JPH0525631A - 蒸着装置用窓 - Google Patents
蒸着装置用窓Info
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- JPH0525631A JPH0525631A JP18242091A JP18242091A JPH0525631A JP H0525631 A JPH0525631 A JP H0525631A JP 18242091 A JP18242091 A JP 18242091A JP 18242091 A JP18242091 A JP 18242091A JP H0525631 A JPH0525631 A JP H0525631A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B3/00—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
- H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
- H01B3/30—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
- H01B3/44—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes vinyl resins; acrylic resins
- H01B3/441—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes vinyl resins; acrylic resins from alkenes
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間の成膜作業をしても、蒸発粒子の付着
の無いレーザPVD蒸着装置用窓。 【構成】 透明材料からなる入射窓3を介して照射され
る集光された光エネルギ1が透過する透過孔を中心に有
する第1のアパーチャ4と、第1のアパーチャ4よりタ
ーゲット11側に位置し第1のアパーチャ4を透過した
光エネルギ1が透過する透過孔を中心に有する第2のア
パーチャ5と、第1のアパーチャ4と第2のアパーチャ
5の間にあって光エネルギ1の通路を挟むように設けら
れた偏向電極6、7とからなる。第2のアパーチャ5を
通過して第1のアパーチャ4に向けて飛来する蒸発粒子
10は、偏向電極6、7に電圧を印加することにより、
飛行方向を曲げられるので、蒸発粒子10は第1のアパ
ーチャ4に衝突し、蒸発粒子10は入射窓3に到達する
ことがない。
の無いレーザPVD蒸着装置用窓。 【構成】 透明材料からなる入射窓3を介して照射され
る集光された光エネルギ1が透過する透過孔を中心に有
する第1のアパーチャ4と、第1のアパーチャ4よりタ
ーゲット11側に位置し第1のアパーチャ4を透過した
光エネルギ1が透過する透過孔を中心に有する第2のア
パーチャ5と、第1のアパーチャ4と第2のアパーチャ
5の間にあって光エネルギ1の通路を挟むように設けら
れた偏向電極6、7とからなる。第2のアパーチャ5を
通過して第1のアパーチャ4に向けて飛来する蒸発粒子
10は、偏向電極6、7に電圧を印加することにより、
飛行方向を曲げられるので、蒸発粒子10は第1のアパ
ーチャ4に衝突し、蒸発粒子10は入射窓3に到達する
ことがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPVD法(物理的蒸着
法)、特にレーザPVD法を用いた蒸着装置用窓に関す
る。
法)、特にレーザPVD法を用いた蒸着装置用窓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ光は単一波長でビームの拡がりも
小さいので、極めて小さい領域に集光でき、したがって
高密度エネルギを発生して高融点材料でも容易に溶融・
蒸発させることができる。この特徴を生かした蒸着法は
レーザPVD法と言われ、高硬度・緻密質のセラミック
膜ができることから、耐摩耗部品、耐熱耐食性部品、電
子部品などとして有用である。
小さいので、極めて小さい領域に集光でき、したがって
高密度エネルギを発生して高融点材料でも容易に溶融・
蒸発させることができる。この特徴を生かした蒸着法は
レーザPVD法と言われ、高硬度・緻密質のセラミック
膜ができることから、耐摩耗部品、耐熱耐食性部品、電
子部品などとして有用である。
【0003】従来用いられているレーザPVD装置の一
例を図3に示す。図3において真空室13の中央にはタ
ーゲットホルダ12がほぼ45°に傾斜して設置され、
このターゲットホルダ12にはターゲット11が同様に
傾斜して固定されている。また、真空室13の底面には
排気管15が取り付けられ、真空ポンプ14により真空
室13内のガスが排気され、真空室13は真空に保たれ
ている。
例を図3に示す。図3において真空室13の中央にはタ
ーゲットホルダ12がほぼ45°に傾斜して設置され、
このターゲットホルダ12にはターゲット11が同様に
傾斜して固定されている。また、真空室13の底面には
排気管15が取り付けられ、真空ポンプ14により真空
室13内のガスが排気され、真空室13は真空に保たれ
ている。
【0004】ターゲット11を側面から臨む真空室13
の側壁には光透過室17が設けられ、この光透過室17
の一番先には透明材料からなる入射窓3が取り付けられ
ている。この入射窓3を通して、レンズ2で集光された
レーザ光1が、ターゲット11に照射される。
の側壁には光透過室17が設けられ、この光透過室17
の一番先には透明材料からなる入射窓3が取り付けられ
ている。この入射窓3を通して、レンズ2で集光された
レーザ光1が、ターゲット11に照射される。
【0005】真空室13内のターゲット11に対向する
位置には、基板ホルダ8に固定された基板9が、ターゲ
ット11に平行に置かれている。レンズ2で集光された
レーザ光1が、入射窓3を通して、ターゲット11に照
射されると、ターゲット11がアブレーションを起こ
し、ターゲット11より放出された蒸発粒子10は対向
して置かれた基板9上に堆積して膜が形成される。
位置には、基板ホルダ8に固定された基板9が、ターゲ
ット11に平行に置かれている。レンズ2で集光された
レーザ光1が、入射窓3を通して、ターゲット11に照
射されると、ターゲット11がアブレーションを起こ
し、ターゲット11より放出された蒸発粒子10は対向
して置かれた基板9上に堆積して膜が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにレーザPV
D法においては、入射窓を通してレーザ光がターゲット
に照射され、ターゲットからは蒸発粒子が放出され、対
向して設置された基板の上に膜として堆積する。この時
に、大部分の蒸発粒子は基板の方向へ向かうが、蒸発粒
子の一部は入射窓の方へも飛散する。そのため、入射窓
にも蒸発粒子が付着し、入射するレーザ光の透過率が低
下するので、レーザ成膜を長時間にわたって続けること
が困難となる。
D法においては、入射窓を通してレーザ光がターゲット
に照射され、ターゲットからは蒸発粒子が放出され、対
向して設置された基板の上に膜として堆積する。この時
に、大部分の蒸発粒子は基板の方向へ向かうが、蒸発粒
子の一部は入射窓の方へも飛散する。そのため、入射窓
にも蒸発粒子が付着し、入射するレーザ光の透過率が低
下するので、レーザ成膜を長時間にわたって続けること
が困難となる。
【0007】かかる問題点を解決するため、蒸着装置の
覗き窓において、透明部材に蒸発粒子が飛散して付着す
るのを防止するための提案として、実開昭59−169
349号公報の蒸着装置の覗き窓の考案があり、この提
案においては透明部材の内側にリング状または格子状の
永久磁石を取り付けたものである。しかしながら、この
提案においては蒸発粒子が磁性体金属である場合には、
覗き窓への付着は防止することはできるものの、非磁性
金属のイオン等の付着の防止はできないという問題点が
あった。
覗き窓において、透明部材に蒸発粒子が飛散して付着す
るのを防止するための提案として、実開昭59−169
349号公報の蒸着装置の覗き窓の考案があり、この提
案においては透明部材の内側にリング状または格子状の
永久磁石を取り付けたものである。しかしながら、この
提案においては蒸発粒子が磁性体金属である場合には、
覗き窓への付着は防止することはできるものの、非磁性
金属のイオン等の付着の防止はできないという問題点が
あった。
【0008】そのため、従来のレーザPVD蒸着装置に
おいては、入射窓の洗浄あるいは交換のために成膜作業
をしばしば中断する必要があり、長時間の連続成膜は不
可能であって、成膜作業の中断によって皮膜内部に界面
が生ずると共に、入射窓の交換に費用を要するという問
題点があった。
おいては、入射窓の洗浄あるいは交換のために成膜作業
をしばしば中断する必要があり、長時間の連続成膜は不
可能であって、成膜作業の中断によって皮膜内部に界面
が生ずると共に、入射窓の交換に費用を要するという問
題点があった。
【0009】本発明は従来のレーザPVD蒸着装置を用
いて皮膜を形成する場合に、飛散した蒸発粒子が入射窓
に堆積し、レーザ光の透過量が減衰するという問題点を
解決するためになされたものであって、入射窓の内面に
蒸発粒子の堆積することを防止し、入射窓の洗浄、交換
を不要とすることにより、長時間の連続成膜を可能と
し、界面の無い膜を形成することのできる蒸着装置用窓
を提供することを目的とする。
いて皮膜を形成する場合に、飛散した蒸発粒子が入射窓
に堆積し、レーザ光の透過量が減衰するという問題点を
解決するためになされたものであって、入射窓の内面に
蒸発粒子の堆積することを防止し、入射窓の洗浄、交換
を不要とすることにより、長時間の連続成膜を可能と
し、界面の無い膜を形成することのできる蒸着装置用窓
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来のレーザPVD蒸着
装置おいて、蒸発粒子の一部が入射窓の方へも飛散する
こと自体を防止することはできない。そこで、発明者等
は飛散する蒸発粒子を何らかの方法で遮蔽すれば良いと
考え鋭意研究した結果、レーザ光の透過孔を中心に有す
るアパーチャで遮蔽することを着想した。しかし、アパ
ーチャ1枚ではアパーチャの透過孔を通過する蒸発粒子
の入射窓への侵入を防止することができない。そこで、
さらに研究を重ねた結果、飛散する蒸発粒子の行路に電
界をかけて曲げてやることを着想し、アパーチャを2重
に設置すると共に、2つのアパーチャの間に偏向電極を
設置することにより本発明を完成した。
装置おいて、蒸発粒子の一部が入射窓の方へも飛散する
こと自体を防止することはできない。そこで、発明者等
は飛散する蒸発粒子を何らかの方法で遮蔽すれば良いと
考え鋭意研究した結果、レーザ光の透過孔を中心に有す
るアパーチャで遮蔽することを着想した。しかし、アパ
ーチャ1枚ではアパーチャの透過孔を通過する蒸発粒子
の入射窓への侵入を防止することができない。そこで、
さらに研究を重ねた結果、飛散する蒸発粒子の行路に電
界をかけて曲げてやることを着想し、アパーチャを2重
に設置すると共に、2つのアパーチャの間に偏向電極を
設置することにより本発明を完成した。
【0011】本発明の蒸着装置用窓は、透明材料からな
る入射窓と、前記入射窓を介して照射される集光された
光エネルギが透過する透過孔を中心に有する第1のアパ
ーチャと、前記第1のアパーチャよりターゲット側に位
置し前記第1のアパーチャを透過した光エネルギが透過
する透過孔を中心に有する第2のアパーチャと、前記第
1のアパーチャと第2のアパーチャの間にあって光エネ
ルギの通路を挟むように設けられた偏向電極とからなる
ことを要旨とする。
る入射窓と、前記入射窓を介して照射される集光された
光エネルギが透過する透過孔を中心に有する第1のアパ
ーチャと、前記第1のアパーチャよりターゲット側に位
置し前記第1のアパーチャを透過した光エネルギが透過
する透過孔を中心に有する第2のアパーチャと、前記第
1のアパーチャと第2のアパーチャの間にあって光エネ
ルギの通路を挟むように設けられた偏向電極とからなる
ことを要旨とする。
【0012】
【作用】レーザ光はレンズで集光されて入射窓を通して
真空室に向けて照射される。入射窓を透過したレーザ光
は第1のアパーチャの透過孔を通過し、偏向電極の間を
通り、さらに第2のアパーチャの透過孔を通過して、タ
ーゲットに照射される。レーザ光がターゲットに照射さ
れると、ターゲットがアブレーションを起こし、ターゲ
ットより放出された蒸発粒子は対向して置かれた基板上
に堆積して膜が形成される。
真空室に向けて照射される。入射窓を透過したレーザ光
は第1のアパーチャの透過孔を通過し、偏向電極の間を
通り、さらに第2のアパーチャの透過孔を通過して、タ
ーゲットに照射される。レーザ光がターゲットに照射さ
れると、ターゲットがアブレーションを起こし、ターゲ
ットより放出された蒸発粒子は対向して置かれた基板上
に堆積して膜が形成される。
【0013】蒸発粒子の大部分はターゲットの法線方向
に飛んで基板に堆積するが、蒸発粒子の一部は入射窓の
方向にも飛来する。この時蒸発粒子の多くがイオンにな
っている。入射窓の方向へ飛来した蒸発粒子は先ず第2
のアパーチャで遮られる。しかし、第2のアパーチャに
は透過孔が設けられているので、、第2のアパーチャの
透過孔を通過した蒸発粒子は、さらに第1のアパーチャ
に向けて進入する。
に飛んで基板に堆積するが、蒸発粒子の一部は入射窓の
方向にも飛来する。この時蒸発粒子の多くがイオンにな
っている。入射窓の方向へ飛来した蒸発粒子は先ず第2
のアパーチャで遮られる。しかし、第2のアパーチャに
は透過孔が設けられているので、、第2のアパーチャの
透過孔を通過した蒸発粒子は、さらに第1のアパーチャ
に向けて進入する。
【0014】然るに、第1のアパーチャと第2のアパー
チャの間には、光エネルギの通路を挟むように偏向電極
が設けられているので、偏向電極に電圧を印加すること
により、第2のアパーチャを通過して第1のアパーチャ
に向けて飛来する蒸発粒子であるイオンの飛行方向を、
陽イオンの時は偏向電極のカソードの方へ、陰イオンの
時はアノードの方へ曲げてやることが可能である。その
結果、飛行方向を曲げられた蒸発粒子は第1のアパーチ
ャに衝突し、蒸発粒子は入射窓に到達することがない。
チャの間には、光エネルギの通路を挟むように偏向電極
が設けられているので、偏向電極に電圧を印加すること
により、第2のアパーチャを通過して第1のアパーチャ
に向けて飛来する蒸発粒子であるイオンの飛行方向を、
陽イオンの時は偏向電極のカソードの方へ、陰イオンの
時はアノードの方へ曲げてやることが可能である。その
結果、飛行方向を曲げられた蒸発粒子は第1のアパーチ
ャに衝突し、蒸発粒子は入射窓に到達することがない。
【0015】なお、入射窓の方向へ飛散してくる陽イオ
ンに電界をかけて行路を曲げるには mv2/r=q×(V/d)・・・・・(1) の電界(V/d)が必要である。ここで、 m〔kg〕:イオンの質量 v〔m/sec〕:イオンの速度 r〔m〕:回転半径 q〔c〕:イオンの電荷 V〔v〕:電圧 d〔m〕:電極間距離 従って、 r=mv2/〔q×(V/d)〕・・・・・(2) となり、このrが極力小さくなるように電圧Vおよび電
極間距離dを選べば良い。
ンに電界をかけて行路を曲げるには mv2/r=q×(V/d)・・・・・(1) の電界(V/d)が必要である。ここで、 m〔kg〕:イオンの質量 v〔m/sec〕:イオンの速度 r〔m〕:回転半径 q〔c〕:イオンの電荷 V〔v〕:電圧 d〔m〕:電極間距離 従って、 r=mv2/〔q×(V/d)〕・・・・・(2) となり、このrが極力小さくなるように電圧Vおよび電
極間距離dを選べば良い。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を以下図面に従って説明し、
合わせて従来例および比較例と比較して本発明の効果を
明らかにする。図1は本発明の実施例装置を取り付けた
レーザPVD蒸着装置の概略図である。真空室13の中
央にはターゲットホルダ12が45°傾斜して設置さ
れ、このターゲットホルダ12にはターゲット11が同
様に45°傾斜して固定されている。また、真空室13
の底面には排気管15が取り付けられ、真空ポンプ14
により真空室13内のガスが排気され、真空室13は1
0-8Torr程度の真空に保たれている。
合わせて従来例および比較例と比較して本発明の効果を
明らかにする。図1は本発明の実施例装置を取り付けた
レーザPVD蒸着装置の概略図である。真空室13の中
央にはターゲットホルダ12が45°傾斜して設置さ
れ、このターゲットホルダ12にはターゲット11が同
様に45°傾斜して固定されている。また、真空室13
の底面には排気管15が取り付けられ、真空ポンプ14
により真空室13内のガスが排気され、真空室13は1
0-8Torr程度の真空に保たれている。
【0017】ターゲット11を側面から臨む真空室13
の側壁には光透過室17が設けられ、この光透過室17
の一番先には透明材料からなる入射窓3が取り付けられ
ている。この入射窓3を通して、レンズ2で集光された
レーザ光1が、ターゲット11に照射される。また、真
空室13内のターゲット11に対向する位置には、基板
ホルダ8に固定された基板9が、ターゲット11に平行
に置かれている。
の側壁には光透過室17が設けられ、この光透過室17
の一番先には透明材料からなる入射窓3が取り付けられ
ている。この入射窓3を通して、レンズ2で集光された
レーザ光1が、ターゲット11に照射される。また、真
空室13内のターゲット11に対向する位置には、基板
ホルダ8に固定された基板9が、ターゲット11に平行
に置かれている。
【0018】光透過室17の入口には中心にレーザ光が
透過する透過孔を有する第2のアパーチャ5が設けら
れ、さらに光透過室17の奥には同様に中心にレーザ光
が透過する透過孔を有する第1のアパーチャ4が設けら
れている。この第1のアパーチャ4と第2のアパーチャ
5の間には、光エネルギの通路を挟むように偏向電極の
アノード6とカソード7が設けられている。また、この
アノード6およびカソード7には、図2の偏向用電極拡
大図に示すように、電源16が接続されている。
透過する透過孔を有する第2のアパーチャ5が設けら
れ、さらに光透過室17の奥には同様に中心にレーザ光
が透過する透過孔を有する第1のアパーチャ4が設けら
れている。この第1のアパーチャ4と第2のアパーチャ
5の間には、光エネルギの通路を挟むように偏向電極の
アノード6とカソード7が設けられている。また、この
アノード6およびカソード7には、図2の偏向用電極拡
大図に示すように、電源16が接続されている。
【0019】本実施例装置の作動を説明すると、レーザ
光1はレンズ2で集光されて入射窓3を通して真空室1
3に向けて照射される。入射窓3を透過したレーザ光1
は第1のアパーチャ4の透過孔を通過し、偏向電極のア
ノード6とカソード7の間を通り、さらに第2のアパー
チャ5の透過孔を通過して、ターゲット11に照射され
る。レーザ光1がターゲット11に照射されると、ター
ゲット11がアブレーションを起こし、ターゲットより
蒸発した蒸発粒子10が対向して置かれた基板9上に堆
積して膜が形成される。
光1はレンズ2で集光されて入射窓3を通して真空室1
3に向けて照射される。入射窓3を透過したレーザ光1
は第1のアパーチャ4の透過孔を通過し、偏向電極のア
ノード6とカソード7の間を通り、さらに第2のアパー
チャ5の透過孔を通過して、ターゲット11に照射され
る。レーザ光1がターゲット11に照射されると、ター
ゲット11がアブレーションを起こし、ターゲットより
蒸発した蒸発粒子10が対向して置かれた基板9上に堆
積して膜が形成される。
【0020】蒸発粒子10の大部分はターゲットの法線
方向に飛んで基板9に堆積するが、蒸発粒子10の一部
10aは、図2の偏向用電極付近拡大図に示すように、
入射窓3の方向にも飛来する。この時蒸発粒子の多くが
イオンになっている。入射窓3の方向へ飛来した蒸発粒
子は先ず第2のアパーチャ5で遮られる。しかし、第2
のアパーチャ5には透過孔が設けられているので、、第
2のアパーチャ5の透過孔を通過した蒸着粒子10a
は、さらに第1のアパーチャ5に向けて進入する。
方向に飛んで基板9に堆積するが、蒸発粒子10の一部
10aは、図2の偏向用電極付近拡大図に示すように、
入射窓3の方向にも飛来する。この時蒸発粒子の多くが
イオンになっている。入射窓3の方向へ飛来した蒸発粒
子は先ず第2のアパーチャ5で遮られる。しかし、第2
のアパーチャ5には透過孔が設けられているので、、第
2のアパーチャ5の透過孔を通過した蒸着粒子10a
は、さらに第1のアパーチャ5に向けて進入する。
【0021】然るに、第1のアパーチャ4と第2のアパ
ーチャ5の間には、光エネルギの通路を挟むように偏向
電極のアノード6とカソード7が設けられ、電源16が
接続されているので、電圧を印加することにより、第2
のアパーチャ5を通過して第1のアパーチャ4に向けて
飛来する蒸発粒子10aである陽イオンの飛行方向を、
カソード7の方へ、陰イオンの飛行方向をアノード6の
方へ曲げてやることが可能である。その結果、飛行方向
を曲げられた蒸発粒子10aは第1のアパーチャ4に衝
突し、蒸発粒子10aは入射窓3に到達することがな
い。
ーチャ5の間には、光エネルギの通路を挟むように偏向
電極のアノード6とカソード7が設けられ、電源16が
接続されているので、電圧を印加することにより、第2
のアパーチャ5を通過して第1のアパーチャ4に向けて
飛来する蒸発粒子10aである陽イオンの飛行方向を、
カソード7の方へ、陰イオンの飛行方向をアノード6の
方へ曲げてやることが可能である。その結果、飛行方向
を曲げられた蒸発粒子10aは第1のアパーチャ4に衝
突し、蒸発粒子10aは入射窓3に到達することがな
い。
【0022】次に、本実施例装置を用いた実際の実施例
について説明する。断面積が6mm×33mmの矩形に
なっているレーザ光1を焦点距離f=350mmのレン
ズ2で集光し入射窓3を通して光透過室17内に向けて
照射した。光透過室17内には透過孔径20mmの第1
のアパーチャ4と透過孔径16mmの第2のアパーチャ
5を設置し、レーザ光1はこの2つのアパーチャを通し
てSiのターゲット11を照射した。
について説明する。断面積が6mm×33mmの矩形に
なっているレーザ光1を焦点距離f=350mmのレン
ズ2で集光し入射窓3を通して光透過室17内に向けて
照射した。光透過室17内には透過孔径20mmの第1
のアパーチャ4と透過孔径16mmの第2のアパーチャ
5を設置し、レーザ光1はこの2つのアパーチャを通し
てSiのターゲット11を照射した。
【0023】ここで、表1に示すように、偏向用電極で
あるアノード6とカソード7との距離d:25mm、4
0mm、電圧V:1v、5v、10v、入射窓と第1の
アパーチャの距離l:10cm、15cmとして、実施
例a〜eを行い入射窓3の汚れ状態を評価した。なお、
アノード6とカソード7との電極間距離dは光透過の関
係で20mm以下には設定できないので、20mm以上
とした。
あるアノード6とカソード7との距離d:25mm、4
0mm、電圧V:1v、5v、10v、入射窓と第1の
アパーチャの距離l:10cm、15cmとして、実施
例a〜eを行い入射窓3の汚れ状態を評価した。なお、
アノード6とカソード7との電極間距離dは光透過の関
係で20mm以下には設定できないので、20mm以上
とした。
【0024】また、比較のために図3の従来装置を用
い、同じレーザ光1を同じレンズで集光し、Siのター
ゲット11に照射して同様に入射窓3の汚れを評価し
た。得られた結果は表1にまとめて示した。なお、入射
窓の汚れは、汚れの無かったものは○、汚れのあったも
のは×で示した。
い、同じレーザ光1を同じレンズで集光し、Siのター
ゲット11に照射して同様に入射窓3の汚れを評価し
た。得られた結果は表1にまとめて示した。なお、入射
窓の汚れは、汚れの無かったものは○、汚れのあったも
のは×で示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果より、入射窓とアパーチャの距
離l:0.1m、電極間距離d:0.20〜0.025
mの時に、電圧を10v以上とした場合、入射窓とアパ
ーチャの距離l:0.15m、電極間距離d:0.20
〜0.025mの時に、電圧を5v以上とした場合に入
射窓の汚れがないことが判明した。従って、前記(2)
式において、dおよびVを適宜選択すれば入射窓の汚れ
を防止することができることが確認された。なお、蒸発
粒子の種類等によって、この条件は変わってくるが、入
射窓とアパーチャの距離lに応じて、r<lの条件を満
足すれば、入射窓の汚れは発生しない。
離l:0.1m、電極間距離d:0.20〜0.025
mの時に、電圧を10v以上とした場合、入射窓とアパ
ーチャの距離l:0.15m、電極間距離d:0.20
〜0.025mの時に、電圧を5v以上とした場合に入
射窓の汚れがないことが判明した。従って、前記(2)
式において、dおよびVを適宜選択すれば入射窓の汚れ
を防止することができることが確認された。なお、蒸発
粒子の種類等によって、この条件は変わってくるが、入
射窓とアパーチャの距離lに応じて、r<lの条件を満
足すれば、入射窓の汚れは発生しない。
【0027】
【発明の効果】本発明の蒸着装置用窓は以上説明したよ
うに、透明材料からなる入射窓を介して照射される集光
された光エネルギを透過する透過孔を中心に有する第1
のアパーチャと、第1のアパーチャよりターゲット側に
位置し第1のアパーチャを透過した光エネルギを透過す
る透過孔を中心に有する第2のアパーチャと、第1のア
パーチャと第2のアパーチャの間にあって光エネルギの
通路を挟むように設けられた偏向電極とからなることを
特徴とするものであって、第2のアパーチャを通過して
第1のアパーチャに向けて飛来する蒸発粒子は、偏向電
極に電圧を印加することにより、飛行方向を曲げられる
ので、蒸発粒子は第1のアパーチャに衝突し、蒸発粒子
は入射窓に到達することがない。そのため、蒸着装置の
入射窓の内面に薄膜生成物の堆積することが防止され、
皮膜形成中の入射窓の曇りが完全に防止される。また、
入射窓の洗浄、交換が不要となり、長時間の連続成膜に
より界面の無い厚膜の形成を可能とする。
うに、透明材料からなる入射窓を介して照射される集光
された光エネルギを透過する透過孔を中心に有する第1
のアパーチャと、第1のアパーチャよりターゲット側に
位置し第1のアパーチャを透過した光エネルギを透過す
る透過孔を中心に有する第2のアパーチャと、第1のア
パーチャと第2のアパーチャの間にあって光エネルギの
通路を挟むように設けられた偏向電極とからなることを
特徴とするものであって、第2のアパーチャを通過して
第1のアパーチャに向けて飛来する蒸発粒子は、偏向電
極に電圧を印加することにより、飛行方向を曲げられる
ので、蒸発粒子は第1のアパーチャに衝突し、蒸発粒子
は入射窓に到達することがない。そのため、蒸着装置の
入射窓の内面に薄膜生成物の堆積することが防止され、
皮膜形成中の入射窓の曇りが完全に防止される。また、
入射窓の洗浄、交換が不要となり、長時間の連続成膜に
より界面の無い厚膜の形成を可能とする。
【図1】本発明の実施例装置を取り付けたレーザPVD
蒸着装置の概略側面図である。
蒸着装置の概略側面図である。
【図2】図1の蒸着装置の偏向用電極付近の拡大図であ
る。
る。
【図3】従来のレーザPVD蒸着装置の概略図側面図で
ある。
ある。
1 レーザ光 2 レンズ 3 入射窓 4 第1のアパー
チャ 5 第2のアパーチャ 6 偏向電極のア
ノード 7 偏向電極のカソード 9 基板 10、10a 蒸発粒子 11 ターゲット 13 真空室 14 真空ポンプ 16 電源
チャ 5 第2のアパーチャ 6 偏向電極のア
ノード 7 偏向電極のカソード 9 基板 10、10a 蒸発粒子 11 ターゲット 13 真空室 14 真空ポンプ 16 電源
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 透明材料からなる入射窓と、前記入射窓
を介して照射される集光された光エネルギが透過する透
過孔を中心に有する第1のアパーチャと、前記第1のア
パーチャよりターゲット側に位置し前記第1のアパーチ
ャを透過した光エネルギが透過する透過孔を中心に有す
る第2のアパーチャと、前記第1のアパーチャと第2の
アパーチャの間にあって光エネルギの通路を挟むように
設けられた偏向電極とからなることを特徴とする蒸着装
置用窓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18242091A JPH0525631A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 蒸着装置用窓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18242091A JPH0525631A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 蒸着装置用窓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525631A true JPH0525631A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16117974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18242091A Pending JPH0525631A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 蒸着装置用窓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525631A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08315432A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-29 | Nippondenso Co Ltd | 光情報記録媒体の製造装置及び製造方法 |
| JP2010525172A (ja) * | 2007-04-23 | 2010-07-22 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテン フォルシュング エー ファー | 真空内で基板上にコーティングを形成するためのアセンブリ |
| JP2024123510A (ja) * | 2023-03-01 | 2024-09-12 | Jfeスチール株式会社 | 覗き窓、覗き窓付きスナウト、および、覗き窓の異物付着抑制方法 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP18242091A patent/JPH0525631A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08315432A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-29 | Nippondenso Co Ltd | 光情報記録媒体の製造装置及び製造方法 |
| JP2010525172A (ja) * | 2007-04-23 | 2010-07-22 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテン フォルシュング エー ファー | 真空内で基板上にコーティングを形成するためのアセンブリ |
| JP2024123510A (ja) * | 2023-03-01 | 2024-09-12 | Jfeスチール株式会社 | 覗き窓、覗き窓付きスナウト、および、覗き窓の異物付着抑制方法 |
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