JPH052862B2 - - Google Patents
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- JPH052862B2 JPH052862B2 JP62014577A JP1457787A JPH052862B2 JP H052862 B2 JPH052862 B2 JP H052862B2 JP 62014577 A JP62014577 A JP 62014577A JP 1457787 A JP1457787 A JP 1457787A JP H052862 B2 JPH052862 B2 JP H052862B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shift
- pattern
- line
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は複数のシフトバルブの作動位置の組合
せパターンにより複数の変速段を得るようにした
自動変速機の変速制御装置に関する。 (従来の技術) 一般に自動車に搭載される自動変速機は、トル
クコンバータと変速歯車機構とを組合せ、この変
速歯車機構の動力伝達経路をクラツチやブレーキ
等の複数の摩擦締結要素の選択的作動により切換
えて、所定の変速段に自動的に変速するように構
成されたものであるが、この種の自動変速機とし
ては、上記摩擦締結要素のアクチユエータに対す
る作動油の給排制御をシフトバルブの作動位置の
組合せパターンにより行うようにした自動変速機
がある。 このような自動変速機の制御装置は、例えば特
開昭59−183160号公報に示されている所である
が、特にこの公報に示されたものは、2つの摩擦
締結要素の締結、解放により高変速段から低変速
段へのシフトダウンを行う場合に、これらの摩擦
締結要素の作動タイミングをエンジン出力に応じ
て制御することにより、所謂変速シヨツクを軽減
するようにしたものである。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、所定の高変速段からエンジンブレー
キの作用する所定の低速段へのシフトダウン時の
変速シヨツクを軽減するためには、高変速段で締
結されている摩擦締結要素の解放開始後、低変速
段で締結されるエンジンブレーキ用摩擦締結要素
の締結をニユートラル状態が生じない範囲で遅ら
せることが効果的であるが、このようにすると、
当該シフトダウンが特に高車速でエンジンブレー
キを作動させる場合のものである時に、エンジン
ブレーキ用摩擦締結要素の締結が遅れて、エンジ
ンブレーキが作動し始めるまでの間に所謂空走状
態が生じ、乗員に不快感を与えることになる。 この問題に対しては、設定車速以上でのシフト
ダウン変速時に、シフトバルブの作動位置の組合
せパターンを高変速段でのパターンから速かに低
変速段のパターンへ切換え、当該変速時にエンジ
ンブレーキを速かに作動させることが考えられ
る。しかし、このような方法では、上記設定車速
以上の領域でのシフトダウン変速であつても、エ
ンジン負荷の増大によるシフトダウン、即ち加速
のためのシフトダウンである場合に、エンジンブ
レーキ用摩擦締結要素が変速初期に締結されるた
め、変速シヨツクが著しく大きくなるといつた問
題が発生する。 本発明は自動変速機における上記のような問題
に対処するもので、シフトダウン変速時にシフト
バルブの作動位置の組合せパターンを適切に制御
することにより、このシフトダウンがエンジンブ
レーキを作動させる場合のものである時はエンジ
ンブレーキを速かに作動させ、また加速時のもの
である場合は変速シヨツクを効果的に軽減し、も
つていずれの場合にも良好な変速状態が得られる
ようにすることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 即ち、本発明に係る自動変速機の変速制御装置
は、変速歯車機構の動力伝達経路を切換える摩擦
締結要素のアクチユエータに対して作動油を給排
する複数のシフトバルブを備え、これらのシフト
バルブの作動位置の組合せパターンにより複数の
変速段を得るようにしたものにおいて、所定の高
変速段からエンジンブレーキの作用する所定の低
変速段へのシフトダウン時に、上記シフトバルブ
の作動位置の組合せパターンを、減速時には、上
記高変速段でのパターンからエンジンブレーキ用
摩擦締結要素を締結させるパターンを経由して上
記低変速段のパターンに切換え、加速時には、同
じく高変速段でのパターンから上記エンジンブレ
ーキ用摩擦締結要素を締結させないパターンを経
由して低変速段のパターンに切換える制御手段を
備える。 (作用) 上記の構成によれば、所定の高変速段からエン
ジンブレーキの作用する所定の低変速段へのシフ
トダウン時において、減速時には、シフトバルブ
の作動位置の組合せパターンが、高変速段でのパ
ターンからエンジンブレーキ用摩擦締結要素を締
結させるパターンを経由して低変速段のパターン
に切換わるから、変速開始直後に速やかにエンジ
ンブレーキが作動し始めることになる。 一方、加速時のシフトダウン時には、上記パタ
ーンが高変速段でのパターンから上記エンジンブ
レーキ用摩擦締結要素を締結させないパターンを
経由して低変速段のパターンに切換わるから、変
速初期に該摩擦締結要素が締結されることによる
変速シヨツクが回避されることになる。 (実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。 先ず、第1図によりこの実施例に係る自動変速
機の機械的構成を説明すると、該自動変速機10
は、主たる構成要素として、トルクコンバータ2
0と、該コンバータ20の出力により駆動される
変速歯車機構30と、該機構30の動力伝達経路
を切換えるクラツチやブレーキ等の複数の摩擦締
結要素41〜46及びワンウエイクラツチ51,
52とを有し、これらにより走行レンジとしての
D,2,1,Rの各レンジと、Dレンジでの1〜
4速、2レンジでの1〜3速、1レンジでの1〜
2速とが得られるようになつている。 上記トルクコンバータ20は、エンジン出力軸
1に連結されたケース21内に固設されたポンプ
22と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポ
ンプ22により作動油を介して駆動されるタービ
ン23と、該ポンプ22とタービン23との間に
介設され且つ変速機ケース11にワンウエイクラ
ツチ24を介して支持されてトルク増大作用を行
うステータ25と、上記ケース21とタービン2
3との間に設けられ、該ケース21を介してエン
ジン出力軸1とタービン23とを直結するロツク
アツプクラツチ26とで構成されている。そし
て、上記タービン23の回転がタービンシヤフト
27を介して上記変速歯車機構30側に出力され
るようになつている。ここで、上記エンジン出力
軸1にはタービンシヤフト27内を貫通するポン
プシヤフト12が連結され、該シヤフト12によ
り変速機後端部に備えられたオイルポンプ13が
駆動されるようになつている。 一方、上記変速歯車機構30はラビニヨ型プラ
ネタリギヤ装置で構成され、上記タービンシヤフ
ト27上に遊嵌合された小径のスモールサンギヤ
31と、該サンギヤ31の後方において同じくタ
ービンシヤフト27上に遊嵌合された大径のラー
ジサンギヤ32と、上記スモールサンギヤ31に
噛合された複数個のシヨートピニオンギヤ33
と、前半部が該シヨートピニオンギヤ33に噛合
され且つ後半部が上記ラージサンギヤ32に噛合
されたロングピニオンギヤ34と、該ロングピニ
オンギヤ34及び上記シヨートピニオンギヤ33
を回転自在に支持するキヤリヤ35と、ロングピ
ニオンギヤ34の前半部に噛合されたリングギヤ
36とで構成されている。 そして、上記タービンシヤフト27とスモール
サンギヤ31との間にフオワードクラツチ41と
第1ワンウエイクラツチ51とが直列に介設さ
れ、またこれらのクラツチ41,51に並列にコ
ーストクラツチ42が介設されていると共に、タ
ービンシヤフト27とキヤリヤ35との間には3
−4クラツチ43が介設され、更に該タービンシ
ヤフト27とラージサンギヤ32との間にリバー
スクラツチ44が介設されている。また、上記ラ
ージサンギヤ32とリバースクラツチ44との間
にはラージサンギヤ32を固定するバンドブレー
キでなる2−4ブレーキ45が設けられていると
共に、上記キヤリヤ35と変速機ケース11との
間には、該キヤリヤ35の反力を受け止める第2
ワンウエイクラツチ52と、キヤリヤ35を固定
するローリバースブレーキ46とが並列に設けら
れている。そして、上記リングギヤ36が出力ギ
ヤ14に連結され、該出力ギヤ14から差動装置
を介して左右の車輪(図示せず)に回転が伝達さ
れるようになつている。 次に、上記各クラツチやブレーキ等の摩擦締結
要素41〜46及びワンウエイクラツチ51,5
2の作動状態と変速段との関係を説明すると、先
ず1速においては、フオワードクラツチ41が締
結され且つ第1,第2ワンウエイクラツチ51,
52がロツク状態となる。そのため、トルクコン
バータ20の出力回転はタービンシヤフト27か
ら上記フオワードクラツチ41及び第1ワンウエ
イクラツチ51を介してプラネタリギヤ装置30
のスモールサンギヤ31に入力される。この場
合、第2ワンウエイクラツチ52の作用でキヤリ
ヤ35が固定されるため、プラネタリギヤ装置3
0は、上記スモールサンギヤ31からシヨートピ
ニオンギヤ33及びロングピニオンギヤ34を介
してリングギヤ36に回転を伝達する差動動作を
行わない固定的なギヤ列として作動する。その結
果、上記スモールサンギヤ31とリングギヤ36
との径の比に対応する大きな減速比の1速状態が
得られる。 次に、2速においては、上記の1速の状態に加
えて2−4ブレーキ45が作動し、プラネタリギ
ヤ装置30におけるラージサンギヤ32が固定さ
れると共に、第2ワンウエイクラツチ52が空転
状態となる。そのため、上記タービンシヤフト2
7からスモールサンギヤ31に伝達された回転が
シヨートピニオンギヤ33を介してロングピニオ
ンギヤ34に伝達されると共に、該ロングピニオ
ンギヤ34は、これに噛合うラージサンギヤ32
が固定されているためラージサンギヤ32上を公
転し、これに伴つてキヤリヤ35が回転する。そ
の結果、1速状態に比較してキヤリヤ35の回転
分(ロングピニオンギヤ34の公転分)だけリン
グギヤ36の回転が増速され、1速時よりも減速
比が小さい2速状態が得られる。 更に、3速においては、上記の2速の状態から
2−4ブレーキ45が解放されると共に、3−4
クラツチ43が締結される。そのため、タービン
シヤフト27の回転は、上記フオワードクラツチ
41及び第1ワンウエイクラツチ51を介してス
モールサンギヤ31に入力されると同時に、3−
4クラツチ43を介してキヤリヤ35にも入力さ
れることになる。その結果、プラネタリギヤ装置
30の全体が一体回転し、リングギヤ36がター
ビンシヤフト27と同じ速度で回転する3速状態
が得られる。 また、4速においては、上記の3速で一旦解放
された2−4ブレーキ45が再び締結される。そ
のため、タービンシヤフト27の回転は3−4ク
ラツチ43からプラネタリギヤ装置30のキヤリ
ヤ35に入力され、ロングピニオンギヤ34が公
転されることになるが、該ロングピニオンギヤ3
4が噛合つたラージサンギヤ32が上記2−4ブ
レーキ45によつて固定されているため、ロング
ピニオンギヤ34はキヤリヤ35と共に公転しな
がら自転することになる。その結果、ロングピニ
オンギヤ34に噛合うリングギヤ36は、キヤリ
ヤ35の回転(タービンシヤフト27の回転)に
ロングピニオンギヤ34の自転分だけ増速されて
回転されることになり、これによりオーバードラ
イブ状態の4速が得られる。尚、この場合、フオ
ワードクラツチ41は締結された状態にあるが、
これに直列の第1ワンウエイクラツチ51が空転
するので、タービンシヤフト27の回転がスモー
ルサンギヤ31に入力されることはない。 更に、後退速においては、リバースクラツチ4
4とローリバースブレーキ46とが締結され、タ
ービンシヤフト27の回転がプラネタリギヤ装置
30のラージサンギヤ32に入力されると共に、
該ギヤ装置30のキヤリヤ35が固定される。そ
のため、上記ラージサンギヤ32からロングピニ
オンギヤ34を介してリングギヤ36に至る固定
的なギヤ列を介して回転が伝達されることにな
り、ラージサンギヤ34とリングギヤ36との径
の比に対応した減速比が得られるが、その場合に
リングギヤ36の回転方向がタービンシヤフト2
7ないしラージサンギヤ32の回転方向の反対と
なる。 尚、1〜3速時に回転を伝達する第1ワンウエ
イクラツチ51及び1速時に反力を受け止める第
2ワンウエイクラツチ52はコーステイング時に
空転するため、これらの変速段ではエンジンブレ
ーキが作動しないことになるが、Dレンジの3
速、2レンジの2,3速、及び1レンジの1,2
速では、第1ワンウエイクラツチ51に並列のコ
ーストクラツチ42が締結される、また1レンジ
の1速では第2ワンウエイクラツチ52に並列の
ローリバースブレーキ46が締結されるので、D
レンジの3速、2レンジの2,3速及び1レンジ
の1,2速でエンジンブレーキが得られることに
なる。 以上の各油圧締結要素41〜46及びワンウエ
イクラツチ51,52の作動と変速段との関係を
まとめると第1表の通りである。
せパターンにより複数の変速段を得るようにした
自動変速機の変速制御装置に関する。 (従来の技術) 一般に自動車に搭載される自動変速機は、トル
クコンバータと変速歯車機構とを組合せ、この変
速歯車機構の動力伝達経路をクラツチやブレーキ
等の複数の摩擦締結要素の選択的作動により切換
えて、所定の変速段に自動的に変速するように構
成されたものであるが、この種の自動変速機とし
ては、上記摩擦締結要素のアクチユエータに対す
る作動油の給排制御をシフトバルブの作動位置の
組合せパターンにより行うようにした自動変速機
がある。 このような自動変速機の制御装置は、例えば特
開昭59−183160号公報に示されている所である
が、特にこの公報に示されたものは、2つの摩擦
締結要素の締結、解放により高変速段から低変速
段へのシフトダウンを行う場合に、これらの摩擦
締結要素の作動タイミングをエンジン出力に応じ
て制御することにより、所謂変速シヨツクを軽減
するようにしたものである。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、所定の高変速段からエンジンブレー
キの作用する所定の低速段へのシフトダウン時の
変速シヨツクを軽減するためには、高変速段で締
結されている摩擦締結要素の解放開始後、低変速
段で締結されるエンジンブレーキ用摩擦締結要素
の締結をニユートラル状態が生じない範囲で遅ら
せることが効果的であるが、このようにすると、
当該シフトダウンが特に高車速でエンジンブレー
キを作動させる場合のものである時に、エンジン
ブレーキ用摩擦締結要素の締結が遅れて、エンジ
ンブレーキが作動し始めるまでの間に所謂空走状
態が生じ、乗員に不快感を与えることになる。 この問題に対しては、設定車速以上でのシフト
ダウン変速時に、シフトバルブの作動位置の組合
せパターンを高変速段でのパターンから速かに低
変速段のパターンへ切換え、当該変速時にエンジ
ンブレーキを速かに作動させることが考えられ
る。しかし、このような方法では、上記設定車速
以上の領域でのシフトダウン変速であつても、エ
ンジン負荷の増大によるシフトダウン、即ち加速
のためのシフトダウンである場合に、エンジンブ
レーキ用摩擦締結要素が変速初期に締結されるた
め、変速シヨツクが著しく大きくなるといつた問
題が発生する。 本発明は自動変速機における上記のような問題
に対処するもので、シフトダウン変速時にシフト
バルブの作動位置の組合せパターンを適切に制御
することにより、このシフトダウンがエンジンブ
レーキを作動させる場合のものである時はエンジ
ンブレーキを速かに作動させ、また加速時のもの
である場合は変速シヨツクを効果的に軽減し、も
つていずれの場合にも良好な変速状態が得られる
ようにすることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 即ち、本発明に係る自動変速機の変速制御装置
は、変速歯車機構の動力伝達経路を切換える摩擦
締結要素のアクチユエータに対して作動油を給排
する複数のシフトバルブを備え、これらのシフト
バルブの作動位置の組合せパターンにより複数の
変速段を得るようにしたものにおいて、所定の高
変速段からエンジンブレーキの作用する所定の低
変速段へのシフトダウン時に、上記シフトバルブ
の作動位置の組合せパターンを、減速時には、上
記高変速段でのパターンからエンジンブレーキ用
摩擦締結要素を締結させるパターンを経由して上
記低変速段のパターンに切換え、加速時には、同
じく高変速段でのパターンから上記エンジンブレ
ーキ用摩擦締結要素を締結させないパターンを経
由して低変速段のパターンに切換える制御手段を
備える。 (作用) 上記の構成によれば、所定の高変速段からエン
ジンブレーキの作用する所定の低変速段へのシフ
トダウン時において、減速時には、シフトバルブ
の作動位置の組合せパターンが、高変速段でのパ
ターンからエンジンブレーキ用摩擦締結要素を締
結させるパターンを経由して低変速段のパターン
に切換わるから、変速開始直後に速やかにエンジ
ンブレーキが作動し始めることになる。 一方、加速時のシフトダウン時には、上記パタ
ーンが高変速段でのパターンから上記エンジンブ
レーキ用摩擦締結要素を締結させないパターンを
経由して低変速段のパターンに切換わるから、変
速初期に該摩擦締結要素が締結されることによる
変速シヨツクが回避されることになる。 (実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。 先ず、第1図によりこの実施例に係る自動変速
機の機械的構成を説明すると、該自動変速機10
は、主たる構成要素として、トルクコンバータ2
0と、該コンバータ20の出力により駆動される
変速歯車機構30と、該機構30の動力伝達経路
を切換えるクラツチやブレーキ等の複数の摩擦締
結要素41〜46及びワンウエイクラツチ51,
52とを有し、これらにより走行レンジとしての
D,2,1,Rの各レンジと、Dレンジでの1〜
4速、2レンジでの1〜3速、1レンジでの1〜
2速とが得られるようになつている。 上記トルクコンバータ20は、エンジン出力軸
1に連結されたケース21内に固設されたポンプ
22と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポ
ンプ22により作動油を介して駆動されるタービ
ン23と、該ポンプ22とタービン23との間に
介設され且つ変速機ケース11にワンウエイクラ
ツチ24を介して支持されてトルク増大作用を行
うステータ25と、上記ケース21とタービン2
3との間に設けられ、該ケース21を介してエン
ジン出力軸1とタービン23とを直結するロツク
アツプクラツチ26とで構成されている。そし
て、上記タービン23の回転がタービンシヤフト
27を介して上記変速歯車機構30側に出力され
るようになつている。ここで、上記エンジン出力
軸1にはタービンシヤフト27内を貫通するポン
プシヤフト12が連結され、該シヤフト12によ
り変速機後端部に備えられたオイルポンプ13が
駆動されるようになつている。 一方、上記変速歯車機構30はラビニヨ型プラ
ネタリギヤ装置で構成され、上記タービンシヤフ
ト27上に遊嵌合された小径のスモールサンギヤ
31と、該サンギヤ31の後方において同じくタ
ービンシヤフト27上に遊嵌合された大径のラー
ジサンギヤ32と、上記スモールサンギヤ31に
噛合された複数個のシヨートピニオンギヤ33
と、前半部が該シヨートピニオンギヤ33に噛合
され且つ後半部が上記ラージサンギヤ32に噛合
されたロングピニオンギヤ34と、該ロングピニ
オンギヤ34及び上記シヨートピニオンギヤ33
を回転自在に支持するキヤリヤ35と、ロングピ
ニオンギヤ34の前半部に噛合されたリングギヤ
36とで構成されている。 そして、上記タービンシヤフト27とスモール
サンギヤ31との間にフオワードクラツチ41と
第1ワンウエイクラツチ51とが直列に介設さ
れ、またこれらのクラツチ41,51に並列にコ
ーストクラツチ42が介設されていると共に、タ
ービンシヤフト27とキヤリヤ35との間には3
−4クラツチ43が介設され、更に該タービンシ
ヤフト27とラージサンギヤ32との間にリバー
スクラツチ44が介設されている。また、上記ラ
ージサンギヤ32とリバースクラツチ44との間
にはラージサンギヤ32を固定するバンドブレー
キでなる2−4ブレーキ45が設けられていると
共に、上記キヤリヤ35と変速機ケース11との
間には、該キヤリヤ35の反力を受け止める第2
ワンウエイクラツチ52と、キヤリヤ35を固定
するローリバースブレーキ46とが並列に設けら
れている。そして、上記リングギヤ36が出力ギ
ヤ14に連結され、該出力ギヤ14から差動装置
を介して左右の車輪(図示せず)に回転が伝達さ
れるようになつている。 次に、上記各クラツチやブレーキ等の摩擦締結
要素41〜46及びワンウエイクラツチ51,5
2の作動状態と変速段との関係を説明すると、先
ず1速においては、フオワードクラツチ41が締
結され且つ第1,第2ワンウエイクラツチ51,
52がロツク状態となる。そのため、トルクコン
バータ20の出力回転はタービンシヤフト27か
ら上記フオワードクラツチ41及び第1ワンウエ
イクラツチ51を介してプラネタリギヤ装置30
のスモールサンギヤ31に入力される。この場
合、第2ワンウエイクラツチ52の作用でキヤリ
ヤ35が固定されるため、プラネタリギヤ装置3
0は、上記スモールサンギヤ31からシヨートピ
ニオンギヤ33及びロングピニオンギヤ34を介
してリングギヤ36に回転を伝達する差動動作を
行わない固定的なギヤ列として作動する。その結
果、上記スモールサンギヤ31とリングギヤ36
との径の比に対応する大きな減速比の1速状態が
得られる。 次に、2速においては、上記の1速の状態に加
えて2−4ブレーキ45が作動し、プラネタリギ
ヤ装置30におけるラージサンギヤ32が固定さ
れると共に、第2ワンウエイクラツチ52が空転
状態となる。そのため、上記タービンシヤフト2
7からスモールサンギヤ31に伝達された回転が
シヨートピニオンギヤ33を介してロングピニオ
ンギヤ34に伝達されると共に、該ロングピニオ
ンギヤ34は、これに噛合うラージサンギヤ32
が固定されているためラージサンギヤ32上を公
転し、これに伴つてキヤリヤ35が回転する。そ
の結果、1速状態に比較してキヤリヤ35の回転
分(ロングピニオンギヤ34の公転分)だけリン
グギヤ36の回転が増速され、1速時よりも減速
比が小さい2速状態が得られる。 更に、3速においては、上記の2速の状態から
2−4ブレーキ45が解放されると共に、3−4
クラツチ43が締結される。そのため、タービン
シヤフト27の回転は、上記フオワードクラツチ
41及び第1ワンウエイクラツチ51を介してス
モールサンギヤ31に入力されると同時に、3−
4クラツチ43を介してキヤリヤ35にも入力さ
れることになる。その結果、プラネタリギヤ装置
30の全体が一体回転し、リングギヤ36がター
ビンシヤフト27と同じ速度で回転する3速状態
が得られる。 また、4速においては、上記の3速で一旦解放
された2−4ブレーキ45が再び締結される。そ
のため、タービンシヤフト27の回転は3−4ク
ラツチ43からプラネタリギヤ装置30のキヤリ
ヤ35に入力され、ロングピニオンギヤ34が公
転されることになるが、該ロングピニオンギヤ3
4が噛合つたラージサンギヤ32が上記2−4ブ
レーキ45によつて固定されているため、ロング
ピニオンギヤ34はキヤリヤ35と共に公転しな
がら自転することになる。その結果、ロングピニ
オンギヤ34に噛合うリングギヤ36は、キヤリ
ヤ35の回転(タービンシヤフト27の回転)に
ロングピニオンギヤ34の自転分だけ増速されて
回転されることになり、これによりオーバードラ
イブ状態の4速が得られる。尚、この場合、フオ
ワードクラツチ41は締結された状態にあるが、
これに直列の第1ワンウエイクラツチ51が空転
するので、タービンシヤフト27の回転がスモー
ルサンギヤ31に入力されることはない。 更に、後退速においては、リバースクラツチ4
4とローリバースブレーキ46とが締結され、タ
ービンシヤフト27の回転がプラネタリギヤ装置
30のラージサンギヤ32に入力されると共に、
該ギヤ装置30のキヤリヤ35が固定される。そ
のため、上記ラージサンギヤ32からロングピニ
オンギヤ34を介してリングギヤ36に至る固定
的なギヤ列を介して回転が伝達されることにな
り、ラージサンギヤ34とリングギヤ36との径
の比に対応した減速比が得られるが、その場合に
リングギヤ36の回転方向がタービンシヤフト2
7ないしラージサンギヤ32の回転方向の反対と
なる。 尚、1〜3速時に回転を伝達する第1ワンウエ
イクラツチ51及び1速時に反力を受け止める第
2ワンウエイクラツチ52はコーステイング時に
空転するため、これらの変速段ではエンジンブレ
ーキが作動しないことになるが、Dレンジの3
速、2レンジの2,3速、及び1レンジの1,2
速では、第1ワンウエイクラツチ51に並列のコ
ーストクラツチ42が締結される、また1レンジ
の1速では第2ワンウエイクラツチ52に並列の
ローリバースブレーキ46が締結されるので、D
レンジの3速、2レンジの2,3速及び1レンジ
の1,2速でエンジンブレーキが得られることに
なる。 以上の各油圧締結要素41〜46及びワンウエ
イクラツチ51,52の作動と変速段との関係を
まとめると第1表の通りである。
【表】
* コーステイング時空転
次に、第2図により上記各摩擦締結要素41〜
46を夫々作動させる油圧アクチユエータ41a
〜46aに対して作動油を給排する油圧回路60
について説明する。ここで、上記各油圧アクチユ
エータ41a〜46aのうち、2−4ブレーキ4
5の油圧アクチユエータ45aはアプライポート
45a′とリリースポート45a″とを有するサーボ
ピストンで構成され、アプライポート45a′のみ
に作動油が供給されている時に2−4ブレーキ4
5を締結させると共に、両ポート45a′,45
a″とも作動油が供給されていない時及び両ポート
45a′,45a″とも作動油が供給されている時
に、2−4ブレーキ45を解放させるようになつ
ている。また、その他のアクチユエータ41a〜
44a,46aは通常の油圧ピストンで構成さ
れ、作動油が供給された時に当該摩擦締結要素を
締結させるようになつている。 この油圧回路60には、先ず、第1図に示すオ
イルポンプ13からメインライン100に吐出さ
れた作動油の圧力を所定のライン圧に調整するレ
ギユレータバルブ61と、エンジンのアクセル開
度に応じたスロツトル圧を発生させるスロツトル
バルブ62とが設けられている。そして、このス
ロツトル圧がスロツトルモデユレータバルブ63
により更に調整された上で、上記レギユレータバ
ルブ61に供給されることにより、上記ライン圧
がエンジンのアクセル開度に応じた値に設定され
るようになつている。 また、この油圧回路60には、セレクトされた
レンジに応じて上記ライン圧を各油圧ラインに選
択的に送り出すマニユアルバルブ64と、変速段
に応じて作動してライン圧を上記各油圧アクチユ
エータ41a〜46aに選択的に供給する1−
2,2−3,3−4の各シフトバルブ71,7
2,73とが備えられている。 上記マニユアルバルブ64は、メインライン1
00からライン圧が導入される入力ポートfと、
第1〜第5出力ポートa〜eとを有し、スプール
64aの移動により、上記入力ポートfが、Dレ
ンジでは第1,第2出力ポートa,bに、2レン
ジでは第1,第2,第3出力ポートa,b,c
に、1レンジでは第1,第3,第4出力ポート
a,c,dに、またRレンジでは第5出力ポート
eに夫々連通されるようになつている。そして、
各出力ポートa〜eには、夫々第1〜第5出力ラ
イン101〜105が接続されている。 また、上記1−2,2−3,3−4シフトバル
ブ71,72,73は、夫々スプール71a,7
2a,73aをスプリングにより図面上、右側に
付勢すると共に、これらのスプールの右側に制御
ポート71b,72b,73bを設けた構成であ
る。そして、1−2シフトバルブ71の制御ポー
ト71bには上記メインライン100から分岐さ
れた第1制御ライン106が、2−3,3−4シ
フトバルブ72,73の制御ポート72b,73
bには上記第1出力ライン101から分岐された
第2,第3制御ライン107,108が夫々接続
されていると共に、これらの制御ライン106,
107,108には、夫々第1,第2,第3ソレ
ノイドバルブ76,77,78が設けられてい
る。これらのソレノイドバルブ76〜78は、
夫々OFFの時に当該シフトバルブの制御ポート
71b〜73b内に制御圧を導入させて、スプー
ル71a〜73aを図面上、左側に位置させ、ま
たONの時に上記制御ポート71b〜73b内の
制御圧をドレンさせて、スプール71a〜73a
を右側に位置させるようになつている。 ここで、これらのソレノイドバルブ76〜78
は、当該自動車の車速とエンジン負荷としてのア
クセル開度とが入力される制御回路200からの
信号A,B,Cにより、設定すべき変速段に応じ
てON,OFFされるようになつているが、走行レ
ンジの各変速段における各ソレノイドバルブ76
〜78のON,OFFの組合せパターンは、基本的
には第2表の通りに設定されている。
次に、第2図により上記各摩擦締結要素41〜
46を夫々作動させる油圧アクチユエータ41a
〜46aに対して作動油を給排する油圧回路60
について説明する。ここで、上記各油圧アクチユ
エータ41a〜46aのうち、2−4ブレーキ4
5の油圧アクチユエータ45aはアプライポート
45a′とリリースポート45a″とを有するサーボ
ピストンで構成され、アプライポート45a′のみ
に作動油が供給されている時に2−4ブレーキ4
5を締結させると共に、両ポート45a′,45
a″とも作動油が供給されていない時及び両ポート
45a′,45a″とも作動油が供給されている時
に、2−4ブレーキ45を解放させるようになつ
ている。また、その他のアクチユエータ41a〜
44a,46aは通常の油圧ピストンで構成さ
れ、作動油が供給された時に当該摩擦締結要素を
締結させるようになつている。 この油圧回路60には、先ず、第1図に示すオ
イルポンプ13からメインライン100に吐出さ
れた作動油の圧力を所定のライン圧に調整するレ
ギユレータバルブ61と、エンジンのアクセル開
度に応じたスロツトル圧を発生させるスロツトル
バルブ62とが設けられている。そして、このス
ロツトル圧がスロツトルモデユレータバルブ63
により更に調整された上で、上記レギユレータバ
ルブ61に供給されることにより、上記ライン圧
がエンジンのアクセル開度に応じた値に設定され
るようになつている。 また、この油圧回路60には、セレクトされた
レンジに応じて上記ライン圧を各油圧ラインに選
択的に送り出すマニユアルバルブ64と、変速段
に応じて作動してライン圧を上記各油圧アクチユ
エータ41a〜46aに選択的に供給する1−
2,2−3,3−4の各シフトバルブ71,7
2,73とが備えられている。 上記マニユアルバルブ64は、メインライン1
00からライン圧が導入される入力ポートfと、
第1〜第5出力ポートa〜eとを有し、スプール
64aの移動により、上記入力ポートfが、Dレ
ンジでは第1,第2出力ポートa,bに、2レン
ジでは第1,第2,第3出力ポートa,b,c
に、1レンジでは第1,第3,第4出力ポート
a,c,dに、またRレンジでは第5出力ポート
eに夫々連通されるようになつている。そして、
各出力ポートa〜eには、夫々第1〜第5出力ラ
イン101〜105が接続されている。 また、上記1−2,2−3,3−4シフトバル
ブ71,72,73は、夫々スプール71a,7
2a,73aをスプリングにより図面上、右側に
付勢すると共に、これらのスプールの右側に制御
ポート71b,72b,73bを設けた構成であ
る。そして、1−2シフトバルブ71の制御ポー
ト71bには上記メインライン100から分岐さ
れた第1制御ライン106が、2−3,3−4シ
フトバルブ72,73の制御ポート72b,73
bには上記第1出力ライン101から分岐された
第2,第3制御ライン107,108が夫々接続
されていると共に、これらの制御ライン106,
107,108には、夫々第1,第2,第3ソレ
ノイドバルブ76,77,78が設けられてい
る。これらのソレノイドバルブ76〜78は、
夫々OFFの時に当該シフトバルブの制御ポート
71b〜73b内に制御圧を導入させて、スプー
ル71a〜73aを図面上、左側に位置させ、ま
たONの時に上記制御ポート71b〜73b内の
制御圧をドレンさせて、スプール71a〜73a
を右側に位置させるようになつている。 ここで、これらのソレノイドバルブ76〜78
は、当該自動車の車速とエンジン負荷としてのア
クセル開度とが入力される制御回路200からの
信号A,B,Cにより、設定すべき変速段に応じ
てON,OFFされるようになつているが、走行レ
ンジの各変速段における各ソレノイドバルブ76
〜78のON,OFFの組合せパターンは、基本的
には第2表の通りに設定されている。
【表】
一方、上記マニユアルバルブ64における各出
力ポートa〜eに接続された第1〜第5出力ライ
ン101〜105のうち、D,2,1の各前進レ
ンジでメインライン100に連通される第1出力
ライン101は、ワンウエイオリフイス80を介
してフオワードクラツチ41のアクチユエータ4
1aに導かれている。従つて、上記D,2,1レ
ンジで、フオワードクラツチ41が常時締結され
ることになる。尚、上記第1出力ライン101に
は、フオワードクラツチ締結時の緩衝用のN−D
アキユムレータ81が設けられている。 また、この第1出力ライン101からはライン
111が分岐されて上記1−2シフトバルブ71
に導かれていると共に、この分岐ライン111
は、上記第1ソレノイドバルブ76がONになつ
てスプール71aが右側へ移動した時に、ワンウ
エイオリフイス82を介してサーボピストン45
aのアプライポート45a′に至るサーボアプライ
ライン112に連通される。従つて、D,2,1
レンジで第1ソレノイドバルブ76がONの時、
即ち、Dレンジでの2,3,4速、2レンジの
2,3速、及び1レンジの2速で、上記アプライ
ポート45a′にサーボアプライ圧が導入されるこ
とになる。尚、上記サーボアプライライン112
にも、サーボピストン(2−4ブレーキ)締結時
の緩衝用として1−2アキユムレータ83が備え
られている。 また、D,2レンジでメインライン100に連
通する上記第2出力ライン102は、2−3シフ
トバルブ72に導かれている。そして、該ライン
102は、第2ソレノイドバルブ77がOFFで
スプール72aが左側に位置する時にワンウエイ
オリフイス84を介して3−4クラツチ43のア
クチユエータ43aに至る3−4クラツチライン
113に連通される。従つて、D,2レンジで第
2ソレノイドバルブ77がOFFの時、即ちDレ
ンジの3,4速、及び2レンジの3速で3−4ク
ラツチ43が締結されることになる。尚、上記3
−4クラツチライン113には、ワンウエイオリ
フイス84に並列にバイパスバルブ85と2−3
タイミングバルブ86とが設けられ、3−4クラ
ツチ43の締結タイミングを調整するようになつ
ていると共に、該3−4クラツチライン113に
も3−4クラツチ締結時の緩衝用の2−3アキユ
ムレータ87が備えられている。 更に、上記3−4クラツチライン113から分
岐されたライン114と、上記第1出力ライン1
01から分岐されたライン115とが3−4シフ
トバルブ73に導かれている。そして、第3ソレ
ノイドバルブ78がOFFでスプール73aが左
側に位置する時に、3−4クラツチライン113
から分岐されたライン114が、ワンウエイオリ
フイス88を介してサーボピストン45aのリリ
ースポート45a″に至るサーボリリースライン1
16に、また第1出力ライン101から分岐され
たライン115が、ワンウエイオリフイス89を
介してコーストクラツチ42のアクチユエータ4
2aに至るコーストクラツチライン117に夫々
連通される。従つて、D,2レンジで第2,第3
ソレノイドバルブ77,78がともにOFFの時、
即ちDレンジの3速及び2レンジの3速で、サー
ボピストン45aのリリースポート45a″にサー
ボリリース圧が導入されて2−4ブレーキ45が
解放され、またD,2,1レンジで第3ソレノイ
ドバルブ78がOFFの時、即ちDレンジの3速、
2レンジの2,3速、及び1レンジの1,2速で
コーストクラツチ42が締結されることになる。 ここで、上記3−4クラツチライン113と、
該ライン113から分岐された上記ライン114
との間には、夫々の分岐ライン118,119を
介して3−4クラツチ圧及びサーボリリース圧の
排出タイミングを調整する3−2タイミングバル
ブ90と3−2キヤパシテイバルブ91とが備え
られている。また、上記コーストクラツチライン
117にはワンウエイオリフイス89をバイパス
するバイパスライン120が設けられ、該ライン
120を開通、遮断する3−4キヤパシテイバル
ブ92が備えられている。このバルブ92は、上
記3−4クラツチ圧が発生している時、及び上記
マニユアルバルブ64が2レンジ又は1レンジに
セレクトされて第3出力ライン103がメインラ
イン100に連通されている時に上記バイパスラ
イン120を開通させ、コーストクラツチ圧の排
出タイミングを調整するようになつている。尚、
上記第3出力ライン103から分岐されたライン
121はスロツトルバツクアツプバルブ93を介
してレギユレータバルブ61の増圧側に導かれ、
2レンジ及び1レンジでライン圧を増圧するよう
になつている。 また、マニユアルバルブ64により1レンジで
メインライン100に連通される第4出力ライン
104は、ローレデユースバルブ94及びライン
122を介して1−2シフトバルブ71に導かれ
ている。そして、該ライン122は、第1ソレノ
イドバルブ76がOFFでスプール71aが左側
に位置する時に、ワンウエイオリフイス95及び
シヤトルバルブ96を介してローリバースブレー
キ46のアクチユエータ46aに至るローリバス
ブレーキライン123に連通される。従つて、1
レンジで第1ソレノイドバルブ76がOFFの時、
即ち1レンジの1速でローリバースブレーキ46
が締結される。 更に、Rレンジでメインライン100に連通す
る第5出力ライン105は、ワンウエイオリフイ
ス97及び上記シヤトルバルブ96を介して上記
ローリバースブレーキライン123に連通すると
共に、該第5出力ライン105からはワンウエイ
オリフイス98を介してリバースクラツチ44の
アクチユエータ44aに至るリバースクラツチラ
イン124が分岐されている。従つて、Rレンジ
では、常にローリバースブレーキ46とリバース
クラツチ44とが締結されている。尚、上記リバ
ースクラツチライン124にもリバースクラツチ
締結時の緩衝用のN−Rアキユムレータ99が備
えられている。また、上記第5出力ライン105
から分岐されたライン125がレギユレータバル
ブ61の増圧側に導かれ、Rレンジでライン圧を
増圧させるようになつている。 尚、以上の構成に加えて、この油圧回路60に
は第1図に示すトルクコンバータ20内のロツク
アツプクラツチ26を作動させるためのロツクア
ツプバルブ201が備えられている。このバルブ
201には、レギユレータバルブ61からトルク
コンバータライン202が導かれていると共に、
一端の制御ポート201bにはメインライン10
0が制御ライン203として接続されている。そ
して、該制御ライン203に設けられたロツクア
ツプ用ソレノイドバルブ204が上記制御回路2
00からの信号DでONとされている時に、上記
制御ポート201b内の制御圧がドレンされてス
プール201aが右側に位置することにより、上
記トルクコンバータライン202がトルクコンバ
ータ20内に通じるライン205に連通し、これ
により該トルクコンバータ20の内圧が高まつて
ロツクアツプクラツチ26が締結される。また、
上記ソレノイドバルブ204がOFFとなつて制
御ポート201b内に制御圧が導入されることに
よりスプール201aが左側へ移動すると、上記
トルクコンバータライン202がロツクアツプ解
放ライン206に連通し、トルクコンバータ20
内にロツクアツプ解放圧が導入されて、ロツクア
ツプクラツチ26が解放されるようになつてい
る。 以上のように、制御回路200からの信号A,
B,Cにより、車速とアクセル開度で示される運
転領域に応じて第1〜第3ソレノイドバルブ7
6,77,78が第2表に示す組合せパターンで
ON,OFFされると共に、このパターンに対応す
る各シフトバルブ71,72,73のスプール7
1a,72a,73aの位置とマニユアルバルブ
64のセレクト位置とに応じて各摩擦締結要素4
1〜46が選択的に締結され、第1表に示すよう
に各レンジでの変速段が設定されるのであるが、
上記制御回路200は、Dレンジでの4−3シフ
トダウン変速時には第2表に示す4速のパターン
から中間パターンを経由して3速のパターンに切
換えるように構成されている。そして、この中間
パターンとしては、第3表に示すように第1,第
2中間パターンが設定され、第3図に示すように
車速が設定車速(例えば40Km/h)V0以下又は
アクセル開度が設定開度(例えば1/8)θ0以上
の領域では、第1、第2ソレノイドバルブ7
6,77がOFF、第3ソレノイドバルブ78が
ONの第1中間パターンを採用し、また上記設定
車速V0以上で且つ設定アクセル開度θ0以下の領
域では、第1〜第3ソレノイドバルブ76〜7
8が全てOFFの第2中間パターンを採用するよ
うになつている。尚、この実施例では、第3表に
( )で示すように、4−3変速後の3速で第1
ソレノイドバルブ76がOFFの第2パターンが
設定されており、設定車速V0′(例えば40Km/h)
以下の3速でこの第2パターンを採用するように
なつている。
力ポートa〜eに接続された第1〜第5出力ライ
ン101〜105のうち、D,2,1の各前進レ
ンジでメインライン100に連通される第1出力
ライン101は、ワンウエイオリフイス80を介
してフオワードクラツチ41のアクチユエータ4
1aに導かれている。従つて、上記D,2,1レ
ンジで、フオワードクラツチ41が常時締結され
ることになる。尚、上記第1出力ライン101に
は、フオワードクラツチ締結時の緩衝用のN−D
アキユムレータ81が設けられている。 また、この第1出力ライン101からはライン
111が分岐されて上記1−2シフトバルブ71
に導かれていると共に、この分岐ライン111
は、上記第1ソレノイドバルブ76がONになつ
てスプール71aが右側へ移動した時に、ワンウ
エイオリフイス82を介してサーボピストン45
aのアプライポート45a′に至るサーボアプライ
ライン112に連通される。従つて、D,2,1
レンジで第1ソレノイドバルブ76がONの時、
即ち、Dレンジでの2,3,4速、2レンジの
2,3速、及び1レンジの2速で、上記アプライ
ポート45a′にサーボアプライ圧が導入されるこ
とになる。尚、上記サーボアプライライン112
にも、サーボピストン(2−4ブレーキ)締結時
の緩衝用として1−2アキユムレータ83が備え
られている。 また、D,2レンジでメインライン100に連
通する上記第2出力ライン102は、2−3シフ
トバルブ72に導かれている。そして、該ライン
102は、第2ソレノイドバルブ77がOFFで
スプール72aが左側に位置する時にワンウエイ
オリフイス84を介して3−4クラツチ43のア
クチユエータ43aに至る3−4クラツチライン
113に連通される。従つて、D,2レンジで第
2ソレノイドバルブ77がOFFの時、即ちDレ
ンジの3,4速、及び2レンジの3速で3−4ク
ラツチ43が締結されることになる。尚、上記3
−4クラツチライン113には、ワンウエイオリ
フイス84に並列にバイパスバルブ85と2−3
タイミングバルブ86とが設けられ、3−4クラ
ツチ43の締結タイミングを調整するようになつ
ていると共に、該3−4クラツチライン113に
も3−4クラツチ締結時の緩衝用の2−3アキユ
ムレータ87が備えられている。 更に、上記3−4クラツチライン113から分
岐されたライン114と、上記第1出力ライン1
01から分岐されたライン115とが3−4シフ
トバルブ73に導かれている。そして、第3ソレ
ノイドバルブ78がOFFでスプール73aが左
側に位置する時に、3−4クラツチライン113
から分岐されたライン114が、ワンウエイオリ
フイス88を介してサーボピストン45aのリリ
ースポート45a″に至るサーボリリースライン1
16に、また第1出力ライン101から分岐され
たライン115が、ワンウエイオリフイス89を
介してコーストクラツチ42のアクチユエータ4
2aに至るコーストクラツチライン117に夫々
連通される。従つて、D,2レンジで第2,第3
ソレノイドバルブ77,78がともにOFFの時、
即ちDレンジの3速及び2レンジの3速で、サー
ボピストン45aのリリースポート45a″にサー
ボリリース圧が導入されて2−4ブレーキ45が
解放され、またD,2,1レンジで第3ソレノイ
ドバルブ78がOFFの時、即ちDレンジの3速、
2レンジの2,3速、及び1レンジの1,2速で
コーストクラツチ42が締結されることになる。 ここで、上記3−4クラツチライン113と、
該ライン113から分岐された上記ライン114
との間には、夫々の分岐ライン118,119を
介して3−4クラツチ圧及びサーボリリース圧の
排出タイミングを調整する3−2タイミングバル
ブ90と3−2キヤパシテイバルブ91とが備え
られている。また、上記コーストクラツチライン
117にはワンウエイオリフイス89をバイパス
するバイパスライン120が設けられ、該ライン
120を開通、遮断する3−4キヤパシテイバル
ブ92が備えられている。このバルブ92は、上
記3−4クラツチ圧が発生している時、及び上記
マニユアルバルブ64が2レンジ又は1レンジに
セレクトされて第3出力ライン103がメインラ
イン100に連通されている時に上記バイパスラ
イン120を開通させ、コーストクラツチ圧の排
出タイミングを調整するようになつている。尚、
上記第3出力ライン103から分岐されたライン
121はスロツトルバツクアツプバルブ93を介
してレギユレータバルブ61の増圧側に導かれ、
2レンジ及び1レンジでライン圧を増圧するよう
になつている。 また、マニユアルバルブ64により1レンジで
メインライン100に連通される第4出力ライン
104は、ローレデユースバルブ94及びライン
122を介して1−2シフトバルブ71に導かれ
ている。そして、該ライン122は、第1ソレノ
イドバルブ76がOFFでスプール71aが左側
に位置する時に、ワンウエイオリフイス95及び
シヤトルバルブ96を介してローリバースブレー
キ46のアクチユエータ46aに至るローリバス
ブレーキライン123に連通される。従つて、1
レンジで第1ソレノイドバルブ76がOFFの時、
即ち1レンジの1速でローリバースブレーキ46
が締結される。 更に、Rレンジでメインライン100に連通す
る第5出力ライン105は、ワンウエイオリフイ
ス97及び上記シヤトルバルブ96を介して上記
ローリバースブレーキライン123に連通すると
共に、該第5出力ライン105からはワンウエイ
オリフイス98を介してリバースクラツチ44の
アクチユエータ44aに至るリバースクラツチラ
イン124が分岐されている。従つて、Rレンジ
では、常にローリバースブレーキ46とリバース
クラツチ44とが締結されている。尚、上記リバ
ースクラツチライン124にもリバースクラツチ
締結時の緩衝用のN−Rアキユムレータ99が備
えられている。また、上記第5出力ライン105
から分岐されたライン125がレギユレータバル
ブ61の増圧側に導かれ、Rレンジでライン圧を
増圧させるようになつている。 尚、以上の構成に加えて、この油圧回路60に
は第1図に示すトルクコンバータ20内のロツク
アツプクラツチ26を作動させるためのロツクア
ツプバルブ201が備えられている。このバルブ
201には、レギユレータバルブ61からトルク
コンバータライン202が導かれていると共に、
一端の制御ポート201bにはメインライン10
0が制御ライン203として接続されている。そ
して、該制御ライン203に設けられたロツクア
ツプ用ソレノイドバルブ204が上記制御回路2
00からの信号DでONとされている時に、上記
制御ポート201b内の制御圧がドレンされてス
プール201aが右側に位置することにより、上
記トルクコンバータライン202がトルクコンバ
ータ20内に通じるライン205に連通し、これ
により該トルクコンバータ20の内圧が高まつて
ロツクアツプクラツチ26が締結される。また、
上記ソレノイドバルブ204がOFFとなつて制
御ポート201b内に制御圧が導入されることに
よりスプール201aが左側へ移動すると、上記
トルクコンバータライン202がロツクアツプ解
放ライン206に連通し、トルクコンバータ20
内にロツクアツプ解放圧が導入されて、ロツクア
ツプクラツチ26が解放されるようになつてい
る。 以上のように、制御回路200からの信号A,
B,Cにより、車速とアクセル開度で示される運
転領域に応じて第1〜第3ソレノイドバルブ7
6,77,78が第2表に示す組合せパターンで
ON,OFFされると共に、このパターンに対応す
る各シフトバルブ71,72,73のスプール7
1a,72a,73aの位置とマニユアルバルブ
64のセレクト位置とに応じて各摩擦締結要素4
1〜46が選択的に締結され、第1表に示すよう
に各レンジでの変速段が設定されるのであるが、
上記制御回路200は、Dレンジでの4−3シフ
トダウン変速時には第2表に示す4速のパターン
から中間パターンを経由して3速のパターンに切
換えるように構成されている。そして、この中間
パターンとしては、第3表に示すように第1,第
2中間パターンが設定され、第3図に示すように
車速が設定車速(例えば40Km/h)V0以下又は
アクセル開度が設定開度(例えば1/8)θ0以上
の領域では、第1、第2ソレノイドバルブ7
6,77がOFF、第3ソレノイドバルブ78が
ONの第1中間パターンを採用し、また上記設定
車速V0以上で且つ設定アクセル開度θ0以下の領
域では、第1〜第3ソレノイドバルブ76〜7
8が全てOFFの第2中間パターンを採用するよ
うになつている。尚、この実施例では、第3表に
( )で示すように、4−3変速後の3速で第1
ソレノイドバルブ76がOFFの第2パターンが
設定されており、設定車速V0′(例えば40Km/h)
以下の3速でこの第2パターンを採用するように
なつている。
【表】
次に、本案の特徴部分である4−3変速時の変
速動作を制御回路200の動作を示す第4図のフ
ローチヤートに従つて説明する。 先ず、制御回路200は、ステツプS1で車速
(又は現時点での変速段のギヤ比を用いて車速に
換算することができるタービンシヤフト27の回
転速度)とアクセル開度とを読込むと共に、ステ
ツプS2で現時点での変速段が4速であるか否かを
判定し、4速以外の変速段である場合は、ステツ
プS3で通常の変速制御を行う。 一方、現時点の変速段が4速である場合は、ス
テツプS4で3速にシフトダウンすべき時期である
か否かを判定する。そして、シフトダウンすべき
時、例えば減速中において車速がシフトダウン車
速まで低下した時、或は加速時に於いてアクセル
開度が増大した時は、制御回路200はステツプ
S5,S6で現実の車速とアクセル開度とを夫々設定
車速V0及び設定アクセル開度θ0と比較し、設定
車速V0以下又は設定アクセル開度θ0以上である
時、即ち第3図の領域にある時は、ステツプS7
により第1〜第3ソレノイドバルブ76〜78に
対して第3表に示す第1中間パターンとなるよう
に制御信号A,B,Cを出力する。また、上記設
定車速V0以上で且つ設定アクセル開度θ0以下の
領域、即ち第3図の領域にある時は、ステツプ
S8で第2中間パターンとなるように制御信号A,
B,Cを出力する。そして、これらの中間パター
ンに設定した後、所定時間Tが経過すれば、制御
回路200はステツプS9又はS10からステツプS11
を実行して車速が設定車速V0′以上か否かを判定
し、設定車速V0′以上である場合はステツプS12で
第3表に示す3速の第1パターン(第1ソレノイ
ドバルブ76がONのパターン)となるように、
また設定車速V0′未満である場合はステツプS13で
3速の第2パターン(第1ソレノイドバルブ76
がOFFのパターン)となるように各ソレノイド
バルブ76〜78に制御信号A,B,Cを出力
し、3速への変速を完了する。 ところで、4速での第1〜第3ソレノイドバル
ブ76〜78のON,OFFのパターンは[ON,
OFF,ON]であつて、第2図に示す油圧回路6
0における1−2,2−3,3−4シフトバルブ
71〜73の各スプール71a〜73aは、夫々
図面上、右、左、右に位置しており、従つてライ
ン112によるサーボアプライ圧とライン113
による3−4クラツチ圧が供給されて、常時締結
されているフオワードクラツチ41以外に、2−
4ブレーキ45と3−4クラツチ43とが締結さ
れている。また、各ソレノイドバルブ76〜78
の3速でのパターンは、第1パターンの場合、
[ON,OFF,OFF]であつて、各シフトバルブ
71〜73のスプール71a〜73aが、夫々、
右、左、左に位置し、従つて上記4速の状態に加
えて、更にライン116によりサーボリリース圧
が供給されて2−4ブレーキ45が解放されると
共に、ライン117によりコーストクラツチ圧が
供給されてコーストクラツチ42が締結される。 一方、上記第1中間パターンは、[OFF,
OFF,ON]であるから、第3図の領域では、
4−3変速時に第1ソレノイドバルブ76がON
→OFF→ONの順に切換り、また第3ソレノイド
バルブ78がON→ON→OFFの順に切換る。そ
して、第1ソレノイドバルブ76の上記の如き
ON,OFFの切換りにより、1−2シフトバルブ
71のスプール71aが第2図の図面上、右→左
→右へ移動し、これに伴つて第5図aに符号イで
示すように、サーボアプライ圧が変速開始時にド
レンされて一旦低下し始めた後、所定時間Tの経
過後に再び供給されて所定値まで上昇することに
なる。また、第3ソレノイドバルブ78は、変速
開始後、所定時間Tが経過してからONからOFF
に切換るから、第5図に符号ロ,ハで示すように
サーボリリース圧及びコーストクラツチ圧の供給
開始が上記サーボアプライ圧の低下開始より時間
Tだけ遅れることになる。その結果、2−4ブレ
ーキ45は、符号ニで示すように、変速開始時か
ら締結力が低下し始めるが、サーボリリース圧の
供給が遅いので緩かに解放されることになる。ま
た、3速でエンジンブレーキを作動させるコース
トクラツチ42の締結も遅れるので、上記2−4
ブレーキ45の半クラツチ状態(第5図aの斜線
部)が比較的長時間継続した後、3速へ移行する
ことになる。これにより、第3図の領域、即ち
加速領域もしくはエンジンブレーキを必要としな
い低車速領域での4−3変速時に、変速シヨツク
が効果的に低減されることになる。 一方、上記第1〜第3ソレノイドバルブ76〜
78の第2中間パターンは、[OFF,OFF,
OFF]であるから、第3図の領域での4−3
変速時には、第1ソレノイドバルブ76が領域
の場合と同様にON→OFF→ONの順に切換わる
のに対して、第3ソレノイドバルブ78がON→
OFF→OFFの順に切換る。つまり、この場合は、
第3ソレノイドバルブ78が変速開始時にONか
らOFFに切換るのであり、そのため第5図bに
符号ホ、ヘで示すように、サーボアプライ圧の低
下開始と同時にサーボリリース圧及びコーストク
ラツチ圧の供給が開始されることになる。その結
果、符号トで示すように2−4ブレーキ45が変
速開始後、速かに解放されると共に、コーストク
ラツチ42も変速開始後、直ちに締結されること
になる。このようにして、エンジンブレーキが必
要な高車速、低アクセル開度の領域での4−3
変速時には、エンジンブレーキが作動する3速へ
の変速が速かに行われることになり、エンジンブ
レーキが遅れることによる空走状態が回避され
る。 尚、この実施例では、設定車速V0′以下では4
−3変速後の3速で第1ソレノイドバルブ76が
OFFの第2パターンが採用される。この場合、
該ソレノイドバルブ76は、4−3変速時にON
→OFF→OFFの順で切換り、サーボアプライ圧
が変速開始時にドレンされた後、再び供給される
ことがない。従つて、この場合の3速では、サー
ボピストン45aにはサーボリリース圧のみが供
給されて、2−4ブレーキ45が解放された状態
となるが、これは特に低車速時に著しい2速への
シフトダウン時における変速シヨツクを軽減する
ためである。 (発明の効果) 以上のように本発明に係る自動変速機の変速制
御装置によれば、所定の高変速段からエンジンブ
レーキの作用する所定の低変速段へのシフトダウ
ン時、例えば4−3シフトダウン時において、シ
フトバルブの作動位置の組合せパターンを、減速
時には、エンジンブレーキ用摩擦締結要素を締結
させるパターンを経由して切換え、加速時には、
該摩擦締結要素を締結させないパターンを経由し
て切換えるようにしたので、減速時にはエンジン
ブレーキが速やかに作動して、空走状態の発生に
よる不快感が解消され、また加速時には変速シヨ
ツクが効果的に低減されることになる。そして、
特に本発明によれば、上記のようにシフトバルブ
の作動位置の組合せパターンを切換え制御するだ
けで上記の効果が達成されるので、構造の複雑化
等を来たさない利点がある。
速動作を制御回路200の動作を示す第4図のフ
ローチヤートに従つて説明する。 先ず、制御回路200は、ステツプS1で車速
(又は現時点での変速段のギヤ比を用いて車速に
換算することができるタービンシヤフト27の回
転速度)とアクセル開度とを読込むと共に、ステ
ツプS2で現時点での変速段が4速であるか否かを
判定し、4速以外の変速段である場合は、ステツ
プS3で通常の変速制御を行う。 一方、現時点の変速段が4速である場合は、ス
テツプS4で3速にシフトダウンすべき時期である
か否かを判定する。そして、シフトダウンすべき
時、例えば減速中において車速がシフトダウン車
速まで低下した時、或は加速時に於いてアクセル
開度が増大した時は、制御回路200はステツプ
S5,S6で現実の車速とアクセル開度とを夫々設定
車速V0及び設定アクセル開度θ0と比較し、設定
車速V0以下又は設定アクセル開度θ0以上である
時、即ち第3図の領域にある時は、ステツプS7
により第1〜第3ソレノイドバルブ76〜78に
対して第3表に示す第1中間パターンとなるよう
に制御信号A,B,Cを出力する。また、上記設
定車速V0以上で且つ設定アクセル開度θ0以下の
領域、即ち第3図の領域にある時は、ステツプ
S8で第2中間パターンとなるように制御信号A,
B,Cを出力する。そして、これらの中間パター
ンに設定した後、所定時間Tが経過すれば、制御
回路200はステツプS9又はS10からステツプS11
を実行して車速が設定車速V0′以上か否かを判定
し、設定車速V0′以上である場合はステツプS12で
第3表に示す3速の第1パターン(第1ソレノイ
ドバルブ76がONのパターン)となるように、
また設定車速V0′未満である場合はステツプS13で
3速の第2パターン(第1ソレノイドバルブ76
がOFFのパターン)となるように各ソレノイド
バルブ76〜78に制御信号A,B,Cを出力
し、3速への変速を完了する。 ところで、4速での第1〜第3ソレノイドバル
ブ76〜78のON,OFFのパターンは[ON,
OFF,ON]であつて、第2図に示す油圧回路6
0における1−2,2−3,3−4シフトバルブ
71〜73の各スプール71a〜73aは、夫々
図面上、右、左、右に位置しており、従つてライ
ン112によるサーボアプライ圧とライン113
による3−4クラツチ圧が供給されて、常時締結
されているフオワードクラツチ41以外に、2−
4ブレーキ45と3−4クラツチ43とが締結さ
れている。また、各ソレノイドバルブ76〜78
の3速でのパターンは、第1パターンの場合、
[ON,OFF,OFF]であつて、各シフトバルブ
71〜73のスプール71a〜73aが、夫々、
右、左、左に位置し、従つて上記4速の状態に加
えて、更にライン116によりサーボリリース圧
が供給されて2−4ブレーキ45が解放されると
共に、ライン117によりコーストクラツチ圧が
供給されてコーストクラツチ42が締結される。 一方、上記第1中間パターンは、[OFF,
OFF,ON]であるから、第3図の領域では、
4−3変速時に第1ソレノイドバルブ76がON
→OFF→ONの順に切換り、また第3ソレノイド
バルブ78がON→ON→OFFの順に切換る。そ
して、第1ソレノイドバルブ76の上記の如き
ON,OFFの切換りにより、1−2シフトバルブ
71のスプール71aが第2図の図面上、右→左
→右へ移動し、これに伴つて第5図aに符号イで
示すように、サーボアプライ圧が変速開始時にド
レンされて一旦低下し始めた後、所定時間Tの経
過後に再び供給されて所定値まで上昇することに
なる。また、第3ソレノイドバルブ78は、変速
開始後、所定時間Tが経過してからONからOFF
に切換るから、第5図に符号ロ,ハで示すように
サーボリリース圧及びコーストクラツチ圧の供給
開始が上記サーボアプライ圧の低下開始より時間
Tだけ遅れることになる。その結果、2−4ブレ
ーキ45は、符号ニで示すように、変速開始時か
ら締結力が低下し始めるが、サーボリリース圧の
供給が遅いので緩かに解放されることになる。ま
た、3速でエンジンブレーキを作動させるコース
トクラツチ42の締結も遅れるので、上記2−4
ブレーキ45の半クラツチ状態(第5図aの斜線
部)が比較的長時間継続した後、3速へ移行する
ことになる。これにより、第3図の領域、即ち
加速領域もしくはエンジンブレーキを必要としな
い低車速領域での4−3変速時に、変速シヨツク
が効果的に低減されることになる。 一方、上記第1〜第3ソレノイドバルブ76〜
78の第2中間パターンは、[OFF,OFF,
OFF]であるから、第3図の領域での4−3
変速時には、第1ソレノイドバルブ76が領域
の場合と同様にON→OFF→ONの順に切換わる
のに対して、第3ソレノイドバルブ78がON→
OFF→OFFの順に切換る。つまり、この場合は、
第3ソレノイドバルブ78が変速開始時にONか
らOFFに切換るのであり、そのため第5図bに
符号ホ、ヘで示すように、サーボアプライ圧の低
下開始と同時にサーボリリース圧及びコーストク
ラツチ圧の供給が開始されることになる。その結
果、符号トで示すように2−4ブレーキ45が変
速開始後、速かに解放されると共に、コーストク
ラツチ42も変速開始後、直ちに締結されること
になる。このようにして、エンジンブレーキが必
要な高車速、低アクセル開度の領域での4−3
変速時には、エンジンブレーキが作動する3速へ
の変速が速かに行われることになり、エンジンブ
レーキが遅れることによる空走状態が回避され
る。 尚、この実施例では、設定車速V0′以下では4
−3変速後の3速で第1ソレノイドバルブ76が
OFFの第2パターンが採用される。この場合、
該ソレノイドバルブ76は、4−3変速時にON
→OFF→OFFの順で切換り、サーボアプライ圧
が変速開始時にドレンされた後、再び供給される
ことがない。従つて、この場合の3速では、サー
ボピストン45aにはサーボリリース圧のみが供
給されて、2−4ブレーキ45が解放された状態
となるが、これは特に低車速時に著しい2速への
シフトダウン時における変速シヨツクを軽減する
ためである。 (発明の効果) 以上のように本発明に係る自動変速機の変速制
御装置によれば、所定の高変速段からエンジンブ
レーキの作用する所定の低変速段へのシフトダウ
ン時、例えば4−3シフトダウン時において、シ
フトバルブの作動位置の組合せパターンを、減速
時には、エンジンブレーキ用摩擦締結要素を締結
させるパターンを経由して切換え、加速時には、
該摩擦締結要素を締結させないパターンを経由し
て切換えるようにしたので、減速時にはエンジン
ブレーキが速やかに作動して、空走状態の発生に
よる不快感が解消され、また加速時には変速シヨ
ツクが効果的に低減されることになる。そして、
特に本発明によれば、上記のようにシフトバルブ
の作動位置の組合せパターンを切換え制御するだ
けで上記の効果が達成されるので、構造の複雑化
等を来たさない利点がある。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
自動変速機の機械的構成を示す骨子図、第2図は
油圧回路を示す回路図、第3図は制御領域を示す
図、第4図は制御動作を示すフローチヤート図、
第5図a,bは夫々第3図の領域,における
4−3変速時の油圧の経時変化図である。 10…自動変速機、20…トルクコンバータ、
30…変速歯車機構、41〜46…摩擦締結要
素、41a〜46a…アクチユエータ、71〜7
3…シフトバルブ、200…制御手段(制御回
路)。
自動変速機の機械的構成を示す骨子図、第2図は
油圧回路を示す回路図、第3図は制御領域を示す
図、第4図は制御動作を示すフローチヤート図、
第5図a,bは夫々第3図の領域,における
4−3変速時の油圧の経時変化図である。 10…自動変速機、20…トルクコンバータ、
30…変速歯車機構、41〜46…摩擦締結要
素、41a〜46a…アクチユエータ、71〜7
3…シフトバルブ、200…制御手段(制御回
路)。
Claims (1)
- 1 エンジン出力軸に連結されたトルクコンバー
タと、該トルクコンバータの出力側に配置された
変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路
を切換える複数の摩擦締結要素と、各摩擦締結要
素のアクチユエータに対する作動油の給排を制御
する複数のシフトバルブとを有し、これらのシフ
トバルブの作動位置の組合せパターンにより車両
の走行状態に応じて複数の変速段を得るように構
成された自動変速機の変速制御装置であつて、所
定の高変速段からエンジンブレーキの作用する所
定の低変速段へのシフトダウン時に、上記シフト
バルブの作動位置の組合せパターンを、減速時に
は、上記高変速段でのパターンからエンジンブレ
ーキ用摩擦締結要素を締結させるパターンを経由
して上記低変速段のパターンに切換え、加速時に
は、同じく高変速段でのパターンから上記エンジ
ンブレーキ用摩擦締結要素を締結させないパター
ンを経由して低変速段のパターンに切換える制御
手段が備えられていることを特徴とする自動変速
機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62014577A JPS63186056A (ja) | 1987-01-24 | 1987-01-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62014577A JPS63186056A (ja) | 1987-01-24 | 1987-01-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63186056A JPS63186056A (ja) | 1988-08-01 |
| JPH052862B2 true JPH052862B2 (ja) | 1993-01-13 |
Family
ID=11865016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62014577A Granted JPS63186056A (ja) | 1987-01-24 | 1987-01-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63186056A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0666364A (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-08 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52142156A (en) * | 1976-05-21 | 1977-11-26 | Aisin Warner | Hydraulic control apparatus for automatic speed changing gear |
| JPS60211152A (ja) * | 1984-07-18 | 1985-10-23 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の油圧制御装置 |
-
1987
- 1987-01-24 JP JP62014577A patent/JPS63186056A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63186056A (ja) | 1988-08-01 |
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