JPH05288855A - スキャニングソナーおよびその探知表示方法 - Google Patents

スキャニングソナーおよびその探知表示方法

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JPH05288855A
JPH05288855A JP11664992A JP11664992A JPH05288855A JP H05288855 A JPH05288855 A JP H05288855A JP 11664992 A JP11664992 A JP 11664992A JP 11664992 A JP11664992 A JP 11664992A JP H05288855 A JPH05288855 A JP H05288855A
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azimuth
scanning
depression angle
display
depression
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JP11664992A
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Fukutaro Takahashi
福太郎 高橋
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Kaijo Corp
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Kaijo Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全周走査中に所定方位方向については、方位
走査を一時中断して俯角走査が行えるスキャニングソナ
ー。 【構成】 全周を探知する送受波器3を具備するスキャ
ニングソナーであって、俯角方向に適宜に広い送信ビー
ムRBHを送信し、受信ビームを適宜の俯角θCで全周方
位走査し、かつ適宜選択する方位φCにおいて方位走査
を中断し、方位走査を中断する時間において適宜の方位
幅を有する受信ビームRBVを適宜の俯角幅俯角走査
し、ラスタ表示する表示面に、前記全周方位走査時に得
られる受信信号を全周の平面画像とする平面画面および
前記俯角走査時に得られる受信信号を垂直画像とする垂
直画面のうち少なくとも一方をリアルタイムで表示器7
に画像表示させる走査器4を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の振動子が縦配列さ
れた縦配列振動子を複数列円筒状に配列した送受波器を
用いて、広い方位が検知でき、かつ広い俯角方向をリア
ルタイムで探知表示できるスキャニングソナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10(a)は従来のスキャニングソナ
ーの構成を示すブロック図、図10(b)は図10
(a)の受信ビームを俯角方向に切換える駆動信号と、
方位方向に走査する駆動信号および送信信号を示す波形
図である。図10(c)は送信ビームと受信ビームおよ
び探知ゾーンZHの平面図と縦断面図、図10(d)は
表示器に表示される探知画像を示す説明図である。
【0003】スキャニングソナーは、円筒面上に全周方
向に配列される縦配列振動子からなる送受波器3から、
俯角θを有し全周を指向する受信ビームTBを介して図
10(b)の送信周期T00の各時刻tXにおいて送信信
号TXを送信する。
【0004】受信は図10(c)のように俯角θを向
き、送信周期T00内の方位走査周期THごとに全周36
0°を方位φの方向に高速旋回する受信ビームRBを介
して行われる。俯角方向θにある魚群Fなどの反射体
(以下単に魚群Fという)からの反射信号が図10
(d)のように平面表示される平面画面(以下HG画面
という)上にPPI表示される。次いで探知される魚群
Fの深度表示は、図10(d)のようにHG画面上の魚
群Fの方向に適宜選択される方位マークφ1〜φ2で示さ
れる方位φ1〜φ2の間を受信ビームRBが通過する都
度、魚群Fの受信信号が取出され、図10(d)の垂直
表示する垂直画面VG(以下、VG画面という)上の俯
角θ方向に掃引される走査線上に魚群像F(平均値ある
いは最大値等)として表示され、不図示の適宜の深度ス
ケールにより読取られる。このようにして送信ごとに探
知ゾーンZH内が探知表示される。次いで魚群の深度方
向の分布・形状等の探知表示は、送信ビームTBおよび
受信ビームRBの俯角θが、送信周期T00ごとに、送信
前で受信終了後の時刻tyにおいて、適宜の角度ずつ順
次(例:θ1,θ2・・θq)に切換えられて探知および
表示が行われ、複数の俯角(例:θ1〜θq)方向の探知
の後に得られる魚群の全体像から、魚群の深度方向の分
布・形状等が観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキャニングソ
ナーにより、厚みがあり、かつ浮沈の激しい魚群を追尾
しつつ魚群の深度、上下の拡がり、および形状などを調
査するためには、上下方向に広くかつ多数の俯角方向の
探知表示が必要であるが、1回の送信周期において1つ
の俯角方向の探知とこれに対する1本の俯角方向の走査
線上の魚群像しかないから、魚群全体の探知表示には多
数の送信周期が必要であり、さらに魚群の上下動を追跡
して探知表示するためには多くの時間が必要となる問題
がある。
【0006】本発明の目的は上記のように送信周期ごと
に一俯角方向を探知表示するスキャニングソナーの探知
表示方法の問題に鑑みて、俯角方向探知用の専用機を附
加することなく、受信ビームの全周走査中の適宜の方位
走査時に方位走査を適宜の周期中断させ、かつ中断する
周期において受信ビームを俯角走査させ、全周走査中に
得られる受信信号をHG画面にリアルタイムでPPI表
示するとともに、俯角走査中に得られる受信信号をVG
画面にリアルタイムで画像表示することのできるスキャ
ニングソナーを提供しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスキャニングソ
ナーの探知表示方法は、全周を探知するスキャニングソ
ナーの探知表示方法であって、俯角方向に適宜に広く送
信し、受信ビームを適宜の俯角で全周方位走査し、かつ
適宜選択する方位において方位走査を中断し、方位走査
を中断する時間において受信ビームを適宜の俯角幅俯角
走査し、ラスタ表示する表示面に、前記全周方位走査時
に得られる受信信号を全周の平面画像とする平面画面お
よび前記俯角走査時に得られる受信信号を垂直画像とす
る垂直画面のうち少なくとも一方をリアルタイムで画像
表示する。
【0008】また、本発明のスキャニングソナーは、円
筒面上で円筒軸に沿って配置された複数の振動子からな
る縦配列振動子を前記円筒面を平均的に覆うように複数
列配置した送受波器を用いるスキャニングソナーであっ
て、広い俯角幅で、前記縦配列振動子が対面する全周を
指向する送信ビームを送信する送信回路と、送信ビーム
に対するエコーを受信する俯角走査器および方位走査器
と、所望の方位を指示方位として指示する方位指示手段
と、指示方位においては、適宜の方位幅を有し垂直方向
に狭い第1の受信ビームを形成し、指示方位以外では水
平方向に狭く垂直方向に広い第2の受信ビームを形成す
るビーム幅形成手段と、俯角走査器および方位走査器を
駆動して、方位指示手段が指示する指示方向以外では第
2の受信ビームで探知させ、指示方向では方向走査を一
時中断し、第1の受信ビームで俯角方向に探知させ、探
知結果を表示器にリアルタイムで表示させる走査制御手
段とを有する。
【0009】
【作用】送信ビームは適宜に広い俯角幅で全周を指向す
るよう形成されて送信され、受信ビームは適宜設定され
る周期において、全周方位走査されるが適宜選択される
方位においては方位走査が中断され、代って適宜選択さ
れる俯角幅を俯角走査され、受信ビームの方位走査中は
全周探知による受信信号が、また俯角走査中は俯角探知
による受信信号がそれぞれリアルタイムで取出される。
方位走査周期においては受信信号が全周画像としてHG
画面にリアルタイムで表示され、俯角走査周期において
は受信信号が垂直画像としてVG画面にリアルタイムで
表示される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の探知表示方法の実施例が
適用されたスキャニングソナーの構成を示すブロック
図、図2(a),(b)は図1に示されたスキャニング
ソナーによって探知される探知ゾーンZHおよびZVの
平面図および縦断面図をそれぞれ示す図、図3は図2
(a),(b)による探知により表示される探知画像を
示す図、図4は図2(a),(b)による探知および図
3の画像表示の形成のために、周期別に受信ビームの形
状および指向方向を選択し、方位走査あるいは俯角走査
する駆動信号の波形図、および周期別の受信ビームの呼
称の説明図である。
【0011】制御器1は各機器の制御信号P1,P2,P
3をそれぞれ出力する。送信器2は送受波器3と組合わ
されて俯角θCを向き広い垂直ビーム幅θW1で全周を指
向し探知ゾーンZHを覆う送信ビームTBを形成し送信
する。走査器4は俯角走査器5に受信ビームの俯角、垂
直ビーム幅、俯角走査を制御する駆動信号P4を出力
し、方位走査器6には受信ビームの垂直と水平のビーム
幅および方位走査を制御する駆動信号P5を出力する。
また、表示器7には画像表示用の制御信号P6を出力す
る。俯角走査器5と方位走査器6とは互いに組合わさ
れ、走査器4からの制御信号P4とP5に連動して、適宜
設定される周期T0の、周期TH(TH=TH1+TH2)に
おいて水平ビーム幅φW1、垂直ビーム幅θW1を有し俯角
θCを指向する受信ビームRBHを形成し、かつ全周を方
位走査して探知ゾーンZHを探知する。しかし方位φC
に到達したとき、すなわち周期TVにおいては水平ビー
ム幅φW2、垂直ビーム幅θW2、方位φCを指向する受信
ビームRBVを形成し、かつ俯角θ1〜θqを順次変えて
俯角走査して探知ゾーンZVを探知する。表示器7は制
御信号P6に連動し、ラスタ表示する表示面に図3のよ
うにHG画面には周期THにおいて全周探知して得られ
る受信信号をPPI画像としてリアルタイムで表示し、
VG画面には周期TVにおいて俯角探知して得られる受
信信号を垂直画像としてリアルタイムで表示する。な
お、俯角走査器5および方位走査器6に含まれる増幅段
およびバッファ段についての説明は省略する。また、図
3のHG画面のマーカφ1〜φ2は受信ビームRBVの水
平ビーム幅φW2を示し、またHGおよびVG画面のSL
HとSLVはそれぞれ周期THにおける方位走査と周期TV
における俯角走査に同期して掃引される走査線の1例を
示す。
【0012】図5は走査器4の構成を示すブロック図で
ある。分配器41は、時刻信号を含む制御信号P3
ら、図4の周期THと周期TVごとにFETを使用する切
換器44においてH側をV側に切換える駆動信号EHV
作成して出力するとともに、俯角走査器5の俯角走査用
および表示器7のVG画面表示用の駆動信号Eθを作成
して出力し、また方位走査器6の方位走査用および表示
器7のHG画面表示用の駆動信号Eφを作成して出力す
る。分離器42は制御信号P2から図2の受信ビームR
Hの俯角をθCとし、また垂直ビーム幅をθW1とする信
号を分離し、それぞれ駆動信号EθCとEθW1として出
力する。信号発生器43は、受信ビームRBHおよびR
Vの指向性を適宜の値にセットする次の各信号および
表示器7の雑音除去用の信号を作成し出力する。作成す
る駆動信号は図2および図4の、受信ビームRBVの垂
直ビーム幅をθW2にするEθW2、受信ビームRBHの方
位をφCにするEφC、受信ビームRBHとRBVの各水平
ビーム幅をφW1とφW2にするEφW1とEφW2および図8
のように表示器7の雑音除去用に作成する信号ENであ
る。切換器44は、分配器41と分離器42および信号
発生器43が出力する各駆動信号を図2および図4のよ
うに、周期THにおいては、受信ビームRBHの形成と走
査用として俯角走査器5には信号EθCとEθW1を信号
4として出力し、方位走査器6には信号EφとEφW1
を信号P5として出力し、さらに表示器7にはHG画面
表示用として信号Eφを信号P6として出力し、続く周
期TVにおいては、受信ビームRBVの形成と走査用とし
て俯角走査器5には信号EθとEθW2を信号P4として
出力し、方位走査器6には信号EφCとEφW2を信号P5
として出力し、表示器7にはVG画面表示用として信号
θを信号P6として出力する。なお表示器7には後記
する雑音除去用に制御信号ENが信号P6に加えて出力さ
れる。
【0013】図6は俯角走査器5の構成を示すブロック
図である。
【0014】俯角走査器5は送受波器2のN個の方位を
向く縦配列振動子のM段の各振動子が適宜の俯角θ
P(θP=θ1〜θq)から入射する反射波を受信して出力
する各受信信号間の位相を、それぞれ同相にするM個の
局発出力を作成し、各局発出力で各受信信号を変調して
同相の信号にしたのち合成して、俯角θPを指向する垂
直受信ビームを形成し、N個の受信信号として出力す
る。またM個の局発出力L1〜LMの間の位相差を高速で
適宜に変化させて俯角走査を行う。入力信号S11,S12
〜S1M,・・・,SN1〜SNMはN組の縦配列振動子の1
段〜M段の各振動子が俯角θPから受信する受信信号
で、1段目の振動子の受信信号S11〜SN1に対する2〜
M段目の振動子の受信信号S12〜SN2,・・・,S1M
NMの各位相差をψ2P〜ψMPとする。発振器50の局発
用出力L00は、タップ付の遅延回路網あるいはCCD等
よりなる遅延回路51を介して、位相差0、−ψ2P〜−
ψMP〜−2πを有する信号群E0として出力される。制
御器53は入力する制御信号P4Aに応じて、スイッチン
グマトリックス52の制御用の信号CP(CP=C1
q)を出力する。スイッチングマトリックス52は、
信号群E0の入力回線と、局発出力L1〜LMよりなる局
発信号群ELの出力回線と、制御器53が出力する制御
信号C1〜Cqよりなる制御信号群ECの制御回線および
制御信号C1〜Cqに応じて入・出力回線を適宜に接続す
るFET等よりなる電子スイッチSより構成され、制御
器53から出力される制御信号CPにより位相の基準と
する局発L1(ψ=0)に対し位相差−ψ2P〜−ψMP
それぞれ有する局発出力L2〜LMを同時にかつ瞬時に出
力する。変調器54〜55の各変調回路Mは段別の信号
11〜SN1,・・・,S1M〜SNMをそれぞれ局発出力L
1〜LMにより変調して同相に揃え、信号S51〜S52とし
て出力する。ここに制御器53は周期THにおいては制
御信号P4Aとして入力する駆動信号EθCにより制御信
号CCを作成して出力し、スイッチングマトリックス5
2は俯角θCの受信に適する各位相差を有する局発信号
群ELを取出し、変調器は俯角θCの受信信号S51〜S52
として出力する。また制御器53は周期TVにおいては
制御信号P4Aとして入力する駆動信号Eθに応じて制御
信号C1〜Cqを順次作成して出力し、スイッチングマト
リックス52は局発信号L2〜LMの位相を順次に移相
し、変調器54〜55は変調により俯角θ1〜θqの俯角
走査に伴う受信信号をS51〜S52として出力する。幅切
換器56〜57はそれぞれゲート回路を有し、周期TV
においては、制御信号P4Bとして入力する駆動信号E
θW2により制御されて全入力信号S51〜S52をそれぞれ
通過させ信号S53〜S54として出力する。合成器58〜
59は入力信号S53〜S54をそれぞれ合成して、図2
(b)のように狭い垂直ビーム幅θW2を有し俯角走査す
る受信ビームRBV形成用のN個の受信信号SV1〜SVN
を出力する。また幅切換器56〜57は周期THにおい
ては制御信号P4Bとして入力する駆動信号EθW1によ
り、入力する受信信号S51〜S52の中から適宜の段数の
振動子の受信信号(例:Nを16として、16段中の7
〜10段の振動子の受信信号S17〜SN7,・・・,S
110〜SN10が変調されて同相にされた受信信号)のみ選
択して通過させ出力S53〜S54として出力し、合成器5
8〜59は入力信号を合成して、図2(a)のように広
い垂直ビーム幅θW1を有し俯角θCを指向する受信ビー
ムRBH形成用のN個の受信信号SV1〜SVNとして出力
する。
【0015】図7は方位走査器6の構成を示すブロック
図である。方位切換器61は図4の周期THにおいては
制御信号P5Aとして入力する方位走査用に変化する駆動
信号Eφを受けてN個の受信信号SV1〜SVNから図2の
受信ビームRBHの水平ビーム幅φW1を形成するための
適宜数の受信信号(例:N=36として、SV1
V1 2)を取出すとともに、図2の方位φ方向に受信信
号を順次に切換えて受信ビームRBHを360°方位走
査し、得られる受信信号S61を出力する。また周期TV
においては、制御信号P5Aとして入力し受信ビームRB
Vの方位をφCとする駆動信号をEφCを受けて、方位走
査を方位φCにおいて一時中断する。幅切換器62はゲ
ート回路を有し、周期THにおいては制御信号P5Bとし
て入力する駆動信号φW1を受けて受信信号S61を全て通
過させ出力S62として出力する。ついで合成器63は受
信信号S62を合成して、水平ビーム幅φW1で全周走査す
る受信ビームRBHによる受信信号S6を形成して出力す
る。また幅切換器62は周期TVにおいては入力する複
数の受信信号(例:SV1〜SV2の12チャンネルの信
号)の中心の適宜数の受信信号(例:SV1〜SV12の中
のSV4〜SV9)を選択して信号S61として入力し、受信
信号S62として出力する。さらに合成器63は受信信号
62を合成し、水平ビーム幅φW2を有し俯角θ1〜θq
俯角走査する受信ビームRBVによる受信信号S6を出力
する。表示器7はラスタ表示するTV用カラーブラウン
管デスプレイあるいはカラー液晶デスプレイ等および従
来のスキャニングソナーと同様なスキャンコンバータ、
VRAM等を有し、表示面に図3のように、周期TH
おいては入力する全周探知信号S6を、制御信号P6A
して入力する駆動信号Eφにより、HG画面に探知画像
をスパイラルに掃引する走査線LHを介してPPI表示
し、また周期TVにおいては入力する俯角幅θ1〜θq
俯角走査により垂直探知信号S6を、制御信号P6Aとし
て入力する駆動信号Eθにより、VG画面に探知画像を
円弧状に掃引する走査線SLを介して垂直画面を表示す
る。
【0016】なおHG画面の方位φCおよび受信ビーム
RBVによる水平探知幅の表示マークMφ(図3参照)
は従来のスキャニングソナーと同様に適宜に表示され
る。また受信ビームが俯角切換えされる際などに生ずる
切換雑音が、探知画像の判読に支障を与える場合には、
図8のように俯角切換用の制御信号EθWの切換え時刻
に合せて信号発生器43が受信信号遮断用の周期TN
有する制御信号ENを作成し、制御信号P6Bとして表示
器に出力し、表示器7は制御信号ENにより切換雑音を
除去する。なお周期TNの制御信号ENの附加に伴い、繰
返し周期は図8のようにT0+2TNと設定される。
【0017】以上、図2のように全周の探知ゾーンZH
に送信され、図4のように周期T0の周期THにおいて垂
直θW1水平φW1のビーム幅を有する受信ビームRBH
形成され、全周方位走査されて探知ゾーンZHが全域探
知され、周期TVにおいては垂直θW2水平φW2のビーム
幅を有する受信ビームRBVが形成され俯角幅θ1〜θq
を俯角走査されて探知ゾーンZVが全域探知され、図3
に示されるHG画面に周期THにおいてリアルタイムで
探知される受信信号が全周画像としてリアルタイムで表
示され、かつVG画面に周期TVにおいてリアルタイム
で探知される受信信号が垂直画像としてリアルタイムで
表示される。
【0018】図9は、全周の探知表示と、複数の方位の
垂直探知表示、および同一方位を水平ビーム幅を広狭に
切換えて行う垂直探知表示をそれぞれリアルタイムで行
う実施例を示す。図9(a),(c)において、受信ビ
ームRBHは周期TH1,TH2,TH3において上記と同様
にして形成されて全周方位走査される。受信ビームRB
V1とRBV2は、ビーム形成されて俯角走査される周期が
V1とTV2であり、かつ水平ビーム幅が広いφW2と狭い
φW1と異なるほかは垂直ビーム幅θW2、指向方向φC1
同一に形成され、かつ同一の俯角幅θ1〜θqを俯角走査
される。また受信ビームRBV3は周期TV3において方位
φC2を指向し垂直ビーム幅θW2、水平ビーム幅φW2に形
成され、俯角幅θ1〜θqを俯角走査される。これらの受
信ビームの形成および走査は図9(c)の駆動信号E
φ,EθW,Eθ,EφWが上記と同様にして作成され、
また上記と同様に順次出力されて行われる。なお各周期
において形成される受信ビームの名称と周期TH,TV
関係を図9(c)の下段に示す。また以上の各受信ビー
ムRBH,RBV1〜RBV3により探知されて得られる各
受信信号は各周期TH1,TH2,TH3およびTV1,TV2
よびTV3において図9(b)のように、HG画面および
VG1,VG2およびVG3画面にそれぞれ上記と同様に
して表示される。なお、VG2画面の魚群像FA’はVG
1画面に表示される魚群の方位φC1の断面像を示し、ま
た魚群像FA”はVG1画面に表示される魚群の受信信号
を適宜のレベルでスライスして取出し、VG2画面に適
宜のカラーで参照用として重ね表示したものである。以
上のようにして全周の探知表示と、複数の方位の垂直探
知表示および同一方位にあって方位幅の異なる垂直探知
表示がリアルタイムで行われる。またHG,VG画面が
ともに従来と同様にしてスクロール表示される。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され作用する
から次のような効果を奏する。
【0020】従来のスキャニングソナーの全周用の送受
波器を変えることなく、また俯角方向を幅広く俯角走査
する専用機器を附加することなく、広い俯角幅で全周に
わたる3次元空間の探知ゾーンをリアルタイムで探知表
示するとともに、適宜選択する方位の広い俯角幅の探知
ゾーンをリアルタイムで探知表示し、送信周期ごとに新
しいHGおよびVG画面を共に終結する。
【0021】その結果、HG,VG画面を終結するため
に探知表示に要する時間は、探知俯角幅を40度とする
場合、従来のスキャニングソナーにより送信周期ごとに
俯角を5度ずつ9回切換えて探知表示するに要する時間
の約9分の1に短縮することができる。なお、HGおよ
びVG画面の掃引用の走査線の間隔は、表示距離で比較
すると従来のスキャニングソナーの約0.75mに対し
て約0.83mと約11%拡がるが一般の魚群探知等に
おいては実用上の支障はない。
【0022】また高周波スキャニングソナー等にあっ
て、方位走査周期を従来の4分の1に短縮し、かつH
G,VG画面の走査線の間隔を従来のスキャニングソナ
ーの2分の1とする場合は、俯角幅40度の垂直探知を
行う方位を8〜9方位に設定できるから、広い海域に散
在する魚群の垂直分布状況等の調査を短時間で行うこと
ができ、その効果は大きい。
【0023】以上のように複数の方位の広い俯角幅の3
次元空間全体がリアルタイムで探知されかつリアルタイ
ムでスクロール表示されて、送信周期ごとに画面が完結
されるから、厚みがあって浮沈の激しい魚群を高速で追
尾する場合も、魚群の深度、形状、密集度などの調査を
短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキャニングソナーの一実施例の構成
を示すブロック図。
【図2】(a),(b)はそれぞれ図1に示されるスキ
ャニングソナーによって探知される探知ゾーンと送信ビ
ームおよび受信ビームの形状を示す説明図である。
【図3】図2の探知ゾーンの探知画像を示す図である。
【図4】図1の実施例の受信ビームの指向性の形成と方
位走査と俯角走査をさせる各駆動信号の波形図、および
周期別に作成する受信ビームの名称を示す図である。
【図5】図1の実施例の走査器の構成を示すブロック図
である。
【図6】図1の実施例の俯角走査器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1の実施例の方位走査器および表示器の構成
を示すブロック図である。
【図8】受信ビームの切換雑音除去用の駆動信号の波形
図。
【図9】本発明の探知表示方法の他の実施例を示す図で
あって、(a)は複数の方位をそれぞれ垂直探知する受
信ビームの指向性の形成の説明図である。(b)は
(a)の各受信ビームによる探知画像の表示を示す図で
ある。(c)は(a)の各受信ビームの指向性の形成と
方位走査および俯角走査をさせる各駆動信号の波形図、
および周期別の受信信号の名称を示す図である。
【図10】(a)は従来のスキャニングソナーの構成を
示すブロック図である。(b)は(a)における送信ビ
ームおよび受信ビームの俯角を切換える駆動信号と送信
信号、および受信ビームを方位走査させる駆動信号の波
形図である。(c)は(a)における探知ゾーンおよび
送信ビームおよび受信ビームの形状を示す説明図であ
る。(d)は(a)における表示器に表示される探知画
像を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御器 2 送信器 3 送受波器 4 走査器 5 俯角走査器 6 方位走査器 7 表示器 TB 送信ビーム RB 受信ビーム ZH 探知ゾーン ZV 探知ゾーン HG 平面画面 VG 垂直画面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全周を探知するスキャニングソナーの探
    知表示方法において、 俯角方向に適宜に広く送信し、受信ビームを適宜の俯角
    で全周方位走査し、かつ適宜選択する方位において方位
    走査を中断し、方位走査を中断する時間において受信ビ
    ームを適宜の俯角幅俯角走査し、ラスタ表示する表示面
    に、前記全周方位走査時に得られる受信信号を全周の平
    面画像とする平面画面および前記俯角走査時に得られる
    受信信号を垂直画像とする垂直画面のうち少なくとも一
    方をリアルタイムで画像表示することを特徴とするスキ
    ャニングソナーの探知表示方法。
  2. 【請求項2】 円筒面上で円筒軸に沿って配置された複
    数の振動子からなる縦配列振動子を前記円筒面を平均的
    に覆うように複数列配置した送受波器を用いるスキャニ
    ングソナーにおいて、 広い俯角幅で、前記縦配列振動子が対面する全周を指向
    する送信ビームを送信する送信回路と、 送信ビームに対するエコーを受信する俯角走査器および
    方位走査器と、 所望の方位を指示方位として指示する方位指示手段と、 指示方位においては、適宜の方位幅を有し垂直方向に狭
    い第1の受信ビームを形成し、指示方位以外では水平方
    向に狭く垂直方向に広い第2の受信ビームを形成するビ
    ーム幅形成手段と、 俯角走査器および方位走査器を駆動して、方位指示手段
    が指示する指示方向以外では第2の受信ビームで探知さ
    せ、指示方向では方向走査を一時中断し、第1の受信ビ
    ームで俯角方向に探知させ、探知結果を表示器にリアル
    タイムで表示させる走査制御手段とを有することを特徴
    とするスキャニングソナー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105850A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Furuno Electric Co Ltd スキャニングソナー
JP2010145223A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Japan Radio Co Ltd スキャニングソナー装置および追尾方法
JP2016151460A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 いであ株式会社 水中探査解析方法
JP2017227564A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 古野電気株式会社 水中探知システム

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