JPH05253996A - 射出成形機における油圧装置 - Google Patents
射出成形機における油圧装置Info
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- JPH05253996A JPH05253996A JP35666692A JP35666692A JPH05253996A JP H05253996 A JPH05253996 A JP H05253996A JP 35666692 A JP35666692 A JP 35666692A JP 35666692 A JP35666692 A JP 35666692A JP H05253996 A JPH05253996 A JP H05253996A
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Landscapes
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】型締油室への作動油の吸込みに際し、大きな負
圧を生ずることを防止して、型締ラムを素早くかつ滑ら
かに移動すると共に、オイルミストのタンク外への漏れ
を減少する。 【構成】型閉じ時に発生するオイルタンク12内の負圧
をチェックバルブ36にて一定限度に抑える一方、温度
上昇や型開き時に発生するオイルタンク12内の圧力上
昇をリリーフバルブ35によって一定限度に抑える。こ
れにより、オイルタンク12内の圧力を、タンクと型締
油室7の水頭差Hに略々対応する圧力に保持する。
圧を生ずることを防止して、型締ラムを素早くかつ滑ら
かに移動すると共に、オイルミストのタンク外への漏れ
を減少する。 【構成】型閉じ時に発生するオイルタンク12内の負圧
をチェックバルブ36にて一定限度に抑える一方、温度
上昇や型開き時に発生するオイルタンク12内の圧力上
昇をリリーフバルブ35によって一定限度に抑える。こ
れにより、オイルタンク12内の圧力を、タンクと型締
油室7の水頭差Hに略々対応する圧力に保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機における油
圧装置に係り、特に直圧式型締装置の油圧装置に用いて
好適であり、詳しくは油圧装置におけるオイルタンクの
構造に関する。
圧装置に係り、特に直圧式型締装置の油圧装置に用いて
好適であり、詳しくは油圧装置におけるオイルタンクの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、直圧式型締装置を有する射出成形
装置の油圧装置として、例えば実公平3−12493号
公報に示されるものが提案されている。
装置の油圧装置として、例えば実公平3−12493号
公報に示されるものが提案されている。
【0003】該油圧装置は、図6に示すように、型締ラ
ム1を有しており、該ラム1は型締シリンダ2内に摺動
自在に嵌装されていると共に、その先端には可動金型を
取付けた可動盤が連結されている。更に、該ラム1の中
央部には小径シリンダ室(型閉油室)3が形成されてお
り、該小径シリンダ室3には型締シリンダ2に一体に形
成されかつ油路を有するブースタラム5が嵌挿されてい
る。また、型締ラム1の外周部とシリンダ2とにより型
開油室6が形成され、該ラムの後端とシリンダ後部とに
より型締油室7が形成されている。そして、型締シリン
ダ2の後端部には油室9が設けられており、該油室9と
前記型締油室7との間にはスプリング10により閉方向
に付勢されているプレフィルバルブ11が介在してい
る。
ム1を有しており、該ラム1は型締シリンダ2内に摺動
自在に嵌装されていると共に、その先端には可動金型を
取付けた可動盤が連結されている。更に、該ラム1の中
央部には小径シリンダ室(型閉油室)3が形成されてお
り、該小径シリンダ室3には型締シリンダ2に一体に形
成されかつ油路を有するブースタラム5が嵌挿されてい
る。また、型締ラム1の外周部とシリンダ2とにより型
開油室6が形成され、該ラムの後端とシリンダ後部とに
より型締油室7が形成されている。そして、型締シリン
ダ2の後端部には油室9が設けられており、該油室9と
前記型締油室7との間にはスプリング10により閉方向
に付勢されているプレフィルバルブ11が介在してい
る。
【0004】一方、オイルタンク12は前記型締ラム1
に対して下方位置に設置されており、かつ該オイルタン
ク12は、メインタンク部12aとプレフィルタンク部
12bとからなる。これら両タンク部は仕切り板13に
て仕切られていると共に、該仕切り板13の上端をオー
バフローする流路15により連通されており、またオイ
ルタンク12の蓋部分12cにはエアブリーザ14が設
置されている。また、メインタンク部12aに設けられ
た吸込み口16aから、モータ17により駆動されるポ
ンプ19を介して各電磁切換えバルブ20,21,22
に連通され、また各切換えバルブからのドレーン油はそ
れぞれドレーン管27…によりメインタンク部12aに
戻されている。そして、プレフィルバルブ11にて区画
されている油室9とプレフィルタンク部12bとの間は
1本の連通管25により連通されている。
に対して下方位置に設置されており、かつ該オイルタン
ク12は、メインタンク部12aとプレフィルタンク部
12bとからなる。これら両タンク部は仕切り板13に
て仕切られていると共に、該仕切り板13の上端をオー
バフローする流路15により連通されており、またオイ
ルタンク12の蓋部分12cにはエアブリーザ14が設
置されている。また、メインタンク部12aに設けられ
た吸込み口16aから、モータ17により駆動されるポ
ンプ19を介して各電磁切換えバルブ20,21,22
に連通され、また各切換えバルブからのドレーン油はそ
れぞれドレーン管27…によりメインタンク部12aに
戻されている。そして、プレフィルバルブ11にて区画
されている油室9とプレフィルタンク部12bとの間は
1本の連通管25により連通されている。
【0005】上記油圧装置にあっては、高速型閉じ作動
を行う際、プレフィル用切換えバルブ22によりプレフ
ィルバルブ11を開き、かつ型開閉用切換えバルブ20
により、型閉油室3内に油圧を供給すると共に型開油室
6をドレーン管27に連通する。この状態にあっては、
型締ラム1は高速で型閉じ方向(図中右方向)に移動
し、この際、型締油室7は負圧になって、該油室に連通
管25、油室9及びプレフィルバルブ11を介してプレ
フィルタンク部12bから大量の油が吸込まれる。
を行う際、プレフィル用切換えバルブ22によりプレフ
ィルバルブ11を開き、かつ型開閉用切換えバルブ20
により、型閉油室3内に油圧を供給すると共に型開油室
6をドレーン管27に連通する。この状態にあっては、
型締ラム1は高速で型閉じ方向(図中右方向)に移動
し、この際、型締油室7は負圧になって、該油室に連通
管25、油室9及びプレフィルバルブ11を介してプレ
フィルタンク部12bから大量の油が吸込まれる。
【0006】そして、プレフィルバルブ11を閉じると
共に、型締用切換えバルブ21に基づき、型締油室7に
圧油を供給して型締め作業を行い、この状態で射出充填
を行った後、高速型開き作業が行われる。該型開き作業
にあっては、プレフィルバルブ11を開き、かつ型開閉
用切換えバルブ20を切換えて、型開油室6に圧油を供
給すると共に、型閉油室3をドレーンする。これによ
り、型締ラム1は型開き方向(図中左方向)に高速で移
動し、この際、型締油室7の油は、プレフィルバルブ1
1、油室9及び連通管25を通って勢いよくプレフィル
タンク部12b内に戻される。
共に、型締用切換えバルブ21に基づき、型締油室7に
圧油を供給して型締め作業を行い、この状態で射出充填
を行った後、高速型開き作業が行われる。該型開き作業
にあっては、プレフィルバルブ11を開き、かつ型開閉
用切換えバルブ20を切換えて、型開油室6に圧油を供
給すると共に、型閉油室3をドレーンする。これによ
り、型締ラム1は型開き方向(図中左方向)に高速で移
動し、この際、型締油室7の油は、プレフィルバルブ1
1、油室9及び連通管25を通って勢いよくプレフィル
タンク部12b内に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した油圧装置にあ
っては、プレフィルタンク部12bから型締油室7に作
動油が吸込まれるが、該タンク部12bは油室7に対し
てかなり低い位置に設置されるため、その水頭差に抗し
て吸上げる必要があり、型締ラム1の素早くかつ滑らか
な型締作動の障害となっている。更に、型締油室7に連
通管25を通って吸込まれる際、これら型締油室7、プ
レフィルバルブ11を有する室9及び連通管25はかな
りの負圧となるため、管継手の緩み及び使用によるオイ
ルシールの摩耗等を生じている場合、該管継手及びオイ
ルシール等から空気の吸込みを生じやすく、作動油に空
気が混入して、型締ラム1の伸縮作動に不具合を発生す
ることがある。
っては、プレフィルタンク部12bから型締油室7に作
動油が吸込まれるが、該タンク部12bは油室7に対し
てかなり低い位置に設置されるため、その水頭差に抗し
て吸上げる必要があり、型締ラム1の素早くかつ滑らか
な型締作動の障害となっている。更に、型締油室7に連
通管25を通って吸込まれる際、これら型締油室7、プ
レフィルバルブ11を有する室9及び連通管25はかな
りの負圧となるため、管継手の緩み及び使用によるオイ
ルシールの摩耗等を生じている場合、該管継手及びオイ
ルシール等から空気の吸込みを生じやすく、作動油に空
気が混入して、型締ラム1の伸縮作動に不具合を発生す
ることがある。
【0008】また、プレフィルタンク部12b内の作動
油は、連通管25を通して、高速型閉じ時に型締油室7
に吸込まれ、かつ高速型開き時に勢いよく排出されるの
で、メインタンク部12aに該吸込み排出による影響を
与えることはないが、プレフィルタンク部12b内にお
いて、高速型開き時に急速に排出される油により、該タ
ンク部内の作動油が勢いよく撹拌されて、該作動油の表
面を波立てて、オイルミストを発生すると共に、空気と
触れる量をふやして、作動油の劣化を促進する。
油は、連通管25を通して、高速型閉じ時に型締油室7
に吸込まれ、かつ高速型開き時に勢いよく排出されるの
で、メインタンク部12aに該吸込み排出による影響を
与えることはないが、プレフィルタンク部12b内にお
いて、高速型開き時に急速に排出される油により、該タ
ンク部内の作動油が勢いよく撹拌されて、該作動油の表
面を波立てて、オイルミストを発生すると共に、空気と
触れる量をふやして、作動油の劣化を促進する。
【0009】そして、オイルタンク12はエアブリーザ
14により外気と連通しているので、型締ラム1の伸縮
作動の度にエアブリーザ14が呼吸して、空気と共にオ
イルミストが噴出し、環境を汚すと共に該オイルミスト
が射出成形品に悪影響を及ぼす虞れがある。
14により外気と連通しているので、型締ラム1の伸縮
作動の度にエアブリーザ14が呼吸して、空気と共にオ
イルミストが噴出し、環境を汚すと共に該オイルミスト
が射出成形品に悪影響を及ぼす虞れがある。
【0010】そこで、本発明は、オイルタンク内の圧力
を所定圧力に保持すると共に、タンク内の空気の出入を
規制し、もって上述課題を解決した射出成形機における
油圧装置を提供することを目的とするものである。
を所定圧力に保持すると共に、タンク内の空気の出入を
規制し、もって上述課題を解決した射出成形機における
油圧装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、上方部分に配置された型閉油
室(3)、型開油室(6)及び型締油室(7)と、下方
部分に配置されたオイルタンク(12)とを備え、前記
型閉油室(3)への圧油の供給に基づき、前記オイルタ
ンク(12)からの作動油をプレフィルバルブ(11)
を介して前記型締油室(7)に吸込みながら型締ラム
(1)を伸長し、また前記型開油室(6)への圧油の供
給に基づき、前記プレフィルバルブ(11)を介して前
記型締油室(7)から前記オイルタンク(12)に作動
油を排出しながら前記型締ラム(1)を収縮してなる、
射出成形機における油圧装置において、前記オイルタン
ク(12)に、該タンク内の圧力を所定圧力に保持すべ
く該所定圧力以上になると該タンク内の空気を排出する
リリーフバルブ(35)と、該タンク内の圧力が所定負
圧状態になると該タンク内へ空気を吸込む吸込み手段
(36)と、を設置してなる、ことを特徴とする。
みなされたものであって、上方部分に配置された型閉油
室(3)、型開油室(6)及び型締油室(7)と、下方
部分に配置されたオイルタンク(12)とを備え、前記
型閉油室(3)への圧油の供給に基づき、前記オイルタ
ンク(12)からの作動油をプレフィルバルブ(11)
を介して前記型締油室(7)に吸込みながら型締ラム
(1)を伸長し、また前記型開油室(6)への圧油の供
給に基づき、前記プレフィルバルブ(11)を介して前
記型締油室(7)から前記オイルタンク(12)に作動
油を排出しながら前記型締ラム(1)を収縮してなる、
射出成形機における油圧装置において、前記オイルタン
ク(12)に、該タンク内の圧力を所定圧力に保持すべ
く該所定圧力以上になると該タンク内の空気を排出する
リリーフバルブ(35)と、該タンク内の圧力が所定負
圧状態になると該タンク内へ空気を吸込む吸込み手段
(36)と、を設置してなる、ことを特徴とする。
【0012】また、好ましくは、前記オイルタンク(1
2)内に、該タンク内の作動油表面上に浮遊して該作動
油表面をカバーするカバー体(39),(39a),
(39b),(39c)を設けてなる。
2)内に、該タンク内の作動油表面上に浮遊して該作動
油表面をカバーするカバー体(39),(39a),
(39b),(39c)を設けてなる。
【0013】そして、一例として(図5参照)、ボディ
(56)内の段差部(57a)に当接・付勢されている
バルブアウト部材(59)と、該バルブアウト部材に移
動自在に支持されかつ該バルブアウト部材に当接・付勢
されているバルブイン部材(63)と、を備えてなる圧
力補償装置(55)を前記オイルタンク(12)に設置
し、前記バルブアウト部材(59)が、前記オイルタン
ク(12)内の圧力が所定圧力以上になると、前記段差
部(57a)との当接を開放して該タンク内の空気を排
出するリリーフバルブ(35)を構成し、また前記バル
ブイン部材(63)が、前記オイルタンク(12)内の
圧力が所定負圧状態になると、前記バルブアウト部材
(59)との当接を開放して該タンク内へ空気を吸込む
吸込み手段(36)を構成してなる。
(56)内の段差部(57a)に当接・付勢されている
バルブアウト部材(59)と、該バルブアウト部材に移
動自在に支持されかつ該バルブアウト部材に当接・付勢
されているバルブイン部材(63)と、を備えてなる圧
力補償装置(55)を前記オイルタンク(12)に設置
し、前記バルブアウト部材(59)が、前記オイルタン
ク(12)内の圧力が所定圧力以上になると、前記段差
部(57a)との当接を開放して該タンク内の空気を排
出するリリーフバルブ(35)を構成し、また前記バル
ブイン部材(63)が、前記オイルタンク(12)内の
圧力が所定負圧状態になると、前記バルブアウト部材
(59)との当接を開放して該タンク内へ空気を吸込む
吸込み手段(36)を構成してなる。
【0014】
【作用】以上構成に基づき、例えば作業開始時における
型締ラム(1)の伸縮作用時、型締油室(7)にプレフ
ィルバルブ(11)及び連通油路(25)を介してオイ
ルタンク(12)内の作動油が吸込まれ、該タンク内が
負圧になって吸込み手段(36)から該タンク内に空気
が吸込まれ、そして再びオイルタンク(12)に作動油
が還流することに基づき、並びに型締ラム(1)の伸縮
作動による作動油の温度上昇に基づき、オイルタンク
(12)内の圧力は比較的早期に昇圧する。すると、リ
リーフバルブ(35)は、例えばオイルタンク(12)
と型締油室(7)の水頭差(H)に略々対応する圧力に
なるようにオイルタンク内の圧力を調整する。この状態
では、型締ラム(1)の伸長に伴い、型締油室(7)に
連通油路(25)等を介してオイルタンク(12)の作
動油を吸込む際、殆ど型締油室(7)及び連通油路(2
5)に負圧を生ずることなく、該油室(7)に作動油が
送込まれる。また、オイルタンク(12)からは、該タ
ンク内の圧力が所定圧力以上になった場合、該余分の圧
力のみが解放されるだけで、通常の作動時にはリリーフ
バルブ(35)及び吸込み手段(36)によりタンクか
らの空気の出入は規制され、タンク内からのオイルミス
トの放出は僅かとなる。
型締ラム(1)の伸縮作用時、型締油室(7)にプレフ
ィルバルブ(11)及び連通油路(25)を介してオイ
ルタンク(12)内の作動油が吸込まれ、該タンク内が
負圧になって吸込み手段(36)から該タンク内に空気
が吸込まれ、そして再びオイルタンク(12)に作動油
が還流することに基づき、並びに型締ラム(1)の伸縮
作動による作動油の温度上昇に基づき、オイルタンク
(12)内の圧力は比較的早期に昇圧する。すると、リ
リーフバルブ(35)は、例えばオイルタンク(12)
と型締油室(7)の水頭差(H)に略々対応する圧力に
なるようにオイルタンク内の圧力を調整する。この状態
では、型締ラム(1)の伸長に伴い、型締油室(7)に
連通油路(25)等を介してオイルタンク(12)の作
動油を吸込む際、殆ど型締油室(7)及び連通油路(2
5)に負圧を生ずることなく、該油室(7)に作動油が
送込まれる。また、オイルタンク(12)からは、該タ
ンク内の圧力が所定圧力以上になった場合、該余分の圧
力のみが解放されるだけで、通常の作動時にはリリーフ
バルブ(35)及び吸込み手段(36)によりタンクか
らの空気の出入は規制され、タンク内からのオイルミス
トの放出は僅かとなる。
【0015】更に、カバー体(39…)にてオイルタン
ク(12)の作動油表面をカバーすると、作動油の波立
ちを押えると共に、空気と作動油との接触を減少する。
ク(12)の作動油表面をカバーすると、作動油の波立
ちを押えると共に、空気と作動油との接触を減少する。
【0016】また、1個の圧力補償装置(55)を用い
る場合、オイルタンク(12)内の圧力が負圧になる
と、バルブイン部材(63)が開放して、外気が隙間
(D)及びバルブ座部(63b)とバルブアウト押圧部
材(59)との間を通ってタンク(12)内に吸込まれ
る。一方、オイルタンク(12)内の圧力が所定圧力以
上になると、バルブアウト部材(59)が開放して、タ
ンク内の空気が該アウト部材及び段差部(57a)及び
隙間(C)を通って外気に放出される。
る場合、オイルタンク(12)内の圧力が負圧になる
と、バルブイン部材(63)が開放して、外気が隙間
(D)及びバルブ座部(63b)とバルブアウト押圧部
材(59)との間を通ってタンク(12)内に吸込まれ
る。一方、オイルタンク(12)内の圧力が所定圧力以
上になると、バルブアウト部材(59)が開放して、タ
ンク内の空気が該アウト部材及び段差部(57a)及び
隙間(C)を通って外気に放出される。
【0017】なお、上述したカッコ内の符号は、図面と
対照するためのものであるが、何等本発明の構成を限定
するものではない。
対照するためのものであるが、何等本発明の構成を限定
するものではない。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0019】射出成形機における直圧式型締装置は、図
1に示すように、型締シリンダ2内に摺動自在に嵌挿さ
れている型締ラム1を有しており、該ラム1の先端には
金型30を取付け得る可動盤31が連結されている。金
型30は射出側に設けられた固定盤32に取付けられた
金型33と対向しており、両金型30,33が当接した
所定型締め状態において、両金型にて形成されるキャビ
ィティ内に図示しない射出装置から、固定盤32の射出
口32aを通って所定溶融状態にあるプラスチックが射
出される。また、型締ラム1の後端は環状に膨出してピ
ストン部1aを形成しており、該ピストン部底面とシリ
ンダ2とにより比較的大容量の型締油室7が形成され、
またピストン部前面とシリンダ2との間にて比較的小容
量の型開油室6が形成されている。更に、型締ラム1の
中央部分には所定深さの孔が形成されており、該孔には
シリンダ2から突出形成されているブースタラム5が嵌
挿されて、型閉油室3を形成している。また、型締油室
7に連通してプレフィルバルブ11が設置されている。
1に示すように、型締シリンダ2内に摺動自在に嵌挿さ
れている型締ラム1を有しており、該ラム1の先端には
金型30を取付け得る可動盤31が連結されている。金
型30は射出側に設けられた固定盤32に取付けられた
金型33と対向しており、両金型30,33が当接した
所定型締め状態において、両金型にて形成されるキャビ
ィティ内に図示しない射出装置から、固定盤32の射出
口32aを通って所定溶融状態にあるプラスチックが射
出される。また、型締ラム1の後端は環状に膨出してピ
ストン部1aを形成しており、該ピストン部底面とシリ
ンダ2とにより比較的大容量の型締油室7が形成され、
またピストン部前面とシリンダ2との間にて比較的小容
量の型開油室6が形成されている。更に、型締ラム1の
中央部分には所定深さの孔が形成されており、該孔には
シリンダ2から突出形成されているブースタラム5が嵌
挿されて、型閉油室3を形成している。また、型締油室
7に連通してプレフィルバルブ11が設置されている。
【0020】一方、オイルタンク12はベッド上に支持
される型締ラム1に対して低位置に設置されており、従
って該タンク12内のオイルレベルLと型締ラム1にて
形成される前記型締油室7との間に所定水頭差Hを有し
ている。また、該オイルタンク12の蓋12eには、該
タンク内の圧力を所定圧力に保持しかつ該タンク内の圧
力が該所定圧を越えた分、その圧力を外気に解放するリ
リーフバルブ35と、該タンク内の圧力が所定負圧状態
になると該タンク内への外気の吸込みを許容する吸込み
チェックバルブ36が設置されている。そして、前記リ
リーフバルブ35は、後述するようにリリーフ圧を調節
できるようになっており、例えば前記オイルタンク12
と型締油室7との水頭差Hに略々対応するように、その
所定リリーフ圧が調整・設定され、また、吸込みチェッ
クバルブ36についても、後に詳述するように、タンク
内が所定負圧になると外気を吸込むように設定されてお
り、これにより、オイルタンク12内は、型締ラム1の
伸縮作動によりオイルレベルが変化しても、外気との間
に大きな出入がなく、かつ所定圧力範囲を維持する。
される型締ラム1に対して低位置に設置されており、従
って該タンク12内のオイルレベルLと型締ラム1にて
形成される前記型締油室7との間に所定水頭差Hを有し
ている。また、該オイルタンク12の蓋12eには、該
タンク内の圧力を所定圧力に保持しかつ該タンク内の圧
力が該所定圧を越えた分、その圧力を外気に解放するリ
リーフバルブ35と、該タンク内の圧力が所定負圧状態
になると該タンク内への外気の吸込みを許容する吸込み
チェックバルブ36が設置されている。そして、前記リ
リーフバルブ35は、後述するようにリリーフ圧を調節
できるようになっており、例えば前記オイルタンク12
と型締油室7との水頭差Hに略々対応するように、その
所定リリーフ圧が調整・設定され、また、吸込みチェッ
クバルブ36についても、後に詳述するように、タンク
内が所定負圧になると外気を吸込むように設定されてお
り、これにより、オイルタンク12内は、型締ラム1の
伸縮作動によりオイルレベルが変化しても、外気との間
に大きな出入がなく、かつ所定圧力範囲を維持する。
【0021】また、オイルタンク12の蓋12eには下
方に垂下して複数本のガイドバー37…が植設されてお
り、これらガイドバー37に案内されて上下自在にカバ
ー体39が支持されていると共に、該バー37の下端部
にはストッパ40が上下調節可能に固定しており、カバ
ー体39の最下限以下の移動を規制している。そして、
カバー体39は、耐油性で作動油の比重より低いもの、
例えば空気層を有する耐油性ゴム、プラスチック製の扁
平板若しくは中空箱状板等から形成され、タンク12の
内壁に略々合致し、かつ後述する連通管(油路)25及
びドレーン管(油路)27を通す孔を有する形状からな
り、タンク内の作動油表面に浮遊して該作動油表面を覆
うように構成されている。
方に垂下して複数本のガイドバー37…が植設されてお
り、これらガイドバー37に案内されて上下自在にカバ
ー体39が支持されていると共に、該バー37の下端部
にはストッパ40が上下調節可能に固定しており、カバ
ー体39の最下限以下の移動を規制している。そして、
カバー体39は、耐油性で作動油の比重より低いもの、
例えば空気層を有する耐油性ゴム、プラスチック製の扁
平板若しくは中空箱状板等から形成され、タンク12の
内壁に略々合致し、かつ後述する連通管(油路)25及
びドレーン管(油路)27を通す孔を有する形状からな
り、タンク内の作動油表面に浮遊して該作動油表面を覆
うように構成されている。
【0022】また、オイルタンク12の側面下方部分に
は吸込み口16aが形成されており、該吸込み口16a
はモータ17にて駆動されるオイルポンプ19に連通し
ている。更に、該ポンプ19の吐出口は油圧供給油路1
6に連通しており、該供給油路16は分岐されて各電磁
切換えバルブ20,21,22に連通している。型開閉
用切換えバルブ20は3切換え位置を有すると共に、そ
の中立位置がABR接続となっており、かつ油路a及び
前記ブースタラム5に形成された油路5aを介して型閉
油室3に連通していると共に、油路bを介して型開油室
6に連通している。型締用切換えバルブ21は2切換え
位置を有すると共にノーマル位置にてABR接続となっ
ている。更に、該型締用切換えバルブ21はチェックバ
ルブ41及び油路cを介して型締油室7に連通してお
り、またチェックバルブ41にはバルブ21のドレーン
油路dと連通するパイロット油路eが形成されている。
また、プレフィルバルブ用切換えバルブ22は2切換え
位置を有しており、パイロット油路fを介してプレフィ
ルバルブ11を開閉制御する。そして、各切換えバルブ
20,21,22のドレーン口はそれぞれ油路g,d,
hを介してドレーン油路27にまとめられ、該ドレーン
油路27は前記オイルタンク12に導かれる。また、プ
レフィルバルブ11からは連通管(油路)25がオイル
タンク12の所定油中位置まで延びている。
は吸込み口16aが形成されており、該吸込み口16a
はモータ17にて駆動されるオイルポンプ19に連通し
ている。更に、該ポンプ19の吐出口は油圧供給油路1
6に連通しており、該供給油路16は分岐されて各電磁
切換えバルブ20,21,22に連通している。型開閉
用切換えバルブ20は3切換え位置を有すると共に、そ
の中立位置がABR接続となっており、かつ油路a及び
前記ブースタラム5に形成された油路5aを介して型閉
油室3に連通していると共に、油路bを介して型開油室
6に連通している。型締用切換えバルブ21は2切換え
位置を有すると共にノーマル位置にてABR接続となっ
ている。更に、該型締用切換えバルブ21はチェックバ
ルブ41及び油路cを介して型締油室7に連通してお
り、またチェックバルブ41にはバルブ21のドレーン
油路dと連通するパイロット油路eが形成されている。
また、プレフィルバルブ用切換えバルブ22は2切換え
位置を有しており、パイロット油路fを介してプレフィ
ルバルブ11を開閉制御する。そして、各切換えバルブ
20,21,22のドレーン口はそれぞれ油路g,d,
hを介してドレーン油路27にまとめられ、該ドレーン
油路27は前記オイルタンク12に導かれる。また、プ
レフィルバルブ11からは連通管(油路)25がオイル
タンク12の所定油中位置まで延びている。
【0023】ついで、本実施例の作用について説明す
る。型締ラム1を高速に移動する型閉じ工程にあって
は、型開閉用切換えバルブ20は左ソレノイドを励磁し
て左位置が連通するように切換えられると共に、型締用
切換えバルブ21はノーマル位置にあり、かつプレフィ
ル用切換えバルブ22は励磁されて右位置にある。この
状態にあっては、供給油路16からの油圧が油路a及び
5aを通って型閉油室3に供給されると共に、型開油室
6が油路b,gを通ってドレーン油路27からオイルタ
ンク12に連通される。これにより、型締ラム1は高速
で右方向に移動し、可動金型30を固定金型33に当接
する。この際、プレフィルバルブ用切換えバルブ22は
供給状態にあって、供給油圧がパイロット油路fに通っ
てプレフィルバルブ11を開放状態に保持しており、従
って、型締ラム後端のピストン部1aの右方向移動によ
り、型締油室7は負圧になるため、連通油路25及びプ
レフィルバルブ11を介して、オイルタンク12内の作
動油が型締油室7内に大量に吸込まれる。また同様に、
型締用切換えバルブ21は油路d,cが連通状態にあっ
て、オイルタンク12内の作動油がドレーン油路27,
d及びチェックバルブ41、油路cを介して型締油室7
に吸込まれる。なお、型締用切換えバルブ21を介して
の作動油の吸込みは、管路径が小さいのでその流量は僅
かである。
る。型締ラム1を高速に移動する型閉じ工程にあって
は、型開閉用切換えバルブ20は左ソレノイドを励磁し
て左位置が連通するように切換えられると共に、型締用
切換えバルブ21はノーマル位置にあり、かつプレフィ
ル用切換えバルブ22は励磁されて右位置にある。この
状態にあっては、供給油路16からの油圧が油路a及び
5aを通って型閉油室3に供給されると共に、型開油室
6が油路b,gを通ってドレーン油路27からオイルタ
ンク12に連通される。これにより、型締ラム1は高速
で右方向に移動し、可動金型30を固定金型33に当接
する。この際、プレフィルバルブ用切換えバルブ22は
供給状態にあって、供給油圧がパイロット油路fに通っ
てプレフィルバルブ11を開放状態に保持しており、従
って、型締ラム後端のピストン部1aの右方向移動によ
り、型締油室7は負圧になるため、連通油路25及びプ
レフィルバルブ11を介して、オイルタンク12内の作
動油が型締油室7内に大量に吸込まれる。また同様に、
型締用切換えバルブ21は油路d,cが連通状態にあっ
て、オイルタンク12内の作動油がドレーン油路27,
d及びチェックバルブ41、油路cを介して型締油室7
に吸込まれる。なお、型締用切換えバルブ21を介して
の作動油の吸込みは、管路径が小さいのでその流量は僅
かである。
【0024】そして、両金型30,33が型閉じ状態に
なると、型開閉用切換えバルブ20が中立位置になると
共に、プレフィル用切換えバルブ22がノーマル位置と
なってプレフィルバルブ11が閉じられ、更に型締用切
換えバルブ21が励磁されて右位置となる。この状態に
あっては、供給油路16からの圧油は、油路c及びチェ
ックバルブ41を通って型締油室7に供給され、型締ラ
ム1は強力な力にて金型30,33を締める。そして、
この状態で、射出装置から射出口32aを通って溶融プ
ラスチックが金型内に射出され、射出成形が行われる。
なると、型開閉用切換えバルブ20が中立位置になると
共に、プレフィル用切換えバルブ22がノーマル位置と
なってプレフィルバルブ11が閉じられ、更に型締用切
換えバルブ21が励磁されて右位置となる。この状態に
あっては、供給油路16からの圧油は、油路c及びチェ
ックバルブ41を通って型締油室7に供給され、型締ラ
ム1は強力な力にて金型30,33を締める。そして、
この状態で、射出装置から射出口32aを通って溶融プ
ラスチックが金型内に射出され、射出成形が行われる。
【0025】次いで、金型が開くように型締ラム1を高
速にて移動するには、プレフィル用切換えバルブ22を
右位置に、また型締用切換えバルブ21をノーマル位置
に切換えると共に、型開閉用切換えバルブ20を右位置
に切換える。この状態では、供給油路16からの圧油が
油路bを介して型開油室6に供給され、かつ型閉油室3
が油路a,g及びドレーン油路27を介してオイルタン
ク12にドレーンされて、型締ラム1は左方向に比較的
高速にて移動する。この際、型締油室7は型締ラムのピ
ストン部1aの移動により急速にその容量を減ずるが、
該油室7内の作動油は、開放状態にあるプレフィルバル
ブ11及び連通油路25を通ってオイルタンク12に排
出される。
速にて移動するには、プレフィル用切換えバルブ22を
右位置に、また型締用切換えバルブ21をノーマル位置
に切換えると共に、型開閉用切換えバルブ20を右位置
に切換える。この状態では、供給油路16からの圧油が
油路bを介して型開油室6に供給され、かつ型閉油室3
が油路a,g及びドレーン油路27を介してオイルタン
ク12にドレーンされて、型締ラム1は左方向に比較的
高速にて移動する。この際、型締油室7は型締ラムのピ
ストン部1aの移動により急速にその容量を減ずるが、
該油室7内の作動油は、開放状態にあるプレフィルバル
ブ11及び連通油路25を通ってオイルタンク12に排
出される。
【0026】この際、オイルタンク12に排出された作
動油は、特に大容量の作動油が型締油室7から急速に排
出されるため、タンク12内の作動油を激しく撹拌し、
作動油表面が波立って空気の巻込み及びオイルミストの
発生を生ずる虞れがあるが、本実施例にあっては、作動
油表面がカバー体39により覆われているので、作動油
の波立ちを防止し、空気の巻込み及びオイルミストの発
生を減少すると共に、作動油表面と空気との接触を断っ
て、作動油の酸化による劣化を遅くする。
動油は、特に大容量の作動油が型締油室7から急速に排
出されるため、タンク12内の作動油を激しく撹拌し、
作動油表面が波立って空気の巻込み及びオイルミストの
発生を生ずる虞れがあるが、本実施例にあっては、作動
油表面がカバー体39により覆われているので、作動油
の波立ちを防止し、空気の巻込み及びオイルミストの発
生を減少すると共に、作動油表面と空気との接触を断っ
て、作動油の酸化による劣化を遅くする。
【0027】そして、上述した型締め及び型開閉作動を
繰返すことにより、油温は比較的早期に所定温度まで上
昇し、オイルタンク12内の圧力を上昇する。すると、
リリーフバルブ35は、型締油室7とオイルタンク12
との水頭差Hに略々対応する圧力になるように、タンク
内の圧力を保持し、タンク内がそれ以上の圧力になる場
合、該所定圧力以上の圧力分だけの空気を僅かに外気に
解放する。これにより、上述した型閉じ作動に際して、
オイルタンク12から連通油路25及びプレフィルバル
ブ11を介して型締油室7に吸込まれる作動油は、水頭
差Hに相当するタンク内圧が作用して、直ちにかつ大き
な動力損を生ずることなく型締油室に大量に吸込(送
込)まれる。従って、型締め作動を素速くかつ高い効率
で行うことができると共に、例え管継手に緩みを生じま
たオイルシールが摩耗していても、管継手及びオイルシ
ール部分からの負圧による空気の吸込み・混入を防止で
きる。
繰返すことにより、油温は比較的早期に所定温度まで上
昇し、オイルタンク12内の圧力を上昇する。すると、
リリーフバルブ35は、型締油室7とオイルタンク12
との水頭差Hに略々対応する圧力になるように、タンク
内の圧力を保持し、タンク内がそれ以上の圧力になる場
合、該所定圧力以上の圧力分だけの空気を僅かに外気に
解放する。これにより、上述した型閉じ作動に際して、
オイルタンク12から連通油路25及びプレフィルバル
ブ11を介して型締油室7に吸込まれる作動油は、水頭
差Hに相当するタンク内圧が作用して、直ちにかつ大き
な動力損を生ずることなく型締油室に大量に吸込(送
込)まれる。従って、型締め作動を素速くかつ高い効率
で行うことができると共に、例え管継手に緩みを生じま
たオイルシールが摩耗していても、管継手及びオイルシ
ール部分からの負圧による空気の吸込み・混入を防止で
きる。
【0028】また、吸込みチェックバルブ36は、作業
開始時、即ちまだ油温が上昇していない状態において、
型閉じ作動が行われて、型締油室7にオイルタンク12
内の作動油が大量に吸込まれ、タンク内が所定負圧状態
になると、外気を吸込んで負圧状態を解消し、ついで行
われる型開作動時におけるタンク内への作動油の戻りに
基づくタンク内の圧力上昇を保持する。そして、更なる
型締油室7への作動油の吸込み及び排出等によるオイル
タンク12内の作動油レベル変化によるタンク内圧力の
所定範囲の変動によっては、外気との間での空気の出入
を抑制する。これにより、吸込みチェックバルブ36
は、始動時の吸込みにより早期にタンク内を所定圧力状
態とし、かつ上述したリリーフバルブ35によるオイル
タンク12内の所定圧力状態を維持し、そして作業終了
後、作動油が冷えた際、タンク内が過度の低圧状態にな
ることを阻止すべく、外気を僅かに吸込む。従って、オ
イルタンク12は、過度に高圧又は低圧になることを防
止されて、過度に堅牢なタンク構造とする必要がなく、
また外気への空気の吐出し及び吸込みも僅かであり、オ
イルミストによる環境への影響を減少すると共に、作動
油の減少を少なくし得る。
開始時、即ちまだ油温が上昇していない状態において、
型閉じ作動が行われて、型締油室7にオイルタンク12
内の作動油が大量に吸込まれ、タンク内が所定負圧状態
になると、外気を吸込んで負圧状態を解消し、ついで行
われる型開作動時におけるタンク内への作動油の戻りに
基づくタンク内の圧力上昇を保持する。そして、更なる
型締油室7への作動油の吸込み及び排出等によるオイル
タンク12内の作動油レベル変化によるタンク内圧力の
所定範囲の変動によっては、外気との間での空気の出入
を抑制する。これにより、吸込みチェックバルブ36
は、始動時の吸込みにより早期にタンク内を所定圧力状
態とし、かつ上述したリリーフバルブ35によるオイル
タンク12内の所定圧力状態を維持し、そして作業終了
後、作動油が冷えた際、タンク内が過度の低圧状態にな
ることを阻止すべく、外気を僅かに吸込む。従って、オ
イルタンク12は、過度に高圧又は低圧になることを防
止されて、過度に堅牢なタンク構造とする必要がなく、
また外気への空気の吐出し及び吸込みも僅かであり、オ
イルミストによる環境への影響を減少すると共に、作動
油の減少を少なくし得る。
【0029】なお、オイルタンク12には、図示しては
いないが、給油用キャップ及びドレーン栓が設置されて
いる。そして、該給油用キャップ等にラビリンス様の小
孔を形成して、射出成形機の不使用時、作動油等の冷却
に伴うタンク内の圧力低下を、該小孔から時間をかけて
空気を導入して大気圧に戻すように構成してもよい。
いないが、給油用キャップ及びドレーン栓が設置されて
いる。そして、該給油用キャップ等にラビリンス様の小
孔を形成して、射出成形機の不使用時、作動油等の冷却
に伴うタンク内の圧力低下を、該小孔から時間をかけて
空気を導入して大気圧に戻すように構成してもよい。
【0030】ついで、図2に沿って、一部変更した実施
例について説明する。本実施例は、オイルタンク12
を、仕切り板42によりメインタンク部12aとプレフ
ィルタンク部12bとに分離しており、かつこれら両タ
ンク部12a,12bは作動油面下に位置する連通路2
6により互に連通されている。また、仕切り板42の上
部には小孔42aが形成されており、両タンク部の上部
の空気室45,46は該小孔42aを介して連通してい
る。更に、メインタンク部12aにはポンプ19に連通
する吸込み口16aが連通されていると共に、ドレーン
油路(管)27が連通されており、またプレフィルタン
ク部12bには連通管25が連通されている。
例について説明する。本実施例は、オイルタンク12
を、仕切り板42によりメインタンク部12aとプレフ
ィルタンク部12bとに分離しており、かつこれら両タ
ンク部12a,12bは作動油面下に位置する連通路2
6により互に連通されている。また、仕切り板42の上
部には小孔42aが形成されており、両タンク部の上部
の空気室45,46は該小孔42aを介して連通してい
る。更に、メインタンク部12aにはポンプ19に連通
する吸込み口16aが連通されていると共に、ドレーン
油路(管)27が連通されており、またプレフィルタン
ク部12bには連通管25が連通されている。
【0031】そして、メインタンク部12aの蓋12e
には前記リリーフバルブ35及び吸込みチェックバルブ
36が設置されており、リリーフバルブ35は、大気に
連通する孔47aを有するネジ47を有しており、該ネ
ジ47を操作することにより、スプリングを調節して、
チェックボールのバルブ座に対する押圧力、即ちリリー
フ圧を調整し得る。また、吸込みチェックバルブ35は
テーパバルブ座に向けてスプリングにて付勢されている
チェックボールからなるが、これに限らず、空気室45
が所定負圧状態になると外気を吸込むような他の構成の
ものであればよい。更には、該吸込み手段は、チェック
バルブ35に限らず、空気室45の呼吸を大きく制限す
る細孔からなり、型締ラム1の伸縮動作等による比較的
急激な圧力変動に対しては大きな影響を与えず、作動油
の冷却によるじんわりとした圧力低下に対して専ら機能
するようなエアブリーザでもよい。なお、図中39a,
39bはメインタンク部12a及びプレフィルタンク部
12bの作動油上にそれぞれ浮遊しているカバー体であ
り、49,50は、作動油中の鉄粉等を吸着するマグネ
ットである。
には前記リリーフバルブ35及び吸込みチェックバルブ
36が設置されており、リリーフバルブ35は、大気に
連通する孔47aを有するネジ47を有しており、該ネ
ジ47を操作することにより、スプリングを調節して、
チェックボールのバルブ座に対する押圧力、即ちリリー
フ圧を調整し得る。また、吸込みチェックバルブ35は
テーパバルブ座に向けてスプリングにて付勢されている
チェックボールからなるが、これに限らず、空気室45
が所定負圧状態になると外気を吸込むような他の構成の
ものであればよい。更には、該吸込み手段は、チェック
バルブ35に限らず、空気室45の呼吸を大きく制限す
る細孔からなり、型締ラム1の伸縮動作等による比較的
急激な圧力変動に対しては大きな影響を与えず、作動油
の冷却によるじんわりとした圧力低下に対して専ら機能
するようなエアブリーザでもよい。なお、図中39a,
39bはメインタンク部12a及びプレフィルタンク部
12bの作動油上にそれぞれ浮遊しているカバー体であ
り、49,50は、作動油中の鉄粉等を吸着するマグネ
ットである。
【0032】本実施例は以上のような構成からなるの
で、型締ラム1の閉じ作動時、連通管25を通して型締
油室7に大量の作動油が吸込まれ、プレフィルタンク部
12bの作動油は急激に減少し、また型締ラム1の型開
き作動時、型締油室7からの作動油が連通管25から大
量に排出され、プレフィルタンク部12bの作動油は急
激に増加するが、直ちにプレフィルタンク部12bの作
動油は連通孔26を通ってメインタンク部12aに流動
して、両タンク部12a,12bのオイルレベルは均平
化する。従って、メインタンク部12aは、連通管25
から大量の作動油の急激な給排作用があるにも拘らず、
比較的静かな状態に維持され、該メインタンク部12a
の空気室45に設置されたリリーフバルブ35及び吸込
みチェックバルブ36は、空気室45,46を上述した
型締油室7とオイルタンク12との水頭差Hに略々相当
する所定圧力状態に維持される。
で、型締ラム1の閉じ作動時、連通管25を通して型締
油室7に大量の作動油が吸込まれ、プレフィルタンク部
12bの作動油は急激に減少し、また型締ラム1の型開
き作動時、型締油室7からの作動油が連通管25から大
量に排出され、プレフィルタンク部12bの作動油は急
激に増加するが、直ちにプレフィルタンク部12bの作
動油は連通孔26を通ってメインタンク部12aに流動
して、両タンク部12a,12bのオイルレベルは均平
化する。従って、メインタンク部12aは、連通管25
から大量の作動油の急激な給排作用があるにも拘らず、
比較的静かな状態に維持され、該メインタンク部12a
の空気室45に設置されたリリーフバルブ35及び吸込
みチェックバルブ36は、空気室45,46を上述した
型締油室7とオイルタンク12との水頭差Hに略々相当
する所定圧力状態に維持される。
【0033】また、連通管25からの大量の作動油の給
排作動により、プレフィルタンク部12b内の作動油は
激しく撹拌されるが、カバー体39bにより作動油表面
の波立ちは抑制され、オイルミストは発生しにくい。ま
た、例え表面が波立ってオイルミストが発生しても、該
タンク部12bの空気室46は直接外気に連通していな
いので、該オイルミストがタンク外に漏れることはな
い。一方、仕切り板42により遮断されて、メインタン
ク部12aは上述したプレフィルタンク部12bの作動
油表面の波立ちの影響を受けることがなく、かつ連通孔
26を通って両タンク部12a,12bに静かに作動油
を流動するので、メインタンク部12a内の作動油は大
きく撹拌されることがなく、比較的静かな状態に保たれ
る。従って、該メインタンク部12aは、オイルミスト
の発生を押えられ、リリーフバルブ35を通して空気を
外部に放出する場合でも、オイルミストの外気への放出
は大幅に少なくなる。
排作動により、プレフィルタンク部12b内の作動油は
激しく撹拌されるが、カバー体39bにより作動油表面
の波立ちは抑制され、オイルミストは発生しにくい。ま
た、例え表面が波立ってオイルミストが発生しても、該
タンク部12bの空気室46は直接外気に連通していな
いので、該オイルミストがタンク外に漏れることはな
い。一方、仕切り板42により遮断されて、メインタン
ク部12aは上述したプレフィルタンク部12bの作動
油表面の波立ちの影響を受けることがなく、かつ連通孔
26を通って両タンク部12a,12bに静かに作動油
を流動するので、メインタンク部12a内の作動油は大
きく撹拌されることがなく、比較的静かな状態に保たれ
る。従って、該メインタンク部12aは、オイルミスト
の発生を押えられ、リリーフバルブ35を通して空気を
外部に放出する場合でも、オイルミストの外気への放出
は大幅に少なくなる。
【0034】ついで、図3及び図4に沿って、更に変更
した実施例について説明する。本実施例は、オイルタン
ク12を、オイルストレーナ51により供給タンク部1
2cと戻りタンク部12dとに分離する。一方、タンク
蓋12eの中央部分には油面より下方に延びるように所
定高さからなるリング板52が固設されており、該リン
グ板52の下端部分には前記金網からなるオイルストレ
ーナ51が取付けられている。従って、両タンク部12
c,12d内の作動油は油面下のストレーナ51を通し
て流通し、該ストレーナが連通路26となる。
した実施例について説明する。本実施例は、オイルタン
ク12を、オイルストレーナ51により供給タンク部1
2cと戻りタンク部12dとに分離する。一方、タンク
蓋12eの中央部分には油面より下方に延びるように所
定高さからなるリング板52が固設されており、該リン
グ板52の下端部分には前記金網からなるオイルストレ
ーナ51が取付けられている。従って、両タンク部12
c,12d内の作動油は油面下のストレーナ51を通し
て流通し、該ストレーナが連通路26となる。
【0035】また、プレフィルバルブ11からの連通管
25は吸込み油路25a及び戻し油路25bに分岐さ
れ、吸込み油路25aは供給タンク部12cに、また戻
し油路25bは戻りタンク部12dにそれぞれ連通され
ている。また、該分岐部分において吸込み油路25aに
は供給タンク部12cからプレフィルバルブ11方向へ
の作動油の流れを許容しかつ他方向の流れを阻止するチ
ェックバルブ53が配置されており、また戻し油路25
bにはプレフィルバルブ11から戻りタンク部12dへ
の作動油の流れを許容しかつ他方向の流れを阻止するチ
ェックバルブ55が配置されている。また、前記供給タ
ンク部12cにはポンプに連通している吸込み口16a
及び前記吸込み油路25aが連通されており、また戻り
タンク部12dにはドレーン管(油路)27及び前記戻
し油路25bが連通されている。
25は吸込み油路25a及び戻し油路25bに分岐さ
れ、吸込み油路25aは供給タンク部12cに、また戻
し油路25bは戻りタンク部12dにそれぞれ連通され
ている。また、該分岐部分において吸込み油路25aに
は供給タンク部12cからプレフィルバルブ11方向へ
の作動油の流れを許容しかつ他方向の流れを阻止するチ
ェックバルブ53が配置されており、また戻し油路25
bにはプレフィルバルブ11から戻りタンク部12dへ
の作動油の流れを許容しかつ他方向の流れを阻止するチ
ェックバルブ55が配置されている。また、前記供給タ
ンク部12cにはポンプに連通している吸込み口16a
及び前記吸込み油路25aが連通されており、また戻り
タンク部12dにはドレーン管(油路)27及び前記戻
し油路25bが連通されている。
【0036】そして、上記リング板52の上部には小孔
52aが形成されており、供給タンク部12c及び戻り
タンク部12dの上部にはそれぞれ小孔52aを介して
互に連通している空気室57,59が形成されており、
供給タンク部空気室57のタンク蓋12eには前記リリ
ーフバルブ35及び吸込みチェックバルブ36が設置さ
れている。なお、図中39cは供給タンク部12cの油
面上に浮遊するカバー体である。
52aが形成されており、供給タンク部12c及び戻り
タンク部12dの上部にはそれぞれ小孔52aを介して
互に連通している空気室57,59が形成されており、
供給タンク部空気室57のタンク蓋12eには前記リリ
ーフバルブ35及び吸込みチェックバルブ36が設置さ
れている。なお、図中39cは供給タンク部12cの油
面上に浮遊するカバー体である。
【0037】本実施例は以上のような構成からなるの
で、型閉じ作動時、供給タンク部12c内の作動油が吸
込み油路25a、チェックバルブ53、連通管25及び
プレフィルバルブ11を介して型締油室7に吸込まれ
る。また、型開き作動時、型締油室7からの大量の作動
油は連通管25及びチェックバルブ55を介して戻し油
路25bから戻りタンク部12dに排出される。そし
て、該急激に排出される作動油により、戻りタンク部1
2d内の作動油面は上昇しようとするが、該タンク部空
気室59が小孔52aを介して空気室57に空気を排出
することによりダンパとして作用し、該戻りタンク部1
2d内の作動油がストレーナ51の網目26を介してそ
の全周及び低面から流動することを促進する。この際、
ストレーナ51により作動油内の不純物は除去され、供
給タンク部12c内の作動油を清浄に保持してピストン
のシールの破損及びバルブスティックの発生を減少する
と共に、前記空気室59のダンパ機能により、ストレー
ナ51が少々詰っても、自動的に適正な流動油量を保持
して、供給タンク部12cの水頭位置を適正に保つ。ま
た、戻し油路25bからの急激な排油により、戻りタン
ク部12dの作動油は撹拌されてその油面が波立ち、オ
イルミストが発生し易いが、該オイルミストは密閉空気
室59から直接外に漏れることはない。更に、該戻りタ
ンク部12d内の作動油撹拌は、ストレーナ51により
吸収されて、供給タンク部12cは大きな影響を受ける
ことがなく、かつリング板52により戻りタンク部12
d内の表面波立ちの影響も阻止され、供給タンク部12
cは静かな状態に保持される。従って、該タンク部12
cでのオイルミストの発生は少なく、例えリリーフバル
ブ35が空気を外気に解放しても、オイルミストの放出
は極めて僅かである。
で、型閉じ作動時、供給タンク部12c内の作動油が吸
込み油路25a、チェックバルブ53、連通管25及び
プレフィルバルブ11を介して型締油室7に吸込まれ
る。また、型開き作動時、型締油室7からの大量の作動
油は連通管25及びチェックバルブ55を介して戻し油
路25bから戻りタンク部12dに排出される。そし
て、該急激に排出される作動油により、戻りタンク部1
2d内の作動油面は上昇しようとするが、該タンク部空
気室59が小孔52aを介して空気室57に空気を排出
することによりダンパとして作用し、該戻りタンク部1
2d内の作動油がストレーナ51の網目26を介してそ
の全周及び低面から流動することを促進する。この際、
ストレーナ51により作動油内の不純物は除去され、供
給タンク部12c内の作動油を清浄に保持してピストン
のシールの破損及びバルブスティックの発生を減少する
と共に、前記空気室59のダンパ機能により、ストレー
ナ51が少々詰っても、自動的に適正な流動油量を保持
して、供給タンク部12cの水頭位置を適正に保つ。ま
た、戻し油路25bからの急激な排油により、戻りタン
ク部12dの作動油は撹拌されてその油面が波立ち、オ
イルミストが発生し易いが、該オイルミストは密閉空気
室59から直接外に漏れることはない。更に、該戻りタ
ンク部12d内の作動油撹拌は、ストレーナ51により
吸収されて、供給タンク部12cは大きな影響を受ける
ことがなく、かつリング板52により戻りタンク部12
d内の表面波立ちの影響も阻止され、供給タンク部12
cは静かな状態に保持される。従って、該タンク部12
cでのオイルミストの発生は少なく、例えリリーフバル
ブ35が空気を外気に解放しても、オイルミストの放出
は極めて僅かである。
【0038】なお、上述実施例は、ストレーナ51を用
いたが、これはフィルタでもよく、またストレーナとフ
ィルタを重ね合せて用いてもよい。
いたが、これはフィルタでもよく、またストレーナとフ
ィルタを重ね合せて用いてもよい。
【0039】ついで、図5に沿って、前記リリーフバル
ブ35B及び吸込みチェックバルブ36を一体に組合せ
てなる圧力補償装置について説明する。
ブ35B及び吸込みチェックバルブ36を一体に組合せ
てなる圧力補償装置について説明する。
【0040】該圧力補償装置55は、ボディ56を有し
ており、該ボディはその外郭の上下部分にネジ部56
a,56b及び中央部分に6角ナット部56cを備え
て、外観形状が管継手におけるニップル状になってい
る。更に、該ボディ56の中心部分には中央部に段差部
57aを有する貫通孔57が形成されている。
ており、該ボディはその外郭の上下部分にネジ部56
a,56b及び中央部分に6角ナット部56cを備え
て、外観形状が管継手におけるニップル状になってい
る。更に、該ボディ56の中心部分には中央部に段差部
57aを有する貫通孔57が形成されている。
【0041】そして、該貫通孔57の大径側にはバルブ
アウト部材59が前記段差部57aに当接するように嵌
挿されており、かつ該バルブアウト部材59の底面には
前記段差部57aに密接してエアの流通を遮断するよう
にゴムシール60が挟持又は貼付されている。また、該
バルブアウト部材59の上面には環状の鍔部59aが形
成されており、かつその中央部には所定径の貫通孔59
bが形成されている。一方、ボディ56の大径側貫通孔
57にはC形止輪60にて平ワッシャ61が抜止め配置
されており、該平ワッシャ61と前記バルブアウト部材
59上面における鍔部59a外側との間には所定付勢力
からなるスプリング62が縮設されている。
アウト部材59が前記段差部57aに当接するように嵌
挿されており、かつ該バルブアウト部材59の底面には
前記段差部57aに密接してエアの流通を遮断するよう
にゴムシール60が挟持又は貼付されている。また、該
バルブアウト部材59の上面には環状の鍔部59aが形
成されており、かつその中央部には所定径の貫通孔59
bが形成されている。一方、ボディ56の大径側貫通孔
57にはC形止輪60にて平ワッシャ61が抜止め配置
されており、該平ワッシャ61と前記バルブアウト部材
59上面における鍔部59a外側との間には所定付勢力
からなるスプリング62が縮設されている。
【0042】また、前記バルブアウト部材59にはバル
ブイン部材63が摺動自在に設置されている。該バルブ
イン部材63は軸部63a及びバルブ座部63bを有す
るきのこ状からなり、軸部63aが前記アウト部材59
の貫通孔59bに摺動自在に案内されている。そして、
バルブ座部63bはその周囲縁部に形成された突部が前
記アウト部材59に設けられたゴムシール60に当接し
てエアの流通を遮断し得る。また、軸部63aの先端部
分にはE形止輪にて平ワッシャ65が抜止め・支持され
ており、該平ワッシャ65と前記バルブアウト部材59
上面における鍔59aの内側との間には、前記スプリン
グ62の付勢力より弱い付勢力からなるスプリング66
が縮設されている。
ブイン部材63が摺動自在に設置されている。該バルブ
イン部材63は軸部63a及びバルブ座部63bを有す
るきのこ状からなり、軸部63aが前記アウト部材59
の貫通孔59bに摺動自在に案内されている。そして、
バルブ座部63bはその周囲縁部に形成された突部が前
記アウト部材59に設けられたゴムシール60に当接し
てエアの流通を遮断し得る。また、軸部63aの先端部
分にはE形止輪にて平ワッシャ65が抜止め・支持され
ており、該平ワッシャ65と前記バルブアウト部材59
上面における鍔59aの内側との間には、前記スプリン
グ62の付勢力より弱い付勢力からなるスプリング66
が縮設されている。
【0043】従って、バルブアウト部材59は、ボディ
段差部57aとの間でエアの流通を遮断し、かつ貫通孔
57と該アウト部材59の外周との間Cにて絞り流路を
形成して、リリーフバルブ35を構成する。また、バル
ブイン部材63は、バルブ座部63bがアウト部59の
ゴムシール60との間でエアの流通を遮断し、かつ軸部
63aとアウト部材59の貫通孔59bとの間Dにて絞
り流路を形成して、吸込みチェックバルブ36を形成す
る。そして、上記圧力補償装置55は、前述したオイル
タンク12の蓋12eにボディ56のネジ部56bを螺
合することにより、上側を外気側として取付けられる。
段差部57aとの間でエアの流通を遮断し、かつ貫通孔
57と該アウト部材59の外周との間Cにて絞り流路を
形成して、リリーフバルブ35を構成する。また、バル
ブイン部材63は、バルブ座部63bがアウト部59の
ゴムシール60との間でエアの流通を遮断し、かつ軸部
63aとアウト部材59の貫通孔59bとの間Dにて絞
り流路を形成して、吸込みチェックバルブ36を形成す
る。そして、上記圧力補償装置55は、前述したオイル
タンク12の蓋12eにボディ56のネジ部56bを螺
合することにより、上側を外気側として取付けられる。
【0044】なお、ボディ56のネジ部56aに、メッ
シュの細かい金網を設けたキャップ(図示せず)を螺合
することにより、空気中に飛散する繊維や塵芥がタンク
12内に吸込まれることを防止し得ると共に、タンク1
2からのオイルミストの放散をもが減少することができ
る。
シュの細かい金網を設けたキャップ(図示せず)を螺合
することにより、空気中に飛散する繊維や塵芥がタンク
12内に吸込まれることを防止し得ると共に、タンク1
2からのオイルミストの放散をもが減少することができ
る。
【0045】以上構成に基づき、前述したように、型締
油室7へのタンク12からの吸込み等により、該タンク
12が負圧になると、バルブイン部材63が弱いスプリ
ング66に抗して開放し、外気が隙間D及びバルブ座部
63bとゴムシール60との間を通ってタンク12内に
吸込まれる。この際、バルブアウト部材59は上記負圧
及びスプリング62に基づき、ゴムシール60が段差部
57aに密接して空気の出入りは遮断されている。一
方、タンク12内のオイルの油温上昇等によりタンク内
の圧力が所定圧以上上昇すると、バルブアウト部材59
が強いスプリング62に抗して開放し、タンク12内の
エアは、ゴムシール60と段差部57aとの間及び隙間
Cを通って外気に解放され得る。この際、バルブイン部
材63はタンク内の圧力及びスプリング66に基づき、
そのバルブ座部63bがゴムシール60に密接した遮断
状態にある。
油室7へのタンク12からの吸込み等により、該タンク
12が負圧になると、バルブイン部材63が弱いスプリ
ング66に抗して開放し、外気が隙間D及びバルブ座部
63bとゴムシール60との間を通ってタンク12内に
吸込まれる。この際、バルブアウト部材59は上記負圧
及びスプリング62に基づき、ゴムシール60が段差部
57aに密接して空気の出入りは遮断されている。一
方、タンク12内のオイルの油温上昇等によりタンク内
の圧力が所定圧以上上昇すると、バルブアウト部材59
が強いスプリング62に抗して開放し、タンク12内の
エアは、ゴムシール60と段差部57aとの間及び隙間
Cを通って外気に解放され得る。この際、バルブイン部
材63はタンク内の圧力及びスプリング66に基づき、
そのバルブ座部63bがゴムシール60に密接した遮断
状態にある。
【0046】これにより、タンク12に1個の圧力補償
装置55を取付けることにより、タンク12内の圧力を
所定加圧状態に保持することができる。該加圧状態は、
バルブアウト部材用スプリング62及びバルブイン部材
用スプリング66の付勢力を、アウト部材59及びイン
部材63の重量を考慮して適宜設定することにより、任
意に調整できる。従って、1個の装置55をタンク12
に取付ければ足りるので、取付けが容易であると共に、
エア及びオイルミストが取付け部から漏れる確率を減少
することができる。また、1個の装置55でありなが
ら、タンク内への外気の吸込み及びタンク内圧力の外気
への解放を、それぞれ別個のバルブ部材63,59によ
り独立して行うので、タンク内の圧力を所定加圧状態に
安定して保持することができる。更にこの際、バルブイ
ン部材側の隙間Dを比較的広く設定して、タンク12内
へのエアの吸込みを素早く行い、かつバルブアウト部材
側の隙間Cを比較的狭く設定して、タンク12からの排
気をゆっくりと行い、タンク内を所定加圧状態に安定保
持すると共に、オイルミストの外気への放出を押えるこ
とができる。
装置55を取付けることにより、タンク12内の圧力を
所定加圧状態に保持することができる。該加圧状態は、
バルブアウト部材用スプリング62及びバルブイン部材
用スプリング66の付勢力を、アウト部材59及びイン
部材63の重量を考慮して適宜設定することにより、任
意に調整できる。従って、1個の装置55をタンク12
に取付ければ足りるので、取付けが容易であると共に、
エア及びオイルミストが取付け部から漏れる確率を減少
することができる。また、1個の装置55でありなが
ら、タンク内への外気の吸込み及びタンク内圧力の外気
への解放を、それぞれ別個のバルブ部材63,59によ
り独立して行うので、タンク内の圧力を所定加圧状態に
安定して保持することができる。更にこの際、バルブイ
ン部材側の隙間Dを比較的広く設定して、タンク12内
へのエアの吸込みを素早く行い、かつバルブアウト部材
側の隙間Cを比較的狭く設定して、タンク12からの排
気をゆっくりと行い、タンク内を所定加圧状態に安定保
持すると共に、オイルミストの外気への放出を押えるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
型締油室にオイルタンクから作動油を吸込む際、該油室
及びその連通油路に大きな負圧を発生することはないの
で、型締ラムを高い応答性で素速くかつ滑らかに移動す
ることができる。
型締油室にオイルタンクから作動油を吸込む際、該油室
及びその連通油路に大きな負圧を発生することはないの
で、型締ラムを高い応答性で素速くかつ滑らかに移動す
ることができる。
【0048】また、長期間の使用等により、例え管継手
に緩みを生じるか又はオイルシールが摩耗する等の状況
になっても、これらオイルシール及び管継手等から空気
が混入する虞れを減少して、型締ラムの型開閉及び型締
作動を正確かつ確実に行って、射出成形機の信頼性及び
寿命を向上することができる。
に緩みを生じるか又はオイルシールが摩耗する等の状況
になっても、これらオイルシール及び管継手等から空気
が混入する虞れを減少して、型締ラムの型開閉及び型締
作動を正確かつ確実に行って、射出成形機の信頼性及び
寿命を向上することができる。
【0049】また、オイルタンク内の圧力が所定圧力以
上になる場合にのみ、リリーフバルブが解放して僅かな
空気をタンク外に放出するので、オイルタンクから放散
されるオイルミストの量は僅かとなり、環境の汚染を減
少すると共に該オイルミストによる射出成形品の不良発
生を減少でき、更にオイルタンクは過度に堅牢なもので
なくて足りる。
上になる場合にのみ、リリーフバルブが解放して僅かな
空気をタンク外に放出するので、オイルタンクから放散
されるオイルミストの量は僅かとなり、環境の汚染を減
少すると共に該オイルミストによる射出成形品の不良発
生を減少でき、更にオイルタンクは過度に堅牢なもので
なくて足りる。
【0050】更に、オイルタンク内の作動油表面上に浮
遊して、カバー体を設けると、該カバー体により作動油
の波立ちが防止されて、オイルミストの発生を一層減少
することができると共に、作動油と空気との接触面を減
少して、作動油の酸化による劣化を遅らすことができ
る。
遊して、カバー体を設けると、該カバー体により作動油
の波立ちが防止されて、オイルミストの発生を一層減少
することができると共に、作動油と空気との接触面を減
少して、作動油の酸化による劣化を遅らすことができ
る。
【0051】また、リリーフバルブを構成するバルブア
ウト部材と、吸込み手段を構成するバルブイン部材を組
込んだ圧力補償装置を用いると、該1個の装置をタンク
に取付ければ足り、取付け及びメンテナンスが容易にな
ると共に、取付け部から空気等が漏れる確率を減少し、
かつタンク内の圧力を所定加圧状態に安定して保持する
ことができ、これにより油圧装置の信頼性を向上するこ
とができる。
ウト部材と、吸込み手段を構成するバルブイン部材を組
込んだ圧力補償装置を用いると、該1個の装置をタンク
に取付ければ足り、取付け及びメンテナンスが容易にな
ると共に、取付け部から空気等が漏れる確率を減少し、
かつタンク内の圧力を所定加圧状態に安定して保持する
ことができ、これにより油圧装置の信頼性を向上するこ
とができる。
【図1】本発明に係る射出成形機における油圧装置を示
す図。
す図。
【図2】その一部変更したオイルタンク部分の構造を示
す断面図。
す断面図。
【図3】オイルタンクの他の実施例を示す正面断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】リリーフバルブ及び吸込み手段を1個の装置に
組込んだ圧力補償装置を示し、(a) はその平面図、(b)
は側断面図。
組込んだ圧力補償装置を示し、(a) はその平面図、(b)
は側断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
1 型締ラム 2 型締シリンダ 3 型閉油室 5 ブースタラム 6 型開油室 7 型締油室 11 プレフィルバルブ 12 オイルタンク 12a メインタンク部 12b プレフィルタンク部 12c 供給タンク部 12d 戻りタンク部 20〜22 電磁切換えバルブ 25 連通油路(管) 25a 吸込み油路 25b 戻し油路 26 連通路 27 ドレーン油路 35 リリーフバルブ 36 吸込み手段(チェックバルブ) 55 圧力補償装置 56 ボディ 57 貫通孔 57a 段差部 59 バルブアウト部材 59b 貫通孔 60 ゴムシール 62 スプリング 63 バルブイン部材 63 軸部 63b バルブ座部 66 スプリング C 隙間 D 隙間 H 水頭差
Claims (3)
- 【請求項1】 上方部分に配置された型閉油室、型開油
室及び型締油室と、下方部分に配置されたオイルタンク
とを備え、前記型閉油室への圧油の供給に基づき、前記
オイルタンクからの作動油をプレフィルバルブを介して
前記型締油室に吸込みながら型締ラムを伸長し、また前
記型開油室への圧油の供給に基づき、前記プレフィルバ
ルブを介して前記型締油室から前記オイルタンクに作動
油を排出しながら前記型締ラムを収縮してなる、射出成
形機における油圧装置において、 前記オイルタンクに、該タンク内の圧力を所定圧力に保
持すべく該所定圧力以上になると該タンク内の空気を排
出するリリーフバルブと、該タンク内の圧力が所定負圧
状態になると該タンク内へ空気を吸込む吸込み手段と、
を設置してなる、 射出成形機における油圧装置。 - 【請求項2】 前記オイルタンク内に、該タンク内の作
動油表面上に浮遊して該作動油表面をカバーするカバー
体を設けてなる、 請求項1記載の射出成形機における油圧装置。 - 【請求項3】 ボディ内の段差部に当接・付勢されてい
るバルブアウト部材と、 該バルブアウト部材に移動自在に支持され、かつ該バル
ブアウト部材に当接・付勢されているバルブイン部材
と、 を備えてなる圧力補償装置を前記オイルタンクに設置
し、 前記バルブアウト部材が、前記オイルタンク内の圧力が
所定圧力以上になると、前記段差部との当接を開放して
該タンク内の空気を排出するリリーフバルブを構成し、 前記バルブイン部材が、前記オイルタンク内の圧力が所
定負圧状態になると、前記バルブアウト部材との当接を
開放して該タンク内へ空気を吸込む吸込み手段を構成し
てなる、 請求項1記載の油圧装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-358611 | 1991-12-28 | ||
| JP35861191 | 1991-12-28 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05253996A true JPH05253996A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=18460214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35666692A Pending JPH05253996A (ja) | 1991-12-28 | 1992-12-22 | 射出成形機における油圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05253996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020190275A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 充治 駒田 | エアーブリーザー |
| CN116828765A (zh) * | 2023-05-19 | 2023-09-29 | 中国科学院沈阳自动化研究所 | 一种水下欠压力补偿的电子舱系统 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60176739A (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オイルタンクの波立ち防止装置 |
| JPS6222703U (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-12 | ||
| JPH0312493A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-21 | Hartung Kuhn & Co Mas Fab Gmbh | コークス炉団用の装入車 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP35666692A patent/JPH05253996A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60176739A (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オイルタンクの波立ち防止装置 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020190275A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 充治 駒田 | エアーブリーザー |
| CN116828765A (zh) * | 2023-05-19 | 2023-09-29 | 中国科学院沈阳自动化研究所 | 一种水下欠压力补偿的电子舱系统 |
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