JPH05286691A - クレーン制御装置 - Google Patents

クレーン制御装置

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Publication number
JPH05286691A
JPH05286691A JP8576692A JP8576692A JPH05286691A JP H05286691 A JPH05286691 A JP H05286691A JP 8576692 A JP8576692 A JP 8576692A JP 8576692 A JP8576692 A JP 8576692A JP H05286691 A JPH05286691 A JP H05286691A
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JP
Japan
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trolley
rope
speed
acceleration
locus
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8576692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Toyohara
尚 豊原
Susumu Kono
進 河野
Itsuo Murata
五雄 村田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トロリーの減速を開始前にロープに振れがあ
った場合でも、トロリーり走行終了後にロープの振れが
残らないようにする。 【構成】 CPU20には、振れ角検出器21、微分器
22、ロープ長検出器23、トロリー速度検出器24、
トロリー駆動装置25が接続される。CPU20は、振
れ角検出器21、微分器22、ロープ長検出器23、ト
ロリー速度検出器24の検出結果に基づき、「ロープの
振れ角」、及び「ロープの振れ角速度/(重力加速度/
ロープの長さ)1/2 」を軸とする位相面上の軌跡を追跡
し、この位相面上の軌跡の座標、及びロープ長さ、トロ
リー速度、トロリー加速度の値を入力としてロープの振
れ止めに必要なトロリーの速度パターンを求め、トロリ
ー12の走行が終了する際、位相面上の軌跡の座標が位
相面の原点に到達するようにトロリー12の速度制御を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロープにより吊荷を吊
下げたトロリーをレール上で移動走行させるクレーンに
おける制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレーン制御装置における制御方
法を図10、図11、図12を用いて説明する。
【0003】ここで云うクレーンとは、図10にモデル
的に示すように、レール11上のトロリー12の移動
と、トロリー12から垂らしたロープ13の上げ下げに
より荷役を行なうものをいう。なお、14はロープ13
により吊り下げられた吊荷である。
【0004】このようなクレーンにおいて、自動運転を
行なう場合、図11に示すような速度パターンでトロリ
ー12を動作させることにより、トロリー12の動作が
終了した後、ロープ13の振れが残らないように制御す
る。
【0005】上記トロリー12のに速度パターンは、ロ
ープ13の振れ角(θ)と、「ロープの振れ角速度
(θ′)/(重力加速度/ロープの長さ)1/2 」を軸と
する位相面上における幾何学的な計算により求めること
ができる。
【0006】例えば、図11に示すような速度パターン
でトロリー12を走行させた場合、ロープ13の振れに
関する位相面上の軌跡のうち、時間T1 から時間T4 ま
でを位相面上の軌跡として示すと、図12における円弧
A1 、A2 、A3 となる。但し、減速開始点T1 におい
てロープ13の振れはないものとする。
【0007】減速開始点T1 においては、ロープ13は
振れていないことを前提(θ=0)としているので、軌
跡は位相面の原点から出発し、トロリー12が加速度a
1 で減速する間は、位相面上の座標(0,a1 /g)を
中心とする円弧A1 となる。次にトロリー12が加速度
a2 で加速する間は、軌跡は位相面上の座標(0,a2
/g)を中心とする円弧A2 となる。次にトロリー12
が加速度a3 で減速する間は、軌跡は位相面上の座標
(0,a3 /g)を中心とする円弧A3 となり、トロリ
ー12の速度(v)が0になると同時に、軌跡(円弧A
3 )が原点に到達することで、トロリー12の動作終了
後は、ロープ13の振れが残らないようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のク
レーン制御方法では、次のような問題点がある。
【0009】従来の制御方法は、ロープ13の振れ角の
如何に関わらず決められた速度パターンでトロリー12
を走行させるだけであり、振れ角のフィードバック制御
は行なっていない。このため振れ止め開始前にロープ1
3に振れがあったり、振れ止め制御途中で風などの外乱
があると、ロープ13の振れに関する軌跡が、図12に
示す予定していた軌跡とは異なった軌跡を描いてしま
い、トロリー12の走行終了後に軌跡が原点に到達せず
も、ロープ13の振れが残ってしまうという問題があっ
た。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、振れ止め制御前にロープに振れがあったり、振れ止
め制御途中に風などの外乱により位相面上に予定してい
た軌跡からずれてしまった場合でも、トロリーり走行終
了後にロープの振れが残らないようにすることが可能な
クレーン制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷物をロープ
により吊下げたトロリーの速度制御を行なうクレーン制
御装置において、上記トロリーから垂らしたロープの振
れ角、及び振れ角速度を測定する測定手段と、上記測定
手段の測定結果に基づき、「ロープの振れ角」、及び
「ロープの振れ角速度/(重力加速度/ロープの長さ)
1/2 」を軸とする位相面上の軌跡を追跡する追跡手段
と、上記追跡手段により求めた位相面上の軌跡の座標、
及びロープ長さ、トロリー速度、トロリー加速度の値を
入力として、ロープの振れ止めに必要なトロリーの速度
パターンを求める演算手段と、上記演算手段により計算
された速度パターンに基づいてトロリーの速度を制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】各検出手段の検出結果に基づき、「ロープの振
れ角」、及び「ロープの振れ角速度/(重力加速度/ロ
ープの長さ)1/2 」を軸とする位相面上の軌跡を追跡
し、この位相面上の軌跡の座標、及びロープ長さ、トロ
リー速度、トロリー加速度の値を入力としてロープの振
れ止めに必要なトロリーの速度パターンを求め、トロリ
ーの走行が終了する際、位相面上の軌跡の座標が位相面
の原点に到達するようにトロリーの速度制御を行なう。
【0013】従って、上記位相面上において、原点以外
の点から出発した軌跡についても、最終的に原点に到達
するように、トロリーの速度制御が行なわれ、トロリー
を減速させる前にロープが振れていても、トロリーの動
作終了後にロープの振れが残らないようにすることが可
能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0015】(第1実施例)図1は本発明の実施例に係
るクレーン制御装置の構成を示すブロック図である。同
図において、20は制御動作を行なうCPUで、このC
PU20には、振れ角検出器21、微分器22、ロープ
長検出器23、トロリー速度検出器24、トロリー駆動
装置25が接続される。
【0016】上記振れ角検出器21は、図10における
ロープ13の振れ角(θ)を検出し、CPU20及び微
分器22に入力する。微分器22は、振れ角検出器21
により検出された振れ角(θ)を微分してロープ13の
振れ角速度(θ′)を求め、CPU20に入力する。ロ
ープ長検出器23は、ロープ13の長さ(L)を検出
し、CPU20に入力する。CPU20は、振れ角検出
器21、微分器22、ロープ長検出器23、トロリー速
度検出器24からの信号に基づいて速度信号を求め、ト
ロリー駆動装置25に出力する。このトロリー駆動装置
25は、CPU20からの速度信号に従ってトロリー1
2を走行させる。
【0017】次に上記実施例の動作を図1ないし図6を
参照して説明する。図2はCPU20において実行され
るフローチャート(プログラム例)である。図3及び図
4は、トロリー12の速度パターンを示し、図5及び図
6はロープ13の振れに関する位相面上の軌跡である。
【0018】本発明による制御装置は、図3に示すトロ
リー12の速度パターンにおいて、停止制御を開始する
T1 時点からT3 時点までは従来と同じ制御方法でトロ
リー12の停止制御を行なう。そして、トロリー12が
走行終了直前の減速に切替わる時点(図3におけるT3
時点)で図2に示すプログラムを起動し、トロリー12
の走行が終了するまで一定の周期(Δt)で繰り返し実
行する。以下、この図2における各ステップの動作につ
いて説明する。
【0019】[ステップA1 ]プログラムが起動された
直後に変数の初期化を行なう。
【0020】本制御装置の制御ステージをステージ1に
セットする。
【0021】トロリー12の加速度aの値を予め分かっ
ている加速度a3 で初期化する。
【0022】トロリー12の速度vの値を制御開始時の
トロリー速度で初期化する。
【0023】ロープ長Lの値を予め分かっている値で初
期化する。
【0024】[ステップA2 ]ロープ振れ角度検出器2
1、微分器22、ロープ長検出器23により、それぞれ
検出された値を、θ(ロープ振れ角度)、θ′(ロープ
振れ角速度)、L(ロープ長)に代入する。
【0025】[ステップA3 ]θ(ロープ振れ角度)、
θ′(ロープ振れ角速度)、L(ロープ長)に基づい
て、現在の位相面上の軌跡の座標を計算する。
【0026】 位相面の座標=(θ,θ′/(g/L)1/2 ) 但し、gは重力加速度である。
【0027】[ステップA4 ]制御ステージをチェック
し、ステージ1であればステップA5 に進み、ステージ
2であればステップA11に進む。最初はステージ1がセ
ットされているので、ステップA5 に進む。
【0028】[ステップA5 ]トロリー12を、仮に現
在の加速度のまま減速させたとして、トロリー12の速
度が「0」となる、つまり、トロリー12の走行が終了
するまでに要する時間tx を、現在のトロリー速度vと
加速度aから図3に示すように求める。
【0029】tx =v/a 次に、現時点からtx 後、つまり、トロリー12の走行
が(このままの加速度を維持すると)終了する時点にお
ける、位相面上の軌跡の座標Eを予測する。
【0030】この座標は図5に示すように、現在の軌跡
の座標X (θ,θ′/(g/L)1/2 ) から出発し、位相面上の点、 (0,a/g) を中心として左回りに φ=tx *(g/L)1/2 (rad) ほど回転させた点として幾何学的に求めることができ
る。
【0031】[ステップA6 ]ステップA5 で予測した
トロリー12の走行終了時における位相面上の軌跡の座
標Eが原点に到達しているかなを判断し、到達していれ
ばロープ13の振れは止まるので、ロープ13の加速度
aを現状のまま維持し、ステップA9 に進むが、原点に
到達していなければステップA7 に進む。
【0032】[ステップA7 ]制御ステージをステージ
2に変更する。
【0033】[ステップA8 ]トロリー12の加速度を
変更する。
【0034】トロリー12の走行終了時点における位相
面上の軌跡の座標Eが図5に示すように位相面の左半平
面にあると予測された場合は、ロープ13の振れが
「0」になるよりも、トロリー12の速度が「0」とな
るのが遅すぎるので、トロリー12の速度が早く「0」
になるようにトロリー12の加速度を現状よりも大きい
値abig に変更する。
【0035】逆にトロリー12の走行終了時点における
位相面上の軌跡の座標E′が図6に示すように位相面の
右半平面にあると予測された場合は、ロープ13の振れ
が「0」になるよりも、トロリー12の速度が「0」と
なるのが早すぎるので、トロリー12の速度が遅く
「0」になるようにトロリー12の加速度を現状よりも
小さい値asmall に変更する。
【0036】これらの加速度のの値は予め決めておいて
も良いし、時々刻々の加速度等から適当な値を計算して
も良い。
【0037】[ステップA9 ]トロリー駆動装置25に
出力する速度信号vを v=v0 +a*δt の式により計算する。ここでv0 は速度信号の前回値
で、この値も「v0 =v」として更新する。
【0038】[ステップA10]トロリー12の速度vが
「0」になったか否かを判断し、「0」になったら制御
を終了する。
【0039】トロリー12の速度が「0」よりも大きい
場合は、ステップA2 へ戻る。
【0040】その後、ステップA2 よりステップA3 を
経てステップA4 に進むと、制御ステージを判断する
が、この時点ではステージ2に変更されているので、ス
テップA11に進む。
【0041】[ステップA11]現在の位相面上の軌跡の
座標から位相面の原点に到達するためのトロリー12の
加速度を計算する。
【0042】これは、図5、図6に示すように現在の位
相面上の軌跡の座標X1 、もしくは座標X1 ′ (θ,θ′/(g/L)1/2 ) と、位相面の原点の両方を通る円で、円の中心がθ軸上
にあるものを幾何学的な計算により求める。
【0043】この円の中心の座標は、 (0,anew /g) とも表せるので、この座標から、軌跡が原点に到達する
のに必要な加速度anewを計算する。
【0044】このとき、トロリー速度vと新しく求めた
加速度anew からトロリー12の走行が終了するまでの
時間を計算することができる。
【0045】tx =v/anew また、上記円上の現在の軌跡から位相面の原点までの縁
故の中心角σと、軌跡の角速度(g/L)1/2 から軌跡
が原点に達するまでの時間を計算することができる。
【0046】ty =σ/(g/L)1/2 [ステップA12]上記tx とty とを比較し、両者が等
しくなければ上記ステップA9 により速度信号をトロリ
ー駆動装置25に出力する。そして、 tx =ty となったところで、ステップA13に進む。
【0047】[ステップA13]制御ステージをステージ
1に戻す。
【0048】[ステップA14]加速度を上記加速度ane
w に変更し、上記ステップA9 に進む。
【0049】以下、同様の処理を繰り返し、ステップA
10でトロリー速度vが「0」になった時点で制御動作を
終了する。
【0050】上記のようにロープ13の振れ角(θ)
と、「ロープの振れ角速度(θ′)/(重力加速度/ロ
ープの長さ)1/2 」を軸とする位相面上における幾何学
的な計算により、トロリー13の速度パターンを決定す
ることにより、振れ止め制御を行なう前にロープ13が
振れていたり、振れ止め制御中に外乱により振れが変化
しても、ロープ13の走行終了後は、振れが残らないよ
うにすることができる。
【0051】(第2実施例)次に本発明の第2実施例を
図1、図7、図8、図9を参照して説明する。この第2
実施例は、第1実施例の図1に示した回路において、図
7のフローチャートに示す処理を実行する。
【0052】図8はロープ13の振れに関する位相面上
の軌跡である。図9はトロリー12の速度と、ロープ1
3の振れ角度を時間を横軸にとって表したものである。
【0053】図7に示すフローチャートは、図9におけ
るトロリー12の速度が一定の速度(V)のとき、停止
制御を開始する時間Ts において起動され、以後一定の
周期(Δt)で繰り返し実行される。以下、この図7に
おける各ステップの動作について説明する。
【0054】[ステップB1 ]プログラムが起動された
直後に初期化を行なう。
【0055】i(トロリー12の加速度が、a1 (i=
0)、a2 (i=1)、a3 (i=2)のうち、いずれ
の値をとっているかを表す整数)の値を0とする。
【0056】v′(プログラムが前回実行されたときの
トロリー12の速度)を、現在のトロリー速度vで初期
化する。
【0057】[ステップB2 ]ロープ振れ角度検出器2
1、微分器22、ロープ長検出器23、速度検出器24
により、それぞれ検出された値を、θ(ロープ振れ角
度)、θ′(ロープ振れ角速度)、L(ロープ長)、v
(トロリー速度)に代入する。
【0058】[ステップB3 ]iが「0」か否かをチェ
ックし、i=0(トロリー加速度=a1 )であれば[ス
テップB4 ]に進み、i≠0であれば[ステップB9 ]
へ進む。最初は、iの値が「0」に初期化されているの
で、ステップB4 に進む。
【0059】[ステップB4 ]まず、入力したθ(ロー
プ振れ角度)、θ′(ロープ振れ角速度)、L(ロープ
長)、g(重力加速度)を用いて現在の位相面上の軌跡
の座標を求める。
【0060】(θ,θ′/(g/L)1/2 ) 図8において、この座標を点X1 とすると、点X1 はト
ロリー12が加速度a1 で減速しているので位相面上の
点P1 を起点とし、点(0,a1 /g)を中心とする円
弧C1 上にある。
【0061】点P1 は、トロリー12が加速度a1 で減
速を開始する以前(トロリー12が一定の速度で走行
中)のロープ13の振れの軌跡C0 (トロリー12の加
速度は「0」なので位相面の原点を中心とする円弧にな
っている)から点(0,a1 /g)を中心とする軌跡C
1 へ切替わった時の座標である。
【0062】ここで、現時点(トロリー12は加速度a
1 で減速中)において、トロリー12の加速度をa2 に
切替えた場合に、ロープ13の振れが残らないようにす
ることを考える。
【0063】トロリー12を加速度a2 で動かすことに
より、位相面上の軌跡は、図8のように点X1 を起点と
して、点D(0,a2 /g)を中心とする円弧(軌跡C
2 ′とする)に切替わる。
【0064】この後、トロリー12の加速度をa3 に切
替えて減速を行なうが、ロープ13の振れが残らないよ
うにするためには、位相面上の軌跡を原点に到達させる
必要がある。
【0065】このためには、位相面上の軌跡(円弧C2
′)が、点E(0,a3 /g)を中心とする半径a3
/gの円弧(c3 )と交わったとき、(点X3 )トロリ
ー12の加速度をa2 からa3 に切替えればよい。
【0066】このときの、トロリー12をそれぞれ加速
度a2 、a3 で動かす時間をt2 、t3 とおき、これを
位相面上の幾何学的な計算により求める。
【0067】まず、トロリー12を加速度a2 で動かす
時間t2 は、位相面上の軌跡(円弧C2 ′)の中心角を
θ2 とおき、このθ2 から求めることができる。
【0068】中心角θ2 を位相面のθ軸を境としてθ21
とθ22に分ける。
【0069】θ21は点X1 の座標を用いて次のように計
算することができる。
【0070】
【数1】 (点Fは点X1 からθ軸へ下ろした垂線とθ軸が交わる
点)また、θ22は三角形DEX3 に関する第1余弦定理 |EX3 |2 =|DE|2 +|DX3 |2 −2|DE|
|DX3 |cos θ22 より θ22=cos -1{ (|DE|2 +|DX3 |2 −|DX3 |2 )/2|DE||DX3 |} …(2) ここで、
【数2】 より、
【数3】 が得られる。よって、
【数4】 となる。
【0071】ここで、位相面上の軌跡(円弧C2 ′)に
おいては、軌跡は点D(0,a2 /g)を中心として、
角速度(g/L)1/2 (rad /sec )で進むので、点X
1 から点X3 に軌跡が進むのに要する時間、つまり、ト
ロリー12が加速度a2 で動く時間t2 は、次のように
計算できる。
【0072】
【数5】 同様に、トロリー12を加速度a3 で減速する時間t3
を求める。
【0073】時間t3 は、図8の位相面上の軌跡(円弧
C3 )(点X3 →原点)の中心角θ3 を角速度(g/
L)1/2 (rad /sec )で除算することで計算できる。
【0074】 t3 =θ3 /(g/L)1/2 …(9) ここで、θ3 は三角形DEX3 に関する第2余弦定理 |DX3 |2 =|DE|2 +|EX3 |2 −2|DE|
|EX3 |cos θ3 より θ3 =cos -1{ (|DE|2 +|EX3 |2 −|DX3 |2 )/2|DE||EX3 |} …(11) (3),(4),(5)式より、 θ3 =cos -1{ (2a3 2 /g2 −2a2 a3 2 /g2 −θ′2 L/g−θ2 +2θa2 /g) /(|a2 −a3 ||a3 |/g2 )} …(12) が得られる。
【0075】上記(9),(12)式より、 t3 =(L/g)1/2 × cos -1{ (2a3 2 /g2 −2a2 a3 2 /g2 −θ′2 L/g−θ2 +2θa2 /g) /(|a2 −a3 ||a3 |/g2 )} …(13) 以上の計算により、トロリー12を加速度a1 で減速中
に、加速度a2 、a3へ切替える場合に、a2 、a3 の
それぞれの加速度でトロリー12を動作させる時間t2
、t3 を求めることができる。次いで、ステップB5
に示す処理へ進む。
【0076】[ステップB5 ]ここで、トロリー12の
動作が終了した後にロープ13の振れが残らないように
するためには、現在のトロリー12の速度(v)から加
速度a2 で時間t2 、加速度a3 で時間t3 で、それぞ
れ動作させた後の速度が0であればよい。
【0077】つまり、 v+a2 t2 +a3 t3 =0 …(14) が成立した時点で、トロリー12の加速度をa1 からa
2 へ切替えればよい。
【0078】このステップB5 では、(14)式が成立
するか、もしくは(14)式の左辺の符号が、前回(Δ
tsec 前)と反転した時に、ステップB7 へ進む。
【0079】前記条件が満たされない場合は、ステップ
B6 へ進む。
【0080】[ステップB6 ]トロリー12の速度指令
値v0 を計算する。
【0081】速度指令値v0 は、次式に示すようにトロ
リー12の速度の前回値v′に加速度a1 による増分も
加えることで計算する。
【0082】 v0 =v′+a1 Δt …(15) [ステップB7 ]トロリー12の加速度がa1 からa2
に切替わったことを示すため、iの値を i=1 …(16) とする。
【0083】その後、ステップB10へ進む。
【0084】[ステップB10]トロリー12の加速度が
a2 に切替わった後の速度指令値v0 を v0 =v′+a2 Δt …(17) により計算する。
【0085】[ステップB8 ]上記ステップB3 で「i
≠0」であると判断された場合は、更にステップB8で
「i=1」であるか否かを判断し、iの値が「1」(つ
まりトロリー加速度がa2 )であれば、ステップB9
へ、それ以外の値であればステップB12へ進む。
【0086】[ステップB9 ]ここでは、トロリー12
の加速度をa2 のまま維持するべきか、a3 に切替える
べきかを判断する。
【0087】すなわち、図9において、トロリー12の
加速度がa1 からa2 に切替わった時間をTc とおく
と、ステップB4 の(8)式で計算されたように、加速
度a2でトロリー12を動かす時間はt2 であるので、
現在の時間をtとおくと、 Tc ≦t<Tc +t2 …(18) であれば、トロリー12の加速度をa2 のまま維持し、
上記したステップB10へ進む。
【0088】また、 Tc +t2 ≦t …(19) であれば、トロリー12の加速度をa3 に切替え、ステ
ップB11へ進む。
【0089】[ステップB11]トロリー12の加速度
が、a2 からa3 に切替わったことを示すため、iの値
を i=2 …(20) とし、ステップB12へ進む。
【0090】[ステップこ12]トロリー12の加速度が
a3 に切替わった後の、速度指令値v0 を v0 =v′+a2 Δt …(21) により計算し、ステップB13に進む。
【0091】[ステップB13]このステップでは、制御
の終了を判定する。
【0092】トロリー12を加速度a3 で動かす時間t
3 は(13)式により計算されており、時間tが次式 Tc +t2 ≦t<Tc +t2 +t3 …(22) を満たす間はトロリー12の加速度をa2 のまま維持し
てステップB14へ進む。
【0093】[ステップB14]今回の速度指令値(v0
)をv′に保存する。
【0094】[ステップB15]速度指令値(v0 )を速
度信号としてトロリー駆動装置25に出力する。
【0095】その後、ステップB2 に戻り、同様の制御
動作を繰り返す。
【0096】そして、上記ステップB13において、時間
tが t≧Tc +t2 +t3 …(23) になったと判断されると、制御動作を終了する。
【0097】このとき、(14)式によりトロリー12
の速度vは「0」であり、ステップB4 で計算したよう
に位相面上の軌跡は原点に到達しており、トロリー12
が一定の速度で走行しているときにロープ13が振れて
いても、トロリー12の停止後はロープ13の振れが残
らない。
【0098】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ロ
ープの振れ角及びロープの振れ角速度/(重力加速度/
ロープ長さ)1/2 を軸とする位相面上における幾何学的
な計算により、トロリーの速度パターンを決定するよう
にしたので、トロリーの走行途中でロープが振れていた
り、振れ止め制御中に外乱により振れが変化しても、ト
ロリーの走行終了後はロープの振れが残らないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクレーン制御装置の構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】同実施例におけるトロリーの速度パターンを示
す図。
【図4】同実施例におけるトロリーの速度パターンを示
す図。
【図5】同実施例における位相面上の軌跡を表す図。
【図6】同実施例における位相面上の軌跡を表す図。
【図7】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図8】同実施例における位相面上の軌跡を表す図。
【図9】同実施例におけるトロリー速度及びロープの振
れ角を示す図。
【図10】クレーンのモデルを示す図。
【図11】従来の振れ止め制御におけるトロリーの速度
パターンを示す図。
【図12】従来の振れ止め制御における位相面上の軌跡
を示す図。
【符号の説明】
11…レール、12…トロリー、13…ロープ、14…
吊荷、21…ロープ振れ角度検出器、22…微分器、2
3…ロープ長検出器、24…トロリー速度検出器、25
…トロリー駆動装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物をロープにより吊下げたトロリーの
    速度制御を行なうクレーン制御装置において、 上記トロリーから垂らしたロープの振れ角、及び振れ角
    速度を測定する測定手段と、 上記測定手段の測定結果に基づき、「ロープの振れ
    角」、及び「ロープの振れ角速度/(重力加速度/ロー
    プの長さ)1/2 」を軸とする位相面上の軌跡を追跡する
    追跡手段と、 上記追跡手段により求めた位相面上の軌跡の座標、及び
    予め分かっているロープ長さ、トロリー速度、トロリー
    加速度の値を入力として、ロープの振れ止めに必要なト
    ロリーの速度パターンを求める演算手段と、 上記演算手段により計算された速度パターンに基づいて
    トロリーの速度を制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とするクレーン制御装置。
  2. 【請求項2】 荷物をロープにより吊下げたトロリーの
    速度制御を行なうクレーン制御装置において、 上記トロリーの速度を測定するトロリー速度測定手段
    と、 上記トロリーから垂らしたロープの振れ角、及び振れ角
    速度を測定する測定手段と、 上記ロープの長さを測定するロープ長測定手段と、 上記各測定手段の測定結果に基づき、「ロープの振れ
    角」、及び「ロープの振れ角速度/(重力加速度/ロー
    プの長さ)1/2 」を軸とする位相面上の軌跡を追跡する
    追跡手段と、 上記追跡装置により求めた位相面上の軌跡の座標、及び
    ロープ長さ、トロリー速度、トロリー加速度の値を入力
    として、ロープの振れ止めに必要なトロリーの速度パタ
    ーンを求める演算手段と、 上記計算装置により計算された速度パターンに基づいて
    トロリーの速度を制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とするクレーン制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、トロリ
    ーの速度パターンを求める演算手段は、トロリーの減速
    時にトロリーの走行が終了する時点における位相面上の
    軌跡の座標を予測し、この予測座標が位相面の原点に到
    達するようにトロリーの加速度を求めることを特徴とす
    るクレーン制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、トロリ
    ーの速度パターンを求める演算手段は、トロリー減速時
    の加速度を切替える際、位相面上の軌跡がその加速度に
    対応した点(0,加速度/重力加速度)を中心とする半
    径の円弧と交わる点を求め、この求めた交点において加
    速度を順次切替え、トロリーの走行が終了する時点にお
    ける位相面上の軌跡の座標が位相面の原点に到達するよ
    うにしたことを特徴とするクレーン制御装置。
JP8576692A 1992-04-07 1992-04-07 クレーン制御装置 Withdrawn JPH05286691A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112010175A (zh) * 2020-07-09 2020-12-01 太原重工股份有限公司 起重机多轴联动防摇控制方法和控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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