JPH05251102A - リン酸型燃料電池発電プラント - Google Patents

リン酸型燃料電池発電プラント

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JPH05251102A
JPH05251102A JP4048337A JP4833792A JPH05251102A JP H05251102 A JPH05251102 A JP H05251102A JP 4048337 A JP4048337 A JP 4048337A JP 4833792 A JP4833792 A JP 4833792A JP H05251102 A JPH05251102 A JP H05251102A
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JP
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cathode
anode
electrode
line
fuel cell
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Katsunori Sakai
勝則 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】起動・停止操作中における燃料電池本体の触媒
劣化を最小限に抑えたリン酸型燃料電池発電プラントを
提供する。 【構成】アノード電極2に水素ガス供給と同時にアノー
ドリサイクルライン33内の水素ガス濃度が水素ガス検
出手段24で検出され、この水素ガス検出手段24の出
力が制御装置25に入力される。これにより制御装置2
5は、アノード電極2が所定の水素ガス濃度(例えば2
%水素ガス濃度)を維持するようにアノード水素ガス供
給弁21に指令を与える。カソード電極3に空気の供給
と同時にカソードリサイクルライン34内の酸素ガス濃
度が酸素ガス検出手段26で検出され、この酸素ガス検
出手段26の出力が制御装置27に入力される。これに
より制御装置27は、カソード電極3が所定の酸素ガス
濃度(例えば0.5%酸素ガス濃度)を維持するように
カソード酸素ガス供給弁23に指令を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リン酸型燃料電池発電
プラントに関するもので、特に、起動・停止操作中にお
ける燃料電池本体の触媒の劣化防止手段に改良を施した
リン酸型燃料電池発電プラントに係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、石炭や石油などのような燃料
が持っている化学エネルギーを等温のもとで、連続的に
直接電気エネルギーに変換する装置として、燃料電池が
知られている。この燃料電池は、通常、一対の多孔質電
極で電界質を保有するマトリックスを挟んで、一方の電
極の背面に水素などの燃料ガスを接触させて、他方の電
極の背面に空気などの酸化剤を接触させて、このとき起
きる電気化学反応により生じる電気エネルギーを上記電
極間から取出すものである。この場合、燃料ガスとして
水素または天然ガスを改質して得られる改質ガスが用い
られ、酸化剤として空気または酸素が用いられる。ま
た、電界質としては、溶融炭酸塩、アルカリ溶液、酸性
溶液、固体高分子、固体酸化物などが用いられるが、最
近ではリン酸を電界質としたリン酸型燃料電池が注目さ
れている。
【0003】図3は、従来のリン酸型燃料電池発電プラ
ントの概略構成を示したものである。同図において、燃
料電池本体1の単位電池は、背面に水素などの燃料を接
触させたアノード電極2と、背面に酸素などの酸化剤を
接触させたカソード電極3とを電界質を含浸したマトリ
ックスを挟んで両側に配置して構成されている。この単
位電池がガス分離板を介して交互に複数個積層されて、
燃料電池本体1が構成されている。
【0004】改質装置6において天然ガス4と水蒸気5
との混合ガスが水蒸気改質反応により水素リッチガスと
されて、この水素リッチガスがアノード電極2に供給さ
れ、カソード電極3には圧縮空気7が供給される。アノ
ード電極2に供給された水素リッチガスは、カソード電
極3に供給された圧縮空気7と電気化学的に反応して、
電気、水及び熱となる。
【0005】アノード電極2を出たガスは、アノード出
口リン酸吸着器8、アノード出口凝縮器9及び改質器バ
ーナー10を介して、大気11に放出される。カソード
電極3を出たガスは、カソード出口リン酸吸着器12、
カソード出口凝縮器13及び改質器バーナー10を介し
て、大気に放出される。アノード電極2及びカソード電
極3内のガスは、アノードリサイクルライン33及びカ
ソードリサイクルライン34に設けられたアノードリサ
イクルブロア14及びカソードリサイクルブロア15に
より、それぞれ各電極の出口ラインから入口ラインに循
環され、再利用される。なお、16,17及び18は、
それぞれアノード燃料供給弁、カソード空気供給弁およ
び大気遮断弁である。
【0006】ところで、リン酸型燃料電池は、高温状態
で電池電圧が単位セル当り0.8V以上に維持される
と、電池触媒のシンタリングが増長し、電池特性の低下
につながる。一方、電池電圧が単位セル当り0V以下、
つまり転極現象が生じた場合には電気分解が発生し、電
池に大きな損傷を与えることも知られている。
【0007】このため、発電中はもちろんのこと、起動
・停止操作中も、電池電圧の管理が必要となってくる。
そこで、発電中においては、インバータの電圧保護制御
により、許容値内(通常は0.6−0.8V/セル)に
電圧が保持され、もし電池電圧が許容値を越える場合に
は、緊急停止などの電池保護対策が施されている。
【0008】一方、起動・停止操作中、特に停止操作に
おいては、カソード電極3内に発電中供給された空気が
残留するため、次のような電圧抑制手段が施されてい
る。すなわち、発電停止指令に従ってカソード供給空気
は遮断され、これと同時にカソード窒素ガス供給ライン
28及びアノード窒素ガス供給ライン31に設けられた
供給弁29,32を開放し、不活性ガス、例えば窒素が
アノード電極2及びカソード電極3に供給され、残留空
気中の酸素ガスパージが実施される。
【0009】また、インバータは、発電停止指令によ
り、AC出力を低減させ、インバータの運転が不可能に
なる微少出力のところでダミー抵抗30と切替える。前
記したダミー抵抗30は、任意電圧、例えば0.5V/
セル以上でオンするように制御されている。このダミー
抵抗30とカソードの窒素ガスパージにより電池電圧は
抑制され、最後にアノード電極2の窒素ガスパージが実
施され、停止中の電池電圧の管理は完了する。なお、起
動・停止中は、ダミー抵抗の電圧抑制制御を作動状態と
しているため、何らかの理由で電池電圧が発生し、ダミ
ー抵抗投入条件、例えば電池電圧>0.5V/セルが成
立した場合には、ダミー抵抗30がオンして電圧抑制が
実行される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常リン酸
型燃料電池本体は、一対のアノード電極とカソード電極
から成る単位電池の出力電圧が約1V以下であるため、
多数の単位電池を直列に積層して構成されている。しか
しながら、停止操作中にカソード電極3の窒素ガスパー
ジを実施した場合、窒素ガスを個々の単位電池に均一に
供給することがきわめて困難なため、個々の単位電池の
カソード電極3に存在する酸素ガス量が異なってくる。
【0011】この状態でダミー抵抗を投入すると、電池
電圧は、設定値、例えば平均セル電圧0.5V/セル相
当まで全体の電池電圧が抑制される。ところが、個々の
単位電池の均一な電圧抑制は不可能となり、個々の単位
電池に電圧のばらつきが生じ、ダミー抵抗が切れる条件
に達しても、一部の単位電池電圧は高い状態、例えば
0.8V/セル以上のまま保持される。このため、この
一部の高電圧が維持されたままの単位電池は、燃料電池
運転温度が下がるまでシンタリング現象が進み、燃料電
池特性劣化が増長する。従って、起動・停止の操作が行
われるごとに燃料電池特性は大きく低下し、燃料電池保
証期間前に定格出力を満足しなくなるという大きな問題
点があった。
【0012】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、起動
・停止操作中における燃料電池本体の触媒劣化を最小限
に抑えることのできるリン酸型燃料電池発電プラントを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1のリン酸型燃料電池発電プラントは、燃
料及び酸化剤をそれぞれアノード電極及びカソード電極
に導き、前記アノード電極の出口ライン及び前記カソー
ド電極の出口ラインからそれぞれ前記アノード電極の入
口ライン及び前記カソード電極の入口ラインに循環する
アノードリサイクルライン及びカソードリサイクルライ
ンを有し、前記燃料及び前記酸化剤の電気化学反応によ
って発電するリン酸型燃料電池発電プラントにおいて、
前記アノードリサイクルラインの内側に水素供給ライン
を接続し、この水素供給ラインには、前記アノードリサ
イクルラインの内側に配置した水素ガス濃度検出手段の
出力により、前記アノード電極の水素濃度を所定値に制
御するガス供給弁を設けたことを特徴する。
【0014】請求項2のリン酸型燃料電池発電プラント
は、前記カソードリサイクルラインの内側に空気供給ラ
インを接続し、この空気供給ラインには、前記カソード
リサイクルラインの内側に配置した酸素ガス濃度検出手
段の出力により、前記カソード電極の酸素濃度を所定値
に制御するガス供給弁を設けたことを特徴とする。請求
項3のリン酸型燃料電池発電プラントは、前記アノード
電極とカソード電極間に、所定の電池電圧値を越える場
合に投入される抵抗が設けられていることを特徴とす
る。
【0015】
【作用】上記のような構成を有する本発明のリン酸型燃
料電池発電プラントにおいては、その起動・停止操作中
に、アノードリサイクルライン及びカソードリサイクル
ラインにおいて窒素ガスによる循環運転を実施し、この
ときアノード電極には、請求項1の通り、水素ガスを供
給し所定の水素ガス濃度に維持し、カソード電極には、
請求項2の通り、空気を供給し所定の酸素ガス濃度に維
持することで、所定の電池電圧を保持することができ
る。更に、所定の電池電圧を越える場合には、請求項3
の通り、アノード電極とカソード電極との間に抵抗を投
入することで、電池電圧を所定値に抑制制御する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により具体的
に説明する。なお、前記図3と同一部分には同一符号を
付し、説明は省略する。
【0017】(1)実施例の構成・・・図1 本実施例において、20はアノード電極2の入口側の前
記アノードリサイクルラインの内側に接続されるアノー
ド水素ガス供給ラインで、ここにはアノード水素ガス供
給弁21が接続されている。22はカソード電極3の入
口側の前記カソードリサイクルラインの内側に接続され
るカソード空気(酸素ガス)供給ラインで、カソード酸
素ガス供給弁23が接続されている。
【0018】アノード電極2には、その内部のガス濃度
を検出するガス検知器などの水素ガス検出手段24が設
けられ、この水素ガス検出手段24の出力端はその検出
濃度に応じて前記アノード水素ガス供給弁21の弁開度
を制御する制御装置25に接続されている。カソード電
極3にも、その内部のガス濃度を検出する酸素ガス検出
手段26が設けられ、この酸素ガス検出手段26の出力
端はその検出濃度に応じて前記カソード酸素ガス供給弁
23の弁開度を制御する制御装置27に接続されてい
る。
【0019】(2)実施例の作用効果 上記のような構成を有する本実施例のリン酸型燃料電池
発電プラントにおいて、まず、起動操作の場合には、燃
料電池の温度上昇過程中において、セル温度が所定温度
(電池触媒がシンタリングを促進する温度、例えば10
0℃)に達した時、アノードリサイクルブロア14及び
カソードリサイクルブロア15を駆動させる。このと
き、アノードリサイクルライン33及びカソードリサイ
クルライン34は窒素ガスの保圧状態であるので、燃料
電池本体1に積層された単位電池のアノード電極2及び
カソード電極3に均一に窒素ガスが供給され、攪拌循環
運転が実施される。このとき、同時にアノード水素ガス
供給弁21及びカソード酸素ガス供給弁23が開き、ア
ノード電極2及びカソード電極3にそれぞれ水素ガス及
び空気が供給される。
【0020】アノード電極2に水素ガス供給と同時にア
ノードリサイクルライン33内の水素ガス濃度が水素ガ
ス検出手段24で検出され、この水素ガス検出手段24
の出力が制御装置25に入力される。これにより制御装
置25は、アノード電極2が所定の水素ガス濃度(水素
ガスの爆発限界以下、例えば2%水素ガス濃度)を維持
するようにアノード水素ガス供給弁21に指令を与え
る。上述の起動時のアノード電極2を所定の水素ガス濃
度に維持する制御は、図2に示す待機状態におけるカソ
ード改質ガス導入直前まで実施される。
【0021】また、カソード電極3に空気の供給と同時
にカソードリサイクルライン34内の酸素ガス濃度が酸
素ガス検出手段26で検出され、この酸素ガス検出手段
26の出力が制御装置27に入力される。これにより制
御装置27は、カソード電極3が所定の酸素ガス濃度
(例えば0.5%酸素ガス濃度)を維持するようにカソ
ード酸素ガス供給弁23に指令を与える。上述の起動時
のカソード電極3を所定の酸素ガス濃度に維持する制御
は、図2に示す待機状態におけるカソード空気導入直前
まで実施される。
【0022】このようにすると、アノード電極2及びカ
ソード電極3にそれぞれ水素ガス及び酸素ガスが供給さ
れるので、電池電圧が発生し、カソード電極電位が所定
値(0.8V/セル)以上となるので、燃料電池のアノ
ード電極2とカソード電極3間にダミー抵抗30を投入
することにより、カソード電極電位を所定値(0.8V
/セル以下)に抑制制御することができる。この場合、
アノードリサイクルブロア4及びカソードリサイクルブ
ロア15による循環運転が実施されているので、積層し
てある個々の単位電池に均一にガスが供給されることか
ら、個々の単位電池の電圧も均一に制御できる。また、
アノード電極2及びカソード電極3に供給される水素ガ
ス及び酸素ガスは微少濃度であることから、抵抗容量自
体も大きなものを用いなくても十分に電圧抑制制御が達
成できる。図4は、小型のリン酸型燃料電池における供
給酸素ガス低濃度下における電流−電圧特性を示す測定
例である。各電流において、次式の関係が得られた。 V=V0 +k*Log(PO2 ) ここで、kは電流Iの関数:k=f(I)、PO2 は酸
素ガス濃度である。
【0023】この関係から、所定の電池電圧制御に要す
るカソード酸素ガス濃度とダミー抵抗値が決定される。
実際、ダミー抵抗値は小さい方が現実的であるが、カソ
ード酸素ガス濃度が小さい方が設備上効率が良好であ
る。また、この場合、温度上昇に伴う電池電圧上昇が見
込まれるため、供給ガス条件はほぼ一定値となる。
【0024】次に、停止操作の場合は、カソード電極3
は、図2に示すように発電状態から待機状態への移行に
伴い、カソード供給空気7は遮断され、同時にカソード
窒素ガス供給弁29を開きカソード電極3中に残留して
いる空気中の酸素ガスを窒素ガスによりパージする。こ
の待機状態中、アノード電極2には改質ガスが未だ供給
されている状態にあり、カソード側に残留酸素ガスが存
在することにより、電池電圧が発生する。そこで、アノ
ード電極2とカソード電極3間のダミー抵抗30を投入
することにより、カソード電位を所定値(0.8V/セ
ル以下)に制御する操作を施す。
【0025】このようなダミー抵抗30の投入により実
施される電圧抑制は、燃料電池本体1の全電圧を所定の
電圧範囲に制御するものであるから、積層している個々
の単位電池に注目すると、従来技術で説明したように単
位電池電圧のばらつきが生じ、一部の単位電池は触媒シ
ンタリングが促進する0.8V/セル以上の電圧を維持
したままの状態が長時間続く恐れがある。しかし、本実
施例においては、停止操作中においてもカソードリサイ
クルブロア15を循環運転することで、積層してある個
々の単位電池のカソード電極3に対して均一にガスを供
給する。その結果、本実施例では、カソード電極3の窒
素ガスによる空気(酸素)のパージは均一に実施され、
ダミー抵抗30により電池電圧の抑制も個々の単位電池
にばらつきなく実施される。
【0026】この時、カソードリサイクルライン34内
の酸素ガス濃度が酸素ガス検出手段26で検出され、こ
の酸素ガス検出手段26の出力が制御装置27に入力さ
れる。これにより、制御装置27は、起動操作中と同様
に、カソード電極3が所定の酸素ガス濃度(例えば2
%)を維持するようにカソード酸素ガス供給弁23に指
令を与える。従って、発電停止直後のカソード電極3の
窒素ガスパージ後も、所定の酸素ガス濃度に維持する制
御が、セル温度が所定温度(電池触媒がシンタリングを
促進する温度、例えば100℃程度)に低下するまで実
施される。
【0027】一方、停止中のアノード電極2は、図2に
示すように、待機状態から停止状態への移行に伴い、ア
ノード供給改質ガスが遮断された後にアノード窒素ガス
供給ライン31のアノード供給弁32を開き、アノード
電極2中に残留する水素ガスを窒素ガスによりパージす
る。この操作により、アノード電極2中の水素ガス濃度
は低下するが、ガス検出手段24により水素ガス濃度を
検出して制御手段25に信号を送る。制御装置25は、
アノードリサイクルラインが所定の水素ガス濃度を維持
するようにアノード水素ガス供給弁21に指令を与え
る。このような停止操作中に実施されるアノード電極2
中の水素ガス濃度制御も、セル温度が所定温度に低下す
るまで実施される。
【0028】(3)実施例の効果 以上のように構成された本実施例では、起動・停止過程
の特に燃料電池が高温状態にあるとき、アノード電極及
びカソード電極中をそれぞれ微少水素ガス濃度雰囲気及
び微少酸素ガス濃度雰囲気に制御し、さらにアノード電
極とかで間にダミー抵抗を投入することによってね電池
電圧を所定値に連続的かつ安定に制御することができ
る。その結果、従来生じていた局部的に残留する酸素ガ
スにより起動・停止過程中に生じる一部単位電池の0.
8V/セル以上の高電位状態を避けることができ、それ
による触媒のシンタリング現象を防止して、燃料電池特
性の長寿命化を図ることができる。
【0029】(4)他の実施例 本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、請求
項1または請求項2のいずれかを実施するのみでも、電
極内の燃料あるいは酸化剤ガスの濃度を制御して、触媒
のシンタリングを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、起動・停
止操作中の電池温度が高い状態下において、燃料電池の
電池電圧を所定値に制御することができるので、残留酸
素ガスによる高い電極電位から生じる電極触媒のシンタ
リングを防止することができ、燃料電池特性の長寿命化
を可能とした優れたリン酸型燃料電池発電プラントを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリン酸型燃料電池発電プラントの一実
施例を示すブロック図。
【図2】図1の作用を説明するタイムチャート。
【図3】従来のリン酸型燃料電池発電プラントの一例を
示すブロック図。
【図4】燃料電池の水素ガス及び酸素ガス濃度特性を示
すグラフ。
【符号の説明】
1;燃料電池本体 2;アノード電極 3;カソード電極 4;天然ガス 5;水蒸気 7;圧縮空気 11;大気 14;アノードリサイクルブロア 15;カソードリサイクルブロア 20;アノード水素ガス供給ライン 21;アノード水素ガス供給弁 22;カソード酸素ガス供給ライン 23;カソード酸素ガス供給弁 24,26;ガス検出手段 25,27;弁の制御手段 33;アノードリサイクルライン 34;カソードリサイクルライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料及び酸化剤をそれぞれアノード電極及
    びカソード電極に導き、前記アノード電極の出口ライン
    及び前記カソード電極の出口ラインからそれぞれ前記ア
    ノード電極の入口ライン及び前記カソード電極の入口ラ
    インに循環するアノードリサイクルライン及びカソード
    リサイクルラインを有し、前記燃料及び前記酸化剤の電
    気化学反応によって発電するリン酸型燃料電池発電プラ
    ントにおいて、 前記アノードリサイクルラインの内側に水素供給ライン
    を接続し、この水素供給ラインには、前記アノードリサ
    イクルラインの内側に配置した水素ガス濃度検出手段の
    出力により、前記アノード電極の水素濃度を所定値に制
    御するガス供給弁を備えていることを特徴とするリン酸
    型燃料電池発電プラント。
  2. 【請求項2】燃料及び酸化剤をそれぞれアノード電極及
    びカソード電極に導き、前記アノード電極の出口ライン
    及び前記カソード電極の出口ラインからそれぞれ前記ア
    ノード電極の入口ライン及び前記カソード電極の入口ラ
    インに循環するアノードリサイクルライン及びカソード
    リサイクルラインを有し、前記燃料及び前記酸化剤の電
    気化学反応によって発電するリン酸型燃料電池発電プラ
    ントにおいて、 前記カソードリサイクルラインの内側に空気供給ライン
    を接続し、この空気供給ラインには、前記カソードリサ
    イクルラインの内側に配置した酸素ガス濃度検出手段の
    出力により、前記カソード電極の酸素濃度を所定値に制
    御するガス供給弁を備えていることを特徴とするリン酸
    型燃料電池発電プラント。
  3. 【請求項3】前記アノード電極とカソード電極間に、所
    定の電池電圧値を越える場合に投入される抵抗が設けら
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2のリ
    ン酸型燃料電池発電プラント。
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