JPH05249588A - 高感度・高カバリングパワーかつ残色の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

高感度・高カバリングパワーかつ残色の改良されたハロゲン化銀写真感光材料

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JPH05249588A
JPH05249588A JP8606892A JP8606892A JPH05249588A JP H05249588 A JPH05249588 A JP H05249588A JP 8606892 A JP8606892 A JP 8606892A JP 8606892 A JP8606892 A JP 8606892A JP H05249588 A JPH05249588 A JP H05249588A
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emulsion
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silver
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Kazuyoshi Goen
一賀 午菴
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度でカバリングパワーが高く、かつ残色
性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 全ハロゲン化銀粒子の総投影面積の50%以
上がアスペクト比2以上の平板粒子よりなり、ハロゲン
化銀粒子形成終了前の粒子体積の10%以内を銀塩水溶
液と臭化物水溶液とを同時混合することによって成長さ
せたハロゲン化銀粒子を凝集ゼラチン剤等の凝集高分子
剤により保護コロイドとともに凝集せしめて溶存物を除
去(脱塩)したハロゲン化銀乳剤であって、化学増感時
の任意の時期にハロゲン化銀1モル当たり200mg以
上の増感色素を添加したハロゲン化銀乳剤を含有するハ
ロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関する。特に、高感度・高カバリングパワーであ
って、かつ、残色性が改良されたハロゲン化銀写真感光
材料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料については、
常に高感度化が求められるのが通常であり、このための
各種の技術が提案されている。この技術の一つとして、
平板状のハロゲン化銀粒子を用いる手段が知られてい
る。
【0003】平板状粒子を用いると、高感度化は図れる
が、圧力が加わることによりカブリが生じ易くなるとい
ういわゆる圧力カブリの劣化の問題が起こる。圧力カブ
リについては、例えば内部高ヨード型コア/シェル乳剤
にすることによりそれを改良することは可能ではある
が、粒子のアスペクト比は低くなってしまい、感度は高
くできるものの、カバリングパワーが下がってしまうと
いう問題がある。また内部高ヨード型コア/シェル乳剤
は、シェル部の沃化銀含有量が低いため、色素の吸着が
不充分となってしまい、残色性の劣化が生じ易い。特に
この残色性の問題は、高速処理において、とりわけいわ
ゆる超迅速処理において、大きい問題となり、残色性が
劣化しがちである。これは近年の高速処理化の要請を満
たすには不利となる。添加色素量を減らせば、残色性は
改良されるが、この場合には感度が低下してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述したように従来
技術にあっては、感度・カバリングパワー・残色性の改
良の問題が互いに相反する要請となっていたものであ
る。本発明はこのような事情に鑑みて、高感度でカバリ
ングパワーが高く、かつ残色性の改良されたハロゲン化
銀写真感光材料を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、全ハロゲ
ン化銀粒子の総投影面積の50%以上がアスペクト比2
以上の平板粒子よりなり、ハロゲン化銀粒子形成終了前
の粒子体積の10%以内(好ましくは5%以内)を銀塩
水溶液と臭化物水溶液とを同時混合することによって成
長させたハロゲン化銀粒子を凝集高分子剤により保護コ
ロイドとともに凝集せしめて溶存物を除去したハロゲン
化銀乳剤であって、化学増感時の任意の時期にハロゲン
化銀1モル当たり200mg以上の増感色素を添加した
ハロゲン化銀乳剤を含有することを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料によって、達成された。
【0006】本発明によれば、表面より体積にして10
%以内の部分で純臭化銀の成長を行わせることができ、
これは低ヨードで成長させた粒子についても適用でき、
このような粒子は、アスペクト比が高く、感度、圧力特
性とも内部高ヨードコア/シェル型に近い特性を有す
る。しかしこの構成だけであると、この粒子は表面の沃
化銀含有量が低いため、色素の吸着が不充分となってし
まい、特に超迅速処理において残色性が劣化してしまい
がちであるが、本発明によれば、その作用の詳細は必ず
しも明らかではないが、凝集高分子剤で溶存物除去(脱
塩)を行うことにより、化学増感時の色素量を減らすよ
うな感度低下をもたらす手段を用いる必要なく、残色性
を改良できる。
【0007】よって本発明によれば、粒子の表面積が大
きいことにより、また、増感色素の吸着量が多いことに
より、高感度が得られるという平板粒子の利点を生かし
て、しかもカバリングパワーが高くて鮮鋭性を向上で
き、残色も改良されたハロゲン化銀写真感光材料が得ら
れる。
【0008】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、アス
ペクト比つまり粒子直径/粒子厚さが平均で2以上であ
るが、好ましくは3以上、より好ましくは5以上のもの
が良い。また、このような平板粒子は全ハロゲン化銀粒
子の投影面積の50%以上を占めるが、好ましくは70
%以上、より好ましくは90%以上を占めることが良
い。
【0009】本発明に用いる乳剤は、凝集高分子剤によ
り溶存物除去を行うが、ここで凝集高分子剤とは、ハロ
ゲン化銀粒子を保護コロイドとともに凝集せしめること
ができる高分子物質を言う。かかる凝集高分子剤によ
り、保護コロイドであるゼラチン等を凝集させてゲル化
し、液中の可溶性塩類などの溶存物を除去する工程 (い
わゆる脱塩工程) を行う。
【0010】本発明において、凝集高分子剤としては各
種のものを用いることができるが、好ましいものとし
て、下記A鎖及びB鎖からなる一般式〔IA〕で表され
る高分子化合物を挙げることができる。
【化1】
【0011】式中、R1 ,R2 は脂肪族基を表し、互に
異っていても同じでもよい。R3 は水素原子、脂肪族
基、アリール基、またはアラルキル基を表す。Xは−O
−、または−NH−、M+ は陽イオンを表す。nは10
〜104 の数値をとる。なおB鎖の2つの連結手は、A
鎖のR1 ,R2 を配した第三級炭素に対しいずれの側が
結ばれてもよい。またXが−NH−の場合には、R3
共に含窒素環を形成してもよい。
【0012】また、凝集高分子剤として、ゼラチン分子
のアミノ基の50%以上を置換した変性ゼラチンが好ま
しく用いられる。以下、これを凝集ゼラチン剤とも称す
る場合がある。ゼラチンのアミノ基に対する置換基例
は、米国特許2,691,582号、同2,614,9
28号、同2,525,753号に記載がある。
【0013】有用な置換基としては、(1)アルキルア
シル,アリールアシル、アセチル及び置換,無置換のベ
ンゾイル等のアシル基、(2)アルキルカルバモイル,
アリールカルバモイル等のカルバモイル基、(3)アル
キルスルホニル,アリールスルホニル等のスルホニル
基、(4)アルキルチオカルバモイル,アリールチオカ
ルバモイル等のチオカルバモイル基、(5)炭素数1〜
18個の直鎖, 分岐のアルキル基、(6)置換, 無置換
のフェニル, ナフチル及びピリジル, フリル等の芳香族
複素環等のアリール基が挙げられる。
【0014】中でも、好ましい変性ゼラチンは、アシル
基、(−COR1)またはカルバモイル基
【化2】
【0015】前記R1 は置換、無置換の脂肪族基(例え
ば炭素数1〜18個のアルキル基、アリル基) 、アリー
ル基またはアラルキル基 (例えばフェネチル基)であ
り、R2 は水素原子、脂肪族基、アリール基、またはア
ラルキル基である。
【0016】特に好ましいものは、R1 がアリール基、
2 が水素原子の場合である。
【0017】以下に本発明において凝集高分子剤として
用いることができる凝集ゼラチン剤の具体例をアミノ基
置換基によって例示するが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【化3】
【0018】溶存物除去(脱塩)に際して凝集ゼラチン
剤を使用する場合、その添加量は特に制限はないが、除
去時に保護コロイドとして含まれている物質(好ましく
はゼラチン)の0.3〜10倍量 (重量) が適当であ
り、特に好ましくは1〜5倍量(重量)である。
【0019】本発明においては、ハロゲン化銀粒子を、
凝集高分子剤により保護コロイドとともに凝集せしめる
のであるが、凝集高分子剤として凝集ゼラチン剤を用い
るときには、該凝集ゼラチン剤を添加した後pHを調整
してハロゲン化銀乳剤を凝析せしめるようにすることが
できる。凝析を行わせるpHとしては、5.5以下特に
4.5〜2が好ましい。pH調整に用いる酸には特に制
限はないが、酢酸、くえん酸、サリチル酸等の有機酸
や、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸等の無機酸が好ましく用い
られる。凝集ゼラチン剤に併用して重金属イオン例えば
マグネシウムイオン、カドミウムイオン、鉛イオン、ジ
ルコニウムイオン等を添加してもよい。
【0020】溶存物除去(脱塩)は1回でも数回繰返し
てもかまわない。数回繰返す場合、除去の度に凝集ゼラ
チン剤を添加してもよいが、最初に凝集ゼラチン剤を添
加しただけでもよい。
【0021】次に、本発明において凝集高分子剤として
前記一般式〔IA〕で表される高分子化合物を用いる場
合について説明する。この高分子化合物は、分子量とし
て好ましくは103〜106 、より好ましくは3×103
〜2×105 であり、添加量は乳剤に含まれている保
護コロイド(好ましくはゼラチン)に対し重量比で好ま
しくは1/50〜1/4、より好ましくは1/40〜1
/10である。使用方法は前記凝集ゼラチン剤に準ず
る。
【0022】以下一般式〔IA〕で表される高分子化合
物の具体例を掲げるが、これに限定されない。
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【0023】本発明に係る乳剤は、種晶を含有する乳剤
を調製して、種晶から粒子成長させて得るのでも、種晶
を用いないで得るのでもよい。種晶を用いたときは、種
晶を含有する乳剤自体が凝集高分子剤を用いた本発明に
係る乳剤である場合、これから得られる乳剤はすべて本
発明に係る乳剤に該当する。但し本発明に係る乳剤を得
るための種晶乳剤は必ずしも本発明に係る乳剤である必
要はない。好ましくは種晶として本発明に係る乳剤であ
る種晶乳剤を用い、かつそれからの粒子成長時にも本発
明における凝集高分子剤を使用して得た本発明に係る乳
剤を用いることである。
【0024】本発明に係る乳剤のハロゲン化銀組成は、
本発明のように臭化銀を含有するように形成されれば、
その他は任意であり、例えば使用できるハロゲン化銀に
は臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀及びこれら
の混合物等の任意のハロゲン化銀が包含される。
【0025】本発明に用いる乳剤は、各種の工程例えば
物理熟成または化学熟成前後の工程において、各種の写
真用添加剤を加えることができる。公知の添加剤として
は、例えばリサーチ・ディスクロージャーNO.176
43(1978年12月)、同NO.18716(19
79年11月)及び同NO.308119(1989年
12月)に記載された化合物が挙げられる。これら三つ
のリサーチ・ディスクロージャーに示されている化合物
種類と記載箇所を次表に掲載した。
【0026】 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648 〜 649 996〜8 IV 減感色素 23 IV 998 B 染料 25〜26 VIII 649 〜 650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648 右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649 右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651 左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7 XI 650 右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650 右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650 右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650 右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII
【0027】本発明に係る感光材料に用いることのでき
る支持体としては、例えば前述のRD−17643の2
8頁及びRD−308119の1009頁に記載されて
いるものが挙げられる。
【0028】適当な支持体としては、プラスチックフィ
ルムなどで、これら支持体の表面は塗布層の接着をよく
するために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照
射などを施してもよい。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。な
お、当然のことながら、本発明は以下に述べる実施例に
より限定されるものではない。
【0030】実施例1 この実施例では、比較の種乳剤T−1と、本発明に係る
溶存物除去手段を用いた種乳剤T−2を調製した。ここ
では、特開昭61−6643号の方法によって、単分散
性の球型種乳剤を調製した。
【0031】 A1液: オセインゼラチン 150g 臭化カリウム 53.1g 沃化カリウム 24g 水で 7.2リットル B1液: 硝酸銀 1.5kg 水で 6リットル C1液: 臭化カリウム 1327g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール (メタノールで溶解) 1.2g 水で 3リットル D1液: アンモニア水(28%) 705ミリリットル
【0032】40℃で激しく攪拌したA1液に、B1液
とC1液をダブルジェット法により30秒で添加し、核
の生成を行った。この時のpBrは1.09〜1.15
であった。
【0033】1分30秒後C1液を20秒で添加し5分
間の熟成を行った。熟成時のKBr濃度は0.071モ
ル/リットル、アンモニア濃度は0.63モル/リット
ルであった。
【0034】その後pHを6.0に合わせ、次のように
2つの方法により脱塩を行い、2種の種乳剤T−1,T
−2を得た。得られた各種乳剤は、電子顕微鏡観察した
ところ、平均粒径0.26μm、分布の広さ18%の単
分散性球型乳剤であった。
【0035】即ち、上記得られた粒子を含む反応液を2
分割し、それぞれ下記に示すような脱塩を行い、2種類
の種晶T−1,T−2を得た。
【0036】T−1の脱塩方法:混合終了した反応液
に、40℃のまま、下記化合物(I)(特開昭58−1
40322号中に示してある例示化合物II−1)と硫酸
マグネシウムMgSO4 をそれぞれ、15g/AgX1
モル、60g/AgX1モル加え、3分攪拌した(Ag
Xはハロゲン化銀を示す。以下同じ)。その後静置し、
デカンテーションにより過剰な塩を除去する。その後、
40℃の純水を2.1リットル/AgX1モル加え、分
散させた後、MgSO4 を30g/AgX1モル加え、
3分攪拌した後、静置し、デカンテーションを行った。
その後、後ゼラチンを添加し、55℃に保ち、20分攪
拌し再分散させ、T−1を得た。
【化8】
【0037】T−2の脱塩方法(凝集高分子剤による溶
存物除去手段を採用):混合終了した反応液に、60℃
のまま、凝集高分子剤として前記例示のG−3で変性さ
れた(置換比率90%)変性ゼラチン(凝集ゼラチン
剤)を38g添加し、3分攪拌した。その後、水酸化カ
リウムKOH0.13g/AgX1モルを添加し、pH
を4.0にし、静置、デカンテーションを行う。その
後、40℃の純水2.1リットル/AgX1モルを加え
た後、KOHを0.25g/AgX1モル加え、pHを
5.8にし、5分攪拌する。その後、硝酸HNO
3 (1.7規定)を1.5cc/AgX1モル加え、p
Hを4.3にし、静置、デカンテーションする。その
後、後ゼラチンと、KOH0.2g/AgX1モル加
え、pH5.8にし、再分散を行い、T−2を得た。
【0038】比較例1 上述のT−1,T−2の種乳剤(実施例1の乳剤)と以
下に示す3種の溶液を用い、主として平板双晶よりなる
比較のハロゲン化銀乳剤(Em−1)を調製した。
【0039】 A2液: オセインゼラチン 37g プロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ・ジサクシネート・ ジナトリウム塩(10%メタノール溶液) 10ミリリットル 実施例1の種乳剤 0.191モル相当 水で 4000ミリリットル B2液: オセインゼラチン 109g 臭化カリウム 804g 沃化カリウム 23.1g 水で 4628ミリリットル C2液: 硝酸銀 1168g 水で 6248ミリリットル
【0040】65℃で激しく攪拌したA2液に、B2液
とC2液を112分でダブルジェット法にて添加した。
この間pHは5.8に、pAgは9.0に終始保った。
B2液とC2液の添加速度は初期と最終で6.4倍とな
るように直線的に増加させた。
【0041】添加終了後、pHを6.0に合わせ、下記
増感色素(A)及び(B)を、Ag1モル当たり(A)
を280mg、(B)を1mg添加した。
【化9】
【0042】上記増感色素の添加後、下記に示すような
脱塩方法(イ)(ロ)の2種の方法で過剰な可溶塩の除
去(溶存物の除去に該当)を行った。
【0043】脱塩方法(イ): 1.混合終了した反応液に、40℃のまま、前記化合物
I(本発明に用いる凝集高分子剤に対する比較化合物に
当たる)を5.5g/AgX1モル、MgSO 4 を8.
5g/AgX1モル加え、3分攪拌した後、静置し、デ
カンテーションを行う。
【0044】2.40℃の純水1.8リットル/AgX
1モルを加え、分散させた後、MgSO4 を20g/A
gX1モル加え、3分攪拌した後、静置、デカンテーシ
ョンを行う。
【0045】3.上記2の工程をもう1回くり返す。
【0046】4.後ゼラチン15g/AgX1モルと水
を加え、450cc/AgX1モルに仕上げた後、55
℃で20分間攪拌し、分散させる。
【0047】脱塩方法(ロ): 1.混合終了した反応液を、表1に示す温度、pH、p
Ag、乳剤濃度にして、凝集高分子剤として前記例示の
例示凝集ゼラチン剤G−3を50g/AgX1モルを加
え、その後、56wt%酢酸を110cc/AgX1モ
ル加えてpHを5.0に落とし、静置し、デカンテーシ
ョンを行う。
【0048】2.40℃の純水1.8リットル/AgX
1モルを加えた後、KOH6.8g/AgX1モル加
え、pHを6.0にし、分散させる。よく分散させた
後、56wt%酢酸を70cc/AgX1モル加えてp
Hを4.5にし、静置し、デカンテーションを行う。
【0049】3.上記2の工程をもう一度くり返す。
【0050】4.その後、後ゼラチン15g/AgX1
モル、KOH1g/AgX1モルと、水を加え、450
cc/AgX1モルに仕上げる。
【0051】上記脱塩方法(ロ)は、凝集高分子剤によ
る溶存物除去手段に該当する。
【0052】また、同様にして、種晶T−2を用いて粒
子を成長させ、前述の2種の脱塩方法により、乳剤を得
た。
【0053】各方法により、pAg8.5、40℃にお
いてpH5.85の乳剤を得た。得られた乳剤を電子顕
微鏡にて観察したところ平均粒径1.6μm、分布の広
さ19%の平板状ハロゲン化銀粒子であり、平均の粒子
直径/粒子厚さ比は4.9であった。このようにして表
1に示す乳剤Em−1〜2を得た。
【表1】
【0054】比較例2 実施例1の種乳剤を用い平均粒子体積は比較例1の乳剤
と同体積であって、平均沃化銀含有率2.25モル%で
ある平板状の比較乳剤を得た。
【0055】 Em−3〜4の調製 A4液: オセインゼラチン 85g プロピレンオキシ−ポリエチレンオキシ−ジサクシネート− ジナトリウム塩(10%メタノール溶液) 10ミリリットル 水で 4リットル B4液: オセインゼラチン 43.3g 臭化カリウム 36.1g 沃化カリウム 21.6g 水で 1082ミリリットル C4液: 硝酸銀 73.5g 硝酸(1.38) 5.5ミリリットル 水で 1082ミリリットル D4液: オセインゼラチン 44.2g 臭化カリウム 682g 沃化カリウム 2.86g 水で 2210ミリリットル E4液: 硝酸銀 977g 硝酸(1.38) 9.3ミリリットル 水で 2210ミリリットル
【0056】A4液を75℃に保って、それに実施例1
の種晶を溶解し、ダブルジェット法でB4液とC4液を
添加した。この際pHを硝酸で2.0、pAgを3.0
に保った。添加時間は16分、添加速度は初期と最終で
1.27倍となるように直線的に増加させた。次に同じ
液中にD4液とE4液をダブルジェット法で添加した。
この際pHを2.0に、pAgを8.0に保った。添加
時間は38分、添加速度は初期と最終で1.80倍とな
るよう直線的に増加させた。添加終了後比較例1と同様
に増感色素添加後、脱塩を行い、40℃にてpAg8.
5、pH5.85の乳剤を得た。
【0057】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ100%双晶粒子よりなり、平均粒径0.95μ
m、分布の広さ14%のハロゲン化銀乳剤であり、平均
粒子直径/粒子の厚さの比が2.5〜3.0であった。
【0058】実施例2 比較例1においてB2液とC2液を表1に示す量添加し
た後、B2液の代わりに1.5N臭化カリウム水溶液
(オセインゼラチン2.4wt%含む)を添加する以外
は、Em−1と全く同じ操作でEm−5〜17を作成し
た。得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ、平
均粒径1.6μm、分布の広さ19%の平板状ハロゲン
化銀粒子であり、平均の粒子直径/粒子厚さ比は4.9
であった。全投影面積の90%がアスペクト比2以上で
あった。
【0059】実施例3 それぞれの乳剤について化学増感剤添加直前に前掲の増
感色素(A)及び(B)を表2に示す量添加した。
【0060】本実施例において調製する乳剤液(感光性
ハロゲン化銀塗布液)に用いた添加剤は、次のとおりで
ある。添加量はハロゲン化銀1モル当たりの量で示す。
【化10】
【0061】 t−ブチル−カテコール 400mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 1.0g スチレン−無水マレイン酸共重合体 2.5g トリメチロールプロパン 10g ジエチレングリコール 5g ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウムクロリド 50mg 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 4g 2−メルカプトベンツイミダゾール−5− スルホン酸ナトリウム 1.5mg
【化11】
【0062】また保護層液に用いた添加剤は次のとおり
である。添加量はゼラチン1g当たりの量で示す。 二酸化ケイ素粒子 面積平均粒径7μmのポリメチルメタクリレートからなるマット剤 7mg コロイドシリカ(平均粒径0.013μm) 70mg 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5− トリアジンナトリウム塩 30mg
【化12】
【0063】以上の塗布液を、厚さ180μmの下引き
処理済のブルーに着色したポリエチレンテレフタレート
フィルムベース上に、両面に均一に塗布、乾燥して表2
に示すように試料1〜36を作成した。
【0064】また塗布ゼラチンは両面で3.0g/
2 、塗布銀量は4.5g/m2 になるよう全試料につ
いて調整を行った。
【0065】(感度の評価)得られた試料をX線写真用
増感紙KO−250ではさみ、ペネトロメーターB型を
介してX線照射後、SRX−501自動現像機を用いX
D−SR現像処理液にて35℃で45秒処理を行った。
(いずれもコニカ(株)製)。
【0066】上記のようにして現像した各試料につい
て、感度及び残色汚染を評価した。感度は試料1がカブ
リ+1.0の濃度を与えるのに要した爆射エネルギー量
の逆数を100とした相対値で示した。
【0067】またカバリングパワー(CP)は最高濃度
を現像銀量で割った値で示した。残色汚染は、未露光で
現像した試料を以下の5段階で評価したものである。 5 残色汚染なし 良好 4 僅かにあり 良好 3 残色汚染ややあるが実用性可 2 残色汚染やや多いが実用範囲の限界 1 残色汚染が多く実用性不可
【0068】得られた結果を表2に示す。
【表2】
【表2(つづき)】
【0069】実施例4 化学増感剤添加直前に添加する増感色素を、化学熟成終
了直後に表2に示す量添加する以外は、実施例3と同様
にして試料を作製し、評価を行った。得られた結果を表
3に示す。
【表3】
【表3(つづき)】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、従来は困難であった要
請を満たして、高感度でカバリングパワーが高く、かつ
残色性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全ハロゲン化銀粒子の総投影面積の50%
    以上がアスペクト比2以上の平板粒子よりなり、ハロゲ
    ン化銀粒子形成終了前の粒子体積の10%以内を銀塩水
    溶液と臭化物水溶液とを同時混合することによって成長
    させたハロゲン化銀粒子を凝集高分子剤により保護コロ
    イドとともに凝集せしめて溶存物を除去したハロゲン化
    銀乳剤であって、化学増感時の任意の時期にハロゲン化
    銀1モル当たり200mg以上の増感色素を添加したハ
    ロゲン化銀乳剤を含有することを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料。
JP8606892A 1992-03-09 1992-03-09 高感度・高カバリングパワーかつ残色の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH05249588A (ja)

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