JPH0525202Y2 - - Google Patents

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JPH0525202Y2
JPH0525202Y2 JP1987111410U JP11141087U JPH0525202Y2 JP H0525202 Y2 JPH0525202 Y2 JP H0525202Y2 JP 1987111410 U JP1987111410 U JP 1987111410U JP 11141087 U JP11141087 U JP 11141087U JP H0525202 Y2 JPH0525202 Y2 JP H0525202Y2
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superconducting
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coating layer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、小型・強磁場を必要とする一般の電
気機器・磁気機器等に用いる永久磁石に関する。
〔従来の技術〕
磁石の本来有する磁束密度を小面積に集中させ
て強磁場を得る手法として、強磁性材に磁極片を
用いることが一般的に行われている。第12図,
第13図にその概念と具体例を示す。図中、1は
永久磁石、12は端部面積を小さくした磁極片、
13は皿形磁極片、14は磁力線である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術の磁極片を用いる場合には、例え
ば第12図の14′のような磁極片側部からの漏
れ磁界が生ずるので、磁力線は完全に集中でき
ず、したがつて、十分な局部的強磁場を得ること
が出来ない。また、磁極片素材の飽和磁化特性、
透磁率に依存した限界がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決したものであつて、
磁極面の一部または側面を残して、その他の部分
を超電導材料によつて取り囲んだことを特徴とす
る永久磁石である。
〔作用〕
既存の永久磁石に超電導材の層を付加すること
により、超電導体が磁場中におかれた時に生ずる
マイスナー効果(完全反磁性)に基き、所定の必
要空間に磁束を集中させ、高磁束密度すなわち局
部的な強磁場を得ることができる。
〔実施例〕
第1図に本考案の第1の実施例の断面図を示
す。図で、永久磁石1は上部にN極、下部にS極
の磁極を有する直径Dの円柱状磁石である。この
磁石1の周囲を取り囲んで、超電導材層2を設け
る。但し、N極、S極の磁極面に対応する部分に
それぞれ直径d1,d2の開孔部3および4を設け
る。クリアランスt1,t2の値は限定しないが、極
力小さくする。使用時には超電導材層2は超電導
状態に置く。すなわち、その超電導材層2に固有
の臨界温度以下に冷却するか、その温度条件領域
で設置使用する。従つて、永久磁石より生ずる磁
力線は、超電導体に特有のマイスナー効果(完全
反磁性)により、超電導材層2の内部に入ること
ができず、第2図に模式的に示すように、磁力線
14は開孔部3および4において、流出・流入し
又、一部は磁石1側面のクリアランスt1を通じて
直接廻りこむ。開孔部3および4の当該空間にお
ける磁束密度は、それぞれB1=α1・B0・(D/d12, B2=α2・B0・(D/d22で示される如く増大する。
ここにB0は磁石1の本来の平均的な磁束密度、
α1,α2は磁石1の側面での直接的廻りこみに関す
る係数で、主に直径比d1/D,d2/Dに依存する数値 で、α1<1,α2<1である。以上の如く本実施例
では超電導材層の開口部3,4の付近で局部的な
強磁場を得ることができる。
第3図に第2の実施例の断面図を示す。本実施
例は第1の実施例に付加して、永久磁石1の両磁
極面に接して、磁極片5および6を設けたもので
ある。それら以外の構成は、第1の実施例と同じ
である。こゝで磁極片5,6は円錐台形状のもの
を図示しているが、形状は必ずしもこの形状でな
くてもよく、滑らかな磁路が形成されるように決
められればよい。磁極片5,6は強磁性材よりな
り、第4図に矢印で磁力線14を示すように、永
久磁石1からの磁力線が所定の開孔部3,4の領
域まで円滑に集中しうる磁路を形成する目的に効
果的である。特に第1の実施例において磁石1側
面において直接的な廻りこみとなつた磁力線を所
定の開孔部3,4の領域へ導けるので、その効果
は大きい。即ち、前式におけるα1,α2の数値をよ
り大きくできる。以上の如く本実施例では磁極片
の端部の、開孔部3,4の付近で局部的な強磁場
を得ることができる。
第5図に第3の実施例の断面図を示す。本実施
例では図において、永久磁石1の両磁極面側を超
電導材層2によりとり囲み、側面を開放とする。
この時、第6図に磁力線14を模式的に示すよう
に、両磁極面と超電導材層2とのクリアランスa
の部分より流出・流入し、磁束が集中して、磁束
密度はB=β・B0D/4aとなる。ただしB0は元の磁 束密度、βはaに依存する係数である。以上の如
く、本実施例においては、円柱形磁石の両極の側
部周縁部で局部的な強磁場を得ることができる。
第7図に第4の実施例の断面図を示す。これは
第1の実施例における開孔部のとり方を変え、直
接的廻り込みをなくする方法である。図にて、永
久磁石1の両磁極面側に輪状の開孔部3,4を設
けるように超電導材層2によりとり囲む。輪状の
開孔部3,4の外径、内径をDput,Dio(本図では
N極、S極側ともにそれぞれ同じDput,Dioの場
合を示す。)、永久磁石1の直径をDとすると、第
8図に模式的に磁力線14の集中を示すように、
開孔部3,4における磁束は、B=γ・B0
D2/D2/out−D2/inとなる。ただしB0は元の磁束密度、 γはDput−Dに依存する係数で、Dput−Dを小さ
くすれば、γは1に近づく。以上の如く、本実施
例においては、両極面の外周部で環状の局部的な
強磁場を得ることができる。
次に作成過程の実施例を、特に前述の第1の実
施例の構成に対して示す。前述の第2〜第4の実
施例に対しても同様の作成過程の実施例があるが
これらは省略する。
第9図に第1の作成過程実施例を示す。これ
は、磁石1を、エポキシ系等の接着剤7により、
超電導板8−1に挿入・接着し、その上に超電導
板8−2を密閉・接着することにより形成したも
のである。なお本図では開孔部3および4の直径
はともに、dであり、クリアランスは接着剤7層
の厚さtとなる。使用時、超電導板8−1および
8−2は図示していない冷却手段によつてその材
質に固有の臨界温度以下に保持され、超電導状態
にある。超電導板8−1,8−2にはマイスナー
効果により表皮電流が流れ、永久磁石1からの磁
力線は超電導板8−1,8−2の内部に侵入でき
ず、永久磁石1側面での直接的廻りこみを除け
ば、上下の開孔部3,4に集中した形となり、B
=α・B0・(D/d)2に増大される。よつて局部的 強磁場を得ることができる。
第10図に第2の作成過程実施例を示す。永久
磁石1の表面に、第一の被覆層9を形成する。素
材としては、後述の超電導被覆層10の形成を妨
げない、なじみのよいものが選ばれる。例えば既
存技術の一例として、超電導被覆層10の素材を
YbBa2Cu2Oxとする場合に第一の被覆層9素材
の一候補としてはY2O3添加部分安定化ZrO2を選
ぶなどである。第一の被覆層9の厚さtは前記の
クリアランスに相当する。その上に、蒸着、イオ
ンプレーテイング、スパツタリング、CVD、化
学反応等の既存の手法により、超電導被覆層10
を形成する。更にその上に第二の被覆層11を形
成する。これは超電導被覆層10の取扱い時の傷
付きに対する保護の役割を果たすもので非磁性金
属又は非磁性非金属素材が適している。開孔部
3,4(本図ではともに直径d)は、前述の3つ
の被覆層9,10および11の形成時に、予めマ
スキングする等により形成する。尚、機能的に
は、超電導被覆層9のみが開孔していればよく、
第一、第二の被覆層9,11は開孔していなくて
よい。使用時、超電導被覆層10が、それに固有
の臨界温度以下に保持され、所定の作用効果をも
たらすことは前掲と同様である。
第11図に第3の作成過程実施例を示す。永久
磁石1の表面に、蒸着、イオンプレーテイング、
スパツタリング、CVD、化学反応等の既存の手
法により、超電導被覆層10を形成する。この
時、第1の実施例にて述べたクリアランスtは零
となる。磁極に対応した両開孔部3,4(本図で
は共に直径d)は、超電導被覆層10の形成時に
予めマスキングすることにより形成する。この方
法を用いることによつて、作成コスト(工数)を
激減できる。使用時、超電導被覆層10が、それ
に固有の臨界温度以下に保持され、所定の作用効
果をもたらすことは前掲と同様である。
なお、本明細書においては、実施例を円柱状磁
石を用いて述べているが、本考案はこれに限定さ
れるものではなく、角柱状あるいは、本考案が適
用できる形状であれば曲つた形のものであつても
支障はない。
〔考案の効果〕
本考案によつて、所定の開口部以外からの外部
への磁力線の漏れが零となるので、所定の開口部
に磁束を集中して、局部的な強磁場を得ることが
でき、実効的に永久磁石を強力磁石となしうる。
また磁極片を付して本考案を適用した場合に
は、内部空間での磁力線の直接的な廻り込みが低
減されるので、前記の効果がより一層増大され
る。
このようにして通常の永久磁石を用いて強磁場
を得ることができるので、磁石を用いる各種電気
機器・磁気機器等を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の断面図、第2図は第1
の実施例の磁力線の分布を示す断面図、第3図は
第2の実施例の断面図、第4図は第2の実施例の
磁力線の分布を示す断面図、第5図は第3の実施
例の断面図、第6図は第3の実施例の磁力線の分
布を示す断面図、第7図は第4の実施例の断面
図、第8図は第4の実施例の磁力線の分布を示す
断面図、第9図は第1の作成過程の実施例を示す
断面図、第10図は第2の作成過程の実施例を示
す断面図、第11図は第3の作成過程の実施例を
示す断面図、第12図は従来技術の第1の例の斜
視図、第13図は従来技術の第2の例の断面図で
ある。 1……永久磁石、2……超電導材層、3……開
孔部、4……開孔部、5……磁極片、6……磁極
片、7……接着剤、8−1……超電導板、8−2
……超電導板、9……第一の被覆層、10……超
電導被覆層、11……第二の被覆層、12……磁
極片、13……皿形磁極片、14……磁力線、1
4′……漏れ磁力線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁極面の一部または側面を残して、その他の部
    分を超電導材料によつて取り囲んだことを特徴と
    する永久磁石。
JP1987111410U 1987-07-22 1987-07-22 Expired - Lifetime JPH0525202Y2 (ja)

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