JPH05287237A - 塗料組成物および複合フィルムとその処理方法 - Google Patents
塗料組成物および複合フィルムとその処理方法Info
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- JPH05287237A JPH05287237A JP4090778A JP9077892A JPH05287237A JP H05287237 A JPH05287237 A JP H05287237A JP 4090778 A JP4090778 A JP 4090778A JP 9077892 A JP9077892 A JP 9077892A JP H05287237 A JPH05287237 A JP H05287237A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】水蒸気の付着による曇りや結露を防止すること
のできる高性能の親水性を有し、その性能が長期間持続
できる塗料組成物を提供すること。 【構成】主としてSO3 M基(M:アルカリ金属)を有
するポリエステル樹脂と硫酸エステル塩の混合液からな
ることを特徴とする塗料組成物。
のできる高性能の親水性を有し、その性能が長期間持続
できる塗料組成物を提供すること。 【構成】主としてSO3 M基(M:アルカリ金属)を有
するポリエステル樹脂と硫酸エステル塩の混合液からな
ることを特徴とする塗料組成物。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム、ガラス板、
金属板、プラスチック成型体やボード、シート等の表面
に塗布することにより、水滴の付着による曇りや結露の
発生を防止することのできる塗料組成物に関する。
金属板、プラスチック成型体やボード、シート等の表面
に塗布することにより、水滴の付着による曇りや結露の
発生を防止することのできる塗料組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来、フィルム、金属板、ガラス板、プラ
スチック成型体等の水蒸気の付着による曇りや結露を防
止するには、界面活性剤等の親水性物質を成型時に練り
込んでおく方法、あるいは、成型後素材の表面に塗布剤
を塗布する方法が採られていた。
スチック成型体等の水蒸気の付着による曇りや結露を防
止するには、界面活性剤等の親水性物質を成型時に練り
込んでおく方法、あるいは、成型後素材の表面に塗布剤
を塗布する方法が採られていた。
【0003】しかしながら、練り込み型のものは界面活
性剤等の親水性物質が表面にブリードして親水性を発現
するものであり、初期の親水性能は良好であるが、徐々
に低下する欠点がある。
性剤等の親水性物質が表面にブリードして親水性を発現
するものであり、初期の親水性能は良好であるが、徐々
に低下する欠点がある。
【0004】塗布型の親水性塗料としては、従来、ポリ
ビニルアルコール、メトキシナイロン、ポリグリコール
メタクリート、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリア
ルキレンオキシドなどの親水性ポリマの使用例が紹介さ
れているが、かかるものは親水性そのもののレベルが低
いことと水との接触により、膨潤したり、極端に皮膜強
度が低下する欠点がある。また、親水性高分子と界面活
性剤の混合物からなるもの提案が多数あるが、界面活性
剤が水で簡単に溶出してしまいその性能が長期間持続し
ない欠点がある。また、多孔性シリカ微粒子を含有する
有機高分子樹脂で処理する方法があるが、親水性のレベ
ルが低いこと、シリカ特有の不快な臭いがすること等の
問題があり好ましくない。
ビニルアルコール、メトキシナイロン、ポリグリコール
メタクリート、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリア
ルキレンオキシドなどの親水性ポリマの使用例が紹介さ
れているが、かかるものは親水性そのもののレベルが低
いことと水との接触により、膨潤したり、極端に皮膜強
度が低下する欠点がある。また、親水性高分子と界面活
性剤の混合物からなるもの提案が多数あるが、界面活性
剤が水で簡単に溶出してしまいその性能が長期間持続し
ない欠点がある。また、多孔性シリカ微粒子を含有する
有機高分子樹脂で処理する方法があるが、親水性のレベ
ルが低いこと、シリカ特有の不快な臭いがすること等の
問題があり好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな問題に鑑み、水蒸気の付着による曇りや結露を防止
することのできる高性能の親水性を有し、その性能が長
期間持続できる塗料組成物を提供することを目的とす
る。
うな問題に鑑み、水蒸気の付着による曇りや結露を防止
することのできる高性能の親水性を有し、その性能が長
期間持続できる塗料組成物を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、次の構成を有する。
ために、本発明は、次の構成を有する。
【0007】すなわち、本発明の塗料組成物は、主とし
てSO3 M基(M:アルカリ金属)を有するポリエステ
ル樹脂と硫酸エステル塩の混合液からなることを特徴と
する塗料組成物である。
てSO3 M基(M:アルカリ金属)を有するポリエステ
ル樹脂と硫酸エステル塩の混合液からなることを特徴と
する塗料組成物である。
【0008】あるいは、本発明の塗料組成物は、主とし
てSO3 M基を有するポリエステル樹脂と少なくともパ
ーフルオロアルキル化合物の混合液からなることを特徴
とする塗料組成物である。
てSO3 M基を有するポリエステル樹脂と少なくともパ
ーフルオロアルキル化合物の混合液からなることを特徴
とする塗料組成物である。
【0009】また、あるいは、主としてSO3 M基を有
するポリエステル樹脂と少なくともパーフルオロアルキ
ル化合物、硫酸エステル塩の混合液からなることを特徴
とする塗料組成物である。
するポリエステル樹脂と少なくともパーフルオロアルキ
ル化合物、硫酸エステル塩の混合液からなることを特徴
とする塗料組成物である。
【0010】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。本発明は、特
定のポリエステル樹脂と硫酸エステル塩および/または
パーフルオロアルキル化合物の組合せにより高性能の親
水性と良好な耐久耐水性を達成したものである。従来の
有機高分子樹脂中に界面活性剤を混入したものは、主に
親に寄与する界面活性剤が水により洗い流されてしま
い、親水性能が長続きしない宿命的な欠点があった。ま
た、高度な親水性の要求に対して、ポリマ自身に好まし
い親水性をもたすようにすると、当然ながら水に対して
溶解や膨潤を起したり、皮膜が極端に弱くなってしまう
問題があった。本発明は、かかる問題を解決したもの
で、単なる有機高分子樹脂中に界面活性剤を混入した従
来ものとは全く異なるものである。
定のポリエステル樹脂と硫酸エステル塩および/または
パーフルオロアルキル化合物の組合せにより高性能の親
水性と良好な耐久耐水性を達成したものである。従来の
有機高分子樹脂中に界面活性剤を混入したものは、主に
親に寄与する界面活性剤が水により洗い流されてしま
い、親水性能が長続きしない宿命的な欠点があった。ま
た、高度な親水性の要求に対して、ポリマ自身に好まし
い親水性をもたすようにすると、当然ながら水に対して
溶解や膨潤を起したり、皮膜が極端に弱くなってしまう
問題があった。本発明は、かかる問題を解決したもの
で、単なる有機高分子樹脂中に界面活性剤を混入した従
来ものとは全く異なるものである。
【0011】特定のポリエステル樹脂とは、ポリマ鎖に
SO3 M基を有することを必須とするポリエステル樹脂
である。好ましくは、ポリエステル樹脂を構成する酸成
分が、少なくともSO3 M基を有するイソフタル酸(以
下、「SO3 M−イソフタル酸」と記す)を含むもの
で、水あるいは熱水に可溶であって、水溶液として被処
理体に付与できるものである。さらに、好ましい態様と
しては、皮膜強度や耐熱性、皮膜形成性、タックなどの
実用上の点で、ポリエステルの酸成分として、テレフタ
ル酸/SO3 M−イソフタル酸あるいはテレフタル酸/
イソフタル酸/SO3 M−イソフタル酸のように適宜共
重合して適用し、グリコール成分としてエチレングリコ
ールあるいはブチレングリコールなどによる芳香族ポリ
エステルが挙げられる。また、酸成分として、ナフタリ
ンジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸も適用する
こともできる。この場合においても、本発明には、もち
ろんSO3 M基を有することを必須とするものであり、
SO3 M基を導入したナフタリンジカルボン酸の各種異
性体が適用できる。また、必要に応じてグリコール成分
の一部にポリエチレングリコールやブチレングリコール
を用いてもかまわない。
SO3 M基を有することを必須とするポリエステル樹脂
である。好ましくは、ポリエステル樹脂を構成する酸成
分が、少なくともSO3 M基を有するイソフタル酸(以
下、「SO3 M−イソフタル酸」と記す)を含むもの
で、水あるいは熱水に可溶であって、水溶液として被処
理体に付与できるものである。さらに、好ましい態様と
しては、皮膜強度や耐熱性、皮膜形成性、タックなどの
実用上の点で、ポリエステルの酸成分として、テレフタ
ル酸/SO3 M−イソフタル酸あるいはテレフタル酸/
イソフタル酸/SO3 M−イソフタル酸のように適宜共
重合して適用し、グリコール成分としてエチレングリコ
ールあるいはブチレングリコールなどによる芳香族ポリ
エステルが挙げられる。また、酸成分として、ナフタリ
ンジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸も適用する
こともできる。この場合においても、本発明には、もち
ろんSO3 M基を有することを必須とするものであり、
SO3 M基を導入したナフタリンジカルボン酸の各種異
性体が適用できる。また、必要に応じてグリコール成分
の一部にポリエチレングリコールやブチレングリコール
を用いてもかまわない。
【0012】かかるポリエステル樹脂と混合し、親水性
を高めるものとしては、硫酸エステル塩および/または
パーフルオロアルキル化合物が適用される。
を高めるものとしては、硫酸エステル塩および/または
パーフルオロアルキル化合物が適用される。
【0013】本発明に適用される硫酸エステル塩は、ア
ルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステ
ル塩、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化オレフィンであ
る。この中で、下記〜のアルキルエーテル硫酸エス
テル塩が好ましく適用できる。その混合割合は、特定ポ
リエステル樹脂に対して0.1〜50重量パーセントが
一般的であり、好ましい効果を発揮する。
ルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステ
ル塩、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化オレフィンであ
る。この中で、下記〜のアルキルエーテル硫酸エス
テル塩が好ましく適用できる。その混合割合は、特定ポ
リエステル樹脂に対して0.1〜50重量パーセントが
一般的であり、好ましい効果を発揮する。
【0014】また、パーフルオロアルキル化合物として
は、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロ
アルキルエチレンオキシド付加物、パーフルオロアルキ
ルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルアンモニウム
塩、パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩、パーフ
ルオロアルキル燐酸エステルのいずれか、あるいはこれ
らの混合物またはこれらのオリゴマーが適用される。こ
の中で、下記に示すパーフルオロアルキルアンモニウム
塩が、特に好ましく使用される。
は、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロ
アルキルエチレンオキシド付加物、パーフルオロアルキ
ルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルアンモニウム
塩、パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩、パーフ
ルオロアルキル燐酸エステルのいずれか、あるいはこれ
らの混合物またはこれらのオリゴマーが適用される。こ
の中で、下記に示すパーフルオロアルキルアンモニウム
塩が、特に好ましく使用される。
【0015】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】 また、これらの中でも、またはが好ましく用いられ
る。ただし、上記の式で表されるものは、代表例であっ
てこの他の各種のパーフルオロアルキル第4級アンモニ
ウム塩も適用できることは言うまでもない。パーフルオ
ロアルキル化合物の混合割合は、ポリエステルに対し
て、0.01〜100重量パーセントであることが好ま
しく。特に、0.1〜50重量パーセントが好ましく用
いられる。上述の特定ポリエステル樹脂と硫酸エステル
塩および/またはパーフルオロアルキル化合物の組合せ
を基本とする混合液を用い、被処理物に塗布した後熱処
理を施すことにより、従来の界面活性剤使用による欠点
であった水による親水化有効成分の耐溶出性(耐久耐水
性)を著しく改良できる。そのメカニズムは必ずしも明
らかでないが、ポリエステル樹脂のSO3 X側鎖と硫酸
エステル塩および/またはパーフルオロアルキル化合物
の親水基による何らかの反応によるものと推定される。
かかる組合せの特に好ましい具体例としては、ポリエス
テルの酸成分として、テレフタル酸/イソフタル酸/S
O3 M−イソフタル酸、グリコール成分としてエチレン
グリコールからなる共重合ポリエステル樹脂、、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩とアルキルエーテル硫酸
エステル塩の混合配合物が挙げられる。
る。ただし、上記の式で表されるものは、代表例であっ
てこの他の各種のパーフルオロアルキル第4級アンモニ
ウム塩も適用できることは言うまでもない。パーフルオ
ロアルキル化合物の混合割合は、ポリエステルに対し
て、0.01〜100重量パーセントであることが好ま
しく。特に、0.1〜50重量パーセントが好ましく用
いられる。上述の特定ポリエステル樹脂と硫酸エステル
塩および/またはパーフルオロアルキル化合物の組合せ
を基本とする混合液を用い、被処理物に塗布した後熱処
理を施すことにより、従来の界面活性剤使用による欠点
であった水による親水化有効成分の耐溶出性(耐久耐水
性)を著しく改良できる。そのメカニズムは必ずしも明
らかでないが、ポリエステル樹脂のSO3 X側鎖と硫酸
エステル塩および/またはパーフルオロアルキル化合物
の親水基による何らかの反応によるものと推定される。
かかる組合せの特に好ましい具体例としては、ポリエス
テルの酸成分として、テレフタル酸/イソフタル酸/S
O3 M−イソフタル酸、グリコール成分としてエチレン
グリコールからなる共重合ポリエステル樹脂、、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩とアルキルエーテル硫酸
エステル塩の混合配合物が挙げられる。
【0016】本発明の特徴は、もともと水や熱水に可溶
で、水溶液として被処理物に付与することができるポリ
エステル樹脂を難溶化し耐久耐水性を発現せしめること
と、ポリエステル樹脂内から親水効果を司る有効成分の
溶出を妨げることにある。従って、SO3 M基を有しな
いポリエステル樹脂を配合した同混合物は、初期親水性
を有するものの耐久耐水性の点では全く劣るものであ
る。
で、水溶液として被処理物に付与することができるポリ
エステル樹脂を難溶化し耐久耐水性を発現せしめること
と、ポリエステル樹脂内から親水効果を司る有効成分の
溶出を妨げることにある。従って、SO3 M基を有しな
いポリエステル樹脂を配合した同混合物は、初期親水性
を有するものの耐久耐水性の点では全く劣るものであ
る。
【0017】また、本発明の特筆すべきもう一つの特徴
は、上記の混合物に二価以上の金属イオンを有する化合
物を混合することにより、さらなる耐久耐水性の向上に
加えて、耐熱性をも向上せしめることができる。二価以
上の金属イオンとは、Ca、Ba、Mg、Alであり、
Ca(OH)2 、CaO、CaCl2 、Ba(O
H)2 、BaO、BaCl2 、Mg(OH)2 、Mg
O、MgCl2 、Al2 O3 、AlCl3 、Al(O
H)3 のように水溶液中で二価以上の金属陽イオンとな
りやすい化合物が好ましく適用される。この混合割合
は、0.1ミリモル/リットル以上、好ましくは、1ミ
リモル/リットル以上の溶液が適用される。
は、上記の混合物に二価以上の金属イオンを有する化合
物を混合することにより、さらなる耐久耐水性の向上に
加えて、耐熱性をも向上せしめることができる。二価以
上の金属イオンとは、Ca、Ba、Mg、Alであり、
Ca(OH)2 、CaO、CaCl2 、Ba(O
H)2 、BaO、BaCl2 、Mg(OH)2 、Mg
O、MgCl2 、Al2 O3 、AlCl3 、Al(O
H)3 のように水溶液中で二価以上の金属陽イオンとな
りやすい化合物が好ましく適用される。この混合割合
は、0.1ミリモル/リットル以上、好ましくは、1ミ
リモル/リットル以上の溶液が適用される。
【0018】本発明の塗料組成物は、上記ポリエステル
樹脂/パーフルオロアルキル化合物、あるいはポリエス
テル樹脂/パーフルオロアルキル化合物/硫酸エステル
塩、あるいは、これらに二価以上の金属イオンを有する
化合物からなる配合物を攪拌機を用いて混合することに
より調合される。かかる調合液を含浸、塗布、スプレー
などの方法により被処理物に付与し、50℃以上、好ま
しくは80℃以上、特に好ましくは100℃の温度で熱
処理を施すことにより、耐久耐水性、耐熱性を発現せし
めることができる。好ましい皮膜厚さとしては、0.0
1〜100ミクロンであり、好ましくは0.1〜10ミ
クロンである。
樹脂/パーフルオロアルキル化合物、あるいはポリエス
テル樹脂/パーフルオロアルキル化合物/硫酸エステル
塩、あるいは、これらに二価以上の金属イオンを有する
化合物からなる配合物を攪拌機を用いて混合することに
より調合される。かかる調合液を含浸、塗布、スプレー
などの方法により被処理物に付与し、50℃以上、好ま
しくは80℃以上、特に好ましくは100℃の温度で熱
処理を施すことにより、耐久耐水性、耐熱性を発現せし
めることができる。好ましい皮膜厚さとしては、0.0
1〜100ミクロンであり、好ましくは0.1〜10ミ
クロンである。
【0019】かかる本発明の塗料組成物は、フィルム、
金属板、ガラス板あるいはプラスチック成型体などの被
処理体に塗布することにより、耐久耐水性、耐熱性を有
する好ましい防曇性や結露防止性を付与することができ
る。
金属板、ガラス板あるいはプラスチック成型体などの被
処理体に塗布することにより、耐久耐水性、耐熱性を有
する好ましい防曇性や結露防止性を付与することができ
る。
【0020】本発明の好ましい適用例の一つを挙げるな
らば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレンなどの各種有機高分子フィルムの表およ
び/または裏にかかる塗料組成物の難溶化された皮膜を
存在せしめ複合フィルムとすることにより、高度な耐久
耐水性、耐熱性を有する農業用ハウスのシートに適用で
きる。特に、基材フィルムとしてポリエステルと用いた
複合フィルムは、フィルムと塗料組成物皮膜の一体性が
良好であり、好ましく適用できる。
らば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレンなどの各種有機高分子フィルムの表およ
び/または裏にかかる塗料組成物の難溶化された皮膜を
存在せしめ複合フィルムとすることにより、高度な耐久
耐水性、耐熱性を有する農業用ハウスのシートに適用で
きる。特に、基材フィルムとしてポリエステルと用いた
複合フィルムは、フィルムと塗料組成物皮膜の一体性が
良好であり、好ましく適用できる。
【0021】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0022】実施例1 ポリエステル樹脂として、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩(前述の(3)式のも
の)を用いた。硫酸エステル塩として、オクチルエーテ
ル硫酸エステルナトリウムを用いた。上記3成分を重量
比100:0.5:5で混合し攪拌し10%の混合溶液
を作成した。かかる塗料組成物を用いて、ポリエステル
フィルム上にコートし、150℃、2分間処理し、厚さ
約1.5ミクロンの皮膜を形成せしめた。
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩(前述の(3)式のも
の)を用いた。硫酸エステル塩として、オクチルエーテ
ル硫酸エステルナトリウムを用いた。上記3成分を重量
比100:0.5:5で混合し攪拌し10%の混合溶液
を作成した。かかる塗料組成物を用いて、ポリエステル
フィルム上にコートし、150℃、2分間処理し、厚さ
約1.5ミクロンの皮膜を形成せしめた。
【0023】かかる処理フィルム上にマイクロピペット
を用いて、0.1ccの水滴を落とし親水性を調べる試
験を行なったところ、直径約23mmの円に拡散し、極め
て優れた親水性を示した。
を用いて、0.1ccの水滴を落とし親水性を調べる試
験を行なったところ、直径約23mmの円に拡散し、極め
て優れた親水性を示した。
【0024】さらに、同処理フィルムを用いて水道水の
流水に72時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約18mmであり、好ましい耐久耐
水性を示した。
流水に72時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約18mmであり、好ましい耐久耐
水性を示した。
【0025】実施例2 ポリエステル樹脂として、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩(前述の(2)式のも
の)を用いた。硫酸エステル塩として、オクチルエーテ
ル硫酸エステルナトリウムを用いた。上記3成分を重量
比100:1.5:3.5で混合し攪拌し8%の混合溶
液を作製した。この希釈剤として、塩化カルシウム水溶
液を用いた。塗料組成物における塩化カルシウムの濃度
は、0.05モル/リットルであった。
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロアルキルアンモニウム塩(前述の(2)式のも
の)を用いた。硫酸エステル塩として、オクチルエーテ
ル硫酸エステルナトリウムを用いた。上記3成分を重量
比100:1.5:3.5で混合し攪拌し8%の混合溶
液を作製した。この希釈剤として、塩化カルシウム水溶
液を用いた。塗料組成物における塩化カルシウムの濃度
は、0.05モル/リットルであった。
【0026】かかる塗料組成物を用いて、ポリエステル
フィルム上にコートし、120℃、10分間処理し、厚
さ約3ミクロンの皮膜を形成せしめた。
フィルム上にコートし、120℃、10分間処理し、厚
さ約3ミクロンの皮膜を形成せしめた。
【0027】かかる処理フィルム上にマイクロピペット
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約17mmの円に拡散し、
極めて優れた親水性を示した。
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約17mmの円に拡散し、
極めて優れた親水性を示した。
【0028】さらに、同処理フィルムを用いて水道水の
流水に48時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約20mmであり、好ましい耐久耐
水性を示した。
流水に48時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約20mmであり、好ましい耐久耐
水性を示した。
【0029】また、同処理フィルムを用いて200℃、
10分間の熱処理を行った後、同上の親水性試験を行な
った。その親水性は17mmであり、好ましい耐熱性を示
した。
10分間の熱処理を行った後、同上の親水性試験を行な
った。その親水性は17mmであり、好ましい耐熱性を示
した。
【0030】実施例3 ポリエステル樹脂として、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロオクチルアミノスルホン酸ナトリウムを用いた。
上記2成分を重量比100:5で混合し攪拌し10%の
混合溶液を作製した。この希釈剤として、濃度0.05
モル/リットルの塩化バリウム水溶液を用いた。
フタル酸/5−ソジュームスルホニルイソフタル酸、グ
リコール成分がエチレングリコールからなるポリエステ
ル共重合体樹脂を80℃の熱水に溶解し20%水溶液を
調整した。パーフルオロアルキル化合物として、パーフ
ルオロオクチルアミノスルホン酸ナトリウムを用いた。
上記2成分を重量比100:5で混合し攪拌し10%の
混合溶液を作製した。この希釈剤として、濃度0.05
モル/リットルの塩化バリウム水溶液を用いた。
【0031】かかる塗料組成物を用いて、ポリエステル
フィルム上にコートし、130℃、5分間処理し、厚さ
約1.5ミクロンの皮膜を形成せしめた。
フィルム上にコートし、130℃、5分間処理し、厚さ
約1.5ミクロンの皮膜を形成せしめた。
【0032】かかる処理フィルム上にマイクロピペット
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約22mmの円に拡散し、
極めて優れた親水性を示した。
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約22mmの円に拡散し、
極めて優れた親水性を示した。
【0033】さらに、同処理フィルムを用いて水道水の
流水に72時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約19mmであり、好ましい耐水耐
久性を示した。
流水に72時間放置した後、同上の親水性試験を行なっ
たところ、水の拡散は約19mmであり、好ましい耐水耐
久性を示した。
【0034】また、同処理フィルムを用いて200℃、
10分間の熱処理を行なった後、同上の親水性試験を行
なった。その親水性は17mmであり、好ましい耐熱性を
示した。
10分間の熱処理を行なった後、同上の親水性試験を行
なった。その親水性は17mmであり、好ましい耐熱性を
示した。
【0035】比較例1、比較例2 ポリエステル樹脂として、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸、グリコール成分がエチレングリコール/ポリ
エチレングリコールからなるポリエステル共重合体樹脂
を用いた(比較例1)。また、樹脂としてポリビニルア
ルコールを用いた(比較例2)。いずれもパーフルオロ
アルキル化合物として、パーフルオロアルキルアンモニ
ウム塩(前述の式のもの)を用い、硫酸エステル塩と
して、オクチルエーテル硫酸エステルナトリウムを用
い、かかる3成分を重量比で樹脂/パーフルオロアルキ
ル化合物/硫酸エステル塩の割合を100:1.5:
3.5で混合し攪拌し8%の混合溶液を作成した。この
希釈剤として、濃度0.05モル/リットルの塩化バリ
ウム水溶液を用いた。
フタル酸、グリコール成分がエチレングリコール/ポリ
エチレングリコールからなるポリエステル共重合体樹脂
を用いた(比較例1)。また、樹脂としてポリビニルア
ルコールを用いた(比較例2)。いずれもパーフルオロ
アルキル化合物として、パーフルオロアルキルアンモニ
ウム塩(前述の式のもの)を用い、硫酸エステル塩と
して、オクチルエーテル硫酸エステルナトリウムを用
い、かかる3成分を重量比で樹脂/パーフルオロアルキ
ル化合物/硫酸エステル塩の割合を100:1.5:
3.5で混合し攪拌し8%の混合溶液を作成した。この
希釈剤として、濃度0.05モル/リットルの塩化バリ
ウム水溶液を用いた。
【0036】かかる塗料組成物を用いて、ポリエステル
フィルム上にコートし、130℃、5分間処理し、厚さ
約1.2ミクロンの皮膜を形成せしめた。
フィルム上にコートし、130℃、5分間処理し、厚さ
約1.2ミクロンの皮膜を形成せしめた。
【0037】かかる処理フィルム上にマイクロピペット
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約22mmの円に拡散し、
優れた親水性を示した。しかし、同処理フィルムを用い
て水道水の流水に15時間放置したところ、いずれも被
膜が著しく膨潤を起こした。また、同上の親水性試験で
は、水の拡散は約5〜7mmであり、ほとんど親水性を示
さなかった。
を用いて、0.1ccの水滴を落とし水の親水性を調べ
る試験を行なったところ、直径約22mmの円に拡散し、
優れた親水性を示した。しかし、同処理フィルムを用い
て水道水の流水に15時間放置したところ、いずれも被
膜が著しく膨潤を起こした。また、同上の親水性試験で
は、水の拡散は約5〜7mmであり、ほとんど親水性を示
さなかった。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ポリマの側鎖
にSO3 M基を有する特定ポリエステル樹脂と硫酸エス
テル塩および/またはパーフルオロアルキル化合物の混
合物を塗料組成物として用い、被処理体に塗布し熱処理
を施すことにより、高い親水性を付与して、水蒸気によ
る曇りや結露の発生を妨げることができ、かつ、その効
果が長期間持続できる極めて優れた耐久耐水性、耐熱性
を付与することができる。
にSO3 M基を有する特定ポリエステル樹脂と硫酸エス
テル塩および/またはパーフルオロアルキル化合物の混
合物を塗料組成物として用い、被処理体に塗布し熱処理
を施すことにより、高い親水性を付与して、水蒸気によ
る曇りや結露の発生を妨げることができ、かつ、その効
果が長期間持続できる極めて優れた耐久耐水性、耐熱性
を付与することができる。
Claims (13)
- 【請求項1】主としてSO3 M基(M:アルカリ金属)
を有するポリエステル樹脂と硫酸エステル塩の混合液か
らなることを特徴とする塗料組成物。 - 【請求項2】主としてSO3 M基を有するポリエステル
樹脂と少なくともパーフルオロアルキル化合物の混合液
からなることを特徴とする塗料組成物。 - 【請求項3】主としてSO3 M基を有するポリエステル
樹脂と少なくともパーフルオロアルキル化合物、硫酸エ
ステル塩の混合液からなることを特徴とする塗料組成
物。 - 【請求項4】混合液中に、二価以上の金属陽イオンが1
ミリモル/リットル以上含有することを特徴とする請求
項1、2または3記載の塗料組成物。 - 【請求項5】ポリエステル樹脂を構成する酸成分が、少
なくともSO3 M基を有するイソフタル酸であることを
特徴とする請求項1、2、3または4記載の塗料組成
物。 - 【請求項6】ポリエステル樹脂を構成する酸成分が、主
としてテレフタル酸、イソフタル酸、またはSO3 M基
を有するイソフタル酸であることを特徴とする請求項
1、2、3または4記載の塗料組成物。 - 【請求項7】硫酸エステル塩が、アルキルエーテル硫酸
エステル塩であることを特徴とする請求項1、3または
4記載の塗料組成物。 - 【請求項8】パーフルオロアルキル化合物が、パーフル
オロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルエチ
レンオキシド付加物、パーフルオロアルキルカルボン酸
塩、パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩、
パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩、パーフルオ
ロアルキル燐酸エステルのいずれか、あるいはこれらの
混合物またはこれらのオリゴマーであることを特徴とす
る請求項2、3または4記載の塗料組成物。 - 【請求項9】二価以上の金属陽イオンが、Ca、Baま
たはMgであることを特徴とする請求項1、2、3また
は4記載の塗料組成物。 - 【請求項10】請求項1、2、3または4記載の塗料組
成物の難溶化された皮膜を有することを特徴とする複合
フィルム。 - 【請求項11】請求項10記載の複合フィルムを使用し
てなることを特徴とする農業用ハウスシート。 - 【請求項12】複合フィルムが基材フィルムを有するも
のであり、該基材フィルムがポリエステルよりなるもの
であることを特徴とする請求項10記載の複合フィル
ム。 - 【請求項13】請求項1、2、3または4記載の塗料組
成物の溶液を、被処理体に塗布し、その後、50℃以上
の熱処理を施し、難溶化することを特徴とする塗料組成
物の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4090778A JPH05287237A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 塗料組成物および複合フィルムとその処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4090778A JPH05287237A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 塗料組成物および複合フィルムとその処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287237A true JPH05287237A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14008066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4090778A Pending JPH05287237A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 塗料組成物および複合フィルムとその処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05287237A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012529556A (ja) * | 2009-06-12 | 2012-11-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フッ素化芳香族ビス(アシル)含有化合物及びそれから調製されるポリエステル |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP4090778A patent/JPH05287237A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012529556A (ja) * | 2009-06-12 | 2012-11-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フッ素化芳香族ビス(アシル)含有化合物及びそれから調製されるポリエステル |
| US9045400B2 (en) | 2009-06-12 | 2015-06-02 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated aromatic bis(acyl)-containing compounds and polyesters prepared therefrom |
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