JPH05285370A - 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料

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JPH05285370A
JPH05285370A JP9437792A JP9437792A JPH05285370A JP H05285370 A JPH05285370 A JP H05285370A JP 9437792 A JP9437792 A JP 9437792A JP 9437792 A JP9437792 A JP 9437792A JP H05285370 A JPH05285370 A JP H05285370A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 粉体を、水素添加レシチン又はそのAl塩、
Mg塩、Ca塩、Zn塩、ZrもしくはTi塩と炭素数
6以上のパーフルオロアルキル基を含有する化合物とで
表面処理することにより得られる撥水・撥油性粉体、並
びにこれを含有する化粧料。 【効果】 本発明の撥水・撥油性化粧料用粉体は、撥水
・撥油性に優れ、且つ使用感触、特に平滑性の優れたも
のであり、また、この本発明の撥水・撥油性化粧料用粉
体を含有する本発明の化粧料は、耐水性、耐皮脂性及び
耐油性が良好で、皮脂等による化粧崩れの防止効果(化
粧持ち)に優れ、且つ肌上での伸びが良く、使用感触、
特に平滑性の優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水・撥油性に優れ、
化粧崩れがなく、肌上での伸びが良く、使用感触の良好
な化粧料用粉体及びこれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粉体を
含有する化粧料としては、ファンデーション、白粉、ほ
ほ紅、アイシャドー、アイブロー等のメイクアップ化粧
品、ボディーパウダー、ベビーパウダー等のボディ化粧
品などが市販されている。これらの化粧料用の粉体を含
有する化粧料においては、肌上での伸びの良さ、平滑感
等の使用感触の良さ、皮脂等による化粧崩れの少なさな
どの化粧性能が要求される。
【0003】そこで、近年、皮脂等による化粧崩れを防
止する目的で、フッ素化合物で粉体を処理して、撥水・
撥油性を付与することが提案されている(特開昭55−
167209号公報、特開昭62−250074号公
報、特開平1−180811号公報、米国特許明細書第
3632744号)。
【0004】しかし、これらの撥水・撥油性粉体は、使
用時の平滑感が、フッ素化合物で処理する前に比べて極
端に悪くなるという欠点を有している。従って、撥水・
撥油性及び平滑感等の使用感触の共に優れた化粧料用粉
体の提供が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、粉体を特定の方法に
よって表面処理することにより上記課題を解決し得るこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、粉体を、下記(a)
剤及び(b)剤で表面処理することにより得られる撥水
・撥油性粉体を提供するものである。
【0007】(a)剤:水素添加レシチン、並びに水素
添加レシチンのアルミニウム塩(Al)、マグネシウム
(Mg)塩、カルシウム(Ca)塩、亜鉛(Zn)塩、
ジルコニウム(Zr)塩及びチタン(Ti)塩から選ば
れる1種又は2種以上、 (b)剤:下記化合物(b−1)、(b−2)、(b−
3)及び(b−4)からなる群より選ばれる1種又は2
種以上。
【0008】本発明に使用される粉体((a)剤及び
(b)剤による表面処理の行われていないもの;以下
「原粉体」という。)としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネ
シウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、モン
モリロナイト、クレー、ベントナイト、酸化チタン皮膜
雲母(雲母チタン)、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ
素、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛
華、酸化チタン、低次酸化チタン、酸化アルミニウム、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ベンガラ、黒酸化
鉄、黄酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロ
ム、カラミン、カーボンブラック、これらの複合体等の
無機粉体;ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウ
ダー、セルロース、金属石ケン、タール色素及びこれら
のレーキ顔料、天然色素等の有機粉体;これらの無機粉
体・有機粉体の複合体等が挙げられる。これらの粉体
は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いられる。か
かる原粉体の形状は特に限定されず、平板状、塊状、燐
片状、球状等の粉体を細孔の有無に関係なく使用できる
が、体質顔料を用いる場合は、平板状又は球状が特に好
ましい。原粉体の一次粒子径も粉体としての外形を留め
る限り特に制限されないが、使用感の点より0.01〜
80μm 、特に0.1〜20μm が好ましい。
【0009】かかる原粉体の表面処理に使用される
(a)剤のうち水素添加レシチンは、卵黄、大豆、コー
ン、なたねなどから得られた天然のレシチン又は合成レ
シチンに水素添加することにより得られるものであり、
ヨウ素価30以下のものが望ましい。ここで、レシチン
とは、構造をホスファチジルコリンに限定するものでは
なく、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジ
ルセリン、ホスファチジルイノシトールなど卵黄、大
豆、コーン、なたねなどに含まれるリン脂質及び中性脂
肪を示す。また、(a)剤としては、これらの水素添加
レシチンのAl塩、Mg塩、Ca塩、Zn塩、Zr塩及
びTi塩が挙げられる。これらの水素添加レシチン及び
その金属塩は、単独で又は2種以上を組み合せて用いる
ことができる。
【0010】本発明に用いられる(b)剤のうち、化合
物(b−1)としては、例えば次の化合物が挙げられ
る。
【0011】
【化1】
【0012】化合物(b−2)としては、例えば次の化
合物が挙げられる。
【0013】
【化2】
【0014】化合物(b−3)としては、例えば次の化
合物が挙げられる。
【0015】
【化3】
【0016】化合物(b−4)としては、例えば次の化
合物が挙げられる。
【0017】
【化4】
【0018】本発明の撥水・撥油性粉体を得るための原
粉体の表面処理方法にあたっては、(a)剤及び(b)
剤は同時に使用してもよいし、まず(a)剤で原粉体を
表面処理した後、次いで(b)剤で表面処理してもよい
し、またその逆の順序で表面処理してもよい。このう
ち、(a)剤で表面処理し、次いで(b)剤で表面処理
することにより得られる撥水・撥油性粉体の内層が
(a)剤、外層が(b)剤である場合が使用感触が良好
であり、特に好ましい。
【0019】原粉体に対する(a)剤の処理量は、好ま
しくは0.05〜20重量%、より好ましくは0.5〜
15重量%である。0.05重量%未満では、表面処理
効果が充分でなく、また20重量%を超えても処理効果
はそれほど向上しないため、経済性の面からそれほど利
するところがない。また、原粉体に対する(b)剤の処
理量は、0.01〜30重量%、より好ましくは0.5
〜15重量%である。0.01重量%未満では、充分な
耐水性、耐油性が得られず、また30重量%を超えると
使用感触が悪くなり好ましくない。
【0020】(a)剤による原粉体の表面処理方法は、
特に制限されず、公知の直接処理による乾式法及び適当
な溶剤を用いる湿式法のいずれも用いることができる。
このうち、乾式法は、簡便かつ効果的な方法であって、
該方法によれば、(a)剤と原粉体とを攪拌混合する
か、又は(a)剤と原粉体を混合したのち、共粉砕する
ことによって、粉体の表面を容易に(a)剤により処理
できる。一方、湿式法を行う場合には、水素添加レシチ
ンを水に分散させ、原粉体に対して0.3〜10重量%
相当量の水素添加レシチンを加え激しく攪拌しつつ加熱
する。場合によっては更に完全に原粉体表面に吸着させ
るために、Al、Mg、Ca、Zn、Zr、Ti等の可
溶性塩(例えば硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、
硝酸アルミニウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウ
ム、硝酸マグネシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウ
ム、硝酸カルシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、
硝酸亜鉛、塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、四塩
化チタン等)の1〜30%水溶液を水素添加レシチンに
対して0.1〜2当量になるように滴下する。この際、
水素添加レシチンと共に卵黄油などの中性脂肪油なども
同時に吸着させることもできる。これを分離し、脱水、
乾燥することにより(a)剤処理粉体が得られる。
【0021】また、(b)剤で原粉体又は(a)剤で表
面処理された粉体を表面処理する方法も特に限定され
ず、乾式法及び湿式法のいずれも用いることができる。
乾式法による場合は、原粉体又は(a)剤で表面処理し
た粉体と(b)剤とを混合攪拌装置内で混合することに
より行う。湿式法による場合には、原粉体又は(a)剤
で表面処理した粉体を混合攪拌装置内に入れ、一方
(b)剤を適当な溶剤〔例えば、水、エタノール、イソ
プロピルアルコール、クロロホルム、フロンR113及
びそれらの混合溶媒等〕に溶解させて噴霧あるいは滴下
により添加し、混合攪拌により均一分散させた後、室温
で又は加熱後乾燥を行う。ただし、(b)剤においてパ
ーフルオロアルキル基の炭素数が8以上になると該化合
物の流動性が著しく低下するので、加温状態で混合を行
うか又はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等
のエーテル系溶剤やフロンR113、ヘキサフルオロメ
タキシレン等のフッ素系の溶剤とメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類との混合溶剤系
を用いて室温で又は加熱後乾燥することが好ましい。
【0022】このような(a)剤及び(b)剤による表
面処理を行うにあたり、例えば、ヘンシェルミキサー、
振動式ボールミル、回転式ボールミル、スーパーミキサ
ー等の混合攪拌装置を使用することができる。
【0023】このようにして得られた本発明の撥水・撥
油性粉体は、優れた撥水・撥油性を示し、化粧料の配合
成分として好適に使用することができる。本発明の撥水
・撥油性粉体の、本発明の化粧料中への配合量は特に限
定されないが、通常0.1〜99重量%が好ましい。
【0024】また、本発明の化粧料中には、本発明の撥
水・撥油性粉体以外に、必要に応じて通常の化粧料に配
合される成分を配合しうる。例えば、ワセリン、ラノリ
ン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナ
ウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコ
ール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフィ
ン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、
シリコン油等の流動油分;パーフルオロポリエーテル、
パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等のフッ
素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性剤、無
機及び有機顔料、シリコーン、金属石ケン、レシチン、
アミノ酸、コラーゲン、ポリマー、フッ素化合物等で表
面処理された無機及び有機顔料、タール色素、天然色素
等の色剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増
粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促
進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、水等を本
発明の効果を損なわない質的、量的範囲内で配合可能で
ある。本発明の化粧料は、通常の方法で製造することが
でき、パウダーファンデーション、クリーム状ファンデ
ーション、油性ファンデーション、両用ファンデーショ
ン、おしろい、アイシャドー、ほほ紅等のメイクアップ
化粧料や乳液、クリーム等の基礎化粧料、ボディパウダ
ー、ベビーパウダー等のボディ化粧料などに適用するこ
とができる。
【0025】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を詳細に説明する
が、これらに限定されるものではない。
【0026】実施例1 500mlの水にセリサイト100gを均一分散させたと
ころに水素添加卵黄レシチン1.5gを加え、70℃で
混合したのち、20%硫酸アルミニウム水溶液80mlを
加える。これを遠心脱水し、乾燥して水素添加卵黄レシ
チン処理セリサイトとする。次に、1lの丸底フラスコ
(又はニーダー)中、下記のジヘプタデカフルオロウン
デセンオキシド5gをイソプロピルアルコール500g
に溶解した液に水素添加卵黄レシチン処理セリサイト1
00gを加えて、60℃で4時間混合したのち、イソプ
ロピルアルコールを減圧留去し、乾燥して目的の撥水・
撥油性粉体105gを得た。
【0027】
【化5】
【0028】実施例2 1lの丸底フラスコ(又はニーダー)中、水素添加卵黄
レシチン1.5gをイソプロピルアルコール500gに
溶解した液にセリサイト100gを加えて、60℃で4
時間混合したのち、イソプロピルアルコールを減圧留去
し、乾燥して水素添加卵黄レシチン処理セリサイトとす
る。目的の撥水・撥油性粉体101gを得た。次に、得
られた水素添加卵黄レシチン処理セリサイト105gを
丸底フラスコに入れ、これにヘプタデカフルオロデシル
トリエトキシシラン〔(C8F17C2H4)Si(OC2H5)3〕5.0
gをエタノール500gと共に加え、60℃で1時間混
合した。その後、イソプロピルアルコールを減圧留去
し、乾燥して目的の撥水・撥油性粉体110gを得た。
【0029】実施例3 実施例2において、ヘプタデカフルオロデシルトリエト
キシシラン〔(C8F17C2H4)Si(OC2H5)3〕のかわりにパー
フルオロアルキル基を有するジヘプタデカフルオロデシ
ルリン酸のトリイソプロポキシチタン塩〔[(C8F17C2H
4O)2P(=O)-O-]Ti[OCH(CH3)2]〕を用いた以外は実施例2
と実質的に同一条件で処理して、目的の撥水・撥油性粉
体を得た。
【0030】実施例4 実施例1において、ジヘプタデカフルオロウンデセンオ
キシドのかわりにパーフルオロアルキル基を有する下記
のポリシロキサン化合物を用いた以外は実施例1と実質
的に同一条件で処理して、目的の撥水・撥油性粉体を得
た。
【0031】
【化6】
【0032】実施例5 実施例1において、セリサイトのかわりに硫酸バリウム
(堺化学工業社製)を用いた以外は実施例1と実質的に
同一条件で処理して、目的の撥水・撥油性粉体を得た。
【0033】比較例1 500mlの水にセリサイト100gを均一分散させたと
ころに水素添加卵黄レシチン1.5gを加え、70℃で
混合したのち、20%硫酸アルミニウム水溶液80mlを
加える。これを遠心脱水し、乾燥して比較粉体101g
を得た。
【0034】比較例2 1lの丸底フラスコ(又はニーダー)中、ジヘプタデカ
フルオロウンデセンオキシド(実施例1と同じ)5.0
gをイソプロピルアルコール500gに溶解した液にセ
リサイト100gを加えて、60℃で4時間混合したの
ち、イソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥して比
較粉体105gを得た。
【0035】比較例3 セリサイト100gを丸底フラスコに入れ、これにヘプ
タデカフルオロデシルトリエトキシシラン〔(C8F17C
2H4)Si(OC2H5)3 〕5.0gをエタノール500mlと共
に加え、60℃で1時間混合した。その後、イソプロピ
ルアルコールを減圧留去し、乾燥して目的の比較粉体1
02gを得た。
【0036】比較例4 比較例3において、ヘプタデカフルオロデシルトリエト
キシシラン〔(C8F17C2H4)Si(OC2H5)3 〕のかわりにジヘ
プタデカフルオロデシルリン酸のトリイソプロポキシチ
タン塩〔[(C8F17C2H4O)2P(=O)-O-]Ti[OCH(CH3)2]〕を用
いた以外は比較例3と実質的に同一条件で処理して比較
粉体を得た。
【0037】比較例5 比較例2において、ジヘプタデカフルオロウンデセンオ
キシドのかわりにパーフルオロアルキル基を有するポリ
シロキサン化合物(実施例4と同じ)を用いた以外は比
較例3と実質的に同一条件で処理して比較粉体を得た。
【0038】比較例6 比較例1において、セリサイトのかわりに硫酸バリウム
(堺化学工業製)を用いた以外は比較例1と実質的に同
一条件で処理して比較粉体を得た。
【0039】試験例1 上記実施例1〜5及び比較例1〜6で得られた各粉体に
ついて、撥水性、撥油性及び使用感触を下記評価方法に
より評価した。その結果を下記表1に示す。 (撥水性の評価方法)30ml用ビーカーに水15mlを入
れ、その水の上に各粉体約0.05gを浮かせ、ビーカ
ーを揺すって水中への粉体の分散性を観察し、下記の評
価基準により評価した。
【0040】評価基準 0:粉体が直ちに水に分散した。 1:ビーカーを揺すると30秒以内に粉体が殆ど水に分
散した。 2:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁ったが、水に
浮いた粉体も見られた。 3:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁ったが、水に
浮いた粉体も多い。 4:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁らないし、水
に分散した粉体も認められなかった。 5:1分以上ビーカーを揺すっても水に分散する粉体は
認められなかった。
【0041】(撥油性の評価方法)水のかわりにスクワ
ランを30ml用ビーカーに入れた以外は撥水性の評価方
法の場合と同様にして評価を行った。 (感触の評価方法)専門パネラー5名によって、粉体の
平滑感、きしみ感、ざらつき感等の粉体の感触を以下に
示す1〜5の5段階に評価させ、その平均値で示した。
尚、平均粒径7μのセリサイトA(堀江化工社製)の未
処理粉体の感触を、標準値3.0とした。 1:平滑感等の感触が悪い。 2:平滑感等の感触がやや悪い。 3:ふつう(セリサイトAと同等) 4:平滑感等の感触がややよい。 5:平滑感等の感触がよい。
【0042】
【表1】
【0043】上記表1より、本発明の撥水・撥油性粉体
は、水素添加レシチン並びに水素添加レシチンのAl
塩、Mg塩、Ca塩、Zn塩、Zr塩及びTi塩から選
ばれる少なくとも1種、又は分子内に炭素数6以上のパ
ーフルオロアルキル基を少なくとも一つ有する化合物の
いずれかを単独で用いて処理した場合に比べて、撥水
性、撥油性及び感触ともに優れたものであることが分
る。
【0044】実施例6 プレス状フェイスパウダー 下記表2に示す組成のプレス状フェイスパウダーを下記
製法によりそれぞれ製造し、汗及び皮脂に対する化粧持
ち、使用感触について下記評価方法により評価した。そ
の結果を表3に示す。 (製法)粉体成分を混合粉砕して、これをヘンシェルミ
キサーに移し、油剤と香料とを加えて均一になる様に混
合した。これを金皿にプレス成型して製品を得た。
【0045】
【表2】
【0046】(評価方法)下記製品の化粧持ち及び使用
感触について、10人の専門パネラーにより官能評価を
行い、次の基準で示した。 ○:8人以上良い △:4人〜7人良い ×:4人未満良い
【0047】
【表3】
【0048】上記表3から明らかなように、本発明品
は、比較品と比べて化粧持ち及び使用感触に優れたプレ
ス状フェイスパウダーであった。
【0049】実施例7 パウダーファンデーション 下記組成のパウダーファンデーションを実施例6と同様
にして製造した。 (組成) (重量%) (1)撥水・撥油性化粧用粉体(実施例2と同様に処理したものを後から混合) ・セリサイト 45.0 ・マイカ 23.0 ・カオリン 5.0 ・酸化チタン 10.0 ・ベンガラ 2.0 ・黄酸化鉄 2.5 ・黒酸化鉄 0.1 (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04、モンテフロス社製) 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン 2.0 (4)防腐剤 0.2 (5)香料 0.2
【0050】実施例8 ほほ紅 下記組成のほほ紅を実施例6と同様にして製造した。 (組成) (重量%) (1)撥水・撥油性顔料(実施例2と同様に処理したものを後から混合) ・カオリン バランス ・マイカ 13.0 ・酸化チタン 12.0 ・赤色202号 2.4 ・酸化鉄(赤、黒、黄) 5.0 (2)スクワラン 7.5 (3)ジメチルポリシロキサン 7.5 (4)防腐剤 0.05 (5)香料 0.05
【0051】実施例9 パウダーアイシャドー 雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕した後、雲母チ
タンを混合した。その他は実施例6と同様にして下記組
成のパウダーアイシャドーを製造した。 (組成) (重量%) (1)撥水・撥油性顔料(実施例2と同様に処理したものを後から混合) ・雲母チタン 4.9 ・セリサイト バランス ・マイカ 24.7 ・酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 ・群青 9.8 ・紺青 14.6 (2)ジメチルポリシロキサン 1.9 (3)スクワラン 1.9 (4)ワセリン 1.9 (5)ソルビタントリオレエート 1.0 (6)防腐剤 1.0 (7)香料 0.1
【0052】実施例10 両用パウダーファンデーショ
ン 下記組成の両用パウダーファンデーションを実施例9と
同様にして製造した。 (組成) (重量%) (1)撥水・撥油性顔料(実施例2と同様に処理したものを後から混合) ・マイカ バランス ・タルク 4.8 ・酸化チタン 14.0 ・雲母チタン 3.5 ・酸化鉄(赤、黄、黒) 8.2 ・酸化亜鉛 4.5 ・酸化アルミニウム 10.0 ・硫酸バリウム 5.0 ・ポリエチレン粉体 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 4.0 (3)ラノリン 6.0 (4)ワセリン 1.0 (5)流動パラフィン 1.0 (6)イソプロピルミリステート 1.0 (7)防腐剤 1.5 (8)香料 0.1
【0053】実施例11 ルースタイプフェイスパウダ
ー 粉体成分を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサーに
移し、油剤と香料を加えて均一になる様に混合した後、
ふるいを通し、下記組成のルースタイプフェイスパウダ
ーを製造した。 (組成) (重量%) (1)実施例5の処理粉体 50.0 (2)タルク バランス (3)ベンガラ 0.1 (4)流動パラフィン 1.0 (5)香料 0.1
【0054】実施例12 二層分離型サンスクリーン乳
液 油相を室温にて溶解した後、顔料を添加しディスパーで
分散させた。水相を攪拌しながら添加して乳化し、下記
組成のサンスクリーン乳液を製造した。 (組成) (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04、モンテフロス社製) 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン 共重合体 1.0 (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 12.0 (6)精製水 残 量 (7)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (8)酸化亜鉛(実施例2と同様にして処理したもの) 7.5 (9)タルク(実施例2と同様にして処理したもの) 7.0 (10)香料 微 量
【0055】実施例13 サンスクリーンクリーム 成分10と12を成分9にディスパーにて分散させたも
のと成分6〜8の均一混合溶液を攪拌下、成分1〜5の
水性成分に添加して乳化し、下記組成のサンスクリーン
クリームを製造した。 (組成) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 (2)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンパルミテート 1.0 (3)グリセリン 6.0 (4)1,3−ブチレングリコール 6.0 (5)精製水 15.5 (6)スクワラン 5.0 (7)ホホバ油 5.0 (8)オクタメチルシクロテトラシロキサン 18.0 (9)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04、モンテフロス社製) 35.0 (10)酸化チタン(実施例2と同様にして処理したもの) 1.0 (11)タルク(実施例2と同様にして処理したもの) 5.0 (12)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0
【0056】実施例14 二層分離型液状ファンデーシ
ョン 油相を室温にて溶解した後、顔料を添加しディスパーで
分散させた。水相を攪拌しながら添加して乳化し、下記
組成の液状ファンデーションを製造した。 (組成) (重量%) (1)顔料(実施例2と同様に処理したものを後から混合) ・酸化チタン 6.0 ・セリサイト 9.0 ・酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (3)ジメチルポリシロキサン (信越化学工業製、KF−96A、6cs) 2.0 (4)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン 共重合体 1.0 (5)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04、モンテフロス社製) 10.0 (6)グリセリン 2.0 (7)エタノール 15.0 (8)精製水 残 量 (9)香料 適 量
【0057】実施例7〜14で得られた本発明の化粧料
は、いずれも、使用感触に優れ、化粧持ちが極めて良好
なものであった。
【0058】
【発明の効果】本発明の撥水・撥油性化粧料用粉体は、
撥水・撥油性に優れ、且つ使用感触、特に平滑性の優れ
たものであり、また、この本発明の撥水・撥油性化粧料
用粉体を含有する本発明の化粧料は、耐水性、耐皮脂性
及び耐油性が良好で、皮脂等による化粧崩れの防止効果
(化粧持ち)に優れ、且つ肌上での伸びが良く、使用感
触、特に平滑性の優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/18 102 8318−4H 104 8318−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を、下記(a)剤及び(b)剤で表
    面処理することにより得られる撥水・撥油性粉体。 (a)剤:水素添加レシチン、並びに水素添加レシチン
    のアルミニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、亜
    鉛塩、ジルコニウム塩及びチタン塩から選ばれる1種又
    は2種以上、 (b)剤:下記化合物(b−1)、(b−2)、(b−
    3)及び(b−4)からなる群より選ばれる1種又は2
    種以上。 化合物(b−1):直鎖もしくは分岐鎖の炭素数6以上
    のパーフルオロアルキル基又は当該パーフルオロアルキ
    ル基のフッ素原子のうち1個を水素原子で置換した基を
    有するエポキシ化合物。 化合物(b−2):直鎖もしくは分岐鎖の炭素数6以上
    のパーフルオロアルキル基又は当該パーフルオロアルキ
    ル基のフッ素原子のうち1個を水素原子で置換した基を
    有するシラン化合物。 化合物(b−3):直鎖もしくは分岐鎖の炭素数6以上
    のパーフルオロアルキル基又は当該パーフルオロアルキ
    ル基のフッ素原子のうち1個を水素原子で置換した基を
    有するチタン化合物。 化合物(b−4):直鎖もしくは分岐鎖の炭素数6以上
    のパーフルオロアルキル基又は当該パーフルオロアルキ
    ル基のフッ素原子のうち1個を水素原子で置換した基を
    有するポリシロキサン化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撥水・撥油性粉体を含有
    する化粧料。
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