JPH0526406A - 分割型の蒸気用サイレンサー - Google Patents

分割型の蒸気用サイレンサー

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JPH0526406A
JPH0526406A JP26726591A JP26726591A JPH0526406A JP H0526406 A JPH0526406 A JP H0526406A JP 26726591 A JP26726591 A JP 26726591A JP 26726591 A JP26726591 A JP 26726591A JP H0526406 A JPH0526406 A JP H0526406A
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Yasuo Otsubo
康夫 大坪
Seigo Satomi
清剛 里見
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間使用しても吸音性能の劣化が少なく、
また高所への設置工事等が容易な分割型の蒸気用サイレ
ンサーを提供すること。 【構成】 中空ケーシング4の底部に桁材7を渡し、上
方から吸音パネル5を挿し込んでその下端を桁材7の嵌
合部8に嵌め、また吸音パネル5の上部を別の桁材10で
固定する。このようなサイレントユニット1を多段に積
層して蒸気用サイレンサーとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力発電用のボイラーの
安全弁や蒸気タービン等に取り付けられる蒸気用サイレ
ンサーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電用のボイラーの上部には、ボイ
ラーの安全弁が開いたときに発生する騒音を防止するた
めの蒸気用サイレンサーが取り付けられている。このよ
うな従来の蒸気用サイレンサーは直径が約2m、高さが
約5m程度の鋼鉄製のケーシングの内部にウール系の吸
音体を張り付けたものが普通であったが、蒸気との接触
によりウール系の吸音体が湿潤して劣化し、短期間のう
ちに吸音特性が低下する欠点があった。
【0003】また火力発電用のボイラーはその高さが50
〜60mにも及ぶものであるため、上記したような大型の
蒸気用サイレンサーの取付けや劣化したサイレンサーの
交換作業は大型のクレーンを必要とするうえ、ボイラー
の天井面上を水平方向に移動させるための足場を組む必
要もあり、工事費用が極めて高価なものとなる欠点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消して、長期間にわたり蒸気と接触しても
吸音性能が劣化することがなく、また取付けや交換作業
を従来よりも極めて容易に行うことができるようにした
蒸気用サイレンサーを提供することを目的としてなされ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、中空のケ
ーシングの底部に所定間隔で吸音パネルの嵌合部が形成
された複数本の桁材を渡し、下端をこの嵌合部に対応さ
せた形状にした複数枚の吸音パネルをこのケーシングの
内部に垂直に収納したうえ上部を別の桁材により固定す
ることによってサイレンサーユニットを構成し、このよ
うなサイレンサーユニットを高さ方向に多段に積層した
ことを特徴とする分割型の蒸気用サイレンサーにより解
決することができる。以下に本発明を図示の実施例によ
り詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1は実施例の分割型の蒸気用サイレンサー
の全体を示すもので、高さ方向に分割された6個のユニ
ットからなる。1は4個のサイレンサーユニット、2は
第2ディフューザーユニット、3は第1ディフューザー
ユニットである。各ユニットは高さが600 〜750 mm程度
のものとされ、分割してエレベーターによりボイラー等
の上部まで運び上げることができるようになっている。
【0007】サイレンサーユニット1は中空のケーシン
グ4とその内部に設置された複数枚のセラミック吸音パ
ネル5とからなる。エレベーターによる運搬に便利なよ
うに、ケーシング4は図2に示したように横方向にも複
数枚に分割できるものとしておくことが好ましい。実施
例では4枚に分割された側板6を組み合わせて円筒状の
ケーシング4を構成できるようになっている。
【0008】このようにして構成されたケーシング4の
底部には複数本の桁材7を渡してあり、これらの桁材7
には所定間隔で吸音パネルの嵌合部8が形成されてい
る。また吸音パネルの下端は桁材7の嵌合部8に対応さ
せた形状にしてある。
【0009】図3の実施例では、桁材7に所定間隔でV
字状の嵌合部8が形成されており、また吸音パネル5の
下端は桁材7の嵌合部8に対応して尖らせてある。図4
の実施例では、桁材7に所定間隔にU字状金具を溶接し
て嵌合部8としてあり、また吸音パネル5の下端は桁材
7の上記嵌合部8の内側に嵌合する寸法としている。そ
してこれらの吸音パネル5をケーシング4の上部から垂
直にケーシング4の内部に下ろし、下端の突起部分を図
3、図4のように桁材7の凹部8に嵌め込むことによっ
て下端を安定させるとともに、吸音パネル5の上面に形
成された突片9を図1のようにケーシング4の上部の別
の桁材10で固定することにより、吸音パネル5をケーシ
ング4の内部に固定する。
【0010】吸音パネル5は、図3の実施例では金属製
の中空フレームの両側面に多孔質のセラミック吸音板を
取り付けた構成であり、図4の実施例では金属製の中空
フレームの内部に繊維製吸音材を充填し、そのフレーム
の両側面に金属製の穴明板を取り付けた構成である。蒸
気の流入頻度が高いフラッシュタンク用サイレンサー、
ブロータンク用サイレンサーや、サイレンサー出口部か
ら雨水が進入する形状のサイレンサーは、蒸気や雨水に
対し劣化がないセラミック吸音板を選択することが好ま
しい。
【0011】本発明ではこのようにサイレンサーユニッ
ト1を構成したので、ケーシング4の内部に入らなくて
も吸音パネル5をケーシング4の上側のみから固定する
ことができる。
【0012】図4は第2ディフューザーユニット2を示
すものであり、ケーシング4が複数枚に分割された側板
6により構成される点は上記したサイレンサーユニット
1と同様であるが、縦方向に多数のスリット11を持つ第
2ディフューザー12が内部に組み込まれている点が相違
する。この第2ディフューザー12も運搬の便を考慮し、
図4のように複数に分割できるものとしておくことが好
ましい。
【0013】図5は第1ディフューザーユニット3を示
すもので、複数枚に分割された側板6により構成された
ケーシング4の中央に多数の蒸気噴出孔13を備えた第1
ディフューザー14が取り付けられている。また15は第1
ディフューザー14に蒸気を導入するための口金である。
【0014】
【作用】このように構成された本発明の分割型の蒸気用
サイレンサーは、各ユニットを分割してエレベーターに
よってボイラーの上部まで運び上げることができるよう
にしたもので、ボイラーの上部に各部品を運搬したう
え、まず、第1ディフューザー3のケーシング4を組み
立て、ボイラ頂上の所定位置に固定する。そして、第1
ディフューザー3を内部に組み込み固定する。次に上に
位置する1段分のケーシング4を下段ケーシング4の上
で組み立てて内部の部材を組み込む。これを繰り返して
順次段積みしていく。
【0015】サイレンサーユニット1の組み立てでは、
まず第2ディフューザー2のケーシング4の上で、ケー
シング4を組み立てる。そして複数枚の吸音パネル5を
このケーシング4の内部に上側から垂直に挿入し、その
下端をケーシング4の底部の複数本の桁材7に所定間隔
で形成された嵌合部8に嵌合させたうえ、吸音パネル5
の上部を別の桁材10により固定してサイレンサーユニッ
ト1を構成する。このように、サイレンサーユニット1
はケーシング4の内部に入らなくても、上側からの作業
のみにより組み立てることができる。また分割された部
材を個々に組み込んでいくことができるため、軽微な吊
り上げ装置で組み立てが可能である。
【0016】このように本発明の分割型の蒸気用サイレ
ンサーは従来の一体型の蒸気用サイレンサーとは異な
り、各ユニット毎に分割してエレベーターにより運搬で
きるので、大型のクレーンを使用する必要がなく、また
ボイラーの天井上を水平方向に運搬するための足場を組
んだりする必要もなく、また、ボイラ屋上での吊り上げ
装置も軽微なもので可能である。しかも本発明の分割型
の蒸気用サイレンサーはケーシング4の内部に垂直にセ
ラミック吸音パネル5を収納してなるサイレンサーユニ
ット1を多段に積み重ねたものであるので、ボイラーや
蒸気タービン等から排出される蒸気の騒音を効果的に減
音させることができることは勿論、吸音パネル5に多孔
質のセラミック吸音板を取り付けた場合、長年にわたり
蒸気と接触してもセラミック吸音パネル5は劣化するお
それがないので、メンテナンスフリーとすることができ
る利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように本発明の分
割型の蒸気用サイレンサーは、各ユニットに分割するこ
とにより、エレベーターにより運搬することが可能とな
り、また、分割された部材を個々に組み込んでいくこと
ができるため、軽微な吊り上げ装置で組み立てが可能と
なり、取付けや交換作業を従来よりも極めて容易にかつ
安価・安全に行うことができるものである。よって本発
明は従来の欠点を一掃した分割型の蒸気用サイレンサー
として、産業の発展に寄与するところは極めて大きいも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】サイレンサーユニットの分解斜視図である。
【図3】サイレンサーユニットの底部における吸音パネ
ルの支持構造を示す断面図である。
【図4】サイレンサーユニットの底部における吸音パネ
ルの他の支持構造を示す断面図である。
【図5】第2ディフューザーユニットの分解斜視図であ
る。
【図6】第1ディフューザーユニットの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 サイレンサーユニット 4 ケーシング 5 吸音パネル 7 桁材 8 嵌合部 10 桁材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のケーシングの底部に所定間隔で吸
    音パネルの嵌合部が形成された複数本の桁材を渡し、下
    端をこの嵌合部に対応させた形状にした複数枚の吸音パ
    ネルをこのケーシングの内部に垂直に収納したうえ上部
    を別の桁材により固定することによってサイレンサーユ
    ニットを構成し、このようなサイレンサーユニットを高
    さ方向に多段に積層したことを特徴とする分割型の蒸気
    用サイレンサー。
  2. 【請求項2】 吸音パネルが金属製の中空フレームの両
    側面に多孔質のセラミック吸音板を取り付けたものであ
    る請求項1記載の分割型の蒸気用サイレンサー。
  3. 【請求項3】 吸音パネルが金属製の中空フレームの内
    部に繊維製吸音材を充填し、そのフレームの両側面に金
    属製の穴明板を取り付けたものである請求項1記載の分
    割型の蒸気用サイレンサー。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225901A (en) * 1975-08-25 1977-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Relief valve overall assemblage type silencer device
JPS6173997U (ja) * 1984-10-22 1986-05-19
JPH0295713A (ja) * 1988-09-30 1990-04-06 Sanko Kogyo Kk 配管系の消音装置
JPH02119917A (ja) * 1988-09-14 1990-05-08 British Gas Plc 吸着方法

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