JP3143638B2 - 仮撚加工糸 - Google Patents

仮撚加工糸

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JP3143638B2 JP09514913A JP51491397A JP3143638B2 JP 3143638 B2 JP3143638 B2 JP 3143638B2 JP 09514913 A JP09514913 A JP 09514913A JP 51491397 A JP51491397 A JP 51491397A JP 3143638 B2 JP3143638 B2 JP 3143638B2
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旭化成工業株式会社
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    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、嵩高性のある有効溶媒紡糸セルロース繊維
マルチフィラメント糸からなる仮撚加工糸に関するもの
である。 更に詳しくは、本発明は、耐久性、復元性に優れた嵩
高性及び染色、洗濯等の湿潤下におけるクリンプの形態
保持性に富み、繊維産業上及び服飾産業上極めて有用で
ある、嵩高性のある有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチ
フィラメント糸からなる仮撚加工糸に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
セルロース繊維からなる仮撚加工糸は、特開平2−41
423号公報及び特開平2−41428号公報や特開平6−3067
33号公報に開示されている。 特に、特開平2−41423号公報及び特開平2−41428号
公報は、ビスコースレーヨン糸を用いた仮撚加工糸及び
その製造方法を開示している。記載されているこれらの
仮撚加工糸は嵩高性には優れているが、この仮撚加工糸
から作られた布帛に染色等の湿潤処理を施したり、染色
後の布帛製品を洗濯したりすると、布帛又は布帛製品に
予め付与されていたクリンプが消失し、それによりそれ
らの嵩高性も消失してしまう等の問題があった。 即ち、従来の仮撚加工糸からなる布帛はクリンプの形
態保持性が悪く、仮撚加工糸の特性を十分に最終布帛製
品の特長として生かすことが困難であった。
【0003】 このような問題を解決するための一つの手段として、
セルロース繊維をポリエステル等の合成繊維と混繊する
こと等により仮撚加工糸を製造し、クリンプの形態保持
性を維持する技術が知られている。 しかしながら、セルロース繊維を合成繊維と混繊した
仮撚加工糸から作られた布帛はセルロース繊維特有の表
面の間隔、即ち合成繊維にあるがちなワキシー感(蝋の
ような感触)のないセルロース繊維のドライブな感触が
損なわれたり、シルクのような落ち着いた優雅な光沢や
ドレープ性が損なわれるという問題がある。
【0004】 前述の特開平6−306733号公報には、易フィブリル化
繊維の一例として、複合加工糸である有機溶媒紡糸セル
ロース繊維マルチフィラメント糸が挙げられ、該マルチ
フィラメントのフィード率(仮撚加工時の給糸の送り込
みの速度)を高くして仮撚することが開示されている。 これは、有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸を仮撚加工して糸からフィブリルを発生させるこ
とにより、布帛にヌメリ感(上述の蝋のような触感にべ
たつき感が少々加味された感触)を与えるという布帛の
風合い改善加工に関する技術である。 しかし、有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸をフィード率を高くした状態で仮撚加工しても、
本発明が目的とするような嵩高性や湿潤状態下でのクリ
ンプの形態保持性は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、優れた嵩高性による膨らみ感を有
し、染色加工や洗濯等の湿潤状態下でもクリンプの形態
保持性に優れ、かつセルロース繊維特有の表面の感触や
優雅な光沢を有する有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチ
フィラメント糸からなる仮撚加工糸を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、嵩高性及び染色、洗濯等の湿潤状態で
の形態保持性を糸に付与すべく鋭意検討を重ねた結果、
セルロース繊維である有機溶媒紡糸セルロース繊維の水
膨潤度をコントロールし、特定のクリンプ形状を有する
ように該有機溶媒紡糸セルロース繊維を仮撚すると、セ
ルロース繊維特有の性質を維持したまま優れた嵩高性を
有し、且つ湿潤状態下においてもクリンプの形態保持性
に優れた仮撚加工糸が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】 即ち、本発明は; 捲縮伸長率(%)をCEで、捲縮数をNで表すとき、
CE/Nで定義されるクリンプ形状係数が0.02〜0.20であ
り、かつ捲縮伸長率が0.7〜7%でる水膨潤度70%以下
の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸か
らなる仮撚加工糸点にも特徴を有する。また、 クリンプ形状係数が0.05〜0.12である点にも特徴を
有する。また、 捲縮伸長率が1.0〜5.0である点にも特徴を有する。
また、 水膨潤度が40〜70%である点にも特徴を有する。ま
た、 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸
をフィード率1〜2%で給糸し、仮撚数を式(I); (式中、Dは供給糸のトータルデニールである)に設定
して仮撚加工することにより得る仮撚加工糸を提供す
る。
【0008】 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明は、基本的に、捲縮伸長率(%)をCEで、捲縮
数をNで表すとき、CE/Nで定義されるクリンプ形状係数
が0.02〜0.20であり、かつ捲縮伸長率が0.7〜7%であ
って水膨潤度70%以下の有機溶媒紡糸セルロース繊維マ
ルチフィラメント糸からなる仮撚加工糸である。 本発明の仮撚加工糸は、有機溶媒紡糸セルロース繊維
マルチフィラメント糸からなる。 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸と
は、有機溶媒紡糸方法によって得られるセルロース繊維
を意味する。例えば、特開昭60−28848号公報に記載さ
れているように、有機溶媒に溶解されたセルロースと、
水等のセルロースに対する非溶媒とを含む溶液を空気又
は非沈澱性媒体中に紡糸し、紡糸口金から出てくる繊維
形成溶液を、送り出し速度より大きい速度で引っ張って
3倍以上の倍率で糸を延伸し、次いで非溶媒で処理する
ことによって、有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィ
ラメント糸が得られる。
【0009】 セルロースを溶解する有機溶媒は、アミンオキシド類
又はその他の溶媒等の公知のものであっても良い。 有機溶媒として使用するアミンオキシド類としては、
例えば特開昭60−28848号公報に開示されているよう
に、トリメチルアミンN−オキシド、トリエチルアミン
N−オキシド、トリプロピルアミンN−オキシド、モノ
メチルジエチルアミンN−オキシド、ジメチルモノエチ
ルアミンN−オキシド、モノメチルジプロピルアミンN
−オキシド、N−ジメチルシクロヘキシルアミンN−オ
キシド、N−ジエチルシクロヘキシルアミンN−オキシ
ド、N−ジプロピルシクロヘキシルアミンN−オキシド
等の第三級アミンN−オキシド;ピリジンN−オキシ
ド;N−メチルモルホリンN−オキシド等の環状N−メチ
ルアミン−N−オキシド等が挙げられる。特に、N−メ
チルモルホリンN−オキシドの使用が好ましい。
【0010】 本発明の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸からなる仮撚加工糸の水膨潤度は70%以下であ
る。 水膨潤度が70%を越えると、染色、洗濯等の湿潤状態
下におけるクリンプの形態保持性が劣り好ましくない。 水膨潤度は、好ましくは40〜70%、より好ましくは50
〜65%である。
【0011】 本発明の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸からなる仮撚加工糸は、本発明の目的を損なわな
い範囲で有機溶媒紡糸セルロース繊維以外の繊維が混繊
されていることは差し支えないが、好ましくは80%以上
の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸か
らなり、特に好ましくは100%の有機溶媒紡糸セルロー
ス繊維マルチフィラメント糸からなる。 本発明の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸からなる仮撚加工糸の捲縮伸長率とは、一定糸長
でサンプリングした仮撚加工糸に、一定荷重をかけた時
の伸びを、荷重負荷前の元の糸長で除した値(%)であ
り、糸全体に付与されたクリンプの伸び易さを意味す
る。 捲縮数とは糸長1インチ当たりのクリンプの数(個
数)である。 本発明の仮撚加工糸の捲縮伸長率は、0.7〜7%、好
ましくは1.0〜5.0%である。 捲縮伸長率が0.7%未満であると、クリンプが小さ過
ぎて、嵩高性に乏しくなり、また、捲縮伸長率が7%を
超えると逆にクリンプが大き過ぎて、セルロース繊維特
有の光沢と風合いが損なわれるので好ましくない。
【0012】 本発明の仮撚加工糸は、糸の持つクリンプの形態復元
性が高い。 仮撚加工糸の持つクリンプは、製編機、染色工程を経
た後もその形態を維持することが望ましい。 本発明の仮撚加工糸は伸縮復元率が小さい。 伸縮復元率とは、熱水中におけるクリンプの形態復元
性を示すものである。この値が小さいほど、引き伸ばさ
れたクリンプ形態復元性が高いことになる。 本発明の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸からなる仮撚加工糸において、そのクリンプ形状
係数はCEをNで除した値で定義され、この値は0.02〜0.
20、好ましくは0.05〜0.12である。 クリンプ形状係数は、クリンプ一つ当たりの糸の伸長
率、即ち糸の伸び易さを意味する。 クリンプの伸長率が大きいということは、それだけク
リンプの振幅が大きいことを意味するので、クリンプ形
状係数はクリンプの大きさと高い相関関係を有する。 このクリンプ形状係数が0.02未満であると、仮撚加工
糸が嵩高性に乏しくなり、また、クリンプ形状係数が0.
20を超えると、セルロース繊維特有の光沢と風合いが損
なわれるので好ましくない。
【0013】 本発明の仮撚加工糸の絶乾状態における強度及び伸度
は夫々3〜5g/d(2.7〜4.5g/dtex)、5〜12%であるこ
とが好ましい。 本発明の仮撚加工糸は、目的に応じて希望のデニール
値のものを適宜選択すればよく、例えば単糸デニールと
しては1〜3デニール、トータルデニールでは50〜150
デニール程度のものが好ましく用いられる。 ここで、1デニール(d)は1.11dtexに相当する。
【0014】 本発明の仮撚加工糸は、その用途に応じて製編織され
る。 本発明の仮撚加工糸を製編織するに際し、本発明の目
的を損なわない範囲ないにおいて、例えば綿等の天然セ
ルロース繊維、再生セルロース繊維又はポリエステル等
の合成繊維と混用してよく、希望する編織物の風合いに
応じて適宜選択すればよい。 編組織は、天竺、ゴム、スムース、ハーフ、パワーネ
ット等のいずれでも良い。 編地は、トリコット、ラッセル等の経編地、丸編等の
緯編地のいずれでも良い。 編ゲージは、12〜36GG(ゲージ)の範囲であれば製編
織が可能である。 織物の組織については、平、綾、繻子、及びこれらの
変化組織のいずれでも良い。 本発明の仮撚加工糸を製編織した布帛は、その優れた
嵩高性のために、ボリューム感に富んだ厚みと、膨らみ
感に富んだ手触りを有し、シルク様の優雅な光沢を示
す。
【0015】 以下、本発明の仮撚加工糸を製造する方法の一例を説
明する。 仮撚加工糸の製造は、加撚、熱固定及び解撚の三工程
よりなる。ここではピン仮撚加工機による製造方法を図
1に基いて説明する。 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸1
はガイドロール2を経由して、フィールドローラ3に入
り、ヒータ4及び冷却ゾーン5を経て、仮撚スピンドル
6を通過し、解撚ゾーン12を経て、デリバリーローラ7
に導入され、フィリクションドラム13により巻き取られ
てチーズ14になる。フィードローラ3から仮撚スピンド
ル6までに係る工程を加撚工程といい、加撚ゾーン8に
設けられたヒーター4により熱固定を行う。 即ち、加撚ゾーン8において、ヒーター4で糸1を加
熱し、変形を受けやすい状態にして、糸に撚歪みを付与
した後、糸を冷却して歪みを糸に固定しながら走行させ
る。フィード率はフィードローラ3とデリバリーローラ
7の速度比でコントロールする。 仮撚数は式(I); (式中、Dは供給糸のトータルデニールである)で表さ
れ、仮撚温度は110〜250℃、そして加熱時間は0.3〜1.5
秒である。 仮撚方式は、ピン仮撚でも摩擦仮撚でも構わない。
【0016】 仮撚加工糸の製造における重要なポイントは、仮撚加
工を行う際に糸1を供給する際のフィード率である。 フィード率は、上述したように、糸1を供給するフィ
ードローラ3と仮撚加工を経た後のデリバリーローラ7
との速度比によりコントロールすることができる。 フィード率が高すぎるオーバーフィードの場合、糸1
はたるんだ状態で加撚ゾーン8に送り込まれて仮撚加工
されてしまい、また逆にフィード率が低すぎるアンダー
フィードの場合、糸1は引っ張られた状態で加撚ゾーン
8に送り込まれて仮撚加工されてしまうので、望ましく
ない。 本発明の仮撚加工糸の製造においては、フィード率を
1〜2%に設定する。 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸を
用いている本発明の仮撚加工糸の製造においては、上記
範囲にフィード率を設定することが特に重要である。有
機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸は、レ
ーヨンと比較して、原糸の伸度が低いため、フィード率
を1%未満のアンダーフィードにすると糸切れが発生し
易くなり、逆に2%を超えると、繊維から毛羽が発生し
易くなり、好ましくない。 仮撚加工の際、フィード率を1〜2%に設定すること
により、所定のクリンプ形状を持ち、毛羽の発生のない
本発明の仮撚加工糸が得られる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明
するが、本発明はそれらの例のみに限定されるものでは
ない。 なお、以下の実施例及び比較例における各物性や特性
の測定方法は以下の通りである。 (I)捲縮伸長率(CE)(%): JIS L1077−5・7(伸縮性)測定方法に準拠する。 (2)捲縮数(N): JIS L1074−6・11・1(捲縮数)測定方法に準拠す
る。 (3)水膨潤度(%): 〔(B−A)/A〕×100 (ここで、Aは試料の絶乾重量であり、Bは試料を20℃
の水中に30分間浸水し、次いで直径23cmの遠心分離器で
回転数3,500rpmで5分間脱水し、試料表面の付着水を取
り除いた後の重量である。)
【0018】 (4)伸縮復元率(%): 図2を用いて説明する。 トータルデニールが2,800d(3,108dtex)になるよう
に、かせ9を作成し、そのかせ9に280gの荷重10をかけ
て、かせ9を長さ20cmのガラス管11内に挿入し、両端
9′及び9″で固定し、25cmの長さに切断する。得られ
た糸束のサンプルをガラス管と共にボイルで20分リラッ
クス処理する。次いで、ガラス管内で収縮したサンプル
の長さ(a)を測定する。 伸縮復元率=(a/25)×100 (5)糸の強伸度: JIS−L−1013法に準拠する。
【0019】 (6)編地の手触り: ハンドリングによる編地の手触りの官能評価を5人で
行い、3人以上が膨らみ感があると判断したものを○と
し、そうでないと判断したものを×として評価した。 (7)編地の外観: 標準光A光源の下で目視による編地の光沢の評価を5
人で行った。 シルクの光沢との比較を行い、3人以上がシルクの光
沢に近いと判断したものを○とし、そうでないと判断し
たものを×として評価した。 比較用のシルクとしてシルク添付布:JIS−L−0813を
用いた。
【0020】 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸は
以下のようにして製造した。 特開昭60−28848号公報の実施例1に記載されている
製造方法に従い、パルプとN−メチルモルホリンN−オ
キシド水溶液とを混合槽に入れて減圧下で混合し、セル
ロース濃度10.0%のセルロース溶液を製造した。 このセルロース溶液を用いて、124℃の吐出温度で表
1記載の条件によってエアギャップ紡糸を行った。紡糸
された糸を水洗によって精練し、乾燥及び巻取りを施し
て、表1に示す物性値を持つ75d/50f(83dtex/50f)の
有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸を得
た。
【0021】 (実施例1〜3及び比較例1〜2) 表1記載の条件下で製造された有機溶媒紡糸セルロー
ス繊維マルチフィラメント糸(試験糸)を、ピン仮撚機
(接触ヒータータイプ 三菱重工業(株)製LS−2、ヒ
ーター長1m)を用いて、仮撚温度200℃で熱処理時間0.6
秒、糸速100m/分、フィード率+1%として撚数を1,000
〜2,500T/Mで変化させて仮撚し、クリンプ形状係数(CE
/N)の異なる仮撚加工糸を得た。 これらの仮撚加工糸を用いて夫々28GGの天竺編物を作
成し、これを常法により染色仕上げした。得られた編物
の評価結果を表2に示す。 (比較例3〜4) 上述した有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメ
ント糸の代わりに、ビスコースレーヨンマルチフィラメ
ント糸〔75d/33f(=83dtex/33f)を用いて、実施例2
及び3と同条件にて夫々仮撚し、更に実施例1と同様の
丸編地を得、これを常法により染色仕上げした。 得られた編物の評価結果を表2に示す。
【0022】
【0023】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の仮撚加工糸を用いた編物は、嵩
高性に優れ、且つ洗濯後も膨らみ感を有し、形態保持性
に優れたものである。 また、手触りも膨らみ感があり、外観はシルクに近い
落ち着いた光沢を有するものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピン仮撚加工機による仮撚加工糸の製造方法を示す工
程図である。
【図2】 伸縮復元率の測定方法を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
1 有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラメント糸 2 ガイドロール 3 フィードローラ 4 ヒータ 5 冷却ゾーン 6 仮撚スピンドル 7 デリバリーローラ 8 加撚ゾーン 9 かせ 9′、9″ かせの両端 10 荷重 11 ガラス管 12 解撚ゾーン 13 フィリクションドラム 14 チーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−145529(JP,A) 特開 昭57−101006(JP,A) 特開 平2−41423(JP,A) 国際公開95/24520(WO,A1) 国際公開94/27903(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D02J 1/00 - 13/00 D01F 2/00 - 2/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】捲縮伸長率(%)をCEで、捲縮数をNで表
    すとき、CE/Nで定義されるクリンプ形状係数が0.02〜0.
    20であり、かつ捲縮伸長率が0.7〜7%であって水膨潤
    度70%以下の有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラ
    メント糸からなることを特徴とする仮撚加工糸。
  2. 【請求項2】クリンプ形状係数が0.05〜0.12であること
    を特徴とする請求項1記載の仮撚加工糸。
  3. 【請求項3】捲縮伸長率が1.0〜5.0であることを特徴と
    する請求項1記載の仮撚加工糸。
  4. 【請求項4】水膨潤度が40〜70%であることを特徴とす
    る請求項1記載の仮撚加工糸。
  5. 【請求項5】有機溶媒紡糸セルロース繊維マルチフィラ
    メント糸をフィード率1〜2%で給糸し、仮撚数を式
    (I); (式中、Dは供給糸のトータルデニールである)に設定
    して仮撚加工することにより得ることのできることを特
    徴とする仮撚加工糸。
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