JPH05262859A - ポリエステル及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル及びその製造方法

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JPH05262859A
JPH05262859A JP4324641A JP32464192A JPH05262859A JP H05262859 A JPH05262859 A JP H05262859A JP 4324641 A JP4324641 A JP 4324641A JP 32464192 A JP32464192 A JP 32464192A JP H05262859 A JPH05262859 A JP H05262859A
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acid
carbon atoms
pentanediol
ethyl
polyester
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JP4324641A
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John Nicholas Argyropoulos
ジョン・ニコラス・アルジロプーロス
Molly I-Chen Busby
モリー・イチェン・バズビー
Cheryl Casto Bone
チェリル・カストー・ボーン
Joseph Victor Koleske
ジョゼフ・ビクター・コレスケ
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Union Carbide Chemicals and Plastics Technology LLC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々な架橋剤によって硬化する塗料、接着
剤、インク及びシーラントの製造に有用な新規のポリエ
ステルを提供すること。 【構成】 本発明のポリエステルは、ある種の液状炭化
水素ジオール及び(又は)該液状炭化水素ジオールの誘
導体と多官能価カルボン酸及び(又は)酸無水物とから
製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ある種の液状炭化水
素ジオール及び(又は)該液状炭化水素ジオールの誘導
体と多官能価カルボン酸及び(又は)酸無水物とから製
造されるポリエステルに関する。このポリエステルは、
様々な架橋剤によって硬化する塗料、接着剤、インク及
びシーラントの製造に有用である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエ
ステルは産業上よく知られている。これらは、グリコー
ルとジカルボン酸又は酸無水物とがエステル化及び(又
は)酸無水物の場合は付加によって反応した時に生成さ
れ、ヒドロキシル又はカルボキシルのいずれかを末端基
とする長鎖分子を形成する。ポリエステルは通常、ほと
んどの末端基がヒドロキシル性であるように意図され
る。ポリ(エチレンテレフタレート)のようなポリエス
テルは紡織繊維に有用である。他のポリエステル、例え
ばポリ(エチレングリコール/アジペート)、ポリ(ジ
エチレングリコール/アジペート)、ポリ(ブタジエン
/アジペート)、ポリ(ヘキサンジオール/アジペー
ト)及び同様のポリエステルは、ポリウレタンの軟質セ
グメントとして並びに様々な架橋剤によって硬化する塗
料、インク、シーラント及び接着剤の柔軟成分として用
いられる。
【0003】ポリエステルの1つのよく知られた欠点
は、用いられる時に加水分解する傾向があるということ
である。このことによって、ポリエステルから作られた
製品の有効寿命が、特にポリエステル物品が酸性又は塩
基性条件にさらされた時に、短くなる。ポリエステル並
びに他の、ハイソリッド塗料として配合されて適用され
る塗料用に開発された分子の、環境上の理由、生態学上
の理由及びエネルギー節約上の理由の組合せについての
別の欠点は、特性のバランスが悪いということである。
ハイソリッド配合物の要件は、国及び地方自治体の両方
の規制によってもたらされる。特性のバランスが良好で
なくなるのは通常、低分子量のオリゴマー/ポリマーに
関連するが、これらは、充分に低い粘度(これは、配合
された系がハイソリッドであり且つこの系が低い揮発性
有機物含有率を持つために必要とされる)を達成するた
めに、準備して用いなければならない。従って、より少
ない希釈溶剤を用いてエネルギーを節約することができ
且つ国及び地方自治体の規制並びに社会の基準に適合し
得るような、良好な特性のバランスを持つ低分子量ポリ
エステル並びにそれから誘導される塗料についての要求
がある。
【0004】耐加水分解性の塗料、インク、接着剤及び
シーラントを製造するための製品としては、従来知られ
ているものを越える改善された耐水性、耐酸性及び他の
耐薬品性を有するポリエステルが非常に望ましい。低温
硬化特色及び特性のバランスがとれながらよりハイソリ
ッドであることのような特色は、現在要求され且つ将来
のための塗料における非常に望ましい特徴である。ポリ
エステルから製造される耐酸性塗料は、酸性雨抵抗性塗
料中の重要な成分となるので、特に望ましい。かかる塗
料は、透明塗膜/着色塗膜系として知られているものに
おいて着色塗膜を被覆するために用いられる自動車用透
明塗料として、並びに他の最終用途(例えば屋外看板、
金属及びプラスチックのための機能塗料及び装飾塗料、
例えば屋外看板におけるもの、電子部品用塗膜、並びに
同様の最終用途)において有用である。
【0005】ソビエト連邦特許第376349号、ケミ
カル・アブストラクツ 79、41899z(1973
年)及びOsnov. Organ. Sintex. i Neftekhimiya, Leni
ngrad (11)、52〜55(1979年)、ケミカル
・アブストラクツ 92、215204e(1980
年)には、炭素数12のラクトンの混合物をアルコール
媒体中で銅−クロム触媒の存在下で100〜300at
mの水素加圧下で80〜130℃において水素化するこ
とによる2,4−ジエチル−3−プロピル−1,5−ペ
ンタンジオールの製造が記載されている。ソビエト連邦
特許第584018号、ケミカル・アブストラクツ
、62910x(1978年)には、2,4−ジエチ
ル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール、トリオ
ール、無水マレイン酸、及び改質用の酸から製造された
不飽和ポリエステルが記載されており、これらは改善さ
れたスチレンとの相容性及び溶解性を有することがわか
っている。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の開示 ある種の液状炭化水素ジオール及び(又は)該液状炭化
水素ジオールの誘導体と多官能価カルボン酸及び(又
は)酸無水物と随意としての他のポリオールとから、様
々な分子量及び(又は)粘度を持つポリエステルを製造
することができるということが見出された。この液状炭
化水素ジオールは、第1ヒドロキシル基及び8個以上の
炭素原子から成り、これら第1ヒドロキシル基は4個以
上の線状に配列した炭素原子によって隔てられ、これら
線状配列炭素原子の少なくとも1個が二置換炭素原子で
あり且つ(又は)これら線状配列炭素原子の少なくとも
2個が一置換炭素原子であり、該液状炭化水素ジオール
は35℃以下の温度において液体として存在する。本発
明のポリエステルには、飽和ポリエステル及び不飽和ポ
リエステルの両方が包含される。不飽和ポリエステルに
ついては、該液状炭化水素ジオールは2,4−ジエチル
−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール以外のもの
である。
【0007】本発明はまた、第1ヒドロキシル基及び8
個以上の炭素原子から成る液状炭化水素ジオール[ここ
で、これら第1ヒドロキシル基は4個以上の線状に配列
した炭素原子によって隔てられ、該線状配列炭素原子の
少なくとも1個が二置換炭素原子であり且つ(又は)該
線状配列炭素原子の少なくとも2個が一置換炭素原子で
あり、該液状炭化水素ジオールは35℃以下の温度にお
いて液体として存在する]並びに(又は)該液状炭化水
素ジオールの誘導体と多官能価カルボン酸及び(又は)
酸無水と随意としての他のポリオールとを縮合してポリ
エステルを生成させることを含むポリエステルの製造方
法にも関し、但し、該ポリエステルが不飽和ポリエステ
ルである場合には、該液状炭化水素ジオールは2,4−
ジエチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール以
外のものである。
【0008】用いられる特定の液状炭化水素ジオール及
び誘導体は、疎水性であり、非加水分解性であり且つ化
学的攻撃性がないという特徴を有し、これらの特徴は、
ポリエステルにも、これから作られた架橋塗料又は他の
製品にも持続する。本明細書に記載された多くのポリエ
ステルは、製造の際に用いられる特定ジオールによる不
斉炭素原子を含有する。かかるポリエステルは光学活性
という特別な性質を持ち、そのためにこれらはレーザー
ビーム等の周波数倍増物質等として有用となる。本発明
のポリエステルは、様々な架橋剤によって硬化するエラ
ストマー、繊維、塗料、接着剤、インク、シーラント、
及びポリウレタンフォームの製造、並びに他の最終用途
に有用である。本発明は、従来のものを越える改善され
た耐水性、耐酸性及び他の耐性を有する独特のポリエス
テルを製造し、このポリエステルから作られる塗料、イ
ンク、接着剤、シーラント、繊維、ポリウレタンフォー
ム及びエラストマー等のような製品にこの耐性を付与す
ることによって、慣用のポリエステル樹脂の多くの問題
点を解消する。
【0009】詳細な説明 本発明は、独特のポリエステル及びそれから製造される
製品に関する。このポリエステルは、第1ヒドロキシル
基及び8個以上の炭素原子から成る液状炭化水素ジオー
ル[ここで、これら第1ヒドロキシル基は4個以上の線
状に配列した炭素原子によって隔てられ、該線状配列炭
素原子の少なくとも1個が二置換炭素原子であり且つ
(又は)該線状配列炭素原子の少なくとも2個が一置換
炭素原子であり、該液状炭化水素ジオールは35℃以下
の温度において液体として存在する]並びに(又は)該
液状炭化水素ジオールの誘導体と多官能価カルボン酸及
び(又は)酸無水物とを縮合させて本質的にヒドロキシ
ルを末端基とするポリエステル生成物を生成させること
によって製造される。
【0010】本発明において用いるための好ましい液状
炭化水素ジオールは、次式で表わされる。 HO−R’−OH ここで、R’は8個以上の炭素原子を有する置換炭化水
素残基であり、第1ヒドロキシル基は4個以上の線状に
配列した炭素原子によって隔てられ、該線状配列炭素原
子の少なくとも1個が二置換炭素原子であり且つ(又
は)該線状配列炭素原子の少なくとも2個が一置換炭素
原子であり、該液状炭化水素ジオールは35℃以下の温
度において液体として存在する。
【0011】本発明において用いるための他の好ましい
液状炭化水素ジオールは、次式で表わされる。
【化4】 ここで、R1 は水素又は1〜3個の炭素原子を有する直
鎖状若しくは分枝鎖状アルキルであり、R2 、R3 及び
4 は同一であっても異なっていてもよく、水素又は1
〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状アル
キルであり、該液状炭化水素ジオールは35℃以下の温
度において液体として存在し、但し、 (a)R1 、R2 、R3 及びR4 の少なくとも2個は水
素以外のものであり、 (b)R1 、R2 、R3 及びR4 の合計炭素原子数は5
個以上であり、但し、 ・(i) R2 がエチルであり且つR1 、R3 及びR4
1個がメチルである場合にはR1 、R3 及びR4 の残り
2個は水素であることができ、 ・(ii) R3 及びR4 がそれぞれメチル及びプロピルで
ある場合にはR1 及びR2 は水素であることができ、 ・(iii) R1 がメチルであり且つR2 がエチルであり且
つR3 及びR4 の1個がメチルである場合にはR3 及び
4 の残り1個は水素であることができ、 (c)R1 及びR2 の合計炭素原子数が4個以上である
場合、R2 の炭素原子数は3個以下であり、但し、R1
がプロピルであり且つR3 及びR4 が水素である場合に
はR2 はブチルであることができ、 (d)R1 がエチルであり且つR2 がプロピルである場
合、R3 はエチル以外のものである。
【0012】本発明において有用な液状炭化水素ジオー
ル、例えば上記式(I)で表わされる液状1,5−ペン
タンジオールは、(a)置換ビニルエーテルを置換又は
非置換アクロレインと接触させて置換3,4−ジヒドロ
ピランを生成させ、(b)置換3,4−ジヒドロピラン
を酸触媒と接触させて置換ジアルデヒドを生成させ、そ
して(c)置換ジアルデヒドを触媒の存在下で水素化し
て前記式(I)で表わされる液状炭化水素ジオールを生
成させることを含む方法によって製造することができ
る。
【0013】より特定的には、前記式(I)で表わされ
る液状1,5−ペンタンジオールは、下記の反応式のよ
うに、アクロレイン又は置換アクロレインと置換ビニル
エーテルとを反応させることによって製造することがで
きる。
【化5】
【化6】
【化7】 これら式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記の通りで
あり、Rは置換又は非置換炭化水素残基、好ましくは1
〜約8個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキ
ルである。
【0014】液状炭化水素ジオールの製造に有用な好適
な置換ビニルエーテルの例としては、 ・アルキルビニルエーテル類、例えばメチルビニルエー
テル、メチル(2−メチルビニル)エーテル(これは次
の構造:
【化8】 を持つ)、メチル(2−エチルビニル)エーテル(これ
は次の構造:
【化9】 を持つ)、メチル(2,2−ジメチルビニル)エーテ
ル、メチル(2−メチル−2−プロピルビニル)エーテ
ル、メチル(2−ブチル−2−メチルビニル)エーテ
ル、エチルビニルエーテル、エチル(2−メチルビニ
ル)エーテル、エチル(2−エチルビニル)エーテル、
エチル(2,2−ジメチルビニル)エーテル、エチル
(2−メチル−2−プロピルビニル)エーテル、エチル
(2−ブチル−2−メチルビニル)エーテル、n−プロ
ピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n
−ブチルビニルエーテル、sec−ブチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル及びt−ブチルビニルエ
ーテルのようなブチルビニルエーテル類、アミルビニル
エーテル類等; ・ジビニルエーテル類、例えばトリエチレングリコール
ジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルジビニルエーテル; ・トリビニルエーテル類 等が挙げられる。3個までの炭素原子を有するアルキル
基とビニル基とから成るアルキルビニルエーテル、及び
1〜3個の炭素原子を有するアルキル基と8個までの炭
素原子を有するアルキルビニル基とから成るアルキル
(アルキルビニル)エーテルを用いるのが好ましい。
【0015】液状炭化水素ジオールの製造に有用な好適
なアクロレインの例としては、アクロレイン、2−エチ
ル−2−ブテナール、2−メチル−2−ブテナール、2
−n−プロピル−2−ブテナール、2−イソプロピル−
2−ブテナール、2−メチル−2−ペンテナール(これ
は次の構造:
【化10】 を持つ)、2−エチル−2−ペンテナール、2−n−プ
ロピル−2−ペンテナール、2−イソプロピル−2−ペ
ンテナール、2−n−ブチルペンテナール、2−イソブ
チルペンテナール、2−sec−ブチルペンテナール、
2−t−ブチルペンテナール、2−アミルペンテナール
類、2−エチル−2−ヘキセナール(これは次の構造:
【化11】 を持つ)、2−メチル−2−ヘキセナール、2−n−プ
ロピル−2−ヘキセナール、2−イソプロピル−2−ヘ
キセナール、2−n−ブチル−2−ヘキセナール、2−
イソブチル−2−ヘキセナール、2−sec−ブチル−
2−ヘキセナール、2−t−ブチル−2−ヘキセナー
ル、2−アミルヘキセナール類等が挙げられる。
【0016】前記反応工程(a)において製造される好
適な置換3,4−ジヒドロピランの例としては、例えば
2−アルコキシ−5−エチル−4−プロピル−3,4−
ジヒドロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ−4−エチ
ル−5−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、
2−アルコキシ−4−エチル−3,5−ジメチル−3,
4−ジヒドロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ−5−
エチル−3−メチル−4−プロピル−3,4−ジヒドロ
−1,2−ピラン、2−アルコキシ−3,4−ジエチル
−5−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、2
−アルコキシ−4−エチル−3,3’,5−トリメチル
−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ
−3,3’−ジメチル−4−プロピル−3,4−ジヒド
ロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ−3−メチル−
3’−プロピル−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、
2−アルコキシ−4−エチル−5−メチル−3−メチル
−3’−プロピル−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラ
ン、2−アルコキシ−5−エチル−3−メチル−3’,
4−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、
2−アルコキシ−3−ブチル−3’−エチル−3,4−
ジヒドロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ−3−ブチ
ル−3’,4−ジエチル−5−メチル−3,4−ジヒド
ロ−1,2−ピラン、2−アルコキシ−3−ブチル−
3’,5−ジエチル−4−プロピル−3,4−ジヒドロ
−1,2−ピラン等が挙げられる。これら例示的な置換
3,4−ジヒドロピランについて、アルコキシはメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブト
キシ等を意味する。
【0017】工程(a)の反応は、約160℃〜280
℃の温度において約1時間〜約7日間の期間実施するこ
とができ、採用温度が低いほどより長い期間が用いら
れ、約180℃〜約270℃の温度で約1時間〜約5日
間の期間実施するのが好ましく、約200℃〜260℃
の温度で約1時間〜約48時間の期間実施するのがより
好ましい。反応の際に、出発原料の合計重量の0.01
重量%未満〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%
〜約2重量%の遊離基抑制剤を反応塊に添加することが
できる。かかる遊離基抑制剤の例には、2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノール、ヒドロキノン、ヒド
ロキノンモノメチルエーテル等がある。特に有用な抑制
剤は、ヒドロキノンである。工程(a)の反応は、大気
圧〜過圧、例えば約1atmから約100atm又はそ
れ以上にわたる広範な圧力下で実施することができる。
ほぼ大気圧〜約75atmの圧力下で工程(a)の反応
を実施するのが好ましい。工程(a)の反応は、液体若
しくは蒸気の状態又はそれらの混合物中で実施するのが
好ましい。工程(a)の反応における置換ビニルエーテ
ル対アクロレイン化合物のモル比はそれほど厳密に臨界
的なものではなく、約0.05:1又はそれ未満から約
50:1又はそれ以上であることができ、約0.1:1
〜約10:1の範囲であるのが好ましい。
【0018】前記反応工程(b)に従って置換3,4−
ジヒドロピラン中間体を開環して置換ジアルデヒドを生
成させるのに好適な酸触媒の例には、無機酸、例えば硫
酸、塩酸、燐酸、トリフル酸及びその塩、スルホン酸;
有機酸、例えば酢酸、クロル酢酸、蓚酸;酸性架橋樹
脂、例えば Amberlite(登録商標名)CG-400、Amberlit
e IR-118、Amberlite IR-120(+) 、Dowex (登録商標
名)MSC-1 、Dowex M-31、Dowex M-32、Dowex 50X2-10
0、Dowex 50X2-200、Dowex 50X2-400、Dowex 50X4-40
0、Dowex 50X8-100、Dowex 50X8-200、Dowex 50X8-40
0、Nafion(登録商標名)117 、Nafion 417、Nafion NR
50 、Nafion過弗素化粉末を含む各種イオン交換樹脂、
同様の酸性架橋樹脂;スルホン酸基含有過弗素化ポリマ
ー、例えば XUS-40036.02 {ダウ・ケミカル社(Dow Ch
emical Company)}等がある。上記の例示的なイオン交
換樹脂その他は、アルドリッチ・ケミカル社(Aldrich
Chemical Company, Inc.)から入手できる。
【0019】置換3,4−ジヒドロピラン中間体の開環
に用いられる酸触媒は、水、アルコール(例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソブタノ
ール、t−ブタノール、アミルアルコール及び高級アル
コール)、グリコールエーテル(例えばエトキシエタノ
ール、メトキシエタノール、1−メトキシプロパン、メ
トキシエトキシエタノール)、グリム等、又は水と他の
溶剤との混合物と組合せて用いるのが好ましい。反応工
程(b)において用いる酸触媒の量は用いる触媒の種類
に依存し、出発原料の合計重量の約0.01重量%又は
それ未満から約10重量%又はそれ以上であることがで
きる。酸ジアルデヒド反応塊は、水及び(又は)中和剤
水溶液によって洗浄することができる。かかる中和剤の
例には、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、重炭酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム
等がある。
【0020】前記反応工程(b)において製造される好
適な置換ジアルデヒドの例としては、例えば3−エチル
−2−メチル−1,5−ペンタンジアール、2−エチル
−3−プロピル−1,5−ペンタンジアール、3−エチ
ル−2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジアール、2
−エチル−4−メチル−3−プロピル−1,5−ペンタ
ンジアール、3,4−ジエチル−2−メチル−1,5−
ペンタンジアール、3−エチル−2,4,4’−トリメ
チル−1,5−ペンタンジアール、2−エチル−4,
4’−ジメチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジア
ール、2−メチル−2’−プロピル−1,5−ペンタン
ジアール、3−エチル−2,4−ジメチル−4’−プロ
ピル−1,5−ペンタンジアール、2−エチル−4−メ
チル−3,4’−ジプロピル−1,5−ペンタンジアー
ル、2−ブチル−2’−エチル−1,5−ペンタンジア
ール、4−ブチル−3,4−ジエチル−2−メチル−
1,5−ペンタンジアール、4−ブチル−2,4’−ジ
エチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジアール等が
挙げられる。
【0021】工程(b)の反応は、大気圧又は減圧〜過
圧、例えば約1atm又はそれ未満から約25atm又
はそれ以上にわたる広範な圧力下で実施することができ
る。約1atm〜約10atmの圧力下で工程(b)の
反応を実施するのが好ましい。工程(b)の反応は、液
体若しくは蒸気の状態又はそれらの混合物中で実施する
のが好ましい。工程(b)の反応の温度はほぼ周囲温度
ほど低い温度から約300℃までであってよい。この反
応温度は、約50℃〜約200℃の範囲であるのが好ま
しく、約60〜約120℃の範囲であるのがより好まし
い。
【0022】置換ジアルデヒドの還元を伴う水素化工程
(c)において有用な触媒の例としては、例えばラネー
ニッケル及び改質ラネーニッケルのようなラネータイプ
化合物、モリブデン促進ニッケル、クロム促進ニッケ
ル、コバルト促進ニッケル、白金、パラジウム、鉄、ア
ルミナ上のモリブデン酸コバルト、亜クロム酸銅、バリ
ウム促進亜クロム酸銅、錫−銅カップル、亜鉛−銅カッ
プル、アルミニウム−コバルト、アルミニウム−銅、ア
ルミニウム−ニッケル、白金、ニッケル等が挙げられ
る。工程(c)において用いる水素化触媒の量は用いる
触媒の種類に依存し、出発原料の合計重量の約0.01
重量%又はそれ未満から約10重量%又はそれ以上であ
ることができる。
【0023】工程(c)の水素化反応についての特定反
応条件はそれほど厳密に臨界的なものではなく、本発明
の置換1,5−ペンタンジオールを製造するのに充分で
あれば任意の有効な水素化手順であってよい。工程
(c)の反応は、ほぼ周囲温度〜約250℃の温度で実
施することができ、約70℃〜約200℃の範囲の温度
が好ましく、90℃〜150℃の範囲の温度がより好ま
しい。工程(c)の反応は、好ましくは約5atm〜約
100atmの圧力下で実施することができ、約10a
tm〜約75atmの範囲の圧力がより好ましい。
【0024】本発明のポリエステルの製造に有用な好適
な置換1,5−ペンタンジオールの例としては、例えば
3−エチル−2−メチル−1,5−ペンタンジオール、
2−エチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオー
ル、2,4−ジメチル−3−エチル−1,5−ペンタン
ジオール、2−エチル−4−メチル−3−プロピル−
1,5−ペンタンジオール、2,3−ジエチル−4−メ
チル−1,5−ペンタンジオール、3−エチル−2,
2,4−トリメチル−1,5−ペンタンジオール、2,
2−ジメチル−4−エチル−3−プロピル−1,5−ペ
ンタンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,5−
ペンタンジオール、2,4−ジメチル−3−エチル−2
−プロピル−1,5−ペンタンジオール、2,3−ジプ
ロピル−4−エチル−2−メチル−1,5−ペンタンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,5−ペンタンジ
オール、2−ブチル−2,3−ジエチル−4−メチル−
1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2,4−ジエ
チル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール、3−
ブチル−2−プロピル−1,5−ペンタンジオール等
(それらの混合物を含む)が挙げられる。
【0025】本発明のポリエステルを製造するのに有用
な液状炭化水素ジオールを基とする誘導体の例として
は、例えばシリコーン含有化合物、該ジオールから誘導
されるポリオール等(それらの混合物を含む)が挙げら
れる。本発明は、液状炭化水素の許される誘導体に何ら
限定されるものではない。
【0026】本発明において有用なシリコーン含有誘導
体化合物は、慣用の方法によって末端封鎖、カップリン
グによって又は他の反応によって式(I)の液状炭化水
素ジオール又は式(I)の液状炭化水素ジオールと随意
としての他のポリオールとの混合物をシランと反応させ
た場合に製造することができる。シラン含有誘導体化合
物の例としては、例えば下記の式のもの等が挙げられ
る。
【化12】 (トリメチルクロルシラン1モルと式(I)のジオール
1モルとを反応させた場合)
【化13】 (ジメチルジクロルシラン1モルと式(I)のジオール
2モルとを反応させた場合)
【化14】 (式(I)のジオール3モル(m=3)又は4モル(m
=4)をメチルトリクロルシラン又はテトラクロルシラ
ンとそれぞれ反応させた場合) (ここで、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記の通りであ
り、mは3又は4であり、Gは、mが3である時はメチ
ルであり、mが4である時は存在しない)シラン含有化
合物が残留ヒドロキシル基を有するのが好ましい。
【0027】当業者ならば、複数の多官能価化合物を組
合せて用いた場合には連鎖延長された生成物を含めて様
々な生成物を得ることができるということがわかる。本
発明の組成物に有用なシラン含有化合物を製造するのに
用いることができるシランの例としては、例えばクロル
アルキルクロル−及びアリールクロルシラン類、ジフェ
ニルエチルクロルシラン、トリメチルクロルシラン、ジ
メチルジクロルメチルシラン、トリフェニルクロルシラ
ン、メチルジクロルシラン、ジメチルエチルクロルシラ
ン、ジクロルシラン;アルコキシシラン類、例えばメト
キシシラン、ジメトキシシラン、ジエトキシシラン、ト
リエトキシシラン、ジメチルメトキシクロルシラン、ジ
メチルメトキシシラン、トリス(メトキシ)−3−クロ
ルプロピルシラン等(それらの混合物を含む)が挙げら
れる。
【0028】本発明において有用なシリコーン含有誘導
体化合物の製造において式(I)の液状炭化水素ジオー
ルと組合せて用いることができるポリオールの例として
は、例えば、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ジヒドロ
キシキノン、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ール、ヒドロキシルを末端基とするポリエステル、エチ
レンオキシド/プロピレンオキシドコポリマーポリオー
ル、ポリ(エチレンオキシド)ポリオール、ポリ(アル
キレンオキシド)ポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリ(テトラメチレンオキシド)ポリオール、ポリ
カーボネートポリオール、ポリラクトンポリオール等
(それらの混合物を含む)が挙げられる。
【0029】式(I)の液状炭化水素ジオールから誘導
される、開環重合によって生成される、本発明において
有用なポリオール誘導体化合物としては、例えば式
(I)の化合物1モルとε−カプロラクトン、置換ε−
カプロラクトン、δ−バレロラクトン、置換δ−バレロ
ラクトン若しくはかかるラクトンの混合物又は他の共重
合性ラクトン約1〜約10モル、或いはプロピレンオキ
シド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド
若しくはエチレンオキシド又はかかるオキシドの混合物
1〜約10モルとを反応させることによって生成される
ポリオールが挙げられる。エチレンオキシド1〜約4モ
ルを単独で又は混合物状で用いるのが好ましい。所望な
らば、アルキレンオキシド単位及びラクトン単位の両方
をポリオール中に存在させることができる。かかるポリ
オールの製造方法は、ラクトン又はアルキレンオキシド
重合分野の当業者によく知られている。
【0030】本質的にヒドロキシルを末端基とするポリ
エステル化合物は、式(I)のジオールをジカルボン酸
と組合せて用いた場合に次のように記載することができ
る:
【化15】 (ここで、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記の通りであ
り、Aは同一であっても異なっていてもよく、置換又は
非置換炭化水素残基、好ましくはフェニレン、置換フェ
ニレンのようなアリール、アルキル、シクロヘキシル、
置換シクロヘキシル等であり、aは約1〜約300又は
それ以上の値、好ましくは約1〜約150、より好まし
くは約1〜約75又はそれ未満の値である)。
【0031】本発明のポリエステルを製造するのに用い
ることができる多官能価カルボン酸の例としては、例え
ば、蓚酸、マロン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、
マレイン酸、フマル酸、2−メチル−cis−2−ブテ
ン二酸、2−メチレン琥珀酸、1,1−シクロブタンジ
カルボン酸、ノル樟脳酸、テトラヒドロフタル酸、メチ
ルテトラヒドロフタル酸、1,1−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、クロレンド酸、1,4−ベンゼン二
酢酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸及び他
の任意の多官能価カルボン酸(アルキル基、アルコキシ
基、ニトロ基、ハロゲン、アリール基、カルボキシル基
若しくは反応を過度に妨害しない他の任意の基等のよう
な置換基を持つものを含む)並びにかかる酸の混合物及
びかかる酸と酸無水物との混合物が挙げられる。
【0032】本発明のポリエステルを製造するのに用い
ることができる酸無水物の例としては、例えば、無水ト
リメリット酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水フタル
酸、無水イソフタル酸、ベンゾフェノンジカルボン酸無
水物、無水琥珀酸、無水グルタル酸、無水ナフトエ酸、
無水クロレンド酸、無水マレイン酸、及び他の分子内酸
無水物(アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲ
ン、アリール基、カルボキシル基若しくは反応を過度に
妨害しない他の任意の基等のような置換基を持つものを
含む)等、並びに酸無水物の混合物及び酸無水物と多官
能価カルボン酸との混合物が挙げられる。
【0033】式(II)のポリエステルを生成させるため
に随意に他の二官能価、三官能価、四官能価及びより多
官能価のポリオールを式(I)の1,5−ペンタンジオ
ールと組合せて用いることができる。好適なポリオール
としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレンジオール及びトリオール、ネ
オペンチルグリコール、エステルジオール、例えばエス
テルジオール−204並びにエトキシル化及びプロポキ
シル化エステルジオール、エチレンオキシド/プロピレ
ンオキシドコポリマーポリオール、ポリエーテルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、ポリ(アルキレン
オキシド)ポリオール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、ポリ(テトラメチレンオキシ
ド)ポリオール、式(I)のもの以外の1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、並びにより高級の直鎖状及び分枝鎖状炭化水素ジオ
ール、ポリラクトンジオール及びトリオール、例えばポ
リ−ε−カプロラクトンポリオール;ハロゲン化ジオー
ル、例えば3−クロル−1,2−プロパンジオール、
2,3−ジブロム−1,4−ブタンジオール;トリオー
ル及びヒドロキシル多官能価ポリオール、例えばトリメ
チロールプロパン、ペンタエリトリット、ジペンタエリ
トリット、ソルビット、ショ糖;ヒドロキノン及び置換
ヒドロキノン、ビスフェノール、例えばビスフェノール
A、ビスフェノールC、ビスフェノールF等;1,2−
シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、キシレンジオール、2,2,
4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール
等(それらの混合物を含む)が挙げられる。
【0034】芳香族ジカルボン酸又は酸無水物(例えば
イソフタル酸又は無水イソフタル酸)対脂肪族ジカルボ
ン酸(例えばアジピン酸)の比を変えることによって、
ポリエステル塗料の特性を変えることができる。芳香族
ジカルボン酸はポリエステルから製造された最終塗膜に
硬度を付与するために用いられ、脂肪族ジカルボン酸は
ポリエステルから製造された最終塗膜に柔軟性及び(又
は)靭性を付与するために用いられる。この芳香族ジカ
ルボン酸対脂肪族ジカルボン酸の比が大きくなり、ポリ
エステル中の脂肪族ジカルボン酸の量に対する芳香族ジ
カルボン酸の量が増えるにつれて、硬化した塗膜の硬度
が増すが、それに伴って耐衝撃性及び(又は)柔軟性が
低減することが予測される。硬度の増大が得られた時の
予測される結果は、耐衝撃性に対する著しい有害作用で
ある。本発明のポリエステル中に液状炭化水素ジオール
を用いることによって、芳香族ジカルボン酸対脂肪族ジ
カルボン酸の比を大きくした場合に硬度及び耐衝撃性の
両方の有意の増大を得ることができる。耐衝撃性が僅か
に低減するだけで硬度が増大するのが望ましい。
【0035】本発明のポリエステルを製造するのに用い
ることができる触媒は、ポリエステル製造の当業者に既
知のものであり、慣用の量で用いることができ、その例
には、ジブチル錫ジオキシド、酸化アンチモン、酸化
錫、チタンアルコキシド、アルカリ金属塩、マンガン、
カドミウム、マグネシウム、亜鉛、コバルト、錫等の金
属塩がある。
【0036】本発明のポリエステルの製造に用いるべき
液状炭化水素ジオール及び随意としてのポリオールの量
はそれほど厳密に臨界的なものではないが、式(II)で
表わされる本質的にヒドロキシルを末端基とするポリエ
ステルを得るためには、酸の当量数に1を加えた量に等
しい量が好ましい。所望ならば、液状炭化水素ジオール
及び随意としてのポリオールを過剰に用いることができ
る。
【0037】これらポリエステルは、次のようにして製
造することができる。即ち、窒素又は他の不活性ガスで
ガスシールした撹拌機付き反応器に、式(I)の1,5
−ペンタンジオール及び用いるべき他の任意のポリオー
ルを供給装置から装入する。次いで同様にしてこの反応
器に多官能価カルボン酸及び(又は)酸無水物を装入す
る。反応器の内容物を約160℃〜約280℃、好まし
くは190〜220℃の温度に加熱する。次いで、縮合
反応において生成した水を凝縮装置を介してオーバーヘ
ッドで取り出す。所望ならば、エチルベンゼン、トルエ
ン及びキシレンのような水用の共沸溶媒を添加すること
ができる。トリメチロールプロパンのような三官能価ポ
リオールを添加する場合、これは通常、粘度が高くなる
可能性及び(又は)ゲル化する可能性を最小にするため
に、約3〜10時間の反応時間が経過した後に添加す
る。約4〜24時間、好ましくは約8〜12時間加熱を
続ける。次いで、水の痕跡、共沸溶媒及び他の任意の不
純物を除去するために真空にし、加熱を続ける。反応生
成物を不活性貯蔵タンク、ドラム又は他の容器に移し、
冷却し、貯蔵する。所望ならば、反応塊に不活性溶剤を
添加することができる。かかる溶剤の例には、1,1,
1−トリクロルエタン、酢酸エトキシエチル、エトキシ
ブタノールアセテート、酢酸ブチル、メチルイソブチル
ケトン、メチルアミルケトン、メチルエチルケトン、キ
シレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン等があ
る。所望ならば、本発明のポリエステルは、エステル交
換法によって製造することができる。かかるエステル交
換法は、当技術分野において既知の慣用の手順に従って
実施することができる。
【0038】塗料は、本発明のポリエステルを1種以上
の各種架橋剤(例えばアミノ樹脂、フェノール樹脂、脂
環式エポキシド、イソシアネート、ブロックトイソシア
ネート等)及び反応用の好適な熱硬化触媒又はオニウム
塩系光重合開始剤と共に配合することによって製造する
ことができる。塗料配合物中には、塗料配合の当業者に
周知の各種成分を含有させることができ、該成分の非限
定的な例としては、界面活性剤、増粘剤、反応性希釈
剤、ビニルエステル、ビニルエーテル、アクリレート、
ポリオール、エポキシド、流動均展剤、有色有機及び無
機顔料、真珠箔着色剤、セラミック顔料、増量剤、スリ
ップ剤、例えばシリコーン油、粉末状ポリテトラフルオ
ルエチレン及び(又は)エチレン;カップリング剤、安
定剤、酸化防止剤、溶剤、ワックス、接着促進剤、滑
剤、例えばラノリンワックス、ワセリン、ポリエチレン
ワックス;等が挙げられる。塗料成分は、当技術分野に
おいて周知の慣用の量で用いることができる。
【0039】アミノ樹脂の例には、アルコキシメラミ
ン、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデ
ヒド、アルキル化ベンゾグアナミン、グアニル尿素、グ
アニジエン、ビグアニジン、例えばヘキサメトキシメチ
ルメラミン、メチル化メラミン、ブチル化メラミン、ブ
チル化尿素等がある。
【0040】フェノール樹脂系架橋剤は、T. S. Carswe
llにより「Phenoplasts 」第9〜29頁{米国ニューヨ
ーク州所在のインターサイエンス・パブリッシャーズ社
(Interscience Publishers Inc.)、1947年}及び
J. A. Brydson により「Plastics Materials」第385
〜386頁{米国ニュージャージー州所在の D. ヴァン
・ノストランド社(D. Van Nostrand Co. Inc.)、19
66年}に記載されたもののような可溶性の熱反応性フ
ェノール樹脂又はレゾールである。かかる熱反応性フェ
ノール樹脂は一般的に、塩基性条件下で各種フェノール
を過剰量のホルムアルデヒドと反応させることによって
作られる。熱反応性フェノール樹脂の例には、アルキル
化フェノール−ホルムアルデヒド、アルキル化クレゾー
ル−ホルムアルデヒド(メチル化フェノール−ホルムア
ルデヒド、ブチル化フェノール−ホルムアルデヒド、ク
レゾール−ホルムアルデヒド等を含む)のモノマー及び
ポリマー、並びに、アンモニア、エチルアミン、トリエ
チルアミンのような好適触媒の存在下でフェノール、プ
ロピルフェノール、ブチルフェノール、アミルフェノー
ル及び高級炭化水素フェノール、o−、m−及びp−ク
レゾール、キシレノール等をホルムアルデヒドと反応さ
せることによって作られる各種熱反応性フェノール樹
脂、並びに熱反応性フェノール樹脂製造の分野において
周知の他のフェノール樹脂がある。
【0041】架橋剤として有用な脂環式エポキシドの例
には、1分子当たりに平均2個以上のエポキシド基を有
するもの、例えば3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチル、3,4
−エポキシ−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸3,
4−エポキシ−1−メチルシクロヘキシルメチル、6−
メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸6
−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル、米
国特許第2890194号に記載された化合物;蓚酸ビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)、アジピ
ン酸ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)、
ピメリン酸ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキ
シルメチル)、米国特許第2750395号に記載され
た化合物;3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−
スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオ
キサン及び米国特許第3318822号に記載されたよ
うな同様の化合物;シクロペンタジエンジエポキシド、
シクロヘキサンジエポキシド、リモネンジエポキシド等
がある。所望ならば、配合物に少量の脂環式モノエポキ
シド、例えばリモネンエポキシド、ビニルシクロヘキセ
ンモノエポキシド、α−ピネンモノエポキシド、ノルボ
ルネンモノエポキシド、シクロヘキセンモノエポキシド
並びにテトラヒドロベンジルアルコールのアルコキシル
化及び(又は)ラクトン誘導体の3,4−エポキシ誘導
体等を含有させることもできる。
【0042】本発明のポリエステル及び脂環式エポキシ
ドを含有させて配合された未硬化塗料は、配合物中に好
適な光重合開始剤を含有させた場合には紫外線によって
硬化させることができる。用いることができる光重合開
始剤は、オニウム塩タイプのものである。光硬化性組成
物においては、ポリエステル対脂環式エポキシドの比を
広く変えることができ、それによって様々な硬質又は軟
質塗膜を作ることができる。しかしながら、ポリエステ
ル約1〜約50部及び脂環式エポキシド約50〜99部
を組成物中に用いるのが好ましく、ポリエステル約1〜
約30部及び脂環式エポキシド約70〜約99部を用い
るのがより好ましい。
【0043】所望ならば、配合物にポリオール並びに界
面活性剤及びアクリレート、特に多官能価アクリレート
を添加することができる。用いることができるポリオー
ルの例としては、ポリ−ε−カプロラクトンポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリオキシプロピレンポ
リオール、ポリ(オキシプロピレン/オキシエチレン)
ポリオール、ポリオキシエチレンポリオール、ポリカー
ボネートポリオール、ポリ(テトラメチレンオキシド)
ポリオール、エチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、2−エチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。用
いることができるアクリレートの例には、アクリル酸2
−エチルヘキシル、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エ
トキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート、
プロポキシル化トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、より多官能価のアクリレート等が挙げられる。
【0044】本発明のポリエステルと脂環式エポキシド
と随意成分との混合物を含有する本発明の光硬化性塗料
組成物に有用なオニウム塩系光重合開始剤の例として
は、1種以上のフルオロ硼酸金属塩及び米国特許第33
79653号に記載されたような三弗化硼素の錯化合
物;米国特許第3586616号に記載されたようなビ
ス(ペルフルオルアルキルスルホニル)メタン金属塩;
米国特許第3708296号に記載されたようなアリー
ルジアゾニウム化合物;米国特許第4058400号に
記載されたようなVIa族元素の芳香族オニウム塩;米国
特許第4069055号に記載されたようなVa族元素
の芳香族オニウム塩;米国特許第4068091号に記
載されたような IIIa〜Va族元素のジカルボニルキレ
ート;米国特許第4139655号に記載されたような
チオピリリウム塩;米国特許第4161478号に記載
されたようなMF6 (ここで、Mは燐、アンチモン及び
砒素から選択される)陰イオンとのVIb族元素オニウム
塩;米国特許第4231951号に記載されたようなア
リールスルホニウム錯塩;米国特許第4256828号
に記載されたような芳香族ヨードニウム錯塩及び芳香族
スルホニウム錯塩;並びにW. R. ワット(Watt)らによ
り J. Polymer Sci.: Polymer Chem. Ed. 22、178
9(1984年)に記載されたようなビス(4−(ジフ
ェニルスルホニオ)フェニル)スルフィドビスヘキサフ
ルオロ金属酸塩、例えば燐酸塩、砒素酸塩、アンチモン
酸塩等を挙げることができる。好ましい陽イオン系光重
合開始剤としては、アリールスルホニウム又はアリール
ヨードニウム錯塩、ハロゲン含有錯イオンの芳香族スル
ホニウム又はヨードニウム塩並びにII、V及びVI族元素
の芳香族オニウム塩が挙げられる。かかる塩のいくつか
は、溶液の形で3M社からFX−512(これはヘキサ
フルオロ燐酸アリールスルホニウムであると考えられ
る)として;ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アン
ド・プラスティックス社(Union Carbide Chemicals an
d Plastics Company Inc. )からサイラキュア(CYRACU
RE)(登録商標名)UVR−6990及びUVR−69
74(それぞれヘキサフルオロ燐酸アリールスルホニウ
ム及びヘキサフルオロアンチモン酸アリールスルホニウ
ム)として;ジェネラル・エレクトリック社(General
Electric Co.)からUVE−1014及びUVE−10
16(それぞれヘキサフルオロ燐酸アリールスルホニウ
ム及びヘキサフルオロアンチモン酸アリールスルホニウ
ム)として;デグッサ社(Degussa AG)からKI−85
(これはビス(4−(ジフェニルスルホニオ)フェニ
ル)スルフィドビスヘキサフルオロホスフェートである
と考えられる)として;並びに旭電化工業株式会社から
SP−150及びSP−170(これらはそれぞれビス
(4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル)スルフィド
ビスヘキサフルオロホスフェート及びビス(4−(ジフ
ェニルスルホニオ)フェニル)スルフィドビスヘキサフ
ルオロアンチモネートであると考えられる)として商品
として入手できる。オニウム塩系光重合開始剤は、組成
物全体の約0.1重量%未満〜約10重量%の濃度、好
ましくは約0.3重量%〜約5重量%の濃度で用いられ
る。
【0045】本発明のポリエステルを架橋させるのに有
用な多官能価イソシアネートは既知のものであり、その
例としては、例えば2,4−トルエンジイソシアネート
及び2,6−トルエンジイソシアネート並びにこれらジ
イソシアネートの混合物;3−イソシアナトメチル−
3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、4,4’−ジシクロヘキシルジイソシアネート
即ち還元MDI、m−及びp−テトラメチルキシレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
4,4’,4”−トリイソシアナトトリフェニルメタ
ン、2,2,4−及び2,4,4−トリメチレンヘキサ
メチレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0046】本発明の塗料においてアミノ樹脂、フェノ
ール樹脂又は脂環式エポキシドで硬化されるポリエステ
ルを熱硬化するのに用いることができる触媒の例として
は、例えばp−トルエンスルホン酸、トリフル酸塩、三
弗化硼素エーテル錯化合物、三弗化硼素、スルホニウム
塩等が挙げられる。トリフル酸塩の例には、トリフル酸
ジエチルアンモニウム、トリフル酸アンモニウム、トリ
フル酸ジイソプロピルアンモニウム等がある。これら触
媒は通常、配合物の約0.05重量%〜約1重量%の濃
度で用いられる。
【0047】ポリエステルを多官能価イソシアネートで
架橋させてウレタン結合を形成させることを伴うイソシ
アネート/ヒドロキシル反応を触媒するのに用いること
ができる触媒は、当業者に周知である。かかる触媒は慣
用の量で用いることができ、それらの例としては、オク
タン酸第一錫、オクタン酸亜鉛、ジブチル錫ジラウレー
トのような有機金属化合物、アルカノールアミン、テト
ラメチルジアミンのようなアミン等が挙げられる。
【0048】本発明のポリエステル含有塗料は、塗料技
術の当業者に周知の様々な支持体に塗布して硬化させる
ことができる。かかる支持体の例には、鉄鋼、被処理鉄
鋼、錫めっきした鉄鋼、亜鉛めっきした鉄鋼、被処理及
び未処理のアルミニウム、ガラス、木材、紙、塗被紙、
印刷紙、エポキシ/ガラス繊維複合材料、ポリマー、例
えばポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレン
テレフタレート)、被処理ポリエチレン及びポリプロピ
レン、ビニルフィルム、真空蒸着アルミニウム、金、
銅、銀、亜鉛、ニッケル、錫他の金属、無電解ニッケ
ル、銅−ニッケル合金等、電着金属、例えば銀、銅、ニ
ッケル、クロム、銀−銅合金等、ガラス繊維強化不飽和
ポリエステル/スチレン製品等がある。
【0049】本明細書において、用語「ポリオール」と
は、2個以上のヒドロキシル基を持つ全ての許される炭
化水素化合物、例えばジオール、トリオール等を包含す
るものとする。本発明に関して、用語「炭化水素」と
は、少なくとも1個の水素原子及び少なくとも1個の炭
素原子を有する全ての許される化合物を包含するものと
する。広い局面において、許される炭化水素には、非環
状及び環状、枝分かれした及び枝分かれしていない、炭
素環式及び複素環式、芳香族及び非芳香族の、置換して
いても置換していなくてもよい有機化合物が包含され
る。
【0050】本明細書において、用語「置換」とは、特
に記載がない限り、有機化合物の全ての許される置換基
を包含するものとする。広い局面において、許される置
換基には、有機化合物の、非環状及び環状、枝分かれし
た及び枝分かれしていない、炭素環式及び複素環式、芳
香族及び非芳香族の置換基が包含される。置換基の例と
しては、例えばアルキル、アルキルオキシ、アリール、
アリールオキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、
アミノ、アミノアルキル、ハロゲン等が挙げられ、その
炭素原子数は1〜約20個の範囲又はそれ以上であるこ
とができ、1〜約12個の範囲であるのが好ましい。許
される置換基は、適宜な有機化合物について1個又はそ
れ以上であってよく、2個以上の場合、同一であっても
異なっていてもよい。本発明は、有機化合物の許される
置換基によって何ら限定されるものではない。
【0051】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに例示す
る。
【0052】用語の解説 光沢維持:この光沢維持は、耐水性の尺度である。20
°スペクトル光沢を測定した後に、塗被されたパネルを
50℃の水浴中に17時間吊した。これらをこの浴から
取り出し、乾燥させ、20°スペクトル光沢を再び測定
し、光沢維持百分率を計算した。
【0053】スポット試験(5時間):スポット試験
は、次のようにして実施した。即ち、5%塩酸、20%
水酸化ナトリウム、漂白剤、マスタード、口紅、沃素及
びインクを用い、これらを塗膜表面上に直径約1インチ
の大きさで置き、このスポット適用した試料を周囲条件
下で5時間、蓋をしないまま放置した。次いで、脱イオ
ン水を用いることによって又は固体の場合には拭き取る
ことによって試験物を取り除き、塗膜をブラッシング、
ふくれ又は変色について検査した。
【0054】往復摩擦:耐溶剤性は、塗膜を突き抜けて
支持体に達するのに要した溶剤(メチルエチルケトン又
はアセトン)往復摩擦回数として測定した。100回以
上擦っても塗膜を突き抜けて支持体に達することがなか
ったら、その塗膜は『>100』と記録した。試験を実
施するために、溶剤に浸漬した布で塗膜表面を手動によ
って前後に擦った。1往復擦った場合を『往復摩擦』1
回とした。
【0055】クロスハッチ付着力:ASTM規格D33
59−87に従って操作を実施した。 円錐形マンドレル曲げ試験:ASTM規格D522−8
5に従って操作を実施した。 鉛筆硬度:ASTM規格D3363−74に従って操作
を実施した。
【0056】電気絶縁抵抗:この電気的性質は、電気抵
抗性即ち電流の通過に対しての材料によってもたらされ
る抵抗の尺度である。測定は、米軍標準規格202の方
法302、試験条件Bに従って行なった。絶縁材料は非
常に乏しい電気導体であり、高い抵抗をもたらし、その
値が高いほど材料の絶縁性が良好である。温度が高くな
ると絶縁抵抗が小さくなる。塗料の水分含有率が高くな
った場合及び湿度が高い条件に遭遇した場合には、絶縁
抵抗が小さくなる。高い絶縁抵抗を持ち且つかかる抵抗
を湿度が高い条件下でも維持できる塗料は、有用な回路
部品プロテクターである。
【0057】反射像の明瞭さ:この性質は、1792型
ポータブル反射像明瞭性測定機によって製造業者の操作
方法を用いて測定した。この測定機は、米国ミシガン州
マディソンハイツ所在のATIシステムズ社(ATI Syst
ems Inc.)から入手できる。
【0058】アクリルI:ローム・アンド・ハース社
(Rohm and Haas Company )から商品名AT−954と
して入手できる、塗料配合物用の熱可塑性アクリルポリ
マー。 触媒I:メタノール中40%のp−トルエンスルホン酸
溶液。 触媒II:3M社から商品名FC−520として入手でき
るトリフル酸ジエチルアンモニウム溶液。 エポキシドI:ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・ア
ンド・プラスティックス社(Union Carbide Chemicals
and Plastics Company Inc. )からサイラキュア(CYRA
CURE)(登録商標名)UVR−6110として入手でき
る脂環式エポキシド、3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチル。 メラミンI:モンサント社(Monsant Company )から商
品名サイメル(Cymel )(登録商標名)303として入
手できるポリメトキシメチルメラミン。
【0059】界面活性剤I:ユニオン・カーバイド・ケ
ミカルズ・アンド・プラスティックス社から商品名シル
ウェット(SILWET)(登録商標名)L−77として入手
できる、メトキシを末端基とするポリ(エチレンオキシ
ド)で改質したポリジメチルシロキサンのメチルアミル
ケトン中25%の溶液。 界面活性剤II:ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・ア
ンド・プラスティックス社から商品名シルウェット(SI
LWET)(登録商標名)L−7001として入手できる、
メトキシを末端基とするエチレンオキシド/プロピレン
オキシドコポリマーで改質したポリジメチルシロキサン
のメチルアミルケトン中25%の溶液。 界面活性剤III :ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・
アンド・プラスティックス社から商品名シルウェット
(SILWET)(登録商標名)L−7604として入手でき
る、ヒドロキシルを末端基とするポリ(エチレンオキシ
ド)で改質したポリジメチルシロキサン。
【0060】光重合開始剤I:ユニオン・カーバイド・
ケミカルズ・アンド・プラスティックス社から商品名サ
イラキュア(CYRACURE)(登録商標名)UVI−697
4として入手できる陽イオン系光重合開始剤。 ビニルエステルI:ユニオン・カーバイド・ケミカルズ
・アンド・プラスティックス社から商品名ヴィネート
(VYNATE)(登録商標名)C10として入手できるビニ
ルエステルモノマー。 ビニルエステルII:ヴェルサティック(Versatic)10
(10個の炭素原子を有する高度に枝分かれした構造を
持つ合成飽和モノカルボン酸)から製造される、シェル
・ケミカル社(Shell Chemical Company)から商品名ヴ
ェオヴァ(Veova )(登録商標名)VV10として入手
できるビニルエステル。
【0061】例1 機械式撹拌機、温度計、窒素吹込管及び単純蒸留ヘッド
を備えた1リットルの四つ口丸底フラスコに、2−エチ
ル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール76.7
g(0.44モル)、トリメチロールプロパン5.4g
(0.040モル)、イソフタル酸24.9g(0.1
5モル)、アジピン酸21.9g(0.15モル)及び
ジブチル錫オキシド触媒0.26g(0.2重量%)を
装入した。これら成分を反応の過程を通して撹拌しなが
ら窒素吹込下に保った。この系を1時間かけて漸次16
0℃に加熱した。サーム・オー・ウォッチ(Therm-O-Wa
tch )調節装置を用いて温度を160℃に1時間保ち、
次いで温度を45分毎に10℃ずつ、220℃の反応温
度に達するまで上昇させた。この温度を30分間保ち、
その後系を室温まで冷却した。反応によって生成した縮
合水は全部、単純蒸留ヘッドによって除去した。得られ
たポリエステルは、23℃において43600cPのブ
ルックフィールド粘度、147のヒドロキシル価、及び
1.79の酸価を有していた。ポリスチレンを標準物質
として用いてゲル透過クロマトグラフィーによって測定
した分子量は、見掛け数平均分子量993、重量平均分
子量2155及び多分散度2.17だった。
【0062】例2 2−エチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール
75.2g(0.43モル)、トリメチロールプロパン
3.5g(0.026モル)、イソフタル酸16.2g
(0.10モル)、アジピン酸14.3g(0.10モ
ル)及びジブチル錫オキシド触媒0.22g(0.2重
量%)を用いたことを除いて例5と同様にしてポリエス
テルを製造した。得られたポリエステルは、23℃にお
いて5440cPのブルックフィールド粘度、258の
ヒドロキシル価、及び2.23の酸価を有していた。ポ
リスチレンを標準物質として用いてゲル透過クロマトグ
ラフィーによって測定した分子量は、見掛け数平均分子
量831、重量平均分子量1161及び多分散度1.4
0だった。
【0063】対照例A〜D 例1に記載したのと同様にして、炭素数5のジオール、
炭素数6のジオール、炭素数9のジオール、炭素数4の
ジオール及び下記のA表に挙げた成分から対照用ポリエ
ステルを製造した。これらの対照用ポリエステルは、A
表に示した特性を有していた。
【0064】
【表1】
【0065】対照例A、B及びCのポリエステルは、ゲ
ル透過クロマトグラフィーによって測定して例1のポリ
エステルと同様の見掛け分子量を有していたが、例1及
び2のポリエステルの粘度はこれら対照例のポリエステ
ルの粘度より著しく低かった。対照例A、B、C及びD
のポリエステルから製造した塗料の特性を下記のC表に
示す。
【0066】例3及び対照例E〜I これらの例は、下記のB表に記載したポリエステルとア
ミノ樹脂系架橋剤とから製造される熱硬化性塗料の製造
を記載する。各例について、B表に挙げた触媒I以外の
成分をガラス容器に入れ、充分に混合した。それらがよ
く混合された時に、触媒Iをそのブレンド物に撹拌しな
がら導入した。取り込まれた空気を逃がすために、ブレ
ンドされた成分を周囲条件下に放置した。次いで、液状
塗料を、冷間圧延した磨いていない Bonderite 40 鉄鋼
製パネルに流延技術を用いて10ミル−ウェットクリア
ランス(wet-clearance )フィルムアプリケーターによ
って塗布した。次いで、塗被されたパネルを140℃の
空気循環式オーブン中で30分間ベーキングした。次い
で塗膜を下記のC表に示した試験によって試験した。そ
の結果をC表に示す。
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】例3の塗膜は、対照用のポリエステル及び
対照用のアクリルから製造した塗膜と比較して、硬度並
びに前面及び裏面の両方の耐衝撃性の優れた組合せを、
酸、塩基、漂白剤、インク及び口紅に対する優れた耐性
並びに高度な光沢及び温水中に浸漬した時の光沢の維持
と共に有する。
【0070】例4及び5 次の例は、トリフル酸塩触媒の存在下で例1のポリエス
テル及び脂環式エポキシドからの熱硬化性塗料の製造を
記載する。下記のD表に挙げた成分を琥珀色のガラス瓶
に入れ、よく混合した。配合された液状塗料系を燐酸処
理した鉄鋼製パネル上に20番線巻ロッドで塗布し、空
気循環式オーブン中で110℃において30分間硬化さ
せた。2番目の組のパネルを製造し、120℃において
15分間硬化させた。高度な光沢を持つ指触乾燥性の硬
化塗膜を室温まで冷却し、D表に示した特性について試
験した。
【0071】
【表4】
【0072】これらの特性に加えて、塗膜は、50℃〜
70℃においてpH2.0の硫酸溶液と接触させた場
合、優れた耐酸性を示し、このことは、この塗膜は酸性
雨状況において遭遇するもののような不良環境に対して
良好な耐性を持つということを示す。かくして、本発明
のポリエステルをトリフル酸塩の存在下で脂環式エポキ
シドと反応させた場合に、優れた耐溶剤性及び付着性を
持つ非常に硬い塗膜が低温において形成された。
【0073】例6及び7 下記のE表に挙げた成分を用い、さらに反応用の不活性
溶媒として少量のキシレンを用いたことを除いて、例1
と同様にしてポリエステルを製造した。このポリエステ
ルは、E表に示した特性を有していた。
【0074】
【表5】
【0075】例8及び9 これらの例は、例6及び7において製造したポリエステ
ル、アミノ樹脂系架橋剤並びに下記のF表に挙げた他の
成分から例3に記載したのと同様にして製造して硬化さ
れる熱硬化性塗料の製造を記載する。次いで塗膜をF表
に示した試験によって試験した。結果をF表に示す。
【0076】
【表6】
【0077】例8及び9の塗膜は、高度な光沢、反射像
の明瞭さ、硬度、前面及び裏面両方の耐衝撃性、柔軟
性、接着性、耐溶剤性並びに温水に浸漬した場合の光沢
維持の優れた組合せを有する。
【0078】例10 次のようにしてポリエステル化合物を製造した。即ち、
機械式撹拌機、温度計、窒素吹込管及び単純蒸留ヘッド
を備えた1リットルの四つ口丸底フラスコに、2−エチ
ル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール75.2
g(0.43モル)、トリメチロールプロパン3.5g
(0.026モル)、イソフタル酸16.2g(0.1
0モル)、アジピン酸14.3g(0.10モル)及び
ジブチル錫オキシド触媒0.22g(0.2重量%)を
装入した。反応の間、成分を撹拌しながら窒素吹込下に
保った。この系を1時間かけて漸次160℃に加熱し
た。サーム・オー・ウォッチ(Therm-O-Watch )調節装
置を用いて温度を160℃に1時間保ち、次いで温度を
45分毎に10℃ずつ、220℃の反応温度に達するま
で上昇させた。この温度を30分間保ち、その後系を室
温まで冷却した。反応によって生成した縮合水は全部、
単純蒸留ヘッドによって除去した。得られたポリエステ
ルは、23℃において5440cPのブルックフィール
ド粘度、258のヒドロキシル価、及び2.23の酸価
を有していた。ポリスチレンを標準物質として用いてゲ
ル透過クロマトグラフィーによって測定した分子量は、
見掛け数平均分子量831、重量平均分子量1161及
び多分散度1.40だった。
【0079】このポリエステル化合物3.75g、エポ
キシドI18.5g、ビニルエステルII2.125g、
界面活性剤III 0.125g及び光重合開始剤I0.5
0gを含有させた組成物を琥珀色の瓶に入れ、よく混合
し、燐酸処理した鉄鋼上及び下記の洗浄されたY字試験
模様板上で硬化させた。組成物の一部を20番線巻ロッ
ドによって Bonderite 37 鉄鋼上に塗布し、300ワッ
ト/インチの中圧水銀灯{アメリカン・ウルトラヴァイ
オレット社(American Ultraviolet Company)の装置}
の下に30フィート/分の速度で1回通すことによって
硬化させて硬化塗膜を形成させた。
【0080】組成物の別の一部は、Y字試験模様印刷回
路板に次のようにして塗布した。即ち、初めにこの板を
洗剤溶液及びソフトブラシによって洗浄し、この板をソ
フトブラシで軽く擦りながら蒸留水で数回すすぎ、次い
でアセトンですすいだ。この板を空気循環式オーブン中
で65℃において30分間乾燥させた。Y字試験模様板
のちょうどY字模様上に塗料組成物を注ぐことによって
Y字模様間の抵抗間隙を被覆し(即ち、板のほとんどは
被覆されない)、300ワット/インチの中圧水銀灯
{アメリカン・ウルトラヴァイオレット社(American U
ltraviolet Company)の装置}の下に30フィート/分
の速度で1回通すことによって硬化させて硬化塗膜を形
成させた。紫外線に露光した後に硬化塗膜の絶縁抵抗
を、室内の温度(67℃)及び湿度(これは高かったが
しかし特に測定せず、毎日変化した)条件に保ちなが
ら、様々な時間で測定した。この硬化塗膜は、100回
のアセトン往復摩擦に合格し、100%のクロスハッチ
付着性を有し、鉄鋼支持体上で2Hの硬度を有してい
た。Y字模様試験板については、絶縁抵抗は40×10
12Ωだった。
【0081】以上本発明をいくつかの実施例によって例
示したが、本発明はこれらによって限定されるものでは
なく、本発明は以上の開示の総括的な範囲を包含するも
のである。また、本発明の技術思想及び範囲から外れる
ことなく、様々な変更及び具体化を為すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モリー・イチェン・バズビー アメリカ合衆国ウエストバージニア州チャ ールストン、ウィスパリング・ウッズ・ロ ード130 (72)発明者 チェリル・カストー・ボーン アメリカ合衆国ウエストバージニア州セン ト・オールバンズ、ワシントン・アベニュ ー2416 (72)発明者 ジョゼフ・ビクター・コレスケ アメリカ合衆国ウエストバージニア州チャ ールストン、ブレントウッド・ロード1513

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i) 第1ヒドロキシル基及び8個以上の
    炭素原子から成る液状炭化水素ジオール[ここで、これ
    ら第1ヒドロキシル基は4個以上の線状に配列した炭素
    原子によって隔てられ、 該線状配列炭素原子の少なくとも1個が二置換炭素原子
    であり且つ(又は)該線状配列炭素原子の少なくとも2
    個が一置換炭素原子であり、 該液状炭化水素ジオールは35℃以下の温度において液
    体として存在する]並びに(又は)該液状炭化水素ジオ
    ールの誘導体と (ii)多官能価カルボン酸及び(又は)酸無水物との反応
    生成物から成るポリエステル(ここで、該ポリエステル
    が不飽和ポリエステルである場合には、該液状炭化水素
    ジオールは2,4−ジエチル−3−プロピル−1,5−
    ペンタンジオール以外のものであるものとする)。
  2. 【請求項2】 前記液状炭化水素ジオール又はその誘導
    体とは異なるポリオールをさらに含む、請求項1記載の
    ポリエステル。
  3. 【請求項3】 液状炭化水素ジオールが次の式(I)、
    (II)又は(III): HO−R’−OH (I) [ここで、R’は8個以上の炭素原子を有する置換炭化
    水素残基であり、 第1ヒドロキシル基は4個以上の線状に配列した炭素原
    子によって隔てられ、 該線状配列炭素原子の少なくとも1個が二置換炭素原子
    であり且つ(又は)該線状配列炭素原子の少なくとも2
    個が一置換炭素原子である]; 【化1】 (ここで、R1 は水素又は1〜3個の炭素原子を有する
    直鎖状若しくは分枝鎖状アルキルであり、 R2 、R3 及びR4 は同一であっても異なっていてもよ
    く、水素又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しく
    は分枝鎖状アルキルである); 【化2】 (ここで、R1 は水素又は1〜3個の炭素原子を有する
    直鎖状若しくは分枝鎖状アルキルであり、 R2 、R3 及びR4 は同一であっても異なっていてもよ
    く、水素又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しく
    は分枝鎖状アルキルであり、 ここで、 (a)R1 、R2 、R3 及びR4 の少なくとも2個は水
    素以外のものであり、 (b)R1 、R2 、R3 及びR4 の合計炭素原子数は5
    個以上であり、但し、 ・(i) R2 がエチルであり且つR1 、R3 及びR4
    1個がメチルである場合にはR1 、R3 及びR4 の残り
    2個は水素であることができ、 ・(ii) R3 及びR4 がそれぞれメチル及びプロピルで
    ある場合にはR1 及びR2 は水素であることができ、 ・(iii) R1 がメチルであり且つR2 がエチルであり且
    つR3 及びR4 の1個がメチルである場合にはR3 及び
    4 の残り1個は水素であることができ、 (c)R1 及びR2 の合計炭素原子数が4個以上である
    場合、R2 の炭素原子数は3個以下であり、但し、R1
    がプロピルであり且つR3 及びR4 が水素である場合に
    はR2 はブチルであることができ、 (d)R1 がエチルであり且つR2 がプロピルである場
    合、R3 はエチル以外のものである):の1種で表わさ
    れる、請求項1記載のポリエステル。
  4. 【請求項4】 液状炭化水素ジオールが3−エチル−2
    −メチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−3
    −プロピル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメ
    チル−3−エチル−1,5−ペンタンジオール、2−エ
    チル−4−メチル−3−プロピル−1,5−ペンタンジ
    オール、2,3−ジエチル−4−メチル−1,5−ペン
    タンジオール、3−エチル−2,2,4−トリメチル−
    1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−4−エ
    チル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール、2−
    メチル−2−プロピル−1,5−ペンタンジオール、
    2,4−ジメチル−3−エチル−2−プロピル−1,5
    −ペンタンジオール、2,3−ジプロピル−4−エチル
    −2−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル
    −2−エチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル
    −2,3−ジエチル−4−メチル−1,5−ペンタンジ
    オール、2−ブチル−2,4−ジエチル−3−プロピル
    −1,5−ペンタンジオール、3−ブチル−2−プロピ
    ル−1,5−ペンタンジオール及びそれらの混合物より
    成る群から選択される、請求項1記載のポリエステル。
  5. 【請求項5】 多官能価カルボン酸が蓚酸、マロン酸、
    琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
    ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ド
    デカン二酸、トリデカン二酸、マレイン酸、フマル酸、
    2−メチル−cis−2−ブテン二酸、2−メチレン琥
    珀酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、ノル樟脳
    酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル
    酸、1,1−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒド
    ロフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ク
    ロレンド酸、1,4−ベンゼン二酢酸、フタル酸、イソ
    フタル酸、トリメリット酸及びそれらの混合物から選択
    され、酸無水物が無水トリメリット酸、無水テトラヒド
    ロフタル酸、無水フタル酸、無水イソフタル酸、ベンゾ
    フェノンジカルボン酸無水物、無水琥珀酸、無水グルタ
    ル酸、無水ナフトエ酸、無水クロレンド酸、無水マレイ
    ン酸及びそれらの混合物から選択される、請求項1記載
    のポリエステル。
  6. 【請求項6】 次式: 【化3】 (ここで、R1 は同一であっても異なっていてもよく、
    水素又は1〜3個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分
    枝鎖状アルキルであり、 R2 、R3 及びR4 は同一であっても異なっていてもよ
    く、水素又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しく
    は分枝鎖状アルキルであり、 Aは同一であっても異なっていてもよく、置換又は非置
    換炭化水素残基であり、 aは約1〜約300又はそれ以上の値である)で表わさ
    れる、請求項1記載のポリエステル。
  7. 【請求項7】 第1ヒドロキシル基及び8個以上の炭素
    原子から成る液状炭化水素ジオール[ここで、これら第
    1ヒドロキシル基は4個以上の線状に配列した炭素原子
    によって隔てられ、 該線状配列炭素原子の少なくとも1個が二置換炭素原子
    であり且つ(又は)該線状配列炭素原子の少なくとも2
    個が一置換炭素原子であり、 該液状炭化水素ジオールは35℃以下の温度において液
    体として存在する]並びに(又は)該液状炭化水素ジオ
    ールの誘導体と、 多官能価カルボン酸及び(又は)酸無水物とを縮合して
    ポリエステルを生成させて成る、ポリエステルの製造方
    法(ここで、該ポリエステルが不飽和ポリエステルであ
    る場合には、該液状炭化水素ジオールは2,4−ジエチ
    ル−3−プロピル−1,5−ペンタンジオール以外のも
    のであるものとする)。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のポリエステル及び架橋剤
    を含む、硬化性塗料組成物。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の塗料組成物から製造され
    た硬化フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のポリエステル及び架橋
    剤を含む、接着剤、インク若しくはシーラント組成物又
    は繊維。
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