JPH05277615A - 転がり軸受の軌道輪製造方法 - Google Patents

転がり軸受の軌道輪製造方法

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JPH05277615A
JPH05277615A JP10878392A JP10878392A JPH05277615A JP H05277615 A JPH05277615 A JP H05277615A JP 10878392 A JP10878392 A JP 10878392A JP 10878392 A JP10878392 A JP 10878392A JP H05277615 A JPH05277615 A JP H05277615A
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JP
Japan
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ring material
groove
ring
inner ring
internal
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JP10878392A
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English (en)
Inventor
Michio Iihara
道雄 飯原
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩留りおよび転がり寿命の向上を図る。 【構成】 内輪素材部2および外輪素材部3からなる内
外輪素材1を鍛造する。この内外輪素材1を内輪素材
2′と外輪素材3′とに分離し、かつ底抜きする。この
底抜きは、内輪素材2′内径面に押し拡げ用体積分の環
状突部9を残した形状に行う。前記環状突部9を外径側
に押し拡げ、内輪素材2′を軌道溝5付きの形状とす
る。前記の内外輪素材1は、有底のリング状の内輪素材
部2の開口側端から、内輪素材部2よりも大径の外輪素
材部3が続く形状する。また、内輪素材部2の外径面
は、軌道溝5の中心線よりも上側の溝半部5aと、この
溝半部5aから溝底径で軸方向端まで続く溝底径部分6
とを有する形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、深溝玉軸受等の転が
り軸受における内輪および外輪を1個の素材からセット
鍛造する転がり軸受の軌道輪製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、深溝玉軸受の内輪および外輪を歩
留り良く製造する方法として、図5に示すようにセット
鍛造およびプレス分離を行う方法が採用されている。す
なわち、まず同図(A)のように、内輪素材51および
外輪素材部52が一体となった内外輪素材53を、厚肉
の円板状素材(図示せず)から鍛造により成形する。内
輪素材部51および外輪素材部52は、各々同図に鎖線
で示す形状の内輪54および外輪55に加工するもので
ある。この内外輪素材53を、プレスにより同図(B)
のように内輪素材51′および外輪素材52′に分離す
ると同時に、内輪素材51′の底ぬきを行う。56は底
かすである。
【0003】この分離した内輪素材51′に、同図
(C)のように軌道溝57を旋削により形成する。外輪
素材52′は、図示を省略するが、円筒状に塑性加工し
た後に軌道溝を旋削する。
【0004】この製造方法によると、内輪素材51′と
外輪素材52′とをプレスで分離するので、例えば旋盤
で突切りを行う場合に比べて、突切りの削り代分だけ歩
留りが向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、内輪素材5
1′に軌道溝57を旋削するため、その削り代分が無駄
となっており、歩留り向上の余地がある。また、鍛造さ
れた内輪素材51′は、図6に示すように内部組織が平
行なファイバーフロー58を有する多層状態となってい
るが、軌道溝57の旋削によって、そのファイバーフロ
ー58が切られてしまう。このようにファイバーフロー
が切られると、材質の耐久性が低下し、そのため転がり
寿命が短くなる。
【0006】この発明の目的は、歩留りおよび転がり寿
命の向上が図れる転がり軸受の軌道輪製造方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の転がり軸受の
軌道輪製造方法は、内輪素材部および外輪素材部からな
る内外輪素材を鍛造する工程と、この内外輪素材を内輪
素材と外輪素材とに分離し、かつ内輪素材の底部を、内
径面に押し拡げ用体積分の環状突部を残した形状に底抜
きする工程と、前記環状突部を外径側に押し拡げて内輪
素材を軌道溝付きの形状とする工程とを含む方法であ
る。前記内外輪素材は、有底のリング状の内輪素材部の
開口側端から、この内輪素材部よりも大径の外輪素材部
が続き、かつ内輪素材部の外径面に、軌道溝の中心線よ
りも前記外輪素材部側の溝半部と、この溝半部から溝底
径で軸方向端まで続く溝底径部分とを有する形状のもの
とする。
【0008】
【作用】この製造方法によると、内輪素材の内径面に底
抜き時に残した環状突部を外径側に押し拡げて内輪素材
を軌道溝付きの形状とするため、軌道溝の旋削が不要
で、その旋削分だけ底かすの体積が減少し、歩留りが向
上する。また、旋削することなく、塑性加工によって軌
道溝が形成されるため、内輪素材の内部組織の平行なフ
ァイバーフローが軌道溝で切られず、そのため材質の耐
久性低下がなく、転がり寿命が向上する。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。この実施例は、深溝玉軸受の製造に適用
した例である。まず、図1(A)に示す形状の内外輪素
材1を、厚肉円板状の素材等から鍛造により成形する。
すなわち内外輪素材1は、底4を有するリング状の内輪
素材部2の開口側端から、この内輪素材部2よりも大径
の外輪素材部3が続き、かつ内輪素材部2の外径面に、
軌道溝5の中心線よりも外輪素材部3側の溝半部5a
と、この溝半部5aから溝底径で軸方向端まで続く溝底
径部分6とを有する形状のものである。同図の鎖線は、
これら内輪素材部1および外輪素材2から加工される内
輪7および外輪8の形状を示す。溝半部5aの上縁は、
外輪素材3の下面に連続している。
【0010】この形状の内外輪素材1を、プレスによっ
て内輪素材2′と外輪素材3′とに分離し、かつこの分
離と同時に底かす4′の底抜きを行う(同図(B))。
底抜きは、内輪素材2′の内径面に、後の押し拡げ用体
積分の環状突部9を残した形状に行う。
【0011】このように底抜きした内輪素材2′の環状
突部9を、冷間または熱間のプレス作業で図1(C)の
ように外径側に押し拡げ、これにより内輪素材2′を軌
道溝5a付きの形状とする。押し拡げ作業は、後に説明
する図2または図4の装置等で行う。外輪素材3は、従
来と同様に円筒状に塑性加工した後、軌道溝を旋削等で
形成する。
【0012】この製造方法によると、内輪素材2′の内
径面に底抜き時に環状突部9を残し、この環状突部9を
外径側に押し拡げて内輪素材2′を軌道溝5付きの形状
とするため、軌道溝5の旋削が不要で、その旋削分だけ
底かす4′の体積が減少し、歩留りが向上する。また、
旋削することなく、塑性加工によって軌道溝5が形成さ
れるため、図3(A),(B)に示すように、内輪素材
2′の内部組織の平行なファイバーフロー10は、曲線
状に変形するだけであって軌道溝5で切られない。その
ため材質の耐久性低下がなく、転がり寿命が向上する。
このように、内輪素材2′と外輪素材3′のセット鍛造
において、歩留りの向上および転がり寿命の向上が実現
できる。
【0013】図2は、前記の押し拡げ工程に使用するプ
レス装置の断面図である。同図の左半分は押し拡げ前の
状態を、右半分は押し拡げ後の状態を各々示す。この装
置は、下フレーム11のワークセット孔12内に筒状の
ワーク支持台13を昇降可能に設けると共に、下フレー
ム11上に内輪素材2′の軌道溝5に嵌合する溝成形型
14を設け、昇降可能な可動上フレーム15内に軸状の
ポンチ16を昇降駆動可能に設けたものである。溝成形
型14は、周方向に複数の分割型に分割してあり、下フ
レーム11のばね受け17からばね部材18で広がり付
勢すると共に、上フレーム15の円錐状ガイド面15a
により、各分割型を狭め動作可能としてある。
【0014】この装置によると、図1(B)のように分
離した内輪素材2′は、上下逆にして下フレーム11の
ワークセット孔12内にセットする。この後、可動上フ
レーム15を下降させることにより、溝成形型14をば
ね部材18に抗して縮径させて軌道溝5の溝半部5aに
嵌合させる。この状態が図2の左半部の状態である。こ
の後、ポンチ16を下降させて、内輪素材2′内に内径
面の小径側部分から押し込むことにより、内径面の環状
突部9が押し拡げられて、内径面の全体が円筒面とな
り、内輪素材2′が軌道溝5付きの形状に成形される。
【0015】図4は、押し拡げ工程のプレス装置の他の
例を示す。この装置では、内輪素材2′を図1(B)に
示した分離工程の姿勢のままで装入し、内径面の大径側
からポンチ16を押し込むようにしてある。ポンチ16
の外周には押さえスリーブ19を設け、また下フレーム
11には周方向複数個に分割された分割ワーク台20が
設けてある。分割ワーク台20は、ばね部材21で狭め
方向に付勢してある。その他の構成部分は図2の例と同
様であるので、対応部分に同一符号を付してその説明を
省略する。この装置によっても、内輪素材2′の図1
(B)から(C)に示す拡げ作業を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】この発明の転がり軸受の軌道輪製造方法
は、内輪素材の内径面に底抜き時に残した環状突部を外
径側に押し拡げて内輪素材を軌道溝付きの形状とするた
め、軌道溝の旋削が不要で、その旋削代分だけ底かすの
体積が減少し、歩留りが向上する。また、旋削すること
なく、塑性加工によって軌道溝を形成するため、内輪素
材の内部組織の平行なファイバーフローが軌道溝で切ら
れず、そのため材質の耐久性低下がなく、転がり寿命が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる軌道輪製造方法の
工程説明図である。
【図2】同軌道輪製造方法における押し拡げ工程に使用
する装置の断面図である。
【図3】同製造方法により製造した内輪素材のファイバ
ーフロー状態を示す説明図である。
【図4】同軌道輪製造方法における押し拡げ工程に使用
する装置の他の例の断面図である。
【図5】従来の製造方法の工程説明図である。
【図6】その製造方法で製造した内輪素材のファイバー
フロー状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…内外輪素材、2…内輪素材部、2′…内輪素材、3
…外輪素材部、3′…外輪素材、4′…底かす、5…軌
道溝、5a…溝半部、6…溝底径部分、9…環状突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底のリング状の内輪素材部の開口側端
    から、この内輪素材部よりも大径の外輪素材部が続き、
    かつ内輪素材部の外径面に、軌道溝の中心線よりも前記
    外輪素材部側の溝半部と、この溝半部から溝底径で軸方
    向端まで続く溝底径部分とを設けた形状の内外輪素材を
    鍛造する工程と、この内外輪素材を内輪素材と外輪素材
    とに分離すると共に、内輪素材の底部を、内径面に押し
    拡げ用体積分の環状突部を残した形状に底抜きする工程
    と、前記環状突部を外径側に押し拡げて内輪素材を軌道
    溝付きの形状とする工程とを含む転がり軸受の軌道輪製
    造方法。
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