JPH05247776A - アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法 - Google Patents

アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法

Info

Publication number
JPH05247776A
JPH05247776A JP4051523A JP5152392A JPH05247776A JP H05247776 A JPH05247776 A JP H05247776A JP 4051523 A JP4051523 A JP 4051523A JP 5152392 A JP5152392 A JP 5152392A JP H05247776 A JPH05247776 A JP H05247776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
twisted
yarn
woven
filament yarn
twist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4051523A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Matsumoto
紘明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP4051523A priority Critical patent/JPH05247776A/ja
Publication of JPH05247776A publication Critical patent/JPH05247776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法におい
て、上記アクリル長繊維の引掛強度が4グラム/デニー
ル以上、引掛伸度が20%以上、引掛強度と引掛伸度の
積が100以上の高物性アクリル長繊維に撚係数が80
00〜22000の撚を施し、織編することを特徴とす
るアクリル長繊維の撚糸織編物の製造法。 【効果】 従来のアクリル長繊維を用いた撚糸織編物の
製造法と比較して、シャリ感、ドレープ性などが優れ
た、耐摩耗性の良好なもので、染色堅牢度、発色性が従
来のものと同様の良好なものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐摩耗性の優れた高物性
アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクリル繊維の風合は硬く、撚糸
にして夏物用途等のシャリ感のある用途に使用され、撚
数が比較的少なくてもシャリ感や清涼感に富んだ素材に
適していた。一方、本発明に使用される引掛強度≧4グ
ラム/デニール、引掛伸度≧20%、及び引掛強度×引
掛伸度≧100を満足する高物性アクリル長繊維は従来
のアクリル長繊維に比し、ソフト風合の為、従来の撚数
ではシャリ感をもたせることが出来なかった。尚、従来
のアクリル長繊維の撚糸織編物は耐摩耗性に問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高物
性アクリル長繊維を使い、シャリ感や清涼感に富んだ撚
糸織編物で且つ、耐摩耗性に優れた製品を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、引掛強
度≧4グラム/デニール、引掛伸度≧20%、引掛強度
×引掛伸度≧100の高物性アクリル長繊維に撚係数が
8000〜22000の撚を施し、織編することを特徴
とするアクリル長繊維の撚糸織編物の製造法、である。
以下、本発明を詳しく説明する。
【0005】本発明に使用される高物性アクリル長繊維
は、例えば以下の様に製造される。アクリル重合体とし
ては,ポリアクリロニトリル、又はアクリロニトリルと
共重合可能な1種又はそれ以上のビニル又はアリル化合
物との共重合体で、アクリロニトリルを少なくとも85
重量%以上ふくんだアクリロニトリル系重合体を溶剤で
ある硝酸水溶液に溶解して紡糸原液を作製する。
【0006】この紡糸原液を紡糸口金よりいったん空気
中へ吐出した後、流管式凝固浴にて緊張下に凝固を行
い、300m/min以上で引き取り、次いで水洗、延
伸を行った後、弛緩状態で乾燥して巻き取る方法があげ
られる。ここで延伸の倍率としては、好ましくは3倍以
上で、また、乾燥の温度としては100℃以上が好まし
い。
【0007】また、本発明で使用される高物性アクリル
長繊維のデニールは特に制限されることはないが、単糸
(単繊維)の太さは0.5〜5デニールのものが好まし
い。これは0.5デニール以下では強力が小さい為加工
段階で単糸切れが生じやすく又、5デニール以上では織
物の風合が硬くなる、この様な高物性アクリル長繊維の
製造工程概略図を図1に示す。
【0008】一般に柔軟性を有している繊維でも撚を掛
けられると、(1)糸に剛性が増し、比較的低い力によ
ってもフィブリル化し易い傾向にある。また、(2)撚
数が増すに従って、繊維軸に平行に働いていた抗張力が
次第に繊維軸に直角な方向に働く剪断力になり、フィブ
リル化をおこし易くなる。この2点が撚糸(特に、強撚
糸)は加工工程中にフィブリル化し易くなる理由であ
る。これに関し、繊維の耐摩耗性(耐フィブリル化)が
引掛強度と引掛伸度との積と相関性があることについて
繊維物理学(繊維学会編)の第322頁に報告されてい
る。
【0009】次に用途に応じ撚掛けされた糸は集束性を
増し、糸の取扱いを容易にしている反面、撚数がある域
を越えると撚り切れという現象を引き起こしている。こ
の撚り切れのおこる限界撚数をここでは耐撚数と名ずけ
る。本発明に使用される高物性アクリル長繊維は従来の
アクリル長繊維に比べ格段に耐摩耗性に優れている。従
って、高物性アクリル長繊維の耐撚数は高く、従来のア
クリル長繊維より数倍高くなることが測定結果より判明
している(表1)。
【0010】更に、耐撚数は糸の太さ(デニール)と相
関がある。図2に示すように糸表面からみたときの繊維
と糸軸とである角度(撚角度)θはtanθ=2πaT
(a:糸の半径、T:撚数)の関係にあることは繊維の
撚掛理論として公知である。従って、耐撚数だけ撚掛け
られたときの撚角度θ0 はtanθ0 =2πaTで表さ
れ、一方、同一素材においてはa=cD1/2 (D:デニ
ール、c:定数)が成り立ち、上記二つの式よりT=α
/D1/2 (但しα=(tanθ0 )/2πc)が導か
れ、このαが撚係数である。この様に撚係数は糸のデニ
ールに拘らず撚角度を表す指標である。
【0011】本発明に使用される高物性アクリル長繊維
は耐撚数近くまで撚を施すことが可能であるが、適当な
シャリ感を持たせるのに撚係数は8000以上2200
0以下である。本発明で使用される高物性アクリル長繊
維は双糸加工した際の上撚数(ここでは単糸撚数を下撚
数と称し、双糸撚数を上撚数と称する)を下撚数の1.
7倍以下(つまり上下比<1.7)にすれば、単糸では
得られないドレープ性を織編物に付与することが出来
る。通常、糸に撚加工すると収束性が付与されるが棒状
になり光沢低下をきすので、双糸にして逆方向に撚加工
することで糸にドレープ性を加えることができる。この
際に上下比は0.3〜1.5がさらに好ましい。
【0012】加工工程に関しては、撚糸機は単糸におい
ては、リング撚糸機、ダブルツイスター、イタリー撚糸
機で加工が可能であり、又、双糸においてはリング式合
撚機、複合撚糸機、そしてダブルツイスターで加工が可
能である。織編する方法は通常のアクリル長繊維に使わ
れている方法でよく、織編機は特に限定されない。横編
み機での柄はシングルニット組織からダブルニット組織
迄が可能である。染色方法が糸染めであれば通常の綛染
め、チーズ染め等、反染めであればパッドバッチ、液流
染色、ウインス染色、パドル染色が可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。尚、実施例中に示される耐撚数、引掛強伸度、
耐摩耗性、シャリ感、ドレープ性の測定、評価法は以下
の通りである。 耐撚数:JIS−L−1013 引掛強伸度:ショッパ型引張試験機を用い、試料長は
500mm、引張速度は500mm/minで行った。
【0014】耐摩耗性:JIS−L−1096 マー
チングデール摩耗特性(試料を2万回摩耗し、その摩耗
程度を5段階表示し、原布と同等であれば5級とす
る)。 シャリ感:熟練者5名による官能テストを行い、かな
りシャリ感のあるものを◎、ややシャリ感のあるものを
○、ややシャリ感に欠けるものを△として表示する。
【0015】ドレープ性:直径10インチの試料を直
径5インチのドレープテスターの試料台に中心を合わせ
る様に載せる。そのとき試料の端がたれるが、試料の垂
直方向の投影面積を投光下より求め、もとの試料面積と
の差の割合を算出し最も大きいものを5としドレープ性
を5段階で表示する。
【0016】
【実施例1,2及び比較例3】高物性アクリル長繊維の
引掛強度が4.8グラム/デニール、引掛伸度が31.
5%、(旭化成工業(株)製 商標ピューメックス)の
75デニール/60フィラメントを下撚数としてS方向
に2300T/M撚ったものに、上撚としてZ方向にそ
れぞれ1700T/M、3500T/M、(実施例1、
2)600T/M(比較例3)撚った糸を製造した。こ
の糸を経及び緯糸に使い、絡み織によって絽を製織し
た。更にこれを精練した後、ビーム染色機で染色し、そ
の後仕上げ加工を施し、テンター乾燥して試料とした。
物性測定結果を表2に示す。
【0017】
【実施例3及び比較例4】高物性アクリル長繊維(ピュ
−メックス)の引掛強度が4.8グラム/デニール、引
掛伸度が31.5%の75デニール/60フィラメント
を下撚数としてS方向に2500T/M、上撚としてZ
方向に1900T/M撚った糸(実施例3)及び、下撚
数としてS方向に2800T/M、上撚としてZ方向に
2100T/M撚った糸(比較例4)を経及び緯糸に使
い、絡み織によって絽を製織した。更にこれを精練した
後、ビーム染色機で染色し、その後仕上げ加工を施し、
テンター乾燥して試料とした。物性測定結果を表2に示
す。
【0018】
【実施例4】高物性アクリル長繊維(ピュ−メックス)
の引掛強度が4.8グラム/デニール、引掛伸度が3
1.5%、の75デニール/60フィラメントを下撚数
としてS方向に2300T/M撚ったものに、上撚とし
てZ方向に1700T/M撚った糸を22ゲージの丸編
機で天竺組織の編地を製編した。更にこれを精練した
後、パドル染色機で染色、仕上げ加工を施し、熱風乾燥
機で乾燥して試料とした。物性測定結果を表2に示す。
【0019】
【比較例1及び2】従来のアクリル長繊維の引掛強度が
3.6グラム/デニール、引掛伸度が9.5%(旭化成
工業(株)製 商標ピューロン)の75デニール/38
フィラメント(比較例1)及び高物性アクリル長繊維
(ピューメックス)の引掛強度が4.8グラム/デニー
ル、引掛伸度が31.5%の75デニール/60フィラ
メント(比較例2)を下撚数としてS方向に800T/
M撚ったものに上撚としてZ方向に600T/M撚った
糸を経及び緯糸に使い、絡み織によって絽を製織した。
更にこれを精練した後、ビーム染色機で染色し、その後
仕上げ加工を施し、テンター乾燥して試料とした。物性
測定結果を表2に示す。
【0020】これらの結果は表1、表2から明らかのよ
うに本発明に使用されているフィブリル化のしにくい高
物性アクリル長繊維は強撚が可能であり、撚糸による織
編物の要求性能を満足するものが得られ、且つ、従来の
アクリル長繊維では得られなかった耐摩耗性の良好な製
品が得られることが判明した。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】本発明の製造法によって得られる高物性
アクリル長繊維の撚糸織編物は、シャリ感ドレープ性等
の優れたものであって、従来のアクリル長繊維を用いた
ものでは得られなかった耐摩耗性の良好なものが得られ
る。又、得られた撚糸織編物はアクリルの特徴である染
色堅牢度、発色性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高物性アクリル長繊維の製造工程の概略フロー
チャート図
【図2】糸表面における撚角度を模式的に示す糸の斜視
説明図
【符号の説明】
1 糸 2 糸表面の単繊維の軸線方向を表わす螺線 3 糸に平行な鉛直線 θ 撚角度 a 糸半径 T 撚数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引掛強度≧4グラム/デニール、引掛伸
    度≧20%、引掛強度×引掛伸度≧100の高物性アク
    リル長繊維に撚係数が8000〜22000の撚を施
    し、織編することを特徴とするアクリル長繊維の撚糸織
    編物の製造法。
JP4051523A 1992-03-10 1992-03-10 アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法 Pending JPH05247776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4051523A JPH05247776A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4051523A JPH05247776A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05247776A true JPH05247776A (ja) 1993-09-24

Family

ID=12889376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4051523A Pending JPH05247776A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05247776A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3143638B2 (ja) 仮撚加工糸
GB2222838A (en) Composite polyester yarn for woven or knitted fabric
JPH0433887B2 (ja)
JP3656311B2 (ja) 抗ピル性極細アクリル系繊維及びその製造方法
CN114808209B (zh) 一种绢丝机可洗处理工艺
JPH05247776A (ja) アクリル長繊維の撚糸織編物の製造法
JP4123646B2 (ja) ポリエステル繊維糸条および布帛
JP2003027344A (ja) コアスパンヤーン
JP7259200B2 (ja) ポリエステル仮撚糸
JP2000136440A (ja) 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維および製造方法
JP2001248014A (ja) 異型断面再生セルロース繊維
JPH05295615A (ja) 抗ピリング性アクリル系繊維及びその製造法
JP2007023417A (ja) 嵩高吸湿弾性糸及びその製造方法
JP4217517B2 (ja) 織編物
JPH05239737A (ja) アクリル長繊維の交織物
JP2000248430A (ja) 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維および製造方法
JPS5812372B2 (ja) トリロ−バルポリエステルカリヨリカコウシノ セイゾウホウ
JP3515508B2 (ja) ポリエステル撚糸を含む濃淡織編物
JP3581003B2 (ja) ポリエステルマルチフィラメント異収縮混繊糸
JPH022979B2 (ja)
JPH08246289A (ja) 高強力織物
JP2003020519A (ja) ポリエステル太細糸およびその製造方法
JP2002249936A (ja) 仮撚加工糸
JP2001123336A (ja) 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維および製造方法
JPH09111564A (ja) ポリエステル混繊糸

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001003