JPH05277169A - 消臭材及び消臭方法 - Google Patents

消臭材及び消臭方法

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JPH05277169A
JPH05277169A JP4079871A JP7987192A JPH05277169A JP H05277169 A JPH05277169 A JP H05277169A JP 4079871 A JP4079871 A JP 4079871A JP 7987192 A JP7987192 A JP 7987192A JP H05277169 A JPH05277169 A JP H05277169A
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JP
Japan
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deodorant
room
deodorizing
installing
cedar
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JP4079871A
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English (en)
Inventor
Tokuzo Inaoka
徳三 稲岡
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Individual
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 悪臭に対して充分に対応可能で、安価で、長
期の使用にも耐え得る消臭材及び消臭方法を提供する。 【構成】 湿潤状態に保持された杉の木質細片からなる
消臭材および、この消臭材を臭気発生源が収容された室
内に設置するか、あるいは排気ダクト内に設置して消臭
することを特徴とする消臭方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は臭気発生源をもつ各種工
場、病院等からの排気・脱臭や、食品工場、レストラ
ン、スーパーマーケットなどの調理廃材、残飯等生ゴミ
の一時保管室などにおける有効な消臭材とそれを使用し
た消臭方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】悪臭は経済の発展と共に増加する傾向に
あり、社会的問題となりつつある。特に、食品の調理ゴ
ミ、売れ残りの食品、レストランの残飯などの生ゴミが
年々増加の一途をたどり、発生する生ゴミの処理、特に
一時保管場所の臭気除去が問題となっている。
【0003】従来は、例えばレストランの残飯などは臭
気を出さないように冷蔵設備のある倉庫へ一時保管して
いたが、単に腐敗臭をおさえる程度で、設備費がかさむ
欠点があった。したがって、一般には目立たない裏口近
くの独立した小屋へ、単に密閉収納して外部へ臭気が発
散しないようにしているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような密閉小屋へ
の残飯等の収納は、夏期においては室内温度が上昇して
腐敗を促進させ、開扉の度に耐えられない臭気に襲われ
ることになり、作業者はもとより、処理・運搬中の臭気
発散による付近への環境悪化が指摘され、改善が迫られ
ている。
【0005】消臭に関しては、これまで、化学薬品を用
いる方法、活性炭を用いる方法、触媒法などの多くの方
法がある。しかし、概してこれらは処理費が高かった
り、処理可能な有効期間が短かったり、悪臭物質の種類
によっては対応できないなど、多くの課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複雑な成分か
らなる悪臭に対して充分に対応可能で、安価で、長期の
使用にも耐え得る消臭材及び消臭方法について検討の結
果、湿潤状態に保持された杉の木質細片からなる消臭材
が相応しいことを見出したのである。木質細片は杉皮,
杉木材をチップ化したものはもちろん杉の葉を細片化し
たものも含まれる。
【0007】この木質細片には他の消臭剤、例えば活性
炭,木炭などを添加混合することもでき、これによっ
て、更に吸着除去を促進させることが可能である。
【0008】そして、このような杉の木質細片に水分を
保持させた消臭材を臭気発生源が収容された室内に設置
して消臭する消臭方法を開発した。室内に設置する具体
的形体としては、プラスチックパンチングパネル等多孔
板の間に杉の木質細片を充填して脱臭パネルとし、これ
を壁面に取付けるとか、仕切りとして衝立状に設置する
などが好ましい。これら、脱臭パネルの上方に水分の供
給設備を設ける。
【0009】もう一つの方法は、臭気発生源を収容した
室内の排気ダクト内に多孔質パネルに収容して湿潤状態
に保持させた消臭材を設置し、室内の空気を消臭排気す
る消臭方法である。室内及び排気ダクト内の両方に設け
ると更に効果が上がる。
【0010】
【作用】本発明によると、水分が供給された状態の杉の
木質細片に対して、例えば残飯等の生ゴミから発生した
アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、ジメチルサ
ルファイド等の悪臭成分を含む空気が接触し、この木質
細片との接触によって悪臭成分を吸着除去する作用が得
られる。消臭のメカニズムについては現在のところ明確
ではないが、乾燥した杉の木質細片では効果が非常に少
なくなり、水分の添加が必要条件になることから、前記
吸着除去の他に、反応、あるいは微生物分解等が考えら
れる。
【0011】
【実施例】
実施例1 次の試験条件及び試験方法によって杉の木質細片の消臭
能力を測定した。 試験条件 (1) 試験ガスの種類及び濃度 硫化水素 51.1ppm トリメチルアミン 112ppm (2) 試験温度 20±2℃及び40±2℃ (3) 検定方法 硫化水素 ガスクロマトグラフ法(FPD) トリメチルアミン ガスクロマトグラフ法(FID) 試験方法 平均長が3〜4mmの杉のチップ50gを5分間水に浸漬
し、水を切った後に10リットルをテドラーバックに入れ
て密閉した。その後試験ガスを充填し、1,2,4,
6,8,24時間後に一定量をガスクロマトグラフに注入
し、残存濃度を測定した。
【0012】試験結果を表1及び図1,2に示した。
【0013】
【表1】
【0014】硫化水素,トリメチルアミンともに残存濃
度の減少が見られ、初期における濃度低下が大きい。試
験温度の違いによる差は40℃の方が初期における濃度低
下が大きく、24時間後ではほぼ同程度となった。なお、
乾燥した杉のチップでは、硫化水素及びトリメチルアミ
ン共に図1,2中の点線で示すように、濃度低下がほと
んどみられなかった。
【0015】実施例2 図3に示したように、1100×900mmの表裏共にプラスチ
ック製パンチングパネル1a,1bで間隙を50〜70mm形成し
て得られたパネル1内に木質細片2として、杉のチップ
(3〜4mm)からなる木質細片を充填した。
【0016】上記消臭パネルを残飯の一時保管ボックス
の壁面積約16m2の壁パネルとして使用した。残飯保管ボ
ックスは外壁をカラー波トタンで仕上げ、屋根にコンク
リートパネル貼りしたボックスの内部へ、ゴミ搬入口を
除いた壁面に上記消臭パネルを設置している。そして、
その木質細片へ水供給ラインを水道蛇口から接続してい
る。このパネル上から24時間に一度宛約1分間かけて約
3リットルの水をパイプ5から供給した。
【0017】内部が約8m3のこの残飯保管ボックスへ、
焼肉,うどん,中華料理,ステーキ等のレストランの残
飯を入れ、内部が高温となる夏期に連続使用したが、保
管庫内部はほとんど無臭の状態であった。これと、同様
な内容積で、本発明の消臭材入りパネルを壁面へ設置し
ていない従来の残飯一時保管ボックスへ同時期、同様に
レストランの残飯を入れ、同じ期間保管した場合は、開
扉の度毎に耐えられない臭気に襲われる状態であった。
【0018】実施例3 図4に示したように、袋状に形成された不織布製マット
3の内部へ約4mmのチップ状の杉の木質細片2を約3.5c
m厚の層状に挾んだものを作成した。このマット3の下
部を水が蓄えられているトレー4中に入れて不織布製マ
ットの毛細管現象で水分を補給するようにした。
【0019】このような本発明の消臭材入りマット3
を、実施例2に示した従来の残飯一時保管ボックスの壁
面に沿って配置したところ、実施例2のパネル1と同様
に著しい消臭効果が得られた。
【0020】
【発明の効果】本発明によって、複雑な成分からなる悪
臭に対しても充分に対応できることとなり、冷蔵に要す
る電気代が省けて処理コストが安価で、かつ消臭効果の
持続性があり、長期の使用にも耐え得ることとなった。
臭気の発生する室内に消臭材が設置できないときは、排
気ダクトの先に消臭材を内装したパネルを貼着した消臭
ボックスの取付けも可能であり、広範囲において、臭気
公害の防止に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】消臭材の硫化水素濃度−時間曲線である。
【図2】消臭材のトリメチルアミン濃度−時間曲線であ
る。
【図3】消臭材を収容したパネルの断面図である。
【図4】消臭材を収容したマットの断面図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 杉の木質細片 3 不織布製マット 4 トレー 5 水供給パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤状態に保持された杉の木質細片から
    なる消臭材。
  2. 【請求項2】 杉の木質細片に水分を保持させた消臭材
    を臭気発生源が収容された室内に設置して消臭すること
    を特徴とする消臭方法。
  3. 【請求項3】 臭気発生源を収容した室内の排気ダクト
    内に湿潤状態に保持させた消臭材を設置し、室内の空気
    を消臭排気することを特徴とする消臭方法。
JP4079871A 1992-04-01 1992-04-01 消臭材及び消臭方法 Pending JPH05277169A (ja)

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