JPH05248351A - クライオポンプ - Google Patents
クライオポンプInfo
- Publication number
- JPH05248351A JPH05248351A JP23441992A JP23441992A JPH05248351A JP H05248351 A JPH05248351 A JP H05248351A JP 23441992 A JP23441992 A JP 23441992A JP 23441992 A JP23441992 A JP 23441992A JP H05248351 A JPH05248351 A JP H05248351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cryopump
- heat shield
- radiant heat
- shield plate
- gas molecules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ふく射熱シールド板1をポンプ奥方向に多段に
複数列配置し、そのふく射熱シールド板の少なくとも一
部は、その端部をシールド板を基準面として鋭角に構成
する。この鋭角形成された端部4にて下段からのガス分
子が衝突し易くなる。 【効果】クライオポンプのガス分子の通過確率すなわち
補捉確率を大きくして排気速度の向上が図れる。
複数列配置し、そのふく射熱シールド板の少なくとも一
部は、その端部をシールド板を基準面として鋭角に構成
する。この鋭角形成された端部4にて下段からのガス分
子が衝突し易くなる。 【効果】クライオポンプのガス分子の通過確率すなわち
補捉確率を大きくして排気速度の向上が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温に冷却したクラ
イオパネル面に、パネル温度よりも高い沸点のガス分子
を凝縮,吸着することにより多量のガスを高速で排気す
るクライオポンプに関する。
イオパネル面に、パネル温度よりも高い沸点のガス分子
を凝縮,吸着することにより多量のガスを高速で排気す
るクライオポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開昭61−169682号公報
に記載のように、液体ヘリウム等で極低温に冷却された
クライオパネルは、ガス流入口の面に直角に、一定の間
隔で複数配置されている。このクライオパネルが、ガス
流入面側の高温部から放射される。ふく射熱から加熱さ
れない様にガス流入口の一部に液体窒素で冷却した前面
シールド板をおき、クライオパネルの側面には、同じく
液体窒素で冷却したルーバブラインドを設けている。気
体分子は、ルーバブラインドのすき間を通り、クライオ
パネルに凝固,吸着される。また、クライオパネルの後
側にも液体窒素で冷却した後面シールドを設けている。
に記載のように、液体ヘリウム等で極低温に冷却された
クライオパネルは、ガス流入口の面に直角に、一定の間
隔で複数配置されている。このクライオパネルが、ガス
流入面側の高温部から放射される。ふく射熱から加熱さ
れない様にガス流入口の一部に液体窒素で冷却した前面
シールド板をおき、クライオパネルの側面には、同じく
液体窒素で冷却したルーバブラインドを設けている。気
体分子は、ルーバブラインドのすき間を通り、クライオ
パネルに凝固,吸着される。また、クライオパネルの後
側にも液体窒素で冷却した後面シールドを設けている。
【0003】前面シールド板,後面シールド板、及びル
ーバブラインドの表面には、ふく射熱を吸収する様に黒
色に表面処理しており、外部の光線はこれらのシールド
板で一度反射してクライオパネルに達する様設計されて
いる。
ーバブラインドの表面には、ふく射熱を吸収する様に黒
色に表面処理しており、外部の光線はこれらのシールド
板で一度反射してクライオパネルに達する様設計されて
いる。
【0004】排気したいガス分子は、隣設する前面シー
ルド板間の流入口からクライオポンプ内に流入する。ガ
ス分子は、ルーバブラインドまたは後面シールド板に一
回もしくは数回衝突を繰返し、ある分子は流入口から流
出し、ある分子はクライオパネルに到達し凝縮・吸着さ
れる。この凝縮・吸着されるガス分子の割合を高めれ
ば、クライオポンプの排気速度を大きくできる。
ルド板間の流入口からクライオポンプ内に流入する。ガ
ス分子は、ルーバブラインドまたは後面シールド板に一
回もしくは数回衝突を繰返し、ある分子は流入口から流
出し、ある分子はクライオパネルに到達し凝縮・吸着さ
れる。この凝縮・吸着されるガス分子の割合を高めれ
ば、クライオポンプの排気速度を大きくできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のクライオポンプ
では、ガス分子流入面に直角な面に対しある角度αの傾
きを持って配置され、更に、流入口に対向したルーバブ
ラインド面(A面)上に立てた法線が、流入口方向に向
いていた。また、反射したガス分子は、余弦法則に従い
衝突面の法線方向に進む確率が最も大きい。したがっ
て、ルーバブラインドのA面に衝突したガス分子は、反
射後クライオパネル側に進む分子の数より、流入口に逆
戻りする分子の数の方が多く、特に、流入口部に近いル
ーバブラインドのA面に衝突したガス分子は、反射後、
流入口から流出する割合が増加してしまう。このため、
従来のクライオポンプでは、クライオパネルに凝縮,吸
着する分子の割合、すなわち、通過確率が小さく、排気
速度が大きくならないという問題があった。
では、ガス分子流入面に直角な面に対しある角度αの傾
きを持って配置され、更に、流入口に対向したルーバブ
ラインド面(A面)上に立てた法線が、流入口方向に向
いていた。また、反射したガス分子は、余弦法則に従い
衝突面の法線方向に進む確率が最も大きい。したがっ
て、ルーバブラインドのA面に衝突したガス分子は、反
射後クライオパネル側に進む分子の数より、流入口に逆
戻りする分子の数の方が多く、特に、流入口部に近いル
ーバブラインドのA面に衝突したガス分子は、反射後、
流入口から流出する割合が増加してしまう。このため、
従来のクライオポンプでは、クライオパネルに凝縮,吸
着する分子の割合、すなわち、通過確率が小さく、排気
速度が大きくならないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、クライオポンプのガス分
子の通過確率すなわち捕捉確率を大きくして、排気速度
を高め、ガスヘリウムも同時に排気できるクライオポン
プを提供することにある。
子の通過確率すなわち捕捉確率を大きくして、排気速度
を高め、ガスヘリウムも同時に排気できるクライオポン
プを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、本発明のクライオポンプは、ふく射熱シー
ルド板をガス分子クライオポンプ流入口面に対して複数
列にかつクライオポンプの奥行き方向に同列上に実質的
に同じ幅で多段配置し、少なくとも一部のふく射熱シー
ルド板は、そのふく射熱シールド板のポンプ流入口面に
対面する側を基準面とした場合にその基準面に対して鋭
角となるような端部(端面,折り曲げ面)を備えることを
特徴とする。この端部の形成はふく射熱シールド板を背
面側に鋭角に折り曲げることが簡便である。
するために、本発明のクライオポンプは、ふく射熱シー
ルド板をガス分子クライオポンプ流入口面に対して複数
列にかつクライオポンプの奥行き方向に同列上に実質的
に同じ幅で多段配置し、少なくとも一部のふく射熱シー
ルド板は、そのふく射熱シールド板のポンプ流入口面に
対面する側を基準面とした場合にその基準面に対して鋭
角となるような端部(端面,折り曲げ面)を備えることを
特徴とする。この端部の形成はふく射熱シールド板を背
面側に鋭角に折り曲げることが簡便である。
【0008】尚、本願明細書において「背面」,「B
面」なるガス流入口に近い方の側を「表面」,「A面」
とした場合の裏面に相当する表現で、クライオポンプ室
内の奥側を表わす。
面」なるガス流入口に近い方の側を「表面」,「A面」
とした場合の裏面に相当する表現で、クライオポンプ室
内の奥側を表わす。
【0009】
【作用】ふく射熱シールド板の端部がこのシールド板基
準面に対して鋭角に構成されていると、ポンプ奥行方向
や後段側シールド板等から反射してきたガス分子がこの
端部に衝突し易くなり、衝突したガス分子は再びポンプ
奥方向や後段側シールド板方向に反射するのでガス流入
口から流出する確率は減少し、捕捉確率は増加すること
になる。なお、ガス分子は衝突面の法線方向に反射する
性質がある(光の反射とは異なる現象)。また上記構成
とすることにより、ふく射熱シールド板の真横から来る
ガス分子をふく射熱シールド板間隙に導き易くするとい
う副次的作用があり、この点からも捕捉確率は増加する
ことになる。
準面に対して鋭角に構成されていると、ポンプ奥行方向
や後段側シールド板等から反射してきたガス分子がこの
端部に衝突し易くなり、衝突したガス分子は再びポンプ
奥方向や後段側シールド板方向に反射するのでガス流入
口から流出する確率は減少し、捕捉確率は増加すること
になる。なお、ガス分子は衝突面の法線方向に反射する
性質がある(光の反射とは異なる現象)。また上記構成
とすることにより、ふく射熱シールド板の真横から来る
ガス分子をふく射熱シールド板間隙に導き易くするとい
う副次的作用があり、この点からも捕捉確率は増加する
ことになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。図1は、図2の鳥瞰図を示す。前面に配置し
たふく射熱シールド板1の間から破線矢印方向に排気す
べきガス分子はクライオポンプ内に流入する。ふく射熱
シールド板1群は、ポンプ奥行き方向に、かつ、同列上
に所定の間隔で配置されている。ふく射熱シールド板1
は、液体窒素等で低温に冷却され、温度は約80K程度
に保たれている。ふく射熱シールド板1の背面には、液
体ヘリウム等で極低温に冷却するクライオパネル2を配
置している。クライオポンプの背後及び上,下面には、
それぞれ、液体窒素等で冷却されたふく射熱シールド板
3を設ける。また、2段目以降のふく射熱シールド板1
及びふく射熱シールド板3のポンプ内面側は、黒色に表
面処理して表面のふく射率を大きくしている。また、ふ
く射熱シールド板1の両端部は、クライオポンプの奥側
(ふく射熱シールド板3側)に鋭角に折り曲げてガス流
入口から直接クライオパネル2が見えない様にして、高
温の熱線がクライオパネル2に侵入することを防止し、
熱的に保護している。
説明する。図1は、図2の鳥瞰図を示す。前面に配置し
たふく射熱シールド板1の間から破線矢印方向に排気す
べきガス分子はクライオポンプ内に流入する。ふく射熱
シールド板1群は、ポンプ奥行き方向に、かつ、同列上
に所定の間隔で配置されている。ふく射熱シールド板1
は、液体窒素等で低温に冷却され、温度は約80K程度
に保たれている。ふく射熱シールド板1の背面には、液
体ヘリウム等で極低温に冷却するクライオパネル2を配
置している。クライオポンプの背後及び上,下面には、
それぞれ、液体窒素等で冷却されたふく射熱シールド板
3を設ける。また、2段目以降のふく射熱シールド板1
及びふく射熱シールド板3のポンプ内面側は、黒色に表
面処理して表面のふく射率を大きくしている。また、ふ
く射熱シールド板1の両端部は、クライオポンプの奥側
(ふく射熱シールド板3側)に鋭角に折り曲げてガス流
入口から直接クライオパネル2が見えない様にして、高
温の熱線がクライオパネル2に侵入することを防止し、
熱的に保護している。
【0011】更に本実施例では、2段目以降のふく射熱
シールド板1の両端部を内側に鋭角に折り曲げ、その折
曲げ面がクライオポンプ奥方向に対向するように構成し
ている。
シールド板1の両端部を内側に鋭角に折り曲げ、その折
曲げ面がクライオポンプ奥方向に対向するように構成し
ている。
【0012】本実施例におけるクライオポンプと、従来
形のルーバブラインド形クライオポンプの性能比較の例
を表1に示す。
形のルーバブラインド形クライオポンプの性能比較の例
を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】このように、ふく射熱シールド板1を、流
入口面に平行で、なおかつ、奥行き方向に多段に同程度
の幅のものを配置することにより、ガス分子をより深く
ポンプ内に引き込み、かつ、熱シールド板1で反射した
ガス分子については、その前段で対面するクライオパネ
ル2に到達する確率が高くなる。
入口面に平行で、なおかつ、奥行き方向に多段に同程度
の幅のものを配置することにより、ガス分子をより深く
ポンプ内に引き込み、かつ、熱シールド板1で反射した
ガス分子については、その前段で対面するクライオパネ
ル2に到達する確率が高くなる。
【0015】更に本実施例は、2段目以降のふく射熱シ
ールド1両端部の折曲げ角度を90°以上折曲げ、折曲げ
面4が、クライオポンプ奥方向に向けたので、折曲げ面
4に衝突したガス分子が反射する際、ポンプ奥方向に進
む確率が増加し、流入口から流出する確率が小さくな
る。従って、捕捉確率が更に大きくなる。
ールド1両端部の折曲げ角度を90°以上折曲げ、折曲げ
面4が、クライオポンプ奥方向に向けたので、折曲げ面
4に衝突したガス分子が反射する際、ポンプ奥方向に進
む確率が増加し、流入口から流出する確率が小さくな
る。従って、捕捉確率が更に大きくなる。
【0016】従って、本実施例ではガス分子がクライオ
パネル2に凝縮・吸着する確率、すなわち、捕捉確率が
従来形に比べ約39%大きくなる効果が生じる。
パネル2に凝縮・吸着する確率、すなわち、捕捉確率が
従来形に比べ約39%大きくなる効果が生じる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ク
ライオポンプのガス分子の通過確率すなわち捕捉確率を
大きくして排気速度を高めることができる。
ライオポンプのガス分子の通過確率すなわち捕捉確率を
大きくして排気速度を高めることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るクライオポンプのパネ
ル配置を示す斜視説明図である。
ル配置を示す斜視説明図である。
【図2】同実施例のパネル配置を示す断面図である。
1…ふく射熱シールド板、2…クライオパネル、3…ふ
く融熱シールド板、4…折曲げ面。
く融熱シールド板、4…折曲げ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 久直 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 根本 武夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】ガス分子を凝縮・吸着する極低温度に冷却
したクライオパネルと、該クライオパネルを高温からの
ふく射熱から保護する低温に冷却したふく射熱シールド
板とから成るクライオポンプにおいて、前記ふく射熱シ
ールド板をガス分子クライオポンプ流入口面に対して複
数列にかつクライオポンプの奥行き方向に同列上に実質
的に同じ幅で多段配置し、少なくとも一部のふく射熱シ
ールド板は、該ふく射熱シールド板のポンプ流入口面に
対面する側を基準面とした場合にその基準面に対して鋭
角となるような端部を備えることを特徴とするクライオ
ポンプ。 - 【請求項2】前記端部は前記ふく射熱シールド板を背面
側に鋭角に折り曲げて形成することを特徴とする請求項
1記載のクライオポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23441992A JPH05248351A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | クライオポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23441992A JPH05248351A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | クライオポンプ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1009758A Division JP2512129B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | クライオポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05248351A true JPH05248351A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=16970726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23441992A Pending JPH05248351A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | クライオポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05248351A (ja) |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP23441992A patent/JPH05248351A/ja active Pending
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