JPH05246884A - 歯槽膿漏の予防及び治療剤 - Google Patents
歯槽膿漏の予防及び治療剤Info
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- JPH05246884A JPH05246884A JP4311289A JP31128992A JPH05246884A JP H05246884 A JPH05246884 A JP H05246884A JP 4311289 A JP4311289 A JP 4311289A JP 31128992 A JP31128992 A JP 31128992A JP H05246884 A JPH05246884 A JP H05246884A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯槽膿漏の予防及び治癒促進効果を奏する新
しい歯槽膿漏の予防及び治療剤を提供する。 【構成】 オボマクログロブリンを有効成分として含有
することを特徴とする歯槽膿漏の予防及び治療剤。
しい歯槽膿漏の予防及び治療剤を提供する。 【構成】 オボマクログロブリンを有効成分として含有
することを特徴とする歯槽膿漏の予防及び治療剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯槽膿漏の予防及び治
療剤、更に詳しくはオボマクログロブリンを有効成分と
して含有することを特徴とする歯槽膿漏の予防及び治療
剤に関する。
療剤、更に詳しくはオボマクログロブリンを有効成分と
して含有することを特徴とする歯槽膿漏の予防及び治療
剤に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】本発明の目的は、歯槽膿漏の予
防及び治癒促進効果を奏する新しい歯槽膿漏の予防及び
治療剤を提供することにある。
防及び治癒促進効果を奏する新しい歯槽膿漏の予防及び
治療剤を提供することにある。
【0003】本発明者らは、上記目的から鋭意研究を重
ねた結果、オボマクログロブリンが、優れた歯槽膿漏の
予防及び治癒促進効果を有することを見出すと共に、こ
れがその保存安定性及び安全性にも優れたものであるこ
とを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
ねた結果、オボマクログロブリンが、優れた歯槽膿漏の
予防及び治癒促進効果を有することを見出すと共に、こ
れがその保存安定性及び安全性にも優れたものであるこ
とを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はオボマク
ログロブリンを有効成分として含有することを特徴とす
る歯槽膿漏の予防及び治療剤に係わる。
ログロブリンを有効成分として含有することを特徴とす
る歯槽膿漏の予防及び治療剤に係わる。
【0005】本発明薬剤は、その有効成分としてオボマ
クログロブリンを含有することを必須とする。ここでオ
ボマクログロブリンとは、卵白中の高分子量糖蛋白質と
して知られているものであり、その調製法も既に公知で
ある〔フイニー(Feeney ,R.E.)ら、コンパラテ
イブ・バイオケミストリー・アンド・フイジオロジー
(Comp .Biochem.Physiol.),54A,281
(1976)、猪飼ら、ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー(J.Biochem.),92,1679〜168
2(1982)、同93,121〜127(198
3)、及び長瀬ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J.B.C.),vol .258,No.
12,7481〜7489(1983)等参照〕。
クログロブリンを含有することを必須とする。ここでオ
ボマクログロブリンとは、卵白中の高分子量糖蛋白質と
して知られているものであり、その調製法も既に公知で
ある〔フイニー(Feeney ,R.E.)ら、コンパラテ
イブ・バイオケミストリー・アンド・フイジオロジー
(Comp .Biochem.Physiol.),54A,281
(1976)、猪飼ら、ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー(J.Biochem.),92,1679〜168
2(1982)、同93,121〜127(198
3)、及び長瀬ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J.B.C.),vol .258,No.
12,7481〜7489(1983)等参照〕。
【0006】上記オボマクログロブリンの調製原料とし
ての卵白は、特に制限はなく、各種動物のものをいずれ
も使用することができる。一般には容易に入手可能なニ
ワトリ、アヒル、ウズラ、七面鳥等の卵白が好ましい。
上記卵白からのオボマクログロブリンの調製法も特に制
限はなく、蛋白質成分の分離に一般に利用されている各
種の方法に従い、オボマクログロブリンの物理化学的性
質等を利用する各種操作、例えば蛋白沈澱剤処理、分子
ふるいクロマトグラフイー(ゲル濾過)、イオン交換ク
ロマトグラフイー、遠心分離、電気泳動、透析等を単独
で又は組合せて行なうことができる。
ての卵白は、特に制限はなく、各種動物のものをいずれ
も使用することができる。一般には容易に入手可能なニ
ワトリ、アヒル、ウズラ、七面鳥等の卵白が好ましい。
上記卵白からのオボマクログロブリンの調製法も特に制
限はなく、蛋白質成分の分離に一般に利用されている各
種の方法に従い、オボマクログロブリンの物理化学的性
質等を利用する各種操作、例えば蛋白沈澱剤処理、分子
ふるいクロマトグラフイー(ゲル濾過)、イオン交換ク
ロマトグラフイー、遠心分離、電気泳動、透析等を単独
で又は組合せて行なうことができる。
【0007】例えば、卵白をトリス−塩酸緩衝液等の水
溶性溶媒と混合するか又はこれにポリエチレングリコー
ル等を加えてオボムシン等の不溶性蛋白質を除去した
後、ゲル濾過に付す方法を例示でき、これにより、分子
量約60〜80万の糖蛋白質として、オボマクログロブ
リンを得ることができる。
溶性溶媒と混合するか又はこれにポリエチレングリコー
ル等を加えてオボムシン等の不溶性蛋白質を除去した
後、ゲル濾過に付す方法を例示でき、これにより、分子
量約60〜80万の糖蛋白質として、オボマクログロブ
リンを得ることができる。
【0008】本発明の歯槽膿漏の予防及び治療剤は、上
記のごとくして得られるオボマクログロブリンを有効成
分として含有する一般的な医薬製剤の形態で実用でき
る。該医薬製剤形態としては、得られる製剤の使用目的
に応じた各種の形態が適宜選択できる。その例として
は、例えば液状塗布剤、ローション剤、エアゾール剤、
リニメント剤、軟膏剤等の外用剤の他、注射剤等を例示
できる。之等各種形態の調製には、通常使用されている
各種の希釈剤、賦形剤等が適宜使用できる。例えば外用
剤としての軟膏剤の調製に当っては、通常の疎水性もし
くは親水性基剤、例えば脂肪、脂肪油、ラノリン、ワセ
リン、パラフィン、ロウ、グリコール類、高級アルコー
ル類、グリセリン、水等を使用できる。また上記外用剤
には、必要に応じて通常添加されることの知られている
各種の添加剤、例えば安定化剤、香料、着色剤等を添加
することもできる。
記のごとくして得られるオボマクログロブリンを有効成
分として含有する一般的な医薬製剤の形態で実用でき
る。該医薬製剤形態としては、得られる製剤の使用目的
に応じた各種の形態が適宜選択できる。その例として
は、例えば液状塗布剤、ローション剤、エアゾール剤、
リニメント剤、軟膏剤等の外用剤の他、注射剤等を例示
できる。之等各種形態の調製には、通常使用されている
各種の希釈剤、賦形剤等が適宜使用できる。例えば外用
剤としての軟膏剤の調製に当っては、通常の疎水性もし
くは親水性基剤、例えば脂肪、脂肪油、ラノリン、ワセ
リン、パラフィン、ロウ、グリコール類、高級アルコー
ル類、グリセリン、水等を使用できる。また上記外用剤
には、必要に応じて通常添加されることの知られている
各種の添加剤、例えば安定化剤、香料、着色剤等を添加
することもできる。
【0009】本発明薬剤中に含有されるべき有効成分、
即ちオボマクログロブリンの量は、特に制限されず広範
囲から適宜選択されるが、通常製剤中に約0.0001
〜30重量%の範囲で配合される。
即ちオボマクログロブリンの量は、特に制限されず広範
囲から適宜選択されるが、通常製剤中に約0.0001
〜30重量%の範囲で配合される。
【0010】また本発明予防及び治療剤の適用量及び方
法は、該製剤の形態、製剤中の有効成分量、これを適用
される患者の年齢、性別その他の条件、歯槽膿漏の程度
等に応じて決定することができ、例えば外用剤形態の本
発明歯槽膿漏の予防及び治療剤は、これを患部全体に充
分に行き亘る量で、1日に1〜複数回、該患部に散布、
塗布等により適用することができる。他の製剤形態の場
合も上記と同様である。
法は、該製剤の形態、製剤中の有効成分量、これを適用
される患者の年齢、性別その他の条件、歯槽膿漏の程度
等に応じて決定することができ、例えば外用剤形態の本
発明歯槽膿漏の予防及び治療剤は、これを患部全体に充
分に行き亘る量で、1日に1〜複数回、該患部に散布、
塗布等により適用することができる。他の製剤形態の場
合も上記と同様である。
【0011】かくして、得られる本発明の歯槽膿漏の予
防及び治療剤は、前述した通り、優れた歯槽膿漏の予防
及び治癒促進効果を奏するものであり、卓越した効果を
発揮できる。
防及び治療剤は、前述した通り、優れた歯槽膿漏の予防
及び治癒促進効果を奏するものであり、卓越した効果を
発揮できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため有効
成分とするオボマクログロブリンの調製例、その効果の
試験例及びこれを配合した本発明製剤の各種処方例を挙
げる。
成分とするオボマクログロブリンの調製例、その効果の
試験例及びこれを配合した本発明製剤の各種処方例を挙
げる。
【0013】実施例1:オボマクログロブリンの調製 卵白20kgを、これと等量の1%NaClを含む10 m
Mトリス−塩酸緩衝液(p H7.7)に懸濁させ、これ
にポリエチレングリコール(分子量=8500、東京化
成社製)を2.5%濃度となるように加え、連続遠心分
離(10000rpm )して、上清を採取した。得られた
上清に更に上記と同一のポリエチレングリコールを10
%濃度になるまでに加え、再び連続遠心分離(1000
0rpm )して沈澱部分を採取した。これを上記緩衝液に
溶解し、更に遠心分離(10000rpm 、10分間)し
て、上清を採取し、これをセフアロースCL−6B(フ
ァルマシア社製)のカラム(252×900mm)に付
し、同緩衝液で、流速3.6L/時間の速度で溶出させ
た。
Mトリス−塩酸緩衝液(p H7.7)に懸濁させ、これ
にポリエチレングリコール(分子量=8500、東京化
成社製)を2.5%濃度となるように加え、連続遠心分
離(10000rpm )して、上清を採取した。得られた
上清に更に上記と同一のポリエチレングリコールを10
%濃度になるまでに加え、再び連続遠心分離(1000
0rpm )して沈澱部分を採取した。これを上記緩衝液に
溶解し、更に遠心分離(10000rpm 、10分間)し
て、上清を採取し、これをセフアロースCL−6B(フ
ァルマシア社製)のカラム(252×900mm)に付
し、同緩衝液で、流速3.6L/時間の速度で溶出させ
た。
【0014】溶出区分につき、カゼインを基質とするト
リプシン阻害活性を、キタモトらの方法〔T.Kitamot
o ,M.Nakashima,and A.Ikai ,J.Biochem.,
92,1679−1682(1982)〕に従い測定し
て、トリプシン阻害活性画分を集めた。
リプシン阻害活性を、キタモトらの方法〔T.Kitamot
o ,M.Nakashima,and A.Ikai ,J.Biochem.,
92,1679−1682(1982)〕に従い測定し
て、トリプシン阻害活性画分を集めた。
【0015】次いで得られた活性画分を、分子ふるい膜
100000の膜を装着したペリコンカセット(ミリポ
ア社製)を用いて濃縮しつつ、5 mMトリス−塩酸緩衝
液(p H7.7)により緩衝液の交換を行なった。得ら
れた試料を、10 mM NaClを加えた10 mMトリ
ス−塩酸緩衝液(p H7.7)で平衡化したDEAEト
リスアクリルM(TrisacrylM、LKB社製)カラム
(サイズ50×800mm)に付した。同緩衝液でカラム
を充分に洗浄後、50 mM NaClを含む10 mMト
リス−塩酸緩衝液(p H7.7)675ml及び150 m
M NaClを含む10 mMトリス−塩酸緩衝液(p H
7.7)675mlで各2.5時間、合計5時間をかけて
溶出させた。この条件でトリプシン阻害活性区分は、食
塩濃度70 mM〜120 mMの間に溶出された。
100000の膜を装着したペリコンカセット(ミリポ
ア社製)を用いて濃縮しつつ、5 mMトリス−塩酸緩衝
液(p H7.7)により緩衝液の交換を行なった。得ら
れた試料を、10 mM NaClを加えた10 mMトリ
ス−塩酸緩衝液(p H7.7)で平衡化したDEAEト
リスアクリルM(TrisacrylM、LKB社製)カラム
(サイズ50×800mm)に付した。同緩衝液でカラム
を充分に洗浄後、50 mM NaClを含む10 mMト
リス−塩酸緩衝液(p H7.7)675ml及び150 m
M NaClを含む10 mMトリス−塩酸緩衝液(p H
7.7)675mlで各2.5時間、合計5時間をかけて
溶出させた。この条件でトリプシン阻害活性区分は、食
塩濃度70 mM〜120 mMの間に溶出された。
【0016】上記トリプシン阻害活性画分を集め、1 m
Mリン酸緩衝液(p H7.4)に対して透析した。充分
に透析した後、透析内液を凍結乾燥機(ラボコーン社
製)にて凍結乾燥した。
Mリン酸緩衝液(p H7.4)に対して透析した。充分
に透析した後、透析内液を凍結乾燥機(ラボコーン社
製)にて凍結乾燥した。
【0017】上記により、単一なオボマクログロブリン
精製試料5.9〜7.1g を得た。
精製試料5.9〜7.1g を得た。
【0018】精製試料について、4Nメタンスルホン酸
で、110℃、24時間加水分解(減圧封管中)後、ア
ミノ酸アナライザー(835−50形、日立高速アミノ
酸分析計、日立製作所製)により分析した。
で、110℃、24時間加水分解(減圧封管中)後、ア
ミノ酸アナライザー(835−50形、日立高速アミノ
酸分析計、日立製作所製)により分析した。
【0019】その結果は下記表1の通りである。
【0020】 試験例1 歯周組織創傷回復試験 (1) 12週令のラットを用い、上顎左右第二臼歯口蓋
側の中央部付近に有鈎探針を挿入し、骨まで達したら数
回歯冠に沿って往復させ、剥離し創傷面を形成させる。
その後、左側第二臼歯の接触点直下に根管治療用Kファ
イル40号を挿入して、頬側と口蓋側とを交通させ、絹
糸(ブレード シルク)4−0を第二臼歯周囲に一回巻
きつけ、結び目は頬側につける。止血を確認した後、供
試薬剤の塗布を行なう。上記操作はすべてケタラールの
腹腔内麻酔下で行なった。
側の中央部付近に有鈎探針を挿入し、骨まで達したら数
回歯冠に沿って往復させ、剥離し創傷面を形成させる。
その後、左側第二臼歯の接触点直下に根管治療用Kファ
イル40号を挿入して、頬側と口蓋側とを交通させ、絹
糸(ブレード シルク)4−0を第二臼歯周囲に一回巻
きつけ、結び目は頬側につける。止血を確認した後、供
試薬剤の塗布を行なう。上記操作はすべてケタラールの
腹腔内麻酔下で行なった。
【0021】(2) 歯科用#12バードビークの替刃メ
スを用いて第三臼歯の遠心から第一臼歯の近心まで切開
し、有鈎探針を挿入して往復させ歯肉を除去した。骨面
は0.5mm程度露出させた。
スを用いて第三臼歯の遠心から第一臼歯の近心まで切開
し、有鈎探針を挿入して往復させ歯肉を除去した。骨面
は0.5mm程度露出させた。
【0022】(3) 供試薬剤としては、以下の薬剤をそ
れぞれ用いた。
れぞれ用いた。
【0023】 実験区1:親水ワセリン軟膏(親水ワセリン基剤のみ) サラシミツロウ 8g ステアリルアルコール 3g コレステロール 3g 白色ワセリン 86g プロピルパラベン 0.0625g 実験区2:0.1%オボマクログロブリン含有親水ワセリン軟膏 0.5%オボマクログロブリン水溶液 20g (40mgメチルパラベン含有) 親水ワセリン基剤 80g 実験区3:0.005%オボマクログロブリン含有親水ワセリン軟膏 0.025%オボマクログロブリン水溶液 20g (40mgメチルパラベン含有) 親水ワセリン基剤 80g また、上記各供試薬剤は、ラット用トレーに盛り、1日
1回15分間塗布して用いる。その塗布量は、1回平均
約0.32gである。塗布後、2時間は飲水を与えず、
また第1回目の塗布は止血確認後に行なった。上記の操
作はすべてネンブタール(0.1ml)の腹腔内麻酔下で
行なった。
1回15分間塗布して用いる。その塗布量は、1回平均
約0.32gである。塗布後、2時間は飲水を与えず、
また第1回目の塗布は止血確認後に行なった。上記の操
作はすべてネンブタール(0.1ml)の腹腔内麻酔下で
行なった。
【0024】(4) 評価方法は次の通りである。即ち、
実験開始し1日目、2日目及び7日目にそれぞれ処置ラ
ットを屠殺し、病変部を取り、ブアン固定し、トリクロ
ロ酢酸脱灰及びパラフィン包埋後、ヘマトキシリン−エ
オジン染色(HE染色)又はアザン(Azan)染色し、炎
症細胞数及びコラーゲン線維の変化を観察した。
実験開始し1日目、2日目及び7日目にそれぞれ処置ラ
ットを屠殺し、病変部を取り、ブアン固定し、トリクロ
ロ酢酸脱灰及びパラフィン包埋後、ヘマトキシリン−エ
オジン染色(HE染色)又はアザン(Azan)染色し、炎
症細胞数及びコラーゲン線維の変化を観察した。
【0025】(5) 得られた結果(組織学的所見)を次
に示す。
に示す。
【0026】炎症性細胞浸潤と組織内出血状態は、対照
区(実験区1)では、歯肉溝上皮から歯槽骨頂部までの
歯肉固有層にかけて、強い毛細血管の拡張、出血像があ
り、その周囲にフィブリン層及び散在した好中球の浸潤
が認められた。
区(実験区1)では、歯肉溝上皮から歯槽骨頂部までの
歯肉固有層にかけて、強い毛細血管の拡張、出血像があ
り、その周囲にフィブリン層及び散在した好中球の浸潤
が認められた。
【0027】これに対し、実験区2及び実験区3では、
固有層における毛細血管の拡張はあるものの、出血傾向
はあまり強くなく、固有層はすでにフィブリン層に覆わ
れている傾向にあった。また実験区1でみられた固有層
内での好中球の浸潤は少なかった。しかし歯肉溝上皮、
付着上皮部のフィブリン層表面には、限局した強い好中
球浸潤像が認められた。実験区2と実験区3との対比で
は、実験区2の方が固有層での毛細血管の拡張、出血像
が少なく、しかも上皮部での好中球浸潤が少ない傾向が
認められた。
固有層における毛細血管の拡張はあるものの、出血傾向
はあまり強くなく、固有層はすでにフィブリン層に覆わ
れている傾向にあった。また実験区1でみられた固有層
内での好中球の浸潤は少なかった。しかし歯肉溝上皮、
付着上皮部のフィブリン層表面には、限局した強い好中
球浸潤像が認められた。実験区2と実験区3との対比で
は、実験区2の方が固有層での毛細血管の拡張、出血像
が少なく、しかも上皮部での好中球浸潤が少ない傾向が
認められた。
【0028】また、コラーゲン線維の変化は、HE染色
の結果、実験区1では、創傷部付近及びその周辺のコラ
ーゲン線維に断裂、変性等が認められたのに対し、実験
区2及び3では、創傷部付近のコラーゲン線維は断裂し
てはいるが、周囲まで広がってはおらず、この傾向は実
験区2の方が実験区3よりも強かった。
の結果、実験区1では、創傷部付近及びその周辺のコラ
ーゲン線維に断裂、変性等が認められたのに対し、実験
区2及び3では、創傷部付近のコラーゲン線維は断裂し
てはいるが、周囲まで広がってはおらず、この傾向は実
験区2の方が実験区3よりも強かった。
【0029】以下、本発明製剤の調製処方例を示す。各
例において部とあるは、重量部を示す。
例において部とあるは、重量部を示す。
【0030】処方例1:本発明歯槽膿漏の予防及び治療
剤処方 オボマクログロブリン 0.01g 防 腐 剤 適 量 香 料 適 量 蒸留水を加えて全量を100mlとする。
剤処方 オボマクログロブリン 0.01g 防 腐 剤 適 量 香 料 適 量 蒸留水を加えて全量を100mlとする。
【0031】上記オボマクログロブリン、防腐剤及び香
料に蒸留水を加えて全量を100mlとした後、滅菌し、
スプレー用溶液形態の本発明歯槽膿漏の予防及び治療剤
を調製した。
料に蒸留水を加えて全量を100mlとした後、滅菌し、
スプレー用溶液形態の本発明歯槽膿漏の予防及び治療剤
を調製した。
【0032】処方例2:本発明歯槽膿漏の予防及び治療
剤処方 オボマクログロブリン 0.05g 防 腐 剤 適 量 香 料 適 量 蒸留水を加えて全量を100mlとする。
剤処方 オボマクログロブリン 0.05g 防 腐 剤 適 量 香 料 適 量 蒸留水を加えて全量を100mlとする。
【0033】処方例1と同様にして、上記組成のスプレ
ー用溶液形態の本発明歯槽膿漏の予防及び治療剤を調製
した。
ー用溶液形態の本発明歯槽膿漏の予防及び治療剤を調製
した。
【0034】処方例3:本発明歯槽膿漏の予防及び治療
剤処方 親水性軟膏の調製 オボマクログロブリン 0.5g 白色ワセリン 250g ステアリルアルコール 220g プロピレングリコール 120g ラウリル硫酸ナトリウム 15g パラオキシ安息香酸エチル又は パラオキシ安息香酸メチル 0.25g パラオキシ安息香酸プロピル 0.15g 精 製 水 適 量 全 量 1000g 上記成分を配合して、オボマクログロブリンを含有する
本発明の親水性軟膏形態の歯槽膿漏の予防及び治療剤を
調製した。
剤処方 親水性軟膏の調製 オボマクログロブリン 0.5g 白色ワセリン 250g ステアリルアルコール 220g プロピレングリコール 120g ラウリル硫酸ナトリウム 15g パラオキシ安息香酸エチル又は パラオキシ安息香酸メチル 0.25g パラオキシ安息香酸プロピル 0.15g 精 製 水 適 量 全 量 1000g 上記成分を配合して、オボマクログロブリンを含有する
本発明の親水性軟膏形態の歯槽膿漏の予防及び治療剤を
調製した。
【0035】処方例4〜7:本発明歯槽膿漏の予防及び
治療剤処方 親水性軟膏の調製 処方例3において、オボマクログロブリンの配合量を
0.01g 、0.05g、0.1g 及び1g に代え、同
様にして本発明の親水性軟膏形態の歯槽膿漏の予防及び
治療剤を調製した。
治療剤処方 親水性軟膏の調製 処方例3において、オボマクログロブリンの配合量を
0.01g 、0.05g、0.1g 及び1g に代え、同
様にして本発明の親水性軟膏形態の歯槽膿漏の予防及び
治療剤を調製した。
Claims (1)
- 【請求項1】 オボマクログロブリンを有効成分として
含有することを特徴とする歯槽膿漏の予防及び治療剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13867086 | 1986-06-13 | ||
| JP61-138670 | 1986-06-13 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62136516A Division JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246884A true JPH05246884A (ja) | 1993-09-24 |
| JPH0669958B2 JPH0669958B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=15227374
Family Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62136516A Granted JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
| JP4163460A Expired - Lifetime JPH0672086B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-05-29 | 化粧料及び毛はえ薬 |
| JP4311289A Expired - Lifetime JPH0669958B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-10-26 | 歯槽膿漏の予防及び治療剤 |
Family Applications Before (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62136516A Granted JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
| JP4163460A Expired - Lifetime JPH0672086B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-05-29 | 化粧料及び毛はえ薬 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| KR (1) | KR940003055B1 (ja) |
| WO (1) | WO1987007505A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2271507A (en) * | 1992-09-04 | 1994-04-20 | Summit Technology Ireland Bv | Compositions containing plasmin activity inhibitors |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58121220A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | Green Cross Corp:The | 寒冷不溶性グロブリンの製造法 |
| JPS5976007A (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-28 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
-
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- 1987-05-29 JP JP62136516A patent/JPS63107912A/ja active Granted
- 1987-06-09 WO PCT/JP1987/000364 patent/WO1987007505A1/ja not_active Ceased
- 1987-07-01 KR KR1019870006977A patent/KR940003055B1/ko not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4163460A patent/JPH0672086B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-26 JP JP4311289A patent/JPH0669958B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| WO1987007505A1 (fr) | 1987-12-17 |
| KR880013570A (ko) | 1988-12-21 |
| KR940003055B1 (ko) | 1994-04-13 |
| JPH0669958B2 (ja) | 1994-09-07 |
| JPH05306234A (ja) | 1993-11-19 |
| JPH0672086B2 (ja) | 1994-09-14 |
| JPS63107912A (ja) | 1988-05-12 |
| JPH0529333B2 (ja) | 1993-04-30 |
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