JPH05285393A - 溶存酸素除去用パラジウム担持担体及びそれを用いた除去方法 - Google Patents

溶存酸素除去用パラジウム担持担体及びそれを用いた除去方法

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JPH05285393A
JPH05285393A JP4109069A JP10906992A JPH05285393A JP H05285393 A JPH05285393 A JP H05285393A JP 4109069 A JP4109069 A JP 4109069A JP 10906992 A JP10906992 A JP 10906992A JP H05285393 A JPH05285393 A JP H05285393A
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JP
Japan
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palladium
dissolved oxygen
liquid
supporting
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JP4109069A
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Yoshiharu Yasuhara
義晴 安原
Haruo Okazaki
春雄 岡崎
Masami Ishikawa
昌巳 石川
Toshihiko Sato
寿彦 佐藤
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Ebara Corp
Ebara Research Co Ltd
JCU Corp
Original Assignee
Ebara Research Co Ltd
Ebara Infilco Co Ltd
Ebara Udylite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イオン交換性、導電性、耐熱性をもたない担
体にPdを強固に担持させたPd担持担体を提供するこ
と。 【構成】 ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヒドラジン、1,4−ジオ
キサン、N−メチル−2−ピロリドン、エチレンジアミ
ンのうちの少なくとも1種を含む水溶液又はエチレング
リコール溶液を用いて表面処理された前記薬剤に耐薬品
性をもつ有機性担体に、パラジウムを担持させた液体中
の溶存酸素除去用パラジウム担持担体であり、担体は膜
状、ビーズ状又はハニカム構造体がよく、液体中に水素
等の還元剤を添加することにより溶存酸素が除去でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶存酸素除去用パラジ
ウム担持担体に係り、特に電子工業の洗浄用水、ボイラ
給水、食品工業のプロセス用水及び洗浄用水等に利用で
きる液体中の溶存酸素を除去するためのパラジウム担持
担体に関する。
【0002】
【従来の技術】水素による水溶液中の溶存酸素(以下D
Oと称す)の還元除去にパラジウム(Pd)担持物を用
いる方法は真空脱気等の物理的な除去方法に比べて装置
が小型にできる、反応生成物が水であり水質を悪化させ
ることがない等の特長を有し、食品工業のプロセス用
水、電子工業の洗浄用水のDO除去方法として適してい
る。Pdの担持方法としては、従来よりイオン交換法、
電解メッキ法、コロイド担持法が公知である。イオン交
換法は、イオン交換樹脂等のイオン交換性をもった担体
に、Pdイオン又はPd錯イオンとしてPdを担持させ
る方法であるが、イオン交換性をもたない担体には適応
できない。また、電解メッキ法では、担体に導電性が要
求される。導電性やイオン交換性をもたない担体へのP
d担持方法としては、コロイド担持法がある(特開平1
−180984号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コロイド担持法では強固にPdを担持させることができ
ない。この点を改良したのがAg・Pd合金の無電解メ
ッキであるが、この方法では高温でPdとAgを拡散さ
せ合金をつくるため担体に耐熱性が要求される(特開平
3−288534号公報)。本発明は、これらの点を改
良したもので、イオン交換性、導電性、耐熱性をもたな
い担体にPdを強固に担持させた液体中の溶存酸素除去
用パラジウム担持担体を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、ヒドラジン、1,4
−ジオキサン、N−メチル−2−ピロリドン、エチレン
ジアミンのうちの少なくとも1種を含む水溶液又はエチ
レングリコール溶液を用いて表面処理された前記薬剤に
耐薬品性をもつ有機性担体に、パラジウムを担持させた
液体中の溶存酸素除去用パラジウム担持担体としたもの
である。上記のように、本発明では有機性担体の表面に
Pdコロイドを担持する前処理工程として有機溶剤によ
る担体表面の粗化を行うことにより、Pdを担体表面に
強固に担持させることを可能にした。担体表面の粗化に
用いる有機溶剤としては表面を粗化するとともに担体の
特性、たとえば脱気膜の不透水性を損わないことが必要
である。また、必要に応じて上記有機溶剤とアルカリと
を併用することにより表面粗化の強さを上げることもで
きる。
【0005】担体表面の粗化が本発明の眼目であるの
で、有機溶剤に完全に溶解せず、また塩ビやテフロン系
樹脂の様に殆んど粗化されない素材は適用できない。本
発明で用いる有機性担体としてはポリプロピレン系、ポ
リスチレン系、エポキシ系、ポリイミド系、ポリエチレ
ン系等の適度の耐薬品性をもつ有機性素材が適用でき
る。有機性担体の形状としては膜状、ビーズ状又はハニ
カム構造体が好ましい。このような有機性担体には前記
有機溶剤のいずれを用いてもよく、所期の担持力を得る
ことができる。上記のような本発明のパラジウム担持担
体は、還元剤、特に水素含有気体を用いて液体中の溶存
酸素を除去することができる。
【0006】次に、液体中の溶存酸素を除去する具体的
方法について述べる。担体としては気体透過膜を用い
て、前記したように溶剤で処理して表面粗化した膜の接
液側又は両側にパラジウム又はその化合物を担持し該透
過膜の接ガス側に水素又は水素を含有する気体を供給
し、一方、該透過膜の接液側には酸素を含む液体を流す
ことにより液体中の溶存酸素を除去するものである。担
持母体の気体透過膜としては、表面粗化処理が可能な程
度の耐薬品を有すると共に気体を透過させ、液体を透過
させない膜であればよく、通常の膜脱気用の気体透過膜
が使用できる。すなわち、ポリエチレン系、ポリプロピ
レン系、ポリスチレン系、エポキシ系、ポリイミド系等
の有機性素材が適用できる。
【0007】気体透過膜の接液側又は両側への、パラジ
ウム又はその化合物の担持は常法によって行うことがで
きる。例えば、中空糸膜への無電解銀めっき法は公知
(特開昭63−278506号公報)であるが、中空糸
状の気体透過膜の場合には、この方法に準じて、パラジ
ウムによる活性化までを行うことで、パラジウムを担持
することができる。このとき、気体透過膜では液体は透
過しないため、気体透過膜モジュールの接ガス側にも接
液側と同様に、処理液を通液することで、気体透過膜の
両側に担持することができる。また、本発明の担体は、
ビーズ状又はハニカム構造等とすることもでき、その製
法は膜の場合の準じて行う。このビーズ状又はハニカム
構造の担体により充填層を形成させ、さらに液体及び水
素を導入させ接触させることで、溶存酸素を除去でき
る。ここで液体と気体は逆流、向流のいずれでも接触さ
せてもよい。
【0008】
【作用】本発明では、前記した有機溶剤の2〜80%水
溶液又はエチレングリコール溶液に有機性担体を含浸又
は通液することにより、担体表面に微細な凹凸をつけ、
Pdを担持しやすくすることができる。上記前処理を行
った担体は水洗により有機溶剤を充分洗い流した後、従
来から行われているPd担持方法(特開昭63−278
506号公報)で処理し、強固にPdを担持させる。こ
のためこの方法によってPdを担持させた担体は水溶液
中のDO除去に適し、長時間にわたり除去性能を持続さ
せることを可能にしたものである。該担体の形状を膜状
又はビーズ状及びハニカム構造体とすることで、ハンド
リングが良好となると共に、有機溶剤及びDOとの接触
を効率的に行うよう配置することができるので好適であ
る。また、本発明において、還元剤に水素を用いると生
成物が水となり、後汚染の問題を生じることがなく好適
である。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 表1に示す多孔質素材の中空糸脱気膜モジュール(膜面
積4m2 )に、表1に示す各有機溶剤の20%水溶液1
リットルを0.5リットル/min で15分間循環させ、
膜表面の粗化を行った。次いでモジュール内を脱イオン
水で充分洗浄し、各有機溶剤を該水で置換した後、塩化
第1錫30g/l、塩化パラジウム0.6g/l、塩酸
45ml/l、塩化ナトリウム200g/lを含有する水
溶液2リットルを3リットル/min で10分間循環させ
た。該中空糸膜を脱イオン水で洗浄した後、H2 SO4
50ml/l、ヒドロキシ酢酸1g/lを含有する水溶液
1リットルを0.8リットル/min で15分間循環さ
せ、錫を除去した。最後に脱イオン水で充分に洗浄し、
パラジウムを担持した中空糸脱気膜モジュールを得た。
この膜モジュールをDO除去試験に供した。
【0010】また、上記方法から有機溶剤による膜表面
の粗化工程をはぶいたものを比較例1とした。膜表面に
担持されるPd担持量は、実施例1では28.1mg/m
2 −膜面積であるのに対し、比較例1では7.7mg/m
2 −膜面積しかなく、本実施例の方が比較例の3倍以上
であった。DOの除去試験は、図1に示す実験装置を用
いて行った。図1において、Pd担持気体透過膜として
は、上記のように得た膜を用い該膜2を備えたDO除去
モジュール1の原水配管3から接液側に通水した。な
お、7は原水DOモニターである。また接ガス側には、
水素入口配管5から、水素を供給した。処理水は、処理
水配管4から排出され、処理水のDOをDOモニター8
で測定した。
【0011】DO処理条件を下記に示す。 水量 : 1.5リットル/min DO : 6.6〜7.3mg/l H2 供給圧 : 0.10 kgf/cm2 その結果、処理水のDOの経時変化を表1に示す。比較
例1では100hrから処理性能の低下が認められるが、
実施例1では更に処理しても良好な処理性能を維持して
いる。特に、1,4−ジオキサン、N−メチル−2−ピ
ロリドン等では300hrを超えても当初と遜色ない性能
を維持している。
【0012】
【表1】
【0013】実施例2 次にビーズ状担体を用いたDOの除去例を示す。ビーズ
はポリエチレン製で1mmφのものを用い、これをジオキ
サンの20%水溶液中で15分間攪拌後、脱イオン水で
充分洗浄後、実施例1と同様な溶液でパラジウムを担持
させた。充分水洗しパラジウム担持ビーズを得た。この
ビーズを用いてDO除去試験を行った。実験装置を図2
に示す。図2において、原水3は水素供給器9(この例
ではH2 供給膜を用いる)で原水中に水素12を溶解さ
せたのち、ビーズを充填したDO除去カラム11を備え
た脱DO反応槽10に流入されて、DOを水素と反応さ
せDOの除去された処理水4が得られる。
【0014】処理条件は次のとおりである。 流量:2.5リットル/min ,DO:6.6〜7.3mg
/l 充填剤:1mmφビーズ 充填量:250ml カラム径:35mmφ×400mmh H2 供給方法(膜を用いて供給) H2 供給圧力:0.10kg・f/cm2 膜:ポリエチレンガス透過膜(膜面積4m2 ) 処理結果を表2に示す。このように、長時間良好な処理
性能を維持している。
【表2】
【0015】
【発明の効果】本発明は、有機性溶剤により担体の粗面
化を行うことにより、イオン交換性、導電性、耐熱性を
もたない担体にもPd担持量及び担持力を向上させるこ
とができ、長時間に亘り高いDO除去性能を維持して、
二次汚染のないDO除去を行うことを実現させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた実験装置の概略構成図
【図2】実施例2で用いた実験装置の概略構成図
【符号の説明】
1:DO除去モジュール、2:Pd担持気体透過膜、
3:原水配管、4:処理水配管、5:水素供給配管、
6:水素排出配管、7:原水DOモニター、8:処理水
DOモニター、9:水素供給器、10:脱DO反応槽、
11:担体充填カラム、12:H2 供給
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 春雄 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 石川 昌巳 神奈川県藤沢市善行坂1丁目1番6号 荏 原ユージライト株式会社内 (72)発明者 佐藤 寿彦 神奈川県藤沢市善行坂1丁目1番6号 荏 原ユージライト株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
    アミド、ジメチルスルホキシド、ヒドラジン、1,4−
    ジオキサン、N−メチル−2−ピロリドン、エチレンジ
    アミンのうちの少なくとも1種を含む水溶液又はエチレ
    ングリコール溶液を用いて表面処理された前記薬剤に耐
    薬品性をもつ有機性担体に、パラジウムを担持させた液
    体中の溶存酸素除去用パラジウム担持担体。
  2. 【請求項2】 膜状、ビーズ状又はハニカム構造体に形
    成した請求項1記載のパラジウム担持担体に、水素含有
    気体の存在下で、溶存酸素を含む液を接触させることを
    特徴とする液体中の溶存酸素の除去方法。
JP4109069A 1992-04-03 1992-04-03 溶存酸素除去用パラジウム担持担体及びそれを用いた除去方法 Pending JPH05285393A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532591A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 デグサ ゲーエムベーハー 有機液体からの溶解した酸素の触媒による除去
US8972811B2 (en) 2004-01-29 2015-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Panel driving circuit that generates panel test pattern and panel test method thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8972811B2 (en) 2004-01-29 2015-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Panel driving circuit that generates panel test pattern and panel test method thereof
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