成】紙あるいはパルプが、熱可塑性樹脂中に60重
量%以下の割合で含まれる層を有し、前記の層を含み少
なくとも三層以上が合成樹脂を主成分とする層からな
り、特には古紙を再利用してものであり、そのうえ多層
射出成形法を用いて製造することを特徴とする。
つ焼却時の燃焼カロリーが低く燃焼炉を傷めにくく、そ
して燃焼残渣が少ないうえに、燃焼の際の有毒ガスの発
生が少ないこと、以上を兼ね備えた多層プラスチック成
形品およびその製造方法を提供する。 【構成】紙あるいはパルプが、熱可塑性樹脂中に60重
量%以下の割合で含まれる層を有し、前記の層を含み少
なくとも三層以上が合成樹脂を主成分とする層からな
り、特には古紙を再利用してものであり、そのうえ多層
射出成形法を用いて製造することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、易焼却な多層プラスチ
ック成形品およびその製造方法に関するものである。
ック成形品およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】易焼却な多層プラスチック成形品として
は、従来、合成樹脂中に無機質フィラーを充填し、材料
の面から燃焼カロリーを低下させる方法があった。しか
し、この方法によると燃焼カロリー自体を低下させるこ
とは可能であるが、燃焼後の残渣が多く、その処理に手
間がかかるという問題があった。また当然のことなが
ら、通常行なわれているプラスチック単体の成形品にお
いては、その燃焼カロリーが高い為に、燃焼炉を早く傷
めるという問題があった。
は、従来、合成樹脂中に無機質フィラーを充填し、材料
の面から燃焼カロリーを低下させる方法があった。しか
し、この方法によると燃焼カロリー自体を低下させるこ
とは可能であるが、燃焼後の残渣が多く、その処理に手
間がかかるという問題があった。また当然のことなが
ら、通常行なわれているプラスチック単体の成形品にお
いては、その燃焼カロリーが高い為に、燃焼炉を早く傷
めるという問題があった。
【0003】また合成樹脂中に紙を分散させ、プラスチ
ックの燃焼カロリーを下げるという試みもなされている
が、合成樹脂と紙とは完全な相溶性は期待出来ず、成形
品の表面状態が悪いという問題点があった。
ックの燃焼カロリーを下げるという試みもなされている
が、合成樹脂と紙とは完全な相溶性は期待出来ず、成形
品の表面状態が悪いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
の問題点を鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、成形品の表面状態が良好であり、かつ焼却時の
燃焼カロリーが低くてすみ、また燃焼炉を傷めにくく、
そして燃焼残渣が少ないうえに、燃焼の際の有毒ガスの
発生が少ないこと、以上を兼ね備えた多層プラスチック
成形品およびその製造方法を提供することにある。
の問題点を鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、成形品の表面状態が良好であり、かつ焼却時の
燃焼カロリーが低くてすみ、また燃焼炉を傷めにくく、
そして燃焼残渣が少ないうえに、燃焼の際の有毒ガスの
発生が少ないこと、以上を兼ね備えた多層プラスチック
成形品およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段は、すなわち、紙あるいはパル
プが、熱可塑性樹脂中に60重量%以下の割合で含まれ
る層を有し、前記の層を含み少なくとも三層以上が合成
樹脂を主成分とする層であることを特徴とする多層プラ
スチック成形品である。
に本発明が提供する手段は、すなわち、紙あるいはパル
プが、熱可塑性樹脂中に60重量%以下の割合で含まれ
る層を有し、前記の層を含み少なくとも三層以上が合成
樹脂を主成分とする層であることを特徴とする多層プラ
スチック成形品である。
【0006】さらに好ましくは、前記紙あるいはパルプ
が、古紙からなることを特徴とする前記の多層プラスチ
ック成形品である。
が、古紙からなることを特徴とする前記の多層プラスチ
ック成形品である。
【0007】あるいは、紙あるいはパルプが、熱可塑性
樹脂中に60重量%以下の割合で含まれる層を有し、前
記の層を含み少なくとも三層以上が合成樹脂を主成分と
する層であることを特徴とする多層プラスチック成形品
の製造方法において、少なくとも2本の射出装置を有す
る多層射出成形機を用いて、射出成形法により成形され
ることを特徴とする多層プラスチック成形品の製造方法
である。
樹脂中に60重量%以下の割合で含まれる層を有し、前
記の層を含み少なくとも三層以上が合成樹脂を主成分と
する層であることを特徴とする多層プラスチック成形品
の製造方法において、少なくとも2本の射出装置を有す
る多層射出成形機を用いて、射出成形法により成形され
ることを特徴とする多層プラスチック成形品の製造方法
である。
【0008】そして、より好ましくは、前記紙あるいは
パルプが、古紙からなることを特徴とする前記の多層プ
ラスチック成形品の製造方法である。
パルプが、古紙からなることを特徴とする前記の多層プ
ラスチック成形品の製造方法である。
【0009】以下、本発明を図面に基づき詳細に説明す
る。本発明の多層プラスチック成形品は、基本的には
(図1)に示す様な断面構成を有し、基材層1、接着剤
層2、中間層3の五層構成からなる。
る。本発明の多層プラスチック成形品は、基本的には
(図1)に示す様な断面構成を有し、基材層1、接着剤
層2、中間層3の五層構成からなる。
【0010】基材層1は、通常のプラスチックを主体と
した材料で構成されており、必要に応じて顔料等の着色
剤および充填剤を添加して隠蔽性を持たせ、中間層の持
つ色を遮蔽することが出来、また好みの色に着色するこ
とが出来る。
した材料で構成されており、必要に応じて顔料等の着色
剤および充填剤を添加して隠蔽性を持たせ、中間層の持
つ色を遮蔽することが出来、また好みの色に着色するこ
とが出来る。
【0011】中間層3には、熱可塑性樹脂に紙あるいは
パルプを溶液解離させた材料を含有させたプラスチック
材料を用いる。
パルプを溶液解離させた材料を含有させたプラスチック
材料を用いる。
【0012】紙あるいはパルプとしては、一度市場に出
た古紙、あるいは印刷インキの印刷された紙あるいはパ
ルプを用いることも出来る。これらの材料は、基本的に
セルロース繊維を主体とするものであり、必要とする燃
焼カロリーは、約4500cal/gである。一方で一
般の合成樹脂材料の場合、たとえばポリエチレン樹脂は
11000cal/gであり、またポリプロピレン樹脂
は10500cal/gである。これらと比較すると、
基本的にセルロース繊維を主体とする前記紙あるいはパ
ルプを用いるものは、半分以下の燃焼カロリーである。
そのうえ合成樹脂材料を含まなければ、有害な燃焼ガス
の発生の心配もない。
た古紙、あるいは印刷インキの印刷された紙あるいはパ
ルプを用いることも出来る。これらの材料は、基本的に
セルロース繊維を主体とするものであり、必要とする燃
焼カロリーは、約4500cal/gである。一方で一
般の合成樹脂材料の場合、たとえばポリエチレン樹脂は
11000cal/gであり、またポリプロピレン樹脂
は10500cal/gである。これらと比較すると、
基本的にセルロース繊維を主体とする前記紙あるいはパ
ルプを用いるものは、半分以下の燃焼カロリーである。
そのうえ合成樹脂材料を含まなければ、有害な燃焼ガス
の発生の心配もない。
【0013】尚、含有される紙あるいはパルプ分の含有
量は、あまりに少なすぎると全成形品重量に対する割合
が小さくなり、成形品の燃焼カロリーの低下という本来
の目的を達成できなくなってしまう。また、含有量が多
すぎると射出成形の成形適性が悪くなってしまう。従っ
て、含有量の範囲は前記のように60重量%以下が望ま
しい、特には20乃至60重量%が好適である。
量は、あまりに少なすぎると全成形品重量に対する割合
が小さくなり、成形品の燃焼カロリーの低下という本来
の目的を達成できなくなってしまう。また、含有量が多
すぎると射出成形の成形適性が悪くなってしまう。従っ
て、含有量の範囲は前記のように60重量%以下が望ま
しい、特には20乃至60重量%が好適である。
【0014】特に射出成形法においては、層を構成する
材料の溶融状態における流動適性が重要であり、紙ある
いはパルプ分の含有量が60重量%を越えると、前記成
形適性が失われてしまう。
材料の溶融状態における流動適性が重要であり、紙ある
いはパルプ分の含有量が60重量%を越えると、前記成
形適性が失われてしまう。
【0015】接着剤層2は、基材層1と中間層3とを接
着するための層であり、前記基材層1と中間層3とに用
いる合成樹脂材料が同一であれば、接着剤層2は省くこ
とが出来る。しかし、以下のような場合、すなわち、ポ
リエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレン樹脂やアクリロニトリルブタジ
エンスチレン樹脂等のポリスチレン系樹脂、そしてポリ
エチレンテレフタレート樹脂やポリブチレンテレフタレ
ート樹脂等のポリエステル系樹脂との組合せで使用する
場合には、これらの異なる樹脂系との間での接着性は乏
しく、実用に供さないものであるため、接着剤層2を設
ける必要がある。
着するための層であり、前記基材層1と中間層3とに用
いる合成樹脂材料が同一であれば、接着剤層2は省くこ
とが出来る。しかし、以下のような場合、すなわち、ポ
リエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレン樹脂やアクリロニトリルブタジ
エンスチレン樹脂等のポリスチレン系樹脂、そしてポリ
エチレンテレフタレート樹脂やポリブチレンテレフタレ
ート樹脂等のポリエステル系樹脂との組合せで使用する
場合には、これらの異なる樹脂系との間での接着性は乏
しく、実用に供さないものであるため、接着剤層2を設
ける必要がある。
【0016】本発明にかかわる多層プラスチック成形品
およびその製造方法に用いる熱可塑性樹脂としては、前
記の組合せに限定されずに通常のプラスチックを用いる
ことも可能であり、容器等の用途で前記多層プラスチッ
ク成形品を用いる場合には、内容物として入れる材料の
要求特性に応じて、基材層に耐内容物性を有するプラス
チック材料を適宜任意に選択することが出来る。また、
使用する合成樹脂材料の溶融温度に応じて、熱安定剤を
添加しても良い。
およびその製造方法に用いる熱可塑性樹脂としては、前
記の組合せに限定されずに通常のプラスチックを用いる
ことも可能であり、容器等の用途で前記多層プラスチッ
ク成形品を用いる場合には、内容物として入れる材料の
要求特性に応じて、基材層に耐内容物性を有するプラス
チック材料を適宜任意に選択することが出来る。また、
使用する合成樹脂材料の溶融温度に応じて、熱安定剤を
添加しても良い。
【0017】上記層構成の厚み比率としては、種々の比
率を設定することが出来るが、基材層1および接着剤層
2は、成形品の燃焼カロリーを低下させる目的を考慮す
ると、出来るだけ薄い方が良い。
率を設定することが出来るが、基材層1および接着剤層
2は、成形品の燃焼カロリーを低下させる目的を考慮す
ると、出来るだけ薄い方が良い。
【0018】ここで、この多層プラスチック成形品を多
層射出成形法によって製造する方法の一実施例を説明す
る。(図2)にはこの方法を説明するための、多層用の
射出成形機のノズル周辺の概略図が示されている。前記
ノズルには5つの流入口から5本の流路1aと1b、2
aと2b、そして33が設けられてある。前記流路に
は、それぞれに射出ユニットが接続されてあり、前記射
出成形機は計三本の射出ユニットを有していることにな
る。そして、それらはいずれも中央流路で合流し、雄型
41と雌型42とで形成されるキャビティ5に通じてい
る。押出ピン6は、中央流路に進退の摺動が自在に可能
なように挿入されたものである。
層射出成形法によって製造する方法の一実施例を説明す
る。(図2)にはこの方法を説明するための、多層用の
射出成形機のノズル周辺の概略図が示されている。前記
ノズルには5つの流入口から5本の流路1aと1b、2
aと2b、そして33が設けられてある。前記流路に
は、それぞれに射出ユニットが接続されてあり、前記射
出成形機は計三本の射出ユニットを有していることにな
る。そして、それらはいずれも中央流路で合流し、雄型
41と雌型42とで形成されるキャビティ5に通じてい
る。押出ピン6は、中央流路に進退の摺動が自在に可能
なように挿入されたものである。
【0019】(図3)は、本発明にかかわる多層プラス
チック成形品のその他の実施例を示す断面図である。こ
の場合は、基材層1と中間層3に同一材質のプラスチッ
ク材料を用いているために接着剤層が不要であり、層構
成としては計三層からなる構造を有している。
チック成形品のその他の実施例を示す断面図である。こ
の場合は、基材層1と中間層3に同一材質のプラスチッ
ク材料を用いているために接着剤層が不要であり、層構
成としては計三層からなる構造を有している。
【0020】
【作用】本発明によると、以下のような作用が生じる。
すなわち、前記の押出ピン6は、中央流路を自在に進退
することにより各流路1a、1b、2a、2bおよび3
3の中央流路を開閉する。まず流路1a及び1bについ
ては、これらから成形品の基材層を構成する合成樹脂を
射出し、流路2a、2bについては、基材層と中間層と
を接着するための接着剤層を射出し、また流路33につ
いては、中間層を構成する樹脂を射出する。これらによ
り、このノズルは中央流路において、1aから流入した
樹脂の周囲に、順に2b、33、2aおよび1bから射
出されたものが同心円を形成するように積層できるしく
みになっている。
すなわち、前記の押出ピン6は、中央流路を自在に進退
することにより各流路1a、1b、2a、2bおよび3
3の中央流路を開閉する。まず流路1a及び1bについ
ては、これらから成形品の基材層を構成する合成樹脂を
射出し、流路2a、2bについては、基材層と中間層と
を接着するための接着剤層を射出し、また流路33につ
いては、中間層を構成する樹脂を射出する。これらによ
り、このノズルは中央流路において、1aから流入した
樹脂の周囲に、順に2b、33、2aおよび1bから射
出されたものが同心円を形成するように積層できるしく
みになっている。
【0021】そこでこのノズルにより、本発明に係る成
形品を成形するには、まず流路1b、もしくは1bと1
aとを開いて中央流路に基材層を構成する樹脂を射出
し、ついで流路2a、2b、および33を開いて、中央
から順に1a、2b、33、2a、1bの流路を通って
流入した樹脂が積層された同心円状の樹脂流を形成す
る。この状態で各流路1a、1b、2a、2b、33に
接続された射出ユニットの射出圧力によりキャビィ5中
へ向けて溶融した樹脂が流入する。得られる成形品は5
層の成形品である。
形品を成形するには、まず流路1b、もしくは1bと1
aとを開いて中央流路に基材層を構成する樹脂を射出
し、ついで流路2a、2b、および33を開いて、中央
から順に1a、2b、33、2a、1bの流路を通って
流入した樹脂が積層された同心円状の樹脂流を形成す
る。この状態で各流路1a、1b、2a、2b、33に
接続された射出ユニットの射出圧力によりキャビィ5中
へ向けて溶融した樹脂が流入する。得られる成形品は5
層の成形品である。
【0022】また、(図3)に示す3層構成の成形品を
成形するには、流路2a、2bに接着剤層の替わりに中
間層となる材料を流し、流路33及び流路33に接続し
てある射出ユニットは休止させておき、基材層1が流れ
る流路1a、1bと中間層3が流れる流路2a、2bの
みを使用するようにすればよい。得られる成形品は3層
の成形品である。
成形するには、流路2a、2bに接着剤層の替わりに中
間層となる材料を流し、流路33及び流路33に接続し
てある射出ユニットは休止させておき、基材層1が流れ
る流路1a、1bと中間層3が流れる流路2a、2bの
みを使用するようにすればよい。得られる成形品は3層
の成形品である。
【0023】そして、前記のごとく本質的には紙または
パルプを60重量%以下の含有量で含む層を有している
ため、焼却する際の燃焼カロリーを低くすることがで
き、燃焼残渣や有毒ガスの発生も少なくできる。
パルプを60重量%以下の含有量で含む層を有している
ため、焼却する際の燃焼カロリーを低くすることがで
き、燃焼残渣や有毒ガスの発生も少なくできる。
【0024】
【実施例】本発明の具体的実施例として(図2)に示す
ノズルを使用し、多層射出成形法により以下に掲げる多
層プラスチック成形品を成形した。
ノズルを使用し、多層射出成形法により以下に掲げる多
層プラスチック成形品を成形した。
【0025】<実施例1>紙含有率40重量%のポリプ
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が15のポリプロピレン樹脂に顔料を加えたも
のを基材層に用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、
金型温度40℃にて成形し(図3)に示す三層の成形品
を得た。容器満水容量は235ml、平均肉厚は1mm
であった。ここで、各層の厚み比率は、基材層外層(2
0%)/中間層(70%)/基材層内層(10%)であ
り、容器外観は通常のポリプロピレン樹脂の外観を有す
る良好なもので、成形品の燃焼カロリーは、8800c
al/gであった。
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が15のポリプロピレン樹脂に顔料を加えたも
のを基材層に用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、
金型温度40℃にて成形し(図3)に示す三層の成形品
を得た。容器満水容量は235ml、平均肉厚は1mm
であった。ここで、各層の厚み比率は、基材層外層(2
0%)/中間層(70%)/基材層内層(10%)であ
り、容器外観は通常のポリプロピレン樹脂の外観を有す
る良好なもので、成形品の燃焼カロリーは、8800c
al/gであった。
【0026】<実施例2>紙含有率40重量%のポリプ
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が20のポリスチレン樹脂に顔料を加えたもの
を基材層に用い、中間層と基材層とを接着するための接
着剤層として無水マレイン酸グラフト変性ポリプロピレ
ン樹脂を用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、金型
温度40℃にて成形し、(図1)に示す5層の成形品を
得た。形状は実施例1に同じである。ここで、各層の厚
み比率は、基材層外層(15%)/接着剤層(5%)/
中間層(65%)/接着剤層(5%)/基材層内層(1
0%)であり、容器外観は通常のポリスチレン樹脂の外
観を有し耐落下強度も良好なもので、成形品の燃焼カロ
リーは、8700cal/gであった。
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が20のポリスチレン樹脂に顔料を加えたもの
を基材層に用い、中間層と基材層とを接着するための接
着剤層として無水マレイン酸グラフト変性ポリプロピレ
ン樹脂を用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、金型
温度40℃にて成形し、(図1)に示す5層の成形品を
得た。形状は実施例1に同じである。ここで、各層の厚
み比率は、基材層外層(15%)/接着剤層(5%)/
中間層(65%)/接着剤層(5%)/基材層内層(1
0%)であり、容器外観は通常のポリスチレン樹脂の外
観を有し耐落下強度も良好なもので、成形品の燃焼カロ
リーは、8700cal/gであった。
【0027】<実施例3>粘度が低粘度のポリエチレン
テレフタレート樹脂に顔料を加えたものを基材層に用
い、中間層と基材層とを接着するための接着剤層として
エチレン−ブテン共重合体を用い、いずれの樹脂も樹脂
温度270℃、金型温度70℃にて成形した他は、実施
例2に同じである。ここで、各層の厚み比率は、基材層
外層(15%)/接着剤層(5%)/中間層(60%)
/接着剤層(5%)/基材層内層(15%)であり、容
器外観及び耐落下強度も良好なもので、成形品の燃焼カ
ロリーは、7500cal/gであった。
テレフタレート樹脂に顔料を加えたものを基材層に用
い、中間層と基材層とを接着するための接着剤層として
エチレン−ブテン共重合体を用い、いずれの樹脂も樹脂
温度270℃、金型温度70℃にて成形した他は、実施
例2に同じである。ここで、各層の厚み比率は、基材層
外層(15%)/接着剤層(5%)/中間層(60%)
/接着剤層(5%)/基材層内層(15%)であり、容
器外観及び耐落下強度も良好なもので、成形品の燃焼カ
ロリーは、7500cal/gであった。
【0028】<実施例4>紙含有率40重量%のホリプ
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が15のポリプロピレン樹脂に顔料を加えたも
のを基材層に用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、
金型温度40℃にて成形し、(図4)に示す外形100
mmの包装用容器の口部を密封する3層のキャップを得
た。ここで、各層の厚み比率は、基材層外層(15%)
/中間層(75%)/基材層内層(10%)であり、キ
ャップ外観は通常のポリプロピレン樹脂の外観を有する
良好なもので、成形品の燃焼カロリーは8700cal
/gであった。
ロピレン樹脂を中間層に使用し、メルトインデックス
(MI)が15のポリプロピレン樹脂に顔料を加えたも
のを基材層に用い、いずれの樹脂も樹脂温度240℃、
金型温度40℃にて成形し、(図4)に示す外形100
mmの包装用容器の口部を密封する3層のキャップを得
た。ここで、各層の厚み比率は、基材層外層(15%)
/中間層(75%)/基材層内層(10%)であり、キ
ャップ外観は通常のポリプロピレン樹脂の外観を有する
良好なもので、成形品の燃焼カロリーは8700cal
/gであった。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように本発明にかかわる多
層プラスチック成形品およびその製造方法によると、外
表面は通常のプラスチック成形品と変らず良好な外観を
有しているうえに、焼却する際には燃焼カロリーが低
く、焼却炉を傷めにくく、さらには、燃焼残渣が少な
く、有毒ガスの発生も少ない、という多層プラスチック
成形品およびその製造方法を提供することができた。そ
のうえに、これは低公害であり、環境問題に大いに役立
ち、また、特に古紙を再利用した場合には、廃物利用、
資源の節約にもつながるという効果まで生じるものであ
る。
層プラスチック成形品およびその製造方法によると、外
表面は通常のプラスチック成形品と変らず良好な外観を
有しているうえに、焼却する際には燃焼カロリーが低
く、焼却炉を傷めにくく、さらには、燃焼残渣が少な
く、有毒ガスの発生も少ない、という多層プラスチック
成形品およびその製造方法を提供することができた。そ
のうえに、これは低公害であり、環境問題に大いに役立
ち、また、特に古紙を再利用した場合には、廃物利用、
資源の節約にもつながるという効果まで生じるものであ
る。
【0030】
【図1】本発明にかかわる多層プラスチック成形品の一
実施例を断面図によって示す説明図である。
実施例を断面図によって示す説明図である。
【図2】本発明にかかわる多層プラスチック成形品の製
造方法の一実施例を概略の断面図によって示す説明図で
ある。
造方法の一実施例を概略の断面図によって示す説明図で
ある。
【図3】本発明にかかわる多層プラスチック成形品の他
の実施例を断面図によって示す説明図である。
の実施例を断面図によって示す説明図である。
【図4】本発明にかかわる多層プラスチック成形品の別
の実施例を断面図によって示す説明図である。
の実施例を断面図によって示す説明図である。
【図5】図4中のA部分の拡大図を示す説明図である。
1・・・基材層 2・・・接着剤層 3・・・中間層 5・・・キャビティ 6・・・押出しピン 10・・・容器本体 41・・・雄型 42・・・雌型 1a・・・基材層流路 1b・・・基材層流路 2a・・・接着剤層流路 2b・・・接着剤層流路 20・・・キャップ本体 33・・・中間層流路
Claims (4)
- 【請求項1】紙あるいはパルプが、熱可塑性樹脂中に6
0重量%以下の割合で含まれる層を有し、前記の層を含
み少なくとも三層以上が合成樹脂を主成分とする層であ
ることを特徴とする多層プラスチック成形品。 - 【請求項2】前記紙あるいはパルプが、古紙からなるこ
とを特徴とする請求項1記載の多層プラスチック成形
品。 - 【請求項3】紙あるいはパルプが、熱可塑性樹脂中に6
0重量%以下の割合で含まれる層を有し、前記の層を含
み少なくとも三層以上が合成樹脂を主成分とする層であ
ることを特徴とする多層プラスチック成形品の製造方法
において、少なくとも2本の射出装置を有する多層射出
成形機を用いて、射出成形法により成形されることを特
徴とする多層プラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項4】前記紙あるいはパルプが、古紙からなるこ
とを特徴とする請求項3記載の多層プラスチック成形品
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048282A JP2797817B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 多層プラスチック成形品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048282A JP2797817B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 多層プラスチック成形品およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05245980A true JPH05245980A (ja) | 1993-09-24 |
| JP2797817B2 JP2797817B2 (ja) | 1998-09-17 |
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ID=12799081
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4048282A Expired - Fee Related JP2797817B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 多層プラスチック成形品およびその製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2797817B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59147826U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | 積水化学工業株式会社 | 雨樋 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4048282A patent/JP2797817B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59147826U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | 積水化学工業株式会社 | 雨樋 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2797817B2 (ja) | 1998-09-17 |
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