JPH05287165A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマー組成物Info
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- JPH05287165A JPH05287165A JP11676492A JP11676492A JPH05287165A JP H05287165 A JPH05287165 A JP H05287165A JP 11676492 A JP11676492 A JP 11676492A JP 11676492 A JP11676492 A JP 11676492A JP H05287165 A JPH05287165 A JP H05287165A
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- olefin elastomer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリアミドとオレフィン系エラストマーの特
性を兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成
物を提供する。 【構成】 (a)ポリアミド2〜50重量部、(b)下
記一般式(1) 【化1】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有
する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、nは1
〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽和グリシジル
化合物で変性されたオレフィン系エラストマー98〜5
0重量部、および(a)+(b)の合計100重量部に
対して、(c)反応促進剤0.01〜10重量部を溶融混練
してなる熱可塑性エラストマー組成物。
性を兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成
物を提供する。 【構成】 (a)ポリアミド2〜50重量部、(b)下
記一般式(1) 【化1】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有
する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、nは1
〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽和グリシジル
化合物で変性されたオレフィン系エラストマー98〜5
0重量部、および(a)+(b)の合計100重量部に
対して、(c)反応促進剤0.01〜10重量部を溶融混練
してなる熱可塑性エラストマー組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリアミドと特定の不飽
和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系エラスト
マーとを含有する熱可塑性エラストマー組成物に関す
る。より詳しくは、自動車の内外装品、ベルトやパイプ
等の工業材料部品、電気・通信部品、スポーツ用品、家
電製品などの成形品用等として好適な、ポリアミドとオ
レフィン系エラストマーの特性を兼備した熱可塑性エラ
ストマー組成物に関する。
和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系エラスト
マーとを含有する熱可塑性エラストマー組成物に関す
る。より詳しくは、自動車の内外装品、ベルトやパイプ
等の工業材料部品、電気・通信部品、スポーツ用品、家
電製品などの成形品用等として好適な、ポリアミドとオ
レフィン系エラストマーの特性を兼備した熱可塑性エラ
ストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ポリアミドは耐熱性に優
れた樹脂であり、ポリアミドをハードセグメンとし、ポ
リエステルあるいはポリエーテルをソフトセグメントと
するポリアミド系熱可塑性エラストマーは、ポリアミド
の特色である優れた耐熱性とソフトセグメントの成形性
を兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
として注目されている。しかし、ポリアミド系熱可塑性
エラストマーは、比重が高く、吸水性が大きいという欠
点を有する。これに対してポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーは、低比重で、吸水性が小さいという特長を
有するが、軟化点が低いために高温の使用には不向きで
ある。そこで、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
に耐熱性に優れたポリアミドを配合することにより、ポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーの耐熱性の向上が
はかれ、ポリアミド系熱可塑性エラストマーにはない優
れた耐水性を有し、軽量(低比重)かつ耐熱性の良好な
熱可塑性エラストマー組成物が得られることが期待され
る。
れた樹脂であり、ポリアミドをハードセグメンとし、ポ
リエステルあるいはポリエーテルをソフトセグメントと
するポリアミド系熱可塑性エラストマーは、ポリアミド
の特色である優れた耐熱性とソフトセグメントの成形性
を兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
として注目されている。しかし、ポリアミド系熱可塑性
エラストマーは、比重が高く、吸水性が大きいという欠
点を有する。これに対してポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーは、低比重で、吸水性が小さいという特長を
有するが、軟化点が低いために高温の使用には不向きで
ある。そこで、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
に耐熱性に優れたポリアミドを配合することにより、ポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーの耐熱性の向上が
はかれ、ポリアミド系熱可塑性エラストマーにはない優
れた耐水性を有し、軽量(低比重)かつ耐熱性の良好な
熱可塑性エラストマー組成物が得られることが期待され
る。
【0003】しかし、ポリオレフィン系エラストマーは
ポリアミドとの相溶性が悪いので、ポリアミドを配合し
たポリオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物の耐熱
性の改善は不十分である。従って、本発明の目的は、従
来のポリアミド系熱可塑性エラストマーとポリオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーの欠点を解消し、ポリアミド
とオレフィン系エラストマーの特性を兼備する軽量で耐
熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提供するこ
とにある。
ポリアミドとの相溶性が悪いので、ポリアミドを配合し
たポリオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物の耐熱
性の改善は不十分である。従って、本発明の目的は、従
来のポリアミド系熱可塑性エラストマーとポリオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーの欠点を解消し、ポリアミド
とオレフィン系エラストマーの特性を兼備する軽量で耐
熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、アクリルアミド基とエポキシ基
とを有する特定のグリシジル化合物で変性されたオレフ
ィン系エラストマーを使用し、この変性ポリオレフィン
系エラストマーとポリアミドとを特定割合で、反応促進
剤の存在下に溶融混練することにより、ポリアミドと変
性オレフィン系エラストマーとが良好に相溶化し、ポリ
アミドとオレフィン系エラストマーの特性をバランスよ
く兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
が得られることを見出し、本発明に到達したものであ
る。
の結果、本発明者らは、アクリルアミド基とエポキシ基
とを有する特定のグリシジル化合物で変性されたオレフ
ィン系エラストマーを使用し、この変性ポリオレフィン
系エラストマーとポリアミドとを特定割合で、反応促進
剤の存在下に溶融混練することにより、ポリアミドと変
性オレフィン系エラストマーとが良好に相溶化し、ポリ
アミドとオレフィン系エラストマーの特性をバランスよ
く兼備する耐熱性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
が得られることを見出し、本発明に到達したものであ
る。
【0005】すなわち、本発明は、(a)ポリアミド2
〜50重量部、(b)下記一般式(1)
〜50重量部、(b)下記一般式(1)
【0006】
【化2】
【0007】[式中、Rは水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基で
あり、nは1〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽
和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系エラスト
マー98〜50重量部、および(a)+(b)の合計1
00重量部に対して、(c)反応促進剤0.01〜10重量
部を溶融混練してなる熱可塑性エラストマー組成物であ
る。
のアルキル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基で
あり、nは1〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽
和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系エラスト
マー98〜50重量部、および(a)+(b)の合計1
00重量部に対して、(c)反応促進剤0.01〜10重量
部を溶融混練してなる熱可塑性エラストマー組成物であ
る。
【0008】以下、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物を詳細に説明する。本発明の熱可塑性エラストマー組
成物成分の(a)ポリアミドは、アミド結合を有する熱
可塑性樹脂であり、例えば、ヘキサメチレンジアミン、
デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,
2,4−または2,4,4−トリメチルヘキサメチレン
ジアミン、1,3−または1,4−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、ビス(p−アミノシクロヘキシル
メタン)、m−またはp−キシリレンジアミンのような
脂肪族、脂環族または芳香族のジアミンと、アジピン
酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、テレフタル酸、イソフタル酸のような脂肪族、脂
環族または芳香族のジカルボン酸とから製造されるポリ
アミド、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカ
ン酸、12−アミノドデカン酸のようなアミノカルボン
酸から製造されるポリアミド、ε−カプロラクタム、ω
−ドデカラクタムのようなラクタムから製造されるポリ
アミド、およびこれらの成分からなる共重合ポリアミ
ド、またはこれらのポリアミドの混合物等が挙げられ
る。
物を詳細に説明する。本発明の熱可塑性エラストマー組
成物成分の(a)ポリアミドは、アミド結合を有する熱
可塑性樹脂であり、例えば、ヘキサメチレンジアミン、
デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,
2,4−または2,4,4−トリメチルヘキサメチレン
ジアミン、1,3−または1,4−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、ビス(p−アミノシクロヘキシル
メタン)、m−またはp−キシリレンジアミンのような
脂肪族、脂環族または芳香族のジアミンと、アジピン
酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、テレフタル酸、イソフタル酸のような脂肪族、脂
環族または芳香族のジカルボン酸とから製造されるポリ
アミド、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカ
ン酸、12−アミノドデカン酸のようなアミノカルボン
酸から製造されるポリアミド、ε−カプロラクタム、ω
−ドデカラクタムのようなラクタムから製造されるポリ
アミド、およびこれらの成分からなる共重合ポリアミ
ド、またはこれらのポリアミドの混合物等が挙げられ
る。
【0009】上記ポリアミドの具体例としては、ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン9、ナ
イロン6/66、ナイロン66/610、ナイロン6/
11、ナイロン6/12、ナイロン12、ナイロン4
6、非晶質ナイロン等が挙げられる。これらの中では、
剛性および耐熱性が特に良好なナイロン6およびナイロ
ン66が好ましい。本発明においてポリアミドの分子量
は特に限定されないが、JISK6810に基き98%硫酸中で
測定した相対粘度ηr が0.5 以上のポリアミド、中でも
2.0 以上のものが好ましく用いられる。
ン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン9、ナ
イロン6/66、ナイロン66/610、ナイロン6/
11、ナイロン6/12、ナイロン12、ナイロン4
6、非晶質ナイロン等が挙げられる。これらの中では、
剛性および耐熱性が特に良好なナイロン6およびナイロ
ン66が好ましい。本発明においてポリアミドの分子量
は特に限定されないが、JISK6810に基き98%硫酸中で
測定した相対粘度ηr が0.5 以上のポリアミド、中でも
2.0 以上のものが好ましく用いられる。
【0010】本発明で使用する熱可塑性エラストマー組
成物成分の(b)不飽和グリシジル化合物で変性された
変性オレフィン系エラストマーにおいて、変性原料とし
て用いられるオレフィン系エラストマーとは、エチレン
と、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチ
ル−ペンテン−1等のエチレン以外のα−オレフィンの
1種または2種以上との共重合体ゴムを意味し、成分
(b)は未変性のオレフィン系エラストマーを50重量
%程度まで含んでもよい。本発明で使用するα−オレフ
ィンの1種または2種以上との共重合体ゴムの具体例と
してはエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、
エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)等を挙げ
ることができる。エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(EPDM)中のジエン成分としては、ジシクロ
ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジ
エン、メチレンノルボルネン等の非共役ジエン、または
ブタジエン、イソプレン等の共役ジエンが挙げられる。
オレフィン系エラストマー中のエチレン含有量は5〜9
5重量%が好ましく、より好ましくは10〜90重量%
である。エチレンの含有量が5重量%未満、あるいは9
5重量%を超えると、エラストマーとしての性質の発現
が困難となる。また、オレフィン系エラストマーの結晶
化度は40重量%以下が好ましい。
成物成分の(b)不飽和グリシジル化合物で変性された
変性オレフィン系エラストマーにおいて、変性原料とし
て用いられるオレフィン系エラストマーとは、エチレン
と、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチ
ル−ペンテン−1等のエチレン以外のα−オレフィンの
1種または2種以上との共重合体ゴムを意味し、成分
(b)は未変性のオレフィン系エラストマーを50重量
%程度まで含んでもよい。本発明で使用するα−オレフ
ィンの1種または2種以上との共重合体ゴムの具体例と
してはエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、
エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)等を挙げ
ることができる。エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(EPDM)中のジエン成分としては、ジシクロ
ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジ
エン、メチレンノルボルネン等の非共役ジエン、または
ブタジエン、イソプレン等の共役ジエンが挙げられる。
オレフィン系エラストマー中のエチレン含有量は5〜9
5重量%が好ましく、より好ましくは10〜90重量%
である。エチレンの含有量が5重量%未満、あるいは9
5重量%を超えると、エラストマーとしての性質の発現
が困難となる。また、オレフィン系エラストマーの結晶
化度は40重量%以下が好ましい。
【0011】本発明において使用するエチレン−プロピ
レン共重合体ゴム(EPR)は、エチレンから誘導され
る繰り返し単位の含有率が50〜80モル%、プロピレ
ンから誘導される繰り返し単位の含有率が20〜50モ
ル%であることが好ましい。より好ましくはエチレン系
の繰り返し単位の含有率が60〜70モル%、プロピン
系の繰り返し単位の含有率が30〜40モル%である。
また、EPRのメルトフローレート(MFR、230
℃、2.16kg荷重)は0.01〜50g/10分の範囲内にあ
るのが好ましく、より好ましくは 0.5〜30g/10分
である。
レン共重合体ゴム(EPR)は、エチレンから誘導され
る繰り返し単位の含有率が50〜80モル%、プロピレ
ンから誘導される繰り返し単位の含有率が20〜50モ
ル%であることが好ましい。より好ましくはエチレン系
の繰り返し単位の含有率が60〜70モル%、プロピン
系の繰り返し単位の含有率が30〜40モル%である。
また、EPRのメルトフローレート(MFR、230
℃、2.16kg荷重)は0.01〜50g/10分の範囲内にあ
るのが好ましく、より好ましくは 0.5〜30g/10分
である。
【0012】本発明において使用するエチレン−ブテン
共重合体ゴム(EBR)は、エチレンから誘導される繰
り返し単位の含有率が50〜90モル%、ブテンから誘
導される繰り返し単位の含有率が10〜50モル%であ
ることが好ましい。より好ましくはエチレン系の繰り返
し単位の含有率が60〜80モル%、ブテン系の繰り返
し単位の含有率が20〜40モル%である。また、EB
Rのメルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷
重)は0.01〜50g/10分の範囲内にあるのが好まし
く、より好ましくは 0.5〜30g/10分である。
共重合体ゴム(EBR)は、エチレンから誘導される繰
り返し単位の含有率が50〜90モル%、ブテンから誘
導される繰り返し単位の含有率が10〜50モル%であ
ることが好ましい。より好ましくはエチレン系の繰り返
し単位の含有率が60〜80モル%、ブテン系の繰り返
し単位の含有率が20〜40モル%である。また、EB
Rのメルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷
重)は0.01〜50g/10分の範囲内にあるのが好まし
く、より好ましくは 0.5〜30g/10分である。
【0013】また、本発明において使用するエチレン−
プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)は、エチレン
から誘導される繰り返し単位の含有率が40〜70モル
%、プロピレンから誘導される繰り返し単位の含有率が
30〜60モル%、およびジエンから誘導される繰り返
し単位の含有率が1〜10モル%であることが好まし
い。より好ましくはエチレン系の繰り返し単位の含有率
が50〜60モル%、プロピレン系の繰り返し単位の含
有率が40〜50モル%、およびジエン系の繰り返し単
位の含有率が3〜6モル%である。さらに、EPDMの
メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)
は0.01〜50g/10分の範囲内にあるのが好ましく、
より好ましくは 0.1〜30g/10分である。
プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)は、エチレン
から誘導される繰り返し単位の含有率が40〜70モル
%、プロピレンから誘導される繰り返し単位の含有率が
30〜60モル%、およびジエンから誘導される繰り返
し単位の含有率が1〜10モル%であることが好まし
い。より好ましくはエチレン系の繰り返し単位の含有率
が50〜60モル%、プロピレン系の繰り返し単位の含
有率が40〜50モル%、およびジエン系の繰り返し単
位の含有率が3〜6モル%である。さらに、EPDMの
メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)
は0.01〜50g/10分の範囲内にあるのが好ましく、
より好ましくは 0.1〜30g/10分である。
【0014】本発明において使用するエチレン−プロピ
レン共重合体(EPR)、エチレン−ブテン共重合体ゴ
ム(EBR)、およびエチレン−プロピレン−ジエン共
重合体(EPDM)は、その特性を損なわない範囲内
で、例えば4−メチルペンテン−1などの他のα−オレ
フィンから誘導される繰り返し単位などの他の繰り返し
単位を、10モル%以下の割合まで含んでもよい。
レン共重合体(EPR)、エチレン−ブテン共重合体ゴ
ム(EBR)、およびエチレン−プロピレン−ジエン共
重合体(EPDM)は、その特性を損なわない範囲内
で、例えば4−メチルペンテン−1などの他のα−オレ
フィンから誘導される繰り返し単位などの他の繰り返し
単位を、10モル%以下の割合まで含んでもよい。
【0015】本発明においては上述したオレフィン系エ
ラストマーにポリオレフィン、好ましくは結晶性ポリオ
レフィンを混合したオレフィン系エラストマー組成物を
用いることもできる。結晶性ポリオレフィンとしては、
エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4
−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィンの単独重合
体、エチレンとプロピレンまたは他のα−オレフィンと
の非エラストマー性共重合体、もしくはこれらのα−オ
レフィンの2種以上の非エラストマー性共重合体、ある
いはこれらの単独重合体同志、さらには単独重合体と共
重合体との混合物等を用いることができる。これらのポ
リオレフィンの中では、ポリエチレンおよびポリプロピ
レンが好ましい。ポリオレフィンを混合する場合、その
混合量はオレフィン系エラストマーとポリオレフィンの
合計量を基準(100重量%)として、80重量%以
下、好ましくは50重量%以下である。ポリオレフィン
の混合量が80重量%を超えると、エラストマーとして
の特性が失われる。
ラストマーにポリオレフィン、好ましくは結晶性ポリオ
レフィンを混合したオレフィン系エラストマー組成物を
用いることもできる。結晶性ポリオレフィンとしては、
エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4
−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィンの単独重合
体、エチレンとプロピレンまたは他のα−オレフィンと
の非エラストマー性共重合体、もしくはこれらのα−オ
レフィンの2種以上の非エラストマー性共重合体、ある
いはこれらの単独重合体同志、さらには単独重合体と共
重合体との混合物等を用いることができる。これらのポ
リオレフィンの中では、ポリエチレンおよびポリプロピ
レンが好ましい。ポリオレフィンを混合する場合、その
混合量はオレフィン系エラストマーとポリオレフィンの
合計量を基準(100重量%)として、80重量%以
下、好ましくは50重量%以下である。ポリオレフィン
の混合量が80重量%を超えると、エラストマーとして
の特性が失われる。
【0016】本発明でオレフィン系エラストマーの変性
に使用する不飽和グリシジル化合物とは、分子中にアク
リルアミド基とエポキシ基とを有する下記一般式(1)
に使用する不飽和グリシジル化合物とは、分子中にアク
リルアミド基とエポキシ基とを有する下記一般式(1)
【0017】
【化3】
【0018】[式中の各記号は、前記と同じ意味を表わ
す。]で表わされるグリシジル化合物である。上記一般
式で表わされるグリシジル化合物の中でも、特に下記一
般式(2)で示されるグリシジル化合物が好ましい。
す。]で表わされるグリシジル化合物である。上記一般
式で表わされるグリシジル化合物の中でも、特に下記一
般式(2)で示されるグリシジル化合物が好ましい。
【0019】
【化4】
【0020】[式中、Rは前記と同じ意味を表わす。]
このようなグリシジル化合物は、例えば特開昭60-13058
0 号に示される方法により製造することができる。これ
らグリシジル化合物は通常単独で使用されるが、2種以
上併用することもできる。
このようなグリシジル化合物は、例えば特開昭60-13058
0 号に示される方法により製造することができる。これ
らグリシジル化合物は通常単独で使用されるが、2種以
上併用することもできる。
【0021】本発明において好ましい変性オレフィン系
エラストマーは、前記の原料オレフィン系エラストマ
ー、中でもEPR、EBRまたはEPDMを、前記一般
式(1)で示されるグリシジル化合物、特に一般式
(2)で示されるグリシジル化合物で変性したものもの
である。上記変性オレフィン系エラストマーの変性剤と
しての不飽和グリシジル化合物の含有量は原料オレフィ
ン系エラストマーの種類などによって異なり一概には言
えないが、一般には0.01〜30重量%程度、好ましくは
0.1 〜10重量%である。不飽和グリシジル化合物の含
有量が0.01重量%未満では、オレフィン系エラストマー
の変性が不十分であり、30重量%を超えるとポリアミ
ドとのブレンド時にゲル化するため成形性が悪化する。
エラストマーは、前記の原料オレフィン系エラストマ
ー、中でもEPR、EBRまたはEPDMを、前記一般
式(1)で示されるグリシジル化合物、特に一般式
(2)で示されるグリシジル化合物で変性したものもの
である。上記変性オレフィン系エラストマーの変性剤と
しての不飽和グリシジル化合物の含有量は原料オレフィ
ン系エラストマーの種類などによって異なり一概には言
えないが、一般には0.01〜30重量%程度、好ましくは
0.1 〜10重量%である。不飽和グリシジル化合物の含
有量が0.01重量%未満では、オレフィン系エラストマー
の変性が不十分であり、30重量%を超えるとポリアミ
ドとのブレンド時にゲル化するため成形性が悪化する。
【0022】このような好ましい変性オレフィン系エラ
ストマーは溶液法または溶融混練法等の既知の変性法を
利用して得ることができる。また、市販のものから所望
のものを適宜選択して使用してもよい。変性法の具体例
として、前記グリシジル化合物によるオレフィン系エラ
ストマーの変性例(グラフト重合)を以下に示す。すな
わち、溶融混練法においては、オレフィン系エラストマ
ーと前述したグリシジル化合物、および必要に応じて触
媒を用い、これら成分を押出機や二軸混練機等に投入
し、180〜300℃程度の温度に加熱して溶融しなが
ら、0.1 〜20分程度混練して変性オレフィン系エラス
トマーを得る。また溶液法の場合には、キシレン等の有
機溶剤に上記の出発物質を溶解し、90〜200℃程度
の温度で0.1 〜100時間撹拌しながら変性を行なう。
いずれの変性法の場合にも、触媒として通常のラジカル
重合用触媒を用いることができる。触媒の添加量は変性
用のグリシジル化合物100重量部に対して0.1 〜10
重量部程度である。
ストマーは溶液法または溶融混練法等の既知の変性法を
利用して得ることができる。また、市販のものから所望
のものを適宜選択して使用してもよい。変性法の具体例
として、前記グリシジル化合物によるオレフィン系エラ
ストマーの変性例(グラフト重合)を以下に示す。すな
わち、溶融混練法においては、オレフィン系エラストマ
ーと前述したグリシジル化合物、および必要に応じて触
媒を用い、これら成分を押出機や二軸混練機等に投入
し、180〜300℃程度の温度に加熱して溶融しなが
ら、0.1 〜20分程度混練して変性オレフィン系エラス
トマーを得る。また溶液法の場合には、キシレン等の有
機溶剤に上記の出発物質を溶解し、90〜200℃程度
の温度で0.1 〜100時間撹拌しながら変性を行なう。
いずれの変性法の場合にも、触媒として通常のラジカル
重合用触媒を用いることができる。触媒の添加量は変性
用のグリシジル化合物100重量部に対して0.1 〜10
重量部程度である。
【0023】本発明で使用する(c)反応促進剤として
は、前述のオレフィン系エラストマーの変性時と同様に
通常のラジカル重合で触媒として使用される各種過酸化
物やアゾ化合物等を用いることができる。具体的には、
過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化ジターシ
ャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャリーブチルペ
ルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペルオキシ安息香
酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチルペルオキシピ
バレート、2,5−ジメチル−2,5−ジターシャリー
ブチルペルオキシヘキシン等の過酸化物類や、α,α−
アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類等が挙げ
られる。これらは通常単独で使用されるが、2種以上併
用することもできる。
は、前述のオレフィン系エラストマーの変性時と同様に
通常のラジカル重合で触媒として使用される各種過酸化
物やアゾ化合物等を用いることができる。具体的には、
過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化ジターシ
ャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャリーブチルペ
ルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペルオキシ安息香
酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチルペルオキシピ
バレート、2,5−ジメチル−2,5−ジターシャリー
ブチルペルオキシヘキシン等の過酸化物類や、α,α−
アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類等が挙げ
られる。これらは通常単独で使用されるが、2種以上併
用することもできる。
【0024】さらには、本発明では、反応促進剤と共に
架橋助剤、例えば、ジビニルベンゼン、1,9−デカジ
エン、1,4−ヘキサジエン、7−メチルオクタジエ
ン、1,7−オクタジエン、エチリデンノルボルネンな
どのジエン化合物を添加使用してもよい。これらのジエ
ン化合物の中ではジビニルベンゼンが好ましい。
架橋助剤、例えば、ジビニルベンゼン、1,9−デカジ
エン、1,4−ヘキサジエン、7−メチルオクタジエ
ン、1,7−オクタジエン、エチリデンノルボルネンな
どのジエン化合物を添加使用してもよい。これらのジエ
ン化合物の中ではジビニルベンゼンが好ましい。
【0025】各成分の配合割合は、(a)ポリアミド
と、(b)オレフィン系エラストマーとが重量比で
(a)/(b)=2/98〜50/50、好ましくは5
/95〜50/50である。重量比が2/98未満では
ポリアミドが少なすぎ、ポリアミドによるエラストマー
組成物の耐熱性の改善効果が認められない。また、50
/50を超えると変性オレフィン系エラストマーが少な
すぎ、エラストマーとしての特性が失われる。また、
(c)反応促進剤は、(a)+(b)の合計100重量
部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜5重
量部である。0.01重量部未満では、反応促進剤の使用に
よるポリアミドと変性オレフィン系エラストマーとの相
溶性の改善効果が認められず、また10重量部を超える
量の使用は経済的に不利であるばかりでなく、ゲル化を
引き起こし、成形性の低下を招く。
と、(b)オレフィン系エラストマーとが重量比で
(a)/(b)=2/98〜50/50、好ましくは5
/95〜50/50である。重量比が2/98未満では
ポリアミドが少なすぎ、ポリアミドによるエラストマー
組成物の耐熱性の改善効果が認められない。また、50
/50を超えると変性オレフィン系エラストマーが少な
すぎ、エラストマーとしての特性が失われる。また、
(c)反応促進剤は、(a)+(b)の合計100重量
部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜5重
量部である。0.01重量部未満では、反応促進剤の使用に
よるポリアミドと変性オレフィン系エラストマーとの相
溶性の改善効果が認められず、また10重量部を超える
量の使用は経済的に不利であるばかりでなく、ゲル化を
引き起こし、成形性の低下を招く。
【0026】本発明では上記した物質以外にも、さらに
熱可塑性エラストマー組成物の強化や改質を目的として
その他の物質、例えば、ガラス繊維等の充填材や強化
材、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止
剤、発泡剤、造核剤等を添加配合することができる。本
発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記の各成分を
一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、混練ロ
ール、ブラベンダー等の混練機等を用いて溶融混練する
ことにより製造される。混練温度はポリアミドおよび変
性オレフィン系エラストマーの種類等によっても異なり
一概には言えないが、220〜300℃程度が適当であ
り、好ましくは240〜300℃の範囲である。混練温
度が220℃未満では各成分の混練が十分に行なわれ
ず、また300℃を超える温度では熱可塑性エラストマ
ー組成物が劣化する場合がある。
熱可塑性エラストマー組成物の強化や改質を目的として
その他の物質、例えば、ガラス繊維等の充填材や強化
材、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止
剤、発泡剤、造核剤等を添加配合することができる。本
発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記の各成分を
一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、混練ロ
ール、ブラベンダー等の混練機等を用いて溶融混練する
ことにより製造される。混練温度はポリアミドおよび変
性オレフィン系エラストマーの種類等によっても異なり
一概には言えないが、220〜300℃程度が適当であ
り、好ましくは240〜300℃の範囲である。混練温
度が220℃未満では各成分の混練が十分に行なわれ
ず、また300℃を超える温度では熱可塑性エラストマ
ー組成物が劣化する場合がある。
【0027】本発明において各成分の混練順序に特に制
限はなく、成分(a)、成分(b)および成分(c)を
一括混練してよく、また成分(a)と成分(b)を混練
した後、成分(c)を混練してもよい。さらには、成分
(b)として未変性のオレフィン系エラストマーを含む
変性オレフィン系エラストマーを用いる場合には、未変
性オレフィン系エラストマーと変性オレフィン系エラス
トマーとを独立した成分として混練することができる。
例えば、未変性オレフィン系エラストマーと成分(a)
とを混練した後、変性オレフィン系エラストマーと成分
(c)とを混練してもよいし、その他の混練順序をもと
り得るものである。
限はなく、成分(a)、成分(b)および成分(c)を
一括混練してよく、また成分(a)と成分(b)を混練
した後、成分(c)を混練してもよい。さらには、成分
(b)として未変性のオレフィン系エラストマーを含む
変性オレフィン系エラストマーを用いる場合には、未変
性オレフィン系エラストマーと変性オレフィン系エラス
トマーとを独立した成分として混練することができる。
例えば、未変性オレフィン系エラストマーと成分(a)
とを混練した後、変性オレフィン系エラストマーと成分
(c)とを混練してもよいし、その他の混練順序をもと
り得るものである。
【0028】
【作用】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、ポリ
アミドと、アクリルアミド基とエポキシ基とを有する特
定の不飽和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系
エラストマーとを特定割合で、反応促進剤の存在下に一
括混練してなるものであり、ポリアミドと変性オレフィ
ン系エラストマーとが良好に相溶化し、両者の特性をバ
ランスよく兼備する耐熱性に優れた軽量の熱可塑性エラ
ストマー組成物である。本発明の熱可塑性エラストマー
組成物がこのような効果を発揮する詳細な理由は必ずし
も明らかではないが、変性オレフィン系エラストマー中
の不飽和グリシジル化合物成分と反応促進剤との相互作
用により変性オレフィン系エラストマーの架橋反応が生
じて増粘し、この増粘状態においてポリアミドと変性オ
レフィン系エラストマーとが相溶化しつつ架橋すること
によると考えられる。
アミドと、アクリルアミド基とエポキシ基とを有する特
定の不飽和グリシジル化合物で変性されたオレフィン系
エラストマーとを特定割合で、反応促進剤の存在下に一
括混練してなるものであり、ポリアミドと変性オレフィ
ン系エラストマーとが良好に相溶化し、両者の特性をバ
ランスよく兼備する耐熱性に優れた軽量の熱可塑性エラ
ストマー組成物である。本発明の熱可塑性エラストマー
組成物がこのような効果を発揮する詳細な理由は必ずし
も明らかではないが、変性オレフィン系エラストマー中
の不飽和グリシジル化合物成分と反応促進剤との相互作
用により変性オレフィン系エラストマーの架橋反応が生
じて増粘し、この増粘状態においてポリアミドと変性オ
レフィン系エラストマーとが相溶化しつつ架橋すること
によると考えられる。
【0029】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料および添加剤としては、以下のものを使用し
た。ポリアミド (1) ナイロン6 Ny6:[ユニチカ株式会社製 A1030BRL ] (2) ナイロン66 Ny66:[東レ株式会社製、アミラン3001N ] (3) 非晶質ナイロン AmNy:[エムス株式会社製 XE3038 ]オレフィン系エラストマー (1) エチレン−プロピレン共重合体ゴム EPR:[三井石油化学株式会社製 PO180、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.0 g/1
0分] (2) エチレン−ブテン共重合体ゴム EBR:[日本合成ゴム株式会社製 EBM2041P 、メルト
フローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)5.0 g
/10分]変性用モノマー AXE:下記化学式で表わされるグリシジル化合物[鐘
淵化学工業株式会社製]
らに詳細に説明する。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料および添加剤としては、以下のものを使用し
た。ポリアミド (1) ナイロン6 Ny6:[ユニチカ株式会社製 A1030BRL ] (2) ナイロン66 Ny66:[東レ株式会社製、アミラン3001N ] (3) 非晶質ナイロン AmNy:[エムス株式会社製 XE3038 ]オレフィン系エラストマー (1) エチレン−プロピレン共重合体ゴム EPR:[三井石油化学株式会社製 PO180、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.0 g/1
0分] (2) エチレン−ブテン共重合体ゴム EBR:[日本合成ゴム株式会社製 EBM2041P 、メルト
フローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)5.0 g
/10分]変性用モノマー AXE:下記化学式で表わされるグリシジル化合物[鐘
淵化学工業株式会社製]
【0030】
【化5】
【0031】反応促進剤 有機過酸化物 POX:パーヘキシン25B[日本油脂株式会社製]ポリアミド系熱可塑性エラストマー PAEl:[ダイセル・ヒュルス株式会社製、ダイアミ
ドE62 ]ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー POEl:[住友化学株式会社製 TPE1500、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)0.1 g/1
0分]
ドE62 ]ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー POEl:[住友化学株式会社製 TPE1500、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)0.1 g/1
0分]
【0032】変性オレフィン系エラストマー (1) AXE変性エチレン−プロピレン共重合体ゴム エチレン−プロピレン共重合体ゴム[メルトフローレー
ト(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.0 g/10分]
100重量部と、AXE3重量部および有機過酸化物
[パーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.03重
量部をドライブレンドした後、これを直径65mmの一軸
押出機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混練
し、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷
重)3.5 g/10分の変性オレフィン系エラストマー
(M−EPR)を得た。この変性オレフィン系エラスト
マーのAXEのグラフト率は、2.6 重量%であった。な
お、グラフト率は以下の方法で算出した。変性オレフィ
ン系エラストマーを沸騰キシレンに溶解し、不溶分を除
去した後、メタノールにより溶解成分を沈殿させ、これ
を50μm程度の厚さにプレスし、IRスペクトルを測
定し、AXEのC=O結合の伸縮のピーク(1648cm-1)
と、アイソタクティックPPに特有のピークの1つ(84
0 cm-1)との比から、算出した。
ト(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.0 g/10分]
100重量部と、AXE3重量部および有機過酸化物
[パーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.03重
量部をドライブレンドした後、これを直径65mmの一軸
押出機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混練
し、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷
重)3.5 g/10分の変性オレフィン系エラストマー
(M−EPR)を得た。この変性オレフィン系エラスト
マーのAXEのグラフト率は、2.6 重量%であった。な
お、グラフト率は以下の方法で算出した。変性オレフィ
ン系エラストマーを沸騰キシレンに溶解し、不溶分を除
去した後、メタノールにより溶解成分を沈殿させ、これ
を50μm程度の厚さにプレスし、IRスペクトルを測
定し、AXEのC=O結合の伸縮のピーク(1648cm-1)
と、アイソタクティックPPに特有のピークの1つ(84
0 cm-1)との比から、算出した。
【0033】(2) AXE変性エチレン−ブテン共重合体
ゴム エチレン−ブテン共重合体ゴム[メルトフローレート
(MFR、230℃、2.16kg荷重)7.5 g/10分]1
00重量部と、AXE3重量部および有機過酸化物[パ
ーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.05重量部
をドライブレンドした後、これを直径65mmの一軸押出
機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混練し、
メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)
3.2 g/10分の変性オレフィン系エラストマー(M−
EBR)を得た。この変性オレフィン系エラストマーの
AXEのグラフト率は、2.4 重量%であった。なお、グ
ラフト率は前記M−EPRの場合と同様にして求めた。
ゴム エチレン−ブテン共重合体ゴム[メルトフローレート
(MFR、230℃、2.16kg荷重)7.5 g/10分]1
00重量部と、AXE3重量部および有機過酸化物[パ
ーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.05重量部
をドライブレンドした後、これを直径65mmの一軸押出
機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混練し、
メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)
3.2 g/10分の変性オレフィン系エラストマー(M−
EBR)を得た。この変性オレフィン系エラストマーの
AXEのグラフト率は、2.4 重量%であった。なお、グ
ラフト率は前記M−EPRの場合と同様にして求めた。
【0034】(3) MAH変性エチレン−プロピレン共重
合体ゴム 上記M−EPRおよびM−EBRの比較対照として、A
XEの代りに無水マレイン酸(MAH)を変性剤とし、
変性オレフィン系エラストマーを以下のように製造し
た。エチレン−プロピレン共重合体ゴム[メルトフロー
レート(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.5 g/10
分]100重量部と、MAH1重量部および有機過酸化
物[パーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.1
重量部をドライブレンドした後、これを直径65mmの一
軸押出機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混
練し、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg
荷重)2.5 g/10分の変性オレフィン系エラストマー
(MAH−EPR)を得た。この変性オレフィン系エラ
ストマーのMAHのグラフト率は、0.6 重量%であっ
た。なお、グラフト率はMAHのC=O結合の伸縮のピ
ーク(1780cm-1)を基準としたこと以外は、M−EPR
の場合と同様にして求めた。
合体ゴム 上記M−EPRおよびM−EBRの比較対照として、A
XEの代りに無水マレイン酸(MAH)を変性剤とし、
変性オレフィン系エラストマーを以下のように製造し
た。エチレン−プロピレン共重合体ゴム[メルトフロー
レート(MFR、230℃、2.16kg荷重)6.5 g/10
分]100重量部と、MAH1重量部および有機過酸化
物[パーヘキシン25B(日本油脂株式会社製)]0.1
重量部をドライブレンドした後、これを直径65mmの一
軸押出機を用いて、200℃、60rpm の条件で溶融混
練し、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg
荷重)2.5 g/10分の変性オレフィン系エラストマー
(MAH−EPR)を得た。この変性オレフィン系エラ
ストマーのMAHのグラフト率は、0.6 重量%であっ
た。なお、グラフト率はMAHのC=O結合の伸縮のピ
ーク(1780cm-1)を基準としたこと以外は、M−EPR
の場合と同様にして求めた。
【0035】実施例1〜11および比較例1〜10 ポリアミド(Ny6、Ny66またはAmNy)と、オ
レフィン系エラストマー(EPRまたはEBR)と、変
性オレフィン系エラストマー(M−EPR、M−EBR
またはMAH−EPR)と、反応促進剤(POX)とを
第1表に示す割合でヘンシェルミキサーによりドライブ
レンドした後、直径45mmの二軸押出機(L/D=3
0)により、280℃、200rpm にて溶融混練した後
ペレタイズし、熱可塑性エラストマー組成物を得た。こ
のようにして得られた熱可塑性エラストマー組成物を射
出成形し、成形品の比重、ビカット軟化点、表面硬度、
永久伸び、および破断点伸度を測定した。結果を第1表
に示す。
レフィン系エラストマー(EPRまたはEBR)と、変
性オレフィン系エラストマー(M−EPR、M−EBR
またはMAH−EPR)と、反応促進剤(POX)とを
第1表に示す割合でヘンシェルミキサーによりドライブ
レンドした後、直径45mmの二軸押出機(L/D=3
0)により、280℃、200rpm にて溶融混練した後
ペレタイズし、熱可塑性エラストマー組成物を得た。こ
のようにして得られた熱可塑性エラストマー組成物を射
出成形し、成形品の比重、ビカット軟化点、表面硬度、
永久伸び、および破断点伸度を測定した。結果を第1表
に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】上記第1表に示した各物性の測定方法は以
下のとおりである。 (1) 比重:JISK6911に準拠して測定。 (2) ビカット軟化点:ASTM D1525に準拠して測定。 (3) 表面硬度(23℃):ASTM D2240に準拠し、ショア
D硬度を測定。 (4) 永久伸び(23℃):JISK6301に準拠し、100%
伸長にて評価。 (5) 破断点伸度(23℃):JISK6301に準拠して測定。
下のとおりである。 (1) 比重:JISK6911に準拠して測定。 (2) ビカット軟化点:ASTM D1525に準拠して測定。 (3) 表面硬度(23℃):ASTM D2240に準拠し、ショア
D硬度を測定。 (4) 永久伸び(23℃):JISK6301に準拠し、100%
伸長にて評価。 (5) 破断点伸度(23℃):JISK6301に準拠して測定。
【0040】第1表から明らかなように、ポリアミドと
未変性のオレフィン系エラストマーとからなる組成物
(比較例6、8)の軟化点は、ポリアミドを含有しない
市販のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(比較例
5)の軟化点と同レベルにあり、ポリアミド(比較例
1、2および3)の配合による耐熱性の向上が認められ
ない。また破断点伸度が低く永久伸びが測定不能なこと
から明らかなようにエラストマーとしての特性が低下し
ており、ポリアミドとオレフィン系エラストマーの相溶
性が悪いことが分る。また、反応促進剤(POX)を欠
いたポリアミドと変性オレフィン系エラストマーとから
なる組成物(比較例7、9)は、エラストマーとしての
特性は改善されているものの、軟化点は依然として低
く、ポリアミドと変性オレフィン系エラストマーの相溶
性が悪いことが分る。
未変性のオレフィン系エラストマーとからなる組成物
(比較例6、8)の軟化点は、ポリアミドを含有しない
市販のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(比較例
5)の軟化点と同レベルにあり、ポリアミド(比較例
1、2および3)の配合による耐熱性の向上が認められ
ない。また破断点伸度が低く永久伸びが測定不能なこと
から明らかなようにエラストマーとしての特性が低下し
ており、ポリアミドとオレフィン系エラストマーの相溶
性が悪いことが分る。また、反応促進剤(POX)を欠
いたポリアミドと変性オレフィン系エラストマーとから
なる組成物(比較例7、9)は、エラストマーとしての
特性は改善されているものの、軟化点は依然として低
く、ポリアミドと変性オレフィン系エラストマーの相溶
性が悪いことが分る。
【0041】これに対して本発明の熱可塑性エラストマ
ー組成物は、ポリアミドを含有しない市販のポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー(比較例5)、ポリアミド
と未変性のオレフィン系エラストマーとからなる熱可塑
性エラストマー(比較例6、8)、および反応促進剤
(POX)を欠いたポリアミドと変性オレフィン系エラ
ストマーとからなる組成物(比較例7、9)に比べて、
軟化点、表面硬度、永久伸び、および破断点伸度のすべ
ての物性のバランスが良く、特に軟化点の改善が著し
い。また、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(比較例
4)に比べて比重が低く、永久伸びが良好である。
ー組成物は、ポリアミドを含有しない市販のポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー(比較例5)、ポリアミド
と未変性のオレフィン系エラストマーとからなる熱可塑
性エラストマー(比較例6、8)、および反応促進剤
(POX)を欠いたポリアミドと変性オレフィン系エラ
ストマーとからなる組成物(比較例7、9)に比べて、
軟化点、表面硬度、永久伸び、および破断点伸度のすべ
ての物性のバランスが良く、特に軟化点の改善が著し
い。また、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(比較例
4)に比べて比重が低く、永久伸びが良好である。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱可塑性エ
ラストマー組成物は、ポリアミドと、アクリルアミド基
とエポキシ基とを有する特定の不飽和グリシジル化合物
で変性されたオレフィン系エラストマーとを反応促進剤
の存在下に溶融混練してなるものであり、ポリアミドと
オレフィン系エラストマーの特性をバランスよく兼備
し、耐熱性に優れるとともに、低比重である。このよう
な本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、各種エンジ
ニアリング用エラストマーとして、特に自動車の内外装
品、ベルトやパイプ等の工業材料部品、電気・通信部
品、スポーツ用品、家電製品等用のエラストマー組成物
として好適である。
ラストマー組成物は、ポリアミドと、アクリルアミド基
とエポキシ基とを有する特定の不飽和グリシジル化合物
で変性されたオレフィン系エラストマーとを反応促進剤
の存在下に溶融混練してなるものであり、ポリアミドと
オレフィン系エラストマーの特性をバランスよく兼備
し、耐熱性に優れるとともに、低比重である。このよう
な本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、各種エンジ
ニアリング用エラストマーとして、特に自動車の内外装
品、ベルトやパイプ等の工業材料部品、電気・通信部
品、スポーツ用品、家電製品等用のエラストマー組成物
として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 祐二 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)ポリアミド2〜50重量部、
(b)下記一般式(1) 【化1】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有
する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、nは1
〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽和グリシジル
化合物で変性されたオレフィン系エラストマー98〜5
0重量部、および(a)+(b)の合計100重量部に
対して、(c)反応促進剤0.01〜10重量部を溶融混練
してなる熱可塑性エラストマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11676492A JPH05287165A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11676492A JPH05287165A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287165A true JPH05287165A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14695160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11676492A Pending JPH05287165A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05287165A (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11676492A patent/JPH05287165A/ja active Pending
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