JPH0526544B2 - - Google Patents
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- JPH0526544B2 JPH0526544B2 JP59156649A JP15664984A JPH0526544B2 JP H0526544 B2 JPH0526544 B2 JP H0526544B2 JP 59156649 A JP59156649 A JP 59156649A JP 15664984 A JP15664984 A JP 15664984A JP H0526544 B2 JPH0526544 B2 JP H0526544B2
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- JP
- Japan
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- carbon monoxide
- catalyst
- platinum
- monoxide removal
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Description
本発明は防毒マスク用一酸化炭素除去触媒に関
する。トンネル内やガレージ内等で事故があつた
場合には比較的高濃度の一酸化炭素が発生するこ
とがある。この際の救援隊要員などは一酸化炭素
除去能をもつ防毒マスクを携行使用するであろう
が、事故現場であるトンネル内等の空気は強制排
気をしなければならないが、有毒ガスが外部に排
出されるので出来れば一酸化炭素の除去効率が高
く、長期保存にたえしかも比較的低価の一酸化炭
素除去触媒の層を通して排気するのが望ましい。
火災現場や炭鉱火災では大量の一酸化炭素が発生
するので消防士や救難要員は防毒マスクを携行し
必要に応じて使用し、又炭鉱などでは危険個所に
は常時防毒マスクを備えつけておかなければなら
ない。 一酸化炭素除去手段として例えば防毒マスクに
は消防法や鉱山保安法に基く規則により厳しい規
格が要求されている。例えば消防予第235号の
「火災避難用保護具等に関する基準等について」
では、一酸化炭素濃度2500±250ppmの空気を30
/分の通気量で供試マスクに通し3分を経過し
てもなお350ppm以下まで一酸化炭素を除去でき
る性能を要求している。この法的規制は一酸化炭
素の除去率のみではなく、煙濃度の低下度や通気
抵抗値の低下についても同時に規制している。し
かし一酸化炭素の除去はCOをCO2にに酸化させ
ることにより行なわれ、煙粒子や他のガスのよう
に主として吸着あるいは吸収によつて浄化される
ものと区別できるので、防毒マスクの一酸化炭素
の除去率については防毒マスクの一酸化炭素除去
触媒能のみを試験することによつて知ることがで
きる。 アルミナに担持された白金触媒が一酸化炭素含
有空気中の一酸化炭素を常温で除去する能力があ
ることは、例えば特開昭53−149888号公報あるい
は特開昭57−84744号に記載されて公知である。
しかし前者は触媒の再活性化は350〜800℃で行な
わなければならないとしているため白金を担持し
た触媒はそのままでは使用できず耐火性支持体を
骨材とし、この骨材表面を白金を担持したアルミ
ナで被覆して使用している。又後者は白金を担持
したアルミナを防毒マスク用の一酸化炭素触媒に
用いることを開示するに止まり、触媒の再活性化
については言及せず、又白金と他の金属の併用亮
については全く触れていない。 さて、このような白金系触媒はこの触媒上で一
酸化炭素を空気中の酸素と反応させ無毒な炭酸ガ
スに転化しようとするものであり、この反応は一
酸化炭素及び酸素の触媒金属上への化学吸着によ
つて起こるいわゆるLangmuir−Hinshlwood機
構による反応と考えられている。従つて常温で本
反応を行つた場合、一酸化炭素の濃度が濃い場
合、一酸化炭素による触媒表面の被覆によると思
われる被毒現象が見られ、触媒性能が時間と共に
劣化する経時変化が見られる。そしてその程度は
COの分圧によつて左右される。 消防予第234号の条件を満たす触媒とは前記し
たように2500±250ppmのCOを含む空気を30/
分の通気量で3分経過してもなお350ppm以下ま
でCOを除去(CO除去率86%以上)出来る性能を
有していなければならない。すなわちこの場合の
触媒性能とは経時変化の少い寿命の長い触媒を意
味することになる。 使用可能時間を伸ばすには触媒金属の担持量を
増すかあるいは触媒の使用量を増す事によつても
達成する事は出来得るがコスト、使い易さ等の面
で問題がある。即ち上記条件を例えばSV:
18000hr-1(マスク1個に使用する触媒量を100cc
とした場合)で満足させる事の出来る白金触媒は
4〜6g/の高担持白金触媒が必要となるとい
うことである。 本発明はアルミナ担持させる金属として白金の
外にある種の金属を同時に併用させると白金触媒
の一酸化炭素除去活性を高めると共に触媒の使用
可能時間が、併用金属の種類及び使用量によつて
差はあるものの、非常に向上することを知見し、
更に一度使用した触媒はこれを一時的にCOとの
接触を断つことにより触媒能は回復し当初よりも
活性が向上する場合が多いことを知つた。本発明
はこのような知見に基き成立したものである。 従つて本発明の目的は一酸化炭素除去能に優れ
使用可能時間の長いアルミナ担持白金系触媒を安
価に(触媒能を白金のみとした触媒と対比すれば
白金使用量は大巾に減少させることができる。)
提供することであり、更には実質的に再活性化処
理の不要な一酸化炭素除去触媒を提供するにあ
る。よつて本発明の主目的は経時劣化現象を改善
することにあり、そして白金触媒にわずかな第二
の卑金属成分を併用させる事によつて大幅に経時
劣化現象を改善することにある。 一般論としてではあるが白金系触媒にある種の
金属が存在すると触媒能が低下すること、又別の
金属の場合には助触媒的に作用し触媒能が向上す
ることが知られている。本発明者らは消防用防毒
マスクの一酸化炭素除去触媒に要求されている厳
しい条件にかんがみ、白金の一酸化炭素除去活性
の経時劣化度を和らげる金属が何であるかを知る
ため、他の金属成分を白金と共にアルミナに担持
させた場合の常温下での一酸化炭素除去能につい
ての一酸化炭素除去試験を総点検的に行つた。そ
の際、異種金属Ca,V,Cr,Mo,Mn,Fe,
Co,Ni,Cu,Ag,Zn,Cd,Ge,Sn,Pb,Bi,
Se,Zr,La,Ceを添加量1〜10重量%(対触
媒)の割合で白金(6g/触媒)と共に活性ア
ルミナに担持させて、消防法の規則による基準に
従つて常温における一酸化炭素の除去能を測定し
その結果を第1図に黒線で、測定試験済のすなわ
ち再活性化処理を行つた触媒を再試験した結果を
点線で示す。 第1図より、鉄、コバルト、ニツケル、マンガ
ン、銅、クロム、錫、鉛、セリウムは白金の一酸
化炭素除去助長効効果が極めて優れていることが
明らかである。特に鉄は最もその効果が顕著であ
る。さらに、これらの金属のうち、鉄、マンガ
ン、銅、クロム、鉛、セリウムはあらかじめ一酸
化炭素含有ガスで接触処理し一時的に一酸化炭素
の接触を断つことにより触媒能が回復し当初より
も活性が向上している。 即ち本発明は、アルミナを担体とし、これに白
金および鉄、コバルト、ニツケル、マンガン、
銅、クロム、錫、鉛、セリウム、の一種もしくは
二種以上を併用担持させたことを特徴とする一酸
化炭素除去触媒を要旨とし、さらにあらかじめ一
酸化炭素含有ガスで接触処理し一時的に一酸化炭
素の接触を断つことにより触媒能を回復させ当初
よりも活性を向上させた一酸化炭素除去触媒を要
旨とするものである。これにより白金触媒の一酸
化炭素除去活性を高めると共に触媒の使用可能時
間を延長し、さらに一酸化炭素含有ガスにより前
処理することにより当初の一酸化炭素除去触媒よ
りも一酸化炭素除去能を向上させることに成功し
たのである。以下本発明を具体的に説明する。 本発明に使用する担体としては通常γアルミナ
が用いられ、白金の担持量や気体の通気抵抗等を
考慮して粒径1〜8mm好ましくは1.5〜4mm程度
の範囲のものが望ましい。 白金の担体への担持は常法に従い白金の塩溶液
への浸漬によつて行なわれる。白金の担体量は触
媒体積1当り4g以上、好適には4〜6gであ
る。又白金と他の金属の併用の場合は両金属を所
定の割合で含む混合溶液に浸漬して普通行なわれ
るが、別々の溶液に浸漬して行つてもよい。でき
れば前者による浸漬が望ましいが、後者の場合に
は、なるべくは白金の沈着を後で行つた方がよ
い。 さて白金として0.6gを含むジニトロジアミノ
白金の硝酸酸性水溶液100mlに粒状活性アルミナ
担体(ABD 0.47、3mmφ)100mlを2時間浸漬
してから水切りをした。つぎにこれを乾燥(120
℃ 2時間)、村還元(水素中300℃ 1時間)し
て触媒1当たりの白金が6gの触媒を調製し
た。 この触媒10ccを内径22mmのガラス管に充填し、
触媒の両側を通気性の円板で押さえガラス管内の
触媒層の厚さを一定にした。(このガラス管を所
定の温度に設定した浴槽に浸して定温に保つ。)
2500ppmの一酸化炭素を含む空気を(同じ浴槽に
浸して熱交換器を通して、所定の温度にしてか
ら)このガラス管に通す。ガラス管から出たガス
は一酸化炭素分析計(非分散型赤外分析計)に導
いて一酸化炭素濃度を連続的に分析して、経時変
化を測定した。 本試験の反応による発熱量は約25℃であり、触
媒性能は温度により影響され触媒層の温度上昇は
触媒反応にとつては非常に、有利な条件となる。
本試験法では触媒の本質的性能を知るため処理ガ
ス及び触媒層温度を一定にするため処理ガスの熱
交換器及び触媒を固定した反応管は定温水浴槽に
浸して行つた。 実施例 1〜9 上記白金担持触媒を標準とし、白金に対し特定
の割合で各種金属を添加し、全く白金のみの場合
と同条件で一酸化炭素の除去率を測定した。この
結果を第1図に黒線で示した。また点線は再活性
化後の一酸化炭素除去率である。図中の線高は一
酸化炭素除去率が86%に低下するまでの所要時間
を示し、所要時間が2分以上のもののなかの9例
を実施例とし、他を比較例とした。但しこの実施
例中Pbについては最初の一酸化炭素除去試験で
は添加効果は僅かであつたが、一酸化炭素に接触
させた後空気接触を行つたものの成績(図では点
線で示してある。)がよいので実施例とした。又
実施例3のFeの場合は60分後も除去率の低下は
殆ど認められなかつたので、実験は60分で打ち切
つている。 なお、消防予第234号では触媒寿命が3分以上
と規定されている。これに対して、本願発明では
2分以上をもつて実施例としている。ちなみに、
本発明者等は本願発明におけるテストによる所要
時間2分が消防予第234号のテストによる同一SV
でのそれの実質5分に相当することを確認してい
る。これは本願発明におけるテストが除熱しなが
ら行われたものに対して、消防予第234号のテス
トでは除熱しないで反応させるため、発熱による
温度上昇があり、反応速度(触媒活性)が増大す
ることによる結果であると考えられる。 注1 第1図の線上に付した番号は実施例番号で
ある。 2 調整法、A−1、A−2、A−3、B−1B
−2、B−3は夫々下記の通りである。 A−1 所定量の白金と第二成分を含む溶液に粒状活性
アルミナ担体を2時間浸漬してから余分の水を除
去した。次いでこれを120℃で乾燥し、さらに300
℃で1時間水素中で還元した。 A−2 A−1における乾燥を300℃で行う以外はA−
1と同じ方法 A−3 A−1における乾燥を500℃で行う以外はA−
1と同じ方法 B−1 所定量の第二成分のみを含む溶液に粒状活性ア
ルミナを2時間浸漬して余分の水を除去し、次い
で300℃で乾燥した。所定量の白金を含む溶液に
この第二成分を担持したアルミナを2時間浸漬し
余分の水を除去した。これを300℃で乾燥し、さ
らに300℃で1時間水素中で還元した。 B−2 はじめの乾燥を500℃で行い、白金担持後の乾
燥を120℃で行つた以外はB−1と同じ方法。 B−3 はじめの乾燥を500℃で行つた以外はB−1と
同じ方法。 実施例10〜12及び比較例 触媒の調製所定量の白金とさらに1あるいは2
種類の添加元素を含む水溶液に粒状活性アルミナ
を2時間浸漬してから余分の水を除去した。続い
てこれを500℃で焼成しさらに300℃で1時間水素
気流中で還元した。 Ptのみの触媒については浸漬後120℃で乾燥し
てから還元した。 上記の白金に各種金属を併用した触媒を用い、
消防予第234号に基くCO除去試験を行つた。結果
は次の第1表の通りである。
する。トンネル内やガレージ内等で事故があつた
場合には比較的高濃度の一酸化炭素が発生するこ
とがある。この際の救援隊要員などは一酸化炭素
除去能をもつ防毒マスクを携行使用するであろう
が、事故現場であるトンネル内等の空気は強制排
気をしなければならないが、有毒ガスが外部に排
出されるので出来れば一酸化炭素の除去効率が高
く、長期保存にたえしかも比較的低価の一酸化炭
素除去触媒の層を通して排気するのが望ましい。
火災現場や炭鉱火災では大量の一酸化炭素が発生
するので消防士や救難要員は防毒マスクを携行し
必要に応じて使用し、又炭鉱などでは危険個所に
は常時防毒マスクを備えつけておかなければなら
ない。 一酸化炭素除去手段として例えば防毒マスクに
は消防法や鉱山保安法に基く規則により厳しい規
格が要求されている。例えば消防予第235号の
「火災避難用保護具等に関する基準等について」
では、一酸化炭素濃度2500±250ppmの空気を30
/分の通気量で供試マスクに通し3分を経過し
てもなお350ppm以下まで一酸化炭素を除去でき
る性能を要求している。この法的規制は一酸化炭
素の除去率のみではなく、煙濃度の低下度や通気
抵抗値の低下についても同時に規制している。し
かし一酸化炭素の除去はCOをCO2にに酸化させ
ることにより行なわれ、煙粒子や他のガスのよう
に主として吸着あるいは吸収によつて浄化される
ものと区別できるので、防毒マスクの一酸化炭素
の除去率については防毒マスクの一酸化炭素除去
触媒能のみを試験することによつて知ることがで
きる。 アルミナに担持された白金触媒が一酸化炭素含
有空気中の一酸化炭素を常温で除去する能力があ
ることは、例えば特開昭53−149888号公報あるい
は特開昭57−84744号に記載されて公知である。
しかし前者は触媒の再活性化は350〜800℃で行な
わなければならないとしているため白金を担持し
た触媒はそのままでは使用できず耐火性支持体を
骨材とし、この骨材表面を白金を担持したアルミ
ナで被覆して使用している。又後者は白金を担持
したアルミナを防毒マスク用の一酸化炭素触媒に
用いることを開示するに止まり、触媒の再活性化
については言及せず、又白金と他の金属の併用亮
については全く触れていない。 さて、このような白金系触媒はこの触媒上で一
酸化炭素を空気中の酸素と反応させ無毒な炭酸ガ
スに転化しようとするものであり、この反応は一
酸化炭素及び酸素の触媒金属上への化学吸着によ
つて起こるいわゆるLangmuir−Hinshlwood機
構による反応と考えられている。従つて常温で本
反応を行つた場合、一酸化炭素の濃度が濃い場
合、一酸化炭素による触媒表面の被覆によると思
われる被毒現象が見られ、触媒性能が時間と共に
劣化する経時変化が見られる。そしてその程度は
COの分圧によつて左右される。 消防予第234号の条件を満たす触媒とは前記し
たように2500±250ppmのCOを含む空気を30/
分の通気量で3分経過してもなお350ppm以下ま
でCOを除去(CO除去率86%以上)出来る性能を
有していなければならない。すなわちこの場合の
触媒性能とは経時変化の少い寿命の長い触媒を意
味することになる。 使用可能時間を伸ばすには触媒金属の担持量を
増すかあるいは触媒の使用量を増す事によつても
達成する事は出来得るがコスト、使い易さ等の面
で問題がある。即ち上記条件を例えばSV:
18000hr-1(マスク1個に使用する触媒量を100cc
とした場合)で満足させる事の出来る白金触媒は
4〜6g/の高担持白金触媒が必要となるとい
うことである。 本発明はアルミナ担持させる金属として白金の
外にある種の金属を同時に併用させると白金触媒
の一酸化炭素除去活性を高めると共に触媒の使用
可能時間が、併用金属の種類及び使用量によつて
差はあるものの、非常に向上することを知見し、
更に一度使用した触媒はこれを一時的にCOとの
接触を断つことにより触媒能は回復し当初よりも
活性が向上する場合が多いことを知つた。本発明
はこのような知見に基き成立したものである。 従つて本発明の目的は一酸化炭素除去能に優れ
使用可能時間の長いアルミナ担持白金系触媒を安
価に(触媒能を白金のみとした触媒と対比すれば
白金使用量は大巾に減少させることができる。)
提供することであり、更には実質的に再活性化処
理の不要な一酸化炭素除去触媒を提供するにあ
る。よつて本発明の主目的は経時劣化現象を改善
することにあり、そして白金触媒にわずかな第二
の卑金属成分を併用させる事によつて大幅に経時
劣化現象を改善することにある。 一般論としてではあるが白金系触媒にある種の
金属が存在すると触媒能が低下すること、又別の
金属の場合には助触媒的に作用し触媒能が向上す
ることが知られている。本発明者らは消防用防毒
マスクの一酸化炭素除去触媒に要求されている厳
しい条件にかんがみ、白金の一酸化炭素除去活性
の経時劣化度を和らげる金属が何であるかを知る
ため、他の金属成分を白金と共にアルミナに担持
させた場合の常温下での一酸化炭素除去能につい
ての一酸化炭素除去試験を総点検的に行つた。そ
の際、異種金属Ca,V,Cr,Mo,Mn,Fe,
Co,Ni,Cu,Ag,Zn,Cd,Ge,Sn,Pb,Bi,
Se,Zr,La,Ceを添加量1〜10重量%(対触
媒)の割合で白金(6g/触媒)と共に活性ア
ルミナに担持させて、消防法の規則による基準に
従つて常温における一酸化炭素の除去能を測定し
その結果を第1図に黒線で、測定試験済のすなわ
ち再活性化処理を行つた触媒を再試験した結果を
点線で示す。 第1図より、鉄、コバルト、ニツケル、マンガ
ン、銅、クロム、錫、鉛、セリウムは白金の一酸
化炭素除去助長効効果が極めて優れていることが
明らかである。特に鉄は最もその効果が顕著であ
る。さらに、これらの金属のうち、鉄、マンガ
ン、銅、クロム、鉛、セリウムはあらかじめ一酸
化炭素含有ガスで接触処理し一時的に一酸化炭素
の接触を断つことにより触媒能が回復し当初より
も活性が向上している。 即ち本発明は、アルミナを担体とし、これに白
金および鉄、コバルト、ニツケル、マンガン、
銅、クロム、錫、鉛、セリウム、の一種もしくは
二種以上を併用担持させたことを特徴とする一酸
化炭素除去触媒を要旨とし、さらにあらかじめ一
酸化炭素含有ガスで接触処理し一時的に一酸化炭
素の接触を断つことにより触媒能を回復させ当初
よりも活性を向上させた一酸化炭素除去触媒を要
旨とするものである。これにより白金触媒の一酸
化炭素除去活性を高めると共に触媒の使用可能時
間を延長し、さらに一酸化炭素含有ガスにより前
処理することにより当初の一酸化炭素除去触媒よ
りも一酸化炭素除去能を向上させることに成功し
たのである。以下本発明を具体的に説明する。 本発明に使用する担体としては通常γアルミナ
が用いられ、白金の担持量や気体の通気抵抗等を
考慮して粒径1〜8mm好ましくは1.5〜4mm程度
の範囲のものが望ましい。 白金の担体への担持は常法に従い白金の塩溶液
への浸漬によつて行なわれる。白金の担体量は触
媒体積1当り4g以上、好適には4〜6gであ
る。又白金と他の金属の併用の場合は両金属を所
定の割合で含む混合溶液に浸漬して普通行なわれ
るが、別々の溶液に浸漬して行つてもよい。でき
れば前者による浸漬が望ましいが、後者の場合に
は、なるべくは白金の沈着を後で行つた方がよ
い。 さて白金として0.6gを含むジニトロジアミノ
白金の硝酸酸性水溶液100mlに粒状活性アルミナ
担体(ABD 0.47、3mmφ)100mlを2時間浸漬
してから水切りをした。つぎにこれを乾燥(120
℃ 2時間)、村還元(水素中300℃ 1時間)し
て触媒1当たりの白金が6gの触媒を調製し
た。 この触媒10ccを内径22mmのガラス管に充填し、
触媒の両側を通気性の円板で押さえガラス管内の
触媒層の厚さを一定にした。(このガラス管を所
定の温度に設定した浴槽に浸して定温に保つ。)
2500ppmの一酸化炭素を含む空気を(同じ浴槽に
浸して熱交換器を通して、所定の温度にしてか
ら)このガラス管に通す。ガラス管から出たガス
は一酸化炭素分析計(非分散型赤外分析計)に導
いて一酸化炭素濃度を連続的に分析して、経時変
化を測定した。 本試験の反応による発熱量は約25℃であり、触
媒性能は温度により影響され触媒層の温度上昇は
触媒反応にとつては非常に、有利な条件となる。
本試験法では触媒の本質的性能を知るため処理ガ
ス及び触媒層温度を一定にするため処理ガスの熱
交換器及び触媒を固定した反応管は定温水浴槽に
浸して行つた。 実施例 1〜9 上記白金担持触媒を標準とし、白金に対し特定
の割合で各種金属を添加し、全く白金のみの場合
と同条件で一酸化炭素の除去率を測定した。この
結果を第1図に黒線で示した。また点線は再活性
化後の一酸化炭素除去率である。図中の線高は一
酸化炭素除去率が86%に低下するまでの所要時間
を示し、所要時間が2分以上のもののなかの9例
を実施例とし、他を比較例とした。但しこの実施
例中Pbについては最初の一酸化炭素除去試験で
は添加効果は僅かであつたが、一酸化炭素に接触
させた後空気接触を行つたものの成績(図では点
線で示してある。)がよいので実施例とした。又
実施例3のFeの場合は60分後も除去率の低下は
殆ど認められなかつたので、実験は60分で打ち切
つている。 なお、消防予第234号では触媒寿命が3分以上
と規定されている。これに対して、本願発明では
2分以上をもつて実施例としている。ちなみに、
本発明者等は本願発明におけるテストによる所要
時間2分が消防予第234号のテストによる同一SV
でのそれの実質5分に相当することを確認してい
る。これは本願発明におけるテストが除熱しなが
ら行われたものに対して、消防予第234号のテス
トでは除熱しないで反応させるため、発熱による
温度上昇があり、反応速度(触媒活性)が増大す
ることによる結果であると考えられる。 注1 第1図の線上に付した番号は実施例番号で
ある。 2 調整法、A−1、A−2、A−3、B−1B
−2、B−3は夫々下記の通りである。 A−1 所定量の白金と第二成分を含む溶液に粒状活性
アルミナ担体を2時間浸漬してから余分の水を除
去した。次いでこれを120℃で乾燥し、さらに300
℃で1時間水素中で還元した。 A−2 A−1における乾燥を300℃で行う以外はA−
1と同じ方法 A−3 A−1における乾燥を500℃で行う以外はA−
1と同じ方法 B−1 所定量の第二成分のみを含む溶液に粒状活性ア
ルミナを2時間浸漬して余分の水を除去し、次い
で300℃で乾燥した。所定量の白金を含む溶液に
この第二成分を担持したアルミナを2時間浸漬し
余分の水を除去した。これを300℃で乾燥し、さ
らに300℃で1時間水素中で還元した。 B−2 はじめの乾燥を500℃で行い、白金担持後の乾
燥を120℃で行つた以外はB−1と同じ方法。 B−3 はじめの乾燥を500℃で行つた以外はB−1と
同じ方法。 実施例10〜12及び比較例 触媒の調製所定量の白金とさらに1あるいは2
種類の添加元素を含む水溶液に粒状活性アルミナ
を2時間浸漬してから余分の水を除去した。続い
てこれを500℃で焼成しさらに300℃で1時間水素
気流中で還元した。 Ptのみの触媒については浸漬後120℃で乾燥し
てから還元した。 上記の白金に各種金属を併用した触媒を用い、
消防予第234号に基くCO除去試験を行つた。結果
は次の第1表の通りである。
【表】
本発明の実施例に相当するPt−Co,Pt−Feお
よびPt−Ni触媒にさらにセリウムを添加したPt
−Ce−Ni,Pt−Ce−CoおよびPt−Ce−Fe触媒
は第1表より明らかに一酸化炭素除去能が改善さ
れており本発明の実施例に相当する。 実施例 13 白金量4g/とした触媒に、前記調製法A−
1に従い、鉄のモル比を変えた触媒により消防予
第234号に基くCO除去試験を行つた。その15分経
過後の一酸化炭素の除去率(%)を第2図に示し
た。第2図より明らかに分かるようにFe/Ptの
モル比は1〜2の間で最高の値を示し、鉄の添加
量を大量に減らすと助触媒的効果が漸減し触媒能
の向上が余り期待できないが、Fe/Ptのモル比
が0.5〜4の範囲では極めて有効である。 実施例 14 前記の鉄にかえCoを用い白金を3g/とし
て同様の試験を行つた。但し触媒の調製は前記調
製法、A−3及びB−1によつた。結果を第3図
に示した。この場合触媒の調製方法の差による効
果の差は実質上認められなかつた。
よびPt−Ni触媒にさらにセリウムを添加したPt
−Ce−Ni,Pt−Ce−CoおよびPt−Ce−Fe触媒
は第1表より明らかに一酸化炭素除去能が改善さ
れており本発明の実施例に相当する。 実施例 13 白金量4g/とした触媒に、前記調製法A−
1に従い、鉄のモル比を変えた触媒により消防予
第234号に基くCO除去試験を行つた。その15分経
過後の一酸化炭素の除去率(%)を第2図に示し
た。第2図より明らかに分かるようにFe/Ptの
モル比は1〜2の間で最高の値を示し、鉄の添加
量を大量に減らすと助触媒的効果が漸減し触媒能
の向上が余り期待できないが、Fe/Ptのモル比
が0.5〜4の範囲では極めて有効である。 実施例 14 前記の鉄にかえCoを用い白金を3g/とし
て同様の試験を行つた。但し触媒の調製は前記調
製法、A−3及びB−1によつた。結果を第3図
に示した。この場合触媒の調製方法の差による効
果の差は実質上認められなかつた。
第1図は、白金に他の金属を併用した各種触媒
の一酸化炭素除去能を示す比較図で、たて軸は分
を示し、黒線は新触媒の、点線は再活性化後の、
一酸化炭素除去率が86%にまで低下するに要する
時間を示す。第2図は、白金と鉄とのモル比を変
えた場合における一酸化炭素除去率の変化を示す
図である。第3図は白金とコバルトとのモル比を
変えた場合における一酸化炭素除去率の変化を示
す図である。
の一酸化炭素除去能を示す比較図で、たて軸は分
を示し、黒線は新触媒の、点線は再活性化後の、
一酸化炭素除去率が86%にまで低下するに要する
時間を示す。第2図は、白金と鉄とのモル比を変
えた場合における一酸化炭素除去率の変化を示す
図である。第3図は白金とコバルトとのモル比を
変えた場合における一酸化炭素除去率の変化を示
す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アルミナを担体とし、これに白金および鉄、
コバルト、ニツケル、マンガン、銅、クロム、
錫、鉛、セリウム、の一種もしくは二種以上を併
用担持させ、かつ白金を触媒体積1当り4g以
上含有させたことを特徴とする防毒マスク用一酸
化炭素除去触媒。 2 アルミナを担体とし、これに白金および鉄、
マンガン、銅、クロム、鉛、セリウム、の一種も
しくは二種以上を併用担持させたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の防毒マスク用一酸
化炭素除去触媒。 3 アルミナを担体とし、これに白金および鉄を
併用担持させたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の防毒マスク用一酸化炭素除去触媒。 4 Fe/Ptモル比が0.5〜4の範囲であることを
特徴とする特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
に記載の防毒マスク用一酸化炭素除去触媒。 5 あらかじめ一酸化炭素含有ガスで接触処理す
ることを特徴とする特許請求の範囲第2〜4項の
いずれかに記載の防毒マスク用一酸化炭素除去触
媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59156649A JPS6135853A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 防毒マスク用一酸化炭素除去触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59156649A JPS6135853A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 防毒マスク用一酸化炭素除去触媒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6135853A JPS6135853A (ja) | 1986-02-20 |
| JPH0526544B2 true JPH0526544B2 (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=15632271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59156649A Granted JPS6135853A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 防毒マスク用一酸化炭素除去触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6135853A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6200542B1 (en) | 1995-01-20 | 2001-03-13 | Engelhard Corporation | Method and apparatus for treating the atmosphere |
| AU4701196A (en) * | 1995-01-20 | 1996-08-07 | Engelhard Corporation | Pollutant treating device located in vehicle compartment for cleaning ambient air |
| ATE300994T1 (de) * | 1995-09-29 | 2005-08-15 | Engelhard Corp | Umgebungsluftreinigung mittels der bewegung eines fahrzeugs, welches eine oberfläche zur schadstoffbehandlung enthält |
| JP2001180907A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-07-03 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 水素含有ガス中の一酸化炭素低減方法および触媒 |
| JP2001199706A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-24 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 水素含有ガス中の一酸化炭素低減方法および触媒 |
| US7166268B2 (en) * | 2000-11-08 | 2007-01-23 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Catalyst for hydrocarbon reforming and method of reforming hydrocarbon with the same |
| EP3727439A1 (en) | 2017-12-20 | 2020-10-28 | Intervet International B.V. | A vaccine to protect a pig against actinobacillus pleuropneumoniae |
| CN109595825A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-04-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 燃气设备的安全监控方法、装置、系统和燃气设备 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4834792A (ja) * | 1971-09-01 | 1973-05-22 | ||
| JPS4871388A (ja) * | 1971-12-28 | 1973-09-27 | ||
| JPS4934493A (ja) * | 1972-08-03 | 1974-03-29 | ||
| JPS5624571B2 (ja) * | 1973-01-11 | 1981-06-06 | ||
| JPS49134564A (ja) * | 1973-05-01 | 1974-12-25 | ||
| JPS503758A (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-16 | ||
| JPS50137391A (ja) * | 1974-04-19 | 1975-10-31 | ||
| JPS5226390A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-26 | Toyota Motor Corp | Oxidation catalyst used for the purification of exhaust gas |
| DE2602038A1 (de) * | 1976-01-21 | 1977-07-28 | Hoechst Ag | Edelmetallenthaltender wabenkoerperkatalysator |
| JPS5322187A (en) * | 1976-08-12 | 1978-03-01 | Tdk Corp | Exhaust gas treating catalyst for oil burners |
| US4206087A (en) * | 1977-01-06 | 1980-06-03 | Engelhard Minerals & Chemicals Corporation | Catalyst for reducing pollutants in waste gas streams and process for preparing the catalyst |
| JPS5930460B2 (ja) * | 1977-02-14 | 1984-07-27 | 三井金属鉱業株式会社 | 触媒製造法における改良 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP59156649A patent/JPS6135853A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6135853A (ja) | 1986-02-20 |
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