JPH05247300A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH05247300A
JPH05247300A JP5153892A JP5153892A JPH05247300A JP H05247300 A JPH05247300 A JP H05247300A JP 5153892 A JP5153892 A JP 5153892A JP 5153892 A JP5153892 A JP 5153892A JP H05247300 A JPH05247300 A JP H05247300A
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JP
Japan
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vinyl chloride
acid
chloride resin
resin composition
zinc
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JP5153892A
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Toshimi Kiyofuji
俊美 清藤
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に、発汗することも無く、かつ、毒性も低
く、しかも、電気絶縁性ならびに熱安定性などに優れた
塩化ビニル系樹脂組成物を提供することに在る。 【構成】 塩化ビニル系樹脂に、酸化マグネシウム、炭
酸マグネシウムおよび/または水酸化マグネシウムと、
酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムと、安
息香酸亜鉛、p−tert−ブチル安息香酸亜鉛、オク
チル酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛およびステアリン酸亜鉛な
どに代表される有機酸亜鉛塩類と、ジベンゾイルメタン
やステアロイルメタンなどに代表されるβ−ジケトン系
化合物とを添加配合せしめることから成る、塩化ビニル
系樹脂組成物。 【効果】 発汗するということも無く、熱に対しても着
色しにくく、たとえば、200℃という高温において
も、相当に長時間のあいだ安定であるし、加えて、電気
絶縁性にも優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規にして有用なる塩
化ビニル系樹脂組成物に関する。さらに詳細には、本発
明は、塩化ビニル系樹脂に対して、それぞれ、特定のマ
グネシウム系化合物およびカルシウム系化合物と、有機
酸亜鉛塩と、β−ジケトン系化合物とを配合せしめるこ
とから成る、とりわけ、熱に対して着色し難いという、
安定化された塩化ビニル系樹脂組成物であって、勿論、
低毒性のものであり、加えて、発汗することも無く、電
気絶縁性にも優れた、極めて実用性の高い塩化ビニル系
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂は、熱や光に対して不
安定なる樹脂であり、特に、加熱成形加工を行うさい
に、主として、脱塩化水素反応などによる熱分解ないし
は熱劣化などを起こし易い。
【0003】そのために、かかる樹脂の成形加工製品
は、どうしても、着色あるいは機械的品質の低下などの
不利益を蒙るものである。こうした不利益を解消すべ
く、ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸バリウムまたはステア
リン酸亜鉛などの、いわゆる金属石鹸系安定剤類、ある
いはアルキル錫系化合物などが利用されて来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
て、用られている熱安定剤の多くは、塩化ビニル系樹脂
の主要なる利点の一つである電気絶縁性を低下させると
いう欠点があり、電線被覆などのように、特に、電気絶
縁性が要求される処には、使用できない場合も多かっ
た。
【0005】それがために、これまでの処、上記の如き
分野には、主として、三塩基性硫酸鉛などの鉛系安定剤
が用いられて来たが、どうしても、鉛化合物は毒性が強
い。また、かかる鉛化合物は、塩化ビニル系樹脂を柔ら
かくする為に用いられているポリエステル系可塑剤を、
加水分解させるという作用をも有する。
【0006】その結果として、塩化ビニル系樹脂組成物
の成形加工製品を、発汗せしめるなどの欠点を有する処
となる。
【0007】したがって、塩化ビニル系樹脂組成物の成
形加工製品が発汗することも無く、電気絶縁性にも優れ
た、しかも、低毒性であって、かつ、熱安定性にも優れ
た安定剤の開発が、一層、強く望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、こ
うした現状に鑑み、鋭意、検討を重ねた結果、特定の塩
化ビニル系樹脂に、特定のマグネシウム系化合物と、特
定のカルシウム系化合物と、有機酸亜鉛塩と、β−ジケ
トン系化合物とを併用し配合せしめることによって、電
気絶縁性を低下させることが無く、かつ、該樹脂の熱安
定性が、著しく、向上化されているし、毒性からも解放
された、加えて、ポリエステル系可塑剤と併用した場合
にも、発汗しないという、極めて、実用性の高い塩化ビ
ニル系樹脂組成物が得られることを見い出すに及んで、
ここに、本発明を完成させるに到った。
【0009】すなわち、本発明は、塩化ビニル系樹脂に
対して、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムおよび水
酸化マグネシウムよりなる群から選ばれる、少なくとも
1種の化合物(a)と、酸化カルシウムおよび/または
水酸化カルシウム(b)と、有機酸亜鉛塩(c)と、β
−ジケトン系化合物(d)とを配合せしめることから成
る、極めて実用性の高い、安定化された塩化ビニル系樹
脂組成物を提供しようとするものである。
【0010】
【構成】以下に、本発明について詳説することにする。
まず、本発明において用いられる、上記した酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウムおよび/または水酸化マグネ
シウムなる化合物群の中で、特に、酸化マグネシウムの
使用が望ましく、当該化合物(a)の使用量としては、
塩化ビニル系樹脂(a)の100重量部に対して、0.
01〜5重量部なる範囲内、好ましくは、0.2〜3重
量部なる範囲内が適切である。
【0011】次いで、本発明において用いられる、上記
した酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウム
(b)の使用量としては、塩化ビニル系樹脂(a)の1
00重量部に対して、0.01〜5重量部なる範囲内、
好ましくは、0.2〜3重量部なる範囲内が適切であ
る。
【0012】さらに、本発明において用いられる、上記
した有機酸亜鉛塩(c)を構成する有機酸としては、特
に、モノカルボン酸の使用が望ましく、それらのうちで
も特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、酢
酸、ジヒドロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプ
ロン酸、エナント酸、カプリル酸、ネオオクタン酸、2
−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウン
デカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、2−
ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、
【0013】安息香酸、ジメチル安息香酸、エチル安息
香酸、n−プロピル安息香酸、p−tert−ブチル安
息香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、3,5−ジ−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−安息香酸、モノクロ
ル安息香酸、アミノ安息香酸、アセトキシ安息香酸また
はN,N−ジメチルアミノ安息香酸、あるいはトルイル
酸、クミン酸、サリチル酸、p−tert−オクチルサ
リチル酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リ
ノレン酸、ネオデカン酸、大豆油脂肪酸、ひまし油脂肪
酸、トール油脂肪酸、やし油脂肪酸、脱水ひまし油脂肪
酸または糠油脂肪酸などである。
【0014】当該有機酸亜鉛塩(c)の使用量として
は、塩化ビニル系樹脂(a)の100重量部に対して、
0.01〜5重量部なる範囲内、好ましくは、0.1〜
3重量部なる範囲内が適切である。
【0015】そして、前述した(a)成分と(b)成分
との両成分の、塩化ビニル系樹脂への添加割合として
は、(a)/[(a)+(b)]なる重量比で以て、
0.05〜0.95なる範囲内であり、好ましくは、
0.3〜0.7なる範囲内である。
【0016】0.05未満の場合にも、0.95を超え
る場合にも、概して、熱安定化の効果が不十分となり易
いからである。
【0017】さらにまた、本発明において用いられる、
上記したβ−ジケトン系化合物(d)特に代表的なもの
のみを例示するにとどめれば、デヒドロ酢酸、デヒドロ
プロピオニル酢酸、デヒドロベンゾイル酢酸、シクロヘ
キサン−1,3−ジオン、ジメドン、2,2’−メチレ
ンビスシクロヘキサン−1,3−ジオン、2−ベンジル
シクロヘキサン−1,3−ジオン、2−アセチル−シク
ロヘキサン−1,3−ジオン、アセチルテトラロン、パ
ルミトイルテトラロン、ステアロイルテトラロン、ベン
ゾイルテトラロン、2−アセチルシクロヘキサノン、2
−アセチル−シクロヘキサノンまたは2−ベンゾイルシ
クロヘキサノン、
【0018】ベンゾイル−p−クロルベンゾイルメタ
ン、ビス(2−ヒドロキシベンゾイル)メタン、ベンゾ
イルアセチルメタン、トリベンゾイルメタン、ジアセチ
ルベンゾイルメタン、ステアロイルベンゾイルメタン、
パルミトイルベンゾイルメタン、ラウロイルベンゾイル
メタン、ジベンゾイルメタン、4−メトキシ−ベンゾイ
ルメタン、ビス(4−メトキシ−ベンゾイル)メタン、
ベンゾイルアセチルオクチルメタン、ベンゾイルアセチ
ルフェニルメタン、ステアロイル−4−メトキシベンゾ
イルメタン、ビス(4−tert−ブチルベンゾイル)
メタン、ベンゾイルトリフルオルアセチルメタン、ジア
セチルメタン、ブタノイルアセチルメタンまたはヘプタ
ノイルアセチルメタン、
【0019】あるいは、トリアセチルメタン、ジステア
ロイルメタン、ステアロイルアセチルメタン、パルミト
イルアセチルメタン、ラウロイルアセチルメタン、ベン
ゾイルホルミルメタン、アセチルホルミルメチルメタ
ン、ベンゾイルフェニルアセチルメタン、ビス(シクロ
ヘキサノイル)メタンまたはジピバロイルメタンなどで
ある。
【0020】当該β−ジケトン系化合物(d)の使用量
としては、塩化ビニル系樹脂の100重量部に対して、
0.001〜5重量部なる範囲内が、好ましくは、0.
005〜1重量部なる範囲内が適切である。
【0021】さらに、本発明の樹脂組成物には、ペンタ
エリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリメチロ
ールプロパン、ジトリメチロールプロパン、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、ソルビトール、マ
ンニトールまたはイノシトールなどをはじめ、ペンタエ
リスリトールとアジピン酸の如き、各種の二塩基酸類と
の部分エステル類、あるいはジペンタエリスリトールと
アジピン酸の如き、各種の二塩基酸類との部分エステル
類などをも添加配合することによって、主として、上述
したβ−ジケトン系化合物の効果を、一層、向上化せし
めることが出来る。
【0022】なお、前述した(a)成分と(b)成分と
の両成分と、前述した(c)との三者成分の、塩化ビニ
ル系樹脂への添加割合としては、(c)/[(a)+
(b)+(c)]なる重量比で以て、0.05〜0.8
なる範囲内であり、好ましくは、0.1〜0.6なる範
囲内である。
【0023】0.05未満の場合にも、0.8を超える
場合にも、概して、熱安定化の効果が不十分となり易い
からである。
【0024】かくして得られる、本発明の樹脂組成物に
は、さらに、有機ホスファイト系化合物および/または
エポキシ系化合物を添加配合せしめることが出来、かか
る諸化合物の併用によって、一層、すぐれた相乗効果を
発揮する。
【0025】かかる諸化合物のうち、まず、有機ホスフ
ァイト系化合物として特に代表的なもののみを例示する
にとどめれば、ジフェニルデシルホスファイト、トリフ
ェニルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスフ
ァイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、
ジフェニルオクチルホスファイト、トリブチルホスファ
イト、ジラウリルアシドホスファイト、ジフェニルアシ
ドホスファイト、ジブチルアシドホスファイト、トリス
(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホス
ファイト、
【0026】ジオクチルフェニルホスファイト、ジデシ
ルフェニルホスファイト、ジ−p−tert−ブチルフ
ェニルオクチルホスファイト、ビス(ネオペンチルグリ
コール)−1,4−シクロヘキサンジメチルホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスファイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2’−メ
チル−5’−tert−ブチル−4’−オキシフェニ
ル)ブタンジホスファイト、テトラ(C12〜C15混合ア
ルキル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルジホ
スファイト、トリス(4−オキシ−2,5−ジ−ter
t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(4−オキ
シ−3−エチルヘキシルジフェニル)ホスファイト、ト
リス(モノ−、ジ−ないしは混合ノニルフェニル)ホス
ファイト、
【0027】水素化−4,4’−イソプロピリデンジフ
ェノールポリホスファイト、ジフェニル・ビス[4,
4’−n−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5
−メチルフェノール)]チオジエタノールジホスファイ
ト、ビス(オクチルフェニル)・ビス[4,4’−n−
ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフ
ェノール)]−1,6−ヘキサンジオールジホスファイ
ト、フェニル4,4’−イソプロピリデンジフェノール
−ペンタエリスリトールジホスファイト、フェニルジイ
ソデシルホスファイト、テトラトリデシル−4,4’−
n−ブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチ
ルフェノール)ジホスファイトまたはトリス(2,4−
ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトなどであ
る。
【0028】そして、当該化合物の添加量としては、塩
化ビニル系樹脂(a)の100重量部に対して、0.0
1〜5重量部なる範囲内、好ましくは、0.1〜3重量
部なる範囲内が適切である。
【0029】また、前記したエポキシ系化合物として特
に代表的なもののみを例示するにとどめれば、エポキシ
化大豆油、エポキシ化あまに油、エポキシ化魚油、エポ
キシ化牛脂油、エポキシ化ひまし油、エポキシ化あまに
油ブチル、エポキシ化トール油脂肪酸エステル、エポキ
シ化ポリブタジエン、エポキシ化ステアリン酸メチル、
エポキシ化ステアリン酸エチル、エポキシ化ステアリン
酸ブチル、エポキシ化ステアリン酸−2−エチルヘキシ
ル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ジシクロ
ペンタジエンジエポキサイドまたは3,4−エポキシシ
クロヘキシル−6−メチルエポキシシクロヘキサンカル
ボキシレートなどである。
【0030】そして、当該化合物の添加量としては、塩
化ビニル系樹脂(a)の100重量部に対して、0.0
1〜10重量部なる範囲内、好ましくは、0.5〜5重
量部なる範囲内が適切である。
【0031】本発明の樹脂組成物には、また、脂肪族カ
ルボン酸カルシウム塩、芳香族カルボン酸カルシウム
塩、脂肪族カルボン酸バリウム塩または芳香族カルボン
酸バリウム塩などの化合物も、必要に応じて、用いられ
る。
【0032】本発明の樹脂組成物には、さらに必要に応
じて、フタル酸エステル類またはその他のエステル系可
塑剤;ポリエステル系可塑剤;燐酸エステル系可塑剤;
あるいは塩素系可塑剤をはじめとする種々の可塑剤類な
ども用いることが出来、これらは、用途に応じて、適
宜、選択される。
【0033】本発明の樹脂組成物に、酸化防止剤を添加
することは、当該樹脂組成物の酸化劣化の防止能を増大
させる処から、使用目的に応じて、適宜、かかる酸化防
止剤の使用は推奨される。
【0034】かかる酸化防止剤として特に代表的なもの
のみを例示するにとどめれば、フェノール系酸化防止剤
あるいは含硫黄系化合物などである。
【0035】本発明の樹脂組成物に、紫外線吸収剤を添
加するならば、光安定性を一層、向上させることが出来
るので、これまた、使用目的に応じて、適宜、かかる紫
外線吸収剤の使用は推奨される。
【0036】かかる紫外線吸収剤として特に代表的なも
ののみを例示するにとどめれば、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、サリシレート系または置換アクリ
ロニトリル系などをはじめ、ニッケルもしくはクロムの
如き各種の金属塩類;またはニッケルもしくはクロムの
如き各種の金属キレート類;あるいはトリアジン系また
はピペリジン系などである。
【0037】そのほかにも、本発明の樹脂組成物には、
必要に応じて、さらに、架橋剤、顔料、充填剤、発泡
剤、帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止剤、表面
処理剤、滑剤、難燃剤、蛍光剤、防黴剤、殺菌剤、金属
不活性(化)剤、光劣化剤、加工助剤または補助剤など
の各種の添加剤を用いることも出来る。
【0038】本発明において用いられる、前記した塩化
ビニル系樹脂として特に代表的なもののみを例示するに
とどめれば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体類、塩化ビニル−エ
チレン系共重合体類、塩化ビニル−プロピレン系共重合
体類、塩化ビニル−スチレン系共重合体類、塩化ビニル
−イソブチレン系共重合体類、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン系共重合体類、塩化ビニル−スチレン−無水マレイ
ン酸三元共重合体類、塩化ビニル−スチレン−アクリロ
ニトリル三元共重合体類、
【0039】塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル
三元共重合体類、塩化ビニル−ブタジエン系共重合体
類、塩化ビニル−イソプレン系共重合体類、塩化ビニル
−塩素化プロピレン系共重合体類、塩化ビニル−アクリ
ル酸エステル系共重合体類、塩化ビニル−マレイン酸エ
ステル系共重合体類、塩化ビニル−メタクリル酸エステ
ル系共重合体類または塩化ビニル−アクリロニトリル系
共重合体類の如き、各種の含ハロゲン合成樹脂類;
【0040】あるいは、上掲の含ハロゲン合成樹脂類
と;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンもしく
はポリ−3−メチルブテンの如き、各種のα−オレフィ
ン系重合体類またはエチレン−酢酸ビニル系共重合体類
もしくはエチレン−プロピレン系共重合体類の如き、ポ
リオレフィン類およびこれらの共重合体類;ポリスチレ
ンもしくはアクリル樹脂などをはじめ、スチレンと、無
水マレイン酸、ブタジエンもしくはアクリロニトリルの
如き、他の(スチレン以外の)単量体類との共重合体
類;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重
合体類、アクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン三
元共重合体類またはメタクリル酸エステル−ブタジエン
−スチレン三元共重合体類のようなハロゲン不含の共重
合体類とのブレンド品などである。
【0041】かくして得られる、本発明の樹脂組成物
は、履き物や電線などをはじめとする、各種のPVC押
し出し成形品を調製するために利用され得る。
【0042】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により、
一層、具体的に説明する。以下において、部および%は
特に断りの無い限り、すべて重量基準であるものとす
る。
【0043】実施例 1〜9ならびに比較例 1〜3 下記する如き処方に従った配合物を、165℃なる8イ
ンチロールで以て、5分間、混練せしめて、厚さが1.
2mmなるシートを取り出した。
【0044】次いで、それぞれのシートについて、プレ
ス耐熱性、体積固有抵抗値、発汗性ならびにブルーム
を、下掲するような方法で以て、評価判定を行った。そ
れらの結果は、まとめて、第2表に示す。
【0045】 平均重合度が1,300なる塩化ビニル系樹脂 100部 「エポサイザー W−2300」[大日本インキ 65〃 化学工業(株)製のポリエステル系可塑剤] 炭酸カルシウム 10〃 クレー 10〃 酸化チタン 5〃 第1表に示されるような供試添加剤 x〃
【0046】 プレス耐熱性 アルミ箔の上にシートを載せ、それにアルミ箔をかぶせ
た。次いで、これを予め200℃に加熱して置いた1m
m厚の金型に入れて、200℃のプレスを用いてプレス
耐熱性の試験を行った。
【0047】このプレス耐熱性試験は、10分毎に観察
した。そして、第2表に、10分後のシートの色と、シ
ートが黒化ないしは茶褐色化に到ったときの時間とを表
示した。
【0048】 体積固有抵抗値(VR) あらかじめ、170℃に加熱された金型に、このシート
を入れて、プレス加工により、厚さが1mmなるシート
を作製した。30℃で、このシートの体積固有抵抗値を
測定した。
【0049】 発汗性 シートの100重量部と、カーボンの0.5重量部と
を、165℃の8インチロールで以て、3分間、混練せ
しめて、厚さが1mmなるプレスシートを作製した。
【0050】次いで、このシートを、温度が70℃で、
かつ、湿度が95%なる条件下にある恒温恒湿機および
冷蔵庫に貯蔵せしめたのち、シートのベタツキを、次の
ような評価基準で以て、観察し評価した。 ○………ベタツキが、全く、無い。つまり、発汗が認め
られない ×………ベタツキが有る。つまり、発汗が認められる
【0051】 ブルーム性 発汗性の試験に用いられたプレスシートを、水道水の入
った容器に入れて蓋をした。
【0052】次いで、この容器を70℃の乾燥機に、4
8時間、放置したのちのシートについて、白化現象の有
無を観察した。 ○………白化して居ない、つまり、ブルームが無い ×………白化している、つまり、ブルームが有る
【0053】
【表1】
【0054】《第1表の脚注》 St−Zn………ステアリン酸亜鉛の略 La−Zn………ラウリン酸亜鉛の略 Ben−Zn……安息香酸亜鉛の略
【0055】
【表2】
【0056】《第2表の脚注》 DBL………二塩基性ステアリン酸鉛の略記 市販安定剤…市販のバリウム/亜鉛系安定剤 「10分後の色」ならびに「黒化・茶褐色化時間」を総
称して、「プレス耐熱性」のデーターとしている。
【0057】体積固有抵抗値は、いずれも、「×1
13」なる値である。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】実施例 10および11ならびに比較例
4 第1表に示される通りの処方に変更する以外は、実施例
1〜9ならびに比較例1〜3と同様にして、目的とする
樹脂組成物を得、そして、試験結果を得た。それらの結
果は、同様に、第1および2表に示す。
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】
【0063】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、200℃という
高温においても、着色しにくいものであることは勿論で
あり、加えて、本発明の樹脂組成物の成形加工品が発汗
することも無いし、さらに、本発明の樹脂組成物は、電
気絶縁性にも優れるし、かつ、無毒性極めて実用性の高
いものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/09 KGW 7167−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂に対して、酸化マグネ
    シウム、炭酸マグネシウムおよび水酸化マグネシウムよ
    りなる群から選ばれる、少なくとも1種の化合物(a)
    と、酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウム
    (b)と、有機酸亜鉛塩(c)と、β−ジケトン系化合
    物(d)とを配合せしめることを特徴とする、塩化ビニ
    ル系樹脂組成物。
JP5153892A 1992-03-10 1992-03-10 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH05247300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5153892A JPH05247300A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 塩化ビニル系樹脂組成物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748493A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Asahi Denka Kogyo Kk 塩化ビニル系樹脂組成物
WO2005047380A1 (de) * 2003-11-12 2005-05-26 Baerlocher Gmbh Stabilisatorzusammensetzung für halogenhaltige thermoplastische harzzusammensetzungen

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