JPH05279481A - フルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその製造方法 - Google Patents
フルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその製造方法Info
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- JPH05279481A JPH05279481A JP4108961A JP10896192A JPH05279481A JP H05279481 A JPH05279481 A JP H05279481A JP 4108961 A JP4108961 A JP 4108961A JP 10896192 A JP10896192 A JP 10896192A JP H05279481 A JPH05279481 A JP H05279481A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/22—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G77/24—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen halogen-containing groups
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- C08G77/42—Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
- C08G77/44—Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing only polysiloxane sequences
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 AB型[Aがポリ(パーフルオロアルキルメ
チルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチルシロキサ
ン鎖である。]またはABA型[AおよびBは前記と同
じ]であるフルオロシリコ−ンブロック共重合体および
その製造方法を提供する。 【構成】 一般式(a):(Me2SiO)x(MeQS
iO)z(式中、Meはメチル基であり、Qはアルケニ
ル基であり、xは40以上の整数であり、zは0以上の
整数である。)で表されるシロキサン単位(B鎖)と一
般式(b):[F(CF2)aC2H4SiMeO)]y
(MeQSiO)v(式中、aは1以上の整数であり、
yは40以上の整数であり、vは0以上の整数であ
る。)で表されるシロキサン単位(A鎖)から構成され
るフルオロシリコーンブロック共重合体。
チルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチルシロキサ
ン鎖である。]またはABA型[AおよびBは前記と同
じ]であるフルオロシリコ−ンブロック共重合体および
その製造方法を提供する。 【構成】 一般式(a):(Me2SiO)x(MeQS
iO)z(式中、Meはメチル基であり、Qはアルケニ
ル基であり、xは40以上の整数であり、zは0以上の
整数である。)で表されるシロキサン単位(B鎖)と一
般式(b):[F(CF2)aC2H4SiMeO)]y
(MeQSiO)v(式中、aは1以上の整数であり、
yは40以上の整数であり、vは0以上の整数であ
る。)で表されるシロキサン単位(A鎖)から構成され
るフルオロシリコーンブロック共重合体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なフルオロシリコ−
ンブロック共重合体およびその製造方法に関し、詳しく
は、ポリ(パ−フルオロアルキルメチルシロキサン)鎖
とポリジメチルシロキサン鎖とからなるフルオロシリコ
ーンブロック共重合体およびその製造方法に関する。
ンブロック共重合体およびその製造方法に関し、詳しく
は、ポリ(パ−フルオロアルキルメチルシロキサン)鎖
とポリジメチルシロキサン鎖とからなるフルオロシリコ
ーンブロック共重合体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭55−50056号公報に
は、環状シロキサン(Me2SiO)xと環状トリシロ
キサン(CF3C2H4SiMeO)3の混合物を水酸化カ
リウムで重合して得られるポリオルガノシロキサン共重
合体が示されているが、このものはランダムな共重合体
である。また、特開昭51−134796号公報には、
環状トリシロキサン(CF3C2H4SiMeO)3と環状
トリシロキサン(Me2SiO)3の混合物をアルキルリ
チウム触媒を用いて共重合する方法が示されているが、
このものもAB型[Aがポリ(パーフルオロアルキルメ
チルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチルシロキサ
ン鎖である。]またはABA型のフルオロシリコーンブ
ロック共重合体を与えない。
は、環状シロキサン(Me2SiO)xと環状トリシロ
キサン(CF3C2H4SiMeO)3の混合物を水酸化カ
リウムで重合して得られるポリオルガノシロキサン共重
合体が示されているが、このものはランダムな共重合体
である。また、特開昭51−134796号公報には、
環状トリシロキサン(CF3C2H4SiMeO)3と環状
トリシロキサン(Me2SiO)3の混合物をアルキルリ
チウム触媒を用いて共重合する方法が示されているが、
このものもAB型[Aがポリ(パーフルオロアルキルメ
チルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチルシロキサ
ン鎖である。]またはABA型のフルオロシリコーンブ
ロック共重合体を与えない。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、AB型[Aがポリ(パ
ーフルオロアルキルメチルシロキサン)鎖であり、Bが
ポリジメチルシロキサン鎖である。]またはABA型の
新規なフルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその
製造方法を提供することにあり、また環状トリシロキサ
ンから1ポットでフルオロシリコーンブロック共重合体
が得られるフルオロシリコーンブロック共重合体の製造
方法を提供することである。
ーフルオロアルキルメチルシロキサン)鎖であり、Bが
ポリジメチルシロキサン鎖である。]またはABA型の
新規なフルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその
製造方法を提供することにあり、また環状トリシロキサ
ンから1ポットでフルオロシリコーンブロック共重合体
が得られるフルオロシリコーンブロック共重合体の製造
方法を提供することである。
【0004】
【発明の構成とその作用】上記目的は、一般式(a):
(Me2SiO)x(MeQSiO)z(式中、Meは
メチル基であり、Qはアルケニル基であり、xは40以
上の整数であり、zは0以上の整数である。)で表され
るシロキサン単位(B鎖)と一般式(b):[F(C
F2)aC2H4SiMeO)]y(MeQSiO)v
(式中、aは1以上の整数であり、yは40以上の整数
であり、vは0以上の整数である。)で表されるシロキ
サン単位(A鎖)から構成されるフルオロシリコーンブ
ロック共重合体および(1)式:(Me2SiO)3(式
中、Meは前記と同じである。)で示される環状トリシ
ロキサンまたは該環状トリシロキサンと(2)式:(Me
QSiO)3(式中、Meは前記と同じである。)で示
される環状トリシロキサンとの混合物を、アルキルリチ
ウム触媒、またはリチウムシラノレ−ト触媒の存在下に
重合させ、環状トリシロキサンの消失後、(3)式:[F
(CF2)aC2H4−SiMeO)]3(式中、Meは前
記と同じである。)で示される環状トリシロキサンまた
は該環状トリシロキサンを前記(2)の環状トリシロキサ
ンとの混合物を添加して、重合させることを特徴とす
る、請求項1記載のフルオロシリコーンブロック共重合
体の製造方法によって達成される。
(Me2SiO)x(MeQSiO)z(式中、Meは
メチル基であり、Qはアルケニル基であり、xは40以
上の整数であり、zは0以上の整数である。)で表され
るシロキサン単位(B鎖)と一般式(b):[F(C
F2)aC2H4SiMeO)]y(MeQSiO)v
(式中、aは1以上の整数であり、yは40以上の整数
であり、vは0以上の整数である。)で表されるシロキ
サン単位(A鎖)から構成されるフルオロシリコーンブ
ロック共重合体および(1)式:(Me2SiO)3(式
中、Meは前記と同じである。)で示される環状トリシ
ロキサンまたは該環状トリシロキサンと(2)式:(Me
QSiO)3(式中、Meは前記と同じである。)で示
される環状トリシロキサンとの混合物を、アルキルリチ
ウム触媒、またはリチウムシラノレ−ト触媒の存在下に
重合させ、環状トリシロキサンの消失後、(3)式:[F
(CF2)aC2H4−SiMeO)]3(式中、Meは前
記と同じである。)で示される環状トリシロキサンまた
は該環状トリシロキサンを前記(2)の環状トリシロキサ
ンとの混合物を添加して、重合させることを特徴とす
る、請求項1記載のフルオロシリコーンブロック共重合
体の製造方法によって達成される。
【0005】本発明のフルオロシリコ−ンブロック共重
合体は、 一般式(a):(Me2SiO)x(MeQSi
O)z(式中、Meはメチル基であり、Qはアルケニル
基であり、xは40以上の整数であり、zは0以上の整
数である。)で表されるB鎖、一般式(b):[F(CF
2)aC2H4SiMeO)]y(MeQSiO)v(式
中、aは1以上の整数であり、yは40以上の整数であ
り、vは0以上の整数である。)で表されるA鎖からな
るAB型またはABA型のフルオロシリコーンブロック
共重合体である。Qはビニル基,アリ−ル基,ヘキセニ
ル基などで例示されるアルキレン基である。一般式(a)
で表されるB鎖は、少なくとも40個以上のシロキサン
単位からなり、従って、(x+y)は、40以上であ
る。式MeQSiOで示されるシロキサン単位は、zが
0でない場合には、A鎖を主に構成するMe2SiO単
位中に分散していてもよく、あるいは、ブロック状であ
ってもよい。一般式(b)で表されるA鎖は、少なくとも
40個以上のシロキサン単位からなり、従って、(v+
y)は、40以上である。式中、aは1以上の整数であ
るが、通常、10以下である。特には1、4、6などが
例示される。本発明のフルオロシリコ−ンブロック共重
合体は、AB型またはABA型のフルオロシリコーンブ
ロック共重合体である。特には、ブロック共重合体中に
おいて、yが(x+y+z+v)の合計に対し、20〜
80モル%であり、官能基としてのQは、ブロック共重
合体に、少なくとも2個存在することが好ましい。本発
明のフルオロシリコ−ンブロック共重合体は、(1)式:
(Me2SiO)3で示される環状トリシロキサンを単独
または該環状トリシロキサンと(2)式:(MeQSi
O)3で示される環状トリシロキサンとの混合下、アル
キルリチウム触媒、またはリチウムシラノレ−ト触媒を
用いて重合させ、環状トリシロキサンの消失後、(3)
式:[F(CF2)aC2H4−SiMeO)]3で示され
る環状トリシロキサンを単独または、該環状トリシロキ
サンと環状トリシロキサン(MeQSiO)3との混合
物として添加し、重合させることにより製造される。重
合装置は、予め乾燥した窒素ガスなどで無水状態にされ
る。式(Me2SiO)3で示される環状トリシロキサン
を単独または、該環状トリシロキサンと式(MeQSi
O)3で示される環状トリシロキサンとの混合物、ある
いはそれらの有機溶媒による溶液として重合装置に仕込
まれる。次いで、アルキルリチウム触媒の溶液を添加す
ることにより、重合が開始される。アルキルリチウム触
媒は市販されている物でよく、それらは通常、エ−テル
やヘキサン溶液として市販されている物でよい。アルキ
ルリチウム触媒の例としては、n−ブチルリチウム、t
−ブチルリチウム、メチルリチウム等が挙げられる。直
接それらのアルキルリチウム触媒の溶液を添加した場合
には、アルキル基をRとすると、片末端がRMe2Si
OまたはRMeQSiOのように封鎖された末端となる
ため、最終的にAB型のフルオロシリコーンブロック共
重合体になる。リチウムトリアルキルシラノレ−トを触
媒として用いてもトリアルキルシロキシ基に封鎖された
末端となるため、最終的にAB型のフルオロシリコーン
ブロック共重合体になる。一方、(4)式LiO(Me2
SiO)nLi(式中、nは正の整数である。)で示さ
れるリチウムシラノレ−トを触媒として用いた場合に
は、重合は両末端で進むため、最終的にABA型のフル
オロシリコーンブロック共重合体になる。ABA型のフ
ルオロシリコーンブロック共重合体の両末端は、最終的
に重合が停止された際、単に酸の添加によりシラノ−ル
基として残存していてもよく、あるいはトリアルキルク
ロロシランで中和され封鎖されていてもよい。(4)式中
のMe基は、一部Q基に置換されていても良い。(4)式
で示されるリチウムシラノレ−トは、例えば、対応する
ポリシロキサン−α、ω−ジオ−ルにアルキルリチウム
触媒の溶液を添加することにより、アルカンが飛び、容
易に生成される。このものを環状トリシロキサンを入れ
た重合装置に添加してもよく、あるいは、まずこの触媒
を重合装置中で合成し、そのものに環状トリシロキサン
を添加してもよい。重合は、撹拌下、室温〜150℃の
温度で、環状トリシロキサンが消失するまで行なわれ
る。通常は、30分間〜1日間行なわれる。有機溶媒が
用いられる場合には、トルエン、ヘキサン、ヘプタン、
またはテトラヒドロフラン等が選択される。環状トリシ
ロキサンの濃度は、10〜80重量%が適当である。さ
らに、重合促進剤として、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、または、ジメチルアセトアミドを用
いるのが、好ましい。重合促進剤の添加量は、通常、環
状トリシロキサンの量に対し、0.1〜30重量%が適
当である。(1)式の環状トリシロキサン単独またはこれ
と(2)式の環状トリシロキサンとの混合物が、以上によ
り重合されて、環状トリシロキサンが消費されると、フ
ルオロシリコーンブロック共重合体のB部分が合成され
た事になる。次いで、(3)式:[F(CF2)aC2H4
−SiMeO)]3の環状トリシロキサンを単独また
は、(2)式の環状トリシロキサンとの混合物を添加する
ことにより、フルオロシリコーンブロック共重合体のA
部分がB部分の末端から重合がすすみ、ABまたはAB
A型のフルオロシリコーンブロック共重合体が合成され
る。(3)式の環状トリシロキサンは、本発明の製造方法
において、通常、(1)式の環状トリシロキサンよりも重
合速度が速いため、その重合は、撹拌下、0℃〜100
℃の温度で、5分間〜2時間行なわれる。なお、この場
合は環状トリシロキサンが消失するまで行なう必要はな
い。製造されたAB型またはABA型のフルオロシリコ
ーンブロック共重合体は、すみやかに酸を添加すること
により、触媒を中和し、重合を停止させる。その後、使
用した有機溶剤や未反応の環状トリシロキサンを減圧
下、ストリッピングによって、回収除去する。
合体は、 一般式(a):(Me2SiO)x(MeQSi
O)z(式中、Meはメチル基であり、Qはアルケニル
基であり、xは40以上の整数であり、zは0以上の整
数である。)で表されるB鎖、一般式(b):[F(CF
2)aC2H4SiMeO)]y(MeQSiO)v(式
中、aは1以上の整数であり、yは40以上の整数であ
り、vは0以上の整数である。)で表されるA鎖からな
るAB型またはABA型のフルオロシリコーンブロック
共重合体である。Qはビニル基,アリ−ル基,ヘキセニ
ル基などで例示されるアルキレン基である。一般式(a)
で表されるB鎖は、少なくとも40個以上のシロキサン
単位からなり、従って、(x+y)は、40以上であ
る。式MeQSiOで示されるシロキサン単位は、zが
0でない場合には、A鎖を主に構成するMe2SiO単
位中に分散していてもよく、あるいは、ブロック状であ
ってもよい。一般式(b)で表されるA鎖は、少なくとも
40個以上のシロキサン単位からなり、従って、(v+
y)は、40以上である。式中、aは1以上の整数であ
るが、通常、10以下である。特には1、4、6などが
例示される。本発明のフルオロシリコ−ンブロック共重
合体は、AB型またはABA型のフルオロシリコーンブ
ロック共重合体である。特には、ブロック共重合体中に
おいて、yが(x+y+z+v)の合計に対し、20〜
80モル%であり、官能基としてのQは、ブロック共重
合体に、少なくとも2個存在することが好ましい。本発
明のフルオロシリコ−ンブロック共重合体は、(1)式:
(Me2SiO)3で示される環状トリシロキサンを単独
または該環状トリシロキサンと(2)式:(MeQSi
O)3で示される環状トリシロキサンとの混合下、アル
キルリチウム触媒、またはリチウムシラノレ−ト触媒を
用いて重合させ、環状トリシロキサンの消失後、(3)
式:[F(CF2)aC2H4−SiMeO)]3で示され
る環状トリシロキサンを単独または、該環状トリシロキ
サンと環状トリシロキサン(MeQSiO)3との混合
物として添加し、重合させることにより製造される。重
合装置は、予め乾燥した窒素ガスなどで無水状態にされ
る。式(Me2SiO)3で示される環状トリシロキサン
を単独または、該環状トリシロキサンと式(MeQSi
O)3で示される環状トリシロキサンとの混合物、ある
いはそれらの有機溶媒による溶液として重合装置に仕込
まれる。次いで、アルキルリチウム触媒の溶液を添加す
ることにより、重合が開始される。アルキルリチウム触
媒は市販されている物でよく、それらは通常、エ−テル
やヘキサン溶液として市販されている物でよい。アルキ
ルリチウム触媒の例としては、n−ブチルリチウム、t
−ブチルリチウム、メチルリチウム等が挙げられる。直
接それらのアルキルリチウム触媒の溶液を添加した場合
には、アルキル基をRとすると、片末端がRMe2Si
OまたはRMeQSiOのように封鎖された末端となる
ため、最終的にAB型のフルオロシリコーンブロック共
重合体になる。リチウムトリアルキルシラノレ−トを触
媒として用いてもトリアルキルシロキシ基に封鎖された
末端となるため、最終的にAB型のフルオロシリコーン
ブロック共重合体になる。一方、(4)式LiO(Me2
SiO)nLi(式中、nは正の整数である。)で示さ
れるリチウムシラノレ−トを触媒として用いた場合に
は、重合は両末端で進むため、最終的にABA型のフル
オロシリコーンブロック共重合体になる。ABA型のフ
ルオロシリコーンブロック共重合体の両末端は、最終的
に重合が停止された際、単に酸の添加によりシラノ−ル
基として残存していてもよく、あるいはトリアルキルク
ロロシランで中和され封鎖されていてもよい。(4)式中
のMe基は、一部Q基に置換されていても良い。(4)式
で示されるリチウムシラノレ−トは、例えば、対応する
ポリシロキサン−α、ω−ジオ−ルにアルキルリチウム
触媒の溶液を添加することにより、アルカンが飛び、容
易に生成される。このものを環状トリシロキサンを入れ
た重合装置に添加してもよく、あるいは、まずこの触媒
を重合装置中で合成し、そのものに環状トリシロキサン
を添加してもよい。重合は、撹拌下、室温〜150℃の
温度で、環状トリシロキサンが消失するまで行なわれ
る。通常は、30分間〜1日間行なわれる。有機溶媒が
用いられる場合には、トルエン、ヘキサン、ヘプタン、
またはテトラヒドロフラン等が選択される。環状トリシ
ロキサンの濃度は、10〜80重量%が適当である。さ
らに、重合促進剤として、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、または、ジメチルアセトアミドを用
いるのが、好ましい。重合促進剤の添加量は、通常、環
状トリシロキサンの量に対し、0.1〜30重量%が適
当である。(1)式の環状トリシロキサン単独またはこれ
と(2)式の環状トリシロキサンとの混合物が、以上によ
り重合されて、環状トリシロキサンが消費されると、フ
ルオロシリコーンブロック共重合体のB部分が合成され
た事になる。次いで、(3)式:[F(CF2)aC2H4
−SiMeO)]3の環状トリシロキサンを単独また
は、(2)式の環状トリシロキサンとの混合物を添加する
ことにより、フルオロシリコーンブロック共重合体のA
部分がB部分の末端から重合がすすみ、ABまたはAB
A型のフルオロシリコーンブロック共重合体が合成され
る。(3)式の環状トリシロキサンは、本発明の製造方法
において、通常、(1)式の環状トリシロキサンよりも重
合速度が速いため、その重合は、撹拌下、0℃〜100
℃の温度で、5分間〜2時間行なわれる。なお、この場
合は環状トリシロキサンが消失するまで行なう必要はな
い。製造されたAB型またはABA型のフルオロシリコ
ーンブロック共重合体は、すみやかに酸を添加すること
により、触媒を中和し、重合を停止させる。その後、使
用した有機溶剤や未反応の環状トリシロキサンを減圧
下、ストリッピングによって、回収除去する。
【0006】以上のような本発明のフルオロシリコ−ン
ブロック共重合体は、AB[Aがポリ(パーフルオロア
ルキルメチルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチル
シロキサン鎖である。]またはABA型のフルオロシリ
コーンブロック共重合構造を有する新規なポリマ−であ
り、シリコ−ンゴムのブレンドの際に相溶化剤として効
果がある。たとえば、ジメチルシリコ−ンゴムとフルオ
ロシリコ−ンゴムの混合物、あるいは、ジメチルシリコ
−ンゴムとフッ素ゴムの混合物、フルオロシリコ−ンゴ
ムとフッ素ゴムの混合物を製造する際の相溶化剤として
有効である。
ブロック共重合体は、AB[Aがポリ(パーフルオロア
ルキルメチルシロキサン)鎖であり、Bがポリジメチル
シロキサン鎖である。]またはABA型のフルオロシリ
コーンブロック共重合構造を有する新規なポリマ−であ
り、シリコ−ンゴムのブレンドの際に相溶化剤として効
果がある。たとえば、ジメチルシリコ−ンゴムとフルオ
ロシリコ−ンゴムの混合物、あるいは、ジメチルシリコ
−ンゴムとフッ素ゴムの混合物、フルオロシリコ−ンゴ
ムとフッ素ゴムの混合物を製造する際の相溶化剤として
有効である。
【0007】
【実施例】以下に、実施例を示す。
【0008】
【実施例1】フラスコに乾燥窒素を流して系を無水状態
にした後、水酸基含有量が15重量%のジメチルシロキ
サンジオ−ル0.27gと予め無水状態にしたトルエン
20gを入れ、次いで、n−ブチルリチウムのヘキサン
溶液(濃度1.6モル/l)をシリンジ法により1.5m
l(2.4ミリモル)添加した。発熱し、ガスの発生が
見られた。次いで、n,n−ジメチルホルムアミド3g
を加え、さらに予め無水状態にした(Me2SiO)33
00gと(MeViSiO)31g(Viはビニル基)
とトルエン300gの混合物を2時間かけて滴下した。
室温で12時間撹拌後、ガスクロマトグラフィ−(GL
C)により、両環状トリシロキサンの消失が確認され
た。反応生成物を1,1,2−トリクロロトリフルオロエ
タンを溶媒とし、ポリジメチルシロキサンスタンダ−ド
を用いてゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(G
PC)により測定したところ、重量平均分子量18.9
万、数平均分子量11.8万、分散度1.6のポリマ−が
得られている事がわかった。オリゴマ−の副生はみられ
なかった。さらに、(CF3CH2CH2SiMeO)36
35.8gと(MeViSiO)31gとトルエン300
gの混合物を添加し、室温で高速撹拌した。2分後、白
濁し、10分後再び反応系は透明になって増粘してい
き、15分後にガム状になった。その後、ドライアイス
を投入して反応を停止した。この反応生成物をGPCに
より測定したところ、重量平均分子量104万、数平均
分子量40万のポリマ−が95%得られており、分子量
300のオリゴマ−が5%残っている事がわかった。さ
らに、これを150℃の温度で、減圧下6時間ストリッ
ピングを行うことにより、ガム状体を得た。29Si−N
MR分析により、−22.0ppmにMe2SiO単位のピ
−ク、−19.6ppmにCF3CH2CH2SiMeO単位
のピ−クが認められ、その積分比は1:1であった。G
PC測定と29Si−NMR分析との結果から、このフル
オロシリコ−ンブロック共重合体は、組成式(Me2S
iO)1600(CF3CH2CH2SiMeO)1600(Me
ViSiO)10で示されるフルオロシリコーンブロック
共重合体であることがわかった。
にした後、水酸基含有量が15重量%のジメチルシロキ
サンジオ−ル0.27gと予め無水状態にしたトルエン
20gを入れ、次いで、n−ブチルリチウムのヘキサン
溶液(濃度1.6モル/l)をシリンジ法により1.5m
l(2.4ミリモル)添加した。発熱し、ガスの発生が
見られた。次いで、n,n−ジメチルホルムアミド3g
を加え、さらに予め無水状態にした(Me2SiO)33
00gと(MeViSiO)31g(Viはビニル基)
とトルエン300gの混合物を2時間かけて滴下した。
室温で12時間撹拌後、ガスクロマトグラフィ−(GL
C)により、両環状トリシロキサンの消失が確認され
た。反応生成物を1,1,2−トリクロロトリフルオロエ
タンを溶媒とし、ポリジメチルシロキサンスタンダ−ド
を用いてゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(G
PC)により測定したところ、重量平均分子量18.9
万、数平均分子量11.8万、分散度1.6のポリマ−が
得られている事がわかった。オリゴマ−の副生はみられ
なかった。さらに、(CF3CH2CH2SiMeO)36
35.8gと(MeViSiO)31gとトルエン300
gの混合物を添加し、室温で高速撹拌した。2分後、白
濁し、10分後再び反応系は透明になって増粘してい
き、15分後にガム状になった。その後、ドライアイス
を投入して反応を停止した。この反応生成物をGPCに
より測定したところ、重量平均分子量104万、数平均
分子量40万のポリマ−が95%得られており、分子量
300のオリゴマ−が5%残っている事がわかった。さ
らに、これを150℃の温度で、減圧下6時間ストリッ
ピングを行うことにより、ガム状体を得た。29Si−N
MR分析により、−22.0ppmにMe2SiO単位のピ
−ク、−19.6ppmにCF3CH2CH2SiMeO単位
のピ−クが認められ、その積分比は1:1であった。G
PC測定と29Si−NMR分析との結果から、このフル
オロシリコ−ンブロック共重合体は、組成式(Me2S
iO)1600(CF3CH2CH2SiMeO)1600(Me
ViSiO)10で示されるフルオロシリコーンブロック
共重合体であることがわかった。
【0009】
【実施例2】実施例1において、トルエンの代わりにヘ
プテンを用い、(CF3CH2CH2SiMeO)363
5.8gの代わりに式(C4F9CH2CH2SiMeO)3
で示される環状トリシロキサンを612g(2モル)添
加した以外は、実施例1と同様にして反応させた。重量
平均分子量18.9万、数平均分子量11.8万、分散度
1.6であるポリジメチルシロキサンのポリマ−の消失
がみられ、GPC測定では、重量平均分子量86万であ
り、29Si−NMR分析では、−22.0ppmにMe2S
iO単位のピ−クが認められ、−21.6ppmにC4F9C
H2CH2SiMeO単位のピ−クが認められ、その積分
比は2:1であった。これらの分析結果からこの方法に
おいては、ガム状のフルオロシリコ−ンブロック共重合
体が得られていることがわかった。このフルオロシリコ
−ンブロック共重合体は、組成式(Me2SiO)1600
(C4F9C2H4SiMeO)800(MeViSiO)10
で示されるフルオロシリコーンブロック共重合体である
ことがわかった。
プテンを用い、(CF3CH2CH2SiMeO)363
5.8gの代わりに式(C4F9CH2CH2SiMeO)3
で示される環状トリシロキサンを612g(2モル)添
加した以外は、実施例1と同様にして反応させた。重量
平均分子量18.9万、数平均分子量11.8万、分散度
1.6であるポリジメチルシロキサンのポリマ−の消失
がみられ、GPC測定では、重量平均分子量86万であ
り、29Si−NMR分析では、−22.0ppmにMe2S
iO単位のピ−クが認められ、−21.6ppmにC4F9C
H2CH2SiMeO単位のピ−クが認められ、その積分
比は2:1であった。これらの分析結果からこの方法に
おいては、ガム状のフルオロシリコ−ンブロック共重合
体が得られていることがわかった。このフルオロシリコ
−ンブロック共重合体は、組成式(Me2SiO)1600
(C4F9C2H4SiMeO)800(MeViSiO)10
で示されるフルオロシリコーンブロック共重合体である
ことがわかった。
【0010】
【実施例3】フラスコに乾燥窒素を流して系を無水状態
にした後、予め無水状態にした(Me2SiO)3300
gとトルエン300gの混合物を添加した。次いで、ジ
メチルスルホキシド1gを加え、n−ブチルリチウムの
ヘキサン溶液(濃度1.6モル/l)をシリンジ法によ
り1.5ml(2.4ミリモル)添加した。室温で9時間
撹拌後、GLCにより、環状トリシロキサンの消失が確
認された。GPC測定では、重量平均分子量12万、分
散度1.2のポリマ−が得られていることがわかった。
オリゴマ−の副生はみられなかった。さらに、(CF3
CH2CH2SiMeO)3635gとトルエン300g
の混合物を添加し、室温で高速撹拌した。15分後、ガ
ム状になったところでドライアイスを投入して反応を停
止した。150℃の温度で、減圧下6時間ストリッピン
グを行うことにより、ガム状のフルオロシリコ−ンブロ
ック共重合体を得た。このフルオロシリコ−ンブロック
共重合体は、組成式(Me2SiO)1600(CF3CH2
CH2SiMeO)1600で示されるフルオロシリコーン
ブロック共重合体であることがわかった。
にした後、予め無水状態にした(Me2SiO)3300
gとトルエン300gの混合物を添加した。次いで、ジ
メチルスルホキシド1gを加え、n−ブチルリチウムの
ヘキサン溶液(濃度1.6モル/l)をシリンジ法によ
り1.5ml(2.4ミリモル)添加した。室温で9時間
撹拌後、GLCにより、環状トリシロキサンの消失が確
認された。GPC測定では、重量平均分子量12万、分
散度1.2のポリマ−が得られていることがわかった。
オリゴマ−の副生はみられなかった。さらに、(CF3
CH2CH2SiMeO)3635gとトルエン300g
の混合物を添加し、室温で高速撹拌した。15分後、ガ
ム状になったところでドライアイスを投入して反応を停
止した。150℃の温度で、減圧下6時間ストリッピン
グを行うことにより、ガム状のフルオロシリコ−ンブロ
ック共重合体を得た。このフルオロシリコ−ンブロック
共重合体は、組成式(Me2SiO)1600(CF3CH2
CH2SiMeO)1600で示されるフルオロシリコーン
ブロック共重合体であることがわかった。
【0011】
【発明の効果】本発明のフルオロシリコ−ンブロック共
重合体は新規な化合物であり、またその製造方法は、こ
のような化合物を生産性よく製造できるという特徴を有
する。
重合体は新規な化合物であり、またその製造方法は、こ
のような化合物を生産性よく製造できるという特徴を有
する。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(a):(Me2SiO)x(Me
QSiO)z(式中、Meはメチル基であり、Qはアル
ケニル基であり、xは40以上の整数であり、zは0以
上の整数である。)で表されるシロキサン単位(B鎖)
と一般式(b):[F(CF2)aC2H4SiMeO)]
y(MeQSiO)v(式中、aは1以上の整数であ
り、yは40以上の整数であり、vは0以上の整数であ
る。)で表されるシロキサン単位(A鎖)から構成され
るフルオロシリコーンブロック共重合体。 - 【請求項2】 (1)式:(Me2SiO)3(式中、Me
は前記と同じである。)で示される環状トリシロキサン
または該環状トリシロキサンと(2)式:(MeQSi
O)3(式中、Meは前記と同じである。)で示される
環状トリシロキサンとの混合物を、アルキルリチウム触
媒、またはリチウムシラノレ−ト触媒の存在下に重合さ
せ、環状トリシロキサンの消失後、(3)式:[F(CF
2)aC2H4−SiMeO)]3(式中、Meは前記と同
じである。)で示される環状トリシロキサンまたは該環
状トリシロキサンを前記(2)の環状トリシロキサンとの
混合物を添加して、重合させることを特徴とする、請求
項1記載のフルオロシリコーンブロック共重合体の製造
方法。 - 【請求項3】 yが(x+y+z+v)の合計に対し、
20〜80モル%であり、かつ、1分子中に2個以上の
Q(Qは前記と同じである。)を含有するものである、
請求項1記載のフルオロシリコーンブロック共重合体。 - 【請求項4】 有機溶剤の存在下で重合させることを特
徴とする、請求項2記載のフルオロシリコーンブロック
共重合体の製造方法。 - 【請求項5】 有機溶剤が、トルエン,ヘキサン,ヘプ
タン、またはテトラヒドロフランであり、さらに重合促
進剤として、ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキ
シド、またはジメチルアセトアミドを用いることを特徴
とする、請求項3記載のフルオロシリコーンブロック共
重合体の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108961A JPH05279481A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | フルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその製造方法 |
| US08/028,846 US5300609A (en) | 1992-03-31 | 1993-03-10 | Fluorosilicone block copolymers |
| CA002091976A CA2091976A1 (en) | 1992-03-31 | 1993-03-18 | Fluorosilicone block copolymers and method for the preparation thereof |
| MX9301742A MX9301742A (es) | 1992-03-31 | 1993-03-29 | Copolimeros de bloques de fluorosilicona y metodo para su preparacion. |
| EP93105285A EP0563902A1 (en) | 1992-03-31 | 1993-03-30 | Fluorosilicone block copolymers and method for the preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP4108961A JPH05279481A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | フルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05279481A true JPH05279481A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14498051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4108961A Pending JPH05279481A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | フルオロシリコ−ンブロック共重合体およびその製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5300609A (ja) |
| EP (1) | EP0563902A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05279481A (ja) |
| CA (1) | CA2091976A1 (ja) |
| MX (1) | MX9301742A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2004505146A (ja) * | 2000-07-27 | 2004-02-19 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | コポリマーシーラント組成物及び製造方法 |
| JP2008535968A (ja) * | 2005-04-06 | 2008-09-04 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | オルガノシロキサン組成物 |
| JP2010155961A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-07-15 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | オルガノポリシロキサン及びその製造方法並びにフルオロシリコーンゴム組成物 |
| JP2013209473A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | ブロック化オルガノポリシロキサン及びその製造方法 |
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1993
- 1993-03-10 US US08/028,846 patent/US5300609A/en not_active Expired - Fee Related
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- 1993-03-29 MX MX9301742A patent/MX9301742A/es unknown
- 1993-03-30 EP EP93105285A patent/EP0563902A1/en not_active Withdrawn
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