JPH05249727A - 静電潜像顕画用インク粒子 - Google Patents

静電潜像顕画用インク粒子

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JPH05249727A
JPH05249727A JP4049895A JP4989592A JPH05249727A JP H05249727 A JPH05249727 A JP H05249727A JP 4049895 A JP4049895 A JP 4049895A JP 4989592 A JP4989592 A JP 4989592A JP H05249727 A JPH05249727 A JP H05249727A
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JP
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ink particles
electrostatic latent
color
image
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JP4049895A
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Hitoshi Ota
等 太田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも感光性還元剤、有機銀塩、ロイコ
色素を含み、前記感光性還元剤がナフトール類、アント
ラセン類、ピラゾリン−5−オン類、アシルアセトニト
リル類、ヒドラゾン類、1,3−インダンジオン類、フ
ラン類、オキサゾール類、イミダゾール類、アスコルビ
ン酸類から選ばれる化合物から構成され、さらに前記感
光性還元剤が有機銀塩に対して0.5〜10mol%の
間で添加され、かつ前記ロイコ色素が有機銀塩に対して
50〜200mol%の間で添加されている静電潜像顕
画用インク粒子。 【効果】 本発明の構成を持つ静電潜像顕画用インク粒
子は、露光によりカラー潜像を形成し、加熱によりカラ
ー発色することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像を形成する方
法、詳しくは電子写真法、イオノグラフィー法等の静電
潜像を利用したカラー画像形成方法に関するものであ
り、実質上1回の現像、転写によってカラー画像を形成
する画像形成方法に用いる静電潜像顕画用インク粒子に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電潜像を利用したカラー画像形
成方法は、潜像担持体上に潜像を形成する工程、カラー
トナーで潜像を現像して顕像化する工程、トナーを記録
媒体上あるいは中間転写媒体上に転写する工程を3回あ
るいは4回繰り返して行っていた(以下、多重転写方式
とする)。また、別の方法として特開昭63−1397
34号公報、米国特許4,654,282号等に示され
ているように、潜像形成工程、現像工程を潜像担持体上
で3回あるいは4回繰り返して行っていた(以下、多重
現像方式とする)。前記方法ではいずれも減色混合法に
よってカラー画像を形成しており、そのためマゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(B
k)に着色したインク粒子をカラートナーとして使用し
ている。
【0003】しかし、前記多重転写方式では複数回の転
写工程において、また前記多重現像方式では複数回の現
像工程において、カラー画像に乱れが生じ易くなるとい
う問題があった。さらに、前記方式のいずれにおいても
画像形成装置内に多数の現像器を設置する必要があり、
そのために画像形成装置の小型化が阻まれていた。
【0004】以上のような問題を解決して実質的に1回
の現像工程、転写工程でカラー画像を形成する方法が特
開昭63−311364号公報、特開平2−15776
8号公報、米国特許5,045,420号に示されてい
る。また、このような方式に使用されるインク材料が米
国特許4,725,527号に示されている。これらの
方式は、潜像担持体上に静電潜像を形成する工程、露光
される光の波長に応じて異なる色調に発色あるいは消色
するインク粒子により前記静電潜像を現像する工程、潜
像担持体上のインク粒子を選択的に発色あるいは消色さ
せる光によってカラー現像する工程、インク粒子を記録
媒体上に転写する工程から成っている(以下、1回現像
方式とする)。
【0005】前記1回現像方式では、多重転写方式や多
重現像方式に用いられるカラートナーとは異なり、露光
される光の波長に応じて異なる色調に発色あるいは消色
するインク粒子を使用している。また、多重転写方式や
多重現像方式のような複数回の転写あるいは現像工程を
必要としない。そのため、形成されたカラー画像の乱れ
が少なく高品質のカラー画像を得られる、また現像器が
1個で済むため画像形成装置の小型化が容易である等の
長所を有している。
【0006】しかしながら従来の1回現像方式では、潜
像担持体上のインク粒子の発色あるいは消色を露光のみ
で行っている。そのため、インク粒子内の着色成分を変
色させるには比較的大きな露光エネルギーが必要である
ことが、本発明者の知見により得られた。従って大光量
の露光光源が必要となり、露光装置を大型化せざるを得
なくなって、画像形成装置の小型化を実質的に阻んでい
るという問題点があった。また、潜像担持体上のインク
粒子に大きな光エネルギーを露光すると、インク粒子に
吸収されなかった漏れ光が従来公知である潜像担持体の
感光体に照射され、感光体のメモリー効果の発生、光劣
化や光疲労等が生じて、安定的にカラー画像を得ること
が困難になるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明者は従来の1回現像方式の
問題点を解決するために、潜像担持体上に静電潜像を形
成する工程、前記静電潜像をカラー潜像能を有する静電
潜像顕画用インク粒子によって現像することにより予備
顕画像を形成する工程、前記予備顕画像に対してカラー
潜像を形成する工程、前記カラー潜像を所望の色調に発
色させる工程を有するカラー画像形成方法を特願平4−
2312号公報に提案した。
【0008】この方法に用いられる静電潜像顕画用イン
ク粒子は、露光によりカラー潜像を形成し、カラー潜像
を形成したインク粒子のみがカラー現像工程によって所
望の色調に発色あるいは消色するという性質を持ってい
る。このような性質を持つインク粒子を用いると、発色
あるいは消色反応に関わるエネルギーを露光エネルギー
とカラー現像工程の2つに分けることができ、そのため
露光エネルギーを相対的に減らすことができる。この結
果、露光装置の小型化が可能となる。また、露光光量が
少なくなるので、感光体のメモリー効果や光劣化・光疲
労等が防止でき、安定的にカラー画像を得ることができ
る。
【0009】また、特公昭38−16517号公報、特
公昭38−16518号公報には、感光性還元剤、有機
銀塩を主成分とした感光性シートを用い、露光により潜
像を形成し、加熱により黒色画像を形成する画像形成方
法が提案されている。この方法で得られる画像は、有機
銀塩の還元により生成した還元銀で構成されているた
め、白黒の印刷しか行えないという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来方法の問
題点を解決するものであり、露光によりカラー潜像を形
成し、加熱によりカラー発色することができる静電潜像
顕画用インク粒子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による静電潜像顕
画用インク粒子は、少なくとも感光性還元剤、有機銀
塩、ロイコ色素を含み、前記感光性還元剤がナフトール
類、アントラセン類、ピラゾリン−5−オン類、アシル
アセトニトリル類、置換ヒドラゾン類、1,3−インダ
ンジオン類、フラン類、置換オキサゾール類、置換イミ
ダゾール類、アスコルビン酸類から選ばれる化合物を用
いることを特徴とする。
【0012】さらに、前記感光性還元剤が有機銀塩に対
して0.5〜10mol%の間で添加され、かつ前記ロ
イコ色素が有機銀塩に対して50〜200mol%の間
で添加されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明による静電潜像顕画用インク粒子は、少
なくとも感光性還元剤、有機銀塩、ロイコ色素から構成
されている。
【0014】本発明の静電潜像顕画用インク粒子に用い
られる感光性還元剤は、もともと還元性を持っている物
質であるが、露光によりその還元性を失うという性質を
持っている。まず露光して、不要部分の感光性還元剤の
還元性を失わせる。これがカラー潜像形成の工程に当た
る。露光した後有機銀塩とともに加熱すると、露光され
ずに残った感光性還元剤と有機銀塩との間で酸化還元反
応が起こり、有機銀塩が還元されて還元銀を生成する。
さらに、生成した還元銀を触媒として、有機銀塩とロイ
コ色素との間で酸化還元反応が起こり、ロイコ色素が酸
化されて色素となって発色する。その機構は以下に示す
ように進行する。還元銀に有機銀塩から遊離してきた銀
イオンが吸着して銀イオンクラスターを形成する。これ
をロイコ色素が還元することによって、銀イオンクラス
ターは還元され、ロイコ色素自身は酸化されて色素とな
る。このように、還元銀への銀イオン吸着とロイコ色素
の酸化還元反応が繰り返し生じて、順次色素が生成して
静電潜像顕画用インク粒子が発色する。これがカラー潜
像を所望の色調に発色させる工程に当たる。この工程で
発現する発色反応は、露光されなかったインク粒子のみ
進行し、露光されたインク粒子では銀イオン吸着する還
元銀が生成しないため進行しない。
【0015】ここで感光性還元剤の添加量を有機銀塩に
対して0.5〜10mol%にすることにより、有機銀
塩とロイコ色素との間に酸化還元反応を引き起こすのに
足りる触媒量の還元銀が生成できる。ここで、感光性還
元剤の添加量が有機銀塩に対して0.5mol%未満で
あると、有機銀塩とロイコ色素との間の酸化還元反応を
引き起こすのに足りる量の還元銀が生成できず、従って
反応が起こらずに発色しない。反対に感光性還元剤の添
加量が有機銀塩に対して10mol%より多いと、感光
性還元剤により有機銀塩が還元されすぎてしまう。その
ためロイコ色素との酸化還元反応に関わる有機銀塩量が
少なくなり、生成する色素量が少なくなってしまうため
所望の発色濃度が得られない。
【0016】以下に実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0017】
【実施例】本発明による静電潜像顕画用インク粒子は、
少なくとも感光性還元剤、有機銀塩、ロイコ色素から構
成され、さらにこれらを結着する樹脂から成る、粒径3
〜40μmの微粉体である。
【0018】感光性還元剤は、露光によりその還元性を
失う性質を持つ物質である。詳しくは4−メトキシ−1
−ナフトール、2−メチル−4−メトキシ−1−ナフト
ール、4−エトキシ−1−ナフトール等のナフトール
類、1−メトキシ−5−ヒドロキシアントラセン、1−
エトキシ−5−ヒドロキシアントラセン、1,3−ジヒ
ドロキシアントラセン等のアントラセン類、1−フェニ
ル−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、N−
(2,5−ジクロロフェニル)−3−メチルピラゾリン
−5−オン等のピラゾリン−5−オン類、アシルアセト
ニトリル類、フェニルヒドラゾン、N,N−ジメチルヒ
ドラゾン等のヒドラゾン類、2−フェニル−1,3−イ
ンダンジオン等の1,3−インダンジオン類、フラン
類、オキサゾール類、イミダゾール類、アスコルビン酸
類等がある。また、感光性還元剤は有機銀塩に対して
0.5〜10mol%の範囲で添加される。
【0019】本発明の静電潜像顕画用インク粒子に用い
られる感光性還元剤は、例えば4−メトキシ−1−ナフ
トールを用いた場合は400nm付近の波長光に対して
感光する。そのため、400nmより長波長の可視光に
対しても感光するように、波長増感色素により波長増感
することも可能である。波長増感色素としては、フルオ
レセン及びフルオレセン誘導体、エオシン、エリスロシ
ン、ローズベンガル等を用いることができる。
【0020】有機銀塩は、加熱により感光性還元剤と酸
化還元反応を起こして還元銀を生成するもの、及び加熱
により還元銀の存在下でロイコ色素と酸化還元反応を起
こして、自身は還元される性質のものである。詳しくは
ベヘン酸銀、ステアリン酸銀、カプリン酸銀、ラウリン
酸銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸銀、アジピン酸
銀、サッカリン銀、フタラジノン銀、オレイン酸銀、マ
レイン酸銀、フマル酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪
酸銀等があり、これらを必要に応じて一種類あるいは二
種類以上混合して用いることができる。
【0021】ロイコ色素は、加熱により還元銀の存在下
で有機銀塩と酸化還元反応を起こして、自身は酸化され
て所望の色調に発色する性質のものである。詳しくはチ
アジン系、オキサジン系、インドアニリン系、ジアジン
系、ラクトン系、ジフェノール系、ベンジリデン系等の
色素の還元体(ロイコ体)が使用できる。また、ロイコ
色素は有機銀塩に対して50〜200mol%の範囲で
添加される。
【0022】上で述べた感光性還元剤、有機銀塩、ロイ
コ色素を結着する樹脂としては、例えば塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル樹脂類、
ポリ酢酸ビニル、ホルマール化ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール等のポリ酢酸ビニル誘導体、ポリ
アクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリアク
リロニトリル等のポリアクリレート及びポリメタクリレ
ート系誘導体、ポリスチレン、ポリクロロメチルスチレ
ン、ポリジビニルベンゼン等のポリスチレン誘導体、ポ
リビニルピロリドン等の窒素含有ビニル誘導体、ビニル
エーテル類、ビニルケトン類等の付加重合系重合体、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の
縮重合系重合体、及びこれらの2種類以上の共重合体や
混合体を用いることができる。また、キャンデリラワッ
クス、カルナバワックス、ライスワックス等の植物系天
然ワックス類、みつろう、ラノリン等の動物系天然ワッ
クス類、モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系天
然ワックス類、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、ペトロラタム等の天然石油系ワックス
類、ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュ
ワックス等の合成炭化水素ワックス類、及びそれらの誘
導体、硬化ひまし油及び硬化ひまし油誘導体、ステアリ
ン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸類、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の低分子量ポリオレフィン類等があ
り、これらを必要に応じて一種類あるいは二種類以上を
混合して用いることができる。
【0023】本発明の静電潜像顕画用インク粒子は、感
光性還元剤、有機銀塩、ロイコ色素及び樹脂以外に、静
電潜像を利用したカラー画像形成方法用トナーに用いら
れている荷電制御剤、流動制御剤、離型剤等を添加して
用いることができる。
【0024】荷電制御剤は、静電潜像顕画用インク粒子
の帯電性を制御して、静電潜像への静電潜像顕画用イン
ク粒子の現像を安定的に行うために添加される。荷電制
御剤としては、有機金属錯塩類、アルキルアンモニウム
塩類等の有機塩類、高分子カルボン酸類等が使用できる
が、静電潜像顕画用インク粒子の表面にあって機能する
ため、感光性還元剤の感光性を損なわないように透明性
の高いものから選択される。
【0025】流動制御剤は、静電潜像顕画用インク粒子
の流動性を制御、向上するために添加される。流動制御
剤としては、酸化チタン、シリカ等の酸化物、窒化物、
硫化物、ポリフルオロビニリデン等のフッ素樹脂類の微
粉末を使用することができる。
【0026】離型剤は、加熱定着時のヒートローラーへ
のインク粒子のオフセットを防止するために用いられ
る。離型剤として、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンワックス等の合成炭化水素系ワックスを使用するこ
とができる。
【0027】感光性還元剤、有機銀塩、ロイコ色素及び
樹脂から成る微粉体、及び荷電制御剤、流動制御剤、離
型剤を添加した微粉体は、静電潜像を利用したカラー画
像形成用トナーの製造方法を用いて製造することができ
る。製造方法としては、混練粉砕法等の乾式製造法、あ
るいは重合法、マイクロカプセル法等の湿式製造法を使
用することができる。
【0028】乾式製造法としては、前記静電潜像顕画用
インク粒子の材料を加熱溶融して混練し、混練物を熱溶
融スプレードライで微粉化、あるいはジェットミル等で
微粉砕する方法を挙げることができる。その際感光性還
元剤と有機銀塩は、共に加熱混合すると酸化還元反応を
起こしてしまう。従って、それぞれを別々に他の材料と
加熱溶融混練した後、例えば一方を他方に外添するとい
う方法を採ることにより、本発明の静電潜像顕画用イン
ク粒子が製造できる。湿式製造法としては、前記静電潜
像顕画用インク粒子の材料を樹脂が溶解する溶剤に分散
・混合し、スプレードライ等の乾燥法により溶剤を除去
して粉体化する方法が挙げられる。これらの方法によ
り、本発明の静電潜像顕画用インク粒子を製造すること
ができる。本発明を以下に示す実施例によりさらに詳細
に説明する。
【0029】(実施例1) 感光性還元剤 4−メトキシ−1−ナフトール・・・・0.1g(6×
10-4mol) 有機銀塩 ベヘン酸銀・・・・3.0g(6.7×10-3mol) ロイコ色素 クリスタルバイオレットラクトン・・・・2.6g
(6.3×10-3mol) 波長増感色素 エリスロシン・・・・0.1g 樹脂 ポリアクリル酸メチル・・・・30.0g 4−メトキシ−1−ナフトールとエリスロシンを蒸留水
50gに分散・溶解させ、よく攪拌混合した後乾燥させ
た。また、ポリアクリル酸メチルをトルエン200gに
溶解し、樹脂溶液を調製した。また、クリスタルバイオ
レットラクトンとベヘン酸銀をアセトン200gに溶解
・分散させ、分散液を調製した。そしてこれらを攪拌し
ながら混合し、スプレードライ法により乾燥・微粉化を
行って、粒径7〜15μmの静電潜像顕画用インク粒子
を作製した。
【0030】本実施例で得られた静電潜像顕画用インク
粒子を「インク粒子1」とする。なお、以上述べた操作
は全て600nm以下の波長光をカットした暗室中で行
った。
【0031】以上の方法で作成したインク粒子1を、O
PC感光体ドラムの周りに、感光体を帯電させるコロナ
チャージャー、感光体上に静電的に潜像を形成させる液
晶シャッターより成る画像露光器、感光体上に形成され
た静電潜像をインク粒子で顕像化する現像器、感光体上
のインク粒子に450、500、550nmの3種類の
波長光を別々に照射できるLEDより成る画像露光器、
感光体上に形成されたインク粒子像を紙等の記録媒体に
転写するコロナチャージャー、感光体上の残存インク粒
子を除去するクリーナー、感光体の静電気を除去する除
電器を備え、別に記録媒体上のインク粒子を130〜1
80℃に加熱・加圧して、発色させるのと同時に記録媒
体上に接着・固着させる熱ローラー定着器を備えた画像
形成装置に搭載して、以下のようにして画像形成を行っ
た。
【0032】まず、OPC感光体上にインク粒子1を一
層〜二層に現像してインク粒子像を形成した。このイン
ク粒子像に対し、LEDを用いて550nmの光を0.
1秒間露光した。引き続き感光体上のインク粒子をPP
C紙に転写し、150℃に加熱した熱ローラー定着器で
3秒間加熱・加圧し、PPC紙に接着させた。すると、
光学濃度1.3の鮮明なシアン色を示す画像を形成する
ことができた。さらに記録媒体としてOHP用シートを
用いて同様なテストを行ったところ、透明性のよい鮮明
なシアン色画像が形成された。
【0033】(比較例1)実施例1と同様の材料と方法
を用いて、静電潜像顕画用インク粒子を作成した。ただ
し、感光性還元剤である4−メトキシ−1−ナフトール
の分量を、1.0g(6×10-3mol)とし、その他
は実施例1と同様の分量にした。このインク粒子を実施
例1で用いた画像形成装置に搭載して、実施例1と同様
に画像形成を行ったところ、全体的に褐色を呈した画像
が得られ、シアン色の発色が認められなかった。
【0034】(比較例2)実施例1と同様の材料と方法
を用いて、静電潜像顕画用インク粒子を作成した。ただ
し、感光性還元剤である4−メトキシ−1−ナフトール
の分量を、0.002g(1.2×10-5mol)と
し、その他は実施例1と同様の分量にした。このインク
粒子を実施例1で用いた画像形成装置に搭載して、実施
例1と同様に画像形成を行ったところ、発色が起こらな
かった。
【0035】(実施例2) 感光性還元剤 1−エトキシ−5−ヒドロキシアントラセン・・・・
0.1g(4.2×10-4mol) 有機銀塩 ステアリン酸銀・・・・2.0g(5×10-3mol) ロイコ色素 3,5−ジエチル−3’5’−ジブロモジフェノール・
・・・3.0g(1×10-2mol) 波長増感色素 ニトロフルオレセン・・・・0.1g 樹脂 ポリスチレン・・・・50.0g 上記組成物を用いて、実施例1と同様な方法で粒径9〜
14μmの静電潜像顕画用インク粒子を作成した。ただ
し、感光性還元剤と波長増感色素の混合にはアセトン
を、樹脂溶液には溶媒としてメチルエチルケトンを使用
した。本実施例で得られた静電潜像顕画用インク粒子を
「インク粒子2」とする。なお、以上述べた操作は全て
600nm以下の波長光をカットした暗室中で行った。
【0036】以上の方法で作製したインク粒子2を、実
施例1で用いた装置に搭載して、記録媒体として普通紙
を用いて画像形成を行ったところ、光学濃度1.2の鮮
明なイエロー色を示す画像を形成することができた。さ
らに記録媒体としてOHP用シートを用いて同様なテス
トを行ったところ、透明性のよい鮮明なイエロー色画像
が形成された。
【0037】(実施例3) 感光性還元剤 アシルアセトニトリル・・・・0.1g(4.6×10
-4mol) 有機銀塩 オレイン酸銀・・・・2.0g(5×10-3mol) ロイコ色素 3−ジメチルアミノ−7,8−ベンゾフラオラン・・・
・1.5g(3.6×10-3mol) 波長増感色素 4,5−ジブロモフルオレセン2ナトリウム塩・・・・
0.5g 樹脂 スチレン−メタクリル酸ブチル・・・・50.0g スチレン−メタクリル酸ブチル、オレイン酸銀、3−ジ
メチルアミノ−7,8−ベンゾフラオランを溶融混練し
て樹脂隗を調製した。これをジェットミルで微粉砕し、
微粒子を調製した。また、アシルアセトニトリルと4,
5−ジブロモフルオレセン2ナトリウム塩をエタノール
30g中で分散・溶解させ、よく攪拌混合した後乾燥さ
せ、粉末を調製した。そして、微粒子と粉末をアイソパ
ー中で攪拌混合し、微粒子の表面に粉末を吸着させた
後、スプレードライ法を用いて乾燥させ、粒径6〜11
μmの静電潜像顕画用インク粒子を作成した。本実施例
で得られた静電潜像顕画用インク粒子を「インク粒子
3」とする。なお、以上述べた操作は全て暗室下で行っ
た。
【0038】以上の方法で作製したインク粒子2を、実
施例1で用いた装置に搭載して、記録媒体として普通紙
を用いて画像形成を行ったところ、光学濃度1.4の鮮
明なマゼンタ色を示す画像を形成することができた。さ
らに記録媒体としてOHP用シートを用いて同様なテス
トを行ったところ、透明性のよい鮮明なマゼンタ色画像
が形成された。
【0039】(実施例4)実施例1、2、3について、
樹脂をパラフィンワックスとポリエステル樹脂の等量混
合物を用いて、シアン、イエロー、マゼンタ色に発色す
る静電潜像顕画用インク粒子をそれぞれ作成した。本実
施例で得られた静電潜像顕画用インク粒子のうち、シア
ン発色するものを「インク粒子4」、イエロー発色する
ものを「インク粒子5」、シアン発色するものを「イン
ク粒子6」とする。なお、以上述べた操作は全て暗室下
で行った。
【0040】以上の方法で作製したインク粒子4、5、
6をそれぞれ等量に混合し、インク粒子を加熱する手段
としてハロゲンランプ、インク粒子を記録媒体に定着す
る手段として加圧ローラーを搭載した他は実施例1と同
様な画像形成装置に搭載した。画像形成方法は以下のよ
うに行った。
【0041】まず、OPC感光体上にインク粒子4、
5、6の等量混合物を一層〜二層に現像してインク粒子
像を形成した。このインク粒子像に対し、LEDを用い
てイエロー画像に対応した450nmの波長光、マゼン
タ画像に対応した500nmの波長光、シアン画像に対
応した550nmの波長光をそれぞれ露光した。引き続
き感光体上のインク粒子を普通紙に転写し、ハロゲンラ
ンプで0.2秒間120℃に加熱した後、加圧ローラー
定着器で3秒間加圧し、普通紙に接着させた。すると、
鮮明なフルカラー画像を形成することができた。さらに
記録媒体としてOHP用シートを用いて同様なテストを
行ったところ、透明性のよい鮮明なフルカラー画像が形
成された。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも感光性還元剤、有機銀塩、ロイコ色素を含み、
前記感光性還元剤がナフトール類、アントラセン類、ピ
ラゾリン−5−オン類、アシルアセトニトリル類、ヒド
ラゾン類、1,3−インダンジオン類、フラン類、オキ
サゾール類、イミダゾール類、アスコルビン酸類から選
ばれる化合物を用い、さらに前記感光性還元剤が有機銀
塩に対して0.5〜10mol%の間で添加され、かつ
前記ロイコ色素が有機銀塩に対して50〜200mol
%の間で添加されている静電潜像顕画用インク粒子を構
成することにより、露光によりカラー潜像を形成し、加
熱によりカラー発色する静電潜像顕画用インク粒子を提
供することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体上に静電潜像を形成する工程、
    前記静電潜像をカラー潜像能を有する静電潜像顕画用イ
    ンク粒子によって現像することにより予備顕画像を形成
    する工程、前記予備顕画像に対してカラー潜像を形成す
    る工程、前記カラー潜像を所望の色調に発色させる工程
    を有するカラー画像形成方法に用いる静電潜像顕画用イ
    ンク粒子において、少なくとも感光性還元剤、有機銀
    塩、ロイコ色素を含み、前記感光性還元剤がナフトール
    類、アントラセン類、ピラゾリン−5−オン類、アシル
    アセトニトリル類、ヒドラゾン類、1,3−インダンジ
    オン類、フラン類、オキサゾール類、イミダゾール類、
    アスコルビン酸類から選ばれる化合物を用いることを特
    徴とする静電潜像顕画用インク粒子。
  2. 【請求項2】前記感光性還元剤が有機銀塩に対して0.
    5〜10mol%の間で添加され、かつ前記ロイコ色素
    が有機銀塩に対して50〜200mol%の間で添加さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲請求項1記載
    の静電潜像顕画用インク粒子。
JP4049895A 1992-03-06 1992-03-06 静電潜像顕画用インク粒子 Pending JPH05249727A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024873A1 (en) * 1997-11-12 1999-05-20 Avecia Limited Compound, composition and use
JP2008046294A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法及び画像形成装置

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WO1999024873A1 (en) * 1997-11-12 1999-05-20 Avecia Limited Compound, composition and use
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