JPH05247362A - 1,2,3−トリシアノベンゼンの製法、1,2,3−トリシアノベンゼンから得られるフタロシアニン、および顔料としてのその使用 - Google Patents

1,2,3−トリシアノベンゼンの製法、1,2,3−トリシアノベンゼンから得られるフタロシアニン、および顔料としてのその使用

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JPH05247362A
JPH05247362A JP4321376A JP32137692A JPH05247362A JP H05247362 A JPH05247362 A JP H05247362A JP 4321376 A JP4321376 A JP 4321376A JP 32137692 A JP32137692 A JP 32137692A JP H05247362 A JPH05247362 A JP H05247362A
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Gunther Beck
グンター・ベツク
Bernd Kaletta
ベルント・カレツタ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式I 〔R1、R2およびR3は互いに独立してFまたはCNを
示し、但し条件として少なくとも1個のFおよび少なく
とも1個のCN基が存在している〕の化合物とアルカリ
金属シアン化物との反応による1,2,3−トリシアノベ
ンゼンの製造方法。 【効果】 1,2,3−トリシアノベンゼン(I)が高収
率で得られる。1,2,3−トリシアノベンゼンは、テト
ラシアノナフタロシアニンの製造の出発原料として有
用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アルカリ金属シアン化物類との
反応によるフルオロベンゾニトリル類からの1,2,3−
トリシアノベンゼンの製造方法、1,2,3−トリシアノ
ベンゼンから得られるテトラシアノフタロシアニン類、
および着色された顔料としてのこれらのフタロシアニン
類の使用に関するものである。
【0002】1,2,3−トリシアノベンゼンおよびそれ
の種々の製造方法は知られている。ザ・ジャーナル・オ
ブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ(J. Chem. Soc.)、 Ch
em.Commun.、972(1976)に従うと、ジメチルス
ルホキシドまたはジメチルホルムアミド中での100℃
における1,3−ジシアノ−2−ニトロベンゼンとシア
ン化カリウムとの反応において、65−76%の2,6
−ジシアノフェノールおよび約10%の黒色の樹脂状物
質の他に約15%の1,2,3−トリシアノベンゼンを含
んでいる反応混合物が生成する。上記の文献はそれ以上
の実験データを全く含んでいない。
【0003】シアノアセチレンと〔2,2〕−パラシク
ロファンとの160℃における反応では、1,2,3−お
よび1,2,4−トリシアノベンゼンの1:4混合物が副
生物として15%の収率(シアノアセチレンを基にした
3%の1,2,3−トリシアノベンゼンの収率に相当す
る)で単離された、ヘミッシェ・ベリヒテ(Chem. Be
r.)、123(1990)、2015。
【0004】ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オーガニック
・ケミストリイ(J. Org. Chem.)、55(1990)に
従うと、1,2,3−トリシアノベンゼンを1,2,3−ベ
ンゼントリカルボン酸(例えば無水ナフタル酸の過マン
ガン酸カリウム減成により得られる)から3段階反応で
酸塩化物および酸アミドを介して理論値のちょうど約1
2%の合計収率で製造することもできる。
【0005】従って本発明の目的は特に、1,2,3−ト
リシアノベンゼンの簡単で且つ経済的な製造方法を提供
することである。
【0006】驚くべきことに、フルオロシアノベンゼン
類とアルカリ金属シアン化物との反応により1,2,3−
トリシアノベンゼンが良好な収率で得られることを見い
だした。
【0007】本発明は従って、式
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R1、R2およびR3は互いに独立
してFまたはCNを示し、但し条件として少なくとも1
個のFおよび少なくとも1個のCN基が存在している〕
の化合物とアルカリ金属シアン化物との反応による1,
2,3−トリシアノベンゼンの製造方法に関するもので
ある。
【0010】出発化合物(I)には、2,3−および2,
6−ジフルオロベンゾニトリル、1,2−ジシアノ−3
−フルオロベンゼンおよび1,3−ジシアノ−2−フル
オロベンゼンが包含される。好適な出発物質は2,6−
ジフルオロベンゾニトリルであり、それは工業的規模で
製造されている。
【0011】使用されるアルカリ金属シアン化物類は好
適にはナトリウムまたはカリウムのシアン化物類であ
る。
【0012】本発明に従う方法は好適には有機希釈剤中
で実施され、適切なそのような希釈剤は特に非プロトン
性の双極性有機溶媒、例えば脂肪族C1−C6-カルボン
酸類のN,N−ジ−C1−C4-アルキルアミド類、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノンおよびN−メチルカプロラ
クタム、脂肪族スルホキシド類、例えばジメチルスルホ
キシド、脂肪族スルホン類、例えばジメチルスルホンお
よびテトラメチレンスルホン、並びにテトラメチル尿
素、N,N′−ジメチル−1,3−イミダゾリジノ−2−
ンおよびヘキサメチル燐酸トリスアミド、である。N,
N−ジメチルホルムアミドおよびN−メチルピロリジノ
ンが特に好適である。
【0013】希釈剤の量は一般的には、1グラムの出発
物質(I)当たり1−100、好適には5−20、ml
の希釈剤が使用されるように、選択される。
【0014】正式には、1モルのジシアノフルオロベン
ゼンの完全な反応用には1モルのアルカリ金属シアン化
物が必要であり、そして1モルのジフルオロベンゾニト
リルの反応用には2モルのアルカリ金属シアン化物が必
要である。しかしながら、当量より少ないアルカリ金属
シアン化物を使用することまたは反応を早期に中断する
ことが有利であるかもしれず、その理由は未反応の出発
物質、特に2,6−ジフルオロベンゾニトリル、をそれ
らの比較的高い揮発性に基づいて特に容易に反応混合物
から分離することができるからである。原則的には、1
当量の弗化物当たり50−120、好適には50−10
0、特に50−99、モル%のアルカリ金属シアン化物
が使用されるであろう。
【0015】本発明に従う方法は−50℃〜+100
℃、好適には−20℃〜+60℃、特に好適には0℃〜
+30℃、の温度において実施することができ、穏やか
な条件により望ましくない生成物の生成が大部分避けら
れる。
【0016】反応は一般的には常圧において実施され
る。
【0017】本発明に従う方法は好適には、アルカリ金
属シアン化物を出発物質(I)の無水溶媒中溶液に水分
を除外しながら且つ撹拌しながら加えそしてその後に混
合物を10−100時間にわたり激しく撹拌することに
より、実施される。反応が終了した(または早期に中断
された)時に、反応混合物を次に過剰量の(例えば2−
10容量倍の)氷水に加える。反応混合物を水中に撹拌
しながら加える前に溶媒の全部または一部をストリッピ
ングすることもでき、最初に存在していた未反応のアル
カリ金属シアン化物の残存量は濾過により除去される。
水と共に撹拌して沈澱した1,2,3−トリシアノベンゼ
ンを濾過により単離し、そして適宜その後に例えば真空
昇華および/または再結晶化により精製する。
【0018】さらに、1,2,3−トリシアノベンゼンが
新規なテトラシアノナフタロシアニン類およびそれらの
金属錯体類の製造用の出発物質として非常に適している
ことも見いだされた。
【0019】本発明は従って、式
【0020】
【化4】
【0021】〔式中、ニトリル基は各場合とも2個の可
能なo−位置の1個中にあり(「o−位置」はフタロシ
アニンII中の1−、4−、8−、11−、15−、18
−、22−および25−位置を意味すると理解すべきで
ある)、そしてMは2個の水素原子、マグネシウム、カ
ルシウム、銅、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、錫、バ
ナジウム−オキシ、チタン−オキシ、クロム−オキシま
たはマンガンを示す〕の化合物にも関するものである。
【0022】フタロシアニン(II)は、例えばK.ヴェ
ンカタラマン(Venkataraman)、「合成染料の化学(The C
hemistry of Synthetic Dyes)」、II巻、アカデミック
・プレス・インコーポレーテッド、ニューヨーク、19
52、1118−1142頁、またはN.M.ビゲロウ(B
igelow)およびM.A.パーキンス(Perkins)、ラブス(Lub
s)(編集者)、「合成染料および顔料の化学(The Chemi
stry of Synthetic Dyes and Pigments)」、レインホー
ルド・パブリッシング・コーポレーション、ニューヨー
ク、1955、577−606頁、並びにそれらに引用
されている文献中に記されている如き既知の方法と同様
な方法により製造することができる。式(II)の金属錯
体類はこのようにして、例えば1)適宜塩基の存在下で
の1,2,3−トリシアノベンゼンと金属類または金属塩
類との直接的反応により、2)金属を含まないフタロシ
アニン類(II)に対する金属類の付加により、そして
3)適当な条件下での他の金属フタロシアニン(II)と
の金属交換により、製造することができる。金属を含ま
ないフタロシアニン(II)は、1)塩基の存在下での
1,2,3−トリシアノベンゼンの直接的四量化により、
および2)対応する金属フタロシアニン(II)からの中
心原子の除去により、得られる。製造は必ずしもそうで
なくてもよいが、不活性有機溶媒中で実施することもで
きる。
【0023】金属錯体類の製造用に適している金属塩類
には例えば、塩化、臭化、酢酸、酸化および水酸化マグ
ネシウム;塩化および酢酸カルシウム;塩化、臭化およ
びシアン化銅(I);塩化、酢酸および硝酸銅(II);
塩化鉄(II)、塩化および鉄(III);塩化、臭化およ
び酢酸コバルト;塩化、臭化、酢酸および酸化ニッケ
ル;塩化および酢酸亜鉛;塩化および酢酸錫;塩化バナ
ジウム(III)および−(IV);オキシ塩化バナジウム
(V);塩化チタン(III)および−(IV);塩化、弗
化および酸化クロム(III)、並びに塩化および酢酸マ
ンガン(II)が包含される。
【0024】それらは原則的には、1モルの金属を含ま
ないフタロシアニン(II)当たり0.5−10、好適に
は1−2、モルの量で使用される。
【0025】金属を含まないおよび金属を含有している
フタロシアニン(II)の製造用に適している塩基類に
は、例えば、ターシャリーアミン類、例えば1,4−ジ
アゾビシクロ〔2.2.2〕オクタン、1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕−ウンデセ−7−ン、1,5−ジア
ザビシクロ〔4.3.0〕−ノネ−5−ン、1価のC1
12‐アルコール類、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール、ブタノール、ペンタノールなど、ま
たは2価のC2−C12‐アルコール類、例えばエチレン
グリコールなど、のナトリウム、カリウムおよびリチウ
ムアルコレート類が包含される。
【0026】フタロシアニン(II)の製造用に適してい
る有機溶媒は、例えば、上記のアルコール類自身、非プ
ロトン性の双極性有機溶媒、例えば脂肪族C1−C6-カ
ルボン酸類のN,N−ジ−C1−C4-アルキルアミド類、
例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノンおよびN−メチ
ルカプロラクタム、脂肪族スルホキシド類、例えばジメ
チルスルホキシド、脂肪族スルホン類、例えばジメチル
スルホンおよびテトラメチレンスルホン、並びにテトラ
メチル尿素、N,N′−ジメチル−1,3−イミダゾリジ
ノ−2−ンおよびヘキサメチル燐酸トリスアミド、であ
る。
【0027】それらは一般的には、出発成分類の合計を
基にして、1−50、好適には5−20、重量%の量で
使用される。
【0028】製造は100−300、好適には120−
200、℃の温度において実施することができる。薄層
クロマトグラフィー中でもはや抽出物が検出できなくな
った時に、反応は終了している。
【0029】本発明に従うテトラシアノフタロシアニン
類(II)は、非常に堅牢性の顔料着色系、例えば他の物
質との混合物、調合物、塗料、印刷インキ、着色紙およ
び着色高分子物質、の製造用に使用することができる。
他の物質との混合物とは、例えば、二酸化チタン(ルチ
ル)の如き無機白色顔料とのものを意味すると理解でき
る。調合物は、例えば、無機液体および適宜防腐剤を含
むフラッシュペーストである。塗料という語は、例え
ば、物理的または酸化的乾燥コーテイング、ストービン
グエナメル、反応性コーテイング、二成分コーテイン
グ、耐気候性コーテイング用の乳化塗料、およびジステ
ンパーを表している。印刷インキとは、紙、織物および
錫印刷用のものを意味すると理解すべきである。本発明
に従うフタロシアニン(II)は特に高分子量有機物質の
顔料着色用に適している。
【0030】高分子量物質は例えばゴムのように天然源
であることもでき、例えばアセチルセルロース、セルロ
ースブチレートもしくはビスコースのように化学的改質
により得ることもでき、または例えば重合体、重付加生
成物および重縮合物のように合成的に製造することもで
きる。挙げられる物質は、熱可塑性重合体、例えばポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピオン酸ビニ
ル、高分子量ポリアミド類、アクリル酸エステル類およ
び/またはメタクリル酸エステル類、アクリルアミド、
ブタジエンおよびスチレンの重合体類および共重合体
類、並びにポリウレタン類およびポリカーボネート類で
ある。本発明に従うフタロシアニン(II)で顔料着色さ
れる物質は所望する形状であることができる。
【0031】それらの高い透明性および気候に対する堅
牢性のために、本発明に従うフタロシアニン(II)は自
動車塗料中での使用に、特に金属コーテイング用に、特
に適している。それらはまたレーザー染料として使用す
ることもできる。
【0032】本発明に従うフタロシアニン(II)は、水
に対する優れた堅牢性、油に対する堅牢性、酸に対する
堅牢性、アルカリに対する堅牢性、溶媒に対する堅牢
性、重複塗装に対する堅牢性、重複噴霧に対する堅牢
性、昇華に対する堅牢性、耐熱性および耐加硫性を有し
ており、非常に高い着色強度を有しており、プラスチッ
ク組成物中で容易に加工することができ、そして特に気
候、光および泳動に対する優れた堅牢性を有している。
【0033】最後に、本発明はさらに着色顔料としての
フタロシアニン(II)の使用にも関するものである。
【0034】
【実施例】下記の実施例の百分率データは重量に関する
ものであり、部数は重量部である。
【0035】実施例1 1,2,3−トリシアノベンゼンの製造 79.4g(1.62モル)のシアン化ナトリウムを15
0g(1.08モル)の2,6−ジフルオロベンゾニトリ
ルの1500mlの乾燥ジメチルホルムアミド中溶液に
室温において撹拌しながら且つ水分を除去しながら加え
た。反応混合物を室温において24時間にわたり激しく
撹拌した。
【0036】それを次に7.5リットルの氷水を撹拌し
ながら加えた。生成した沈澱を次に濾別し、水で洗浄
し、そして乾燥して一定重量とした。粗製生成物(10
8.5g)を次に約0.1ミリバール下で200℃の浴温
までにおいて昇華させた。収量:100.5gの1,2,
3−トリシアノベンゼン、当量以下で使用されたシアン
化ナトリウムを基にして理論値の81.1%に相当して
いた。融点:177−178℃(トルエンまたは1,2
−ジクロロエタンから)。
【0037】IR(KBr):3097、3078、3
072、2241、1580、1459、1243、8
28、738〔cm-1〕。
【0038】実施例2 テトラシアノフタロシアニンの製造 15.3部の1,2,3−トリシアノベンゼンを150部
のアミルアルコール中に溶解させた。9部のナトリウム
メチレートのメタノール中30%強度溶液を次に加え、
そして混合物を還流下で15時間加熱した。生成した二
ナトリウム塩を冷時に吸引濾別し、そして100部のジ
メチルホルムアミド中に加え、そして20部の酢酸を加
えた。混合物を次に室温で1時間撹拌し、顔料を吸引濾
別し、メタノールで洗浄し、そして乾燥容器中で50℃
において乾燥した。12.8gの軽油色に着色された(pe
trol-coloured)テトラシアノフタロシアニンが得られ
た。
【0039】実施例3 Cuテトラシアノフタロシアニンの製造 18部の1,2,3−トリシアノベンゼン、6部の酢酸銅
(II)一水塩および500部のN−メチルピロリドンを
100℃において1時間撹拌し、次に混合物を還流下で
15時間加熱した。生成物を冷時に吸引濾別し、メタノ
ールで洗浄し、そして乾燥容器中で50℃において乾燥
した。16.2gの青色の銅テトラシアノフタロシアニ
ンが得られた。考えられる構造の1種は
【0040】
【化5】
【0041】であった。
【0042】実施例4−7 他の金属−テトラシアノフタロシアニン類の製造 対応する金属酢酸塩類または金属塩化物類を使用して、
表中に挙げられているMに関する意味およびそれに伴う
色調を有する対応する金属錯体類(II)が実施例3に記
されている方法により得られた。
【0043】 使用1 顔料着色されたストービングエナメル塗装 8gの実施例2に従う微細に粉砕された粉末を92gの
下記の組成:33%のアルキッド樹脂、15%のメラミ
ン/ホルムアルデヒド樹脂、5%のグリコールモノメチ
ルエーテル、34%のキシレン、13%のブタノールを
有するストービングエナメル中に分散させた。
【0044】合成および植物性脂肪酸類を基にした生成
物、例えばやし油、ヒマシ油、脱水されたヒマシ油、ア
マニ油など、が適当なアルキッド樹脂であった。尿素/
ホルムアルデヒド樹脂をメラミン/ホルムアルデヒド樹
脂の代わりに使用することもできた。
【0045】分散が生じた後に、顔料着色されたエナメ
ルを紙、ガラス、プラスチックまたは金属のフィルムに
適用し、そして130℃においてストービングした。エ
ナメル塗装は光および気候に対する非常に良好な堅牢性
並びに重複塗装に対する良好な堅牢性を有していた。
【0046】使用2 顔料着色された熱プラスチックス 0.2gの実施例2に従う顔料を100gのポリエチレ
ン顆粒、ポリプロピレン顆粒またはポリスチレン顆粒と
混合した。混合物を射出成型機中で220−280℃に
おいて直接射出成型することもでき、または押し出し機
中で着色棒に加工することもしくは混合ロール上で着色
皮に加工することもできた。適宜、棒または皮を顆粒状
にし、そして射出成型機中で射出成型した。
【0047】青緑色の成型品は光および泳動に対する非
常に良好な堅牢性を有していた。カプロラクタムまたは
アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンまたはポリエ
チレンテレフタレートの合成ポリアミド類も同様な方法
で280−300℃において、適宜窒素雰囲気下で、着
色できた。
【0048】使用3 顔料着色された印刷インキ 35gの実施例2に従う顔料および65gのアマニ油を
粉砕しそして1gの乾燥剤(ナフテン酸Co、試験ベン
ジン中50%強度)を添加することにより製造された印
刷インキを用いて、高い明度および良好な色深度並びに
光およびコーテイングに対する非常に良好な堅牢性を有
する青緑色のオフセット印刷が得られた。文字印刷、写
真凸版印刷、石版印刷または鋼彫刻印刷におけるこの印
刷インキの使用でも、同様な堅牢性を有する青緑色の印
刷を与えた。顔料を錫印刷またはグラビア印刷または低
粘度印刷インキ中での着色用に使用した場合には、同様
な堅牢性を有する青緑色の印刷が得られた。
【0049】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0050】1.式
【0051】
【化6】
【0052】〔式中、R1、R2およびR3は互いに独立
してFまたはCNを示し、但し条件として少なくとも1
個のFおよび少なくとも1個のCN基が存在している〕
の化合物とアルカリ金属シアン化物との反応による1,
2,3−トリシアノベンゼンの製造方法。
【0053】2.式
【0054】
【化7】
【0055】〔式中、ニトリル基は各場合とも2個の可
能なo−位置の1個中にあり、そしてMは2個の水素原
子、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、コバルト、ニ
ッケル、亜鉛、錫、バナジウム−オキシ、チタン−オキ
シ、クロム−オキシまたはマグネシウム−オキシを示
す〕の化合物。
【0056】3.適宜上記2のMで挙げられている系か
らの金属類または金属塩類、酸化物類もしくは水酸化物
類の存在下における、1,2,3−トリシアノベンゼンの
四量体化による、上記2の化合物IIの製造方法。
【0057】4.着色顔料としての、上記2の化合物II
の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 11/02 PTF 7415−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 R1、R2およびR3は互いに独立してFまたはCNを示
    し、但し条件として少なくとも1個のFおよび少なくと
    も1個のCN基が存在している〕の化合物とアルカリ金
    属シアン化物との反応による1,2,3−トリシアノベン
    ゼンの製造方法。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 〔式中、 ニトリル基は各場合とも2つの可能なo−位置の1つに
    あり、そしてMは2個の水素原子、マグネシウム、カル
    シウム、銅、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、錫、バナ
    ジウム−オキシ、チタン−オキシ、クロム−オキシまた
    はマンガン−オキシを示す〕の化合物。
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