JPH0526682A - 空間フイルタによる速度距離測定装置 - Google Patents
空間フイルタによる速度距離測定装置Info
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- JPH0526682A JPH0526682A JP17811991A JP17811991A JPH0526682A JP H0526682 A JPH0526682 A JP H0526682A JP 17811991 A JP17811991 A JP 17811991A JP 17811991 A JP17811991 A JP 17811991A JP H0526682 A JPH0526682 A JP H0526682A
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 22
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 5
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 12
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 4
- 230000005428 wave function Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空間フィルタによる速度、距離の測定におい
て、空間周波数の分布の変化に基づく誤差の減少。 【構成】 二つの空間フィルタ演算部5a,5bと2つ
の位相回転演算部7a,7bとにより各々位相差Δφ1n
とΔφ2nを求め、位相差演算部12により二つの空間フ
ィルタ間の位相差の前回値Δθn-1 と今回値Δθn を求
め、二つの空間フィルタ間の予め設定した相対位相差ψ
を用いて、補正演算部13によりΔφn =(Δφ1n+Δ
φ2n)ψ/(Δθn-1 +Δθn )を演算してこの位相差
Δφn から速度、距離を算出する。
て、空間周波数の分布の変化に基づく誤差の減少。 【構成】 二つの空間フィルタ演算部5a,5bと2つ
の位相回転演算部7a,7bとにより各々位相差Δφ1n
とΔφ2nを求め、位相差演算部12により二つの空間フ
ィルタ間の位相差の前回値Δθn-1 と今回値Δθn を求
め、二つの空間フィルタ間の予め設定した相対位相差ψ
を用いて、補正演算部13によりΔφn =(Δφ1n+Δ
φ2n)ψ/(Δθn-1 +Δθn )を演算してこの位相差
Δφn から速度、距離を算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空間フィルタを用いて速
度または距離またはこれらの双方を測定する装置に関
し、測定精度を向上させるために改良したものである。
度または距離またはこれらの双方を測定する装置に関
し、測定精度を向上させるために改良したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無人搬送車等の自動走行に当たっ
て走行路上に電磁誘導線や光学式反射テープを敷設して
走行ガイドを形成する方式や、車軸,計測輪にエンコー
ダやタコジェネレータを取り付けて、車輪の回転に応じ
たパルス又はアナログ電圧から無人車の速度,移動距離
を計測する方式がある。
て走行路上に電磁誘導線や光学式反射テープを敷設して
走行ガイドを形成する方式や、車軸,計測輪にエンコー
ダやタコジェネレータを取り付けて、車輪の回転に応じ
たパルス又はアナログ電圧から無人車の速度,移動距離
を計測する方式がある。
【0003】しかしながら、これらの方式は路面に反射
テープ等を敷設する工事を必要なため走行路を変更する
毎にその工事を行わなければならず煩雑であり、また路
面の凹凸,外力によるスリップや車輪の摩耗により精度
良い計測が出来なかった。
テープ等を敷設する工事を必要なため走行路を変更する
毎にその工事を行わなければならず煩雑であり、また路
面の凹凸,外力によるスリップや車輪の摩耗により精度
良い計測が出来なかった。
【0004】このため、外部からの誘導が不要で、かつ
非接触で移動距離を計測する方法として、空間フィルタ
を利用した速度距離測定方法が開発されている。
非接触で移動距離を計測する方法として、空間フィルタ
を利用した速度距離測定方法が開発されている。
【0005】この空間フィルタによる距離測定方法は図
3に示す装置構成により行われている。即ち、同図に示
すように、路面1からの反射光は光学系2を介して一次
元のラインセンサ(CCD)3により検出され、所定の
周期でサンプリングされて電気信号に変換される。光学
系2,ラインセンサ3は図示しない車体の底面に取り付
けられている。ラインセンサ3は光学変換素子を進行方
向に沿って一次元的に配列したものであり、明暗に応じ
た信号が順次出力される。
3に示す装置構成により行われている。即ち、同図に示
すように、路面1からの反射光は光学系2を介して一次
元のラインセンサ(CCD)3により検出され、所定の
周期でサンプリングされて電気信号に変換される。光学
系2,ラインセンサ3は図示しない車体の底面に取り付
けられている。ラインセンサ3は光学変換素子を進行方
向に沿って一次元的に配列したものであり、明暗に応じ
た信号が順次出力される。
【0006】ラインセンサ3からの出力信号Pは読出回
路4を通過し、A/D変換器6でデジタル信号のCCD
データに変換された後、空間フィルタ演算部5に入力さ
れる。空間フィルタ演算部5はこの出力信号を所定範囲
内で積分することにより、光学的にランダムな周波数か
ら構成される反射光から任意の所定の周波数成分を抽出
し、その時空列的な変化から、図4に示す位相空間にお
いて移動距離に対応するベクトルを求めるものである。
即ち、N画素からなるラインセンサ3からのCCDデー
タDi (i=1,2,…N)は荷重関数Si(i=1,
2,…N)と共に読み込まれて、添字の等しいものの積
が順次N回加えられることにより積和演算が行われ、積
和値bn が求められる。ここで、荷重関数Si とは図5
に示すように、正弦波関数とハニング関数との積として
ある。この正弦波関数はラインセンサの長さLの中にn
個の波数を有するもので、以下その波長p(=L/n)
をフィルタピッチとよぶ。
路4を通過し、A/D変換器6でデジタル信号のCCD
データに変換された後、空間フィルタ演算部5に入力さ
れる。空間フィルタ演算部5はこの出力信号を所定範囲
内で積分することにより、光学的にランダムな周波数か
ら構成される反射光から任意の所定の周波数成分を抽出
し、その時空列的な変化から、図4に示す位相空間にお
いて移動距離に対応するベクトルを求めるものである。
即ち、N画素からなるラインセンサ3からのCCDデー
タDi (i=1,2,…N)は荷重関数Si(i=1,
2,…N)と共に読み込まれて、添字の等しいものの積
が順次N回加えられることにより積和演算が行われ、積
和値bn が求められる。ここで、荷重関数Si とは図5
に示すように、正弦波関数とハニング関数との積として
ある。この正弦波関数はラインセンサの長さLの中にn
個の波数を有するもので、以下その波長p(=L/n)
をフィルタピッチとよぶ。
【0007】次に、荷重関数Ci (i=1,2,…N)が
読み込まれると、CCDデータDi (i=1,2,…
N)との間で、添字の等しいものの積が順次N回加えら
れることにより積和演算が行われ、積和値anが求めら
れる。ここで、荷重関数Ci とは図5に示すように、余
弦波関数とハニング関数との積としてある。
読み込まれると、CCDデータDi (i=1,2,…
N)との間で、添字の等しいものの積が順次N回加えら
れることにより積和演算が行われ、積和値anが求めら
れる。ここで、荷重関数Ci とは図5に示すように、余
弦波関数とハニング関数との積としてある。
【0008】更に、積和値an ,bn はサンプリング毎
に求められるので、前回のサンプリングの積和値をa
n-1 ,bn-1 とし、今回のサンプリングの積和値を
an ,bn とすることにする。このようにすると、積和
値an-1 ,bn-1 、an ,bn を二次元の座標とする位
相空間内における各サンプリング時でのベクトルA1 ,
A2 は図4のように示される。従って、前回と今回のサ
ンプリング間における位相差Δφn は位相回転演算部7
で次式(1)のように求められる。
に求められるので、前回のサンプリングの積和値をa
n-1 ,bn-1 とし、今回のサンプリングの積和値を
an ,bn とすることにする。このようにすると、積和
値an-1 ,bn-1 、an ,bn を二次元の座標とする位
相空間内における各サンプリング時でのベクトルA1 ,
A2 は図4のように示される。従って、前回と今回のサ
ンプリング間における位相差Δφn は位相回転演算部7
で次式(1)のように求められる。
【0009】
【数1】 Δφn =arctan{(bn-1 ・an −an-1 ・bn )/(an-1 ・an −bn-1 ・bn )} …式(1)
【0010】ここで、移動距離x0 と上記位相差Δφn
とは比例関係にあり、その比例定数はフィルタピッチp
(=L/n)と2πとの比となるので、移動距離x0 と
速度Vとは次式(2),(3)のように求められる。但
し、1サンプリング間における位相差は1回転以内とす
る。
とは比例関係にあり、その比例定数はフィルタピッチp
(=L/n)と2πとの比となるので、移動距離x0 と
速度Vとは次式(2),(3)のように求められる。但
し、1サンプリング間における位相差は1回転以内とす
る。
【0011】
【数2】 x0 =(p/2π)・ΣΔφn …式(2)
【0012】
【数3】 V=(p/2π)・Δφn …式(3)
【0013】従って、その後、速度距離演算部11にお
いて、累算器8により位相差Δφn が総和され、乗算器
9,10により(p/2π)が積算されて、それぞれ移
動距離x0 、速度Vが求められる。
いて、累算器8により位相差Δφn が総和され、乗算器
9,10により(p/2π)が積算されて、それぞれ移
動距離x0 、速度Vが求められる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように空間フ
ィルタを使用した速度距離測定装置は、非接触、且つ高
精度な測定が可能であるといった特長を有する。
ィルタを使用した速度距離測定装置は、非接触、且つ高
精度な測定が可能であるといった特長を有する。
【0015】しかし、実際には路面からの反射光が急変
する所や不規則となる所では、移動距離や速度の検出精
度が低下する問題があった。
する所や不規則となる所では、移動距離や速度の検出精
度が低下する問題があった。
【0016】即ち、空間フィルタを使用した測定装置で
は、無人搬送車が移動することにより、ラインセンサ3
の測定範囲から外れる領域と、新たにその測定範囲とな
る領域とがあり、それらの領域に含まれる空間周波数成
分の分布が等しいことを前提として速度や移動距離を検
出しているが、実際にはその分布が異なるのである。こ
の為、この分布の差が位相差Δφn の演算の誤差となっ
て現れ、測定精度の低下に結びついていたのである。
は、無人搬送車が移動することにより、ラインセンサ3
の測定範囲から外れる領域と、新たにその測定範囲とな
る領域とがあり、それらの領域に含まれる空間周波数成
分の分布が等しいことを前提として速度や移動距離を検
出しているが、実際にはその分布が異なるのである。こ
の為、この分布の差が位相差Δφn の演算の誤差となっ
て現れ、測定精度の低下に結びついていたのである。
【0017】そこで、本発明者等は、路面からの反射光
が一定でない場合であっても、比較的検出精度の良い移
動距離測定装置を既に考案し、出願しているが(実願昭
63−145969号,特願平1−289980号)、
それでも精度向上に限界があった。
が一定でない場合であっても、比較的検出精度の良い移
動距離測定装置を既に考案し、出願しているが(実願昭
63−145969号,特願平1−289980号)、
それでも精度向上に限界があった。
【0018】本発明は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、路面からの反射光が急変する所でも不規則
な所でも精度の良い速度や移動距離の検出ができる測定
装置を提供することを目的とするものである。
ものであり、路面からの反射光が急変する所でも不規則
な所でも精度の良い速度や移動距離の検出ができる測定
装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の空間フィルタに
よる速度距離測定装置の構成は、入射した光を電気信号
に変換する光電変換素子と、該光電変換素子から所定周
期でサンプリングして順に出力する読出回路と、該読出
回路からサンプリング毎に順に出力される電気信号に正
弦波、余弦波を荷重関数として別々に掛け合わせて所定
範囲内で積分することにより、任意の周波数成分を抽出
する空間フィルタ演算部と、該空間フィルタ演算部によ
り抽出された二つの信号を二次元の座標とするベクトル
の位相平面上での原点を中心とする前回と今回のサンプ
リング時との間の位相差Δφn を演算する位相回転演算
部と、前記位相回転演算部により求められた位相差Δφ
n に比例する速度と移動距離の少なくとも一方を演算す
る速度距離演算部とを有する空間フィルタによる速度距
離測定装置において、
よる速度距離測定装置の構成は、入射した光を電気信号
に変換する光電変換素子と、該光電変換素子から所定周
期でサンプリングして順に出力する読出回路と、該読出
回路からサンプリング毎に順に出力される電気信号に正
弦波、余弦波を荷重関数として別々に掛け合わせて所定
範囲内で積分することにより、任意の周波数成分を抽出
する空間フィルタ演算部と、該空間フィルタ演算部によ
り抽出された二つの信号を二次元の座標とするベクトル
の位相平面上での原点を中心とする前回と今回のサンプ
リング時との間の位相差Δφn を演算する位相回転演算
部と、前記位相回転演算部により求められた位相差Δφ
n に比例する速度と移動距離の少なくとも一方を演算す
る速度距離演算部とを有する空間フィルタによる速度距
離測定装置において、
【0020】前記空間フィルタ演算部として一定の相対
位相差ψだけ周期のずれた荷重関数を使用する二つの空
間フィルタ演算部を設けると共に前記位相回転演算部と
して二つの空間フィルタ演算部により抽出された周波数
の信号に基づいてそれぞれ位相空間内の位相差Δφ1n,
Δφ2nを演算する二つの位相回転演算部とを設け、前記
二つの空間フィルタ演算部により同一サンプリング時に
おいて抽出された二つの信号を二次元の座標とする位相
空間でのベクトルの位相差Δθを演算する位相差演算部
を設け、更に該位相差演算部により求められた位相差の
前回値Δθn-1 と今回値Δθn 、前記相対位相差ψ、並
びに前記二つの位相回転演算部により求められた位相差
Δφ1nとΔφ2nを用いて、Δφn =(Δφ1n+Δφ2n)
・ψ/(Δθn-1 +Δθn )なる補正演算により位相差
Δφn を求める補正演算部を設け、この補正演算部によ
り求められた位相差Δφn から速度と移動距離の少くと
も一方を前記速度距離演算部が演算することを特徴とす
るものである。
位相差ψだけ周期のずれた荷重関数を使用する二つの空
間フィルタ演算部を設けると共に前記位相回転演算部と
して二つの空間フィルタ演算部により抽出された周波数
の信号に基づいてそれぞれ位相空間内の位相差Δφ1n,
Δφ2nを演算する二つの位相回転演算部とを設け、前記
二つの空間フィルタ演算部により同一サンプリング時に
おいて抽出された二つの信号を二次元の座標とする位相
空間でのベクトルの位相差Δθを演算する位相差演算部
を設け、更に該位相差演算部により求められた位相差の
前回値Δθn-1 と今回値Δθn 、前記相対位相差ψ、並
びに前記二つの位相回転演算部により求められた位相差
Δφ1nとΔφ2nを用いて、Δφn =(Δφ1n+Δφ2n)
・ψ/(Δθn-1 +Δθn )なる補正演算により位相差
Δφn を求める補正演算部を設け、この補正演算部によ
り求められた位相差Δφn から速度と移動距離の少くと
も一方を前記速度距離演算部が演算することを特徴とす
るものである。
【0021】
【作用】二つの空間フィルタ演算部が使用する荷重関数
の間に相対位相差ψがあることから、本発明装置では、
二つの空間フィルタがψに相当する距離Dだけ離れて幾
何学的に直列に配置されたことと等価である。従い、測
定対象からの反射光が急変せず、また不規則でなく空間
周波数成分の分布に変化がない場合は、二つの位相回転
演算部で得た位相差Δφ1nとΔφ2nとは一致する。ま
た、位相差演算部で得た位相差の前回値Δθn-1 も今回
値Δθn も、相対位相差ψに一致する。
の間に相対位相差ψがあることから、本発明装置では、
二つの空間フィルタがψに相当する距離Dだけ離れて幾
何学的に直列に配置されたことと等価である。従い、測
定対象からの反射光が急変せず、また不規則でなく空間
周波数成分の分布に変化がない場合は、二つの位相回転
演算部で得た位相差Δφ1nとΔφ2nとは一致する。ま
た、位相差演算部で得た位相差の前回値Δθn-1 も今回
値Δθn も、相対位相差ψに一致する。
【0022】逆に、空間周波数成分の分布に変化がある
場合は、一般に、Δφ1n≠Δφ2n、Δθn-1 ≠Δθn ≠
ψである。しかし、平均値で考えると、(Δθn-1 +Δ
θn )/2とψとの比K=2ψ/(Δθn-1 +Δθn )
に応じて、(Δφ1n+Δφ2n)/2が変化するはずであ
る。
場合は、一般に、Δφ1n≠Δφ2n、Δθn-1 ≠Δθn ≠
ψである。しかし、平均値で考えると、(Δθn-1 +Δ
θn )/2とψとの比K=2ψ/(Δθn-1 +Δθn )
に応じて、(Δφ1n+Δφ2n)/2が変化するはずであ
る。
【0023】そこで、Δφn =(Δφ1n+Δφ2n)・ψ
/(Δθn-1 +Δθn )と補正演算を行う。これによ
り、空間周波数成分の分布に変化があっても精度の良い
移動距離、速度の演算が可能となる。
/(Δθn-1 +Δθn )と補正演算を行う。これによ
り、空間周波数成分の分布に変化があっても精度の良い
移動距離、速度の演算が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。尚、前述した実施例と同一部
分には同一符号、添字を付して説明を省略する。
参照して詳細に説明する。尚、前述した実施例と同一部
分には同一符号、添字を付して説明を省略する。
【0025】図1に本発明の一実施例を示す。同図に示
すように本実施例は二種類の空間フィルタ演算部5a,
5b、位相回転演算部7a,7bを設けると共に位相差
演算部12,補正演算部13等を設けたものである。
すように本実施例は二種類の空間フィルタ演算部5a,
5b、位相回転演算部7a,7bを設けると共に位相差
演算部12,補正演算部13等を設けたものである。
【0026】空間フィルタ演算部5a,5bは、基本構
成は図3の空間フィルタ演算部5と同じであるが同一周
期で位相が相対的に位相差ψだけ異なる荷重関数を使用
するものであり、ここでは相対位相差ψとしてπ/4と
した。即ち、図6(a)に示される空間フィルタ演算部
5aの荷重関数に比較して、図6(b)に示す空間フィ
ルタ演算部5bの荷重関数は位相がπ/4だけずれてい
る。そして、空間フィルタ演算部5aにより演算された
積和値をそれぞれan ,bn とし、空間フィルタ演算部
5bにより演算された積和値をcn ,dn とした。積和
値an ,bn は前回値an-1 ,bn-1 と共に位相回転演
算部7aに、積和値cn ,dn は前回値cn-1 ,dn-1
と共に位相回転演算部7bに入力され、それぞれ下式
(4),(5)に従い、それぞれ図2に示す位相差Δφ
1n,Δφ2nを演算する。
成は図3の空間フィルタ演算部5と同じであるが同一周
期で位相が相対的に位相差ψだけ異なる荷重関数を使用
するものであり、ここでは相対位相差ψとしてπ/4と
した。即ち、図6(a)に示される空間フィルタ演算部
5aの荷重関数に比較して、図6(b)に示す空間フィ
ルタ演算部5bの荷重関数は位相がπ/4だけずれてい
る。そして、空間フィルタ演算部5aにより演算された
積和値をそれぞれan ,bn とし、空間フィルタ演算部
5bにより演算された積和値をcn ,dn とした。積和
値an ,bn は前回値an-1 ,bn-1 と共に位相回転演
算部7aに、積和値cn ,dn は前回値cn-1 ,dn-1
と共に位相回転演算部7bに入力され、それぞれ下式
(4),(5)に従い、それぞれ図2に示す位相差Δφ
1n,Δφ2nを演算する。
【0027】
【数4】
【0028】
【数5】
【0029】このように演算された位相差Δφ1nとΔφ
2nは、空間周波数の分布の変化がなければ、一致するは
ずであるが、一般に、空間周波数の分布に変化が有るの
で一致しないことが多い。
2nは、空間周波数の分布の変化がなければ、一致するは
ずであるが、一般に、空間周波数の分布に変化が有るの
で一致しないことが多い。
【0030】一方、同一サンプリングでの積和値an ,
bn ,cn ,dn が位相差演算部12に入力され、下式
(6)のように位相差Δθn が演算される。
bn ,cn ,dn が位相差演算部12に入力され、下式
(6)のように位相差Δθn が演算される。
【0031】
【数6】
【0032】このようにして演算された今回の位相差Δ
θn と前回の位相差Δθn-1 は、空間周波数の分布に変
化がなければ、互いに一致し、また図2に示す上記相対
位相差ψ例えばπ/4に一致するはずであるが、実際に
は空間周波数の分布に変化があるので、上記相対位相差
ψに一致しないことが多い。
θn と前回の位相差Δθn-1 は、空間周波数の分布に変
化がなければ、互いに一致し、また図2に示す上記相対
位相差ψ例えばπ/4に一致するはずであるが、実際に
は空間周波数の分布に変化があるので、上記相対位相差
ψに一致しないことが多い。
【0033】そこで、この位相差Δφn-1 とΔθn の平
均値の相対位相差ψに対する比で、上記位相差Δφ1n,
Δφ2nを修正する為、この位相差の前回値Δθn-1 と今
回値Δθn 及び上記位相差Δφ1n,Δφ2nが補正演算部
13に入力される。この補正演算部13では、下式
(7)に従い位相差Δφn を修正して得る。
均値の相対位相差ψに対する比で、上記位相差Δφ1n,
Δφ2nを修正する為、この位相差の前回値Δθn-1 と今
回値Δθn 及び上記位相差Δφ1n,Δφ2nが補正演算部
13に入力される。この補正演算部13では、下式
(7)に従い位相差Δφn を修正して得る。
【0034】
【数7】 Δφn =(Δφ1n+Δφ2n)・ψ/(Δθn-1 +Δθn ) …式(7)
【0035】このように補正演算部13で修正された位
相差Δφn は、その後、速度距離演算部11に入力さ
れ、図3に示した累算器8、乗算器9,10を経て、移
動距離x0 、速度Vが演算される。
相差Δφn は、その後、速度距離演算部11に入力さ
れ、図3に示した累算器8、乗算器9,10を経て、移
動距離x0 、速度Vが演算される。
【0036】次に、上述した誤差補正の妥当性について
説明する。今、無人車走行線上の位置xにおける位相を
ψ(x)とし、測定対象1のパターンによる位相変化f
(x)が、次式(8)であるとする。
説明する。今、無人車走行線上の位置xにおける位相を
ψ(x)とし、測定対象1のパターンによる位相変化f
(x)が、次式(8)であるとする。
【0037】
【数8】
【0038】ここで、xn をサンプリングタイミングn
での空間フィルタ対の位置、Dを空間フィルタ間の距
離、dを移動距離とすると、サンプリングタイミングn
での空間フィルタ間の位相差Δθn は次式(9)とな
り、各空間フィルタの1サンプリング即ちn−1とn間
における位相差Δφ1nとΔφ2nは次式(10)となる。
での空間フィルタ対の位置、Dを空間フィルタ間の距
離、dを移動距離とすると、サンプリングタイミングn
での空間フィルタ間の位相差Δθn は次式(9)とな
り、各空間フィルタの1サンプリング即ちn−1とn間
における位相差Δφ1nとΔφ2nは次式(10)となる。
【0039】
【数9】
【0040】
【数10】
【0041】そして、前式(9),(10)におけるf
(x)の積分に関する項を台形で近似すると、次式(1
1),(12)を得る。
(x)の積分に関する項を台形で近似すると、次式(1
1),(12)を得る。
【0042】
【数11】
【0043】
【数12】
【0044】前式(11),(12)より、Dは空間フ
ィルタ間の距離であるから同空間フィルタ間の幾何学的
相対位相差ψに相当し、dは移動距離であるからΔφn
に相当することを考慮すると、次式(13)が成立す
る。従って、前述した誤差補正式(7)が成立する。
ィルタ間の距離であるから同空間フィルタ間の幾何学的
相対位相差ψに相当し、dは移動距離であるからΔφn
に相当することを考慮すると、次式(13)が成立す
る。従って、前述した誤差補正式(7)が成立する。
【0045】
【数13】 Δφ1n+Δφ2n=(Δθn-1 +Δθn )d/D =(Δθn-1 +Δθn )Δφn /ψ …式(13)
【0046】図1に示した構成を有する本実施例の速度
距離測定装置は図7のフローチャートに従って実施され
る。即ち、空間フィルタ演算部5a,5bにより積和値
an ,bn 、cn ,dn が演算され、その後上述した式
に基づいて位相回転演算部7a,7b、位相差演算部1
2によりΔφ1n,Δφ2n,Δθn-1 ,Δθn が演算され
る。次いで、補正演算部13により式(7)が演算され
て、補正した位相差Δφn が求められる。そして、この
位相差Δφn から、速度距離演算部11により、位相差
Δφn の累算により移動距離x0 が、また、累算せずに
速度Vが演算される。
距離測定装置は図7のフローチャートに従って実施され
る。即ち、空間フィルタ演算部5a,5bにより積和値
an ,bn 、cn ,dn が演算され、その後上述した式
に基づいて位相回転演算部7a,7b、位相差演算部1
2によりΔφ1n,Δφ2n,Δθn-1 ,Δθn が演算され
る。次いで、補正演算部13により式(7)が演算され
て、補正した位相差Δφn が求められる。そして、この
位相差Δφn から、速度距離演算部11により、位相差
Δφn の累算により移動距離x0 が、また、累算せずに
速度Vが演算される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では2つの
空間フィルタを用いて速度や距離を測定する。この場
合、相対位相差ψだけ周期のずれた荷重関数を使用する
二つの空間フィルタ演算部を設けて、同一サンプリング
時における位相空間内での位相差Δθn-1 とΔθn を求
めると、これは、誤差がないと仮定した場合には、相対
位相差ψとなるはずである。しかし、反射光が急変する
所や不規則な所では、測定精度に誤差が生じ易く、実際
には位相差Δθn-1 とΔθn は相対位相差ψと一致しな
いので、その不一致の程度により、誤差を補正して前回
と今回のサンプリング時における位相空間内の位相差Δ
θ1nとΔφ2nとの和から位相差Δφn を求める。これに
より、反射光が一定でない所等、空間周波数の分布に変
化があっても、測定誤差を減少させることができる。
空間フィルタを用いて速度や距離を測定する。この場
合、相対位相差ψだけ周期のずれた荷重関数を使用する
二つの空間フィルタ演算部を設けて、同一サンプリング
時における位相空間内での位相差Δθn-1 とΔθn を求
めると、これは、誤差がないと仮定した場合には、相対
位相差ψとなるはずである。しかし、反射光が急変する
所や不規則な所では、測定精度に誤差が生じ易く、実際
には位相差Δθn-1 とΔθn は相対位相差ψと一致しな
いので、その不一致の程度により、誤差を補正して前回
と今回のサンプリング時における位相空間内の位相差Δ
θ1nとΔφ2nとの和から位相差Δφn を求める。これに
より、反射光が一定でない所等、空間周波数の分布に変
化があっても、測定誤差を減少させることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る空間フィルタによる速
度距離測定装置の構成を示す図。
度距離測定装置の構成を示す図。
【図2】位相空間内でのベクトルの回転を示す図。
【図3】従来の装置例を示す図。
【図4】位相空間内でのベクトルの回転を示す図。
【図5】荷重関数の例を示す図。
【図6】本発明の一実施例で用いた荷重関数の例を示す
図。
図。
【図7】本発明の一実施例に係るフローチャート。
1 測定対象(路面) 2 光学系 3 ラインセンサ 4 読出回路 5a,5b 空間フィルタ演算部 6 A/D変換器 7a,7b 位相回転演算部 11 速度距離演算部 12 位相差演算部 13 補正演算部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入射した光を電気信号に変換する光電変
換素子と、該光電変換素子から所定周期でサンプリング
して順に出力する読出回路と、該読出回路からサンプリ
ング毎に順に出力される電気信号に正弦波、余弦波を荷
重関数として別々に掛け合わせて所定範囲内で積分する
ことにより、任意の周波数成分を抽出する空間フィルタ
演算部と、該空間フィルタ演算部により抽出された二つ
の信号を二次元の座標とするベクトルの位相平面上での
原点を中心とする前回と今回のサンプリング時との間の
位相差Δφn を演算する位相回転演算部と、前記位相回
転演算部により求められた位相差Δφn に比例する速度
と移動距離の少なくとも一方を演算する速度距離演算部
とを有する空間フィルタによる速度距離測定装置におい
て、前記空間フィルタ演算部として一定の相対位相差ψ
だけ周期のずれた荷重関数を使用する二つの空間フィル
タ演算部を設けると共に前記位相回転演算部として二つ
の空間フィルタ演算部により抽出された周波数の信号に
基づいてそれぞれ位相空間内の位相差Δφ1n,Δφ2nを
演算する二つの位相回転演算部とを設け、前記二つの空
間フィルタ演算部により同一サンプリング時において抽
出された二つの信号を二次元の座標とする位相空間での
ベクトルの位相差Δθを演算する位相差演算部を設け、
更に該位相差演算部により求められた位相差の前回値Δ
θn-1 と今回値Δθn 、前記相対位相差ψ、並びに前記
二つの位相回転演算部により求められた位相差Δφ1nと
Δφ2nを用いて、Δφn =(Δφ1n+Δφ2n)・ψ/
(Δθn-1 +Δθn )なる補正演算により位相差Δφn
を求める補正演算部を設け、この補正演算部により求め
られた位相差Δφn から速度と移動距離の少くとも一方
を前記速度距離演算部が演算することを特徴とする空間
フィルタによる速度距離測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17811991A JP2940234B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 空間フィルタによる速度距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17811991A JP2940234B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 空間フィルタによる速度距離測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526682A true JPH0526682A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2940234B2 JP2940234B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16042992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17811991A Expired - Lifetime JP2940234B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 空間フィルタによる速度距離測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2940234B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP17811991A patent/JP2940234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2940234B2 (ja) | 1999-08-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990518 |