JPH0526396U - サーマルヘツド - Google Patents
サーマルヘツドInfo
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- JPH0526396U JPH0526396U JP7088791U JP7088791U JPH0526396U JP H0526396 U JPH0526396 U JP H0526396U JP 7088791 U JP7088791 U JP 7088791U JP 7088791 U JP7088791 U JP 7088791U JP H0526396 U JPH0526396 U JP H0526396U
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- thermal head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性が格段に向上されたサーマルヘッドを
提供することである。 【構成】 サーマルヘッド21を構成する絶縁基板23
に可撓性配線基板28を接続領域29で接続した後、前
記接続領域29を含む配線基板28と絶縁基板23およ
び放熱板32の各表面にわたる範囲に粘度を有するポリ
ウレタン樹脂材料から成る樹脂層30,31を塗布す
る。このようなポリウレタン樹脂材料は可撓性配線基板
28を構成する合成樹脂フィルムがポリエステルフィル
ムであってもこれを良好に接着する。
提供することである。 【構成】 サーマルヘッド21を構成する絶縁基板23
に可撓性配線基板28を接続領域29で接続した後、前
記接続領域29を含む配線基板28と絶縁基板23およ
び放熱板32の各表面にわたる範囲に粘度を有するポリ
ウレタン樹脂材料から成る樹脂層30,31を塗布す
る。このようなポリウレタン樹脂材料は可撓性配線基板
28を構成する合成樹脂フィルムがポリエステルフィル
ムであってもこれを良好に接着する。
Description
【0001】
本考案は、ワードプロセッサなどの情報機器の印画出力装置として広く用いら れているサーマルプリンタに使用されるサーマルヘッドに関する。
【0002】
図9は、従来例のサーマルヘッド1を簡略化して示す断面図である。サーマル ヘッド1はたとえばアルミニウムなどを矩形板状に形成して成る放熱板2と放熱 板2に固定されたアルミナ系セラミックなどから成る絶縁基板3とを備え、絶縁 基板3にはサーマルヘッド1を動作させる各種信号や電力などを外部から入力す るための可撓性配線基板(以下、配線基板と略す)4が接続される。絶縁基板3 と配線基板4との接続領域5を含み、配線基板4の上方側では絶縁基板3を部分 的に被覆し、配線基板4の下層では配線基板4側の放熱板2および絶縁基板3の 側部におよぶ範囲に樹脂層6が塗布される。
【0003】 この樹脂層6は絶縁基板3と配線基板4との接続領域5の補強および、接続領 域5付近の絶縁基板3および配線基板4上の回路配線の露出防止のために設けら れる。また配線基板4側の放熱板2および絶縁基板3の側部にわたる範囲に樹脂 層6を塗布することにより、配線基板4に図9矢符F1,F2で示す方向に配線 基板4を絶縁基板3から剥離しようとする力が作用しても、この力が前記接続領 域5に直接およばないようにする目的も有している。
【0004】 すなわちサーマルヘッド1がいわゆるシリアルプリンタヘッドとして構成され る場合、印画動作はサーマルヘッド1がプラテンローラ(図示せず)の軸線方向 に平行移動しつつ行われることになる。このため、配線基板4と絶縁基板3との 間には印画動作中には矢符F1,F2方向の力が常に作用することになる。この ため樹脂層6が形成される。
【0005】
前記樹脂層6には一般にエポキシ系樹脂やシリコン系樹脂から成る接着剤が使 用されている。ここで配線基板4は一対の合成樹脂フィルム間に回路配線が挟ま れた構成であり、この合成樹脂フィルムがポリエステルフィルムである場合、樹 脂層6としてエポキシ系樹脂あるいはシリコン系樹脂から成る接着剤を用いると 、これらの材質の接着剤はポリエステルフィルムとの接着強度が弱いため、上述 したように矢符F1,F2方向の力が作用すると、数100gの力、すなわち本 件考案者の後述するような測定によれば0.42Kg/mm2の圧力で配線基板 4と樹脂層6とが容易に剥離してしまい、絶縁基板3と配線基板4とが接続領域 5で断線あるいは接続不良となる不具合が生じている。
【0006】 本考案の目的は上述の技術的課題を解消し、信頼性が格段に向上したサーマル ヘッドを提供することである。
【0007】
本考案は、放熱部材上に絶縁基板を設け、この絶縁基板には複数の発熱素子と 、この発熱素子に通電する電極とを設け、さらに前記絶縁基板には外部との電気 的な接続のために、可撓性樹脂フィルム内に回路配線が形成された可撓性配線基 板が取付けられたサーマルヘッドにおいて、 絶縁基板および放熱部材の少なくともいずれか一方と可撓性配線基板とを、ポ リウレタン系樹脂層を用いて固着するサーマルヘッドである。
【0008】
本考案に従うサーマルヘッドは放熱部材上に絶縁基板を設け、この絶縁基板に は複数の発熱素子と、この発熱素子に通電する電極とを設け、さらに前記絶縁基 板には外部との電気的な接続のために可撓性樹脂フィルム内に回路配線が形成さ れた可撓性配線基板が取付けられる。ここで可撓性配線基板と絶縁基板との接続 の補強の観点から可撓性配線基板と絶縁基板との接続領域を含む範囲にわたり、 可撓性配線基板の表裏両面において樹脂層が塗布される。
【0009】 この樹脂層は可撓性配線基板の可撓性樹脂フィルムに対する密着性が良好な材 料から選ばれ、したがって樹脂層を塗布した後に、前記可撓性配線基板に対し、 これを絶縁基板から剥離しようとする方向の力が作用する場合であっても可撓性 配線基板は樹脂層によって剥離が阻止され、前記剥離力が可撓性配線基板と絶縁 基板との接続領域に直接到達する事態を防止できる。これにより、前記剥離力が 作用した場合であっても前記接続領域における接続不良あるいは断線などを生じ る事態が防止され、サーマルヘッドの信頼性を格段に向上することができる。
【0010】
図1は本考案の一実施例のシリアルプリンタ型のサーマルヘッド21の斜視図 であり、図2はサーマルヘッド21の側面図である。サーマルヘッド21はたと えば酸化アルミニウムAl2O3などのセラミックから矩形平板状に形成される絶 縁基板23を備える。絶縁基板23上には、たとえばガラスなどをから成るグレ ーズ層24が帯状に形成され、グレーズ層24上に直線状の発熱素子列25が形 成される。発熱素子列25は絶縁基板23の全面にわたって形成された発熱抵抗 体層とその上に形成され、発熱素子列25と並行な共通電極と共通電極とは反対 側に形成される複数の個別電極とによって個々の発熱素子が構成される。
【0011】 一方、絶縁基板23上にはこのような発熱素子列25を選択的に発熱駆動する ための駆動回路素子26が配置され、駆動回路素子26は発熱素子列25に関し て形成される複数の個別電極とそれぞれ接続される。駆動回路素子26からは絶 縁基板23の端部に向けて複数の信号ラインが延び、その端部は信号ライン毎に 形成された接続端子27として構成される。絶縁基板23には外部から前記駆動 回路素子26にサーマルヘッド21の駆動用のデータや制御信号などを入力する ために可撓性配線基板(以下、配線基板と略す)28が接続される。可撓性配線 基板28はたとえばポリエステルフィルム中に回路配線が埋設された構成であり 、前記接続端子27に臨む部分のポリエステルフィルムが除去され、回路配線を 露出し、前記各信号ラインと接続を行う。このような可撓性配線基板28は絶縁 基板23上の接続端子27が配列された接続領域29において絶縁基板23に接 続される。
【0012】 一方、前記絶縁基板23はアルミニウムなどをプレスまたはダイカスト形成し て得られる放熱板32に乗載される。放熱板32の一端部には、絶縁基板23の 発熱素子列25の主走査方向一端部が当接して位置決めされる位置決め突起33 が形成され、絶縁基板23において前記位置決め突起33と反対側付近の側部が 当接する位置の放熱板32には、上方に突出した位置決め突部34が形成される 。
【0013】 絶縁基板23を放熱板32に位置決め突部33,34を用いて位置決めして固 着した後、前記配線基板28を絶縁基板23に接続し、この後、配線基板28の 上方側では、接続領域29を含み配線基板28から絶縁基板23にわたる範囲に 樹脂層30が塗布され、配線基板28の下方側では、配線基板28の下面と絶縁 基板23の配線基板28側側部、放熱板32の上面および前記配線基板28側側 部にわたる範囲にやはり同一材料から成る樹脂層31が充填される。このような 樹脂層30,31の塗布方法としてはディスペンサ装置を用いる。
【0014】 一般的に配線基板28は、前述したようにポリエステルフィルム中に回路配線 が埋設された構成であり、本実施例では前記樹脂層30,31の材料として前記 ポリエステルフィルムに対する密着性が良好なポリウレタン系樹脂材料(例とし て商品名ボンドマスター RL906、カネボウNSC株式会社製)を用いる。 一般にポリウレタン系合成樹脂材料は周知であるが、本実施例で用いるポリウレ タン系合成樹脂材料は本件考案者の実験によれば、主剤粘度3000〜7000 ポイズあるいは、硬化剤粘度1500〜2500ポイズを100:5の比率で混 合したもので、硬化温度60℃×30分の種類を用いた。
【0015】 図3は本考案の他の実施例のサーマルヘッド21aの斜視図であり、図4はサ ーマルヘッド21aの底面側から見た斜視図であり、図5はサーマルヘッド21 aの側面図である。本実施例は前述の実施例に類似し、対応する部分には同一の 参照符を付す。本実施例では図1および図2に示したサーマルヘッド21から放 熱板23を取除いた構成であり、絶縁基板23に配線基板28を接続し、図5に 示されるように配線基板28の上方側では、絶縁基板23と配線基板28との接 続領域29付近を含み、配線基板28から絶縁基板23にわたる範囲に前述の実 施例における樹脂層30,31と同一の材料から成る樹脂層30,31を塗布す る。配線基板28の下方側では、配線基板28の下面から絶縁基板23の配線基 板28側の側面にわたる範囲に樹脂層31を塗布する。
【0016】 本件考案者は、前記2つの実施例のサーマルヘッド21,21aにおける配線 基板28の絶縁基板23に対する剥離強度を測定した。
【0017】 図6はこの測定に用いられたサーマルヘッド21aの側面図である。この計測 を行うにあたって、配線基板28と絶縁基板23との接続領域29において両者 の間で半田を用いる接続は行わず、両者を重ねた状態で前記樹脂層30,31を 塗布する。このようなサーマルヘッド21aの完成状態が図6に示される。
【0018】 図7はサーマルヘッド21aに関する前記剥離強度の測定に用いる構成を示す 図である。絶縁基板23は取付台35に固定され、配線基板28を樹脂層30側 に絶縁基板23と垂直方向となるように屈曲し、配線基板28を絶縁基板23と 垂直方向に矢符F3で示す方向に引張る。このとき、絶縁基板23と配線基板2 8との寸法例は図8に示される。すなわち絶縁基板23の副走査方向に関する幅 W1は例として10mmであり、配線基板28は絶縁基板23と同一幅に選ばれ る。また両者の接続領域29の接続長さW2は例として2mmに定められる。
【0019】 このような状態で引張試験を行ったところ、接着強度は平均して2.8Kg/ mm2となり、従来技術の項で説明したエポキシ樹脂系あるいはシリコン樹脂系 材料から成る接着剤を用いて、この測定実験と同一の測定実験を行って、ポリエ ステルフィルムの可撓性配線基板を接着した場合の接着強度の測定結果である平 均0.42Kg/mm2に比較して、約5倍程度に大幅に接着強度が増大してい ることが確認された。
【0020】 また図1および図2に示す構成例のサーマルヘッド21に関する前述の引張試 験では、接着強度はやはり平均2.08Kg/mm2となり、従来技術における 前記接着強度平均0.42Kg/mm2に比較して大幅に接着強度が増大してい ることが確認された。
【0021】 以上のようにして前記各実施例では配線基板28の絶縁基板23に対する接着 強度が格段に向上され、したがってサーマルヘッド21,21aの信頼性を格段 に向上することができる。
【0022】 このような本件考案は、シリアルプリンタ型のサーマルヘッドに限らず、ライ ンプリンタ型のサーマルヘッドに関しても同様に実施されるものである。
【0023】
以上のように本考案に従えば、可撓性配線基板と絶縁基板との接続の補強の観 点から、可撓性配線基板と絶縁基板との接続領域を含む範囲にわたり、可撓性配 線基板の表裏両面において塗布される樹脂層は、可撓性配線基板の可撓性樹脂フ ィルムに対する密着性が良好な材料から選ばれ、したがって樹脂層を塗布した後 に、前記可撓性配線基板に対し、これを絶縁基板から剥離しようとする方向の力 が作用する場合であっても可撓性配線基板は樹脂層によって剥離が阻止され、前 記剥離力が可撓性配線基板と絶縁基板との接続領域に直接到達する事態を防止で きる。これにより、前記剥離力が作用した場合であっても前記接続領域における 接続不良あるいは断線などを生じる事態が防止され、サーマルヘッドの信頼性を 格段に向上することができる。
【図1】本考案の一実施例のサーマルヘッド21の斜視
図である。
図である。
【図2】サーマルヘッド21の側面図である。
【図3】本考案の他の実施例のサーマルヘッド21aの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】サーマルヘッド21aの底面から見た斜視図で
ある。
ある。
【図5】サーマルヘッド21aの側面図である。
【図6】前記各実施例における接着強度を測定するに用
いた構成のサーマルヘッド21aの側面図である。
いた構成のサーマルヘッド21aの側面図である。
【図7】前記測定に用いた構成を示す図である。
【図8】前記測定を行う際に用いられた絶縁基板23と
配線基板28との寸法例を示す平面図である。
配線基板28との寸法例を示す平面図である。
【図9】従来例のサーマルヘッド1の側面図である。
21,21a サーマルヘッド 23 絶縁基板 24 グレーズ層 28 配線基板 29 接続領域 30,31 樹脂層
Claims (1)
- 【請求項1】 放熱部材上に絶縁基板を設け、この絶縁
基板には複数の発熱素子と、この発熱素子に通電する電
極とを設け、さらに前記絶縁基板には外部との電気的な
接続のために、可撓性樹脂フィルム内に回路配線が形成
された可撓性配線基板が取付けられたサーマルヘッドに
おいて、 絶縁基板および放熱部材の少なくともいずれか一方と可
撓性配線基板とを、ポリウレタン系樹脂層を用いて固着
するサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991070887U JP2576107Y2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991070887U JP2576107Y2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | サーマルヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526396U true JPH0526396U (ja) | 1993-04-06 |
| JP2576107Y2 JP2576107Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13444491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991070887U Expired - Fee Related JP2576107Y2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576107Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60255882A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Sunstar Giken Kk | ポリウレタン樹脂接着剤 |
| JPS6363433U (ja) * | 1986-10-17 | 1988-04-26 | ||
| JPS63256676A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-24 | Aica Kogyo Co Ltd | ポリウレタン樹脂設着剤 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP1991070887U patent/JP2576107Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60255882A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Sunstar Giken Kk | ポリウレタン樹脂接着剤 |
| JPS6363433U (ja) * | 1986-10-17 | 1988-04-26 | ||
| JPS63256676A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-24 | Aica Kogyo Co Ltd | ポリウレタン樹脂設着剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2576107Y2 (ja) | 1998-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |