JPH05278596A - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents
車両のスリップ制御装置Info
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- JPH05278596A JPH05278596A JP4108888A JP10888892A JPH05278596A JP H05278596 A JPH05278596 A JP H05278596A JP 4108888 A JP4108888 A JP 4108888A JP 10888892 A JP10888892 A JP 10888892A JP H05278596 A JPH05278596 A JP H05278596A
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- JP
- Japan
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- microcomputer
- brake
- monitoring circuit
- traction control
- control
- Prior art date
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジントラクション制御用マイクロコンピ
ュータのシステムダウン時には、アンチスキッドブレー
キ制御及びブレーキトラクション制御を中止させる。 【構成】 アンチスキッドブレーキ制御とブレーキトラ
クション制御を二重に行う第1及び第2マイクロコンピ
ュータ69,70と、エンジントラクション制御を行う
第3マイクロコンピュータ71と、マイクロコンピュー
タ69,70の暴走を監視する第1監視回路72と、マ
イクロコンピュータ71の暴走を監視する第2監視回路
73と、マイクロコンピュータ69,70の出力信号と
両監視回路72,73の出力信号との論理積を出力する
第1ANDゲート74と、マイクロコンピュータ71の
出力信号と両監視回路72,73の出力信号との論理積
を出力する第2ANDゲート75とを設けた。
ュータのシステムダウン時には、アンチスキッドブレー
キ制御及びブレーキトラクション制御を中止させる。 【構成】 アンチスキッドブレーキ制御とブレーキトラ
クション制御を二重に行う第1及び第2マイクロコンピ
ュータ69,70と、エンジントラクション制御を行う
第3マイクロコンピュータ71と、マイクロコンピュー
タ69,70の暴走を監視する第1監視回路72と、マ
イクロコンピュータ71の暴走を監視する第2監視回路
73と、マイクロコンピュータ69,70の出力信号と
両監視回路72,73の出力信号との論理積を出力する
第1ANDゲート74と、マイクロコンピュータ71の
出力信号と両監視回路72,73の出力信号との論理積
を出力する第2ANDゲート75とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のスリップ制御装
置に関し、特にアンチスキッドブレーキ制御手段とブレ
ーキトラクション制御手段とエンジントラクション制御
手段とを備えた車両において、システムダウン時の対策
を講じたものに関する。
置に関し、特にアンチスキッドブレーキ制御手段とブレ
ーキトラクション制御手段とエンジントラクション制御
手段とを備えた車両において、システムダウン時の対策
を講じたものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の加速時等に駆動輪の路面に対する
スリップが過大になるのを防止して、加速性や車両安定
性を満足させるようにするスリップ制御装置(トラクシ
ョン制御装置)が種々提案され、実用化されている。前
記トラクション制御は、駆動輪への付与トルクを低減す
るように行われ、このため駆動輪に制動力を付加するブ
レーキトラクション制御や、エンジンの出力トルクを低
下させるエンジントラクション制御が行われるが、この
トラクション制御においては、駆動輪の路面に対する実
際のスリップ値が所定の目標値となるようにフィードバ
ック制御するのが一般的である。例えば、特開昭60−
128028号公報や特開昭63−166649号公報
には、ブレーキトラクション制御とエンジントラクショ
ン制御の両方を行うものが記載されている。
スリップが過大になるのを防止して、加速性や車両安定
性を満足させるようにするスリップ制御装置(トラクシ
ョン制御装置)が種々提案され、実用化されている。前
記トラクション制御は、駆動輪への付与トルクを低減す
るように行われ、このため駆動輪に制動力を付加するブ
レーキトラクション制御や、エンジンの出力トルクを低
下させるエンジントラクション制御が行われるが、この
トラクション制御においては、駆動輪の路面に対する実
際のスリップ値が所定の目標値となるようにフィードバ
ック制御するのが一般的である。例えば、特開昭60−
128028号公報や特開昭63−166649号公報
には、ブレーキトラクション制御とエンジントラクショ
ン制御の両方を行うものが記載されている。
【0003】一方、車両の制動時における車輪のロック
やスキッド状態の発生を防止する為に、車輪のスリップ
状態に基いてブレーキ油圧調整機構を制御するアンチス
キッドブレーキ装置も種々提案され、実用化されてい
る。例えば、特開平1−197160号公報には、アン
チスキッドブレーキ制御とトラクション制御の両方を行
うものであって、アンチスキッドブレーキ制御中にはト
ラクション制御を中止するようにしたものが記載されて
いる。ところで、アンチスキッドブレーキ制御とブレー
キトラクション制御を行うものにおいては、共にブレー
キ油圧調整機構が制御対象となることから、これら両制
御を共通のマイクロコンピュータで実行させ、且つシス
テムダウン時の安全対策として、これら両制御を同一機
能の2つのマイクロコンピュータで二重に行わせ、且つ
データの相互授受により両マイクロコンピュータの相互
監視を行わせるのが一般的である。尚、通常、マイクロ
コンピュータには、その動作ステップをモニタすること
でマイクロコンピュータの異常動作を検出する監視回路
としてのウォッチドッグタイマが設けられることが多
い。
やスキッド状態の発生を防止する為に、車輪のスリップ
状態に基いてブレーキ油圧調整機構を制御するアンチス
キッドブレーキ装置も種々提案され、実用化されてい
る。例えば、特開平1−197160号公報には、アン
チスキッドブレーキ制御とトラクション制御の両方を行
うものであって、アンチスキッドブレーキ制御中にはト
ラクション制御を中止するようにしたものが記載されて
いる。ところで、アンチスキッドブレーキ制御とブレー
キトラクション制御を行うものにおいては、共にブレー
キ油圧調整機構が制御対象となることから、これら両制
御を共通のマイクロコンピュータで実行させ、且つシス
テムダウン時の安全対策として、これら両制御を同一機
能の2つのマイクロコンピュータで二重に行わせ、且つ
データの相互授受により両マイクロコンピュータの相互
監視を行わせるのが一般的である。尚、通常、マイクロ
コンピュータには、その動作ステップをモニタすること
でマイクロコンピュータの異常動作を検出する監視回路
としてのウォッチドッグタイマが設けられることが多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アンチスキッドブレー
キ制御手段とブレーキトラクション制御手段とエンジン
トラクション制御手段とを設ける場合、アンチスキッド
ブレーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段と
して同一機能の2つのマイクロコンピュータを設けるこ
とでシステムダウン時の対策となるが、エンジントラク
ション制御手段としてのマイクロコンピュータをも二重
に装備することはコスト的に不利であり、このマイクロ
コンピュータの制御内容が前者のマイクロコンピュータ
の制御内容と異なるため、データの相互授受により相互
監視させることは容易ではない。
キ制御手段とブレーキトラクション制御手段とエンジン
トラクション制御手段とを設ける場合、アンチスキッド
ブレーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段と
して同一機能の2つのマイクロコンピュータを設けるこ
とでシステムダウン時の対策となるが、エンジントラク
ション制御手段としてのマイクロコンピュータをも二重
に装備することはコスト的に不利であり、このマイクロ
コンピュータの制御内容が前者のマイクロコンピュータ
の制御内容と異なるため、データの相互授受により相互
監視させることは容易ではない。
【0005】しかも、アンチスキッドブレーキ制御手段
及びブレーキトラクション制御手段のシステムダウン時
にはエンジントラクション制御を中止させ、またエンジ
ントラクション制御手段のシステムダウン時にはアンチ
スキッドブレーキ制御とブレーキトラクション制御を中
止させることが望ましいが、これを実現する技術は未だ
提案されていない。本発明の目的は、エンジントラクシ
ョン制御手段のシステムダウンに応じて、アンチスキッ
ドブレーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段
の制御を中止できるような車両のスリップ制御装置を提
供することである。
及びブレーキトラクション制御手段のシステムダウン時
にはエンジントラクション制御を中止させ、またエンジ
ントラクション制御手段のシステムダウン時にはアンチ
スキッドブレーキ制御とブレーキトラクション制御を中
止させることが望ましいが、これを実現する技術は未だ
提案されていない。本発明の目的は、エンジントラクシ
ョン制御手段のシステムダウンに応じて、アンチスキッ
ドブレーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段
の制御を中止できるような車両のスリップ制御装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両のスリッ
プ制御装置は、ブレーキ油圧を調整する油圧調整手段
を、制動時に車輪のスリップ状態に基いて制御するアン
チスキッドブレーキ制御手段と、車輪のスリップ状態に
基いて前記油圧調整手段を制御するブレーキトラクショ
ン制御手段と、車輪のスリップ状態に基いてエンジンの
出力トルク調整手段を制御するエンジントラクション制
御手段とを備えた車両において、前記アンチスキッドブ
レーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段とし
ての同一機能の第1及び第2マイクロコンピュータと、
前記エンジントラクション制御手段としての第3マイク
ロコンピュータと、前記第1と第2マイクロコンピュー
タの異常を監視する為の第1監視回路と、前記第3マイ
クロコンピュータの異常を監視する為の第2監視回路
と、前記第2監視回路が異常を検知した時には、アンチ
スキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制御
手段の制御を中止させる第1中止手段とを備えたもので
ある。
プ制御装置は、ブレーキ油圧を調整する油圧調整手段
を、制動時に車輪のスリップ状態に基いて制御するアン
チスキッドブレーキ制御手段と、車輪のスリップ状態に
基いて前記油圧調整手段を制御するブレーキトラクショ
ン制御手段と、車輪のスリップ状態に基いてエンジンの
出力トルク調整手段を制御するエンジントラクション制
御手段とを備えた車両において、前記アンチスキッドブ
レーキ制御手段及びブレーキトラクション制御手段とし
ての同一機能の第1及び第2マイクロコンピュータと、
前記エンジントラクション制御手段としての第3マイク
ロコンピュータと、前記第1と第2マイクロコンピュー
タの異常を監視する為の第1監視回路と、前記第3マイ
クロコンピュータの異常を監視する為の第2監視回路
と、前記第2監視回路が異常を検知した時には、アンチ
スキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制御
手段の制御を中止させる第1中止手段とを備えたもので
ある。
【0007】請求項2の車両のスリップ制御装置は、請
求項1の装置において、前記第1監視回路が異常を検知
した時には、エンジントラクション制御手段の制御を中
止させる第2中止手段を備えたものである。請求項3の
車両のスリップ制御装置は、請求項1の装置において、
前記第2監視回路は、異常検知時に「L」レベルの出力
信号を出力するように構成され、前記第1中止手段が、
第1と第2マイクロコンピュータの出力回路に設けられ
これらマイクロコンピュータの出力信号と第2監視回路
の出力信号とを受けてその論理積を出力する第1AND
ゲートからなるものである。請求項4の車両のスリップ
制御装置は、請求項2の装置において、前記第1監視回
路は、異常検知時に「L」レベルの出力信号を出力する
ように構成され、前記第2中止手段が、第3マイクロコ
ンピュータの出力回路に設けられこのマイクロコンピュ
ータの出力信号と第1監視回路の出力信号とを受けてそ
の論理積を出力する第2ANDゲートからなるものであ
る。
求項1の装置において、前記第1監視回路が異常を検知
した時には、エンジントラクション制御手段の制御を中
止させる第2中止手段を備えたものである。請求項3の
車両のスリップ制御装置は、請求項1の装置において、
前記第2監視回路は、異常検知時に「L」レベルの出力
信号を出力するように構成され、前記第1中止手段が、
第1と第2マイクロコンピュータの出力回路に設けられ
これらマイクロコンピュータの出力信号と第2監視回路
の出力信号とを受けてその論理積を出力する第1AND
ゲートからなるものである。請求項4の車両のスリップ
制御装置は、請求項2の装置において、前記第1監視回
路は、異常検知時に「L」レベルの出力信号を出力する
ように構成され、前記第2中止手段が、第3マイクロコ
ンピュータの出力回路に設けられこのマイクロコンピュ
ータの出力信号と第1監視回路の出力信号とを受けてそ
の論理積を出力する第2ANDゲートからなるものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1においては、アンチスキッドブレーキ
制御手段及びブレーキトラクション制御手段としての同
一機能の第1及び第2マイクロコンピュータと、エンジ
ントラクション制御手段としての第3マイクロコンピュ
ータとが設けられ、第1監視回路により第1と第2マイ
クロコンピュータの異常が監視され、第2監視回路によ
り第3マイクロコンピュータの異常が監視され、第1中
止手段は、第2監視回路が異常を検知した時には、アン
チスキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制
御手段の制御を中止させる。
制御手段及びブレーキトラクション制御手段としての同
一機能の第1及び第2マイクロコンピュータと、エンジ
ントラクション制御手段としての第3マイクロコンピュ
ータとが設けられ、第1監視回路により第1と第2マイ
クロコンピュータの異常が監視され、第2監視回路によ
り第3マイクロコンピュータの異常が監視され、第1中
止手段は、第2監視回路が異常を検知した時には、アン
チスキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制
御手段の制御を中止させる。
【0009】請求項2においては、第2中止手段が、第
1監視回路が異常を検知した時には、エンジントラクシ
ョン制御手段の制御を中止させる。請求項3において
は、第2監視回路は、異常検知時に「L」レベルの出力
信号を出力し、前記第1中止手段としての第1ANDゲ
ートが、第1と第2マイクロコンピュータの出力回路に
設けられ、これらマイクロコンピュータの出力信号と第
2監視回路の出力信号とを受けてその論理積を出力す
る。請求項4においては、第1監視回路は、異常検知時
に「L」レベルの出力信号を出力し、前記第2中止手段
としての第2ANDゲートが、第3マイクロコンピュー
タの出力回路に設けられ、このマイクロコンピュータの
出力信号と第1監視回路の出力信号とを受けてその論理
積を出力する。
1監視回路が異常を検知した時には、エンジントラクシ
ョン制御手段の制御を中止させる。請求項3において
は、第2監視回路は、異常検知時に「L」レベルの出力
信号を出力し、前記第1中止手段としての第1ANDゲ
ートが、第1と第2マイクロコンピュータの出力回路に
設けられ、これらマイクロコンピュータの出力信号と第
2監視回路の出力信号とを受けてその論理積を出力す
る。請求項4においては、第1監視回路は、異常検知時
に「L」レベルの出力信号を出力し、前記第2中止手段
としての第2ANDゲートが、第3マイクロコンピュー
タの出力回路に設けられ、このマイクロコンピュータの
出力信号と第1監視回路の出力信号とを受けてその論理
積を出力する。
【0010】
【発明の効果】請求項1の車両のスリップ制御装置によ
れば、第1、第2マイクロコンピュータの為の第1監視
回路と、第3マイクロコンピュータの為の第2監視回路
と、第1中止手段を設けたことにより、簡単な構成でも
って、エンジントラクション制御手段の異常時にはアン
チスキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制
御手段の制御を確実に中止させることが出来る。
れば、第1、第2マイクロコンピュータの為の第1監視
回路と、第3マイクロコンピュータの為の第2監視回路
と、第1中止手段を設けたことにより、簡単な構成でも
って、エンジントラクション制御手段の異常時にはアン
チスキッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制
御手段の制御を確実に中止させることが出来る。
【0011】請求項2の装置によれば、第2中止手段を
設けたことにより、アンチスキッドブレーキ制御手段と
ブレーキトラクション制御手段の異常時には、エンジン
トラクション制御手段の制御を確実に中止させることが
出来る。請求項3の装置によれば、前記第1中止手段
を、ANDゲートからなる簡単な構成のものとすること
が出来る。請求項4の装置によれば、前記第2中止手段
を、ANDゲートからなる簡単な構成のものとすること
が出来る。
設けたことにより、アンチスキッドブレーキ制御手段と
ブレーキトラクション制御手段の異常時には、エンジン
トラクション制御手段の制御を確実に中止させることが
出来る。請求項3の装置によれば、前記第1中止手段
を、ANDゲートからなる簡単な構成のものとすること
が出来る。請求項4の装置によれば、前記第2中止手段
を、ANDゲートからなる簡単な構成のものとすること
が出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、FF型自動車のスリップ制
御装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1に示
すように、この自動車には、左前輪1A、右前輪1B、
左後輪1C、右後輪1Dが設けられ、車体前部にはエン
ジン2が横向きに配置され、このエンジン2の発生トル
クは、クラッチ3、変速機4、差動ギヤ5に伝達された
のち左ドライブ軸6aを介して左前輪1Aに、また右ド
ライブ軸6bを介して右前輪1Bに伝達される。つま
り、左右の前輪1A,1Bが駆動輪であり、左右の後輪
1C,1Dが従動輪である。
つつ説明する。本実施例は、FF型自動車のスリップ制
御装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1に示
すように、この自動車には、左前輪1A、右前輪1B、
左後輪1C、右後輪1Dが設けられ、車体前部にはエン
ジン2が横向きに配置され、このエンジン2の発生トル
クは、クラッチ3、変速機4、差動ギヤ5に伝達された
のち左ドライブ軸6aを介して左前輪1Aに、また右ド
ライブ軸6bを介して右前輪1Bに伝達される。つま
り、左右の前輪1A,1Bが駆動輪であり、左右の後輪
1C,1Dが従動輪である。
【0013】前記前後左右の4つの車輪1A〜1Dに夫
々装備されたブレーキ7A,7B,7C,7Dは、油圧
式ディスクブレーキであり、ブレーキ油圧発生源として
のマスタシリンダ8は、2つの吐出口8a,8bを有す
るタンデム型で、このマスタシリンダ8の一方の吐出口
8aから延びるブレーキ配管13は、途中で2本に分岐
して分岐配管13aが左前輪用ブレーキ7A(のキャリ
パ内のホイールシリンダ)に接続され、また分岐配管1
3bが右後輪用ブレーキ7Dに接続されている。前記マ
スタシリンダ8の他方の吐出口8bから延びるブレーキ
配管14は、途中で2本に分岐して分岐配管14aが左
後輪用ブレーキ7Cに接続され、また分岐配管14b右
前輪用ブレーキ1Bに接続されている。
々装備されたブレーキ7A,7B,7C,7Dは、油圧
式ディスクブレーキであり、ブレーキ油圧発生源として
のマスタシリンダ8は、2つの吐出口8a,8bを有す
るタンデム型で、このマスタシリンダ8の一方の吐出口
8aから延びるブレーキ配管13は、途中で2本に分岐
して分岐配管13aが左前輪用ブレーキ7A(のキャリ
パ内のホイールシリンダ)に接続され、また分岐配管1
3bが右後輪用ブレーキ7Dに接続されている。前記マ
スタシリンダ8の他方の吐出口8bから延びるブレーキ
配管14は、途中で2本に分岐して分岐配管14aが左
後輪用ブレーキ7Cに接続され、また分岐配管14b右
前輪用ブレーキ1Bに接続されている。
【0014】左右の前輪用の分岐配管13a,14bに
は、電磁式油圧調整弁15a,15bが夫々接続され、
後輪用の分岐配管14a,13bには、電磁開閉弁16
a,16bが夫々接続されている。前記油圧調整弁15
a,15bは、マスタシリンダ8からブレーキ7A,7
Bへのブレーキ油圧供給と、ブレーキ7A,7Bのブレ
ーキ油を配管21a,21bを介してリザーバタンク2
2a,22bへ開放する態様とを切り換える。リザーバ
タンク22aのブレーキ油は、ポンプ23aを介して配
管13に戻され、同様に、リザーバタンク22bのブレ
ーキ油は、ポンプ23bを介して配管14に戻される。
は、電磁式油圧調整弁15a,15bが夫々接続され、
後輪用の分岐配管14a,13bには、電磁開閉弁16
a,16bが夫々接続されている。前記油圧調整弁15
a,15bは、マスタシリンダ8からブレーキ7A,7
Bへのブレーキ油圧供給と、ブレーキ7A,7Bのブレ
ーキ油を配管21a,21bを介してリザーバタンク2
2a,22bへ開放する態様とを切り換える。リザーバ
タンク22aのブレーキ油は、ポンプ23aを介して配
管13に戻され、同様に、リザーバタンク22bのブレ
ーキ油は、ポンプ23bを介して配管14に戻される。
【0015】ブレーキペダル12に対する踏込み力は、
倍力装置としてのブレーキブースタ11を介してマスタ
シリンダ8に伝達される。このブースタ11は基本的に
は既知の真空倍力装置と同様であるが、アンチスキッド
ブレーキ制御及びブレーキトラクション制御の際には後
述するようにブレーキペダル12の踏込み操作が行われ
ていなくても倍力作用を行うように構成してある。前記
ブースタ11は、車体及びマスタシリンダ8に固定され
たケース31を有し、そのケース31が内が、ダイヤフ
ラム32とこれに固定されたバルブボディ33とによっ
て第1室34と第2室35とに画成されている。第1室
34には常に負圧(例えば、エンジンの吸気負圧)が導
入されており、ブレーキペダル12が踏込み操作されて
いないときには第2室35が第1室34と連通されて、
ブースタ11の作動が停止された状態となる。また、ブ
レーキペダル12を踏込み操作すると、第2室35に大
気室が導入されてダイヤフラム32がバルブボディ33
と共に前方へ変位して倍力機能が行われる。前記第2室
35に対する負圧供給と大気圧供給との切り換えは、基
本的には、バルブボディ33内に組み込まれた弁機構に
よりなされる。
倍力装置としてのブレーキブースタ11を介してマスタ
シリンダ8に伝達される。このブースタ11は基本的に
は既知の真空倍力装置と同様であるが、アンチスキッド
ブレーキ制御及びブレーキトラクション制御の際には後
述するようにブレーキペダル12の踏込み操作が行われ
ていなくても倍力作用を行うように構成してある。前記
ブースタ11は、車体及びマスタシリンダ8に固定され
たケース31を有し、そのケース31が内が、ダイヤフ
ラム32とこれに固定されたバルブボディ33とによっ
て第1室34と第2室35とに画成されている。第1室
34には常に負圧(例えば、エンジンの吸気負圧)が導
入されており、ブレーキペダル12が踏込み操作されて
いないときには第2室35が第1室34と連通されて、
ブースタ11の作動が停止された状態となる。また、ブ
レーキペダル12を踏込み操作すると、第2室35に大
気室が導入されてダイヤフラム32がバルブボディ33
と共に前方へ変位して倍力機能が行われる。前記第2室
35に対する負圧供給と大気圧供給との切り換えは、基
本的には、バルブボディ33内に組み込まれた弁機構に
よりなされる。
【0016】前記バルブボディ33部分について図2に
基いて説明する。バルブボディ33は、ダイヤフラムに
固定されたパワーピストン41を有し、このパワーピス
トン41の凹部41a内には、リアクションディスク4
2と出力軸43(これは、マスタシリンダ8の入力軸に
相当する)の基端部とが嵌合されている。ブレーキペダ
ル12に連結された入力軸44の先端部には、バルブボ
ディ33内においてバルブプランジャ45が取付けら
れ、このバルブプランジャ45の後方には、真空弁46
が設けられている。
基いて説明する。バルブボディ33は、ダイヤフラムに
固定されたパワーピストン41を有し、このパワーピス
トン41の凹部41a内には、リアクションディスク4
2と出力軸43(これは、マスタシリンダ8の入力軸に
相当する)の基端部とが嵌合されている。ブレーキペダ
ル12に連結された入力軸44の先端部には、バルブボ
ディ33内においてバルブプランジャ45が取付けら
れ、このバルブプランジャ45の後方には、真空弁46
が設けられている。
【0017】前記パワーピストン41には、圧力導入路
50が形成され、この圧力導入路50は、常時バルブプ
ランジャ45の周囲の空間Xに連通され、空間Xは常に
第2室35に連通され、真空弁46は、バルブプランジ
ャ45の後端の弁座45aに対しても離着座される。以
上の構成において、圧力導入路50に負圧が導入されて
いる場合、ブレーキペダル12が操作されていないとき
は、図2の状態となり、スプリング48,49の付勢力
により真空弁46が弁座45aに着座するが、弁座47
とは離間されている。それ故、圧力導入路50からの負
圧は、空間Xを介して第2室35に導入され、倍力作用
はなされない。
50が形成され、この圧力導入路50は、常時バルブプ
ランジャ45の周囲の空間Xに連通され、空間Xは常に
第2室35に連通され、真空弁46は、バルブプランジ
ャ45の後端の弁座45aに対しても離着座される。以
上の構成において、圧力導入路50に負圧が導入されて
いる場合、ブレーキペダル12が操作されていないとき
は、図2の状態となり、スプリング48,49の付勢力
により真空弁46が弁座45aに着座するが、弁座47
とは離間されている。それ故、圧力導入路50からの負
圧は、空間Xを介して第2室35に導入され、倍力作用
はなされない。
【0018】ブレーキペダル12を踏込み操作すると、
入力軸44つまりバルブプランジャ45が前方(図中、
左方)へ移動し、真空弁46は先ず弁座47に着座して
空間Xと圧力導入路50との連通を遮断し、その後真空
弁46に対して弁座45aが離間される。この真空弁4
6と弁座45aとの離間により、バルブボディ33の後
方からの大気圧が空間Xに導入されて、第2室35が大
気圧となる。その結果、ダイヤフラム32がバルブボデ
ィ33と共に前方へ変位し、出力軸43が前方移動して
倍力作用がなされる。マスタシリンダ8からのブレーキ
反力は、リアクションディスク42を介して、バルブプ
ランジャ45へ従ってブレーキペダル12に伝達され
る。ブレーキペダル12の踏込み操作力が開放される
と、リターンスプリング36により図2の状態に復帰し
て、次の倍力作用に備える。
入力軸44つまりバルブプランジャ45が前方(図中、
左方)へ移動し、真空弁46は先ず弁座47に着座して
空間Xと圧力導入路50との連通を遮断し、その後真空
弁46に対して弁座45aが離間される。この真空弁4
6と弁座45aとの離間により、バルブボディ33の後
方からの大気圧が空間Xに導入されて、第2室35が大
気圧となる。その結果、ダイヤフラム32がバルブボデ
ィ33と共に前方へ変位し、出力軸43が前方移動して
倍力作用がなされる。マスタシリンダ8からのブレーキ
反力は、リアクションディスク42を介して、バルブプ
ランジャ45へ従ってブレーキペダル12に伝達され
る。ブレーキペダル12の踏込み操作力が開放される
と、リターンスプリング36により図2の状態に復帰し
て、次の倍力作用に備える。
【0019】以上説明した部分は、既知の真空倍力装置
と同様であるが、本実施例の装置では、トラクション制
御の為に、圧力導入路50に対して、第1室34の負圧
を導入させる状態と大気圧を導入させる状態とに切り換
えるように構成してある。即ち、第1室34と圧力導入
路50とが配管37を介して接続され、配管37に電磁
3方切換弁38が接続されている。この電磁3方弁38
は、消磁時に圧力導入路50を第1室34に連通させ、
また励磁時に圧力導入路50に大気圧を導入させる。こ
の切換弁38が励磁されて圧力導入路50に大気圧が導
入されると、空間Xつまり第2室35は、ブレーキペダ
ル12の踏込み操作がなくとも大気圧となり、その結果
倍力作用を行ってマスタシリンダ8にブレーキ油圧を発
生させることになる。
と同様であるが、本実施例の装置では、トラクション制
御の為に、圧力導入路50に対して、第1室34の負圧
を導入させる状態と大気圧を導入させる状態とに切り換
えるように構成してある。即ち、第1室34と圧力導入
路50とが配管37を介して接続され、配管37に電磁
3方切換弁38が接続されている。この電磁3方弁38
は、消磁時に圧力導入路50を第1室34に連通させ、
また励磁時に圧力導入路50に大気圧を導入させる。こ
の切換弁38が励磁されて圧力導入路50に大気圧が導
入されると、空間Xつまり第2室35は、ブレーキペダ
ル12の踏込み操作がなくとも大気圧となり、その結果
倍力作用を行ってマスタシリンダ8にブレーキ油圧を発
生させることになる。
【0020】次に、前記自動車のアンチスキッドブレー
キ制御と、ブレーキトラクション制御と、エンジントラ
クション制御に関連する制御系について、図1と図3に
基いて説明する。図1と図3に示すように、左右の前輪
1A,1Bの回転速度を夫々検出する車輪速センサ61
a,61bと、左右の後輪1C,1Dの回転速度を夫々
検出する車輪速センサ61c,61dと、ステアリング
ハンドルの回転角度を検出する舵角センサ62と、アク
セルペダル10が全閉状態のときにONとなるアクセル
スイッチ63と、ブレーキペダル12の踏込み操作時に
作動するブレーキスイッチ64,65(スイッチ64
は、常開型のスイッチ、65は常閉型のスイッチ)とが
設けられ、これらセンサやスイッチ類の検出信号は、制
御装置60に供給されている。
キ制御と、ブレーキトラクション制御と、エンジントラ
クション制御に関連する制御系について、図1と図3に
基いて説明する。図1と図3に示すように、左右の前輪
1A,1Bの回転速度を夫々検出する車輪速センサ61
a,61bと、左右の後輪1C,1Dの回転速度を夫々
検出する車輪速センサ61c,61dと、ステアリング
ハンドルの回転角度を検出する舵角センサ62と、アク
セルペダル10が全閉状態のときにONとなるアクセル
スイッチ63と、ブレーキペダル12の踏込み操作時に
作動するブレーキスイッチ64,65(スイッチ64
は、常開型のスイッチ、65は常閉型のスイッチ)とが
設けられ、これらセンサやスイッチ類の検出信号は、制
御装置60に供給されている。
【0021】この制御装置60に関して、前記車輪速セ
ンサ61a〜61dからの検出信号は、波形整形回路6
6で波形整形後入力インターフェイス68に供給され、
また舵角センサ62からの検出信号は、A/D変換器6
7にてA/D変換してから入力インターフェイス68に
供給され、またブレーキスイッチ64,65からの検出
信号は、入力インターフェイス68に供給されている。
前記入力インターフェイス68には、第1マイクロコン
ピュータ69と、第2マイクロコンピュータ70と、第
3マイクロコンピュータ71とが接続されている。前記
第1マイクロコンピュータ69と第2マイクロコンピュ
ータ70とは、同一機能の同一のマイクロコンピュータ
であり、故障時の安全対策の為に二重に設けられ、これ
らのマイクロコンピュータ69,70は、共にアンチス
キッドブレーキ制御及びブレーキトラクション制御を実
行するものであり、これらマイクロコンピュータ69,
70は、例えば、車輪速センサ61a〜61dからの検
出信号に基いて演算した何れかの車輪の車輪速度などの
同一のデータを時々刻々授受し、相手方から受けたデー
タを自分で演算したデータと照合することで、相互監視
を行なっている。
ンサ61a〜61dからの検出信号は、波形整形回路6
6で波形整形後入力インターフェイス68に供給され、
また舵角センサ62からの検出信号は、A/D変換器6
7にてA/D変換してから入力インターフェイス68に
供給され、またブレーキスイッチ64,65からの検出
信号は、入力インターフェイス68に供給されている。
前記入力インターフェイス68には、第1マイクロコン
ピュータ69と、第2マイクロコンピュータ70と、第
3マイクロコンピュータ71とが接続されている。前記
第1マイクロコンピュータ69と第2マイクロコンピュ
ータ70とは、同一機能の同一のマイクロコンピュータ
であり、故障時の安全対策の為に二重に設けられ、これ
らのマイクロコンピュータ69,70は、共にアンチス
キッドブレーキ制御及びブレーキトラクション制御を実
行するものであり、これらマイクロコンピュータ69,
70は、例えば、車輪速センサ61a〜61dからの検
出信号に基いて演算した何れかの車輪の車輪速度などの
同一のデータを時々刻々授受し、相手方から受けたデー
タを自分で演算したデータと照合することで、相互監視
を行なっている。
【0022】前記第3マイクロコンピュータ71は、エ
ンジントラクション制御を実行するものであり、このマ
イクロコンピュータ71は、第2マイクロコンピュータ
70との間で、前記同様に、例えば、車輪速センサ61
a〜61dからの検出信号に基いて演算した何れかの車
輪の車輪速度などのデータを授受し、相手方から受けた
データを自分で演算したデータと照合することで、相互
監視を行なっている。但し、前記相互監視の制御プログ
ラムは、これらマイクロコンピュータ69,70,71
のROMに夫々格納されているものとする。更に、第1
マイクロコンピュータ69と第2マイクロコンピュータ
70の暴走を監視する為の第1監視回路72が両マイク
ロコンピュータ69,70に共通に設けられ、また第3
マイクロコンピュータ71の暴走を監視する為の第2監
視回路73が設けられている。
ンジントラクション制御を実行するものであり、このマ
イクロコンピュータ71は、第2マイクロコンピュータ
70との間で、前記同様に、例えば、車輪速センサ61
a〜61dからの検出信号に基いて演算した何れかの車
輪の車輪速度などのデータを授受し、相手方から受けた
データを自分で演算したデータと照合することで、相互
監視を行なっている。但し、前記相互監視の制御プログ
ラムは、これらマイクロコンピュータ69,70,71
のROMに夫々格納されているものとする。更に、第1
マイクロコンピュータ69と第2マイクロコンピュータ
70の暴走を監視する為の第1監視回路72が両マイク
ロコンピュータ69,70に共通に設けられ、また第3
マイクロコンピュータ71の暴走を監視する為の第2監
視回路73が設けられている。
【0023】第1監視回路72は、所謂ウォッチ・ドッ
グ・タイマーに相当するもので、第1マイクロコンピュ
ータ69又は第2マイクロコンピュータ70の作動に異
常が発生したときには、両マイクロコンピュータ69,
70にそれらの作動を停止させる指令信号を供給すると
ともに、その出力ライン72aに「L」レベルの信号を
出力するように構成してある。但し、両マイクロコンピ
ュータ69,70が正常に作動しているときには、出力
ライン72aに「H」レベルの信号が出力される。第2
監視回路73は、前記同様、所謂ウォッチ・ドッグ・タ
イマーに相当するもので、第3マイクロコンピュータ7
1の作動に異常が発生したときには、第3マイクロコン
ピュータ71にその作動を停止させる指令信号を供給す
るとともに、その出力ライン73aに「L」レベルの信
号を出力するように構成してある。但し、第3マイクロ
コンピュータ71が正常に作動しているときには、出力
ライン73aに「H」レベルの信号が出力される。
グ・タイマーに相当するもので、第1マイクロコンピュ
ータ69又は第2マイクロコンピュータ70の作動に異
常が発生したときには、両マイクロコンピュータ69,
70にそれらの作動を停止させる指令信号を供給すると
ともに、その出力ライン72aに「L」レベルの信号を
出力するように構成してある。但し、両マイクロコンピ
ュータ69,70が正常に作動しているときには、出力
ライン72aに「H」レベルの信号が出力される。第2
監視回路73は、前記同様、所謂ウォッチ・ドッグ・タ
イマーに相当するもので、第3マイクロコンピュータ7
1の作動に異常が発生したときには、第3マイクロコン
ピュータ71にその作動を停止させる指令信号を供給す
るとともに、その出力ライン73aに「L」レベルの信
号を出力するように構成してある。但し、第3マイクロ
コンピュータ71が正常に作動しているときには、出力
ライン73aに「H」レベルの信号が出力される。
【0024】更に、第1及び第2マイクロコンピュータ
69,70の出力回路には、両マイクロコンピュータ6
9,70の出力信号と、第1監視回路72の出力信号
と、第2監視回路73の出力信号とを入力としてうけて
それらの論理積を出力する第1ANDゲート74(これ
が、第1中止手段に相当する)が介装され、また第3マ
イクロコンピュータ71の出力回路には、このマイクロ
コンピュータ71の出力信号と、第1監視回路72の出
力信号と、第2監視回路73の出力信号とを入力として
受けてそれらの論理積を出力する第2ANDゲート75
(これが、第2中止手段に相当する)が介装されてい
る。
69,70の出力回路には、両マイクロコンピュータ6
9,70の出力信号と、第1監視回路72の出力信号
と、第2監視回路73の出力信号とを入力としてうけて
それらの論理積を出力する第1ANDゲート74(これ
が、第1中止手段に相当する)が介装され、また第3マ
イクロコンピュータ71の出力回路には、このマイクロ
コンピュータ71の出力信号と、第1監視回路72の出
力信号と、第2監視回路73の出力信号とを入力として
受けてそれらの論理積を出力する第2ANDゲート75
(これが、第2中止手段に相当する)が介装されてい
る。
【0025】前記第1ANDゲート74からの出力信号
は、出力インターフェイス76を介して、前記油圧調整
弁15a,15bの為の駆動回路78a,78bや開閉
弁16a,16bの為の駆動回路78c,78dや電磁
3方切換弁38の為の駆動回路79に供給される。前記
第2ANDゲート75からの出力信号は、出力インター
フェイス77を介して、エンジン2の点火制御及び燃料
制御を行うエンジン制御装置80の点火時期制御部80
a及び/又は燃料制御部80bに供給される。
は、出力インターフェイス76を介して、前記油圧調整
弁15a,15bの為の駆動回路78a,78bや開閉
弁16a,16bの為の駆動回路78c,78dや電磁
3方切換弁38の為の駆動回路79に供給される。前記
第2ANDゲート75からの出力信号は、出力インター
フェイス77を介して、エンジン2の点火制御及び燃料
制御を行うエンジン制御装置80の点火時期制御部80
a及び/又は燃料制御部80bに供給される。
【0026】前記第1マイクロコンピュータ69と第2
マイクロコンピュータ70により同時並行的に且つ同一
内容として実行されるアンチスキッドブレーキ制御及び
ブレーキトラクション制御の制御内容自体は、本発明と
直接は関係なく既存の一般的なアンチスキッドブレーキ
制御及びブレーキトラクション制御と同様であるためそ
の詳細な説明は省略するが、これらの制御の制御プログ
ラムは、第1マイクロコンピュータ69のROM及び第
2マイクロコンピュータ70のROMに夫々格納されて
おり、同様に、第3マイクロコンピュータ71により実
行されるエンジントラクション制御の制御内容自体は、
本発明と直接は関係なく既存の一般的なエンジントラク
ション制御と同様であるので、その詳細な説明は省略す
るが、この制御の制御プログラムは、第3マイクロコン
ピュータ71のROMに格納されているものとする。
マイクロコンピュータ70により同時並行的に且つ同一
内容として実行されるアンチスキッドブレーキ制御及び
ブレーキトラクション制御の制御内容自体は、本発明と
直接は関係なく既存の一般的なアンチスキッドブレーキ
制御及びブレーキトラクション制御と同様であるためそ
の詳細な説明は省略するが、これらの制御の制御プログ
ラムは、第1マイクロコンピュータ69のROM及び第
2マイクロコンピュータ70のROMに夫々格納されて
おり、同様に、第3マイクロコンピュータ71により実
行されるエンジントラクション制御の制御内容自体は、
本発明と直接は関係なく既存の一般的なエンジントラク
ション制御と同様であるので、その詳細な説明は省略す
るが、この制御の制御プログラムは、第3マイクロコン
ピュータ71のROMに格納されているものとする。
【0027】尚、前記アンチスキッドブレーキ制御は、
制動時に車速と各車輪の車輪速とに基いて各車輪のロッ
ク状態を判別し、4つの車輪のスリップ率が所定の目標
スリップ率となるように、ブレーキ油圧の増圧と油圧保
持と減圧とからなる所定パターンの制御を繰り返えす制
御であり、また、前記ブレーキトラクション制御は、駆
動輪のスリップ率が所定の開始用しきい値以上になった
ときにブレーキ油圧を増圧してスリップ率の低下を図
り、その後スリップ率がブレーキトラクション制御用の
所定の継続用しきい値以下となるようにブレーキ油圧を
制御する制御であり、また、前記エンジントラクション
制御は、駆動輪のスリップ率が所定の開始用しきい値以
上になったときにエンジンの点火時期をリタードさせる
ことでエンジン出力トルクを低減させたり、及び/又は
エンジンの燃料カットによりエンジン出力トルクを低減
させたりすることでスリップ率の低下を図り、その後ス
リップ率がエンジントラクション制御用の所定の継続用
しきい値以下となるようにエンジン出力トルクを制御す
る制御である。
制動時に車速と各車輪の車輪速とに基いて各車輪のロッ
ク状態を判別し、4つの車輪のスリップ率が所定の目標
スリップ率となるように、ブレーキ油圧の増圧と油圧保
持と減圧とからなる所定パターンの制御を繰り返えす制
御であり、また、前記ブレーキトラクション制御は、駆
動輪のスリップ率が所定の開始用しきい値以上になった
ときにブレーキ油圧を増圧してスリップ率の低下を図
り、その後スリップ率がブレーキトラクション制御用の
所定の継続用しきい値以下となるようにブレーキ油圧を
制御する制御であり、また、前記エンジントラクション
制御は、駆動輪のスリップ率が所定の開始用しきい値以
上になったときにエンジンの点火時期をリタードさせる
ことでエンジン出力トルクを低減させたり、及び/又は
エンジンの燃料カットによりエンジン出力トルクを低減
させたりすることでスリップ率の低下を図り、その後ス
リップ率がエンジントラクション制御用の所定の継続用
しきい値以下となるようにエンジン出力トルクを制御す
る制御である。
【0028】ここで、本実施例に係るスリップ制御装置
の作用について説明する。前記第1〜第3マイクロコン
ピュータ69〜71が正常に作動しているときには、第
1、第2監視回路72,73から「H」レベルの信号が
出力され、また、第1、第2間コンピュータ69,70
から同一の制御信号が出力されるため、第1ANDゲー
ト74からは第1、第2マイクロコンピュータ69,7
0の制御信号が出力され、第1、第2マイクロコンピュ
ータ69,70によるアンチスキッドブレーキ制御及び
ブレーキトラクション制御が行われる。そして、第3マ
イクロコンピュータ71から出力されるエンジントラク
ション制御の制御信号が第2ANDゲート75から出力
されて、エンジントラクション制御が行われる。
の作用について説明する。前記第1〜第3マイクロコン
ピュータ69〜71が正常に作動しているときには、第
1、第2監視回路72,73から「H」レベルの信号が
出力され、また、第1、第2間コンピュータ69,70
から同一の制御信号が出力されるため、第1ANDゲー
ト74からは第1、第2マイクロコンピュータ69,7
0の制御信号が出力され、第1、第2マイクロコンピュ
ータ69,70によるアンチスキッドブレーキ制御及び
ブレーキトラクション制御が行われる。そして、第3マ
イクロコンピュータ71から出力されるエンジントラク
ション制御の制御信号が第2ANDゲート75から出力
されて、エンジントラクション制御が行われる。
【0029】ここで、第1マイクロコンピュータ69又
は第2マイクロコンピュータ70がシステムダウンして
異常作動し始めると、第1監視回路72がそれを検知し
て第1、第2マイクロコンピュータ69,70に対して
停止指令信号を供給して両マイクロコンピュータ69,
70を停止させるとともに、第1監視回路72は「L」
レベルの信号を第1ANDゲート74と第2ANDゲー
ト75とに出力するため、両ANDゲート74,75の
出力は「L」レベルとなり、3つのマイクロコンピュー
タ69〜71による制御が中止される。一方、第3マイ
クロコンピュータ71がシステムダウンして異常作動し
始めると、第2監視回路73がそれを検知して第3マイ
クロコンピュータ71に対して停止指令信号を供給して
第3マイクロコンピュータ71を停止させるとともに、
第2監視回路73は「L」レベルの信号を第1ANDゲ
ート74と第2ANDゲート75とに出力するため、両
ANDゲート74,75の出力は「L」レベルとなり、
3つのマイクロコンピュータ69〜71による制御が中
止される。
は第2マイクロコンピュータ70がシステムダウンして
異常作動し始めると、第1監視回路72がそれを検知し
て第1、第2マイクロコンピュータ69,70に対して
停止指令信号を供給して両マイクロコンピュータ69,
70を停止させるとともに、第1監視回路72は「L」
レベルの信号を第1ANDゲート74と第2ANDゲー
ト75とに出力するため、両ANDゲート74,75の
出力は「L」レベルとなり、3つのマイクロコンピュー
タ69〜71による制御が中止される。一方、第3マイ
クロコンピュータ71がシステムダウンして異常作動し
始めると、第2監視回路73がそれを検知して第3マイ
クロコンピュータ71に対して停止指令信号を供給して
第3マイクロコンピュータ71を停止させるとともに、
第2監視回路73は「L」レベルの信号を第1ANDゲ
ート74と第2ANDゲート75とに出力するため、両
ANDゲート74,75の出力は「L」レベルとなり、
3つのマイクロコンピュータ69〜71による制御が中
止される。
【0030】このように、何れか1つのマイクロコンピ
ュータが故障した場合には、第1及び第2マイクロコン
ピュータ69,70によるアンチスキッドブレーキ制御
及びブレーキトラクション制御と、エンジントラクショ
ン制御とが自動的に中止されるので、システムの故障対
策が万全なものとなり、信頼性と安全性を高めることが
できる。尚、前記第1監視回路72は、第1マイクロコ
ンピュータ69又は第2マイクロコンピュータ70内に
組み込まれることもあるし、また、図4に示すように、
3つのマイクロコンピュータ69〜70に夫々付随する
監視回路72A,72B,73を設けて、図示のように
接続しても、前記同様の作用が得られる。
ュータが故障した場合には、第1及び第2マイクロコン
ピュータ69,70によるアンチスキッドブレーキ制御
及びブレーキトラクション制御と、エンジントラクショ
ン制御とが自動的に中止されるので、システムの故障対
策が万全なものとなり、信頼性と安全性を高めることが
できる。尚、前記第1監視回路72は、第1マイクロコ
ンピュータ69又は第2マイクロコンピュータ70内に
組み込まれることもあるし、また、図4に示すように、
3つのマイクロコンピュータ69〜70に夫々付随する
監視回路72A,72B,73を設けて、図示のように
接続しても、前記同様の作用が得られる。
【図1】実施例に係る自動車のスリップ装置の全体構成
図である。
図である。
【図2】図1のブレーキブースタの要部断面図である。
【図3】図1のスリップ制御装置の制御系のブロック図
である。
である。
【図4】変形例に係るスリップ制御装置の制御系の要部
ブロック図である。
ブロック図である。
60 制御装置 69 第1マイクロコンピュータ 70 第2マイクロコンピュータ 71 第3マイクロコンピュータ 72 第1監視回路 73 第2監視回路 74 第1ANDゲート 75 第2ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益 啓純 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内 (72)発明者 細谷 公一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ブレーキ油圧を調整する油圧調整手段
を、制動時に車輪のスリップ状態に基いて制御するアン
チスキッドブレーキ制御手段と、車輪のスリップ状態に
基いて前記油圧調整手段を制御するブレーキトラクショ
ン制御手段と、車輪のスリップ状態に基いてエンジンの
出力トルク調整手段を制御するエンジントラクション制
御手段とを備えた車両において、 前記アンチスキッドブレーキ制御手段及びブレーキトラ
クション制御手段としての同一機能の第1及び第2マイ
クロコンピュータと、 前記エンジントラクション制御手段としての第3マイク
ロコンピュータと、 前記第1と第2マイクロコンピュータの異常を監視する
為の第1監視回路と、 前記第3マイクロコンピュータの異常を監視する為の第
2監視回路と、 前記第2監視回路が異常を検知した時には、アンチスキ
ッドブレーキ制御手段とブレーキトラクション制御手段
の制御を中止させる第1中止手段と、 を備えたことを特徴とする車両のスリップ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1の車両のスリップ制御装置にお
いて、前記第1監視回路が異常を検知した時には、エン
ジントラクション制御手段の制御を中止させる第2中止
手段を備えたことを特徴とする車両のスリップ制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1の車両のスリップ制御装置にお
いて、前記第2監視回路は、異常検知時に「L」レベル
の出力信号を出力するように構成され、前記第1中止手
段が、第1と第2マイクロコンピュータの出力回路に設
けられこれらマイクロコンピュータの出力信号と第2監
視回路の出力信号とを受けてその論理積を出力する第1
ANDゲートからなることを特徴とする車両のスリップ
制御装置。 - 【請求項4】 請求項2の車両のスリップ制御装置にお
いて、前記第1監視回路は、異常検知時に「L」レベル
の出力信号を出力するように構成され、前記第2中止手
段が、第3マイクロコンピュータの出力回路に設けられ
このマイクロコンピュータの出力信号と第1監視回路の
出力信号とを受けてその論理積を出力する第2ANDゲ
ートからなることを特徴とする車両のスリップ制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108888A JPH05278596A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両のスリップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108888A JPH05278596A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両のスリップ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05278596A true JPH05278596A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14496150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4108888A Pending JPH05278596A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 車両のスリップ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05278596A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0895601A (ja) * | 1994-09-24 | 1996-04-12 | Mazda Motor Corp | 車両の総合制御装置の故障処理方法 |
| JP2001056701A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | 制御ユニットの相互監視のための方法並びに装置 |
| JP2009227103A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Hitachi Ltd | ブレーキ制御システム |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4108888A patent/JPH05278596A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0895601A (ja) * | 1994-09-24 | 1996-04-12 | Mazda Motor Corp | 車両の総合制御装置の故障処理方法 |
| JP2001056701A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | 制御ユニットの相互監視のための方法並びに装置 |
| JP2009227103A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Hitachi Ltd | ブレーキ制御システム |
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