JPH0528478A - 磁気記録媒体の製造方法及び装置 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法及び装置Info
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- JPH0528478A JPH0528478A JP18725791A JP18725791A JPH0528478A JP H0528478 A JPH0528478 A JP H0528478A JP 18725791 A JP18725791 A JP 18725791A JP 18725791 A JP18725791 A JP 18725791A JP H0528478 A JPH0528478 A JP H0528478A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気記録媒体の保護膜に作用し、潤滑剤付着量
を高めるとともに耐食性を向上させる、磁気記録媒体の
製造方法及び装置である。 【構成】基材上に少なくとも磁性膜、保護膜、潤滑膜が
順次形成されてなる磁気記録媒体において、該保護膜を
形成後その表面を紫外線(以下UVと称す。)照射処
理、UV+オゾン照射処理、UV+湿潤オゾン照射処理
のいずれかを施した後、潤滑膜を形成する磁気記録媒体
の製造方法において、該処理に先立って基材表面を50
℃以上に加熱する磁気記録媒体の製造方法。 【効果】磁気記録媒体の保護膜に作用し、潤滑剤付着量
を高めるとともに耐食性を向上させる。
を高めるとともに耐食性を向上させる、磁気記録媒体の
製造方法及び装置である。 【構成】基材上に少なくとも磁性膜、保護膜、潤滑膜が
順次形成されてなる磁気記録媒体において、該保護膜を
形成後その表面を紫外線(以下UVと称す。)照射処
理、UV+オゾン照射処理、UV+湿潤オゾン照射処理
のいずれかを施した後、潤滑膜を形成する磁気記録媒体
の製造方法において、該処理に先立って基材表面を50
℃以上に加熱する磁気記録媒体の製造方法。 【効果】磁気記録媒体の保護膜に作用し、潤滑剤付着量
を高めるとともに耐食性を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の情報記録
に用いる磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
に用いる磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク、磁気テープにおいては、
基材上に磁性体を塗布して記録を可能としている。記録
された情報を外部からの衝撃等から守るためには、磁性
体上に保護膜を設ける必要がある。しかし、記録・再生
時に停止、摺動を繰り返し行なうため、磁気ヘッドと保
護膜との間で摩擦が生じ、保護膜が摩耗してしまう問題
があった。これを防止するために、保護膜上に潤滑剤を
塗布することが行なわれているが、保護膜と潤滑剤との
付着力が弱いために、繰り返しの動作で潤滑剤が剥がれ
たり、はじいたりするという新たな問題が生じた。その
解決法として保護膜に表面処理を施すことにより、表面
を極性化することが行なわれている。例えば、特開昭6
2−150526では、カーボン保護膜にプラズマ処理
を施しており、又、特開昭63−2117では、蒸着層
表面にプラズマ処理、グロー処理、コロナ放電処理のい
ずれかを施している。
基材上に磁性体を塗布して記録を可能としている。記録
された情報を外部からの衝撃等から守るためには、磁性
体上に保護膜を設ける必要がある。しかし、記録・再生
時に停止、摺動を繰り返し行なうため、磁気ヘッドと保
護膜との間で摩擦が生じ、保護膜が摩耗してしまう問題
があった。これを防止するために、保護膜上に潤滑剤を
塗布することが行なわれているが、保護膜と潤滑剤との
付着力が弱いために、繰り返しの動作で潤滑剤が剥がれ
たり、はじいたりするという新たな問題が生じた。その
解決法として保護膜に表面処理を施すことにより、表面
を極性化することが行なわれている。例えば、特開昭6
2−150526では、カーボン保護膜にプラズマ処理
を施しており、又、特開昭63−2117では、蒸着層
表面にプラズマ処理、グロー処理、コロナ放電処理のい
ずれかを施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法は、
真空装置あるいは高電圧を使うため設備が大きく作業が
複雑となり、しかも作業時間が長くなる。又、潤滑剤の
付着力も不十分であるという問題があった。
真空装置あるいは高電圧を使うため設備が大きく作業が
複雑となり、しかも作業時間が長くなる。又、潤滑剤の
付着力も不十分であるという問題があった。
【0004】これらの方法に代わる前処理方法として、
常圧で取り扱えるという性質を有する紫外線照射処理が
提案されている。
常圧で取り扱えるという性質を有する紫外線照射処理が
提案されている。
【0005】すなわち、磁性体を有する基材上に、炭素
系、炭化水素系あるいは、金属の炭化物、窒化物および
酸化物を主成分とする保護膜を形成し、その保護膜表面
をUV、UV+オゾン、UV+湿潤オゾンのいずれかで
処理することにより、表面を極性化し、フッ素系の潤滑
剤との付着性を向上させる方法である。
系、炭化水素系あるいは、金属の炭化物、窒化物および
酸化物を主成分とする保護膜を形成し、その保護膜表面
をUV、UV+オゾン、UV+湿潤オゾンのいずれかで
処理することにより、表面を極性化し、フッ素系の潤滑
剤との付着性を向上させる方法である。
【0006】ここでUV処理とは、波長150nm〜40
0nmのUV光を照射することであり、光源には低圧水銀
ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を用い、
照度は30mW/cm2以上、好ましくは100mW/cm2以上
とする。又、UV+オゾン処理とは、上記の処理と同時
に、オゾンを吹き付ける方法である。オゾンは、オゾナ
イザーにより発生させ、流量は1〜10l/min、濃度
は10g/m3以上、好ましくは100g/m3以上とす
る。UV+湿潤オゾン処理とは、UV+オゾン処理に加
えて水蒸気を吹き付けることである。水蒸気は、例え
ば、オゾンガスを水の入ったバブラーを経由させ、オゾ
ンと共に吹き付ける方法や、直接吹き付ける方法があ
る。処理効果は、UV処理において従来のプラズマ処理
に比して著しく能率良く発揮される。UV処理よりも能
率良く処理するためには、UV+オゾン処理が良く、さ
らに一層能率良く処理するためには、UV+湿潤オゾン
処理が有効である。上記の処理は、片面を行なう方法の
他、磁気ディスク等では基板の両面に同時に行なうこと
もできる。
0nmのUV光を照射することであり、光源には低圧水銀
ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を用い、
照度は30mW/cm2以上、好ましくは100mW/cm2以上
とする。又、UV+オゾン処理とは、上記の処理と同時
に、オゾンを吹き付ける方法である。オゾンは、オゾナ
イザーにより発生させ、流量は1〜10l/min、濃度
は10g/m3以上、好ましくは100g/m3以上とす
る。UV+湿潤オゾン処理とは、UV+オゾン処理に加
えて水蒸気を吹き付けることである。水蒸気は、例え
ば、オゾンガスを水の入ったバブラーを経由させ、オゾ
ンと共に吹き付ける方法や、直接吹き付ける方法があ
る。処理効果は、UV処理において従来のプラズマ処理
に比して著しく能率良く発揮される。UV処理よりも能
率良く処理するためには、UV+オゾン処理が良く、さ
らに一層能率良く処理するためには、UV+湿潤オゾン
処理が有効である。上記の処理は、片面を行なう方法の
他、磁気ディスク等では基板の両面に同時に行なうこと
もできる。
【0007】しかしながら、上記の方法のみでは、処理
時間が3分以上かかり、且つ、表面のダメージ又はコン
タミにより、耐食性が劣ってしまう。従って、生産性を
考慮した場合、処理時間を1分以内にし、且つ、表面ダ
メージ又はコンタミを少なくする処理が必要となる。
時間が3分以上かかり、且つ、表面のダメージ又はコン
タミにより、耐食性が劣ってしまう。従って、生産性を
考慮した場合、処理時間を1分以内にし、且つ、表面ダ
メージ又はコンタミを少なくする処理が必要となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、この方法を基
本として、さらに処理速度の早い前処理方法及びそれを
実現する装置を提供することを目的としている。一つ
は、前記処理を効率的に行うためにあらかじめ基板表面
温度が、50℃以上に加熱されていることが好ましい。
これは、紫外線のエネルギーだけでは短時間に昇温する
ことが困難であり、処理速度が十分とれない点を改善し
たもので、赤外線ヒーター等による加熱を前記処理の前
に行うことで、上記処理時間を短縮し、かつ、より効果
をあげることができる。
本として、さらに処理速度の早い前処理方法及びそれを
実現する装置を提供することを目的としている。一つ
は、前記処理を効率的に行うためにあらかじめ基板表面
温度が、50℃以上に加熱されていることが好ましい。
これは、紫外線のエネルギーだけでは短時間に昇温する
ことが困難であり、処理速度が十分とれない点を改善し
たもので、赤外線ヒーター等による加熱を前記処理の前
に行うことで、上記処理時間を短縮し、かつ、より効果
をあげることができる。
【0009】もう一つは、表面汚染を上記処理の前後い
ずれかで実施することにより記録媒体の耐食性を向上さ
せる効果が得られる。これは、基板面をUV+窒素、ま
たはUV+不活性ガスの処理を行うことで解決でき、し
かも処理が連続的に実施できる特徴を持っている。
ずれかで実施することにより記録媒体の耐食性を向上さ
せる効果が得られる。これは、基板面をUV+窒素、ま
たはUV+不活性ガスの処理を行うことで解決でき、し
かも処理が連続的に実施できる特徴を持っている。
【0010】本発明において、基材にはポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエステルイ
ミド、ポリイミド等の高分子フィルムや、AlおよびA
l合金、マイラ、セラミックス、ガラス等のハード材を
使用し、これらの上部に、Co−Ni−Zr、Co−N
i−Ti、Co−Ni−Pt、Co−Ni−Cr、Co
−Ni−Mo、Co−Ni−Al、Co−Cr−Ti、
Co−Cr−Pt、Co−Cr、Co−Al、Co−F
e、Co−Ta、Co−Re、Co−W、Co−Ru、
Co−Mo等を成分とする磁性体を塗布し磁性膜を形成
する。
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエステルイ
ミド、ポリイミド等の高分子フィルムや、AlおよびA
l合金、マイラ、セラミックス、ガラス等のハード材を
使用し、これらの上部に、Co−Ni−Zr、Co−N
i−Ti、Co−Ni−Pt、Co−Ni−Cr、Co
−Ni−Mo、Co−Ni−Al、Co−Cr−Ti、
Co−Cr−Pt、Co−Cr、Co−Al、Co−F
e、Co−Ta、Co−Re、Co−W、Co−Ru、
Co−Mo等を成分とする磁性体を塗布し磁性膜を形成
する。
【0011】さらに、磁性膜上に保護膜をスパッタ法、
真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法等によ
り形成する。保護膜には、炭素系、炭化水素系、金属の
炭化物、窒化物および酸化物があり、炭素系にはグラフ
ァイト状C、ダイヤモンド状C、炭化水素系には水素含
有アモルファスC、金属の炭化物にはB4C、WC、W
NiC、金属の窒化物には(TiV)N、(TiNb)
N、(TiTa)N、(ZrV)N、(ZrTa)N、
(ZrW)N、(WNb)N、(WCr)N、(NbC
r)N、NbN、金属の酸化物にはAl2O3、(ZrA
l)O、(ZrNb)O、ZrY−AlO等がある。
真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法等によ
り形成する。保護膜には、炭素系、炭化水素系、金属の
炭化物、窒化物および酸化物があり、炭素系にはグラフ
ァイト状C、ダイヤモンド状C、炭化水素系には水素含
有アモルファスC、金属の炭化物にはB4C、WC、W
NiC、金属の窒化物には(TiV)N、(TiNb)
N、(TiTa)N、(ZrV)N、(ZrTa)N、
(ZrW)N、(WNb)N、(WCr)N、(NbC
r)N、NbN、金属の酸化物にはAl2O3、(ZrA
l)O、(ZrNb)O、ZrY−AlO等がある。
【0012】上述の処理を施した保護膜上に、濃度0.
1〜1%のフッ素系の潤滑剤をディップ、スピンコー
ト、スプレーコート等により塗布する。フッ素系の潤滑
剤としては分子骨格中にフルオロカーボン骨格を有する
化合物を用いることができる。例えば、パーフルオロカ
ルボン酸エステル、パーフルオロチオールカルボン酸エ
ステル、パーフルオロジカルボン酸エステル、パーフル
オロカルボン酸パーフルオロアルキルエステル、パーフ
ルオロ安息香酸エステル、カルボン酸パーフルオロアル
キルエステル、ジカルボン酸パーフルオロアルキルエス
テル、カルボン酸パーフルオロアルコキシアルキルエス
テル、パーフルオロカルボン酸アミード、パーフルオロ
ポリエーテル、パーフロオロポリエリエーテルカルボン
酸、パーフルオロポリエーテルアルコール、パーフルオ
ロポリエーテルエステル等がある。
1〜1%のフッ素系の潤滑剤をディップ、スピンコー
ト、スプレーコート等により塗布する。フッ素系の潤滑
剤としては分子骨格中にフルオロカーボン骨格を有する
化合物を用いることができる。例えば、パーフルオロカ
ルボン酸エステル、パーフルオロチオールカルボン酸エ
ステル、パーフルオロジカルボン酸エステル、パーフル
オロカルボン酸パーフルオロアルキルエステル、パーフ
ルオロ安息香酸エステル、カルボン酸パーフルオロアル
キルエステル、ジカルボン酸パーフルオロアルキルエス
テル、カルボン酸パーフルオロアルコキシアルキルエス
テル、パーフルオロカルボン酸アミード、パーフルオロ
ポリエーテル、パーフロオロポリエリエーテルカルボン
酸、パーフルオロポリエーテルアルコール、パーフルオ
ロポリエーテルエステル等がある。
【0013】
【作用】上記の処理を行なうことにより、保護膜表面に
ケトン基(=C=O)、水酸基(−OH)、酸(−CO
OH)、過酸化物(≡COOH)等の極性基が効率良く
形成される。これによって、潤滑剤の極性基が保護膜表
面の極性基と会合又は化学結合することが可能となり、
保護膜上への潤滑剤の付着性が向上する。
ケトン基(=C=O)、水酸基(−OH)、酸(−CO
OH)、過酸化物(≡COOH)等の極性基が効率良く
形成される。これによって、潤滑剤の極性基が保護膜表
面の極性基と会合又は化学結合することが可能となり、
保護膜上への潤滑剤の付着性が向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0015】図1は保護膜表面を紫外線照射処理する装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【0016】本処理装置は、ディスクマガジン5がコン
ベア12で搬送され、ロボット6により、ディスクがト
レー7に乗せられ、赤外線ヒーター8で加熱され、オゾ
ン吹出口10よりオゾンを導入しながらUVランプ9
で、照射され、さらに窒素吹出口11より窒素ガスを導
入しながらUVランプ9で照射され、再びロボット6に
よりマガジン5に乗せかえられる処理を行なうという構
成である。
ベア12で搬送され、ロボット6により、ディスクがト
レー7に乗せられ、赤外線ヒーター8で加熱され、オゾ
ン吹出口10よりオゾンを導入しながらUVランプ9
で、照射され、さらに窒素吹出口11より窒素ガスを導
入しながらUVランプ9で照射され、再びロボット6に
よりマガジン5に乗せかえられる処理を行なうという構
成である。
【0017】以下、本発明の具体的な実施例について詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】実施例1
φ130mmのAl基板上に、Ni−P、Cr、Co−N
i−Zrを順次10μm、420nm、50nm形成し
真空槽内に設置した。真空槽内を10~6Torr以上の
真空度にした後、アルゴンガス(ガス圧:10mTor
r)を導入し、ターゲットにはグラファイトを用いてス
パッタ法により、45nmの炭素系の保護膜を形成し
た。
i−Zrを順次10μm、420nm、50nm形成し
真空槽内に設置した。真空槽内を10~6Torr以上の
真空度にした後、アルゴンガス(ガス圧:10mTor
r)を導入し、ターゲットにはグラファイトを用いてス
パッタ法により、45nmの炭素系の保護膜を形成し
た。
【0019】次に、赤外線ヒーターにより基板表面温度
を150℃まで昇温し、保護膜を極性化する処理として
波長185nmおよび254nm、照度100mW/cm2
以上であるUV光を所定時間照射した(UV処理)。
又、上記の処理と同時に、基板上部より、流量3l/mi
n、濃度100g/m3以上であるオゾンを吹き付け同様
の処理を行なった(UV+オゾン処理)。オゾンはオゾ
ナイザー(原料:酸素ガス、電圧:150、V電流:5
A)により発生させた。UV+オゾン処理において、オ
ゾナイザーでオゾンを発生後、ガラス容器内に入れた純
水中を通したものを、保護膜表面に吹き付ける処理も行
なった(UV+湿潤オゾン処理)。
を150℃まで昇温し、保護膜を極性化する処理として
波長185nmおよび254nm、照度100mW/cm2
以上であるUV光を所定時間照射した(UV処理)。
又、上記の処理と同時に、基板上部より、流量3l/mi
n、濃度100g/m3以上であるオゾンを吹き付け同様
の処理を行なった(UV+オゾン処理)。オゾンはオゾ
ナイザー(原料:酸素ガス、電圧:150、V電流:5
A)により発生させた。UV+オゾン処理において、オ
ゾナイザーでオゾンを発生後、ガラス容器内に入れた純
水中を通したものを、保護膜表面に吹き付ける処理も行
なった(UV+湿潤オゾン処理)。
【0020】その後、99.99%の窒素ガスを、基板
上部より10l/minの流量で吹き付け、同様のUV処
理を行なった。(UV+窒素処理) 処理後1時間たった後、濃度0.3%の潤滑剤中に浸し
た。1分間浸した後フロン113中に3分間浸し余分な
潤滑剤を取り除いた。潤滑剤には、
上部より10l/minの流量で吹き付け、同様のUV処
理を行なった。(UV+窒素処理) 処理後1時間たった後、濃度0.3%の潤滑剤中に浸し
た。1分間浸した後フロン113中に3分間浸し余分な
潤滑剤を取り除いた。潤滑剤には、
【0021】
【化1】
を用いた。潤滑剤を塗布した基板について、FT−IR
により潤滑剤の膜厚を測定すると図2に示したようにな
り、従来のプラズマ処理方法では1.5〜2nmであった
潤滑剤の膜厚を、本発明のUV処理、UV+オゾン処
理、UV+湿潤オゾン処理を施すことによって3〜8nm
にすることができる。
により潤滑剤の膜厚を測定すると図2に示したようにな
り、従来のプラズマ処理方法では1.5〜2nmであった
潤滑剤の膜厚を、本発明のUV処理、UV+オゾン処
理、UV+湿潤オゾン処理を施すことによって3〜8nm
にすることができる。
【0022】さらに、150℃に加熱をしてやることに
より、25℃におけるUV+オゾン処理だと3分かかっ
ていた処理時間が、15秒に短縮できる。
より、25℃におけるUV+オゾン処理だと3分かかっ
ていた処理時間が、15秒に短縮できる。
【0023】また、図3に示すように、UV+窒素処理
を行なうことにより、UV+オゾン処理のみを行なった
ものに比べ、30℃、90%の恒温恒湿槽における、耐
食性が向上する。
を行なうことにより、UV+オゾン処理のみを行なった
ものに比べ、30℃、90%の恒温恒湿槽における、耐
食性が向上する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、磁気記録媒体の保護膜
を加熱した後、UV処理、UV+オゾン処理、UV+オ
ゾン+水処理のいずれかを施し、さらにUV+窒素、U
V+不活性ガス処理のいずれかを施すことにより、真空
系を使用しない簡易な設備で、保護膜表面と潤滑剤との
付着性を著しく向上することができる。これにより、磁
気記録媒体実働時に、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの潤
滑が円滑になり、磁気記録媒体の信頼性向上、長寿命化
を達成できる。
を加熱した後、UV処理、UV+オゾン処理、UV+オ
ゾン+水処理のいずれかを施し、さらにUV+窒素、U
V+不活性ガス処理のいずれかを施すことにより、真空
系を使用しない簡易な設備で、保護膜表面と潤滑剤との
付着性を著しく向上することができる。これにより、磁
気記録媒体実働時に、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの潤
滑が円滑になり、磁気記録媒体の信頼性向上、長寿命化
を達成できる。
【図1】本処理を連続して行なう装置の平面図である。
【図2】各処理方法についての処理時間と潤滑剤の膜厚
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図3】各処理方法について、耐食試験経時時間と、腐
食数の関係を示す図である。
食数の関係を示す図である。
1…プラズマ処理、
2…UV+オゾン処理(25℃)、
3…UV+オゾン処理(150℃)、
4…UV+オゾン処理(150℃)+UV+窒素処理、
5…ディスク搬送マガジン、
6…ロード、アンロードロボット、
7…ディスク搬送パレット、
8…赤外線ヒーター、
9…UVランプ、
10…オゾン吹き出し口、
11…窒素吹き出し口、
12…マガジン・パレット搬送コンベア。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 益田 賢三
神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社
日立製作所小田原工場内
(72)発明者 松本 浩之
神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社
日立製作所小田原工場内
(72)発明者 新谷 順子
神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社
日立製作所小田原工場内
(72)発明者 須藤 亮一
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式
会社日立製作所生産技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】基材上に少なくとも磁性膜、保護膜、潤滑
膜が順次形成されてなる磁気記録媒体において、該保護
膜を形成後その表面を紫外線(以下UVと称す。)照射
処理、UV+オゾン照射処理、UV+湿潤オゾン照射処
理のいずれかを施した後、潤滑膜を形成する磁気記録媒
体の製造方法において、該処理に先立って基材表面を5
0℃以上に加熱することを特徴とする磁気記録媒体の製
造方法。 - 【請求項2】基材上に少なくとも磁性膜、保護膜、潤滑
膜が順次形成されてなる磁気記録媒体において、該保護
膜を形成後その表面を紫外線(以下UVと称す。)照射
処理、UV+オゾン照射処理、UV+湿潤オゾン照射処
理のいずれかを施した後、潤滑膜を形成する磁気記録媒
体の製造方法において、該処理に先立ってUV+窒素照
射処理、UV+不活性ガス照射処理のいずれかを施すこ
とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項3】基材上に少なくとも磁性膜、保護膜、潤滑
膜が順次形成されてなる磁気記録媒体において、該保護
膜を形成後その表面を紫外線(以下UVと称す。)照射
処理、UV+オゾン照射処理、UV+湿潤オゾン照射処
理のいずれかを施した後、潤滑膜を形成する磁気記録媒
体の製造方法において、該処理に引き続いてUV+窒素
照射処理、UV+不活性ガス照射処理のいずれかを施す
ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項4】請求項1〜3に記述された処理が連続して
行えるようにしたことを特徴とする表面処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18725791A JPH0528478A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18725791A JPH0528478A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0528478A true JPH0528478A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16202811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18725791A Pending JPH0528478A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0528478A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6838678B1 (en) * | 2002-04-10 | 2005-01-04 | Seagate Technology Llc | Apparatus for inline continuous and uniform ultraviolet irradiation of recording media |
| US6861653B2 (en) * | 2003-04-11 | 2005-03-01 | Seagate Technology Llc | Equipment and method for inline infrared and ultraviolet irradiation of recording media |
| JP2013041644A (ja) * | 2011-08-16 | 2013-02-28 | Fuji Electric Co Ltd | 複数の磁気記録媒体をuv処理する方法 |
| US9312141B2 (en) | 2013-11-21 | 2016-04-12 | HGST Netherlands B.V. | Vapor phase chemical mechanical polishing of magnetic recording disks |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP18725791A patent/JPH0528478A/ja active Pending
Cited By (4)
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