JPH0528361Y2 - - Google Patents

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JPH0528361Y2
JPH0528361Y2 JP1987012607U JP1260787U JPH0528361Y2 JP H0528361 Y2 JPH0528361 Y2 JP H0528361Y2 JP 1987012607 U JP1987012607 U JP 1987012607U JP 1260787 U JP1260787 U JP 1260787U JP H0528361 Y2 JPH0528361 Y2 JP H0528361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建設機械に搭載されたエンジンの暖
機を自動的に行なうための装置に関する。
[従来の技術] エンジンの温度が低い場合、該エンジンの始動
直後に大きな負荷を作用させることは望ましくな
い。そこで従来、上記始動直後にエンジンをウオ
ームアツプ運転して、いわゆる暖機を行ない、こ
れによつてエンジンの調子を整えるようにしてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、寒冷地においては上記暖機に相
当な時間を要する。とくに大型である建設機械用
エンジンにおいては、上記暖機に多大な時間を要
し、そのため作業開始が大幅に遅れる等の不都合
を生じている。
本考案の目的は、かかる状況に鑑み、大型であ
る建設機械用エンジンを、簡易かつ低コストな構
成によつて円滑、迅速に暖機することができる暖
機装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、エンジンで駆動される油圧ポンプ
と、 操作弁を介して上記油圧ポンプに接続された油
圧アクチユエータと、電気信号に基づいてリリー
フ圧を変化させるように構成され、上記操作弁が
中立状態にある場合に、上記リリーフ圧を零の状
態にして上記ポンプの吐出油をタンクにバイパス
させるアンロード弁とを備えた建設機械に適用さ
れ、上記エンジンの温度を検出する温度検出手段
と、上記エンジンの温度が予設定された暖機完了
温度T2に到達するまでの間、上記エンジンをロ
ーアイドル回転数N1よりも高い所定の回転数N2
で回転させ、上記エンジンの温度が上記暖機完了
温度T2に到達した時点で上記エンジンを上記ロ
ーアイドル回転数N1で回転させる回転数制御手
段と、上記エンジンの温度が予設定温度T1(<
T2)以上でかつ上記温度T2よりも低い範囲にあ
る場合に、上記アンロード弁のリリーフ圧が所定
の大きさとなるように該アンロード弁を制御し
て、上記ポンプに所定の負荷を作用させる弁制御
手段とを備えた構成を特徴としている。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、パワーシヨベル等の建設機械のエン
ジンに適用した本考案の実施例を示している。
同図において、エンジン1によつて駆動される
油圧ポンプ2には、アンロード弁3が接続され、
かつ、操作弁4を介して油圧アクチユエータたる
油圧シリンダ5が接続されている。
上記アンロード弁3は、リリーフ圧としての構
成を有した主弁30と、電磁式のパイロツト弁3
2とを備えている。
主弁30は、ポンプポートがポンプ2と、一次
側パイロツトポートと、パイロツト弁32のパイ
ロツトポートにそれぞれ接続されている。また、
主弁30の二次側パイロツトポートは、オリフイ
ス31を介して上記ポンプポートに接続されると
ともに、パイロツト弁32の流入ポートに接続さ
れている。
いま、パイロツト弁32のソレノイド32aが
励磁されていないとすると、この場合、図示する
ように、主弁30の二次側パイロツトポートが該
弁32を介してタンク6と連通する。
そこで、操作弁4の中立状態下で油圧ポンプ2
が駆動されると、上記主弁30の一次側パイロツ
トポートに作用する僅かな油圧によつて該主弁3
0が全開状態になり、その結果、ポンプが無負荷
運転されることになる。つまり、ポンプ2から吐
出された圧油が主弁30を通つてそのままタンク
に排出されて、該ポンプ2がアンロード状態にお
かれる。
ここで、コントローラ11から出力される信号
電流によつて上記パイロツト弁32のソレノイド
32aが励磁されると、該ソレノイド32aの付
勢力によつてパイロツト弁32が閉じ方向に作動
する。この結果、上記主弁30の二次側パイロツ
トポートの油圧が零の状態から増大し、これに伴
つて、該主弁30が閉じ方向に作動してそのポン
プポートに圧力(ポンプ2の吐出圧)が立つ状態
となる。
上記ポンプポートにおける油圧、つまり、主弁
30のリリーフ圧は、ソレノイド32aの付勢力
に対応し、したがつて、該ソレノイド32aの励
磁電流を制御することによつて上記リリーフ圧を
任意の大きさに設定することができる。
ポンプ2の吐出圧が立つことは、該ポンプ2の
吸収トルクが増大すること、つまり、エンジンの
負荷トルクが増大することを意味し、第3図には
上記リリーフ圧がある大きさに設定された場合の
エンジン1の負荷トルクが符号t3で示されてい
る。
なお、上記操作弁4が操作される場合には、該
操作弁の操作に連係して上記ソレノイド32aに
信号電流が供給され、これによつて主弁30のリ
リーフ圧が設定される。したがつて、ポンプ2の
吐出圧が上記リリーフ圧以上になることが防止さ
れる。
上記したアンロード弁3の構成および作用は周
知であるので、その詳細な構成の説明は省略す
る。
第1図に示すレバー位置検出器7は、スロツト
ルレバー8の操作量に対応した信号を発生してコ
ントローラ11に加える。
コントローラ11は、レバー位置検出器7の出
力信号に基づくスロツトル信号を比例ソレノイド
13に加え、これにより、エンジン1に設けられ
ているガバナ14のコントロールレバー15がス
ロツトルレバー8の操作量に対応した量だけ回動
されて、エンジン1の回転数が設定される。
第4図には、エンジン1の定格トルク特性が太
線で示されている。
このトルク特性は、スロツトルレバー8がフル
操作されたとき、つまり、エンジン1の目標回転
数がNrnのときにガバナ14によつて設定され、
同図にはこの特性のレギユレーシヨンライン(最
高速レギユレーシヨンライン)が符号lnで示され
ている。
上記トルク特性におけるレギユレーシヨンライ
ンは、上記レバー8の操作量に応じて移動され、
該レバー8がローアイドル位置にセツトされた場
合には、つまり、目標エンジン回転数Nrとして
ローアイドル目標回転数Nr1が指示された場合に
は、上記最高速レギユレーシヨンラインlnに代え
てレギユレーシヨンラインl1がガバナ14によつ
て設定される。
なお、水温センサ9およびエンジン回転センサ
10は、エンジン1の冷却水温および実回転数を
それぞれ検出するものであり、それらの検出信号
はコントローラ11に入力される。
第2図は、コントローラ11の処理手順を例示
しており、以下、同図を参照しながらこの実施例
の作用を説明する。
なお、この手順の実行開始時には、操作弁4が
中立位置にあり、かつスロツトルレバー8がロー
アイドル位置にセツトされているものとする。
図示していないキースイツチがオンされて、エ
ンジン1が回転されると、アンロード弁3の主弁
30が直ちに全開するので、ポンプ2は無負荷運
転されることになる。
コントローラ11では、まず、エンジン回転セ
ンサ10の出力信号に基づいてエンジン1が始動
したか否か、つまり、エンジン1の回転数が第4
図に示す回転数N1になつたか否かが判断される
(ステツプ100)。
第4図に示すL1がポンプ2の無負荷時の吸収
トルク特性であるとすると、ステツプ100で始動
が判断された時点ではエンジン1の出力トルクと
ポンプ2の吸収トルク(負荷トルク)が同図の
P1点でマツチングし、このときのエンジン1の
実回転数はN1である。
第3図には、上記P1点での負荷トルクがt1で示
されている。
ステツプ100でエンジン1の始動が判断される
と、フラグFが“1”にセツトされ(ステツプ
101)、ついで水温センサ9の出力に基づいて、エ
ンジン1の冷却水の温度Tが第3図に示した予設
定温度T1よりも低いか否かが判断される(ステ
ツプ102)。
なお、上記設定温度T1は、エンジン1の潤滑
等が完了したことを判断するため、つまり、なら
し運転の完了を判断するための基準温度である。
いま、上記ならし運転が未完了でエンジン水温
がT1よりも低い状態にあるとすると、エンジン
1の目標回転数Nrを現時点での目標回転数Nr1
ら該回転数Nr1よりも若干高い暖機用目標回転数
Nr2に変更する処理が実行される(ステツプ
103)。すなわち、比例ソレノイド13に加えられ
る目標回転数指令信号を回転数Nr2に対応した指
令信号に変更する処理が実行される。
目標回転数がNr1からNr2に変更されると、第
4図に示したレギユレーシヨンラインl2が設定さ
れることから、エンジン1の出力トルクとポンプ
2の吸収トルクとがP2点でマツチングすること
になる。
この結果、エンジン1はP2点におけるトルク
が負荷された状態で運転され、これによつて冷却
水温の上昇速度が増大されると共に、エンジン1
の各部の潤滑がより促進される。
なお、第3図にはP2点での負荷トルクがt2で示
され、また、目標エンジン回転数の変更に伴つて
上昇したエンジン1の実回転数がN2で示されて
いる。
つぎのステツプ104では、冷却水温Tが第3図
に示す予設定温度T1,T2(>T1)に対しT1≦T
<T2なる範囲にあるか否かが判断される。そし
て、水温Tが上記範囲内に到達しない間は、上記
トルクt2がエンジン1に継続的に負荷される。
なお、上記予設定温度T2は、エンジン1の暖
機完了を判断するための基準温度である。
冷却水温Tが上昇して、ステツプ104の判断結
果がYESになると、つまり、エンジン1の慣ら
し運転完了が判断されると、前記アンロード弁3
におけるパイロツト弁32のソレノイド32aに
信号電流が出力されて該ソレノイド32aが励磁
される(ステツプ105)。
ソレノイド32aが励磁されると、パイロツト
弁32が閉じ方向に作動するので、これまで全開
状態(リリーフ圧がはぼ零の状態)にあつた前記
主弁30が閉じ方向に作動し、その結果、ソレノ
イド32aの付勢力に対応したリリーフ圧が該主
弁30に設定される。
これに伴い、ポンプ2の吸収トルク特性で例え
ば第4図に符号L2で示すように変化されて、エ
ンジン1の出力トルクとポンプ2の吸収トルクと
がP3点でマツチングする。
この結果、エンジン1の負荷トルクが図3に示
すt3まで上昇され、これにより、エンジンの発熱
量が増大して、冷却水温がより速やかに上昇され
ることになる。
なお、上記負荷トルクt3になつたときには、図
4から明らかなように、エンジン1の回転数が
N2から若干低下することになるが、第3図には
この低下の状況を示していない。
次のステツプ106では、冷却水温Tが上記暖機
完了温度T2以上になつたか否かが判断され、そ
の判断の結果がNOである間は上記ソレノイド3
2aの励磁が継続される。
そして、ステツプ106の判断の結果がYESにな
ると、エンジン1の目標回転数がNr2からレバー
8によつて指示されているローアイドル回転数
Nr1に変更され、かつ上記ソレノイド32aが消
磁される(ステツプ107)。
目標エンジン回転数がNr1に変更されると、第
4図に示すレギユレーシヨンラインl1が再び設定
され、また、ソレノイド32aが消磁されると、
ポンプ2がアンロードされて、該ポンプ2の吸収
トルクがL1に変更される。
したがつて、第3図に示したように、エンジン
回転数がN1まで低下され、かつ、ポンプ2の吸
収トルクがt1まで低下される。
ステツプ108では、前記フラグが“0”に設定
され、この時点で暖機処理が終了する。なお、フ
ラグが“0”に設定された後は、通常のエンジン
制御が行われる。
つぎに、前記ステツプ102において冷却水温T
がT<T1でないと判断された場合について説明
する。
この場合には、ステツプ109で冷却水温TがT1
≦T<T2という関係にあるか否かが判断される。
そして、その判断結果がYESの場合には、ステ
ツプ110でエンジンの目標回転数がNr2に設定さ
れた後、手順がステツプ105に移行される。
また、ステツプ109の判断結果がNOの場合に
は、暖機を必要としないことから、手順がステツ
プ108に移行される。なお、ステツプ110に示す処
理は省略することも可能である。
上述したように、上記実施例によれば、 A エンジン1の冷却水温がならし運転完了温度
T1なるまでの間、該エンジン1を暖機運転回
転数N2で回転させる。
B エンジン1の温度がT1≦T<T2になると、
エンジン1を上記暖機運転操回転数N2で回転
させながら該エンジン1に所定の負荷を作用さ
せる。
という2段階の暖気処置が行なわれる。
処置A,Bによれば、エンジン1の温度が温度
T1まで上昇した時点で、つまり、エンジン1が
十分に潤滑されてその回転数が安定した時点でエ
ンジンに所定の負荷が作用されることになる。
したがつて、大型である建設機械のエンジン1
を、回転数の低下やエンスト等を生じることな
く、速やかに暖機することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、以下のような作用効果が得ら
れる。
a エンジンに作用される暖機促進のための負荷
が、建設機械に設けられているアンロード弁を
利用して発生されるので、特別な負荷発生手段
を設ける必要がなく、したがつて、低コスト化
と構成の簡素化を図ることができる。
b エンジンがローアイドル回転数N1よりも高
い回転数N2で無負荷運転され、エンジンの温
度が所定の温度T1に到達した以後、上記暖機
促進のための負荷がエンジンに作用される。し
たがつて、上記温度T1をエンジンの潤滑等が
完了する適宜な値に設定しておくことにより、
大型である建設機械用エンジンを回転数低下、
回動部の焼き付き、エンスト等の現象を伴うこ
と無く可及的速やかに暖機することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る暖機装置の一実施例を示
したブロツク図、第2図は第1図に示すコントロ
ーラで実行される処理手順を例示したフローチヤ
ート、第3図および第4図はそれぞれ本実施例の
作用を示したグラフである。 1……エンジン、2……ポンプ、3……アンロ
ード弁、7……レバー位置検出器、8……スロツ
トルレバー、9……水温センサ、10……エンジ
ン回転センサ、11……コントーラ、13……比
例ソレノイド、14……ガバナ、16……燃料噴
射ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンで駆動される油圧ポンプと、 操作弁を介して上記油圧ポンプに接続された油
    圧アクチユエータと、 電気信号に基づいてリリーフ圧を変化させるよ
    うに構成され、上記操作弁が中立状態にある場合
    に、上記リリーフ圧を零の状態にして上記ポンプ
    の吐出油をタンクにバイパスさせるアンロード弁
    と、 を備えた建設機械に適用され、 上記エンジンの温度を検出する温度検出手段
    と、 上記エンジンの温度が予設定された暖機完了温
    度T2に到達するまでの間、上記エンジンをロー
    アイドル回転数N1よりも高い所定の回転数N2
    回転させ、上記エンジンの温度が上記暖機完了温
    度T2に到達した時点で上記エンジンを上記ロー
    アイドル回転数N1で回転させる回転数制御手段
    と、 上記エンジンの温度が予設定温度T1(<T2)以
    上でかつ上記温度T2よりも低い範囲にある場合
    に、上記アンロード弁のリリーフ圧が所定の大き
    さとなるように該アンロード弁を制御して、上記
    ポンプに所定の負荷を作用させる弁制御手段と を備えることを特徴とする暖機装置。
JP1987012607U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0528361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987012607U JPH0528361Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987012607U JPH0528361Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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Publication Number Publication Date
JPS63119843U JPS63119843U (ja) 1988-08-03
JPH0528361Y2 true JPH0528361Y2 (ja) 1993-07-21

Family

ID=30800895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987012607U Expired - Lifetime JPH0528361Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933875U (ja) * 1982-08-24 1984-03-02 三菱電機株式会社 階段昇降装置
JPH0420975Y2 (ja) * 1984-12-25 1992-05-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63119843U (ja) 1988-08-03

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