JPH05254242A - 感熱記録紙の製造方法 - Google Patents
感熱記録紙の製造方法Info
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- JPH05254242A JPH05254242A JP4052878A JP5287892A JPH05254242A JP H05254242 A JPH05254242 A JP H05254242A JP 4052878 A JP4052878 A JP 4052878A JP 5287892 A JP5287892 A JP 5287892A JP H05254242 A JPH05254242 A JP H05254242A
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- heat
- smoothness
- recording paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】発色濃度の均一性と感度が優れた感熱記録紙を
提供することである。 【構成】水分率50重量%以上70重量%以下の湿紙を
ホットプレスすることにより得た原紙上に、中間層およ
び感熱記録層を順次設けることを特徴とする感熱記録紙
の製造方法。好ましくは、ホットプレスを蒸気加熱ロー
ルと弾性ロール間で行う感熱記録紙の製造方法。 【効果】原紙の平滑性が優れていると共に、中間層塗工
後の平滑性も優れているため、感熱記録紙としての発色
濃度の均一性および感度特性が優れている。
提供することである。 【構成】水分率50重量%以上70重量%以下の湿紙を
ホットプレスすることにより得た原紙上に、中間層およ
び感熱記録層を順次設けることを特徴とする感熱記録紙
の製造方法。好ましくは、ホットプレスを蒸気加熱ロー
ルと弾性ロール間で行う感熱記録紙の製造方法。 【効果】原紙の平滑性が優れていると共に、中間層塗工
後の平滑性も優れているため、感熱記録紙としての発色
濃度の均一性および感度特性が優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発色濃度の均一性と発
色感度を改良した感熱記録紙に関するものである。
色感度を改良した感熱記録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、用途の多様化や高機能化に伴い、
感熱記録紙に対する要求が厳しくなってきた。特に、フ
ァクシミリなどの印字機器では高速化に対応するため、
発色感度の向上が強く望まれており、種々の技術改良が
行われている。
感熱記録紙に対する要求が厳しくなってきた。特に、フ
ァクシミリなどの印字機器では高速化に対応するため、
発色感度の向上が強く望まれており、種々の技術改良が
行われている。
【0003】感熱記録紙の発色感度を向上させるための
技術としては、例えば、特開昭52−106746号公
報、特開昭55−156086号公報などに開示されて
いるような、感熱記録層の組成や表面の平滑性を改良す
る方法、特開昭55−164192号公報、特開昭56
−867921号公報に開示されているような、中間層
の断熱性や平滑性を改良する方法および特開昭63−2
03378号公報、特開昭63−53093号公報、特
開平1−286890号公報に開示されているような、
原紙の地合や平滑性を改良する方法が行われている。
技術としては、例えば、特開昭52−106746号公
報、特開昭55−156086号公報などに開示されて
いるような、感熱記録層の組成や表面の平滑性を改良す
る方法、特開昭55−164192号公報、特開昭56
−867921号公報に開示されているような、中間層
の断熱性や平滑性を改良する方法および特開昭63−2
03378号公報、特開昭63−53093号公報、特
開平1−286890号公報に開示されているような、
原紙の地合や平滑性を改良する方法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の感熱記録層の変
更はカス、スティッキング性とのバランスをとる必要が
あるため、適用出来る方法が限られ、中間層の改良も断
熱性を重視すると中間層塗液の塗工適性が悪化し、所定
の平滑性が得られないため限界があった。したがって、
製造コストと他の特性への悪影響の少なさを考慮する
と、原紙の平滑化が好ましい方法であるが、通常のカレ
ンダーやソフトカレンダーなどによる平滑化では、水性
塗液を塗工時に原紙表面が膨潤して平滑性が悪化するた
め、飛躍的な改良は困難であった。これらを効果的に改
良するためには、水性塗液の塗工による平滑性の戻りが
少ない原紙平滑化方法が必要になる。
更はカス、スティッキング性とのバランスをとる必要が
あるため、適用出来る方法が限られ、中間層の改良も断
熱性を重視すると中間層塗液の塗工適性が悪化し、所定
の平滑性が得られないため限界があった。したがって、
製造コストと他の特性への悪影響の少なさを考慮する
と、原紙の平滑化が好ましい方法であるが、通常のカレ
ンダーやソフトカレンダーなどによる平滑化では、水性
塗液を塗工時に原紙表面が膨潤して平滑性が悪化するた
め、飛躍的な改良は困難であった。これらを効果的に改
良するためには、水性塗液の塗工による平滑性の戻りが
少ない原紙平滑化方法が必要になる。
【0005】すなわち、本発明の目的は、発色濃度の均
一性と感度が優れた感熱記録紙を提供することである。
一性と感度が優れた感熱記録紙を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、水性塗液の塗工による平滑性の戻り
が少ない原紙の製造方法について検討した結果、原料パ
ルプの選択、叩解条件、添加薬品の種類や量、カレンダ
ー条件などにも増して、プレス方法が大きい影響を及ぼ
すことを見い出した。
を解決するために、水性塗液の塗工による平滑性の戻り
が少ない原紙の製造方法について検討した結果、原料パ
ルプの選択、叩解条件、添加薬品の種類や量、カレンダ
ー条件などにも増して、プレス方法が大きい影響を及ぼ
すことを見い出した。
【0007】そこで、各種プレスの方法が原紙と中間層
塗工紙の平滑性に及ぼす関係について検討した結果、水
分率50重量%以上70重量%以下の湿紙をホットプレ
スすることにより、常温でのプレスより低い線圧で高い
平滑性の原紙が得られ、塗工後の戻りも少ないことが明
らかになった。さらに、蒸気加熱ロールと弾性ロール間
でホットプレスを行った場合に、特にそれらの効果が大
きいことを見い出した。
塗工紙の平滑性に及ぼす関係について検討した結果、水
分率50重量%以上70重量%以下の湿紙をホットプレ
スすることにより、常温でのプレスより低い線圧で高い
平滑性の原紙が得られ、塗工後の戻りも少ないことが明
らかになった。さらに、蒸気加熱ロールと弾性ロール間
でホットプレスを行った場合に、特にそれらの効果が大
きいことを見い出した。
【0008】ホットプレスの効果としては、加熱により
水の粘度が低下して水の移動が容易になると共に、繊維
ネットワークの可塑性も増した条件下で平滑化されてい
るため、均一で平滑な紙層が形成され易く、また後工程
の再湿順による影響も受けにくいことが考えられる。加
熱ロールを使用した場合は、熱の伝達が効率的であるた
めおよび表面付近が選択的に加熱されるため、より平滑
化され易いと考えられる。
水の粘度が低下して水の移動が容易になると共に、繊維
ネットワークの可塑性も増した条件下で平滑化されてい
るため、均一で平滑な紙層が形成され易く、また後工程
の再湿順による影響も受けにくいことが考えられる。加
熱ロールを使用した場合は、熱の伝達が効率的であるた
めおよび表面付近が選択的に加熱されるため、より平滑
化され易いと考えられる。
【0009】本発明における湿紙の水分率とは、JIS
P 8127に準拠し、次式により算出した値であ
る。 (湿紙水分率、%)=(湿紙中の水分質量/乾燥前の湿
紙質量)×100 ここで、ホットプレスする湿紙の水分率は、50重量%
以上70重量%以下であることが必要である。50重量
%未満の場合は、水分が少なすぎるために塗工時に平滑
性の戻りを生じ易く、70重量%を超える場合は、水分
が多すぎるために平滑性改良効果が発現しにくい。従っ
て、本発明のホットプレスは、1番プレス或は、更にそ
の後のプレスで搾水し、上記水分率に調節した湿紙に対
して行うのが効果的である。
P 8127に準拠し、次式により算出した値であ
る。 (湿紙水分率、%)=(湿紙中の水分質量/乾燥前の湿
紙質量)×100 ここで、ホットプレスする湿紙の水分率は、50重量%
以上70重量%以下であることが必要である。50重量
%未満の場合は、水分が少なすぎるために塗工時に平滑
性の戻りを生じ易く、70重量%を超える場合は、水分
が多すぎるために平滑性改良効果が発現しにくい。従っ
て、本発明のホットプレスは、1番プレス或は、更にそ
の後のプレスで搾水し、上記水分率に調節した湿紙に対
して行うのが効果的である。
【0010】本発明におけるホットプレスとは、60℃
以上100℃以下の温度で湿紙をプレスすることであ
る。この技術の概要は、Tappi Journal、
1986年4月号64頁、同、1990年8月号99頁
などに記載されているプレスでの搾水性の向上を目的と
して開発された技術である。加熱の方法としては、スチ
ームボックス、赤外線ヒーターなどによりプレスニップ
直前の湿紙表面を加熱することが一般的であるが、最近
はプレスのロール内に蒸気を吹き込み、プレスロールを
蒸気温度に加熱する方法も実用化している。本発明の平
滑性向上効果は、後者のように蒸気加熱ロールと弾性ロ
ール間でホットプレスを行う方式の方が優れている。ま
た、このような各種ホットプレスを多段に組み合わせて
実施することも可能である。
以上100℃以下の温度で湿紙をプレスすることであ
る。この技術の概要は、Tappi Journal、
1986年4月号64頁、同、1990年8月号99頁
などに記載されているプレスでの搾水性の向上を目的と
して開発された技術である。加熱の方法としては、スチ
ームボックス、赤外線ヒーターなどによりプレスニップ
直前の湿紙表面を加熱することが一般的であるが、最近
はプレスのロール内に蒸気を吹き込み、プレスロールを
蒸気温度に加熱する方法も実用化している。本発明の平
滑性向上効果は、後者のように蒸気加熱ロールと弾性ロ
ール間でホットプレスを行う方式の方が優れている。ま
た、このような各種ホットプレスを多段に組み合わせて
実施することも可能である。
【0011】本発明のプレス装置としては、プレーンプ
レス、サクションプレス、グルーブドロールプレス、フ
ァブリックプレス、ハイアイプレスなど種々の様式のプ
レスを使用できるが、感熱記録層を塗工する面には表面
が平滑で、ロールのショアD硬度(ASTM規格、D−
2240)が85度以上のロールを配置することが好ま
しい。また、蒸気加熱ロールと弾性ロール間でホットプ
レスする場合は、表面にセラミック溶射処理などを施す
ことにより平滑性と剥離性を向上させた金属ロールを加
熱し、感熱記録層塗工面をその表面に押し当てることが
平滑性の向上に有効である。なお、この際の弾性ロール
としては、合成樹脂で被覆したショアD硬度が60〜9
0度のロールが使用出来る。
レス、サクションプレス、グルーブドロールプレス、フ
ァブリックプレス、ハイアイプレスなど種々の様式のプ
レスを使用できるが、感熱記録層を塗工する面には表面
が平滑で、ロールのショアD硬度(ASTM規格、D−
2240)が85度以上のロールを配置することが好ま
しい。また、蒸気加熱ロールと弾性ロール間でホットプ
レスする場合は、表面にセラミック溶射処理などを施す
ことにより平滑性と剥離性を向上させた金属ロールを加
熱し、感熱記録層塗工面をその表面に押し当てることが
平滑性の向上に有効である。なお、この際の弾性ロール
としては、合成樹脂で被覆したショアD硬度が60〜9
0度のロールが使用出来る。
【0012】本発明のホットプレスの線圧は、パルプの
種類や叩解度、抄速、プレスニップの数などにより異な
るが、通常20〜150kN/mの範囲が使用され、原
紙密度が0.65〜0.90g/cm3 になるように調
節される。
種類や叩解度、抄速、プレスニップの数などにより異な
るが、通常20〜150kN/mの範囲が使用され、原
紙密度が0.65〜0.90g/cm3 になるように調
節される。
【0013】本発明の原紙に使用するパルプとしては、
NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、CGP、T
MP、GP、各種非木材パルプなどが挙げられる。ま
た、通常抄紙で用いられる、染料、填料、サイズ剤、定
着剤、乾燥紙力増強剤などを必要に応じて含有するもの
である。さらに、原紙表面にサイズプレス等により、澱
粉やポリビニルアルコールなどを塗布することも可能で
ある。
NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、CGP、T
MP、GP、各種非木材パルプなどが挙げられる。ま
た、通常抄紙で用いられる、染料、填料、サイズ剤、定
着剤、乾燥紙力増強剤などを必要に応じて含有するもの
である。さらに、原紙表面にサイズプレス等により、澱
粉やポリビニルアルコールなどを塗布することも可能で
ある。
【0014】本発明の中間層とは、平滑性、圧縮性ある
いは熱保持能力等を向上させることを目的として、支持
体上に設ける焼成カオリン、酸化アルミニウム、無定型
シリカ、アルミノ珪酸マグネシウムなど吸油性が50m
l/g以上の顔料を主成分とする塗層であり、塗工には
ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、バー塗工法、カー
テン塗工法などが使用される。
いは熱保持能力等を向上させることを目的として、支持
体上に設ける焼成カオリン、酸化アルミニウム、無定型
シリカ、アルミノ珪酸マグネシウムなど吸油性が50m
l/g以上の顔料を主成分とする塗層であり、塗工には
ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、バー塗工法、カー
テン塗工法などが使用される。
【0015】本発明の感熱記録層としては、特開昭57
−87995号公報に開示されているようなロイコ染料
系感熱記録層、特開昭57−125091号公報に開示
されているような光定着型ジアゾ感熱記録層、特開昭6
2−284782号公報に記載されているような金属塩
タイプ感熱記録層、特開昭63−193881号公報に
記載されているようなアンチフェードタイプの感熱記録
層等各種の感熱記録層が使用できる。
−87995号公報に開示されているようなロイコ染料
系感熱記録層、特開昭57−125091号公報に開示
されているような光定着型ジアゾ感熱記録層、特開昭6
2−284782号公報に記載されているような金属塩
タイプ感熱記録層、特開昭63−193881号公報に
記載されているようなアンチフェードタイプの感熱記録
層等各種の感熱記録層が使用できる。
【0016】本発明の感熱記録紙における、感熱記録層
の形成方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工
法、グラビア塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等
の公知の塗工方法が利用可能である。感熱記録層を保護
する等の目的で、感熱塗工層の上に、更にオーバーコー
ト層を設けることも可能である。
の形成方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工
法、グラビア塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等
の公知の塗工方法が利用可能である。感熱記録層を保護
する等の目的で、感熱塗工層の上に、更にオーバーコー
ト層を設けることも可能である。
【0017】本発明の感熱記録紙とは、熱によって発色
しうる感熱記録層と中間層を、支持体上に設けたもので
あり、計測器の熱ペンプリンター、コンピューター端末
のサーマルプリンター、CRTの画像コピー用プリンタ
ー、感熱ファクシミリ等の記録材料として使用されるも
のである。
しうる感熱記録層と中間層を、支持体上に設けたもので
あり、計測器の熱ペンプリンター、コンピューター端末
のサーマルプリンター、CRTの画像コピー用プリンタ
ー、感熱ファクシミリ等の記録材料として使用されるも
のである。
【0018】
【作用】本発明の製造方法、即ち、水分率50重量%以
上70重量%以下の湿紙をホットプレスすることにより
得た原紙上に、中間層および感熱記録層を順次設ける方
法による感熱記録紙は、発色濃度の均一性と感度特性が
優れている。
上70重量%以下の湿紙をホットプレスすることにより
得た原紙上に、中間層および感熱記録層を順次設ける方
法による感熱記録紙は、発色濃度の均一性と感度特性が
優れている。
【0019】
【実施例】以下では、本発明を実施例により詳細に説明
する。なお、本発明は、実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。また、塗工量を示す値は、断わりのない限り乾燥後
の重量である。
する。なお、本発明は、実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。また、塗工量を示す値は、断わりのない限り乾燥後
の重量である。
【0020】実施例1 ろ水度300mlまで叩解した、LBKPとNBKPを
重量比で7:3に混合したパルプ100部に対し、軽質
炭酸カルシウム(商品名:TP121、奥多摩工業社
製)を7部、アルキルケテンダイマーサイズ剤(商品
名:ハーコン11−2、ディックハーキュレス社製)を
0.1部、両性でんぷん(商品名:ケイト3210、王
子ナショナル社製)を0.7部添加した紙料を用いて、
以下のプレス条件で抄速450m/分の長網抄紙機によ
り坪量42g/m2 の原紙を製造した。
重量比で7:3に混合したパルプ100部に対し、軽質
炭酸カルシウム(商品名:TP121、奥多摩工業社
製)を7部、アルキルケテンダイマーサイズ剤(商品
名:ハーコン11−2、ディックハーキュレス社製)を
0.1部、両性でんぷん(商品名:ケイト3210、王
子ナショナル社製)を0.7部添加した紙料を用いて、
以下のプレス条件で抄速450m/分の長網抄紙機によ
り坪量42g/m2 の原紙を製造した。
【0021】この抄紙機にはプレス3段がドライヤー前
に設置されている。3番プレスのトップロール(XGロ
ール、ヤマウチ社製)に蒸気を吹き込み、表面温度を7
0℃に制御し、線圧を50kN/mの条件でホットプレ
スを行った。この際、1番および2番プレスの条件を調
節することにより、ホットプレス入口での湿紙の水分率
を50、60および70%の3水準に変化させた。多筒
式ドライヤーで乾燥後の紙は、酸化澱粉の3%水溶液で
サイズプレス処理し乾燥後、密度が0.80g/cm3
になるようにマシンカレンダーで厚さを調節した。
に設置されている。3番プレスのトップロール(XGロ
ール、ヤマウチ社製)に蒸気を吹き込み、表面温度を7
0℃に制御し、線圧を50kN/mの条件でホットプレ
スを行った。この際、1番および2番プレスの条件を調
節することにより、ホットプレス入口での湿紙の水分率
を50、60および70%の3水準に変化させた。多筒
式ドライヤーで乾燥後の紙は、酸化澱粉の3%水溶液で
サイズプレス処理し乾燥後、密度が0.80g/cm3
になるようにマシンカレンダーで厚さを調節した。
【0022】その後、これらの原紙の片面に調製例1の
中間層塗液を、ブレード塗工機で8g/m2 塗工し、次
いでその上に調製例2の感熱塗液を、エアナイフ塗工機
で3g/m2 塗工した。このようにして作製した感熱記
録層塗工紙をスーパーカレンダーで、感熱記録面のベッ
ク平滑度が300〜400秒になるように処理して感熱
記録紙を得た。これらの試料を、湿紙水分率の低いもの
から順に、試料2、試料3、および試料4とする。
中間層塗液を、ブレード塗工機で8g/m2 塗工し、次
いでその上に調製例2の感熱塗液を、エアナイフ塗工機
で3g/m2 塗工した。このようにして作製した感熱記
録層塗工紙をスーパーカレンダーで、感熱記録面のベッ
ク平滑度が300〜400秒になるように処理して感熱
記録紙を得た。これらの試料を、湿紙水分率の低いもの
から順に、試料2、試料3、および試料4とする。
【0023】実施例2 実施例1で、3番プレスのトップロールを蒸気加熱せず
に、水分率が60%の湿紙を3番プレス直前で、スチー
ムボックスにより表面温度70℃まで加熱後、プレスを
行う以外は、すべて同一の方法で感熱記録紙を製造し
た。この試料を、試料6とする。
に、水分率が60%の湿紙を3番プレス直前で、スチー
ムボックスにより表面温度70℃まで加熱後、プレスを
行う以外は、すべて同一の方法で感熱記録紙を製造し
た。この試料を、試料6とする。
【0024】比較例1 実施例1において、ホットプレス入口の湿紙水分率を4
8および75%の2水準に変化させる以外は、すべて同
一の方法で感熱記録紙を得た。この試料を、それぞれ試
料1および試料5とする。
8および75%の2水準に変化させる以外は、すべて同
一の方法で感熱記録紙を得た。この試料を、それぞれ試
料1および試料5とする。
【0025】比較例2 実施例2において、蒸気加熱によるホットプレスを行わ
ずに原紙を製造する以外は、すべて同一の方法で感熱記
録紙を得た。この試料を試料7とする。
ずに原紙を製造する以外は、すべて同一の方法で感熱記
録紙を得た。この試料を試料7とする。
【0026】比較例3 実施例2において、蒸気加熱によるホットプレスを行わ
ずに、水分率10%まで乾燥後の原紙を、硬質クローム
メッキ表面とショアD硬度が78度の弾性ロール間でソ
フトカレンダー処理をする以外は、すべて同一の方法で
感熱記録紙を得た。この試料を試料8とする。
ずに、水分率10%まで乾燥後の原紙を、硬質クローム
メッキ表面とショアD硬度が78度の弾性ロール間でソ
フトカレンダー処理をする以外は、すべて同一の方法で
感熱記録紙を得た。この試料を試料8とする。
【0027】比較例4 実施例2で、蒸気加熱によるホットプレスを行わず、乾
燥を多筒式ドライヤーの代わりに加熱鏡面ドライヤー
(ヤンキードライヤー)で行う以外は、すべて同一の方
法で感熱記録紙を作製した。この試料を、試料9とす
る。以上の結果をまとめて表1に示す。
燥を多筒式ドライヤーの代わりに加熱鏡面ドライヤー
(ヤンキードライヤー)で行う以外は、すべて同一の方
法で感熱記録紙を作製した。この試料を、試料9とす
る。以上の結果をまとめて表1に示す。
【0028】調製例1 次の配合からなる混合物を中間層塗液とした。 焼成カオリン(商品名:アンシレックス、エンゲルハード社製) 100部 スチレン−ブタジエン共重合ラテックス(50%水分散品) 24部 リン酸エステル化澱粉(商品名:MS−4600、日本食品化工社製、10%濃 度糊化液) 60部 水 52部
【0029】調製例2 次の配合からなる混合物を、それぞれサンドミルで平均
粒径が約1μmになるまで粉砕分散して〔A液〕と〔B
液〕を調製した。 〔A液〕 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 70部 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 40部 〔B液〕 ビスフェノールA:50部、ベンジルオキシナフタレン 50部 10%ポリビニルアルコール水溶液 50部 水 100部 次いで、調製した〔A液〕と〔B液〕を用いて次の配合
で感熱塗液を調製した。 〔A液〕 50部 〔B液〕 250部 ステアリン酸亜鉛(40%分散液) 25部 10%ポリビニルアルコール水溶液 216部 炭酸カルシウム 50部 水 417部
粒径が約1μmになるまで粉砕分散して〔A液〕と〔B
液〕を調製した。 〔A液〕 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 70部 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 40部 〔B液〕 ビスフェノールA:50部、ベンジルオキシナフタレン 50部 10%ポリビニルアルコール水溶液 50部 水 100部 次いで、調製した〔A液〕と〔B液〕を用いて次の配合
で感熱塗液を調製した。 〔A液〕 50部 〔B液〕 250部 ステアリン酸亜鉛(40%分散液) 25部 10%ポリビニルアルコール水溶液 216部 炭酸カルシウム 50部 水 417部
【0030】
【表1】
【0031】表1の平滑度は、プリズムの表面に一定の
圧力(10kg/cm2 )で試料を押し付けた際の接触
率から平滑性を評価する試験機(マイクロトポグラフ、
東洋精機社製)による、各原紙に中間層を8.0g/m
2 塗工後の平滑度である。この平滑度により、塗工後の
平滑性を評価した。
圧力(10kg/cm2 )で試料を押し付けた際の接触
率から平滑性を評価する試験機(マイクロトポグラフ、
東洋精機社製)による、各原紙に中間層を8.0g/m
2 塗工後の平滑度である。この平滑度により、塗工後の
平滑性を評価した。
【0032】表1における発色濃度の均一性は、G3フ
ァクシミリ試験機(TH−PMD、大倉電機社製)で通
電時間0.6msecの条件で印字した部分を視覚評価
した結果であり、均一なものから順に◎、○、△、×で
ある。少なくとも△以上、好ましくは○以上の均一性が
必要とされている。発色濃度は、上記印字部の反射濃度
をマクベス濃度計(RD−918)で測定した光学濃度
の値である。感熱記録紙には、0.90以上、好ましく
は0.93以上が必要である。
ァクシミリ試験機(TH−PMD、大倉電機社製)で通
電時間0.6msecの条件で印字した部分を視覚評価
した結果であり、均一なものから順に◎、○、△、×で
ある。少なくとも△以上、好ましくは○以上の均一性が
必要とされている。発色濃度は、上記印字部の反射濃度
をマクベス濃度計(RD−918)で測定した光学濃度
の値である。感熱記録紙には、0.90以上、好ましく
は0.93以上が必要である。
【0033】表1の試料1および5と試料2〜4を比較
すると、ホットプレス前の湿紙の水分率を50%以上7
0%以下に調節することにより、発色濃度が均一で発色
濃度そのものも高い感熱記録紙の得られることが明らか
である。これには、中間層塗工後の平滑性の優れている
ことも関与している。
すると、ホットプレス前の湿紙の水分率を50%以上7
0%以下に調節することにより、発色濃度が均一で発色
濃度そのものも高い感熱記録紙の得られることが明らか
である。これには、中間層塗工後の平滑性の優れている
ことも関与している。
【0034】試料3と6の比較から、スチームボックス
加熱方式のホットプレスより、蒸気加熱ロール方式の方
が、発色濃度の高い感熱記録紙を製造する上で有利なこ
とが明らかである。
加熱方式のホットプレスより、蒸気加熱ロール方式の方
が、発色濃度の高い感熱記録紙を製造する上で有利なこ
とが明らかである。
【0035】試料2〜4、6と試料7〜9の比較から、
ホットプレスを使用することにより、通常のプレス、ソ
フトカレンダーあるいはヤンキードライヤーを使用する
場合に比べて、発色濃度とその均一性の優れた感熱記録
紙が得られることが明らかである。なお、ソフトカレン
ダーの場合は、原紙の平滑性が良いにもかかわらず、塗
工後の平滑性は劣っていた。ヤンキードライヤーの場合
は、大きい凹凸が存在するため大きな濃度ムラが認めら
れた。
ホットプレスを使用することにより、通常のプレス、ソ
フトカレンダーあるいはヤンキードライヤーを使用する
場合に比べて、発色濃度とその均一性の優れた感熱記録
紙が得られることが明らかである。なお、ソフトカレン
ダーの場合は、原紙の平滑性が良いにもかかわらず、塗
工後の平滑性は劣っていた。ヤンキードライヤーの場合
は、大きい凹凸が存在するため大きな濃度ムラが認めら
れた。
【0036】
【効果】以上の結果から、本発明の製造方法による感熱
記録紙、即ち、水分率50重量%以上70重量%以下の
湿紙をホットプレスすることにより得た原紙上に、中間
層および感熱記録層を順次設けることを特徴とする感熱
記録紙は、発色濃度の均一性と感度が優れていることが
明らかである。
記録紙、即ち、水分率50重量%以上70重量%以下の
湿紙をホットプレスすることにより得た原紙上に、中間
層および感熱記録層を順次設けることを特徴とする感熱
記録紙は、発色濃度の均一性と感度が優れていることが
明らかである。
Claims (2)
- 【請求項1】 水分率50重量%以上70重量%以下の
湿紙をホットプレスすることにより得た原紙上に、中間
層および感熱記録層を順次設けることを特徴とする感熱
記録紙の製造方法。 - 【請求項2】 湿紙のホットプレスを、蒸気加熱ロール
と弾性ロール間で行うことを特徴とする請求項1記載の
感熱記録紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052878A JPH05254242A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 感熱記録紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052878A JPH05254242A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 感熱記録紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254242A true JPH05254242A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12927143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4052878A Pending JPH05254242A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 感熱記録紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05254242A (ja) |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052878A patent/JPH05254242A/ja active Pending
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