JPH05272111A - コンクリート廃材の破砕方法 - Google Patents

コンクリート廃材の破砕方法

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JPH05272111A
JPH05272111A JP6610392A JP6610392A JPH05272111A JP H05272111 A JPH05272111 A JP H05272111A JP 6610392 A JP6610392 A JP 6610392A JP 6610392 A JP6610392 A JP 6610392A JP H05272111 A JPH05272111 A JP H05272111A
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JP
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concrete
crushing
coarse aggregate
mortar
heating
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JP6610392A
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Shigeru Komatsu
茂 小松
Hisanori Hirata
久則 平田
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート廃材を破砕して再生粗骨材を得
る。 【構成】 コンクリート廃材を100℃以上に加熱した
後破砕する。 【効果】 加熱によりコンクリート廃材内部に歪をきた
し、騒音を抑えて、短時間で容易に破砕可能となる。こ
の歪は、粗骨材とモルタル部分との境界部分で多く発生
するため、破砕により付着モルタル量の著しく少ない、
粗骨材本来の良好な形状を有する再生粗骨材を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート廃材の破砕
方法に係り、特に、ビルの解体及びコンクリート二次製
品の撤去等で発生したコンクリート廃材を破砕して有効
に再利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートの耐久年数は30
〜40年とされている。従って、第二次世界大戦後急増
したコンクリート建造物については、1990年代以
降、大量の回収作業が予想されている。一方、環境問題
は今後増々重要視されつつあり、コンクリートに使用さ
れる骨材源として山砂及び川砂に依存することは困難に
なってきている。
【0003】このようなことから、コンクリート廃材を
コンクリート用骨材として再利用することは、資源の有
効利用及び環境保全上極めて重要なこととされている。
従来、コンクリート廃材ないし硬化コンクリートを再生
骨材として利用する方法は、破砕したコンクリートを骨
材として使用する方法である。
【0004】ところで、このような再生骨材に要求され
る品質として、形状が丸く、付着モルタル量が少ないこ
とが挙げられる。また、再生骨材の製造時には、破砕に
よる騒音が少ないことが、環境面から必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような再
生骨材を使用すると、骨材の形状が扁平になるという欠
点がある。また、付着モルタル量が多いため、再生骨材
の給水率が大きくなり、コンクリートの単位水量が増す
などの問題もある。また、破砕する際に起こる騒音が新
たな環境問題を引き起こす危険性もある。
【0006】即ち、単にコンクリート廃材を破砕した場
合、被破砕物の形状は扁平になり易い。これは、コンク
リート中の骨材とモルタル部分との分離が困難なためで
あり、このため、モルタルは骨材に付着したままとな
り、破砕時の騒音も激しく、破砕に要する時間も長い。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、コン
クリート廃材の再利用のためにコンクリート廃材を破砕
するにあたり、破砕時の騒音及び破砕に要する時間を低
減し、付着モルタル量の少ない、しかも扁平形状ではな
く、塊状の破砕物とすることができるコンクリート廃材
の破砕方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のコンクリート
廃材の破砕方法は、コンクリート廃材を破砕して粗骨材
を分離する方法において、コンクリート廃材を100℃
以上に加熱した後破砕することを特徴とする。
【0009】請求項2のコンクリート廃材の破砕方法
は、請求項1の方法において、コンクリート廃材を加熱
した後、急冷し、その後破砕することを特徴とする。
【0010】請求項3のコンクリート廃材の破砕方法
は、請求項2の方法において、加熱及び急冷を複数回繰
り返して行なった後、破砕することを特徴とする。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の方法において、コンクリート廃材
の加熱のための熱源としては、各種工場から発生する低
温廃熱を利用するのが有利である。この低温廃熱は、総
発生量は多いものの、従来その利用方法として湿潤物の
乾燥等が主なものとされ、有効利用が困難な熱源とされ
ていた。本発明では、従来、有効利用が困難とされてい
た、このような低温廃熱を利用してコンクリート廃材を
効率的に加熱することが可能である。
【0013】このコンクリート廃材の加熱にあたり、加
熱温度が、100℃未満であると、本発明による十分な
改善効果が得られない。加熱温度は過度に高過ぎても作
業性を損ない、処理コストの高騰をひき起こす。このた
め、加熱温度は100℃以上、好ましくは150〜50
0℃とする。また、加熱時間は所定温度に達してから3
0分以上が適当である。
【0014】コンクリート廃材の加熱後、急冷を行なう
場合には、水等を用いて冷却を行なえば良い。この場
合、急冷時の冷却速度は5℃/分以上とするのが好まし
い。
【0015】本発明においては、加熱及び急冷を2回以
上、好ましくは5〜10回繰り返して行なうことによ
り、より一層優れた効果を得ることができる。
【0016】なお、加熱後又は加熱、急冷後の破砕は、
クラッシャー等を用いて常法に従って行なうことができ
る。しかして、破砕後は、師分けすることにより、容易
に粗骨材及び表面に少量のモルタルが付着している粗骨
材を、モルタル部分及び鉄筋類から分離して取り出すこ
とができる。
【0017】得られた粗骨材は、コンクリート廃材の原
料粗骨材が破砕されずに回収されたものであるので、そ
の形状も割裂されて扁平形状となることはなく、塊状の
良好な形状であり、しかも、付着モルタル量が著しく少
ないため、有効に再利用することができる。
【0018】なお、本発明においてコンクリート廃材と
は、必ずしも鉄筋類を含有するものではなく、本発明
は、鉄筋類が配設されていない硬化コンクリートの廃材
にも有効に適用することができ、付着モルタル量の著し
く少ない、良好な再生粗骨材を回収することができる。
【0019】
【作用】一端加熱したコンクリート廃材及び一端加熱し
た後水等で急冷したコンクリート廃材、更にはこの加熱
と急冷を繰り返したコンクリート廃材は、その内部に歪
をきたし、容易に破砕することができる。これは、 加熱によりコンクリート廃材中の水分の気化、セメン
ト水和物中からの脱水が生じること。 水の気化及び脱水時の水の体積変化や、コンクリート
を結合させているセメント水和物の分解によりコンクリ
ートの強度が低下すること。 モルタル部分と粗骨材部分とでは温度変化による体積
変化率が異なるため、温度変化によりコンクリート中に
歪が生じること。
【0020】などの作用による。これにより、コンクリ
ートを容易に破砕することができるようになり、そのた
め、騒音を抑え、短時間で容易に破砕することが可能と
なる。
【0021】また、このコンクリート廃材中の歪は、粗
骨材とモルタル部分との境界部分に多く発生するため、
破砕後は、粗骨材及び表面にごく少量のモルタルが残っ
ている粗骨材を師分けにより容易に取り出すことができ
る。この再生粗骨材は、元々の粗骨材が破砕されずに回
収されているため、その形状も割裂されて扁平になるこ
とは無い。
【0022】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明する。
【0023】実施例1〜3,比較例1 表1に示す配合のコンクリートの供試体を調製し、一部
をコンクリート強度試験に使用し、残りを破砕処理に供
した。各材令のコンクリート強度を表1に示す。
【0024】材令3年の供試体について以下の処理を行
った。 実施例1:コンクリートを100℃で30分間加熱した
後破砕した。
【0025】実施例2:コンクリートを100℃で30
分間加熱した後、10分で25℃まで急冷し、その後破
砕した。 実施例3:コンクリートを100℃で30分間加熱した
後、10分で25℃まで急冷する操作を3回繰り返した
後破砕した。 比較例1:コンクリートを加熱することなくそのまま破
砕した。なお、破砕は、ジョークラッシャーを使用し、
最小破砕間隔30mmに設定して行なった。
【0026】各コンクリート供試体の粉砕時間及び粉砕
時に発生した騒音を表2に示す。また、処理後得られた
破砕物から師で5mm以上の部分を粗骨材として取り出
して、塩酸処理により付着していたモルタル量を推定し
た。付着モルタル量(推定値)及び粗骨材形状を表2に
示す。
【0027】表2より、本発明の方法によれば、粉砕時
間を短縮でき、また、騒音を低減でき、しかも、付着モ
ルタル量の少ない、良好な形状の再生骨材を得ることが
できることが明らかである。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のコンクリー
ト廃材の破砕方法によれば、短時間で容易にしかも騒音
を抑えて、コンクリート廃材から、付着モルタル量が著
しく少なく、形状も粗骨材本来の形状を有する、有効再
利用可能な粗骨材を効率的に回収することが可能とされ
る。しかも、粗骨材回収による天然資源の節約のみなら
ず、有効利用が困難とされていた各種工場の低温廃熱の
有効利用も可能となり、天然資源及びエネルギーの有効
利用を同時に行うことが可能となった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート廃材を破砕して粗骨材を分
    離する方法において、コンクリート廃材を100℃以上
    に加熱した後破砕することを特徴とするコンクリート廃
    材の破砕方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート廃材を加熱した後、急冷
    し、その後破砕することを特徴とする請求項1に記載の
    コンクリート廃材の破砕方法。
  3. 【請求項3】 加熱及び急冷を複数回繰り返して行なっ
    た後、破砕することを特徴とする請求項2に記載のコン
    クリート廃材の破砕方法。
JP4066103A 1992-03-24 1992-03-24 コンクリート廃材からの粗骨材の回収方法 Expired - Lifetime JP3016239B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398214C (zh) * 2006-06-01 2008-07-02 武汉理工大学 一种废弃混凝土组分分离的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59195962A (ja) * 1983-04-18 1984-11-07 三菱電機株式会社 金属材入コンクリ−ト材の破壊装置
JPS61114754A (ja) * 1984-11-09 1986-06-02 川崎製鉄株式会社 鉄鉱石の破砕エネルギ−低減方法
JPS644266A (en) * 1987-06-24 1989-01-09 Nippon Kokan Kk Separation of crust and mother rock

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